JP3497302B2 - 合成樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形体の製造方法

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    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂成形体の製
造方法、特に、コアと、そのコアを被覆する外層とより
なるサンドイッチ構造を備えた合成樹脂成形体を製造す
るに当り、外層用成形材料を金型の成形用キャビティ内
に射出する第1工程と、コア用成形材料を射出してキャ
ビティ内の外層用成形材料内に流入させると共にそれら
外層用およびコア用成形材料をキャビティ内に流動させ
る第2工程とを用いる製造方法の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種合成樹脂成形体としては自
動車用バンパが知られている。そのバンパは車体中央部
から左右方向に延びるバンパ主体部と、そのバンパ主体
部の両端に連なる一対のバンパ側部とより構成され、ま
たその全体に亘り略均一な肉厚を有する。 【0003】したがって、金型のキャビティは、バンパ
主体部を成形する主領域と、一対のバンパ側部を成形す
る一対の側部領域とを有し、またバンパの肉厚に応じて
全体に亘り均一な間隔を有する。ゲートは、例えば主領
域においてバンパ主体部の上側部分を成形する区域に開
口している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この種製造方法におい
ては、外層用成形材料がキャビティ内を流動中である間
は、その外層用成形材料内にコア用成形材料が流入され
るが、外層用成形材料がキャビティ内に充填されて流動
を停止した後は、その外層用成形材料内にコア用成形材
料を流入させることは困難となる。 【0005】このような状況下において、従来法のよる
と、第1工程でキャビティ内に射出された外層用成形材
料が、ゲートを開口させた主領域の、バンパ主体部の下
側部分を成形する区域に優先的に、且つ早期に充填され
て流動を停止するため、その下側部分の材料内にはコア
用成形材料を流入させることができなくなる、といった
現象が発生する。 【0006】このようなことから、従来法によると、全
体に亘りサンドイッチ構造を備えたバンパを得ることが
難しいという問題がある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、特定構成の金
型を用いることにより、全体に亘ってサンドイッチ構造
を備えた合成樹脂成形体を得ることができ、同時に外層
用成形材料のみからなる単層構造の第2の成形体を得る
ことができる前記製造方法を提供することを目的とす
る。 【0008】前記目的を達成するため本発明によれば、
コアと、そのコアを被覆する外層とよりなるサンドイッ
チ構造を備えた合成樹脂成形体を製造するに当り、外層
用成形材料を金型のゲートを通じて成形用キャビティ内
に射出する第1工程と、コア用成形材料を射出してゲー
ト内およびキャビティ内の前記外層用成形材料内に流入
させると共にそれら外層用およびコア用成形材料を前記
キャビティ内に流動させる第2工程とを用いる製造方法
において、前記金型として下記の構成を有するものを用
いる合成樹脂成形体の製造方法が提供される。 【0009】 即ち、前記成形用キャビティ内において
前記外層用成形材料が優先的に充填される区域に、前記
外層用成形材料のみからなる単層構造で、且つ前記合成
樹脂成形体に付設される第2の合成樹脂成形体を成形す
るための第2の成形用キャビティが連通する。 【0010】 金型において、前記のような第2のキャ
ビティを存在させると、外層用成形材料が優先的に充填
される区域に達したその材料は、そこに止どまることな
く第2のキャビティ内に流入する。この外層用成形材料
の流動に伴い、前記区域においてその材料内にコア用成
形材料が流入するので、全体に亘りサンドイッチ構造を
備えた合成樹脂成形体を得ることができる。同時に第2
のキャビティにより、外層用成形材料のみからなる単層
構造を備え、且つ前記合成樹脂成形体に付設される第2
の合成樹脂成形体を得ることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】図1において、自動車Aの車体B
前部に、サンドイッチ構造を備えた合成樹脂成形体とし
てのバンパ1が取付けられている。そのサンドイッチ構
造は、図2,3に示すようにコア2と、そのコアを被覆
する外層3とよりなる。 【0012】バンパ1は車体中央部aから左右方向に延
びるバンパ主体部41 と、そのバンパ主体部41 の両端
に連なる一対のバンパ側部42 とより構成され、全体に
亘り略均一な肉厚を有する。 【0013】 図1に明示するように、バンパ1の成形
と同時にそのバンパ1に付設される第2の成形体である
左右一対のL字形をなすバンパ用プロテクタモール5が
成形される。各プロテクタモール5は外層3と同一の材
料のみから構成され、単層構造を有する。 【0014】コア2の成形材料は、エチレンプロピレン
ゴム(EPR)により変性されたポリプロピレン(P
P)を用いて成形され、且つ表面に熱硬化性合成樹脂塗
膜を有する回収バンパを粉砕して得られたものを主材と
する。また外層3の成形材料は、エチレンプロピレンゴ
ムにより変性されたポリプロピレンを主材とする。 【0015】図4,5において、バンパ1を製造するた
めに用いられる射出成形装置6は、外層用成形材料を射
出すべくスクリュ7を有する第1射出ユニット8と、コ
ア用成形材料を射出すべくスクリュ9を有する第2射出
ユニット10と、両射出ユニット8,10を接続するノ
ズル11と、ノズル11に連結されたホットランナブロ
ック12と、ホットランナブロック12に着脱自在の分
割式金型13とを備えている。 【0016】ノズル11の供給路14は、ホットランナ
15を介して金型13のランナ16 1 に連通し、そのラ
ンナ161 から延出するフィルムゲート(ゲート)16
2 がバンパ成形用キャビティ17に連通する。図中、H
1 はバンドヒータ、H2 はカートリッジヒータである。 【0017】金型13はホットランナブロック12側の
固定型131 と、その固定型131に対して進退可能な
複数の下動型132 〜135 とよりなる。金型13のバ
ンパ成形用キャビティ17はバンパ主体部41 を成形す
る主領域171 と、一対のバンパ側部42 を成形する一
対の側部領域172 とを有する。 【0018】フイルムゲート162 は、主領域171
おいてバンパ主体部41 の上側部分4aを成形する下部
区域17aの端部に開口している。この場合、図1に示
すように、ランナ161 はバンパ主体部41 の左右方向
略全長に亘るように延びており、フィルムゲート162
はランナ161 と略同じ長さを有する。 【0019】このようにフィルムゲート162 が配設さ
れる関係から、主領域171 において、バンパ主体部4
1 の下側部分4bを成形する上部区域17bは外層用成
形材料が優先的に、且つ早期に充填される区域となる。 【0020】そこで、上部区域17bに一対の連通孔1
8(図4には一方のみ示す)を介して一対の第2のキャ
ビティ19を連通させ、それら第2のキャビティ19に
より一対のプロテクタモール5を成形するものである。 【0021】ノズル11内に中空の外側ニードル201
と中実の内側ニードル202 とが同心状に配設される。
外側ニードル201 において、先端側の弁部20aは供
給路14に対向し、基端側のピストン21はシリンダ2
2内に摺動自在に嵌合される。ピストン21およびシリ
ンダ22は、供給路開閉用作動機構23を構成する。内
側ニードル202 において、先端側の弁部24は、外側
ニードル201 の弁部20aに形成された弁孔25に対
向し、基端側のピストン26は外側ニードル201 の基
端側に形成されたシリンダ部27に摺動自在に嵌合され
る。ピストン26およびシリンダ部27は弁孔開閉用作
動機構28を構成する。 【0022】外側ニードル201 はその弁部20aに連
なるテーパ状外周面を有し、そのテーパ状外周面とノズ
ル11内周面との間に外側通路29が形成される。その
外側通路29の一端は供給路14に、他端はノズル11
の通孔30を介して第1射出ユニット8にそれぞれ連通
するようになっている。また外側ニードル201 はその
基端側にストレート状外周面を有し、その外周面により
通孔30を閉じることができる。 【0023】内側ニードル202 はその弁部24に連な
るテーパ状外周面を有し、そのテーパ状外周面と外側ニ
ードル201 内周面との間に内側通路31が形成され
る。その内側通路31の一端は弁孔25に、他端は外側
ニードル201 およびノズル11の通孔32,33を介
して第2射出ユニット10にそれぞれ連通するようにな
っている。また内側ニードル202 はその基端側にスト
レート状外周面を有し、その外周面により通孔32を閉
じることができる。 【0024】次に、射出成形装置6を用いたバンパ1の
具体的製造例について説明する。 【0025】図1〜3において、バンパ1の各部の寸法
は次の通りである。車体2を基準にして、バンパ主体部
1 の左右方向長さb=1700mm、各バンパ側部42
の前後方向長さc=550mm、バンパ主体部41 の高さ
d=320mm、各バンパ側部42 の高さe=300mm、
バンパ1の肉厚t1 =4mmである。各プロテクタモール
5は一片5aの長さf=300mm、他片5bの長さg=
200mm、肉厚t2 =4mmである。 【0026】これらバンパ1およびプロテクタモール5
の形状に応じて各キャビティ17,19の各部の寸法が
決められる。この場合、フィルムゲート16の左右方向
長さh=1200mm、前後方向長さk=2mmである。 A.コア用成形材料の調製 回収バンパとして、エチレンプロピレンゴムにより変性
されたポリプロピレンを用いて成形され、且つ表面に二
液性ウレタン塗膜を有するものを選定した。この回収バ
ンパの組成は次の通りであった。 【0027】 ポリプロピレン 64重量% エチレンプロピレンゴム 28重量% タルク 7重量% 塗膜 1重量% 回収バンパを粉砕機に投入して粉砕を行い、次いで粉砕
物を造粒機に投入して溶融練りを行い、その溶融混練物
を80〜100メッシュのフィルタを通して粗大粒子を
除去し、その後、溶融混練物を内径約1mmの細管を通し
て線状物を成形し、さらにその線状物を1〜数mmの長さ
に切断してペレット状のコア用成形材料を得た。 B.外層用成形材料の調製 回収バンパの組成(ただし、塗膜は除く)と同一組成を
狙って、 ポリプロピレン 63重量% エチレンプロピレンゴム 30重量% タルク 7重量% の混合物を造粒機に投入して、前記A欄で述べた方法と
同様の方法でペレット状の外層用成形材料を得た。 C.バンパの製造 (i) 図4において、第1射出ユニット8に外層用成形
材料が装入されて210℃の溶融状態に保持され、また
第2射出ユニット10にコア用成形材料が装入されて2
00℃の溶融状態に保持される。固定型131 および各
可動型132 〜135 の予熱温度はそれぞれ40℃,5
0℃である。 (ii) 第1工程として、図6に示すように、外側通路2
9が「連通」、内側通路31が「遮断」の状態におい
て、第1射出ユニット8の作動下で外層用成形材料M1
を供給路14、ホットランナ15、ランナ161 および
フィルムゲート16 2 を通じ金型13のバンパ成形用キ
ャビティ17内に射出した。 (iii) 第2工程として、図7に示すように、第1射出
ユニット8の作動下で外側通路29の供給路14側を弁
部20aにより絞り、また内側通路31が「連通」の状
態において、第2射出ユニット10の作動下でコア用成
形材料M2 を射出して、そのコア用成形材料M2 を供給
路14、ホットランナ15、ランナ161、フィルムゲ
ート162 およびキャビティ17内の外層用成形材料M
1 内に流入させると共にそれら外層用およびコア用成形
材料M1 ,M2 をキャビティ17内に流動させ、また外
層用成形材料M1 を第2のキャビティ19内に流入さ
せ、次いで第2射出ユニット10の作動を停止させた。 (iv) 第3工程として、図8に示すように、外側通路2
9が「連通」、内側通路31が「遮断」の状態におい
て、第1射出ユニット8の作動下で外層用成形材料M1
により供給路14、ホットランナ15、ランナ161
よびフィルムゲート162 内に存する二重構造の外層用
およびコア用成形材料M1 ,M2 をキャビティ17内に
押出すことによりコア2および外層3を成形し、次いで
第1射出ユニット8の作動を停止させた。 (v) 金型13をホットランナブロック12から離間
し、次いで型開きを行ってバンパ1および左右一対のプ
ロテクタモール5を得た。 【0028】前記製造プロセス後、ホットランナ15内
には外層用成形材料M1 が溶融状態で保持されているの
で、バンパ1および各プロテクタモール5の成形を連続
して行うことができる。 【0029】表1は、バンパ1の製造において、第1〜
第3工程に関する外層用成形材料M 1 およびコア用成形
材料M2 の射出時間と射出速度を示す。 【0030】 【表1】 【0031】図9は表1に基づいて射出時間と射出速度
との関係をグラフ化したものである。この場合、射出速
度は、第1工程では外層用成形材料M1 について2段階
に、第2工程ではコア用成形材料M2 について3段階
に、また外層用成形材料M1 について2段階に、第3工
程では外層用成形材料M1 について1段階にそれぞれ制
御された。 【0032】金型13において、前記のような第2のキ
ャビティ19を存在させると、外層用成形材料M1 が優
先的に充填される主領域171 の上部区域17bに達し
たその材料M1 は、そこに止どまることなく連通孔18
を経て第2のキャビティ19内に流入する。この外層用
成形材料M1 の流動に伴い、上部区域17bにおいてそ
の材料M1 内にコア用成形材料M2 が流入する。 【0033】図9に示すように、第2工程におけるコア
用成形材料M2 の射出速度Vcを第1工程における外層
用成形材料M1 の射出速度Va,Vbよりも速くなるよ
うに設定すると、図7に示すように外層用成形材料M1
の流動方向前部側が第2のキャビティ19の終端近傍に
到達した時点で、上部区域17bにおいて外層用成形材
料M1 内にコア用成形材料M2 の流動方向前部側を存在
させることができる。この場合、外層用成形材料M1
射出速度Vb,Vfを第1工程における射出速度Va,
Vb以下、この実施例では主たる射出速度VfをVf<
Va,Vbに設定すれば、コア用成形材料M2 の射出速
度Vcをそれ程速くしなくても、両材料M1 ,M2 の射
出速度差を大きくすることができる。 【0034】また第3工程における外層用成形材料M1
の射出速度Vgを第2工程における外層用成形材料M1
の最終射出速度Vf以下、この実施例では射出速度Vg
をVg<Vfに設定すると、第3工程において外層用成
形材料M1 がコア用成形材料M2 内へ流入することがな
く、これによりバンパ1のフィルムゲート連通部を外層
用成形材料M1 のみにより成形することができる。 【0035】このようにして、全体に亘りサンドイッチ
構造を備えたバンパ1を得ることができ、同時に第2の
キャビティ19により、外層用成形材料M1 のみからな
る単層構造を備えた左右一対のプロテクタモール5を得
ることができた。 【0036】このバンパ1においては、回収バンパより
調製されたコア用成形材料M2 の充填率が高いので、バ
ンパ1の生産コストの低減および省資源化を図る上で有
効である。 【0037】 バンパ1の製造に用いられる外層用成形
材料M1 としては、前記のものの外に以下のものを挙げ
ることができる。 〔配合例1〕 ポリプロピレン 63重量% エチレンプロピレンゴム 30重量% タルク 7重量% 耐候性安定剤 1phr 紫外線吸収剤 1phr カーボンブラック(顔料) 3phr 塗装性向上改質剤 3phr 〔配合例2〕 ポリプロピレン 60重量% エチレンプロピレンゴム 30重量% タルク 10重量% 耐候性安定剤 1phr 紫外線吸収剤 1phr カーボンブラック(顔料) 3phr 塗装性向上改質剤 3phr バンパ1の製造に用いられるコア用成形材料M2 として
は、前記のものの外に以下のものを挙げることができ
る。 (1)30重量%のエチレンプロピレン系ゴムを、重合
工程で同時に合成したポリプロピレン 93重量%と、
そのポリプロピレン合成の最終工程でタルクを7重量%
添加した成形材料。この成形材料は、ポリプロピレンと
エチレンプロピレンゴムを配合したものよりも安価であ
る。 (2)下記の合成分を配合した成形材料 ポリプロピレン 60重量% エチレンプロピレンゴム 30重量% タルク 10重量% 図10はバンパ1の成形と同時に、そのバンパ1に付
設される、外層用成形材料M1 のみからなる単層構造を
備えた左右一対のフオグランプカバー34を得るように
したものである。この場合、連通孔18の入口は、金型
13におけるグリル取付窓35の下側内面を形成する面
に開口する。 【0038】 【発明の効果】本発明によれば、前記のように特定され
た金型を用いることによって、良好な品質を有するサン
ドイッチ構造を備えた合成樹脂成形体を得ると同時に単
層構造を備え、且つその合成樹脂成形体に付設される
2の合成樹脂成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】バンパおよびプロテクタモールの斜視図であ
る。 【図2】図1の2−2線断面図である。 【図3】図1の3−3線断面図である。 【図4】射出成形装置の縦断面図である。 【図5】金型のキャビティにおける側部領域を示す縦断
面図である。 【図6】第1工程図である。 【図7】第2工程図である。 【図8】第3工程図である。 【図9】実施例における射出時間と射出速度との関係を
示すグラフである。 【図10】バンパおよびフオグランプカバーの斜視図で
ある。 【符号の説明】 1 バンパ(合成樹脂成形体) 2 コア 3 外層 5 プロテクタモール(第2の成形体) 13 金型 162 フィルムゲート(ゲート) 17 キャビティ 17b 上部区域(区域) 19 第2のキャビティ 34 フオグランプカバー(第2の成形体) M1 外層用成形材料 M2 コア用成形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−40385(JP,A) 特開 平5−31756(JP,A) 特開 平5−111934(JP,A) 特開 昭62−132623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コア(2)と、そのコア(2)を被覆す
    る外層(3)とよりなるサンドイッチ構造を備えた合成
    樹脂成形体(1)を製造するに当り、外層用成形材料
    (M1 )を金型(13)の成形用キャビティ(17)内
    に射出する第1工程と、コア用成形材料(M2 )を射出
    して前記キャビティ(17)内の前記外層用成形材料
    (M1 )内に流入させると共にそれら外層用およびコア
    用成形材料(M1 ,M2 )を前記キャビティ(17)内
    に流動させる第2工程とを用いる製造方法において、前
    記金型(13)として下記の構成を有するものを用いる
    ことを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。 記 前記成形用キャビティ(17)内において前記外層用成
    形材料(M1 )が優先的に充填される区域(17b)
    に、前記外層用成形材料(M1 )のみからなる単層構造
    で、且つ前記合成樹脂成形体(1)に付設される第2の
    合成樹脂成形体(5)を成形するための第2の成形用キ
    ャビティ(19)が連通する。
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