JP3501278B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3501278B2
JP3501278B2 JP07210099A JP7210099A JP3501278B2 JP 3501278 B2 JP3501278 B2 JP 3501278B2 JP 07210099 A JP07210099 A JP 07210099A JP 7210099 A JP7210099 A JP 7210099A JP 3501278 B2 JP3501278 B2 JP 3501278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置には,アドレスが変化し
たときにだけパルスを発生させるATD(Addres
s Transition Detection)回路
を用い,そのパルスにより読み出し等の動作を行わせる
ものがある。ATD回路を用いた半導体記憶装置では,
アドレスに変化がないとき,すなわち,アクセスしてい
ないときには,ワード線が非選択になり,ビット線が所
定の電圧で安定している。そのため,消費電流の低減化
を図れるという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,ビット線を
プルアップさせるプリチャージ回路は,ソースが電源電
圧に接続され,ドレインがビット線に接続されたNチャ
ネルMOSトランジスタ(以下「NMOS」と称す
る。)あるいはPチャネルMOSトランジスタ(以下
「PMOS」と称する。)からなる。ビット線は通常の
読み出しレベルとして,例えば2.3V程度に安定して
いることが好ましいが,長時間アドレスに変化がないと
き,すなわち,アクセスしていない状態が続くと,NM
OS(あるいはPMOS)のオフリーク電流により,ビ
ット線が電源電圧レベル(3.3V)にまで上昇してし
まう。その結果,図10に示したように,アクセスの間
隔が異なることによりアクセスタイムが変動するという
問題点があった。
【0004】本発明は,従来の半導体記憶装置が有する
上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的
は,アクセスタイムの変動を防止し,アクセスタイムの
短縮化を図ることの可能な,新規かつ改良された半導体
記憶装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明によれば,半導体記憶装置において,プリチ
ャージ回路のオフリーク電流により上昇したビット線の
電位を所定の電位に初期化するビット線レベル固定回路
を含むことを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
なお,所定の電位は,メモリセルの保持内容を壊さない
電位以上の電位であることが好ましい。
【0006】かかる構成によれば,ビット線の電位を初
期化することにより,ビット線の電位の上昇により生ず
るアクセスタイムの遅延を防止することが可能である。
【0007】ビット線レベル固定回路を制御する第1の
手段としては,アドレスが変化したときのみパルス信号
を発生させるATD回路を含み,ビット線レベル固定回
路は,パルス信号が入力されることにより,ビット線の
レベルを所定の電位に初期化する構成とすることができ
る。
【0008】かかる構成によれば,読み出しごとにビッ
ト線の電位を初期化するので,アクセスタイムの変動を
防止し,アクセスの高速化を図ることが可能である。
【0009】ビット線レベル固定回路を制御する第2の
手段としては,アドレスが変化したときのみパルス信号
を発生させるATD回路と,計時手段とを含み,計時手
段による計時はパルス信号によりリセットされ,計時手
段は,リセット後の所定時間経過後にビット線レベル固
定回路にアクセスし,ビット線レベル固定回路は,計測
手段のアクセスにより,ビット線の電位を所定の電位に
初期化する構成とすることができる。
【0010】かかる構成によれば,ビット線レベル固定
回路を時間により制御し,アクセス間隔が長いときだけ
にのみビット線レベル固定回路を動作させるので,高速
に動作する装置に対しても内部タイミングを考慮するこ
となく制御可能である。さらに,消費電力の低減化を図
ることが可能である。
【0011】ビット線レベル固定回路を制御する第3の
手段としては,ビット線の電位を検知する電位検知回路
を含み,電位検知回路は,ビット線が所定の電位以上に
上昇することによりビット線レベル固定回路にアクセス
し,ビット線レベル固定回路は,電位検知回路のアクセ
スにより,ビット線の電位を所定の電位に初期化する構
成とすることができる。なお,電位検知回路は,所定の
電位の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と,基準電
圧とビット線の電位とを比較する比較手段とを含むよう
に構成してもよい。
【0012】かかる構成によれば,ビット線レベル固定
回路をビット線の電位により制御し,ビット線の電位が
所定の電位以上に上昇した場合にのみビット線レベル固
定回路を動作させるので,制御タイミングの制約がな
く,容易に制御可能である。
【0013】さらに好ましくは,電位検知回路は,所定
の電位がしきい値電圧として設定されたインバータを含
むように構成される。かかる構成によれば,基準電圧発
生手段を備える必要がないので,さらに回路構成を簡略
化することができる。
【0014】また,別の観点によれば,ビット線レベル
固定回路は,ドレイン及びゲートがビット線に接続さ
れ,ソースが抵抗を介して接地されたNチャネルMOS
トランジスタを含むように構成してもよい。かかる構成
によれば,ソースに抵抗を付し,基板バイアス効果によ
り所定の電位でオンするように設定できるので,ビット
線の電位を検知する機能をビット線レベル固定回路に持
たせることができる。従って,一層回路構成を簡略化す
ることが可能である。
【0015】 〔発明の詳細な説明〕以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる半導体記憶装置の好適な実施の形態につ
いて詳細に説明する。なお,本明細書及び図面におい
て,実質的に同一の機能構成を有する構成要素について
は,同一の符号を付することにより重複説明を省略す
る。
【0016】(第1の実施の形態)第1の実施の形態に
かかる半導体記憶装置100を,図1を参照しながら説
明する。半導体記憶装置100は,図1に示したよう
に,プリチャージ回路140のオフリーク電流により上
昇したビット線の電位を所定の電位に初期化するための
ビット線レベル固定回路110(あるいは115)を備
えたことを特徴としている。
【0017】半導体記憶装置100は,図1に示したよ
うに,アドレスが変化したときのみパルス信号ATDO
を発生させるATD回路120と,メモリセルを選択す
るためのデコーダ130と,ビット線をプルアップさせ
るためのプリチャージ回路140とを備えている。AT
D回路120が発生するパルス信号ATDOは,デコー
ダ130に入力されるとともに,ビット線レベル固定回
路110(あるいは115)に入力される。
【0018】ビット線レベル固定回路110は,図2
(A)に示したように,ゲートが電源電圧に接続され,
ソースが接地されたNMOSN1,N2と,ドレインが
ビット線(+)に接続され,ソースがNMOSN1のド
レインに接続されたNMOSN3と,ドレインがビット
線(−)に接続され,ソースがNMOSN2のドレイン
に接続されたNMOSN4とを備えている。NMOSN
3,N4のゲートはパルス信号ATDOに接続されてい
る。ATD回路120よりハイレベルのパルス信号AT
DOが発生すると,NMOSN3,N4がオンし,ビッ
ト線(+),ビット線(−)はローレベルに引かれる。
【0019】図2(A)に示したビット線レベル固定回
路110では,NMOSN1,N2のソースを接地し,
ビット線がローレベルに引かれる構成としている。しか
し,ビット線をローレベルにまで引くと,メモリセルの
保持内容,すなわちデータを壊しかねない。そこで,ビ
ット線レベル固定回路を改良し,図2(B)に示したビ
ット線レベル固定回路115を用いることもできる。
【0020】ビット線レベル固定回路115は,図2
(B)に示したように,ビット線レベル固定回路110
に,さらに,ゲートがパルス信号ATDOの反転信号に
接続され,ソースが電源電圧に接続されたPチャネルM
OSトランジスタ(以下「PMOS」と称する。)P
1,P2を備えている。NMOSN3のソースは,NM
OSN1のドレインに接続されるとともに,PMOSP
1のドレインに接続されている。同様に,NMOSN4
のソースは,NMOSN2のドレインに接続されるとと
もに,PMOSP1のドレインに接続されている。
【0021】かかる構成からなるビット線レベル固定回
路115では,ATD回路120よりハイレベルのパル
ス信号ATDOが発生すると,NMOSN3,N4がオ
ンするとともに,PMOSP1,P2がオンする。この
ため,ビット線の電位を必要以上に引き過ぎることがな
く,メモリセルの保持内容を壊さない電位以上の電位に
初期化することができるという効果がある。
【0022】上述のビット線レベル固定回路110(あ
るいは115)を用いた半導体記憶装置100の動作
を,図3に示したタイミングチャートを参照しながら説
明する。
【0023】メモリセルにアクセスすると,ビット線レ
ベル固定回路110(あるいは115)は,ATD回路
120から出力されるパルス信号ATDOにより,ビッ
ト線の電位を初期化し,電圧レベルを通常のアクセスレ
ベル,例えば2.3V程度に下げる。そして,デコーダ
130により生じる遅延の後にメモリセルのワード線が
オンになり,所望のメモリセルのデータを読み出す。
【0024】上述のように構成され動作する半導体記憶
装置100によれば,プリチャージ回路140のオフリ
ーク電流により上昇したビット線の電位を,アクセス直
前に通常のアクセスレベル,例えば2.3V程度に戻せ
る。このため,アクセスタイムの変動を防止し,長時間
アクセスしない場合であっても,アクセスタイムの短縮
化が図れる。
【0025】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
かかる半導体記憶装置200を,図4を参照しながら説
明する。半導体記憶装置200は,図4に示したよう
に,第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置100の
ATD回路120とビット線レベル固定回路110(あ
るいは115)との間に時間計測手段たるタイマー回路
250をさらに備えている。なお,半導体記憶装置20
0の他の構成要素については,上記半導体記憶装置10
0の構成要素と実質的に同一であるため,その詳細な説
明を省略する。
【0026】タイマー回路250は,計時の基準信号を
発生する発信器(リングオシレータ)252と,発信器
252が発生する基準信号をカウントするバイナリアッ
プカウンタ255とにより構成されている。なお,タイ
マー回路250は,時間を計測しうる手段であればどの
ような構成であってもよく,図4に示した構成に限定さ
れるものではない。
【0027】上記第1の実施の形態にかかる半導体記憶
装置100では,1アクセス内に必ずビット線レベル固
定回路110(あるいは115)にアクセスして,ビッ
ト線を初期化する方式であった。本実施の形態にかかる
半導体記憶装置200は,上記構成からなるタイマー回
路250を内蔵しており,所定時間アクセスがないこと
を判断してビット線を初期化するものである。すなわ
ち,ビット線レベル固定回路110(あるいは115)
を時間で制御している。
【0028】まず,アドレスが変化したとき,ATD回
路120が出力するパルス信号ATDOによりバイナリ
アップカウンタ255をリセットする。その後,発振器
252から出力する基準信号をバイナリアップカウンタ
255でカウントアップする。バイナリアップカウンタ
255は,ATD回路120から出力されるパルス信号
ATDOによってリセットされるまではカウントアップ
し続け,カウント値が所定の計測値になったときは,ビ
ット線レベル固定回路110(あるいは115)にアク
セスする。ビットレベル固定回路110(あるいは11
5)は,タイマー回路250のアクセスによりビット線
の電位を所定の電位に初期化する。
【0029】バイナリアップカウンタ255に設定され
る所定の計測値は,例えば,アクセスタイムに影響を与
えるビット線の電位の基準を決定し,ビット線がその基
準の電位に達するまでの時間を予め調べておくことで設
定することができる。
【0030】上記第1の実施の形態では,パルス信号A
TDOにより直接ビット線レベル固定回路にアクセス
し,アクセスのたびごとにビット線を初期化する方式で
あった。本実施の形態によれば,アクセス間隔だけが長
いときだけ,ビット線レベル固定回路にアクセスしてビ
ット線を初期化する方式なので,非常に高速に動作する
半導体記憶装置に対しても装置内部のタイミングを考慮
する必要がない。
【0031】さらに,ビット線レベルの上昇いかんにか
かわらず読み出しごとにビット線を初期化する第1の実
施の形態に比べ,消費電流を抑えることが可能である。
【0032】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
かかる半導体記憶装置300を,図5を参照しながら説
明する。半導体記憶装置300は,図5に示したよう
に,第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置100
に,ビット線の電位を検知する電位検知回路350をさ
らに備えている。なお,半導体記憶装置300の他の構
成要素については,上記半導体記憶装置100の構成要
素と実質的に同一であるため,その詳細な説明を省略す
る。
【0033】電位検知回路350は,ビット線レベルの
基準となる電位電圧を発生する基準電圧発生回路355
と,基準電圧とビット線レベルとを比較する比較手段と
してのコンパレータC1,C2及びOR素子OR1とに
より構成されている。基準電圧発生回路355は,電源
(VDDレベル)と,接地端子との間に,抵抗R1,R
2を備え,抵抗R1,R2の間のノードAの電位を(R
2×VDD)/(R1+R2)に固定している。このよ
うに,基準となる電位は,抵抗R1,R2の抵抗値によ
り調整が可能となっている。
【0034】電位検知回路350がビット線レベル固定
回路110(あるいは115)にアクセスするときの目
安となる基準電位は,通常のアクセスタイムよりも所定
の遅延が生じる電位,例えば通常のアクセスタイムより
も1.2倍以上の遅延が生じる電位に設定しておく。
【0035】ノードAは,コンパレータC1,C2の
(−)端子にそれぞれ接続されており,コンパレータC
1,C2の(+)端子には,ビット線(+),ビット線
(−)がそれぞれ接続されている。コンパレータC1,
C2の出力は,2入力ORゲートOR1の入力にそれぞ
れ接続されている。
【0036】上記構成からなる電位検知回路350は,
ビット線(+),ビット線(−)のいずれかがプリチャ
ージ回路140のオフリーク電流により所定の電位に設
定されたノードAの電位以上に上昇したことを検知し,
ビット線レベル固定回路110(あるいは115)にア
クセスする。ビット線レベル固定回路110(あるいは
115)は,電位検知回路350のアクセスにより,ビ
ット線のレベルを所定の電位に初期化する。
【0037】上記第1及び第2の実施の形態では,アク
セス間隔に着目してビット線電位の初期化を行っていた
が,本実施の形態では,ビット線電位のみに着目してい
る。すなわち,ビット線の電位により,ビット線レベル
固定回路を制御する。そのため,制御タイミングの制約
がなく,比較的容易な構成により実現できるという効果
がある。
【0038】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
かかる半導体記憶装置400を,図6を参照しながら説
明する。なお,半導体記憶装置400は,上記第3の実
施の形態にかかる半導体記憶装置300を改良したもの
であり,電位検知回路を図6に示した電位検知回路45
0に置き換えたものである。なお,半導体記憶装置40
0の他の構成要素については,上記半導体記憶装置30
0の構成要素と実質的に同一であるため,その詳細な説
明を省略する。
【0039】電位検知回路450は,ビット線(+),
ビット線(−)にそれぞれ接続されるインバータI1,
I2と,インバータI1,I2の出力を入力とする2入
力OR素子OR1とにより構成されている。プリチャー
ジ回路140のオフリーク電流により,ビット線
(+),ビット線(−)が所定の電位以上に上昇するこ
とでインバータI1,I2のしきい値を超えると,2入
力OR素子OR1につながる入力がハイレベルになる。
2入力OR素子OR1につながる入力のいずれかがハイ
レベルになることで,2入力OR素子OR1の出力はハ
イレベルになる。ビット線レベル固定回路110(ある
いは115)は,2入力OR素子OR1がハイレベルに
なることで,ビット線の電位を所定の電位に初期化す
る。
【0040】かかる構成からなる電位検知回路450を
備えた半導体記憶装置400によれば,インバータI
1,I2のしきい値の調整により,ビット線が所定の電
位より電位上昇している場合に,ビット線レベル固定回
路110(あるいは115)を動作させることができ
る。
【0041】さらに,上記第3の実施の形態にかかる半
導体記憶装置300より簡単な構成で,同様の効果を実
現することが可能である。
【0042】(第5の実施の形態)第5の実施の形態に
かかる半導体記憶装置500を,図7を参照しながら説
明する。なお,半導体記憶装置500は,上記第4の実
施の形態にかかる半導体記憶装置400を改良したもの
であり,ビット線をモニタするところをNMOSに置き
換えている。そして,NMOSのソースを接地したこと
で,ビット線の電位を所定の電位に初期化するビット線
レベル固定回路としての役割をも有する。なお,図7に
おいては,デコーダ,ATD回路等は省略している。
【0043】ビット線レベル固定回路510は,図7に
示したように,ビット線(+)側にNMOSN5と抵抗
R1とを備え,ビット線(−)側にNMOSN6と抵抗
R2とを備えている。NMOSN5のソースは抵抗R1
を介して接地され,ドレイン及びゲートはビット線
(+)に接続されている。同様に,NMOSN6のソー
スは抵抗R2を介して接地され,ドレイン及びゲートは
ビット線(−)に接続されている。
【0044】NMOSN1,N2は,基板バイアス効果
を利用し,所定の電圧,例えば3vでオンとなるように
している。この所定の電圧はNMOSN1,N2のソー
スに接続された抵抗R1,R2により調整することが可
能である。
【0045】ビット線レベル固定回路510にNMOS
N5,N6を用いることで,ビット線の電位がNMOS
N5,N6のゲートのスイッチとなり,ビット線が所定
の電圧を超えたかどうかを判定する。そして,NMOS
N5,N6のソースを接地したことで,電位を検知する
と同時にビット線を初期化する。
【0046】上記構成からなる半導体記憶装置500に
よれば,NMOSの基板バイアス効果を利用して,ビッ
ト線レベル固定回路510に電位検知機能を持たせたの
で,より簡単な回路構成とすることができる。
【0047】(第6の実施の形態)上述した第1〜第5
の実施の形態では,アドレスに変化がなかった場合にお
こるオフリーク電流によるビット線の電位の上昇に対し
ての対策であったが,パワーダウンモードをもつ半導体
記憶装置のパワーダウンからの復帰後のチップイネーブ
ル時にも,図8に示したように,オフリーク電流による
ビット線の電位の上昇が起こる。そこで,パワーダウン
モードをもつ半導体記憶装置に,上記実施の形態のいず
れかの回路を内蔵させることにより,ビット線の電位を
所定の電位に初期化することが可能である。
【0048】一例として,パワーダウンモードをもつ半
導体記憶装置600を,図9を参照しながら説明する。
半導体記憶装置600は,上記第5の実施の形態にかか
る半導体記憶装置500のビット線レベル固定回路51
0を他のビット線レベル固定回路610に置き換えたも
のである。
【0049】ビット線レベル固定回路610は,図9に
示したように,ビット線(+)側にNMOSN7を備
え,ビット線(−)側にNMOSN8を備えている。N
MOSN7のソースは接地され,ドレインはビット線
(+)に接続されている。そして,ゲートはパワーダウ
ンモード制御信号CENが接続されており,パワーダウ
ン時には,パワーダウンモード制御信号CENがハイレ
ベルとなって,NMOSN7はオンする。同様に,NM
OSN8のソースは接地され,ドレインはビット線
(−)に接続され,ゲートはパワーダウンモード制御信
号CENが接続されている。
【0050】ビット線レベル固定回路610にNMOS
N7,N8を用い,パワーダウンモード制御信号CEN
がNMOSN7,N8のスイッチとなることで,パワー
ダウン時のビット線の電位の上昇を初期化することがで
きる。従って,チップイネーブル時のアクセスタイムの
変動を抑えることが可能である。
【0051】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる半導体記憶装置の好適な実施形態について説明した
が,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれ
ば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に
おいて各種の変更例または修正例に想到し得ることは明
らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0052】例えば,第1の実施の形態では,ビット線
レベル固定回路は,ATD回路が出力するパルス信号が
入力されることにより,ビット線のレベルを所定の電位
に初期化する場合の一例につき説明したが,本発明はこ
れに限定されない。ATD回路を持たない半導体記憶装
置の場合であっても,時間に応じてあるいはビット線レ
ベルに応じてビット線レベル固定回路を制御する制御手
段を備えることで,同様に本発明は適用可能である。
【0053】同様に,第2〜第4の実施の形態において
も,ATD回路を備えた半導体記憶装置について説明し
たが,本発明は,必ずしもATD回路を備えた半導体記
憶装置に限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
以下のような優れた効果を奏する。
【0055】ビット線の電位を初期化することにより,
ビット線の電位の上昇により生ずるアクセスタイムの遅
延を防止することが可能である。
【0056】読み出しごとにビット線の電位を初期化す
るので,アクセスタイムの変動を防止し,アクセスの高
速化を図ることが可能である。
【0057】ビット線レベル固定回路を時間により制御
し,アクセス間隔が長いときだけにのみビット線レベル
固定回路を動作させるので,高速に動作する装置に対し
ても内部タイミングを考慮することなく制御可能であ
る。さらに,消費電力の低減化を図ることが可能であ
る。
【0058】ビット線レベル固定回路をビット線の電位
により制御し,ビット線の電位が所定の電位以上に上昇
した場合にのみビット線レベル固定回路を動作させるの
で,制御タイミングの制約がなく,容易に制御可能であ
る。
【0059】基準電圧発生手段を備える必要がないの
で,さらに回路構成を簡略化することができる。
【0060】ビット線の電位を検知する機能をビット線
レベル固定回路に持たせることができるので,一層回路
構成を簡略化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図2】ビット線レベル固定回路の説明図である。
【図3】図1の半導体記憶装置のタイミングチャートで
ある。
【図4】第2の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図5】第3の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図6】第4の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図7】第5の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図8】パワーダウンモードを持つ半導体記憶装置のタ
イミングチャートである。
【図9】第6の実施の形態にかかる半導体記憶装置の説
明図である。
【図10】オフリーク電流によるビット線レベルのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600 半
導体記憶装置 110,115,510,610 ビット線レベル固定
回路 120 ATD回路 130 デコーダ 140 プリチャージ回路 160 メモリセル 250 タイマー回路 350,450 電位検知回路 ATDO パルス信号

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置において,アドレスが変化したときのみパルス信号を発生させるA
    TD回路と, 前記パルス信号が入力されることにより, プリチャージ
    回路のオフリーク電流により上昇したビット線の電位を
    所定の電位に初期化するビット線レベル固定回路と,
    含むことを特徴とする,半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体記憶装置において, アドレスが変化したときのみパルス信号を発生させるA
    TD回路と, 計時手段と, 前記計時手段のアクセスにより,プリチャージ回路のオ
    フリーク電流により上昇したビット線の電位を所定の電
    位に初期化するビット線レベル固定回路と,を含み, 前記計時手段による計時は前記パルス信号によりリセッ
    トされ, 前記計時手段は,リセット後の所定時間経過後に前記ビ
    ット線レベル固定回路にアクセスすることを特徴とす
    る,半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体記憶装置において, ビット線の電位を検知する電位検知回路と, 前記電位検知回路のアクセスにより,プリチャージ回路
    のオフリーク電流により上昇したビット線の電位を所定
    の電位に初期化するビット線レベル固定回路と,を含
    み, 前記電位検知回路は,前記ビット線が所定の電位以上に
    上昇することにより前記ビット線レベル固定回路にアク
    セスすることを特徴とする,半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電位検知回路は,前記所定の電位の
    基準電圧を発生する基準電圧発生回路と,前記基準電圧
    と前記ビット線の電位とを比較する比較手段とを含むこ
    とを特徴とする,請求項に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記電位検知回路は,前記所定の電位が
    しきい値電圧として設定されたインバータを含むことを
    特徴とする,請求項に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の電位は,メモリセルの保持内
    容を壊さない電位以上の電位であることを特徴とする,
    請求項1〜5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ビット線レベル固定回路は,ドレイ
    ン及びゲートが前記ビット線に接続され,ソースが抵抗
    を介して接地されたNチャネルMOSトランジスタを含
    むことを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の
    半導体記憶装置。
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