JP3498196B2 - ダクト部を有する断熱パネル - Google Patents

ダクト部を有する断熱パネル

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JP3498196B2
JP3498196B2 JP27096595A JP27096595A JP3498196B2 JP 3498196 B2 JP3498196 B2 JP 3498196B2 JP 27096595 A JP27096595 A JP 27096595A JP 27096595 A JP27096595 A JP 27096595A JP 3498196 B2 JP3498196 B2 JP 3498196B2
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正秀 林
真誠 東野
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三洋昭和パネルシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプレハブ
式保温庫、冷蔵庫、クリーンルーム等に使用されるダク
ト部を有する断熱パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプレハブ式保温庫におい
て、庫内の所定の壁位置から温風または冷風を吹き出さ
せる場合、保温庫の組立て工事とダクト設置工事とを簡
略化するために、断熱パネルの内部にダクトを埋め込ん
だパネル工法がとられている。
【0003】そして、このパネルは、庫内側および庫外
側に断熱層が必要となるため、パネル断面形状におい
て、ダクトのまわりを断熱層で取り巻いた構造となる。
【0004】従来、このようなパネルの製造方法につい
ては、いくつかの方法が提案されており、これにはダ
クトを直接パネル内部に埋設し、周囲に発泡ポリウレタ
ン樹脂(ウレタンフォーム)を注入発泡させる方法、
ダクトを直接パネル内部に埋設し、断熱材(ウレタンス
ラブ)を3層に貼り合わせる方法が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの方法によっても重量の大きなダクトを埋設する
ため、断熱パネル自体の総重量が大きくなり、現地での
組立て施工が困難であるという問題があった。またとく
に、上記の方法では、パネルの内部においてダクトを
浮かせた状態で注入発泡させる必要があるため、ダクト
支持部材の跡形がパネルの表面に転写され、外観が低下
するという問題があった。また上記の方法では、枠材
付近のウレタンスラブを枠材に沿った形状に加工する必
要があり、加工が複雑になって製造が容易でなく、生産
性が劣るという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記従来技術の問題を
解決し、ダクト部を内蔵した断熱パネル自体の総重量を
極力抑えることができて、軽量化を果し得、施工性を向
上し得るとともに、生産性を増大し得て、製造コストの
低減化を図り得、また従来のようにダクト支持部材の跡
形がパネルの表面に転写されるといった心配もなく、外
観が非常にきれいである、ダクト部を有する断熱パネル
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、請求項1記載の発明によるダクト部
を有する断熱パネルは、互いに対向する幅広の前後壁部
材と、前後壁部材の左側縁部同士および右側縁部同士に
渡し止められた左右枠部材と、前後壁部材の下側縁部同
士に渡し止められた下枠部材と、左右枠部材より内側に
所定間隔をおいて配置されかつ前後壁部材同士の間に介
在された左右壁部材と、下枠部材より内側に所定間隔を
おいて配置されかつ前後壁部材同士の間に介在された下
壁部材とを備え、前後壁部材が、それぞれ表面金属板
と、これの内面に接合された断熱材ボードと、断熱材ボ
ードを内側から覆う裏面金属板とよりなり、左右壁部材
が、それぞれ外方に向かって開口した横断面略コ形の金
属板と、これの凹溝内に収められた断熱材ボードとより
なり、下壁部材は、下方に向かって開口した横断面略コ
形の金属板と、これの凹溝内に収められた断熱材ボード
とよりなり、左枠部材と左壁部材、およびこれらの中間
の前後壁部材の左側縁寄り部分の内側に形成された左側
空間部内に、発泡合成樹脂製の断熱材が注入発泡により
充填されるとともに、右枠部材と右壁部材、およびこれ
らの中間の前後壁部材の右側縁寄り部分の内側に形成さ
れた右側空間部内に、発泡合成樹脂製の断熱材が注入発
泡により充填され、下枠部材と下壁部材、およびこれら
の中間の前後壁部材の下端寄り部分の内側に形成された
下側空間部内に、発泡合成樹脂製の断熱材が注入発泡に
より充填されて、左右壁部材および下壁部材とこれらよ
り内側の前後壁部材部分とによって上方に開口したダク
ト部が形成されており、前壁部材の所要箇所にダクト部
と保温庫等の室内とを連通する開口部が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0008】つぎに、請求項2記載の発明によるダクト
部を有する断熱パネルは、上記請求項1記載の発明によ
る断熱パネルのダクト部の底の下壁部材と下枠部材とこ
れらの中間の下部発泡断熱材とが省略せられたもので、
両端が開口したダクト部を有している。このような断熱
パネルは、例えば保温庫等において、広い面積を有する
側壁パネルや天井パネルを構成する中間パネルとして使
用される。
【0009】すなわち、請求項2記載の発明によるダク
ト部を有する断熱パネルは、互いに対向する幅広の前後
壁部材と、前後壁部材の左側縁部同士および右側縁部同
士に渡し止められた左右枠部材と、左右枠部材より内側
に所定間隔をおいて配置されかつ前後壁部材同士の間に
介在された左右壁部材とを備えており、前後壁部材およ
び左右壁部材の構成が、上記請求項1記載の発明による
断熱パネルの場合と同様であり、左枠部材と左壁部材、
およびこれらの中間の前後壁部材の左側縁寄り部分の内
側に形成された左側空間部内に、発泡合成樹脂製の断熱
材が注入発泡により充填されるとともに、右枠部材と右
壁部材、およびこれらの中間の前後壁部材の右側縁寄り
部分の内側に形成された右側空間部内に、発泡合成樹脂
製の断熱材が注入発泡により充填され、左右壁部材と、
これらより内側の前後壁部材部分とによって両端が開口
したダクト部が形成されていることを特徴としている。
【0010】上記断熱パネルにおいて、前後壁部材、左
右壁部材、および下壁部材の構成部材である表面金属
板、裏面金属板、および横断面略コ形の金属板として
は、いずれもアルミニウム板(アルミニウム合金板を含
む)、ステンレス鋼板、あるいは合成樹脂被覆鋼板等の
金属板等を使用する。なお、断熱パネル内部のダクト部
構成のための裏面金属板および横断面略コ形の金属板に
は、とくに耐食性を有する金属板を使用することが望ま
しく、またこれら裏面金属板および横断面略コ形の金属
板としては、金属箔を用いることもできる。
【0011】また前後壁部材、左右壁部材、および下壁
部材の構成部材である断熱材ボードは、発泡ポリウレタ
ン樹脂あるいは発泡フェノール樹脂等よりなるもので、
これらは予め工場等において製造されたもので、所定の
大きさおよび厚みを有している。
【0012】また上記左右枠部材と下枠部材としては、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、炭酸カルシウムを
含むポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアミド等の合成
樹脂からなる成形品が用いられる。
【0013】さらに、上記左右空間部および下部空間部
内に注入発泡により充填される発泡合成樹脂製の断熱材
としては、発泡性ポリウレタン樹脂あるいは発泡性フェ
ノール樹脂等が用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0015】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の下側、後とは同上側をいゝ、ま
た左とは同図の左側、右とは同右側をいうものとする。
【0016】図1〜図3において、この発明の請求項1
記載の発明によるダクト部(10)を有する断熱パネル(5)
は、互いに対向する幅広の前後壁部材(11)(12)と、前後
壁部材(11)(12)の左側縁部同士および右側縁部同士に渡
し止められたポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製の左右
枠部材(15)(16)と、前後壁部材(11)(12)の下側縁部同士
に渡し止められた同合成樹脂製の下枠部材(17)と、左右
枠部材(15)(16)より内側に所定間隔をおいて配置されか
つ前後壁部材(11)(12)同士の間に介在された左右壁部材
(13)(14)と、下枠部材(17)より内側に所定間隔をおいて
配置されかつ前後壁部材(11)(12)同士の間に介在された
下壁部材(18)とを備えている。
【0017】そして、前後壁部材(11)(12)は、それぞれ
アルミニウム板等製の表面金属板(21)と、これの内面に
エポキシ樹脂系接着剤等の適宜の接着剤を介して接合さ
れた発泡ポリウレタン樹脂等製の断熱材ボード(23)と、
断熱材ボード(23)を内側から覆うようにかつ上記接着剤
を介して接合されたステンレス鋼板等製の裏面金属板(2
2)とよりなり、左右壁部材(13)(14)は、それぞれ外方に
向かって開口したステンレス鋼板等製の横断面略コ形の
金属板(31)と、これの凹溝(32)内に収められかつ同接着
剤を介して接合された断熱材ボード(33)とよりなり、下
壁部材(18)は、下方に向かって開口したステンレス鋼板
等製の横断面略コ形の金属板(41)と、これの凹溝(42)内
に収められかつ同接着剤を介して接合された断熱材ボー
ド(43)とよりなるものである。
【0018】図2の分解図に示すように、この発明によ
るダクト部(10)を有する断熱パネル(5) の製造のさいに
は、上記前後壁部材(11)(12)、左右壁部材(13)(14)、お
よび下壁部材(18)はそれぞれ予め作成されたもので、こ
れらの壁部材(11)(12)(13)(14)(18)と、左右枠部材(15)
(16)および下枠部材(17)とが組み合わせられる。
【0019】このとき、まず前後壁部材(11)(12)の表面
金属板(21)(21)の左右側縁部と下側縁部とに、それぞれ
左右枠部材(15)(16)および下枠部材(17)が渡し止めら
れ、ついで前後壁部材(11)(12)同士の間に、左右壁部材
(13)(14)が左右枠部材(15)(16)より内側に所定間隔をお
いて配置せられて、前後壁部材(11)(12)の裏面金属板(2
2)(22)の内面に、左右壁部材(13)(14)の横断面略コ形の
金属板(31)(31)の外面がエポキシ樹脂系接着剤等を介し
て接合され、かつ下壁部材(18)が下枠部材(17)より内側
に所定間隔をおいて配置せられて、前後壁部材(11)(12)
の裏面金属板(22)(22)の内面に、下壁部材(18)の横断面
略コ形の金属板(41)の外面が同接着剤を介して接合され
る。
【0020】そうして、左枠部材(15)と左壁部材(13)、
およびこれらの中間の前後壁部材(11)(12)の左側縁寄り
部分の内側に形成された左側空間部(34)内、並びに右枠
部材(16)と右壁部材(13)、およびこれらの中間の前後壁
部材(11)(12)の右側縁寄り部分の内側に形成された右側
空間部(35)内に、それぞれ発泡ポリウレタン樹脂等製の
断熱材(36)が注入発泡により充填されるとともに、下枠
部材(17)と下壁部材(18)、およびこれらの中間の前後壁
部材(11)(12)の下端寄り部分の内側に形成された下側空
間部(44)内に、同様に発泡ポリウレタン樹脂等製の断熱
材(46)が注入発泡により充填されて、左右壁部材(13)(1
4)および下壁部材(18)と、これらより内側の前後壁部材
(11)(12)部分とによって上方に開口したダクト部(10)が
形成せられる。
【0021】なお、上記注入発泡により、ポリウレタン
樹脂等の発泡体よりなる断熱材は、枠部材および壁部材
に対して、いわゆる自己接着によりそれぞれ強固に接合
されるため、接着剥がれを生じることがなく、強度も充
分に大きいものである。
【0022】最後に、ダクト部(10)を有する断熱パネル
(5) の前壁部材(11)の下端寄り部分に、ダクト部(10)と
保温庫等の室内とを連通する開口部(24)が設けられる。
【0023】なお、この開口部(24)の底面を構成する下
壁部材(18)の横断面略コ形の金属板(41)の上壁部(41b)
は、風の吹込みが容易であるように、庫内に向かって下
向きに傾斜せしめられている。
【0024】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0025】なお、実施例は、この発明によるダクト部
を有する断熱パネルを、プレハブ式保温庫の側壁パネル
(2) に適用した場合を示すものである。
【0026】まず図4において、プレハブ式保温庫(1)
は、側壁パネル(2) と、天井パネル(3) と、床パネル
(4) とが組み合わせられ、工場等の敷地(G) 上に設置せ
られたものである。そして、側壁パネル(2) の下端寄り
部分に設けた通風口から庫内に温風または冷風を吹き出
させるために、この発明によるダクト部(10)を有する断
熱パネル(5) を、側壁パネル(2) の通風口を設けるべき
部分に使用したものである。
【0027】図1と図2において、この発明によるダク
ト部(10)を有する断熱パネル(5) は、互いに対向する幅
広の前後壁部材(11)(12)と、前後壁部材(11)(12)の左側
縁部同士および右側縁部同士に渡し止められたポリ塩化
ビニル樹脂製の凹凸状の左右枠部材(15)(16)と、前後壁
部材(11)(12)の下側縁部同士に渡し止められた同ポリ塩
化ビニル樹脂製の凸状の下枠部材(17)と、左右枠部材(1
5)(16)より内側に所定間隔をおいて配置されかつ前後壁
部材(11)(12)同士の間に介在された左右壁部材(13)(14)
と、下枠部材(17)より内側に所定間隔をおいて配置され
かつ前後壁部材(11)(12)同士の間に介在された下壁部材
(18)とを備えている。
【0028】ここで、前後壁部材(11)(12)は、それぞれ
厚み1.0mmのアルミニウム製表面板(21)と、これの
内面にエポキシ樹脂系接着剤を介して接合された厚み1
0.0mmの発泡ポリウレタン樹脂製の断熱材ボード
(ウレタンスラブ)(23)と、断熱材ボード(23)を内側か
ら覆うようにかつ上記接着剤を介して接合された厚み
0.8mmのステンレス鋼製裏面板(22)とよりなるもの
である。
【0029】なお、断熱材ボード(23)とステンレス鋼製
裏面板(22)とは、アルミニウム製表面板(21)より小さい
目につくられていて、アルミニウム製表面板(21)の左右
側縁部(21a) (21b) と下側縁部(21c) とに所要幅の枠部
材取付部を残してこれらより内側のアルミニウム製表面
板(21)部分に接合されている。
【0030】また、左右壁部材(13)(14)は、それぞれ外
方に向かって開口した厚み0.8mmの横断面略コ形の
ステンレス鋼板(31)(31)と、これの凹溝(32)内に収めら
れかつ同接着剤を介して接合された厚み88.0mmの
発泡ポリウレタン樹脂製の断熱材ボード(ウレタンスラ
ブ)(33)(33)とよりなるものであり、横断面略コ形のス
テンレス鋼板(31)の両側壁(31a) (31a) は、断熱材ボー
ド(33)の幅より大きい幅となされている。
【0031】さらに、下壁部材(18)は、下方に向かって
開口した厚み0.8mmの横断面略コ形のステンレス鋼
板(41)と、これの凹溝(42)内に収められかつ同接着剤を
介して接合された厚み88.0mmの発泡ポリウレタン
樹脂製の断熱材ボード(ウレタンスラブ)(43)とよりな
るものであり、同様に、横断面略コ形のステンレス鋼板
(41)の両側壁(41a) (41a) は、断熱材ボード(43)の幅よ
り大きい幅となされている。
【0032】図2と図3において、保温庫(1) の側壁パ
ネル(2) を構成する断熱パネル(5)の前後壁部材(11)(1
2)、左右壁部材(13)(14)、および下壁部材(18)は、それ
ぞれ予め製作されたものであり、これらの壁部材(11)(1
2)(13)(14)(18)と、凹凸状の左右枠部材(15)(16)および
下向き凸状の下枠部材(17)とが組み合わせられる。
【0033】このとき、前後壁部材(11)(12)のアルミニ
ウム製表面板(21)(21)の左右側縁部(21a) (21b) が折り
返されて、凹凸状の左右枠部材(15)(16)の前後両側縁部
に係り止められるとともに、同表面板(21)(21)の下側縁
部(21c) が折り返されて、凸状の下枠部材(17)の前後両
側縁部に係り止められる。
【0034】ついで、前後壁部材(11)(12)同士の間に、
左右壁部材(13)(14)が凹凸状の左右枠部材(15)(16)より
内側に所定間隔をおいて配置されて、前後壁部材(11)(1
2)のステンレス鋼製裏面板(22)(22)の内面に、左右壁部
材(13)(14)の横断面略コ形のステンレス鋼板(31)(31)の
外面がエポキシ樹脂系接着剤等を介して接合され、かつ
下壁部材(18)が凸状の下枠部材(17)より内側に所定間隔
をおいて配置されて、前後壁部材(11)(12)のステンレス
鋼製裏面板(22)(22)の内面に、下壁部材(18)の横断面略
コ形のステンレス鋼板(41)の外面が同接着剤を介して接
合される。
【0035】なお、上記の枠部材(15)(16)(17)の取付作
業と、壁部材(11)(12)(13)(14)(18)の取付作業とは、い
ずれを先に行なっても良いし、並行して行なっても良
い。
【0036】そうして、凸状の左枠部材(15)と左壁部材
(13)、およびこれらの中間の前後壁部材(11)(12)の左側
縁寄り部分の内側に形成された左側空間部(34)内、並び
に凹状の右枠部材(16)と右壁部材(13)、およびこれらの
中間の前後壁部材(11)(12)の右側縁寄り部分の内側に形
成された右側空間部(35)内に、それぞれ発泡ポリウレタ
ン樹脂よりなる断熱材(36)が注入発泡により充填され、
かつ凸状の下枠部材(17)と下壁部材(18)、およびこれら
の中間の前後壁部材(11)(12)の下端寄り部分の内側に形
成された下側空間部(44)内に、同様に発泡ポリウレタン
樹脂よりなる断熱材(46)が注入発泡により充填されて、
断熱パネル(5) が形成され、該断熱パネル(5) に、左右
壁部材(13)(14)および下壁部材(18)と、これらより内側
の前後壁部材(11)(12)部分とによって上方に開口したダ
クト部(10)が形成されるものである。
【0037】上記断熱パネル(5) の全体厚みは、約11
0mmであった。
【0038】なお、上記注入発泡により、ポリウレタン
樹脂の発泡体よりなる断熱材(36)(46)は、枠部材(15)(1
6)(17)および壁部材(11)(12)(13)(14)(18)に対して、い
わゆる自己接着によりそれぞれ強固に接合されるため、
接着剥がれを生じることがないし、強度も充分に大きい
ものであるが、とくに、この実施例では、前後壁部材(1
1)(12)の断熱材ボード(23)およびステンレス鋼製裏面板
(22)がアルミニウム製表面板(21)より小さい目につくら
れているため、注入発泡によるポリウレタン樹脂の発泡
体は、裏面板(22)だけでなく、表面板(21)の左右側縁部
(21a) (21b) と下側縁部(21c) の内側面にも接合せしめ
られ、また左右壁部材(13)(14)の横断面略コ形のステン
レス鋼板(31)の両側壁(31a) (31a) は、断熱材ボード(3
3)の幅より大きい幅となされているため、注入発泡によ
るポリウレタン樹脂の発泡体は、断熱材ボード(33)(33)
だけでなく、ステンレス鋼板(31)の両側壁(31a) (31a)
の延長部分にも接合せしめられ、さらに同様に、下壁部
材(18)の横断面略コ形のステンレス鋼板(41)の両側壁(4
1a) (41a) は、断熱材ボード(43)の幅より大きい幅とな
されているため、注入発泡によるポリウレタン樹脂の発
泡体は、断熱材ボード(43)(43)だけでなく、ステンレス
鋼板(41)の両側壁(41a) (41a) の延長部分にも接合せし
められて、結局、断熱パネル(5) は、充分な接合強度を
有するものとなされている。
【0039】そして最後に、前壁部材(11)の下端寄り部
分に、ダクト部(10)と保温庫等の室内とを連通する正面
よりみて略方形の開口部(24)が、適宜の切断機(ソー)
を用いて所要の壁部分を切り出すことにより設けられて
いる。
【0040】なお、図3に示すように、この開口部(24)
にガラリ(25)が装備されており、ガラリ(25)は、略方形
の開口部(24)の内周面に沿う枠(26)と、枠(26)の左右両
垂直壁部に渡し止められかつ内方下向きに傾斜した所要
数の羽板(27)とによって構成されている。
【0041】また、図4に示すように、プレハブ式保温
庫(1) の天井パネル(3) は、上下2重壁(51)(52)となさ
れていて、その中間に通風路(53)が設けられている。
【0042】そして、天井パネル(3) の上部壁(51)の両
側縁寄り部分に、空調機(図示略)からの温風もしくは
冷風を通風路(53)内に導入するための風入口(54)(54)が
設けられ、天井パネル(3) の下壁(52)の両側縁部に、通
風路(53)内の温風もしくは冷風を断熱パネル(5) のダク
ト部(10)に導入するための風出口(55)(55)が設けられ、
天井パネル(3) の上下壁(51)(52)の中央部に、庫内の空
気を排出して空調機に送るための排気口(56)(56)が共通
して設けられ、これらの排気口(56)(56)の両側部もしく
は周縁部において、通風路(53)内を仕切る仕切板(57)(5
7)が上下壁(51)(52)に渡されて設けられている。
【0043】一方、プレハブ式保温庫(1) の床パネル
(4) は、図3に示すように、上下両表面板(61)(62)同士
の間に発泡ポリウレタン樹脂よりなる断熱材(63)が充填
されたもので、その上面周縁部に、塩化ビニル樹脂製の
凹状の枠部材(64)が設けられ、プレハブ式保温庫(1) の
周縁部において、側壁パネル(2) を構成する断熱パネル
(5) の凸状の下枠部材(17)が、床パネル(4) の上面周縁
部の凹状枠部材(64)に嵌め合わせられて、側壁パネル
(2) と床パネル(4) とが組み合わせられ、両枠部材(17)
(64)同士の間の間隙には、シール材(65)(65)が充填され
ている。
【0044】上記プレハブ式保温庫(1) によれば、空調
機(図示略)から送られて来た温風もしくは冷風は、天
井パネル(3) の上部壁(51)の両側縁寄り部分の風入口(5
4)(54)より通風路(53)内に導入され、導入された通風路
(53)内の温風もしくは冷風は、さらに天井パネル(3) の
下壁(52)両側縁部の風出口(55)(55)より側壁パネル(2)
を構成する断熱パネル(5) のダクト部(10)を経て、これ
の下端寄り部分の開口部(24)より保温庫(1) の室内に導
入される。そして、導入された温風もしくは冷風によっ
て室内の温度、湿度、あるいはまた塵埃等の空気成分が
調節されて、庫内の空気は、天井パネル(3) の上下壁(5
1)(52)中央部にあけられた排気口(56)(56)より排出さ
れ、再び空調機に送られるものである。
【0045】そして、上記保温庫(1) の側壁パネル(2)
を構成する本発明による断熱パネル(5) によれば、ダク
ト部(10)が一体に内蔵されているので、断熱パネル(5)
自体の総重量を極力抑えることができて、軽量化を図り
得、従って保温庫(1) の組み立てのさいに施工性が向上
する。また、従来のように断熱パネルの内部に別部材と
してのダクトを埋め込むものではないので、断熱パネル
(5) の生産性の向上を図り得る。
【0046】なお、上記断熱パネル(5) を、例えば保温
庫(1) 等において、広い面積を有する側壁パネル(2) や
天井パネル(3) の中間パネルとして使用するさいには、
断熱パネル(5) のダクト部(10)の底壁に相当する下壁部
材(18)および下枠部材(17)とこれらの中間の下部発泡断
熱材(46)とを省略して、上端および下端が開口したダク
ト部(10)を有する断熱パネル(5) として使用する場合も
ある。
【0047】
【発明の効果】この発明は、上述のように、請求項1記
載の発明によるダクト部を有する断熱パネルは、互いに
対向する幅広の前後壁部材と、前後壁部材の左側縁部同
士および右側縁部同士に渡し止められた左右枠部材と、
前後壁部材の下側縁部同士に渡し止められた下枠部材
と、左右枠部材より内側に所定間隔をおいて配置されか
つ前後壁部材同士の間に介在された左右壁部材と、下枠
部材より内側に所定間隔をおいて配置されかつ前後壁部
材同士の間に介在された下壁部材とを備えており、すべ
ての枠部材と壁部材が組み合わせられて、左枠部材と左
壁部材の中間の左側空間部、右枠部材と右壁部材の中間
の右側空間部、および下枠部材と下壁部材の中間の下側
空間部内に、それぞれ発泡合成樹脂製の断熱材が注入発
泡により充填されて、ダクト部が形成されているもので
あるから、ダクト部を内蔵した断熱パネル自体の総重量
を極力抑えることができて、軽量化を果し得、施工性を
向上し得るとともに、生産性を増大し得て、製造コスト
の低減化を図り得る。
【0048】また、枠部材と壁部材との組み合わせによ
ってパネル内部にダクト部が一体に形成されているの
で、従来のようにダクト支持部材の跡形がパネルの表面
に転写されるといった心配もなく、外観が非常にきれい
であるという効果を奏する。
【0049】また、請求項2記載の発明によるダクト部
を有する断熱パネルは、上記請求項1記載の発明による
断熱パネルのダクト部の底壁に相当する下壁部材と下枠
部材とこれらの中間の下部発泡断熱材とを省略して、ダ
クト部の両端が開口せられているもので、このような両
端開口ダクト部を有する断熱パネルは、例えば保温庫等
において、広い面積を有する側壁パネルや天井パネルを
構成する中間パネルとして使用することが可能であり、
同様に、ダクト部を内蔵した断熱パネル自体の総重量を
極力抑えることができて、軽量化を果し得、施工性を向
上し得るとともに、生産性を増大し得て、製造コストの
低減化を図り得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の水平断面図である。
【図2】本発明品を組み立てる前の状態を示す水平分解
断面図である。
【図3】本発明の断熱パネルを用いて組み立てた保温庫
の側壁パネルと床パネルの連結部分を示す要部拡大垂直
断面図である。
【図4】同保温庫全体の部分切欠き概略側面図である。
【符号の説明】
1 保温庫 2 側壁パネル 3 天井パネル 4 床パネル 5 断熱パネル 10 ダクト 11 前壁部材 12 後壁部材 13 左壁部材 14 右壁部材 15 左枠部材 16 右枠部材 17 下枠部材 18 下壁部材 21 アルミニウム製表面板(表面金属板) 22 ステンレス鋼製裏面板(裏面金属板) 23 断熱材ボード 24 開口部 31 横断面略コ形のステンレス鋼板 32 凹溝 33 断熱材ボード 34 左側空間部 35 右側空間部 36 注入発泡により充填された発泡合成樹脂製断熱
材 41 横断面略コ形の金属板 42 凹溝 43 断熱材ボード 44 下側空間部 46 注入発泡により充填された発泡合成樹脂製断熱
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06 303

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する幅広の前後壁部材(11)(1
    2)と、前後壁部材(11)(12)の左側縁部同士および右側縁
    部同士に渡し止められた左右枠部材(15)(16)と、前後壁
    部材(11)(12)の下側縁部同士に渡し止められた下枠部材
    (17)と、左右枠部材(15)(16)より内側に所定間隔をおい
    て配置されかつ前後壁部材(11)(12)同士の間に介在され
    た左右壁部材(13)(14)と、下枠部材(17)より内側に所定
    間隔をおいて配置されかつ前後壁部材(11)(12)同士の間
    に介在された下壁部材(18)とを備え、前後壁部材(11)(1
    2)が、それぞれ表面金属板(21)と、これの内面に接合さ
    れた断熱材ボード(23)と、断熱材ボード(23)を内側から
    覆う裏面金属板(22)とよりなり、左右壁部材(13)(14)
    が、それぞれ外方に向かって開口した横断面略コ形の金
    属板(31)と、これの凹溝(32)内に収められた断熱材ボー
    ド(33)とよりなり、下壁部材(18)が、下方に向かって開
    口した横断面略コ形の金属板(41)と、これの凹溝(42)内
    に収められた断熱材ボード(43)とよりなり、左枠部材(1
    5)と左壁部材(13)、およびこれらの中間の前後壁部材(1
    1)(12)の左側縁寄り部分の内側に形成された左側空間部
    (34)内に、発泡合成樹脂製の断熱材(36)が注入発泡によ
    り充填され、右枠部材(16)と右壁部材(13)、およびこれ
    らの中間の前後壁部材(11)(12)の右側縁寄り部分の内側
    に形成された右側空間部(35)内に、発泡合成樹脂製の断
    熱材(36)が注入発泡により充填され、下枠部材(17)と下
    壁部材(18)、およびこれらの中間の前後壁部材(11)(12)
    の下端寄り部分の内側に形成された下側空間部(44)内
    に、発泡合成樹脂製の断熱材(46)が注入発泡により充填
    されて、左右壁部材(13)(14)および下壁部材(18)と、こ
    れらより内側の前後壁部材(11)(12)部分とによって上方
    に開口したダクト部(10)が形成されており、前壁部材(1
    1)の所要箇所にダクト部(10)と保温庫等の室内とを連通
    する開口部(24)が設けられている、ダクト部を有する断
    熱パネル。
  2. 【請求項2】 互いに対向する幅広の前後壁部材(11)(1
    2)と、前後壁部材(11)(12)の左側縁部同士および右側縁
    部同士に渡し止められた左右枠部材(15)(16)と、左右枠
    部材(15)(16)より内側に所定間隔をおいて配置されかつ
    前後壁部材(11)(12)同士の間に介在された左右壁部材(1
    3)(14)とを備え、前後壁部材(11)(12)が、それぞれ表面
    金属板(21)と、これの内面に接合された断熱材ボード(2
    3)と、断熱材ボード(23)を内側から覆う裏面金属板(22)
    とよりなり、左右壁部材(13)(14)が、それぞれ外方に向
    かって開口した横断面略コ形の金属板(31)と、これの凹
    溝(32)内に収められた断熱材ボード(33)とよりなり、左
    枠部材(15)と左壁部材(13)、およびこれらの中間の前後
    壁部材(11)(12)の左側縁寄り部分の内側に形成された左
    側空間部(34)内に、発泡合成樹脂製の断熱材(36)(36)が
    注入発泡により充填されるとともに、右枠部材(16)と右
    壁部材(13)、およびこれらの中間の前後壁部材(11)(12)
    の右側縁寄り部分の内側に形成された右側空間部(35)内
    に、発泡合成樹脂製の断熱材(36)(36)が注入発泡により
    充填され、左右壁部材(13)(14)と、これらより内側の前
    後壁部材(11)(12)部分とによって両端が開口したダクト
    部(10)が形成されている、ダクト部を有する断熱パネ
    ル。
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