JP3496492B2 - El素子およびその製造方法 - Google Patents

El素子およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EL(エレクトロ
ルミネッセンス)素子製造方法に関し、特にEL素子
の高輝度化に関する。
【0002】
【従来の技術】EL素子は、基板上に第1電極、第1絶
縁層、発光層、第2絶縁層、第2電極を積層することに
よって構成されている。このようなEL素子において、
それぞれの膜表面が光学的に平滑で、かつ膜界面におい
て屈折率が不連続であると、膜界面での反射による光の
閉じこめが発生し、高輝度化を図ることができないとい
う問題がある。
【0003】このような問題を解決するものとして、特
開昭61−156691号公報、特開平1−18658
8号公報には、基板表面に凹凸を形成して高輝度化を図
るようにしたものが記載されている。しかしながら、こ
のように基板表面に凹凸を形成すると、その上に形成さ
れている第1電極に凹凸が形成されるため、その凹凸部
分で電界集中が生じ、素子破壊が生じる可能性がある。
【0004】また、特開平3−225791号公報に
は、発光層表面を白濁を示す程度に粗面化して高輝度化
を図るようにしたものが記載されている。しかしなが
ら、このものにおいては、それほどの輝度向上がなく、
凹凸形成による白濁のため、EL素子の透明性が損なわ
れ、またハロー現象によりコントラストが低下するとい
う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みたもので、素子破壊、コントラストの低下といった不
具合を生じることなく、素子の高輝度化を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般にEL素子の発光層
は、ZnSやSrS等を発光母材とする柱状多結晶膜か
らなり、その表面には粒界部による凹凸が存在する。こ
の凹凸高さは、熱処理で結晶成長することにより増大
し、最大で約120〜150nm(平均で約30〜50
nm)にも達する。
【0007】本発明者等は、この凹凸が破壊起点となる
のではないかと考え、発光層表面を研磨し、その凹凸を
なくす実験を試みた。その結果、他のほとんど全ての特
性は変わらず、輝度だけが2/3〜1/2程度まで落ち
込むことが分かった。そこで、逆に、輝度向上を狙っ
て、発光層表面の凹凸を大きくすることを試みた。しか
し、凹凸を大きくするにつれて、どんどん白濁化してい
き、輝度も微小な発光輝点が増えるだけで全体的にほと
んど向上せず、その輝点近傍が破壊起点となることが分
かった。これは、自然に発光層表面にできた凹凸による
散乱により、既に光取り出し効率が高められているから
である。
【0008】これに対し、絶縁層はアモルファスである
ため、粒界による凹凸はなく、絶縁層と発光層の界面は
光学的にフラットな面が形成されている。このため、臨
界角以下で発光層から放射された光は、絶縁層との屈折
率差からその界面で反射して閉じ込められてしまう。そ
こで、本発明者等は、基板に近い側の絶縁層と発光層の
間の膜界面が光学的に平滑である点に着目し、その界面
に微小な凹凸を形成すれば、第1電極には凹凸が形成さ
れないため素子破壊の問題が生じることなく、また微小
な凹凸によって白濁が生じることなく、素子の高輝度化
を図ることができると考えた。
【0009】本発明はこのような検討をもとになされた
もので、請求項1に記載の発明においては、基板に近い
順に、第1電極、絶縁層、発光層、第2電極を備えてな
るEL素子の製造方法において、絶縁層の表面をエッチ
ングしてその表面に凹凸を形成し、この凹凸が形成され
た絶縁層の上に前記発光層を成膜することを特徴とす
る。このことにより、絶縁層と発光層の界面に凹凸が形
成するされたEL素子を製造することができる。このよ
うに絶縁層と発光層の界面に凹凸を形成することによっ
て、輝度を向上させることができる。また凹凸の高さを
微小なものとすれば白濁やハロー現象を抑制することが
できる。具体的には、請求項2に記載の発明のように、
凹凸の高さを100〜400nmにする。このように凹
凸の高さを100nm以上にすることにより、光の散乱
を用いて光取り出し効率を向上させ高輝度化を図ること
ができ、また凹凸の高さを400nm以下にすることに
よってハロー現象を防止でき、コントラストの低下を防
ぐことができる。
【0010】ここで、凹凸の高さを400nm以下にす
ることによって輝度性能の向上とハロー現象の防止を同
時に達成できる理由は、次のように考えられる。本来、
凹凸形成による輝度性能の向上とハロー現象はどちらも
EL素子内に閉じ込められた光が外部に取り出されるこ
とによって生じる。しかしながら、ハロー現象は主に基
板の表裏面での反射によって生じ、一方で、輝度性能の
向上に関わる光散乱は発光層内での散乱によって生じる
ため、後者は前者に比べて散乱の発生する回数が著しく
増加する。そのため、凹凸の高さを400nm以下にす
ることによって輝度性能の向上に関わる光散乱のみが効
率よくおこるものと考えられる。
【0011】た、請求項に記載の発明においては、
絶縁層を主構成材料と凹凸形成材料にて形成し、主構成
材料を優先的にエッチングして、絶縁層の表面に凹凸を
形成することを特徴としている。このようにエッチング
速度の違いを利用して上述した凹凸を容易に形成するこ
とができる。
【0012】この場合、請求項に記載の発明のよう
に、絶縁層を非晶質にて形成すれば、凹凸形成材料に比
べて主構成材料のエッチング速度をより向上させ、効果
的に凹凸を形成することができる。なお、凹凸形成材料
としては、請求項に記載のように、Sn、In、Zn
のいずれか1つを含む化合物を用いることができ、主構
成材料としては、請求項に記載のように、Ta、S
i、Alのいずれか1つを含む化合物を用いることがで
きる。また、絶縁層としては、請求項に記載のように
主構成材料と凹凸形成材料とをターゲットとしてスパッ
タ法を用いて成膜することができる。さらに、絶縁層の
エッチングとしては、請求項に記載のように、ドライ
エッチングを用いて行うことができ、この場合、ドライ
エッチングに用いるガスとしては、請求項に記載のよ
うに、少なくともCF4 ガスとO2 ガスのいずれかを用
いることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る
EL素子の断面構造を示す。EL素子は、ガラス基板1
の上に、第1電極としてのITO電極2、第1絶縁層と
してのTa/Sn/O複合酸化膜3、ZnS:Tb発光
層4、第2絶縁層としてのSiON膜5aとTa/Sn
/O複合酸化膜5b、および第2電極としてのAl背面
電極6が、順に積層して形成されたものである。
【0014】第1絶縁層としてのTa/Sn/O複合酸
化膜3の表面には、複数の凹凸3aが一様に形成されて
おり、発光層4との界面が微小な凹凸形状になってい
る。また、凹凸3aは高さが100〜400nmで、各
凸部における最大幅(すそ部分の幅)は、その高さと略
等しく100〜400nmになっている。なお、第1電
極としてのITO電極2と絶縁層としてのTa/Sn/
O複合酸化膜3の界面は概略平滑となっている。
【0015】次に、上記したEL素子の製造方法につい
て説明する。まず、ガラス基板1上に反応性スパッタ法
によってITO電極2を形成する。そして、ITO電極
2の表面を研磨によって平滑化し、厚さを200nm程
度にする。この後、Ta2 5 (90wt%)/SnO
2 (10wt%)混合ターゲットを用い、スパッタ法に
よって厚さ500nm程のTa/Sn/O複合酸化膜3
を形成する。さらに、Ta/Sn/O複合酸化膜3が成
膜された基板を、13.56MHzのRF放電によって
励起されたCF4 (85%)/O2 (15%)ガスプラ
ズマ内に30秒さらし、Ta/Sn/O複合酸化膜3の
膜表面をドライエッチングによって粗面化し、凹凸3a
を形成する。この場合、Ta/Sn/O複合酸化膜3の
膜厚は、エッチングによって100nm程度減少し、4
00nm程度となる。
【0016】続いて、Tbを微量に含んだZnSターゲ
ットを用い、スパッタ法によって厚さ700nm程度の
ZnS:Tb発光層4を形成する。さらに、Siターゲ
ットを用い、反応性スパッタ法によって厚さ100nm
程度のSiON膜5aを形成し、その上に第1絶縁層3
と同様の方法で厚さ200nmのTa/Sn/O複合酸
化膜5bを形成する。最後に、スパッタ法によって厚さ
450nmのAl背面電極6を形成する。
【0017】上記した製造方法によれば、アモルファス
構造のTa2 5 にSnO2 という固形物を散在させた
構成の絶縁層(Ta/Sn/O複合酸化膜)を使用して
いるため、その表面をドライエッチングしたときに、エ
ッチング速度の違いによって絶縁層の表面に微小な凹凸
を形成することができる。すなわち、一般に絶縁層はア
モルファスであるため、通常のエッチングでは一様にエ
ッチングされてしまうため凹凸は形成されないが、上記
した製造方法のように、絶縁層を、Ta2 5(主構成
材料)とSnO2 (凹凸を形成するための材料)で構成
し、Ta2 5をSnO2 に対し優先的にエッチングす
ることによって、絶縁層の表面に凹凸を形成することが
できる。
【0018】なお、図1には明確に示されていないが、
Ta/Sn/O複合酸化膜3と発光層4の界面に形成さ
れた凹凸3aは、その上に積層される膜にもある程度踏
襲されていくので、発光層4の上部界面にも凹凸が形成
される。図2に、上述した方法で作成されたEL素子の
印加電圧−輝度曲線Aを示す。また、第1絶縁層3をC
4 /O2 プラズマにさらさなかったEL素子(以下、
比較例という)の印加電圧−輝度曲線を図中にBとして
示す。なお、比較例においては、第1絶縁層3の膜厚を
300nmとしている。
【0019】この図2に示す結果から、本実施形態の方
が比較例に比べて輝度性能が約2倍高くなっていること
がわかる。また、それぞれのEL素子の第1絶縁層3の
表面を走査型電子顕微鏡で観測したところ、比較例にお
ける第1絶縁層の表面は倍率5万倍においてほぼ平滑で
あったのに対し、本実施形態におけるEL素子では高さ
が100〜200nmの凹凸3aが第1絶縁層3の表面
に一様に発生していることが確認された。
【0020】次に、凹凸3aの大きさ(高さ)と輝度向
上効果の関係を調べたところ、図3に示す結果が得られ
た。この図3は、凹凸3aの大きさと輝度向上率(凹凸
を形成しないEL素子に対して輝度の向上した割合)の
関係を示すものである。この図3から、凹凸3aの大き
さが少なくとも100nm以上でないと、光取り出し効
果が得られないことがわかる。なお、凹凸3aの大きさ
は、第1絶縁層3に含有するSnの量を変化させること
で調整することができ、この場合、得られた第1絶縁層
3の表面を走査型電子顕微鏡で観測することによって凹
凸3aの大きさを知ることができる。また、凹凸3aを
大きくするほど輝度向上率が上昇するが、ハロー現象を
防止してコントラストの低下を防ぐという観点からすれ
ば、凹凸3aの大きさは400nm以下が好ましい。
【0021】以下、凹凸3aの高さが100nm以上4
00nm以下が望ましいとする考察について説明する。
図4に、単純マトリクスの電極構成で駆動されるELデ
ィスプレイの平面構成を示し、図5に、図4のA−A断
面を示す。なお、ELディスプレイの場合、ガラス基板
1が他のガラス基板と貼り合わされてその中にシリコン
オイルなどが封入される構造となっているが、図5には
その部分を省略してある。また、図5中のガラス基板1
からTa/Sn/O複合酸化膜5bに付した数字は、そ
の材料の屈折率を示している。
【0022】図5において、発光層4内の例えば発光中
心15からは全周囲に光が出射される。その一部は符号
11で示すように、ディスプレイを出て観察者の方に向
かうが、その光11は発光層4が発光する全光量の一部
でしかなく、例えば全光量の10%程度にすぎない。残
りの光は、符号12で示すように、ガラスと空気の界面
における全反射およびAl背面電極6による反射によっ
てディスプレイ内部を伝播するか、あるい符号13で示
すようにELを構成する膜(以下、EL膜という)内を
伝播するようになる。このように光11の光量に比べて
かなり多い光量がディスプレイ内部に閉じ込められてい
る。
【0023】しかしながら、ディスプレイ内部に閉じ込
められている光もディスプレイ内部に粗面があると、外
部に取り出すことが可能になる。つまり、EL膜内を伝
播する光は、粗面に入射するとそこで散乱され、図の符
号14で示すように光の進行方向が曲げられて、外部に
出射してくる。この現象においてディスプレイの輝度向
上に寄与する光は、EL膜内を伝播する光である。とい
うのは、この光は、図5に示すように高々3μm程度の
厚さのEL膜に閉じ込められているため、周期が非常に
短く、1つの画素(下部電極2とAl背面電極6が交差
する領域で、例えば0.5mm×0.5mmのサイズの
もの)を横切るために何10回とEL膜内を上下動す
る。そのたびに粗面で散乱されるため、粗面の凹凸3a
が比較的小さくても全体では散乱光量はかなりの量に達
する。換言すれば、EL膜内を導波する光は、粗面に当
たる頻度が非常に高いため、例えば図6に示すような1
画素内の1点(ELの発光波長の大きさを持つ点を想
定)21に着目すると、この点には全周囲から導波光2
2が集まり、この点でほぼ確実に粗面で散乱されるため
この点の輝度が上昇する。
【0024】この場合、その光量が直接外部に出射する
光11の量に比べて十分な量になるには、凹凸3aにあ
る程度の高さが必要であり、具体的には上述したように
100nm以上必要となる。また、凹凸3aの周期は、
長すぎると散乱現象が生じにくくなるため、凹凸3aの
高さ程度かその数倍程度である必要がある。一方、EL
膜内を伝播する光は、粗面の凹凸3aが100nm以上
あれば、すぐに減衰し、画素周辺に若干漏れる程度であ
るが、図5の光12に示すように、ガラスと空気の界面
における全反射およびAl背面電極6による反射によっ
てディスプレイ内部を伝播する光は、周期が非常に長い
(例えば、2.2mm以上になる)ため、粗面による反
射は画素を超えて起こる。従って、この現象が生じる
と、ディスプレイ全体が散乱により光り出すハロー現象
が生じ、ディスプレイのコントラストが低下することに
なる。このハロー現象をなくすためには、界面に凹凸が
ないことが最も望ましいが、ハロー現象を生じさせる周
期が長い光に対しては、ある程度の凹凸があってもその
高さが400nm以下程度であれば、凹凸がないのと実
質的に同様に扱うことができるため、ハロー現象による
コントラストの低下を防止することができる。
【0025】なお、上記した実施形態においては、Ta
を母材(主構成材料)として含む絶縁層に凹凸形成材料
としてSnを加えるもの示したが、凹凸形成材料として
はSn以外にInまたはZnを加えても上記実施形態と
同様の効果を得ることができる。また、Siを母材とし
て含む絶縁層、Alを母材として含む絶縁層のいずれの
場合においても、凹凸形成材料としてSn、In、Zn
を加えれば上記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0026】さらに、上記した実施形態においては、T
2 5 (90wt%)/SnO2(10wt%)ター
ゲットを用いるものを示したが、SnO2 の組成比は5
〜50wt%であれば上記実施形態と同様の効果を得る
ことができる。さらに、EL素子としては、図1あるい
は図5に示す構成のものに限らず、他の構成のものであ
ってもよい。例えば、ガラス基板1と第1電極2の間に
バッファ層を介在させたもの、あるいは第2電極6の上
にパッシベーション膜を形成してシリコンオイルをなく
した構成のもの、さらに絶縁層、発光層を複数層にて構
成したものなどとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るEL素子の断面構造
を示す図である。
【図2】図1に示すEL素子の印加電圧−輝度曲線を示
す図である。
【図3】図1に示すEL素子において、凹凸3aの大き
さと輝度向上率の関係を示す図である。
【図4】ELディスプレイの平面構成を示す図である。
【図5】図4のA−A断面を示す図である。
【図6】凹凸3aによる輝度向上の説明に用いる説明図
である。
【符号の説明】
1…基板、2…第1電極としてのITO電極、3…第1
絶縁層としてのTa/Sn/O複合酸化膜、3a…凹凸 4…ZnS:Tb発光層、5a…SiON膜、5b…T
a/Sn/O複合酸化膜、6…第2電極としてのAl背
面電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−315992(JP,A) 特開 平3−119689(JP,A) 特開 平5−109481(JP,A) 特開 平3−225791(JP,A) 特開 平9−115671(JP,A) 特開 平8−96957(JP,A) 特開 昭64−43996(JP,A) 特開 昭62−249392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 33/00 - 33/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、基板と、この基板に近い順
    に、第1電極、絶縁層、発光層、第2電極を備えてなる
    EL素子の製造方法において、 前記絶縁層を主構成材料と凹凸形成材料にて形成し、前
    記主構成材料を前記凹凸形成材料に対し優先的にエッチ
    ングして前記絶縁層の表面に凹凸を形成し、この凹凸が
    形成された前記絶縁層の上に前記発光層を成膜すること
    を特徴とするEL素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸の高さを100〜400nmと
    することを特徴とする請求項1に記載のEL素子の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層を非晶質にて形成することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のEL素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記凹凸形成材料としてSn、In、Z
    nのいずれか1つを含む化合物を用いることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1つに記載のEL素子の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層の主構成材料として、Ta、
    Si、Alのいずれか1つを含む化合物を用いることを
    特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記載のEL
    素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記主構成材料と前記凹凸形成材料とを
    ターゲットとしスパッタ法を用いて前記絶縁膜を成膜す
    ることを特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記
    載のEL素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチングとして、ドライエッチン
    グを用いることを特徴とする請求項乃至のいずれか
    1つに記載のEL素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ドライエッチングに用いるガスとし
    て、少なくともCF4ガスとO2ガスのいずれかを用いる
    ことを特徴とする請求項に記載のEL素子の製造方
    法。
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