JP3496623B2 - 駅監視装置および可動式ホーム柵 - Google Patents

駅監視装置および可動式ホーム柵

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JP3496623B2 JP2000139685A JP2000139685A JP3496623B2 JP 3496623 B2 JP3496623 B2 JP 3496623B2 JP 2000139685 A JP2000139685 A JP 2000139685A JP 2000139685 A JP2000139685 A JP 2000139685A JP 3496623 B2 JP3496623 B2 JP 3496623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅のプラットホ
ームの画像を列車内にて確認できる駅監視装置に関す
る。また、この発明は、当該駅監視装置に適用可能な可
動式ホーム柵に関する。
【0002】
【従来の技術】駅のプラットホーム(以下単に「プラッ
トホーム」という)に列車が到着する際または出発する
際の乗客の安全確保には、プラットホームにおける乗客
の状況把握が不可欠である。そのため、従来から、プラ
ットホームの画像をモニタに表示させ、列車乗務員また
は駅務員による乗客状況の確認を行えるようにした駅監
視装置が用いられている。
【0003】この駅監視装置では、プラットホームの状
況を複数台のカメラにて撮像するとともに、この撮像さ
れた画像をプラットホームに設置されたモニタにて表示
する。列車乗務員または駅務員は、このモニタに表示さ
れた画像を見ることによりプラットホームにおける乗客
の状況を確認するとともに、目視により乗客の状況を確
認する。また、列車乗務員または駅務員は、さらなる安
全確保のため、いわゆるドアランプ(側灯)の点灯およ
び消灯をさらに確認することにより、乗客がドアに挟ま
れていないかどうかを確認する。
【0004】しかしながら、上記駅監視装置では、列車
乗務員がモニタ画像を確認できるように、比較的大きな
サイズのモニタを必要とする。したがって、モニタ専用
のスペースとして比較的大きなスペースがプラットホー
ムに必要となる。そのため、プラットホームのスペース
の有効利用を図ることが困難であるとの不具合がある。
【0005】そこで、近年では、プラットホームの画像
を列車に搭載されたモニタに表示させるようにした駅監
視装置が用いられるようになってきている。この種の駅
監視装置は、たとえば特開平11-124035号公報に開示さ
れている。
【0006】図16は、上記公開公報に開示された駅監
視装置の構成を示す概念図である。この駅監視装置は、
プラットホーム120への引込線であるホーム側車線1
21が本線側車線122から分岐した構造の鉄道施設に
適用されている。この駅監視装置は、複数台のカメラ1
23と、送信機124と、列車125に搭載された受信
機126およびモニタ127とを備えている。
【0007】各カメラ123は、プラットホーム120
に設置され、プラットホーム120の状況を撮像し、当
該画像をたとえばケーブルを介して送信機124に伝送
する。送信機124は、プラットホーム120よりも列
車走行方向に沿って比較的遠くの前方側(たとえば60
0m先)に設置されている。送信機124は、カメラ1
23から伝送されてきた画像を含む電波を予め定められ
た放射範囲に放射する。より具体的には、送信機124
は、たとえば送信周波数44GHz、送信出力10mW
定格のものであり、上記画像をミリ波帯の電波に重畳さ
せ、当該電波をプラットホーム120周辺の限定された
範囲に放射する。
【0008】受信機126は、たとえば受信周波数44
GHzのものであり、列車125の先頭車両に設置され
ている。受信機126は、送信機124から放射されて
いる電波を受信し、この受信された電波から元の画像信
号を復元し、当該画像信号をモニタ127に伝送する。
モニタ127は、伝送されてきた画像信号に対応する画
像を表示画面上に表示する。これにより、列車乗務員
は、プラットホーム120の状況を列車125内で視認
することができる。
【0009】なお、参照符号128は、電気鉄道用の架
線を保持する架線柱であり、図16では、プラットホー
ム120の最先端位置から送信機124の設置位置まで
の見通し内にある物体を代表して表したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、列車乗務員
に対して良好な品質の画像を安定して提供するために
は、受信機126における受信レベルがあまり低下しな
いようにする必要がある。しかし、上記駅監視装置にお
ける電波は比較的直進性の高いミリ波であり、送信機1
24がプラットホーム120から比較的遠くに設置され
ている関係上、その途中にある架線柱などの障害物12
8により受信機126における受信レベルが著しく低下
する場合がある。
【0011】これに対処するために、たとえば、当該送
信機124を設置するときに、送信機124とプラット
ホーム120との間にある障害物128を除去すること
が考えられる。しかしながら、このやり方では、送信機
124の設置のためだけに専用の架線工事を行う必要が
あり、設置工事が非常に大掛かりとなる。
【0012】そこで、架線工事をする代わりに、プラッ
トホーム120に近い位置に送信機129をもう一台設
置することが考えられる。より具体的には、プラットホ
ーム120の最先端位置から若干離れた場所に送信機1
29を設置し、当該送信機129の搬送周波数をプラッ
トホーム120から比較的遠くに設置されている送信機
124の搬送周波数と異なる値に設定する。さらに、受
信機126として両方の周波数の電波を受信できるもの
を用意し、いずれか受信レベルの大きい方の受信信号を
選択するようにしておく。
【0013】しかし、この構成では、2台の送信機12
4、129が必要であり、構成が複雑になるだけでな
く、設置作業も架線工事を伴うほどでなくとも煩雑とな
るので、あまり好ましくない。
【0014】また、上記いずれの構成にも言えることで
あるが、プラットホーム120から比較的遠くに設置さ
れている関係上、送信機124は比較的大きなサイズと
なっている。したがって、プラットホーム120にいる
乗客は送信機を十分に目視できる。そのため、プラット
ホーム120上の乗客が送信機124、129の電波放
射による人体への悪影響を懸念するおそれがあり、乗客
への配慮に欠けるとの不具合があった。
【0015】ところで、最近では、乗客の安全確保の向
上を図るとともに列車乗務員によるワンマン運転化を目
指し、プラットホーム上に可動式のホーム柵が取り付け
られる傾向にある。この可動式ホーム柵は、列車への乗
降時などの必要時にのみ開くようになっている自動開閉
式のドアを備えている。この可動式ホーム柵は、プラッ
トホームの最先端位置から最後端位置までプラットホー
ムの線路側端縁部に沿って設置される場合が多く、した
がって可動式ホーム柵の線路側に乗客の目が届く場合は
極めて稀である。本発明者は、この点に着目し、可動ホ
ーム柵の線路側に送信機を設置すれば、上述のような不
具合をすべて解消できるのではないかと考えた。
【0016】この発明は上述のような技術的背景に鑑み
なされたもので、送信機の設置工事が容易で、かつ、プ
ラットホーム上の乗客に電波障害の懸念を発生させなく
て済む駅監視装置を提供することを目的とする。
【0017】また、このような駅監視装置に適用可能な
可動式ホーム柵を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、カメラにより撮像された駅のプラットホ
ームの画像を送信機により無線送信するとともに、当該
無線送信された画像を列車に搭載された受信側装置によ
り受信して表示する駅監視装置において、上記送信機
は、上記プラットホームの線路側端縁部に沿って当該線
路側端縁部から所定間隔離れて設けられた可動式ホーム
柵と上記プラットホームの線路側端縁部との間に設置さ
れていることを特徴とするである。
【0019】また、この発明は、駅のプラットホームの
線路側端縁部に沿って当該線路側端縁部から所定間隔離
れて設置された可動式ホーム柵において、線路に面する
線路側側面部に備えられ、駅のプラットホームの画像を
含む電波を所定の送信ビーム内に放射する送信機を当該
線路側側面部に取り付ける取付機構を含むことを特徴と
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1に係る駅監視装置の上
から見た場合の構成を示す概念図である。この駅監視装
置は、駅のプラットホーム1および列車2に関連して設
けられるもので、プラットホーム1の状況を列車2内で
確認することにより、プラットホーム1における乗客の
安全を確保するものである。より詳述すれば、この駅監
視装置は、プラットホーム1に設置され、プラットホー
ム1の状況に対応する画像を無線送信する送信側装置1
0、および、列車2に搭載され、送信側装置10から無
線送信された画像を受信し表示する受信側装置20を備
えている。
【0022】さらに詳述すれば、この駅監視装置は、列
車到着時、列車発車時および列車通過時などにおける乗
客の安全を確保するための可動式ホーム柵11を設置し
ている鉄道施設に適用される。可動式ホーム柵11は、
プラットホーム1の線路に面した端縁に相当する線路側
端縁部1aに沿って当該線路側端縁部1aから所定間隔
d(たとえばd=20cm)離れて設けられている。
【0023】より具体的には、可動式ホーム柵11は、
自動開閉式ドアを所定間隔ごとに有し、かつ所定高さを
有する壁状のものである。さらに具体的には、可動式ホ
ーム柵11は、ホーム柵本体12およびドア13を有し
ている。ホーム柵本体12は、外観構成略板状の単位ホ
ーム柵本体12Aをプラットホーム1の線路側端縁部1
aに沿って所定間隔ごとに並べて構成されている。この
複数の単位ホーム柵本体12Aにより構成されるホーム
柵本体12は、プラットホーム1に対して略垂直でかつ
線路に面している線路側側面部12aと、プラットホー
ム1に対して略垂直でかつプラットホーム1内側に面し
ているホーム側側面部12bとを含む。
【0024】ドア13は、隣接する単位ホーム柵本体1
2Aの間に自動開閉可能に設けられている。ドア13
は、閉じる場合、たとえば隣接するいずれか一方または
両方の単位ホーム柵本体12A内に収納されるようにな
っている。
【0025】この駅監視装置は、このような可動式ホー
ム柵11とプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間
に画像送信用の送信機15を設置することにより、乗客
の安全確保はもちろんのこと、送信機15の設置工事の
簡素化および乗客の電波障害不安払拭を図るものであ
る。
【0026】送信側装置10は、1台の送信機15と、
複数台のカメラ16と、送信機15を可動式ホーム柵1
1に取り付ける取付機構17を備えている。カメラ16
は、プラットホーム1の状況、特にプラットホーム1の
線路側端縁部1a付近の状況を撮像するものである。さ
らに具体的には、カメラ16は、プラットホーム1に停
車している列車2のドア付近の画像を重点的に撮像する
ものである。カメラ16は、この撮像された画像に対応
する画像信号を作成する。この場合、カメラ16は、画
像信号として動画像に対応するNTSC(National Tele
vision SystemCommittee)信号を作成する。カメラ16
は、この作成された画像信号を伝送ケーブル(図示せ
ず)を介して送信機15に伝送する。
【0027】なお、カメラ16は、CCD(Charge Coup
led Devices)カメラなどが適用可能である。また、カメ
ラ16は、カラー画像を撮像できるものでもよく、また
白黒画像を撮像できるものでもよい。さらに、カメラ1
6は、動画像に対応するNTSC信号でなく、静止画信
号を作成するものであってもよい。
【0028】送信機15は、カメラ16から与えられた
画像信号を含むミリ波帯(たとえば44GHz帯)の電
波を10mWの定格送信出力で放射するものである。よ
り詳述すれば、送信機15は、複数のカメラ16から伝
送されてきた画像信号に基づいて互いに異なる周波数の
搬送波をそれぞれ変調することにより、各カメラ16に
対応する周波数の画像信号を作成する。送信機15は、
上記のようにして作成された各画像信号をそれぞれ無線
電波に変換し放射する。したがって、送信機15の無線
チャネル数は、カメラ16の台数と同数となる。
【0029】送信機15の電波放射範囲(以下「送信ビ
ーム」という)Bは、ピンポイントで列車2に搭載の受
信側装置20に電波を受信させるため、比較的狭い角度
に設定されている。より具体的には、送信ビームBの角
度は約14度に設定されている。なお、この送信ビーム
Bの角度は、プラットホーム1の構造、列車2の全長な
どに応じて適切な値に設定される。
【0030】送信機15は、画像信号を常時無線送信し
ているわけではなく、予め定められた条件下でのみ画像
信号を無線送信する。上記予め定められた条件とは、列
車2がプラットホーム1の近傍に存在することである。
列車2がプラットホーム1の近傍に位置しているか否か
は、線路に沿って設けられたホームトラック30により
検出する。
【0031】より詳述すれば、ホームトラック30は、
たとえば、プラットホーム1の最後端部から線路に沿っ
てA(たとえばA=10)m離れた位置からプラットホ
ーム1の最先端部1aから線路に沿ってB(たとえばB
=10)m離れた位置まで設けられている。ホームトラ
ック30は、列車2が当該ホームトラック30の敷設位
置に存在する場合に、列車検出信号を送信機15に対し
て出力する。送信機15は、上記列車検出信号を受信し
ている場合に限って画像信号を無線送信する。
【0032】この構成により、送信機15は、列車2が
プラットホーム1に到着する寸前およびプラットホーム
1から発車した直後までの間に限って、画像信号を無線
送信することになる。すなわち、送信機15は必要時に
のみ画像信号を無線送信する。したがって、画像信号を
無駄に送信することがなく、送信機15の電力消費を必
要最小限に抑えることができる。
【0033】送信機15は、可動式ホーム柵11の線路
側側面部12aに対して取付機構17により直接取り付
けられている。より具体的には、送信機15は、可動式
ホーム柵11とプラットホーム1の線路側端縁部1aと
の間に位置するように、可動式ホーム柵11の線路側側
面部12aに取り付けられている。この場合、送信機1
5は、可動式ホーム柵11の上端部よりも低い位置に取
り付けられる。言い換えれば、送信機15は、可動式ホ
ーム柵11のプラットホーム側(線路と反対側)のプラ
ットホーム1上にいる乗客から見えないように、可動式
ホーム柵11に取り付けられている。これにより、乗客
は、電車を待っている場合、送信機15を見ることがで
きないようになっている。
【0034】また、送信機15は、可動式ホーム柵11
とプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間であっ
て、かつ、列車走行方向に沿ってプラットホーム1の最
先端部1b近傍の線路側側面部12aに取り付けられて
いる。プラットホーム1の最先端部1b近傍に送信機1
5を設置しているのは、乗客の乗降中においても乗客か
ら送信機15を見ることができず、かつ、列車2の先頭
に対して電波を安定して放射するためである。
【0035】より詳述すれば、プラットホーム1は、通
常、列車2の全長以上の長さを有しており、列車2は、
通常、プラットホーム1の長手方向に関して中央付近に
停車するようになっている。したがって、プラットホー
ム1の先端側および後端側の所定範囲は、通常、列車非
停止位置となっている。そのため、この列車非停止位置
は、乗客の目に非常につきにくい死角的な場所となって
いる。また、列車2に搭載の受信側装置20は列車2の
先頭に設置されている。この実施の形態1では、この点
に着目し、乗客の乗降が行われず、かつ、列車2の先頭
に対して電波を放射できるように、送信機15をプラッ
トホーム1の最先端部1b近傍に設置している。
【0036】受信側装置20は、受信機21とモニタ2
2とを備えている。受信機21は、列車2の先頭にある
運転士室内に設置されている。受信機21は、ミリ波帯
(44GHz帯)の電波を受信できるようになってい
る。したがって、列車2が送信機15の送信ビームB内
に進入すると、受信機21は、送信機15から放射され
ている電波を受信する。受信機21は、受信された電波
に対応する受信信号に対して増幅などの処理を施した後
当該受信信号を復調し、元の画像信号を復元する。受信
機21は、この復元された画像信号を列車2内に設けら
れた伝送ケーブル(図示せず)を介してモニタ22に伝
送する。
【0037】モニタ22は、上記運転士室内または車掌
室内に設置されており、受信機21から伝送されてきた
画像信号を表示画面上に表示する。モニタ22は、予め
設定されているチャネルを選択することができるように
なっており、複数のチャネルに対応する画像を同時に表
示したり、1つのチャネルに対応する画像だけを表示し
たりできるようになっている。
【0038】さらに、受信側装置20は、列車2に設け
られた自動運転装置(以下「ATO装置」という。AT
O:Automatic Train Operation)23を利用し、いわ
ゆる画像スケルチ機能を実現するようにしている。AT
O装置23は、加減速、蛇行および定位置停止などを自
動化するものであり、列車2の速度を監視する機能を有
する。受信側装置20は、このATO装置23により測
定された列車2の速度に対応する信号を利用し、列車停
止状態時にのみモニタ22に画像を表示させるようにし
ている。
【0039】より詳述すれば、ATO装置23から出力
される速度信号は、受信機21に内蔵されている電源装
置24に供給される。電源装置24は、入力される速度
信号に基づいて列車2が停止状態であるか否かを判別す
る。速度信号が5km/hよりも大きな値を示している
場合、列車2は走行状態であると考えられるから、電源
装置24は、モニタ22への電源を禁止する。その結
果、列車走行状態時には、モニタ22に画像は表示され
ない。
【0040】一方、速度信号が5km/h以下を示して
いる場合、列車2は停止状態であると考えられるから、
電源装置24は、速度信号が5km/h以下を示したこ
とに応答して、モニタ22への電源供給を開始する。そ
の結果、モニタ22には受信機21から伝送されてきた
画像が表示されることになる。これにより、列車停止状
態時の必要時にのみモニタ22を駆動するから、無駄な
電力消費を防ぐことができる。
【0041】以上のように、この実施の形態1では、送
信機15をプラットホーム1の最先端部1b近傍に設置
して画像を含む電波を比較的狭い送信ビームB内に放射
するとともに、列車2の停止状態時に限って列車2内の
モニタ22にて画像を表示するようにしている。このよ
うに、列車2の停止状態に限ってプラットホーム1の状
況を監視することだけで、乗客の安全確保を図ることが
できる。
【0042】より詳述すれば、この実施の形態1では、
可動式ホーム柵11の存在を前提としている。可動式ホ
ーム柵11のドア13は列車2のドアと電気的に連動し
ており、列車2のドアが開いたときに開き、列車2のド
アが閉じたときに閉じるようになっている。したがっ
て、列車到着前後において可動式ホーム柵11を乗り越
えて線路側に乗客が侵入することは極めて稀である。
【0043】そのため、列車停止状態時にのみプラット
ホーム1の状況を画像で確認できるだけで乗客の安全確
保を図ることができる。すなわち、送信機15を可動式
ホーム柵11とプラットホーム1の線路側端縁部1aと
の間であって、かつプラットホーム1の最先端部1b近
傍に設置するだけで、乗客の安全確保を図ることができ
る。よって、従来のように列車到着前後の画像を列車2
内で監視するために複数台の送信機を設置しなくても済
む。
【0044】図2は、送信機付近の構成を示す図であ
る。図2(a)、(b)および(c)は、それぞれ、上記構成を
上から見た図、正面から見た図および側面から見た図で
ある。送信機15は、取付機構17により可動式ホーム
柵11に対して直接取り付けられている。送信機15
は、矩形状の外観を有し、電波を放射する電波放射面1
5aを有している。電波放射面15aは、内蔵されてい
るピラミダルホーンアンテナの開口面が対向している面
である。
【0045】取付機構17は、送信機15の電波放射面
15aの向き、すなわち送信ビームBの向きを変更でき
る構成となっている。これは、送信機15の設置位置に
対して種々の制約条件があるからである。より具体的に
は、プラットホーム1は、直線状の線路に沿って設置さ
れたり曲線状の線路に沿って設置されたりと、設置場所
によってその構造が異なる。したがって、プラットホー
ム1によっては、列車2内の受信機21にて電波を良好
に受信できる向きが異なる。また、プラットホーム1に
よっては、その設置場所の制約上、反対側行きのプラッ
トホーム上にしか送信機15を設置することができない
場合がある。したがって、これらの場合、送信ビームB
の向きを変更する必要が生じる。
【0046】さらに、列車2の全長はすべて同じではな
く、6両および8両など種々のものがある。この場合、
列車2は異なる停止位置にて停止するときがある。つま
り、列車2の長さによって列車2の先頭と送信機15と
の間の距離が変わることがある。たとえば6両と8両と
では約40mの差がつく場合があり、この場合、比較的
狭い範囲に送信ビームBが形成されている関係上、送信
ビームBの向きを変更する必要がある。
【0047】取付機構17は、台座40と、台座40上
に設けられた支持台41と、日差し、雨、雪などから送
信機15を保護する庇42と、プラットホーム1の床面
裏に設けられた配線用ラック43とを備えている。台座
40は、板状のもので、可動式ホーム柵11の線路側側
面部12aに対して水平に固定されている。支持台41
は、送信機15を水平面に沿って変位させる水平変位用
支持台45と、送信機15を鉛直面に沿って変位させる
鉛直変位用支持台46とからなる。送信機15は、この
ような支持台41に支持されることにより、三次元的に
向きを変えることができるようになっている。
【0048】より具体的には、水平変位用支持台45
は、断面コ字状のもので、長方形状の底面部45aおよ
び底面部45aの両長辺側縁部45bから垂直に折れ曲
がっている2つの側面部45cを有している。水平変位
用支持台45は、底面部45aを台座40に当接した状
態で水平面内を回動可能に台座40に取り付けられてい
る。
【0049】鉛直変位用支持台46は、鉛直面に沿って
回動可能に水平変位用支持台45に取り付けられてい
る。鉛直変位用支持台46は、長方形状の支持面部46
aと、この支持面部46aの両長辺側縁部46bから垂
直に折れ曲がった2つの側面部46cと、支持面部46
aの短辺側縁部46dから側面部46cとは逆方向に折
れ曲がった背面部46eとを含む。
【0050】送信機15は、この鉛直変位用支持台46
に対して固定されている。より具体的には、送信機15
は、電波放射面15aに対向する面を鉛直変位用支持台
46の背面部46eに対向させた状態で、底面が支持面
部46aに固定され、かつ、電波放射面15aに対向す
る面が背面部46eに固定されることにより、鉛直変位
用支持台46に固定されている。
【0051】送信機15に対して電力を供給するための
電力ケーブル47および送信機15に対して画像信号を
伝送するための信号ケーブル47は、送信機15から延
び、可動式ホーム柵11に形成された配線用孔48を介
して配線用ラック43に引き回され、最終的に、電力供
給源および各カメラ16に接続されている。
【0052】図3は、水平変位用支持台45の構成を示
す斜視図であり、説明の便宜上、一部を切り欠いて示し
ている。水平変位用支持台45は、上述のように、底面
部45aおよび2つの側面部45cを有している。底面
部45aの一方の短辺縁部45d近傍にはボルト孔45
eが形成されている。また、底面部45aの他方の短辺
縁部45f近傍には、ボルト孔45eを中心にした所定
の曲率半径を有する円弧状の長孔45gが形成されてい
る。水平変位用支持台45は、ボルト孔45eにボルト
が螺合され、かつ、長孔45gにボルトが挿入された状
態で、台座40に固定されている。
【0053】送信機15の水平角度を変更する際には、
水平変位用支持台45の長孔45gに挿入されたボルト
を緩め、この状態で水平変位用支持台45を長孔45g
に沿って動かし、所定位置にて長孔45gのボルトを再
度締結する。こうすることにより、送信機15の水平角
度、すなわち送信ビームBの水平角度を変更できる。
【0054】図4は、鉛直変位用支持台46の構成を示
す斜視図である。鉛直変位用支持台46は、上述のよう
に、支持面部46a、2つの側面部46cおよび背面部
46eを有している。背面部46eには、2つのボルト
孔46fが形成されている。各側面部46cの背面部4
6eとは反対側の短辺縁部46g近傍には、ボルト孔4
6hがそれぞれ形成されている。また、各側面部46c
の背面部46e側の短辺縁部46d近傍には、ボルト孔
46hを中心にした所定の曲率半径を有する円弧状の長
孔46iが形成されている。鉛直変位用支持台46は、
各ボルト孔46hにボルトが螺合され、かつ、各長孔4
6iにボルトが挿入されることにより、水平変位用支持
台45に固定されている。
【0055】送信機15の鉛直角度を変更する際には、
鉛直変位用支持台46の各長孔46iに挿入されたボル
トを緩め、この状態で鉛直変位用支持台46を長孔46
iに沿って動かし、所定位置にて各長孔46iのボルト
を再度締結する。こうすることにより、送信機15の鉛
直角度、すなわち送信ビームBの鉛直角度を変更でき
る。
【0056】図5は、送信機15の内部構成を示す断面
図である。送信機15は、薄形の直方体である筐体50
と、電源部51と、複数のIF変調部52と、アンテナ
部53とを備えている。筐体50は、6つの面のうちの
1面である電波放射面15aを有している。電波放射面
15aの幅方向に沿った長さkは、比較的短く設定ささ
れている。これは、送信機15の設置位置の制約による
が、詳細については後述する。
【0057】電源部51は、筐体50の下部に内蔵さ
れ、IF変調部52およびアンテナ部53に対して電力
を供給するためのものである。より具体的には、電源部
51は、電源ケーブル(図示せず)を介して駅の電源か
ら電力の供給を受けており、この電力をIF変調部52
などに供給する。複数のIF変調部52には、複数のカ
メラ16に接続されている信号ケーブルがそれぞれ1対
1に対応付けられて接続されている。
【0058】各IF変調部13は、電源部51の上部で
あって、かつ、アンテナ部53の下部に内蔵されてい
る。各IF変調部13は、信号ケーブルを介して伝送さ
れてきた画像信号に対してケーブル補償およびプリエン
ファシス処理を施した後、画像信号に基づいて搬送波を
周波数変調し、中間周波帯(IF帯)の変調信号を作成
する。この場合、各IF変調部52は、各々固有の周波
数の搬送波を使って変調信号を作成する。そのため、I
F変調部52は、全体として、各カメラ16の画像信号
ごとに異なる周波数の変調信号を作成することになる。
各IF変調部52は、それぞれ、作成された変調信号を
対応するアンテナ部53に与える。
【0059】アンテナ部53は、IF変調部52の上
部、言い換えれば筐体50の上部に内蔵され、変調信号
に対応する電波を放射するものである。アンテナ部53
は、複数のミリ波部53aおよび複数のピラミダルホー
ンアンテナミリ波部53bを備えている。複数のミリ波
部53aは、電波放射面15aと反対側の面の近傍に設
置され、それぞれ、IF変調部52から与えられた変調
信号を逓倍および増幅した後、当該変調信号を接続先の
ピラミダルホーンアンテナ53bに供給する。
【0060】各ピラミダルホーンアンテナ53bは、そ
の開口面が筐体50の電波放射面15aに対向するよう
に設けられている。ピラミダルホーンアンテナ53b
は、供給された変調信号に対応する電波を開口面から放
射する。こうして、送信機15は、各カメラ16により
撮像された画像に対応する電波を電波放射面15aから
放射することができる。
【0061】上述のようにアンテナ部53は、筐体50
の上部に内蔵されている。したがって、アンテナ部53
と列車2に搭載されている受信機21との間の角度がつ
きにくくなる。言い換えれば、電波放射面15aをあま
り上に傾けなくても、送信ビームBを受信機21に向け
ることができる。そのため、送信機15をあまり上に傾
けなくても済む。よって、送信機15をより普通の状
態、すなわち傾け過ぎない状態で設置することができ
る。
【0062】次に、電波放射面15aの幅kについて詳
述する。上述のように送信機15は、可動式ホーム柵1
1とプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間であっ
て、かつ、可動式ホーム柵11の線路側側面部12aに
取り付けられている。可動式ホーム柵11とプラットホ
ーム1の線路側端縁部1aとの間dは、通常比較的狭
く、たとえば20cmである。したがって、送信機15
の幅kはこの長さd以内に収める必要がある。そこで、
この実施の形態1では、内蔵アンテナとして比較的小さ
なサイズのピラミダルホーンアンテナ53bを適用し、
筐体50の幅kを送信機15の水平角度を所定角度とし
た状態で可動式ホーム柵11とプラットホーム1の線路
側端縁部1aとの間の長さd未満の長さに設定した。こ
うすることにより、列車2の走行を邪魔せずに、送信機
15を可動式ホーム柵11とプラットホーム1の線路側
端縁部1aとの間に設置することができる。
【0063】以上のようにこの実施の形態1によれば、
送信機15を可動式ホーム柵11の線路側側面部12a
に取り付けているから、送信機15を設置する場合に大
規模な架線工事などを行う必要がなく、設置作業が非常
に簡単になる。特に可動式ホーム柵11が未設置のプラ
ットホーム1に新たに可動式ホーム柵11を設置する場
合、当該駅監視装置を同時に設置することとすれば、可
動式ホーム柵11の設置とともに送信機15の設置を行
うことができるから、設置作業は一層簡単になる。
【0064】しかも、送信機15を可動式ホーム柵11
とプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間であっ
て、かつプラットホーム1の最先端部1b近傍に設置し
ている。言い換えれば、送信機15を可動式ホーム柵1
1とプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間であっ
て、かつ送信機15を比較的近くの前方側に設置してい
る。したがって、従来のように複数台の送信機を設置し
なてくも済む。そのため、送信側装置10の構成の簡素
化を図ることができる。
【0065】そのうえ、送信機15は可動式ホーム柵に
よりプラットホーム1の乗客から見えないようになって
いるので、乗客に対して電波障害の不安を感じさせない
ようにすることができる。そのうえ、可動式ホーム柵1
1の設置を前提に列車2内でプラットホーム1の状況を
確認できるから、プラットホーム1に駅務員を必要以上
に配置しなくても乗客の安全を確保することができる。
よって、列車乗務員によるワンマン運転化を図ることが
できる。
【0066】また、送信機15は、取付機構17により
可動式ホーム柵11に直接取り付けられている。したが
って、プラットホーム1に対して可動式ホーム柵を新設
する場合に送信機15も設置することとすれば、可動式
ホーム柵および送信機15の配線工事等をまとめて行う
ことができる。そのため、送信機15の設置工事をより
一層簡単にすることができる。
【0067】さらに、可動式ホーム柵11とは独立した
部材である支持台41により送信機15を支持するとと
もに送信ビームBの向きを変更できるようにしている。
したがって、可動式ホーム柵11側の構成を複雑にする
ことなく送信機15を設置することができる。
【0068】実施の形態2 図6は、この発明の実施の形態2に係る送信機付近の構
成を示す斜視図である。図6において、図3と同じ機能
部分については同一の参照符号を使用する。
【0069】上記実施の形態1では、可動式ホーム柵1
1に固定された台座40に支持台41を載置しその上に
送信機15を固定する場合を例にとっている。これに対
して、この実施の形態2では、可動式ホーム柵11の線
路側側面部12aに開閉可能に取り付けられた扉60に
対して送信機15を取り付けている。
【0070】より詳述すれば、取付機構17は、扉60
を備えている。扉60は、可動式ホーム柵11の線路側
側面部12aに対してヒンジ機構61を介して水平に開
閉可能に取り付けられている。扉60は、閉じ状態にお
いて可動式ホーム柵11の線路側側面部12aの一部を
構成し、外表面に取り付けられたつまみ62を持って閉
じ状態から開放状態にすることができるようになってい
る。送信機15は、電波放射面15aが扉60の外表面
に対して垂直になるように、扉60に取り付けられてい
る。この場合、送信機15は扉60の表面に沿って回動
できるように扉60に取り付けられている。
【0071】取付機構17は、また、位置固定部材63
を備えている。位置固定部材63は、扉60の開き位置
を所定の位置に固定するためのものである。より詳しく
は、位置固定部材63は、アングル部材64とアーム6
5とを備えている。アングル部材64は、扉60の内表
面に取り付けられており、扉60の上辺に沿って所定間
隔ごとに形成された複数の孔64aを有している。アー
ム65は、細長く形成されており、一端が可動式ホーム
柵11に固定され、他端がアングル部材64の孔64a
に係合できるように折れ曲がっている。この構成によ
り、扉60を適当に開き、アーム65をアングル部材6
4の複数の孔64aのうちいずれかに係合させることに
より、送信機15の水平角度を調整できる。
【0072】図7は、送信機15の扉60への取付状態
を説明するための斜視図である。取付機構17は、さら
に、取付部66を備えている。取付部66は、送信機1
5を扉60の内側から扉60に取り付けるためのもので
ある。より具体的には、取付部66は、送信機15を扉
60の表面に沿って回動できるように扉60に取り付け
る。さらに具体的には、取付部66は、所定の曲率半径
を有する円弧状の3つの長孔66aとボルト66bとを
備えている。送信機15は、長孔66を介して送信機1
5に形成されたボルト孔(図示せず)にボルト66bを
螺合することにより、送信機15を扉60に取り付けて
いる。この構成により、ボルト66bを緩めて送信機1
5を扉60の表面に沿って動かし、ボルト66bを再び
締めれば、送信ビームBの鉛直角度を変更できる。
【0073】以上のようにこの実施の形態2によれば、
水平面に沿って開閉可能で所定位置にてその開き状態を
固定できる扉60に対して鉛直面内を回動できるように
送信機15を取り付けている。したがって、実施の形態
1のように2つの支持台45、46にて送信機15を支
持する構成に比べて部品点数が少なくて済む。
【0074】実施の形態3 図8は、この発明の実施の形態3に係るアングル部材付
近の構成を示す斜視図である。図8において、図7と同
じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0075】上記実施の形態2では、アングル部材64
に複数の孔64aを形成し、アーム65の先端をいずれ
かの孔64aに係合させることにより、送信ビームBの
水平角度を調整する構成を例にとっている。これに対し
て、この実施の形態3では、複数の孔64aを1つの長
孔64bに変更し、送信ビームBの水平角度の調整をさ
らに細かくできるようにしている。
【0076】より詳述すれば、アングル部材64には、
水平方向に沿って長孔64bが形成されている。この構
成により、アーム65の先端を長孔64bの任意の位置
に係合させ、その状態においてアーム65の先端を裏側
からナットなどで締め付ける。こうすることにより、送
信機15を任意の水平角度で固定できる。
【0077】以上のようにこの実施の形態3によれば、
アーム65の先端を係合させる孔を長孔64bとしたの
で、送信機15の水平角度を微調整できる。したがっ
て、送信ビームBの向きを微調整できるから、列車2に
搭載の受信機21において電波をより一層良好に受信す
ることができる。
【0078】実施の形態4 図9は、この発明の実施の形態4に係る送信機付近の構
成を示す斜視図である。図9において、図7と同じ機能
部分については同一の参照符号を使用する。
【0079】上記実施の形態2および3では、長孔66
aにボルト66bを挿入することにより送信機15を扉
60に取り付けている。これに対して、この実施の形態
4では、ターンテーブル70により送信機15を扉60
に取り付けている。
【0080】より詳述すれば、この実施の形態4に係る
取付機構17は、ターンテーブル70を備えている。タ
ーンテーブル70は、扉60の表面に沿って回動するよ
うに扉60の内側に配置される。より具体的には、取付
機構17は、扉60の内側からターンテーブル70を送
信機15に装着することにより、送信機15を扉60に
回動可能に取り付けている。この場合、ターンテーブル
70の位置は、おしねじ71により固定されるようにな
っている。
【0081】送信ビームBの鉛直角度を調整する際に
は、たとえば駅務員は、おしねじ71を外し、ターンテ
ーブル70を所定角度回動した後、おしねじ71を差し
込んでその位置を固定する。こうすることにより、送信
ビームBの鉛直角度を調整できる。
【0082】以上のようにこの実施の形態4によれば、
送信機15の鉛直角度をより微妙に調整することができ
る。そのため、送信機15の設置位置に応じて送信ビー
ムBの向きを微調整できるから、列車2に搭載の受信機
21にて電波をより一層良好に受信することができる。
【0083】しかも、ターンテーブル70を回動させる
だけで送信ビームBの鉛直角度を調整できるから、ボル
ト66bを外して送信機15全体を動かして送信ビーム
Bの鉛直角度を調整する実施の形態2および3の場合に
比べて、調整作業が容易になる。
【0084】実施の形態5 図10は、この発明の実施の形態5に係る位置固定部材
63の上から見た構成を示す図である。図10におい
て、図7と同じ機能部分については同一の参照符号を使
用する。
【0085】上記実施の形態2ないし4では、位置固定
部材63としてアングル部材64およびアーム65を適
用する場合を例にとっている。これに対して、この実施
の形態5では、位置固定部材63としてロック機構付き
のガススプリング75を適用する場合を例にとってい
る。
【0086】より詳述すれば、ガススプリング75は、
固定部75aおよび固定部75aに対して伸縮する伸縮
部75bを備えている。伸縮部75bは、高圧窒素ガス
の圧力をばねとして伸縮する。この実施の形態5では、
固定部75aを可動式ホーム柵11に固定し、伸縮部7
5bの先端を扉60の内面に固定している。
【0087】この構成により、扉60を任意の開き位置
まで動かすと、これに伴って伸縮部75bが伸縮し、ロ
ック機構の働きによって静止する。これにより、扉60
の開き位置を任意の位置にて固定できる。よって、送信
機15の水平角度、すなわち送信ビームBの水平角度を
微調整することができる。
【0088】なお、上記説明では、位置固定部材63と
してガススプリング75を適用する場合を例にとってい
る。しかし、位置固定部材63としては、たとえば図1
1に示すように、折畳式のステー80を適用してもよ
い。この構成において、扉60を所定の開き位置まで動
かすと、当該開き位置に応じてステー80が折れ曲が
り、その状態で扉60は静止する。そのため、この構成
によっても、送信機15の水平角度を微調整することが
できる。
【0089】実施の形態6 図12は、この発明の実施の形態6に係る送信機付近の
構成を説明するための図である。より詳しくは、図12
(a)は上記構成を上から見た図、図12(b)は上記構成を
正面から見た図、図12(c)は上記構成を側面から見た
図である。図12において、図3と同じ機能部分につい
ては同一の参照符号を使用する。
【0090】上記実施の形態1ないし5では、支持台4
1に載置したり扉60に取り付けたりして送信機15そ
のものを動かすことにより、送信ビームBの水平角度を
調整している。これに対して、この実施の形態6では、
送信機15自体を固定した状態で送信機15の内蔵部品
を動かすことにより、送信ビームBの水平角度を調整し
ている。
【0091】より詳述すれば、この実施の形態6に係る
送信機15は、アンテナ収容部85、収容部取付部材8
6およびノブ87を備えている。アンテナ収容部85
は、送信機15の内蔵部品の一部であるアンテナ部5
3、すなわちミリ波部53aおよびピラミダルホーンア
ンテナ53bを収容するものである。より具体的には、
アンテナ収容部85は、内蔵ボックス85aおよび止め
アングル85bを有し、内蔵ボックス85a内のアンテ
ナ部53を止めアングル85bにより固定することによ
りアンテナ部53を収容する。
【0092】収容部取付部材86は、アンテナ収容部8
5を水平方向に沿って回動できるように筐体50に取り
付けるものである。より具体的には、収容部取付部材8
6は、2つの回動軸86aおよび止めナット86bを含
む。各回動軸86aは、いずれもたとえば六角柱状のも
ので、内蔵ボックス85aの上端面および下端面に直線
状にそれぞれ固定されている。各回動軸86aは、内蔵
ボックス85aが送信機15に内蔵されている状態にお
いて、送信機15の筐体50の上端部および下端部にそ
れぞれ形成された孔88を挿通し、筐体50の上方およ
び下方に伸びた状態となっている。各止めナット86b
は、筐体50の内表面に当接するように各回動軸53a
に対して嵌め込まれている。
【0093】ノブ87は、筐体50の外部から収容部取
付部材86を介してアンテナ収容部85を水平方向に沿
って回動させるためのものである。より具体的には、各
ノブ87は、各回動軸86aの先端にそれぞれ取り付け
られており、手動により水平面に沿って容易に回動させ
ることができるようになっている。
【0094】この構成において、送信ビームBの水平角
度を調整する場合、たとえば駅務員は、当該送信機15
を設置する際にノブ87を水平方向に所定角度だけ回動
させる。そうすると、これに伴って回動軸86aも同じ
角度だけ回動し、さらにこれに伴って内蔵ボックス85
aも同じ角度だけ回動する。その結果、アンテナ部53
は、水平方向に沿って所定角度だけ回動することにな
る。こうして、送信ビームBの水平角度を調整できる。
【0095】なお、送信機15の筐体50は、たとえば
上記実施の形態2のように可動式ホーム柵11に開閉可
能に取り付けられた扉60に対して当該扉60の表面に
沿って回動可能に取り付けられている。これにより、送
信機15自体を鉛直面に沿って回動させることができ
る。そのため、送信ビームBの鉛直角度を調整できる。
【0096】以上のようにこの実施の形態4によれば、
送信機15に内蔵されているアンテナ部53を水平面内
において回動させることにより送信ビームBの水平角度
を調整できる。したがって、実施の形態2ないし5のよ
うに扉60の開き位置を所定位置に固定させる位置固定
部材63は不要となる。そのため、可動式ホーム柵11
側の構成を簡単にできる。
【0097】また、扉60を開けなくても送信ビームB
の水平角度を調整できる。したがって、扉内部にごみ等
が入り込むことがなく、また、扉60が開けっ放しにな
っていることによる駅務員等の不安等も払拭することが
できる。
【0098】実施の形態7 図13は、この発明の実施の形態7に係る送信機15の
上から見た場合の内部構成を示す概念図である。図13
において、図12と同じ機能部分については同一の参照
符号を使用する。
【0099】上記実施の形態6では、収容部取付部材8
6として回動軸86aおよび止めナット86bを適用す
る場合を例にとっている。これに対して、この実施の形
態7では、収容部取付部材86としてウォームギア90
を適用する場合を例にとっている。
【0100】より詳述すれば、この実施の形態7に係る
収容部取付部材86は、ウォームギア90と、送信機1
5の幅方向に沿って回動可能に設けられた第1回動軸9
1と、送信機15の高さ方向に沿って回動可能に設けら
れた第2回動軸92とを備えている。
【0101】ウォームギア90は、鉛直面に沿った回動
を水平面に沿った回動に変換し、もって送信機15のア
ンテナ部53を内蔵した内蔵ボックス53aを水平方向
に沿って回動させるものである。より具体的には、ウォ
ームホイール90aおよびウォーム90bを有してい
る。ウォームホイール90aは、第1回動軸91に固定
されている。ウォーム90bは、第2回動軸92に固定
されている。ウォームホイール90aおよびウォーム9
0bは、互いに噛合されている。
【0102】第1回動軸91は、送信機15の筐体50
の背面内側に回動可能に取り付けられ、かつ、可動式ホ
ーム柵11と反対側の側面部に開けられた孔93を通っ
て筐体50の外部に伸びている。この第1回動軸91の
先端にはノブ94が取り付けられている。第2回動軸9
2は、送信機15の上面部および下面部に回動可能に取
り付けられている。内蔵ボックス85aは、この第2回
動軸92に対して固定されている。
【0103】この構成において、ノブ94を回動させる
と、第1回動軸91が回動し、これに連動してウォーム
ホイール90aも回動する。そうすると、このウォーム
ホイール90aの回動がウォーム90bに伝達され、ウ
ォーム90bが第2回動軸92とともに回動する。その
結果、内蔵ボックス85aは、第2回動軸92の回動と
ともに回動する。こうすることにより、内蔵ボックス8
5aを水平方向に沿って回動させ固定させることができ
る。ゆえに、送信ビームBの水平角度を調整できる。
【0104】なお、送信機15の筐体50は、たとえば
上記実施の形態2のように可動式ホーム柵11に開閉可
能に取り付けられた扉60に当該扉60の表面に沿って
回動可能に取り付けられている。これにより、送信機1
5自体を鉛直面に沿って回動させることができる。その
ため、送信ビームBの鉛直角度を調整できる。
【0105】以上のようにこの実施の形態7によれば、
収容部取付部材86としてウォームギア90を利用して
いるから、実施の形態6の場合に比べて、より小さな力
で内蔵ボックス85aを回動させることができ、ユーザ
の負担を軽減することができる。
【0106】実施の形態8 図14は、この発明の実施の形態8に係る送信機付近の
構成を示す図である。より詳しくは、図14(a)は扉6
0を閉じた状態を示しており、図14(b)は扉60を開
けた状態を示している。図14において、図13と同じ
機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0107】上記実施の形態6および7では、扉60を
開けることなくアンテナ部53のみを回動させることに
より、送信ビームBの水平角度を調整している。これに
対して、この実施の形態8では、扉60を開けることな
く筐体50そのものを回動させることにより、送信ビー
ムBの水平角度を調整している。
【0108】より詳述すれば、この実施の形態6にかか
る取付機構17は、扉60に対して当該扉60の表面に
沿って回動可能に取り付けられた一対のフレーム100
と、この一対のフレーム100に対して回動可能に取り
付けられた1本の支柱101と、支柱101の上端に固
定されたノブ102とを含む。
【0109】フレーム100は薄形の延べ棒状のもの
で、扉60の表面から垂直に突出するように、かつ送信
機15の高さ以上の間隔だけ離れて扉60に取り付けら
れている。支柱101は、この一対のフレーム100に
対して水平面に沿って回動可能に取り付けられ、かつ、
送信機15の筐体50に対して固定されている。この構
成により、ノブ102を持って支柱101を回動させる
と、これに伴って送信機15も回動する。その結果、送
信機15を水平面内で回動させることができるから、送
信ビームBの水平角度を調整することができる。
【0110】また、フレーム100は扉60の内側から
ボルト103により扉60に取り付けられている。より
詳しくは、扉60には、所定の曲率半径を有する円弧状
の2つの長孔104が形成されており、この長孔104
を通ってフレーム100に形成されたボルト孔(図示せ
ず)にボルト103が螺合することにより、フレーム1
00が扉60に取り付けられている。この構成により、
ボルト103を緩めた後、フレーム100、支柱101
および送信機15等を長孔104に沿って移動させ、そ
の後ボルト103を締めることができる。その結果、送
信機15を扉60の表面に沿って回動させることができ
るから、送信ビームBの鉛直角度を調整することができ
る。
【0111】以上のようにこの実施の形態8によって
も、扉60を開けっ放しにしなくても送信ビームBの水
平角度を調整できるから、上記実施の形態6および7と
同様に、扉60内部にごみ等が入り込むことがなく、ま
た、扉60が開けっ放しになっていることによる駅務員
等の不安等も払拭することができる。
【0112】実施の形態9 図15は、この発明の実施の形態9に係る送信機付近の
構成を示す図である。図15において、図3と同じ機能
部分については同一の参照符号を使用する。
【0113】上記実施の形態1ないし8では、送信機1
5を可動式ホーム柵11に直接取り付ける場合を例にと
っている。これに対して、この実施の形態9では、送信
機15を可動式ホーム柵11の極近傍に取り付ける場合
を例にとっている。
【0114】より詳述すれば、この実施の形態9に係る
取付機構17は、可動式ホーム柵11の線路側側面部1
2aとプラットホーム1の線路側端縁部1aとの間のプ
ラットホーム1上に設置された台座110を備えてい
る。すなわち、この実施の形態9に係る取付機構17
は、実施の形態1において可動式ホーム柵11に固定さ
れた台座40の代わりに、プラットホーム1上に設置さ
れた台座110を備えているだけであり、その他の構成
は実施の形態1と同様である。すなわち、台座110の
上に水平移動用支持台45が水平面内を回動可能に取り
付けられ、当該水平移動用支持台45の上に鉛直移動用
支持台46が鉛直面内を回動可能に取り付けられてお
り、さらに当該鉛直移動用支持台46の上に送信機15
が固定されている。
【0115】上述のようにこの実施の形態7では、送信
機15は可動式ホーム柵11の極近傍に取り付けられて
いる。この点について詳述すれば、送信機15と可動式
ホーム柵11との間隔は、当該送信機15を水平方向に
回動させたときにその回動を妨げない程度の極短い間隔
である。したがって、送信機15の設置によって列車2
の走行を邪魔することなどはない。
【0116】以上のようにこの実施の形態9によれば、
送信機15を可動式ホーム柵11の極近傍に取り付けて
いるから、可動式ホーム柵11が予め設置されているプ
ラットホーム1に対して当該駅監視装置を容易に設置す
ることができる。
【0117】他の実施の形態 この発明の実施の形態の説明は以上のとおりであるが、
この発明は上述の実施の形態に限定されるものではな
い。たとえば上記実施の形態では、送信ビームBの水平
角度および鉛直角度の両方を調整できるようにしている
が、送信機15の設置場所、列車の長さなどにより、送
信ビームBの水平角度および鉛直角度のいずれか一方の
みを調整できるようにしてもよいことはもちろんであ
る。
【0118】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、送信機
を可動式ホーム柵とプラットホームの線路側端縁部との
間に設置しているから、送信機を設置するためだけの大
掛かりな架線工事等は不要となる。そのため、設置作業
を大幅に簡単化できる。また、1つのプラットホームの
状況を列車に伝えるために複数台の送信機を設置する必
要がないから、駅監視装置の構成の簡素化を図ることが
できる。さらに、可動式ホーム柵により送信機が乗客の
目に入ることも極めて稀となるから、乗客の電波障害へ
の不安を払拭できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る駅監視装置の
上から見た構成を示す概念図である。
【図2】 送信機付近の構成を示す図である。
【図3】 水平変位用支持台の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】 鉛直変位用支持台の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 送信機の内部構成を示す概念図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る送信機付近の
構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る送信機付近の
構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るアングル部材
の構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る送信機付近の
構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る位置固定部
材の上から見た構成を示す図である。
【図11】 位置固定部材の他の構成例の上から見た構
成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に係る送信機付近
の構成を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態7に係る送信機の上
から見た内部構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態8に係る送信機付近
の構成を示す斜視図である。
【図15】 この発明の実施の形態9に係る送信機付近
の構成を示す図である。
【図16】 従来の駅監視装置の上から見た構成を示す
概念図である。
【符号の説明】
1 プラットホーム、1a 線路側端縁部、2 列車、
11 可動式ホーム柵、12a 線路側側面部、15
送信機、16 カメラ、17 取付機構、20受信側装
置、40 台座、41 支持台、53 アンテナ部、6
0 扉、63位置固定部材、66 取付部、70 ター
ンテーブル、75 ガススプリング、80 ステー、8
5 アンテナ収容部、86 収容部取付部材、87 ノ
ブ、90 ウォームギア、100 フレーム、101
支柱、102 ノブ、103ボルト、104 長孔、1
10 台座。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 23/00 B61L 3/22 B61B 1/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラにより撮像された駅のプラットホ
    ームの画像を送信機により無線送信するとともに、当該
    無線送信された画像を列車に搭載された受信側装置によ
    り受信して表示する駅監視装置において、上記送信機
    は、上記プラットホームの線路側端縁部に沿って当該線
    路側端縁部から所定間隔離れて設けられた可動式ホーム
    柵と上記プラットホームの線路側端縁部との間に設置さ
    れていることを特徴とする駅監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、送信機を可動式ホー
    ム柵の線路側側面部に対して取り付ける、または、送信
    機を可動式ホーム柵の線路側側面部近傍のプラットホー
    ム上に取り付ける取付機構をさらに含むことを特徴とす
    る駅監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、送信機は、
    上記カメラにより撮像された画像を含む電波を所定の送
    信ビーム内に放射するものであり、 取付機構は、上記送信機の送信ビームの向きを変更でき
    るものであることを特徴とする駅監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、取付機構は、 可動式ホーム柵の線路側側面部に固定された台座と、 水平面および/または鉛直面に沿って変位可能に上記台
    座に取り付けられた支持台とを備えるものであり、 上記送信機は、上記支持台に固定されていることを特徴
    とする駅監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、取付機構は、 可動式ホーム柵の線路側側面部に対して水平面に沿って
    開閉可能に取り付けられた扉と、 この扉の開き位置を所定の位置で固定する位置固定手段
    と、 上記送信機を鉛直面に沿って変位可能に上記扉に取り付
    ける取付手段とを備えるものであることを特徴とする駅
    監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、送信機は、筐体と、
    この筐体に内蔵され、送信ビームを形成するアンテナ部
    を収容するアンテナ収容部と、このアンテナ収容部を水
    平面に沿って変位可能に上記筐体に取り付ける収容部取
    付部材と、筐体外部から上記収容部取付部材を介して上
    記アンテナ収容部を水平面に沿って変位させるノブとを
    備えるものであり、 取付機構は、 可動式ホーム柵の線路側側面部に対して開閉可能に取り
    付けられた扉と、 上記筐体を鉛直面に沿って変位可能に上記扉に取り付け
    る取付部材とを備えるものであることを特徴とする駅監
    視装置。
  7. 【請求項7】 駅のプラットホームの線路側端縁部に沿
    って当該線路側端縁部から所定間隔離れて設置された可
    動式ホーム柵において、線路に面する線路側側面部に備
    えられ、駅のプラットホームの画像を含む電波を所定の
    送信ビーム内に放射する送信機を当該線路側側面部に取
    り付ける取付機構を含むことを特徴とする可動式ホーム
    柵。
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