JP3499822B2 - スリップ防止鉄蓋 - Google Patents
スリップ防止鉄蓋Info
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- JP3499822B2 JP3499822B2 JP2000369745A JP2000369745A JP3499822B2 JP 3499822 B2 JP3499822 B2 JP 3499822B2 JP 2000369745 A JP2000369745 A JP 2000369745A JP 2000369745 A JP2000369745 A JP 2000369745A JP 3499822 B2 JP3499822 B2 JP 3499822B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上下水道のマン
ホールや消火栓の蓋などに用いられる鉄蓋に関する。
ホールや消火栓の蓋などに用いられる鉄蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の表面に形成された開口部を覆う鉄
蓋には、上水道または下水道のマンホール蓋、消火栓の
蓋、都市ガスの設備を覆う蓋、電話線などの通信設備を
覆う蓋、雨水を逃がす通路を覆う蓋、側溝を覆う蓋など
種々のものがある。
蓋には、上水道または下水道のマンホール蓋、消火栓の
蓋、都市ガスの設備を覆う蓋、電話線などの通信設備を
覆う蓋、雨水を逃がす通路を覆う蓋、側溝を覆う蓋など
種々のものがある。
【0003】これらの鉄蓋は、アスファルトなどの道路
面に比べ車や人がスリップしやすい。特に雨の日などに
は、例えば車道に設けられた下水道のマンホール鉄蓋の
上にさしかかったオートバイが、急ブレーキをかけたは
ずみに、スリップして転倒事故を起こしたり、歩道に設
けられた消火栓の鉄蓋の上で、歩行者がスリップしたり
することがある。このため、鉄蓋の上表面には文字や模
様を表す凹凸を形成して、摩擦力を大きくし、スリップ
事故を防止するようにしている。
面に比べ車や人がスリップしやすい。特に雨の日などに
は、例えば車道に設けられた下水道のマンホール鉄蓋の
上にさしかかったオートバイが、急ブレーキをかけたは
ずみに、スリップして転倒事故を起こしたり、歩道に設
けられた消火栓の鉄蓋の上で、歩行者がスリップしたり
することがある。このため、鉄蓋の上表面には文字や模
様を表す凹凸を形成して、摩擦力を大きくし、スリップ
事故を防止するようにしている。
【0004】しかし、鉄蓋に形成される凹凸をあまり深
く、細かいものにすることはデザイン上の制限もあって
困難である。したがって、車両等の重量物が通過するこ
とによって発生するによる摩耗によって、凹凸部が徐徐
に平滑化され摩擦力が低下し、大きな摩擦力を得ること
ができないために、スリップ事故を十分には防止出来な
いという問題もある。
く、細かいものにすることはデザイン上の制限もあって
困難である。したがって、車両等の重量物が通過するこ
とによって発生するによる摩耗によって、凹凸部が徐徐
に平滑化され摩擦力が低下し、大きな摩擦力を得ること
ができないために、スリップ事故を十分には防止出来な
いという問題もある。
【0005】このような鉄蓋のスリップによる事故を軽
減させるスリップ防止鉄蓋としては、特開平10−25
2088号公報に開示されたものがある。このスリップ
防止鉄蓋は、道路の表面に形成された開口部を覆う鉄蓋
において、上表面に、0.5mmから5mmの粒径を有
する硬質骨材が、バインダー材により固定されているも
のである。また、 前記鉄蓋は、上表面に凹凸の模様形
態を有し、前記硬質骨材は着色されたものであり、凹凸
の凹部に着色された硬質骨材を配置することで、化粧鉄
蓋としたものである。
減させるスリップ防止鉄蓋としては、特開平10−25
2088号公報に開示されたものがある。このスリップ
防止鉄蓋は、道路の表面に形成された開口部を覆う鉄蓋
において、上表面に、0.5mmから5mmの粒径を有
する硬質骨材が、バインダー材により固定されているも
のである。また、 前記鉄蓋は、上表面に凹凸の模様形
態を有し、前記硬質骨材は着色されたものであり、凹凸
の凹部に着色された硬質骨材を配置することで、化粧鉄
蓋としたものである。
【0006】また、前記硬質骨材は、鉱石またはセラミ
ック粒子であり、バインダー材は鉄蓋と接着性の良い樹
脂であり、硬質骨材がバインダー材と混合された状態で
固定がなされているか、または、硬質骨材がバインダー
材の上表面に中ほどまで埋め込まれて固定がなされてい
るものである。また、前記硬質骨材の先端の平均位置
は、凹凸の模様の凸部表面から最大約2mm低い位置と
するものである。
ック粒子であり、バインダー材は鉄蓋と接着性の良い樹
脂であり、硬質骨材がバインダー材と混合された状態で
固定がなされているか、または、硬質骨材がバインダー
材の上表面に中ほどまで埋め込まれて固定がなされてい
るものである。また、前記硬質骨材の先端の平均位置
は、凹凸の模様の凸部表面から最大約2mm低い位置と
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平10−252088号公報に開示されたスリッ
プ防止鉄蓋には、次のような問題点がある。 (1)鉄蓋を鋳造するための専用の鋳型が必要であるの
で、製造コストが高くなるとともに、納期が長くなる、 (2)鉄蓋上表面の凹凸による模様が目立ちにくい。 (3)バインダ−が樹脂系のものは耐久性に劣り、数年
で剥離または摩耗消失するため、スリプ防止効果が短期
間で低下する。
た特開平10−252088号公報に開示されたスリッ
プ防止鉄蓋には、次のような問題点がある。 (1)鉄蓋を鋳造するための専用の鋳型が必要であるの
で、製造コストが高くなるとともに、納期が長くなる、 (2)鉄蓋上表面の凹凸による模様が目立ちにくい。 (3)バインダ−が樹脂系のものは耐久性に劣り、数年
で剥離または摩耗消失するため、スリプ防止効果が短期
間で低下する。
【0008】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解決するためになされたものであり、特別な鋳型を
必要とせずに、スリップを十分に防ぐことのできるスリ
ップ防止鉄蓋を提供することを目的としている。
点を解決するためになされたものであり、特別な鋳型を
必要とせずに、スリップを十分に防ぐことのできるスリ
ップ防止鉄蓋を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスリップ
防止鉄蓋は、道路の表面に形成された開口部を覆い、そ
の上表面には凹凸により景観用の絵柄模様を形成させた
鉄蓋において、上表面にセラミック粒子を分散させたア
ルミニュ−ムを溶射させたものである。
防止鉄蓋は、道路の表面に形成された開口部を覆い、そ
の上表面には凹凸により景観用の絵柄模様を形成させた
鉄蓋において、上表面にセラミック粒子を分散させたア
ルミニュ−ムを溶射させたものである。
【0010】また、前記セラミック粒子を分散させたア
ルミニュ−ム溶射に先立ち、亜鉛溶射を施すものであ
る。
ルミニュ−ム溶射に先立ち、亜鉛溶射を施すものであ
る。
【0011】また、セラミック粒子を分散させたアルミ
ニュ−ムを溶射した層の上に、電着塗装を施すものであ
る。
ニュ−ムを溶射した層の上に、電着塗装を施すものであ
る。
【0012】また、前記電着塗装後に、前記絵柄模様の
凹部に着色された樹脂を塗布するものである。
凹部に着色された樹脂を塗布するものである。
【0013】この発明に係るスリップ防止鉄蓋において
は、上表面にセラミック粒子を分散させたアルミニュ−
ムを溶射した層を形成させるので、セラミック粒子によ
り表面の粗度が大きくなり、雨天時においてもスリップ
が防止できる。
は、上表面にセラミック粒子を分散させたアルミニュ−
ムを溶射した層を形成させるので、セラミック粒子によ
り表面の粗度が大きくなり、雨天時においてもスリップ
が防止できる。
【0014】また、アルミニュ−ムを溶射してセラミッ
ク粒子を固定しているので、セラミック粒子の摩耗減量
が樹脂系接着材を使用している場合に比較して少なくな
り、長期間にわたってスリップが防止できる。
ク粒子を固定しているので、セラミック粒子の摩耗減量
が樹脂系接着材を使用している場合に比較して少なくな
り、長期間にわたってスリップが防止できる。
【0015】特に、アルミニュ−ム溶射に先立ち、亜鉛
溶射を施したものにおいては、耐食性の向上に加えて溶
射するアルミニュ−ムの密着性が高まり、さらに、長期
間のスリップ防止効果が期待できる。
溶射を施したものにおいては、耐食性の向上に加えて溶
射するアルミニュ−ムの密着性が高まり、さらに、長期
間のスリップ防止効果が期待できる。
【0016】また、アルミニュ−ム溶射層の上に電着塗
装を施すことにより、アルミニュ−ムの金属光沢を和ら
げて、鉄蓋の美観を向上させるとともに、アルミニュ−
ム溶射層に形成される表面から内部に向かう無数の空隙
を封じることができ、耐食性を一層向上させることがで
きる。
装を施すことにより、アルミニュ−ムの金属光沢を和ら
げて、鉄蓋の美観を向上させるとともに、アルミニュ−
ム溶射層に形成される表面から内部に向かう無数の空隙
を封じることができ、耐食性を一層向上させることがで
きる。
【0017】また、絵柄模様の凹部に着色された樹脂を
塗布するものにおいては、絵柄模様の凹凸をくっきりさ
せて、絵柄を鮮明にし景観をきわだたせることができ
る。
塗布するものにおいては、絵柄模様の凹凸をくっきりさ
せて、絵柄を鮮明にし景観をきわだたせることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明のスリップ防止鉄蓋の実
施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこのスリ
ップ防止鉄蓋(以下単に鉄蓋と略称する)の説明図であ
り、(a)は鉄蓋の平面図、(b)は鉄蓋の断面図であ
る。この実施形態において、道路の表面に形成された開
口部は、下水道のマンホールであり、このマンホールを
覆う蓋に鉄蓋1が使用される。鉄蓋1はマンホールの縁
部を形成する受け部21に支持されている。
施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこのスリ
ップ防止鉄蓋(以下単に鉄蓋と略称する)の説明図であ
り、(a)は鉄蓋の平面図、(b)は鉄蓋の断面図であ
る。この実施形態において、道路の表面に形成された開
口部は、下水道のマンホールであり、このマンホールを
覆う蓋に鉄蓋1が使用される。鉄蓋1はマンホールの縁
部を形成する受け部21に支持されている。
【0019】鉄蓋1は、通常鋳鉄製で、上表面に凹凸の
絵柄模様が形成されている。絵柄模様は、例えば図1
(a)に示すように、中央に百合の花2が一つ大きく配
置され、その周囲を二重の円3が囲んでいる模様となっ
ている。二重の円3の外側には椿の花4および5が合計
7つ環状に配列されている。更に、これら椿の花の配列
の中に、一つのマーク6が配置されている。
絵柄模様が形成されている。絵柄模様は、例えば図1
(a)に示すように、中央に百合の花2が一つ大きく配
置され、その周囲を二重の円3が囲んでいる模様となっ
ている。二重の円3の外側には椿の花4および5が合計
7つ環状に配列されている。更に、これら椿の花の配列
の中に、一つのマーク6が配置されている。
【0020】これらの花2、4および5の輪郭は、図1
(b)に示すように、凹凸の凸部7で形成されている。
そして、輪郭以外の部分は凹部8になっている。
(b)に示すように、凹凸の凸部7で形成されている。
そして、輪郭以外の部分は凹部8になっている。
【0021】次に、本発明のスリップ防止鉄蓋1の製造
方法を説明する。図1(b)の断面図に示すように、凸
部7および凹部8により絵柄模様を形成させた鉄蓋1の
上表面をショットブラストする。
方法を説明する。図1(b)の断面図に示すように、凸
部7および凹部8により絵柄模様を形成させた鉄蓋1の
上表面をショットブラストする。
【0022】そして、ショットブラストした鉄蓋1の上
表面全体にわたって亜鉛をア−ク溶射して、膜厚30〜
50μmの亜鉛の溶射層9を形成する。亜鉛溶射層9を
形成するのは、耐食性を向上せることに加えて、硬質骨
材としてのアルミナ粒子のバインダ−の役目を担うアル
ミニュ−ムの密着性を向上させるためである。
表面全体にわたって亜鉛をア−ク溶射して、膜厚30〜
50μmの亜鉛の溶射層9を形成する。亜鉛溶射層9を
形成するのは、耐食性を向上せることに加えて、硬質骨
材としてのアルミナ粒子のバインダ−の役目を担うアル
ミニュ−ムの密着性を向上させるためである。
【0023】次いで、亜鉛の溶射層9の上面全体にアル
ミナ粒子を分散させたアルミニュ−ムを、ア−ク溶射型
金属溶射機で溶射して、膜厚150〜370μm、表面
粗度RMAX500〜1500μmのアルミニュ−ム溶射
層10を形成する。アルミナ粒子は重量比でアルミニュ
−ムの10%とした。
ミナ粒子を分散させたアルミニュ−ムを、ア−ク溶射型
金属溶射機で溶射して、膜厚150〜370μm、表面
粗度RMAX500〜1500μmのアルミニュ−ム溶射
層10を形成する。アルミナ粒子は重量比でアルミニュ
−ムの10%とした。
【0024】次いで、アルミナ粒子を分散させたアルミ
ニュ−ム溶射層10の上面全体に、カチオン型エポキシ
樹脂塗料を用いて電着塗装を行い、膜厚30〜35μm
の塗膜層11を形成する。電着塗装は300Vで5分間
行い、鉄蓋1の温度が150℃の状態で20分間の焼付
けを行なう。
ニュ−ム溶射層10の上面全体に、カチオン型エポキシ
樹脂塗料を用いて電着塗装を行い、膜厚30〜35μm
の塗膜層11を形成する。電着塗装は300Vで5分間
行い、鉄蓋1の温度が150℃の状態で20分間の焼付
けを行なう。
【0025】さらに、塗膜層11のうち凹部8に位置す
る塗膜層11上に常乾硬化型エポキシ?ウレタン系樹脂
塗料を流し込み、景観用の塗装12を行なう。
る塗膜層11上に常乾硬化型エポキシ?ウレタン系樹脂
塗料を流し込み、景観用の塗装12を行なう。
【0026】このようにして製造した本発明の鉄蓋1の
滑り抵抗(BPN値)を調べたところ、水濡れ時でも1
00あり、BPN値が60〜70のアスファルト舗装よ
りも滑りにくく、雨天時でも十分スリップ防止効果があ
ることが分かった。
滑り抵抗(BPN値)を調べたところ、水濡れ時でも1
00あり、BPN値が60〜70のアスファルト舗装よ
りも滑りにくく、雨天時でも十分スリップ防止効果があ
ることが分かった。
【0027】また、JIS K 6902に規定する
「熱硬化樹脂化粧板試験方法」により、鉄蓋1の耐摩耗
性を調べたが、摩耗減量がアスファルトに比較して1/
3、セラミックをエポキシ樹脂で固定したものに比較し
て1/2となり、耐摩耗性も十分高いものであることが
分かった。
「熱硬化樹脂化粧板試験方法」により、鉄蓋1の耐摩耗
性を調べたが、摩耗減量がアスファルトに比較して1/
3、セラミックをエポキシ樹脂で固定したものに比較し
て1/2となり、耐摩耗性も十分高いものであることが
分かった。
【0028】また、摩耗に関係のあるアルミニュ−ム溶
射層の密着力は50kgf/cm2以上あり、鉄蓋表面
被覆に必要な実用上の密着力20kgf/cm2を上回
っており、密着力も優れていることが分かった。これに
は、亜鉛溶射による効果が大きく寄与しており、密着力
はアルミニュ−ム単独溶射の場合に比較して、2倍程度
向上している。
射層の密着力は50kgf/cm2以上あり、鉄蓋表面
被覆に必要な実用上の密着力20kgf/cm2を上回
っており、密着力も優れていることが分かった。これに
は、亜鉛溶射による効果が大きく寄与しており、密着力
はアルミニュ−ム単独溶射の場合に比較して、2倍程度
向上している。
【0029】また、電着塗装により、溶射金属に特有な
ポ−ラスな金属層を封じる封孔処理ができており、これ
によっても耐食性が向上している。
ポ−ラスな金属層を封じる封孔処理ができており、これ
によっても耐食性が向上している。
【0030】なお、本発明の実施の形態の説明で、セラ
ミック粒子としてアルミナ粒子を例にとって説明した
が、アルミナ粒子に限定されるものではなく、スリップ
を防止する効果のあるものであればよい。
ミック粒子としてアルミナ粒子を例にとって説明した
が、アルミナ粒子に限定されるものではなく、スリップ
を防止する効果のあるものであればよい。
【0031】
【実施例】本発明の鉄蓋(本発明例)をマンホ−ルに装
着して実地試験を行い、鉄蓋表面の摩耗の程度を、セラ
ミックを樹脂で固定した従来の鉄蓋(比較例)と比較し
た。比較例では3年で鉄蓋表面の凹凸が消滅したり、塗
膜剥離現象が発生したものが多かったが、本発明例のも
のは、5年を経過しても鉄蓋の表面の凹凸は健全であ
り、摩耗や剥離も認められなかった。
着して実地試験を行い、鉄蓋表面の摩耗の程度を、セラ
ミックを樹脂で固定した従来の鉄蓋(比較例)と比較し
た。比較例では3年で鉄蓋表面の凹凸が消滅したり、塗
膜剥離現象が発生したものが多かったが、本発明例のも
のは、5年を経過しても鉄蓋の表面の凹凸は健全であ
り、摩耗や剥離も認められなかった。
【0032】
【発明の効果】この発明により、長期間にわたってスリ
ップが防止できる鉄蓋を得ることができる。
ップが防止できる鉄蓋を得ることができる。
【図1】この発明の一実施形態に係るスリップ防止鉄蓋
の説明図であり、(a)は鉄蓋の平面図、(b)は鉄蓋
の断面図である。
の説明図であり、(a)は鉄蓋の平面図、(b)は鉄蓋
の断面図である。
1 鉄蓋
2 百合の花
3 二重の円
4、5 椿の花
6 マーク
7 凸部
8 凹部
9 亜鉛の溶射層10 アルミナ粒子を含むアルミニューム溶射層 11 塗膜層 12 景観用の塗装
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E02D 29/14
Claims (4)
- 【請求項1】 道路の表面に形成された開口部を覆い、
その上表面には凹凸により景観用の絵柄模様を形成させ
た鉄蓋において、上表面にセラミック粒子を分散させた
アルミニュ−ムを溶射したことを特徴とするスリップ防
止鉄蓋。 - 【請求項2】 前記セラミック粒子を分散させたアルミ
ニュ−ム溶射に先立ち、亜鉛溶射を施すことを特徴とす
る請求項1に記載のスリップ防止鉄蓋。 - 【請求項3】 セラミック粒子を分散させたアルミニュ
−ムを溶射した層の上に、電着塗装を施すことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載のスリップ防止鉄
蓋。 - 【請求項4】 前記電着塗装後に、前記絵柄模様の凹部
に着色された樹脂を塗布することを特徴とする請求項3
に記載のスリップ防止鉄蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369745A JP3499822B2 (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | スリップ防止鉄蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369745A JP3499822B2 (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | スリップ防止鉄蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002167788A JP2002167788A (ja) | 2002-06-11 |
JP3499822B2 true JP3499822B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=18839741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000369745A Expired - Fee Related JP3499822B2 (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | スリップ防止鉄蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499822B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005272952A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kansai Paint Co Ltd | 防食方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5636582B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2014-12-10 | アクアインテック株式会社 | 地下構造物用蓋体 |
JP5854298B2 (ja) * | 2014-10-01 | 2016-02-09 | アクアインテック株式会社 | 地下構造物用蓋体 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000369745A patent/JP3499822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005272952A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kansai Paint Co Ltd | 防食方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002167788A (ja) | 2002-06-11 |
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Legal Events
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