JP3496651B2 - 自動車燃料配管用逆止弁 - Google Patents

自動車燃料配管用逆止弁

Info

Publication number
JP3496651B2
JP3496651B2 JP2001100551A JP2001100551A JP3496651B2 JP 3496651 B2 JP3496651 B2 JP 3496651B2 JP 2001100551 A JP2001100551 A JP 2001100551A JP 2001100551 A JP2001100551 A JP 2001100551A JP 3496651 B2 JP3496651 B2 JP 3496651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
gasohol
rubber
fluorosilicone rubber
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001100551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002295700A (ja
Inventor
和孝 片山
弘二 仙田
浩芳 森
千秋 杠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2001100551A priority Critical patent/JP3496651B2/ja
Priority to US10/107,452 priority patent/US6481464B1/en
Priority to EP02007420A priority patent/EP1245611A1/en
Publication of JP2002295700A publication Critical patent/JP2002295700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496651B2 publication Critical patent/JP3496651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • C08L83/08Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K15/00Check valves
    • F16K15/14Check valves with flexible valve members
    • F16K15/144Check valves with flexible valve members the closure elements being fixed along all or a part of their periphery
    • F16K15/147Check valves with flexible valve members the closure elements being fixed along all or a part of their periphery the closure elements having specially formed slits or being of an elongated easily collapsible form
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7837Direct response valves [i.e., check valve type]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7837Direct response valves [i.e., check valve type]
    • Y10T137/7879Resilient material valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7837Direct response valves [i.e., check valve type]
    • Y10T137/7879Resilient material valve
    • Y10T137/788Having expansible port
    • Y10T137/7882Having exit lip

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、逆流防止機能を有
する逆止弁に関するものであり、自動車燃料であるガソ
リン、とりわけガソホール(アルコール混合ガソリン)
を搬送する際に用いられる自動車燃料配管用逆止弁に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車用配管等の各種配管で
は、その配管の途中(または末端)に、逆止弁(チェッ
クバルブ)をクランプで締結等して取り付けることによ
り、配管内を流れる流体の逆流が起こらないようにして
いる。このような機能を備えた逆止弁には、例えば、カ
ットオフバルブ、ダックビル型といった形状のものが知
られている。 【0003】そして、上記逆止弁の形成材料としては、
通常、ゴム材料が用いられ、特に、耐ガソリン性、低温
性、圧力損失のバランスの点から、フロロシリコーンゴ
ムが好適に用いられている。 【0004】一方、近年、環境問題がクローズアップさ
れ、米国では地下水汚染の問題から、これまでオクタン
価向上剤としてガソリンに添加されていたt−ブチルメ
チルエーテル(MTBE)が使用禁止となり、その代替
品として、アルコールを添加剤として使用したガソホー
ルが検討されている。 【0005】このようなガソホールを配管内に流す場合
であっても、上記逆止弁の形成材料として用いられるゴ
ム材に関しては特に規定がないため、従来と同様に、フ
ロロシリコーンゴム等からなるものが用いられている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
フロロシリコーンゴムからなる逆止弁を、ガソホールが
流れる自動車燃料搬送用の配管に取り付けると、ガソホ
ールに対して高い膨潤率を示す上記ゴムの性質により、
特に、クランプで締結された個所から切れ目が生じる
(クランプ切れ)といった問題がある。 【0007】 本発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、ガソホールに対して使用してもクランプ切れ
を生じず、かつ圧力損失のバランスを備えた自動車燃料
配管用逆止弁の提供をその目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の自動車燃料配管用逆止弁は、下記の特性
(A)〜(D)を備えたフロロシリコーンゴムによって
形成されているという構成をとる。 (A)引裂き強度が150N/cm以上である。 (B)初期の100%引張り応力が3.5MPa以下で
ある。 (C)ガソホール浸漬時の100%引張り応力が1.8
〜3.0MPaの範囲である。 (D)ガソホール浸漬時の体積変化率が35%以下であ
る。 【0009】すなわち、本発明者らは、燃料としてガソ
ホールを使用してもクランプ切れを生じない逆止弁につ
いて鋭意研究を重ねた。そして、上記逆止弁の形成材料
として、その引裂き強度,初期の100%引張り応力,
ガソホール浸漬時の100%引張り応力およびガソホー
ル浸漬時の体積変化率が特定の範囲となるようなフロロ
シリコーンゴムを用いると、ガソホールに対して耐膨潤
性に優れるようになり、その結果、クランプ切れも生じ
なくなるため、ガソホールが流れる自動車燃料搬送用配
管の搬送部分に良好に用いられることを見出し本発明に
到達した。 【0010】 【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。 【0011】 本発明の自動車燃料配管用逆止弁(逆止
弁1は、特定のフロロシリコーンゴムによって形成さ
れており、本発明はこのことを特徴とするものである。
ここで、上記逆止弁1の形状としては、例えば、図1に
示すようなものがある。図において、2はスリット状開
閉部であり、3および4は傾斜部であり、5は胴部であ
り、6はストッパー部である。そして、胴部5の内部は
中空であり、ストッパー部6の下側には、開口からなる
入口部(図示せず)を有している。このような構造の逆
止弁1を自動車燃料(ガソホール)搬送用配管の搬送部
分に取り付ける際に、上記逆止弁1の入口部からガソホ
ールが流れてくるように取り付けると、図2(a)に示
すように、ガソホールの圧力によりスリット状開閉部2
が開口し、ガソホールを一方向に流通させることができ
る。また、通常の状態あるいは前記と逆方向からガソホ
ールが流れてきた場合では、上記スリット状開閉部2を
開口させる力が働かず、さらに、逆方向から流れてきた
ガソホールが上記傾斜部3および4に当たることによ
り、図2(b)に示すように、スリット状開閉部2が閉
じるようになる。このような機構により、上記逆止弁1
は、ガソホールを逆流させずに一方向に流通させうる機
能を有する。なお、上記逆止弁1は、配管の搬送部分に
取り付ける際に、その胴部5の上からクランプで締結さ
れ固定される(図示せず)。 【0012】上記逆止弁1は、下記の特性(A)〜
(D)を備えたフロロシリコーンゴムによって形成され
ている。 (A)引裂き強度が150N/cm以上である。 (B)初期の100%引張り応力が3.5MPa以下で
ある。 (C)ガソホール浸漬時の100%引張り応力が1.8
〜3.0MPaの範囲である。 (D)ガソホール浸漬時の体積変化率が35%以下であ
る。 【0013】上記特定のフロロシリコーンゴムの引裂き
強度(特性A)は、150N/cm以上に設定されてい
る必要がある。好適には160N/cm以上である。す
なわち、上記特定のフロロシリコーンゴムの引裂き強度
が150N/cm未満であると、上記逆止弁1が金型脱
型時に引き裂かれ、その結果、歩留まりが悪化するため
である。 【0014】上記特定のフロロシリコーンゴムの初期の
100%引張り応力(特性B)は、3.5MPa以下に
設定されている必要がある。好適には2.0〜3.5M
Paの範囲である。すなわち、上記特定のフロロシリコ
ーンゴムの初期100%引張り応力が3.5MPaより
大きい場合、上記逆止弁1先端のスリット状開閉部2の
応答力が劣り、逆流防止性能が悪化するためである。 【0015】上記特性(C)および(D)についてより
詳しく説明すると、メタノール15体積%含有のFue
l B(トルエン30体積%+イソオクタン70体積
%)に、上記特定のフロロシリコーンゴムを60℃で7
2時間浸漬した際の100%引張り応力が1.8〜3.
0MPaの範囲であり、また、その際の上記特定のフロ
ロシリコーンゴムの体積変化率が35%以下であるとい
うことである。特に好ましくは、ガソホール浸漬時の1
00%引張り応力が2.0〜2.5MPaの範囲であ
り、体積変化率が20〜34%の範囲である。すなわ
ち、上記逆止弁1を形成する特定のフロロシリコーンゴ
ムが、このような特性を満たすことにより、耐クランプ
切れ性能が優れるといった本発明の効果が得られるよう
になるためである。 【0016】そして、このような特性(A)〜(D)を
備えたフロロシリコーンゴムの材料としては、具体的に
は、その主成分が、下記の一般式(1)で表される構造
を備えた共重合体であるものがあげられる。ここで「主
成分」とは、上記ゴムを構成する主たる成分のことであ
って、上記ゴムの特性に大きな影響を与えるもののこと
を意味し、全体が主成分のみからなる場合も含まれる。 【0017】 【化1】 【0018】上記共重合体の重合度は、500〜200
00の範囲であると好ましく、より好ましくは2000
〜12000の範囲である。すなわち、上記重合度が小
さ過ぎると、機械的強度が低下する傾向があり、逆に大
き過ぎると、加工性が低下する傾向があるためである。
また、ビニル基/Si=0.002〜0.01の範囲内
において、重合度・ビニル基比の異なるフロロシリコー
ンゴムをブレンドしても構わない。 【0019】上記特定のフロロシリコーンゴムの材料に
は、これ以外に、例えば、補強剤(シリカ)を適宜に添
加してもよい。そして、上記シリカとしては、平均粒径
が7〜30m程度であり、かつ比表面積が130〜4
00m2 /g程度の乾式法あるいは湿式法にて得られる
ものを、単独であるいは二種以上ブレンドして用いるこ
とが好ましい。 【0020】また、上記特定のフロロシリコーンゴムの
材料には、加工性,体積変化,強度面の点から、カップ
リング剤、シリコーンレジン類、アルコキシシラン、ヒ
ドロキシシラン、末端に水酸基あるいはエーテル基をも
った低粘度シリコーンオイル、シリル化剤等を添加して
もよい。なお、上記カップリング剤としては、加水分解
基として、アルコキシ基、ハロゲン、アセトキシ基を有
するものや、有機官能基として、アミノ基、メタクリル
基、ビニル基、エポキシ基、メルカプト基を有するもの
が、好ましく用いられる。なかでも、有機官能基とし
て、ビニル基、エポキシ基を有するカップリング剤が、
より好ましく用いられる。 【0021】さらに、上記特定のフロロシリコーンゴム
の材料には、酸化鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄、酸
化チタンといった耐熱性向上剤等を、本発明の目的を損
なわない範囲内において適宜に添加してもよい。 【0022】上述のような材料を用いて、上記逆止弁1
は、例えば、つぎのようにして製造することができる。 【0023】すなわち、まず、上記特定のフロロシリコ
ーンゴムの材料(液状ゴム組成物)をニーダー等の混練
機で混練して調製する。ついで、これを、予め用意した
逆止弁成形用金型の内部(空隙部)に注型し、その後、
上記金型全体を加熱(170℃×10分)して、上記ゴ
ム組成物を架橋する。このようにして得られたゴム硬化
体を、上記金型から取り出し、さらに、このゴム硬化体
を2次架橋(200℃×4時間)して反応を完結させる
ことにより、目的とする逆止弁1が得られる。 【0024】なお、本発明の逆止弁は、上述のような金
型成形のほか、圧縮成形といった方法等によっても製造
することができる。 【0025】また、本発明の逆止弁は、ガソホールを逆
流させずに一方向に流通させうる形状のものであればよ
く、図1に示す形状に特に限定されるものではない。 【0026】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。 【0027】 【実施例1】まず、逆止弁成形用金型を準備した。そし
て、フロロシリコ−ンゴム(ビニル基/Si比が0.0
03、平均重合度10000)100重量部(以下、
「部」と略す)に対し、アエロジル300(日本アエロ
ジル社製)15部と、ニプシールVN3(日本シリカ社
製)20部と、ジフェニルシランジオール2部と、ビニ
ルトリメトキシシラン0.8部と、弁ガラ0.5部と、
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメ
チルヘキサン0.8部とを配合してなるゴム組成物を調
製し、このものを上記金型内に射出して注型した後、上
記金型全体を加熱(170℃×10分)し、上記ゴム組
成物を架橋した。ついで、上記金型を脱型し、これによ
り得られたゴム硬化体を2次架橋(200℃×4時間)
して反応を完結させることにより、目的とする逆止弁を
得た(図1参照)。 【0028】 【実施例2】アエロジル300の配合割合を25部とす
る以外は、実施例1と同様にして逆止弁を作製した。 【0029】 【実施例3】ビニルトリメトキシシランに代えて、γ−
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン0.5部
を用い、かつ2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
2,5−ジメチルヘキサンの配合割合を0.5部とする
以外は、実施例1と同様にして逆止弁を作製した。 【0030】 【実施例4】ニプシールVN3の配合割合を25部と
し、かつビニルメチルシロキサン3mol%含有ジメチ
ルポリシロキサン3部を添加する以外は、実施例1と同
様にして逆止弁を作製した。 【0031】 【比較例1】SE1561U(フロロシリコ−ンゴム、
東レダウコーニング社製)をフルコンパウンドとして用
いる以外は、実施例1と同様にして逆止弁を作製した。 【0032】 【比較例2】FE251K(フロロシリコ−ンゴム、信
越化学工業社製)をフルコンパウンドとして用いる以外
は、実施例1と同様にして逆止弁を作製した。 【0033】 【比較例3】フロロシリコ−ンゴム(ビニル基/Si比
が0.002、平均重合度10000)100部に対
し、アエロジル200(日本アエロジル社製)60部
と、ジフェニルシランジオール2部と、2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン
0.5部とを配合してなるゴム組成物を用いる以外は、
実施例1と同様にして逆止弁を作製した。 【0034】 【比較例4】SE1561U100部に対し、ビニルト
リメトキシシラン0.5部を配合してなるゴム組成物を
用いる以外は、実施例1と同様にして逆止弁を作製し
た。 【0035】このようにして得られた実施例および比較
例の逆止弁を用いて、下記の基準に従い、各特性の評価
を行った。これらの結果を後記の表1〜表2に示した。 【0036】〔引裂き強度〕上記逆止弁の胴部から周方
向に沿って5mm幅の短冊状に切り取り、得られた短冊
状ゴムの長手方向の略中央部に、図3に示すように90
°の切り欠き7(深さ2mm)を形成し、試料8を得
た。そして、上記試料8に対し、引張試験機(ストログ
ラフV−10B、東洋精機製作所社製)を用いて、クロ
スヘッド間10mm、テストスピード100mm/分で
引裂き強度を測定した。 【0037】〔脱型性〕9個の逆止弁が同時に製造でき
る金型を用い、先に述べた製法に従って、上記逆止弁を
作製した。その際に、全ての逆止弁を破損させることな
く上記金型から脱型することができた場合を○とし、上
記金型から脱型する際に破損させた逆止弁の数が5個以
上であった場合を×として表示した。 【0038】〔100%引張り応力〕逆止弁の胴部から
周方向に沿って5mm幅の短冊状物を切り取り、引張試
験機を用いて、クロスヘッド間10mm、テストスピー
ド100mm/分で、クロスヘッド間が20mmになっ
た時点での応力を測定した。 【0039】〔ガソホール体積変化率〕上記逆止弁の形
成材料を用いて、上記成形方法と同様の条件で25mm
×20mm×厚み1mmのシートを成形した。つぎに、
上記シートをメタノール15体積%含有のFuel B
(トルエン30体積%+イソオクタン70体積%)に6
0℃で72時間浸漬処理した。そして、浸漬処理前と処
理後の体積をそれぞれ測定し、これらの値から体積変化
率を算出した。 【0040】〔逆流防止性能〕上記逆止弁を取り付けた
配管内に、ガソホールを1.0MPaの圧力で逆流さ
せ、逆流するガソホールの量が1cc未満のものを○、
1〜3cc未満のものを△、3cc以上のものを×とし
て表示した。 【0041】〔クランプ切れ性〕外径が8mmのパイプ
に逆止弁を装着し、ついで上記逆止弁の胴部にバネクラ
ンプを取り付けて逆止弁を固定した。そして、上記逆止
弁をパイプごと、メタノール15体積%含有のFuel
B(トルエン30体積%+イソオクタン70体積%)
に60℃で72時間浸漬処理した。ついで、上記バネク
ランプを取り外し、亀裂の有無をn数5個で測定し、亀
裂があった製品数を分数で示した。 【0042】 【表1】 【0043】 【表2】【0044】上記表1〜表2の結果、実施例品はいずれ
も、脱型性および逆流防止性能に優れており、しかも、
ガソホール浸漬後の耐クランプ切れ性能に優れているこ
とがわかる。 【0045】これに対して、上記比較例品はいずれも、
クランプ切れによる亀裂が数多く生じることがわかる。
なお、比較例3品は、クランプ切れによる亀裂が比較的
少ないのであるが、脱型性および逆流防止性能に劣るこ
とがわかる。 【0046】 【発明の効果】以上のように、本発明の自動車燃料配管
逆止弁は、特定の特性を備えたフロロシリコーンゴム
によって形成されたものである。そして、そのゴムの特
性により、上記逆止弁は、圧力損失等のバランスが良好
で、優れた逆流防止性能を示すようになり、しかも、製
造過程における金型脱型時に引き裂かれることもないた
め歩留まりが悪化することもないといった効果を奏す
る。また、上記特性により、上記逆止弁は、ガソホール
浸漬した場合であっても耐クランプ切れ性能に優れるよ
うになるため、ガソホールを燃料とする自動車等の燃料
搬送連結部分に用いても、その使用において問題を生じ
ず良好に用いられることとなる。そして、上記逆止弁に
対して比較的強い締結力でクランプを取り付けた場合で
あってもクランプ切れを生じないため、クランプの強い
締結力によって配管から逆止弁が容易に抜けなくするこ
とができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自動車燃料配管用逆止弁の一実施の形
態を示す斜視図である。 【図2】(a)は上記逆止弁が閉じた状態を示す平面図
であり、(b)は上記逆止弁が開いた状態を示す平面図
である。 【図3】引裂き強度の評価のために上記逆止弁から切り
出した試料を示す平面図である。
フロントページの続き (72)発明者 杠 千秋 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−149674(JP,A) 特開 昭63−213545(JP,A) 特開 昭60−141738(JP,A) 特開 昭62−246960(JP,A) 特開2000−337538(JP,A) 特開 平4−300474(JP,A) 特開 平5−17689(JP,A) 特開2000−273307(JP,A) 特開2001−2923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 15/00 - 15/20 C08K 3/36 C08L 83/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記の特性(A)〜(D)を備えたフロ
    ロシリコーンゴムによって形成されていることを特徴と
    する自動車燃料配管用逆止弁。 (A)引裂き強度が150N/cm以上である。 (B)初期の100%引張り応力が3.5MPa以下で
    ある。 (C)ガソホール浸漬時の100%引張り応力が1.8
    〜3.0MPaの範囲である。 (D)ガソホール浸漬時の体積変化率が35%以下であ
    る。
JP2001100551A 2001-03-30 2001-03-30 自動車燃料配管用逆止弁 Expired - Fee Related JP3496651B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100551A JP3496651B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 自動車燃料配管用逆止弁
US10/107,452 US6481464B1 (en) 2001-03-30 2002-03-28 Check valve
EP02007420A EP1245611A1 (en) 2001-03-30 2002-03-28 Check valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100551A JP3496651B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 自動車燃料配管用逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002295700A JP2002295700A (ja) 2002-10-09
JP3496651B2 true JP3496651B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=18953986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001100551A Expired - Fee Related JP3496651B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 自動車燃料配管用逆止弁

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6481464B1 (ja)
EP (1) EP1245611A1 (ja)
JP (1) JP3496651B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023061254A (ja) * 2021-10-19 2023-05-01 均賀科技股▲ふん▼有限公司 水濾過設備の流路逆止め構造

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7156324B2 (en) * 2003-11-13 2007-01-02 Oms Investments, Inc. Spraying device with interchangeable cartridge
US20060273275A1 (en) * 2005-06-01 2006-12-07 Rajat Agrawal Valve device for containing and preventing backflow of fluids
KR20070078145A (ko) * 2006-01-26 2007-07-31 우성전기공업 주식회사 전자밸브의 유체 역류방지장치
US7866626B1 (en) * 2006-03-01 2011-01-11 Mark Maclean-Blevins Hydraulically controlled in-line valve apparatus
US20070244426A1 (en) * 2006-04-13 2007-10-18 Applied Medical Resources Corporation Duck bill septum combination
US8443840B2 (en) * 2007-03-09 2013-05-21 Asahi Rubber Inc. Excessive pressure release valve and release valve unit having the release valve
EP1978024A1 (en) * 2007-04-04 2008-10-08 Atotech Deutschland Gmbh Silane compositions comprising novel crosslinking agents
KR100839787B1 (ko) 2007-06-19 2008-06-19 현대모비스 주식회사 기밀 유지 첵 밸브를 구비한 트랙션 컨트롤 밸브
GB0725126D0 (en) * 2007-12-22 2008-01-30 Mcalpine & Co Ltd Improved plumbing sealing arrangement
KR20100008307U (ko) * 2009-02-12 2010-08-20 (주)물사랑 비데의 세정수 역류 방지장치
DE102010012018A1 (de) * 2010-03-12 2011-09-15 Kaco Gmbh + Co. Kg Entlüftungsventil
US20140252042A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 Georgia-Pacific Consumer Products Lp Fluid dispenser
KR101608690B1 (ko) * 2015-10-13 2016-04-04 주식회사 티알켐텍 밸브 튜브를 포함하는 마개
GB2552659B (en) 2016-08-01 2019-06-12 Mcalpine & Co Ltd High flow drain control

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3236496A (en) * 1963-02-20 1966-02-22 Chrysler Corp Fuel flow control valve
US4196886A (en) * 1975-07-21 1980-04-08 Industrial Electronic Rubber Co. Fluid control valve
JPS6049796B2 (ja) * 1978-01-06 1985-11-05 日本ゼオン株式会社 ゴム管またはゴムホ−ス
US4492786A (en) * 1983-08-26 1985-01-08 General Electric Company Modified organopolysiloxane composition
US4525528A (en) 1983-10-11 1985-06-25 General Electric Company Peroxide-curable fluorosilicone copolymer compositions
US4657965A (en) * 1984-10-22 1987-04-14 Toshiba Silicone Co., Ltd. Silicone elastomer composition
JPS63213545A (ja) * 1987-03-02 1988-09-06 Fujikura Rubber Ltd 低温シ−ル性フツ素ゴム組成物
JPH0262738A (ja) 1988-08-30 1990-03-02 Teijin Ltd 光ディスクの製造方法
US4882368A (en) * 1988-09-26 1989-11-21 Dow Corning Corporation Low compression set fluorosilicone rubber
JP3378597B2 (ja) * 1992-09-28 2003-02-17 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 耐油性シリコーンゴム組成物
JPH07151016A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Suzuki Motor Corp 負圧応動型キャブレタ
JPH10267143A (ja) 1997-03-25 1998-10-09 Tokai Rubber Ind Ltd 逆止弁
JP3535956B2 (ja) 1997-08-11 2004-06-07 東海ゴム工業株式会社 コネクタ装置およびそれに用いる逆止弁
JP3573191B2 (ja) * 1998-06-22 2004-10-06 信越化学工業株式会社 フッ素ゴム組成物及びその製造方法
JP4276727B2 (ja) * 1999-03-03 2009-06-10 株式会社ニフコ バルブ
EP1108653B1 (en) * 1999-03-04 2007-05-16 Kuraray Co., Ltd. Fuel container
JP2000337538A (ja) 1999-05-31 2000-12-05 Tokai Rubber Ind Ltd 逆止弁用キャップ及びキャップ取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023061254A (ja) * 2021-10-19 2023-05-01 均賀科技股▲ふん▼有限公司 水濾過設備の流路逆止め構造
JP7453198B2 (ja) 2021-10-19 2024-03-19 均賀科技股▲ふん▼有限公司 水濾過設備の流路逆止め構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002295700A (ja) 2002-10-09
EP1245611A1 (en) 2002-10-02
US6481464B1 (en) 2002-11-19
US20020189694A1 (en) 2002-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3496651B2 (ja) 自動車燃料配管用逆止弁
US7981981B2 (en) Flexible, hydrocarbon-resistant polyarylenesulfide compounds and articles
JP5289356B2 (ja) 高減衰組成物
EP1669401A3 (en) Tire with tread containing combination of specialized elastomer and coupling agent
CN105713381A (zh) 具有热塑性内衬的轮胎
US20080194747A1 (en) Sealing Element
EP2066494A1 (en) Multi-layer tube for conducting fuel in a motor vehicle
JP2011189736A (ja) 加圧流体導管用2層プラスチックチューブ部品
JP2012007068A (ja) スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびこれを用いるスタッドレスタイヤ
JP2011126992A (ja) 高減衰組成物
WO2018096875A1 (ja) ホース用ゴム組成物及びホース
KR100551848B1 (ko) 오일필터용 고무 패킹 조성물
US20030069346A1 (en) Rubber additive
EP1334995B1 (en) Acrylic rubber compositions and heat-resistant hoses
JP2003082029A (ja) アクリルゴム組成物及び耐熱ホース
KR910000977A (ko) 접착성 고무 조성물 및 내열성 고압 호스
JP3900834B2 (ja) ゴム組成物及び耐熱ホース
CN113248838A (zh) 一种承插式管道密封圈及其制备方法
JP2006057003A (ja) 耐熱性ゴム組成物
CN102171308A (zh) 制备模具封孔剂的方法、模具封孔剂组件及其组合物
KR100461145B1 (ko) 연료용 호스 조성물
JP2946550B2 (ja) エピクロルヒドリンゴム組成物
FR2574804A1 (fr) Nouvelles formulations a base de caoutchoucs epdm ayant une durete elevee et une bonne facilite a la mise en oeuvre
JPH08269238A (ja) 防振ゴム組成物及びその組成物を用いたポリフェニレンエーテル樹脂・防振ゴム複合体
JPH03749A (ja) 耐燃料性エラストマー組成物およびシール部材

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees