JP3500563B2 - 情報通信機用アダプタの電源警告表示装置 - Google Patents
情報通信機用アダプタの電源警告表示装置Info
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- JP3500563B2 JP3500563B2 JP33947797A JP33947797A JP3500563B2 JP 3500563 B2 JP3500563 B2 JP 3500563B2 JP 33947797 A JP33947797 A JP 33947797A JP 33947797 A JP33947797 A JP 33947797A JP 3500563 B2 JP3500563 B2 JP 3500563B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機やP
HS電話機などの携帯型情報通信機に装着し、この情報
通信機によって送受話信号と共に画像・映像信号を送受
信するためのアダプタの電源警告表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】携帯型情報通信機である携帯電話機やP
HS電話機は送受話専用機であるため、画像・映像信号
を送受信することができないが、今日では、パソコンや
デジタルカメラから画像・映像信号を携帯型電話機に入
力し、この電話機により画像・映像信号を送受信する通
信システムが開発されている。 【0003】また、撮像機能と画像・映像信号の処理機
能とを備えたアダプタを携帯型電話機に装着し、アダプ
タと電話機の間で画像・映像信号を直接授受させ、画像
・映像信号を電話機によって送信し、また、受信し、携
帯型電話機相互間で画像・映像信号を送受信できるよう
にしたアダプタ付の電話機が開発されている。このよう
な電話機は、受信した画像・映像を表示し、また、送信
する画像・映像をモニタできる表示装置を備えている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】画像・映像信号を送受
信するための上記したアダプタは、撮像素子の他に撮像
回路や撮像信号を圧縮、伸長、変復調などの処理をする
信号処理回路を備えているため、これら各回路によって
消費される電力量が多くなることから、電話機電源を共
用することができない。このことから、このアダプタに
は電話機電源とは別電源とした数本の乾電池が備えられ
ている。 【0005】ところが、アダプタの電源電池の消費量が
確認できないために、画像・映像の送受信中に電源電力
の不足によりアダプタが突然動作不能となったり、ま
た、画像・映像信号を送信しようとするときに電源電力
がなく撮影することができない等の問題が生ずる。な
お、表示部を有する携帯型の電話機はこの表示部に電源
電池の電力残量を表示させる電源量表示機能を備えてい
るものが多く、この種の電話機は上記したアダプタのよ
うな問題はない。 【0006】本発明は上記した実情にかんがみ、アダプ
タの電源電池が予定以上に消費されたとき、アダプタの
電源警告表示を情報通信機の表示部に表示させ、電源電
力の不足によってアダプタが動作不能となる前に予め確
認できるようにした情報通信機用アダプタの電源警告表
示装置を提案することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、文字や映像などの表示部に電源の消費
状態を表示する表示機能を有する携帯電話機等の携帯型
の情報通信機に装着し、情報通信機の電源電池とは別の
電源電池を備えて画像・映像信号を情報通信機との間で
送受信するアダプタのための電源警告表示装置に関す
る。 【0008】 そして、この電源警告表示装置は、平板
状の操作部と、その操作部の一端側に設けたコネクタと
を備え、アダプタには、前記操作部の両サイド部を嵌入
させて情報通信機に装着するガイドレ−ルと、前記操作
部の装着により前記コネクタと電気接続し画像・映像信
号を送受信するコネクタピンと、アダプタの電源電池電
圧を検出し、その電池電圧が所定値に降下することによ
り検出信号を出力する電圧検出手段とを設け、情報通信
機が前記検出信号を上記コネクタとコネクタピンを介し
て入力し表示部に警告表示させ、情報通信機の電力量表
示とは別にアダプタの電源警告を前記表示部に表示させ
る構成となっている。 【0009】 【作用】携帯型電話機等の情報通信機は電源電池の消費
状態を表示部に表示させる電源表示機能を備えているか
ら、その電源量表示によって情報通信機の電源消費状態
を確認することができる。 【0010】 そして、本発明の電源警告表示装置は、
アダプタのガイドレ−ルに情報通信機の操作部を嵌入さ
せ、アダプタを情報通信機に装着することにより、コネ
クタとコネクタピンとが電気接続し、アダプタと情報通
信機との送受信が可能になる。したがって、アダプタの
電源電池が消費され、その電池電圧が所定値まで降下す
ると、アダプタの電圧検出手段が出力する検出信号が情
報通信機に入力し、この検出信号にもとづいて情報通信
機の表示部が警告表示する。 【0011】つまり、情報通信機の表示部には、情報通
信機の電源量表示とは別にアダプタの電源消費の警告が
表示されることから、情報通信機の表示部の表示によっ
て、情報通信機とアダプタの電源消費状態を確認するこ
とができる。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は携帯型の電話機10と
画像・映像信号(以下、単に「映像信号」という)を送
受信するためのアダプタ30とを示す斜視図である。 【0013】電話機10は公知構成のもので、偏平化し
た箱状の本体部10aと平板状の操作部10bとを折り
畳み式に連結してあり、使用しないときは、操作部10
bを本体部10aに重ね合せるように折り畳み、使用す
るときは図示するように操作部10bを展開する。 【0014】この電話機10は文字や映像を映し出す液
晶表示機構を備え、その表示部11が本体部10aに設
けてある。また、この本体部10aには、受話スピ−カ
12、アンテナ13が、さらには、図面では省略してあ
る着信ランプ、呼出音スピ−カなどを備えている。 【0015】また、操作部11bには、電話ダイヤルと
してのテンキ−、ファンクションキ−、オンフックスイ
ッチなどの各々のキ−14の他に、マイクロホン15、
音量調節・機能選択キ−16、電源スイッチ17が備え
てある。さらに、この操作部10bの一端側には、パソ
コンやアダプタ等と電気接続して信号授受するためのコ
ネクタ(ピン受け)18が設けてある。 【0016】一方、アダプタ30は、薄型の長方形とな
っているアダプタ本体部30aの一側部に撮像部31を
備えると共に、アダプタ本体部30aの両側にはその長
手方向に沿って形成したガイドレ−ル32a、32bが
設けてある。 【0017】撮像部31は撮影レンズを備えた筒部31
aを有する回転筒31bから構成してある。つまり、回
転筒31bにはC−MOS撮像素子が内装してあり、撮
影レンズを通って入射した被写体像光がこの撮像素子に
よって電気変換され、その撮像信号がアダプタ本体部3
0aの信号処理回路に送られる。なお、被写体像光を電
気変換する撮像素子としては、C−MOS撮像素子の他
にCCD撮像素子などを使用してもよい。 【0018】また、この回転筒31bはアダプタ本体部
30aに一体形成した支持部33によって回動自在に支
持させてある。具体的には、回転筒31bをその筒軸を
中心にして回動操作することで、筒部31aを旋回させ
撮影方向を変える構成となっている。 【0019】ガイドレ−ル32a、32bは、電話機1
0が備える操作部10bのサイド部を嵌入させるように
して、アダプタ30を電話機10に装着させるもので、
操作部10bが最終位置まで嵌入されると、アダプタ3
0に設けたコネクタピンが操作部10bのコネクタ18
に突入し、アダプタ30が電話機10に電気接続され
る。 【0020】なお、アダプタ30には、撮像部31から
送られる撮像信号や電話機10が受信した映像信号を処
理する信号処理回路が備えてあり、この信号処理回路の
信号出入力端としてのコネクタピンが設けてある。この
コネクタピンは図面上では隠れているが、撮像部31側
となるアダプタ本体部30aに配設してある。 【0021】また、このアダプタ30には、電話機10
の電源に対し別途に設けた電源が備えてある。本実施形
態では2本の乾電池34、35を電源電池として装備し
ており、これら乾電池34、35を収納させる電池収納
部36がアダプタ本体部30aの平面部30bに凹状部
として設けてある。なお、このように設けた電池収納部
36は、収納された乾電池34、35の高さが平面部3
0bの面に対してほぼ同じ高さとなるように形成してあ
る。 【0022】また、電話機10にアダプタ30を装着し
て送受信する場合、表示部11の映像を見ながら送話
し、また、受話する関係上、電話機10を顔面から所定
距離だけ離すように手持ちして送受信する。そのため、
このアダプタ30には、電話機10との間で送受話信号
を授受するための回路端子手段としてジャック37が設
けてあり、マイク付のイヤホン(或いはヘッドホン)の
コ−ドの先端に設けたプラグを上記ジャック37に差し
込み電気接続する。 【0023】図2はアダプタ30を電話機10に装着さ
せた状態を示す。このようにアダプタ30を取付けるこ
とによって、撮像部31により撮影した被写体像が表示
部11に映し出され、その映像信号が送話信号と共に電
話機10によって送信することができ、また、相手から
送られた映像信号と受話信号とを受信し、受信した映像
信号に応じて表示部11に映し出される映像を見ながら
送受信することができる。なお、送信する映像が表示部
11の一方側過半部分に、受信した映像がその他方側過
半部分に各々映し出される。 【0024】また、このようにアダプタ30を電話機1
0に装着することによって、電話機10の操作部10b
がアダプタ30の平面部30b上に重ね合わさるように
なり、その操作部10bが電池収納部36の開放口を閉
塞する。このことから、電池収納部36に収納した乾電
池34、35の抜け出しが操作部10bによって防止さ
れる。 【0025】図3はアダプタ30を電話機10より取り
外した状態を示す。アダプタ自体を保管し、また、持ち
歩くような場合、コネクタピンが何等かの原因によって
折り曲げられたり、破損されるようなことがあるため、
ガイドレ−ル32a、32bに嵌入させてコネクタピン
を保護する保護カバ−50を備えることが好ましい。 【0026】この保護カバ−50は電話機10の操作部
10bとほぼ同じ大きさの形状となっているが、ただ、
嵌入先端側の両サイドに突出腕50a、50bが設けて
ある。つまり、保護カバ−50をガイドレ−ル32a、
32bに嵌入させて押し進めてアダプタ30に装着する
ことにより、アダプタ30のコネクタピンが上記の突出
腕50a、50b間に位置するようになる。 【0027】また、保護カバ−50をアダプタに装着す
ると、この保護カバ−50がアダプタ30の平面部30
bと重り合うことから、電池収納部36の開放口が保護
カバ−50によって閉塞される。この結果、アダプタ3
0のみを持ち運ぶような場合であっても、乾電池34、
35の抜け出しが保護カバ−50によって防止される。
なお、上記保護カバ−50はアダプタ30に嵌入させる
ことにより、その突起50cがアダプタ30の一部に係
止して着脱自在に抜け止めされる。 【0028】図4は電話機10とアダプタ30の電気回
路を簡略化して示したブロック図である。図示するよう
に、電話機10は電源電池(蓄電池)19によって信号
処理回路20などの各回路が給電されるようになってお
り、また、電源電池19の電池電圧が電圧検出回路21
によって検出され、その電圧検出信号が信号処理回路2
0に送られる。そして、信号処理回路20は電圧検出信
号の入力に応動し、電源電池19の消費状態を表示部1
1に電源量として表示させる。 【0029】また、アダプタ30は、撮影レンズ38を
通って入射する被写体像光をC−MOS撮像素子39に
よって電気変換させる撮像回路40や撮像信号を信号処
理して電話機10に送る信号処理回路41などの各回路
を電源電池34、35によって給電する構成としてあ
り、また、電源電池34、35の電池電圧を検出する電
圧検出回路42が設けてある。 【0030】この電圧検出回路42は、電源電池34、
35が所定レベルの電圧値まで降下したとき電圧検出信
号を出力する構成としてある。電圧検出回路42が出力
した電圧検出信号は信号処理回路41に送られ、この信
号処理回路41によって信号処理され、電源警告信号と
して電話機10の信号処理回路20に送られる。 【0031】電話機10の信号処理回路20はアダプタ
30より送られる電源警告信号にしたがって表示部11
を表示動作させ、この表示部11によってアダプタ30
の電源電池34、35が所定レベルの電圧値に降下し、
アダプタ動作に電力不足となっていること、または、電
力不足が近づいたことを電源警告として表示させる。 【0032】図5は表示部11に映し出される電話機1
0の電源量表示43とアダプタ30の電源警告表示44
との一例を示す。図5(a)は、電話機10の電源電池
19とアダプタ30の電源電池34、35とが共に充分
に電力量を蓄えている表示状態で、この場合には電話機
10の電源量表示43のみが表示される。 【0033】図5(b)は、電話機10の電源電池19
は未だ支障のない電力量を蓄えているが、アダプタ30
の電源電池34、35が所定レベルの電圧値まで降下
し、アダプタ30の動作に支障をきたす状態に近づいた
表示状態を示している。この場合には、電話機10につ
いては電源電池19の電源量表示43として図示するよ
うに電源残量を示すが、アダプタ30については電源警
告表示44を表示する。これより、アダプタ30の電源
電池34、35の交換をこの電源警告表示44によって
促す。 【0034】図5(c)は、電話機10とアダプタ30
が共に電源電力不足に近づいたときの表示状態を示す。
この電源量表示43と電源警告表示44によって電話機
10とアダプタ30について電源電池の交換が必要であ
ることを警告する。 【0035】図5に示した電源量表示43と電源警告表
示44は表示の一例を示したもので、表示部11は液晶
表示装置により構成することができるから、表示画、表
示位置などについては任意に変えることができる。た
だ、アダプタ30の電源警告表示は電話機10の電源量
表示に対して別の表示として判別できるようにする。 【0036】 【発明の効果】上記した通り、本発明に係る電源警告表
示装置は、情報通信機に装着したアダプタの電源の警告
表示が情報通信機の表示部に表示されることから、電話
中であってもアダプタの電源電池の交換時期を直ちに確
認することができる。この結果、電源電池が電力不足と
なりアダプタ動作が不意に停止してしまうようなことが
ない。 【0037】 また、本発明の電源警告表示装置はアダ
プタを情報通信機に装着させるだけで、アダプタの電源
警告表示を情報通信機の電源量表示と共に情報通信機の
表示部に表示させることができる他、アダプタには電源
警告表示部やそのための装置構成を設ける必要がなく、
アダプタの生産とロ−コスト化に有利な電源警告表示装
置となる。
HS電話機などの携帯型情報通信機に装着し、この情報
通信機によって送受話信号と共に画像・映像信号を送受
信するためのアダプタの電源警告表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】携帯型情報通信機である携帯電話機やP
HS電話機は送受話専用機であるため、画像・映像信号
を送受信することができないが、今日では、パソコンや
デジタルカメラから画像・映像信号を携帯型電話機に入
力し、この電話機により画像・映像信号を送受信する通
信システムが開発されている。 【0003】また、撮像機能と画像・映像信号の処理機
能とを備えたアダプタを携帯型電話機に装着し、アダプ
タと電話機の間で画像・映像信号を直接授受させ、画像
・映像信号を電話機によって送信し、また、受信し、携
帯型電話機相互間で画像・映像信号を送受信できるよう
にしたアダプタ付の電話機が開発されている。このよう
な電話機は、受信した画像・映像を表示し、また、送信
する画像・映像をモニタできる表示装置を備えている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】画像・映像信号を送受
信するための上記したアダプタは、撮像素子の他に撮像
回路や撮像信号を圧縮、伸長、変復調などの処理をする
信号処理回路を備えているため、これら各回路によって
消費される電力量が多くなることから、電話機電源を共
用することができない。このことから、このアダプタに
は電話機電源とは別電源とした数本の乾電池が備えられ
ている。 【0005】ところが、アダプタの電源電池の消費量が
確認できないために、画像・映像の送受信中に電源電力
の不足によりアダプタが突然動作不能となったり、ま
た、画像・映像信号を送信しようとするときに電源電力
がなく撮影することができない等の問題が生ずる。な
お、表示部を有する携帯型の電話機はこの表示部に電源
電池の電力残量を表示させる電源量表示機能を備えてい
るものが多く、この種の電話機は上記したアダプタのよ
うな問題はない。 【0006】本発明は上記した実情にかんがみ、アダプ
タの電源電池が予定以上に消費されたとき、アダプタの
電源警告表示を情報通信機の表示部に表示させ、電源電
力の不足によってアダプタが動作不能となる前に予め確
認できるようにした情報通信機用アダプタの電源警告表
示装置を提案することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、文字や映像などの表示部に電源の消費
状態を表示する表示機能を有する携帯電話機等の携帯型
の情報通信機に装着し、情報通信機の電源電池とは別の
電源電池を備えて画像・映像信号を情報通信機との間で
送受信するアダプタのための電源警告表示装置に関す
る。 【0008】 そして、この電源警告表示装置は、平板
状の操作部と、その操作部の一端側に設けたコネクタと
を備え、アダプタには、前記操作部の両サイド部を嵌入
させて情報通信機に装着するガイドレ−ルと、前記操作
部の装着により前記コネクタと電気接続し画像・映像信
号を送受信するコネクタピンと、アダプタの電源電池電
圧を検出し、その電池電圧が所定値に降下することによ
り検出信号を出力する電圧検出手段とを設け、情報通信
機が前記検出信号を上記コネクタとコネクタピンを介し
て入力し表示部に警告表示させ、情報通信機の電力量表
示とは別にアダプタの電源警告を前記表示部に表示させ
る構成となっている。 【0009】 【作用】携帯型電話機等の情報通信機は電源電池の消費
状態を表示部に表示させる電源表示機能を備えているか
ら、その電源量表示によって情報通信機の電源消費状態
を確認することができる。 【0010】 そして、本発明の電源警告表示装置は、
アダプタのガイドレ−ルに情報通信機の操作部を嵌入さ
せ、アダプタを情報通信機に装着することにより、コネ
クタとコネクタピンとが電気接続し、アダプタと情報通
信機との送受信が可能になる。したがって、アダプタの
電源電池が消費され、その電池電圧が所定値まで降下す
ると、アダプタの電圧検出手段が出力する検出信号が情
報通信機に入力し、この検出信号にもとづいて情報通信
機の表示部が警告表示する。 【0011】つまり、情報通信機の表示部には、情報通
信機の電源量表示とは別にアダプタの電源消費の警告が
表示されることから、情報通信機の表示部の表示によっ
て、情報通信機とアダプタの電源消費状態を確認するこ
とができる。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は携帯型の電話機10と
画像・映像信号(以下、単に「映像信号」という)を送
受信するためのアダプタ30とを示す斜視図である。 【0013】電話機10は公知構成のもので、偏平化し
た箱状の本体部10aと平板状の操作部10bとを折り
畳み式に連結してあり、使用しないときは、操作部10
bを本体部10aに重ね合せるように折り畳み、使用す
るときは図示するように操作部10bを展開する。 【0014】この電話機10は文字や映像を映し出す液
晶表示機構を備え、その表示部11が本体部10aに設
けてある。また、この本体部10aには、受話スピ−カ
12、アンテナ13が、さらには、図面では省略してあ
る着信ランプ、呼出音スピ−カなどを備えている。 【0015】また、操作部11bには、電話ダイヤルと
してのテンキ−、ファンクションキ−、オンフックスイ
ッチなどの各々のキ−14の他に、マイクロホン15、
音量調節・機能選択キ−16、電源スイッチ17が備え
てある。さらに、この操作部10bの一端側には、パソ
コンやアダプタ等と電気接続して信号授受するためのコ
ネクタ(ピン受け)18が設けてある。 【0016】一方、アダプタ30は、薄型の長方形とな
っているアダプタ本体部30aの一側部に撮像部31を
備えると共に、アダプタ本体部30aの両側にはその長
手方向に沿って形成したガイドレ−ル32a、32bが
設けてある。 【0017】撮像部31は撮影レンズを備えた筒部31
aを有する回転筒31bから構成してある。つまり、回
転筒31bにはC−MOS撮像素子が内装してあり、撮
影レンズを通って入射した被写体像光がこの撮像素子に
よって電気変換され、その撮像信号がアダプタ本体部3
0aの信号処理回路に送られる。なお、被写体像光を電
気変換する撮像素子としては、C−MOS撮像素子の他
にCCD撮像素子などを使用してもよい。 【0018】また、この回転筒31bはアダプタ本体部
30aに一体形成した支持部33によって回動自在に支
持させてある。具体的には、回転筒31bをその筒軸を
中心にして回動操作することで、筒部31aを旋回させ
撮影方向を変える構成となっている。 【0019】ガイドレ−ル32a、32bは、電話機1
0が備える操作部10bのサイド部を嵌入させるように
して、アダプタ30を電話機10に装着させるもので、
操作部10bが最終位置まで嵌入されると、アダプタ3
0に設けたコネクタピンが操作部10bのコネクタ18
に突入し、アダプタ30が電話機10に電気接続され
る。 【0020】なお、アダプタ30には、撮像部31から
送られる撮像信号や電話機10が受信した映像信号を処
理する信号処理回路が備えてあり、この信号処理回路の
信号出入力端としてのコネクタピンが設けてある。この
コネクタピンは図面上では隠れているが、撮像部31側
となるアダプタ本体部30aに配設してある。 【0021】また、このアダプタ30には、電話機10
の電源に対し別途に設けた電源が備えてある。本実施形
態では2本の乾電池34、35を電源電池として装備し
ており、これら乾電池34、35を収納させる電池収納
部36がアダプタ本体部30aの平面部30bに凹状部
として設けてある。なお、このように設けた電池収納部
36は、収納された乾電池34、35の高さが平面部3
0bの面に対してほぼ同じ高さとなるように形成してあ
る。 【0022】また、電話機10にアダプタ30を装着し
て送受信する場合、表示部11の映像を見ながら送話
し、また、受話する関係上、電話機10を顔面から所定
距離だけ離すように手持ちして送受信する。そのため、
このアダプタ30には、電話機10との間で送受話信号
を授受するための回路端子手段としてジャック37が設
けてあり、マイク付のイヤホン(或いはヘッドホン)の
コ−ドの先端に設けたプラグを上記ジャック37に差し
込み電気接続する。 【0023】図2はアダプタ30を電話機10に装着さ
せた状態を示す。このようにアダプタ30を取付けるこ
とによって、撮像部31により撮影した被写体像が表示
部11に映し出され、その映像信号が送話信号と共に電
話機10によって送信することができ、また、相手から
送られた映像信号と受話信号とを受信し、受信した映像
信号に応じて表示部11に映し出される映像を見ながら
送受信することができる。なお、送信する映像が表示部
11の一方側過半部分に、受信した映像がその他方側過
半部分に各々映し出される。 【0024】また、このようにアダプタ30を電話機1
0に装着することによって、電話機10の操作部10b
がアダプタ30の平面部30b上に重ね合わさるように
なり、その操作部10bが電池収納部36の開放口を閉
塞する。このことから、電池収納部36に収納した乾電
池34、35の抜け出しが操作部10bによって防止さ
れる。 【0025】図3はアダプタ30を電話機10より取り
外した状態を示す。アダプタ自体を保管し、また、持ち
歩くような場合、コネクタピンが何等かの原因によって
折り曲げられたり、破損されるようなことがあるため、
ガイドレ−ル32a、32bに嵌入させてコネクタピン
を保護する保護カバ−50を備えることが好ましい。 【0026】この保護カバ−50は電話機10の操作部
10bとほぼ同じ大きさの形状となっているが、ただ、
嵌入先端側の両サイドに突出腕50a、50bが設けて
ある。つまり、保護カバ−50をガイドレ−ル32a、
32bに嵌入させて押し進めてアダプタ30に装着する
ことにより、アダプタ30のコネクタピンが上記の突出
腕50a、50b間に位置するようになる。 【0027】また、保護カバ−50をアダプタに装着す
ると、この保護カバ−50がアダプタ30の平面部30
bと重り合うことから、電池収納部36の開放口が保護
カバ−50によって閉塞される。この結果、アダプタ3
0のみを持ち運ぶような場合であっても、乾電池34、
35の抜け出しが保護カバ−50によって防止される。
なお、上記保護カバ−50はアダプタ30に嵌入させる
ことにより、その突起50cがアダプタ30の一部に係
止して着脱自在に抜け止めされる。 【0028】図4は電話機10とアダプタ30の電気回
路を簡略化して示したブロック図である。図示するよう
に、電話機10は電源電池(蓄電池)19によって信号
処理回路20などの各回路が給電されるようになってお
り、また、電源電池19の電池電圧が電圧検出回路21
によって検出され、その電圧検出信号が信号処理回路2
0に送られる。そして、信号処理回路20は電圧検出信
号の入力に応動し、電源電池19の消費状態を表示部1
1に電源量として表示させる。 【0029】また、アダプタ30は、撮影レンズ38を
通って入射する被写体像光をC−MOS撮像素子39に
よって電気変換させる撮像回路40や撮像信号を信号処
理して電話機10に送る信号処理回路41などの各回路
を電源電池34、35によって給電する構成としてあ
り、また、電源電池34、35の電池電圧を検出する電
圧検出回路42が設けてある。 【0030】この電圧検出回路42は、電源電池34、
35が所定レベルの電圧値まで降下したとき電圧検出信
号を出力する構成としてある。電圧検出回路42が出力
した電圧検出信号は信号処理回路41に送られ、この信
号処理回路41によって信号処理され、電源警告信号と
して電話機10の信号処理回路20に送られる。 【0031】電話機10の信号処理回路20はアダプタ
30より送られる電源警告信号にしたがって表示部11
を表示動作させ、この表示部11によってアダプタ30
の電源電池34、35が所定レベルの電圧値に降下し、
アダプタ動作に電力不足となっていること、または、電
力不足が近づいたことを電源警告として表示させる。 【0032】図5は表示部11に映し出される電話機1
0の電源量表示43とアダプタ30の電源警告表示44
との一例を示す。図5(a)は、電話機10の電源電池
19とアダプタ30の電源電池34、35とが共に充分
に電力量を蓄えている表示状態で、この場合には電話機
10の電源量表示43のみが表示される。 【0033】図5(b)は、電話機10の電源電池19
は未だ支障のない電力量を蓄えているが、アダプタ30
の電源電池34、35が所定レベルの電圧値まで降下
し、アダプタ30の動作に支障をきたす状態に近づいた
表示状態を示している。この場合には、電話機10につ
いては電源電池19の電源量表示43として図示するよ
うに電源残量を示すが、アダプタ30については電源警
告表示44を表示する。これより、アダプタ30の電源
電池34、35の交換をこの電源警告表示44によって
促す。 【0034】図5(c)は、電話機10とアダプタ30
が共に電源電力不足に近づいたときの表示状態を示す。
この電源量表示43と電源警告表示44によって電話機
10とアダプタ30について電源電池の交換が必要であ
ることを警告する。 【0035】図5に示した電源量表示43と電源警告表
示44は表示の一例を示したもので、表示部11は液晶
表示装置により構成することができるから、表示画、表
示位置などについては任意に変えることができる。た
だ、アダプタ30の電源警告表示は電話機10の電源量
表示に対して別の表示として判別できるようにする。 【0036】 【発明の効果】上記した通り、本発明に係る電源警告表
示装置は、情報通信機に装着したアダプタの電源の警告
表示が情報通信機の表示部に表示されることから、電話
中であってもアダプタの電源電池の交換時期を直ちに確
認することができる。この結果、電源電池が電力不足と
なりアダプタ動作が不意に停止してしまうようなことが
ない。 【0037】 また、本発明の電源警告表示装置はアダ
プタを情報通信機に装着させるだけで、アダプタの電源
警告表示を情報通信機の電源量表示と共に情報通信機の
表示部に表示させることができる他、アダプタには電源
警告表示部やそのための装置構成を設ける必要がなく、
アダプタの生産とロ−コスト化に有利な電源警告表示装
置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯型電話機とアダプタとを示す斜視図であ
る。 【図2】電話機にアダプタを装着させた状態を示す斜視
図である。 【図3】電話機より取り外したアダプタと保護カバ−と
を示す斜視図である。 【図4】電話機とアダプタの電気回路を簡略化して示し
たブロック図である。 【図5】電話機の表示部に表示される電話機の電源量表
示とアダプタの電源警告表示との表示例を示す簡略図で
ある。 【符号の説明】 10 電話機 11 表示部 18 コネクタ 19 電源電池 21 電圧検出回路 30 アダプタ 31 撮像部 34、35 乾電池 42 電圧検出回路 43 電話機の電源量表示 44 アダプタの電源警告表示
る。 【図2】電話機にアダプタを装着させた状態を示す斜視
図である。 【図3】電話機より取り外したアダプタと保護カバ−と
を示す斜視図である。 【図4】電話機とアダプタの電気回路を簡略化して示し
たブロック図である。 【図5】電話機の表示部に表示される電話機の電源量表
示とアダプタの電源警告表示との表示例を示す簡略図で
ある。 【符号の説明】 10 電話機 11 表示部 18 コネクタ 19 電源電池 21 電圧検出回路 30 アダプタ 31 撮像部 34、35 乾電池 42 電圧検出回路 43 電話機の電源量表示 44 アダプタの電源警告表示
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02J 7/00 - 7/12
H02J 7/34 - 7/36
H04M 1/00
H04M 11/00 302
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 文字や映像などの表示部に電源の消費状
態を表示する表示機能を有する携帯電話機等の携帯型の
情報通信機に装着し、情報通信機の電源電池とは別の電
源電池を備えて画像・映像信号を情報通信機との間で送
受信するアダプタのための電源警告表示装置において、情報通信機には、平板状の操作部と、その操作部の一端
側に設けたコネクタとを備え、 アダプタには、前記操作部の両サイド部を嵌入させて情
報通信機に装着するガイドレ−ルと、前記操作部の装着
により前記コネクタと電気接続し画像・映像信号を送受
信するコネクタピンと、 アダプタの電源電池電圧を検出
し、その電池電圧が所定値に降下することにより検出信
号を出力する電圧検出手段とを設け、情報通信機が前記検出信号を上記コネクタとコネクタピ
ンを介して入力し表示部に警告表示させ、 情報通信機の
電力量表示とは別にアダプタの電源警告を前記表示部に
表示させる構成としたことを特徴とする情報通信機用ア
ダプタの電源警告表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33947797A JP3500563B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 情報通信機用アダプタの電源警告表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33947797A JP3500563B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 情報通信機用アダプタの電源警告表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164487A JPH11164487A (ja) | 1999-06-18 |
JP3500563B2 true JP3500563B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=18327848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33947797A Expired - Fee Related JP3500563B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 情報通信機用アダプタの電源警告表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3500563B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1093047A2 (en) * | 1999-10-12 | 2001-04-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Computer vision system adapted for digital personal assistant |
JP2001215944A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Kyocera Corp | 情報処理装置 |
JP4731765B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム |
JP4128542B2 (ja) * | 2004-04-16 | 2008-07-30 | オリンパス株式会社 | バッテリー監視システム |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP33947797A patent/JP3500563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164487A (ja) | 1999-06-18 |
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