JP4462074B2 - エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

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Description

本発明は、エレクトロルミネッセンス素子に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子や、無機エレクトロルミネッセンス素子等のエレクトロルミネッセンス素子(以下、適宜エレクトロルミネッセンス素子をEL素子と表記する。)は、面発光型素子として、例えば、ディスプレイや面光源等の分野で用いられている。EL素子の基本的な構造は、基板上に陽極、発光層、陰極が順に積層された構造である。
前記のように構成されたEL素子は、陽極と陰極との間に電圧を印加することにより発光層において発光が生じる。この発光層が発する光は、陽極又は陰極のどちらかの電極を通して外部に取り出されるのが一般的であり、その場合、少なくとも光を取り出す側の電極には光透過性の高い透明電極、例えば、ITO(インジウム錫酸化物)等が用いられる。
また、前記の基本的な構造のEL素子においては、素子の光取り出し面における全反射等の影響により、発光層が発する光の一部しか外部に取り出せておらず、光の利用効率が高くないことが知られている。EL素子の光の利用効率を高めるために、素子の光取り出し面に集光部を設け、光取り出し効率を向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の有機EL素子では、光取り出し面に設けられた集光部としてのプリズムシートが、有機発光層が発する光を特定方向に指向させ、不必要な方向に散乱される光を少なくすることで、光の取り出し効率を向上させている。
特開平9−63767号公報
しかし、EL素子の発光面に集光部を設けた場合であっても、発光層が発する光を全て外部に取り出すことはできていない。というのも、EL素子を構成する部材の一つであって発光層よりも光取り出し側に設けられる透明電極は、一般的に光透過性の高い材料で形成されるが、ある程度の光吸収性も有しており、発光層が発する光が透明電極を透過する際にその一部を吸収してしまうためである。この透明電極で吸収される光が多くなるほど、光のロスが大きくなり、EL素子の光の利用効率は低下してしまう。
透明電極による光吸収は透明電極の膜厚が厚いほど顕著であり、膜厚を薄くすれば吸収される光の割合も少なくすることができる。ところが、透明電極の電気伝導度はAlやAg等の金属電極ほど大きくないため、透明電極の膜厚を薄くし過ぎると、電極自体の電気抵抗値が上がってしまい、電極内を電流が流れにくくなるという問題が発生する。電流が透明電極に均一に流れなくなると、発光層においても均一な電流が供給されず、素子の発光が妨げられることになってしまう。
このため、従来のEL素子において、均一な膜厚分布を持つ透明電極は、その膜厚が、十分な電流を流すことができる範囲内で、発光層が発する光の該透明電極で吸収される割合が少なくなるように調整されていた。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、透明電極での光吸収による光のロスを部分的に低減させることで、光取り出し効率を向上させたEL素子を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、透明電極と対向電極との間に、少なくとも、発光層が設けられたEL素子である。前記透明電極は前記発光層が発する光を取り出す側に設けられるとともに、該電極に電流を供給するための電源供給部を有し、前記透明電極の膜厚が均一である場合に測定される前記透明電極の各部分と前記電源供給部との間の電気抵抗値に応じて、前記透明電極の膜厚が決められており、前記透明電極の膜厚は、前記電気抵抗値が高い部分ほど薄くなっており、前記電源供給部は、前記透明電極の周縁部に接するように設けられた補助電極を有し、該補助電極は、前記透明電極を形成する材料よりも電気伝導度の大きい材料で形成されている。
この発明では、透明電極の膜厚が部分的に変化しており、この変化は、透明電極の膜厚が均一である場合に測定される電源供給部からの電気抵抗値が高い部分ほど薄くなっている。従って、透明電極の光吸収による光のロスを部分的に低減させることができ、EL素子の光取り出し効率を向上させることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記対向電極は、前記発光層が発する光を反射する材料で形成されている。この発明では、対向電極が光反射性を有する材料で形成されるため、発光層が発した光を反射して、光を光取り出し側に向かわせることができ、EL素子の光取り出し効率を向上させることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記発光層の発した光を集光して光取り出し効率を向上させる集光部が前記発光層よりも光取り出し側に設けられている。この発明では、集光部に入射する光の大部分が、集光部の持つ屈折特性等により進行方向が制御され外部に取り出される。また、集光部に入射した光の一部は集光部表面で反射され透明電極を通り発光層付近まで戻される。そして、この反射戻りの光は対向電極で反射され、再び光取り出し側へと向かう。このように、反射戻りの光を素子の発光に利用する請求項に記載の系においては、請求項に記載の発明の効果がさらに顕著となる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項に記載の発明において、前記EL素子は、有機EL素子である。
透明電極での光吸収による光のロスを部分的に低減させることで、光取り出し効率を向上させたEL素子を提供することができる。
以下、本発明を、有機EL素子に具体化した一実施形態を、図1〜図4にしたがって説明する。図1は有機EL素子の模式平面図、図2は図1のA−A線における模式断面図、図3は図1のB−B線における模式断面図、図4は有機EL素子内の反射戻りの光を示す模式断面図である。
図1〜図3に示すように、有機EL素子10は、基板11、透明電極12、対向電極13、発光層を含む有機層14及び集光部としてのプリズムシート15を備えている。略四角形状の基板11に接する形で透明電極12が設けられており、この透明電極12の基板11と接している面とは反対側の面に、有機層14及び対向電極13がこの順に積層されている。また、基板11の透明電極12が設けられている面と反対側の面には、プリズムシート15が設けられている。
略四角形状に形成された透明電極12には、電流を供給するための電源供給部16が設けられており、電源供給部16は、外部駆動電源(図示せず)が接続される端子部17、及び透明電極12よりも電気伝導度の大きい材料で形成された補助電極18を備えている。補助電極18は、透明電極12上の周縁部に沿って設けられており、対向電極13と接して短絡することがないように細く形成されている。本実施形態では、透明電極12が陽極を、対向電極13が陰極を構成しており、プリズムシート15は有機層14よりも光取り出し側に設けられている。即ち、有機EL素子10は、透明電極12と対向電極13との間に発光層を含む有機層14が設けられ、有機層14からの発光は透明電極12、基板11及び集光部としてのプリズムシート15を通して外部に取り出される(所謂、ボトムエミッション型。)。なお、図1〜図4は有機EL素子10の構成を模式的に示したものであり、図示の都合上、一部の寸法を誇張して分かり易くしているために、各層の厚さや形状等の寸法の比は実際の比と異なっている。
基板11は、有機EL素子10を支えるための板状の部材であり、取り出す光に対して高い透過率を示す透明基板が用いられる。例えば、可視光領域で高い透過率を示すガラス基板や、透明なアクリル樹脂等を用いることができる。
透明電極12には、公知の透明電極材料が用いられ、例えば、ITO(インジウム錫酸化物)や、IZO(酸化インジウム亜鉛)、ZnO(酸化亜鉛)等を用いることができる。
透明電極12に接する形で設けられる補助電極18には、透明電極12よりも電気伝導度が大きい材料が用いられる。例えば、AgやAl等の金属材料を用いることができる。また、本実施形態では、補助電極18は透明電極12の周縁部全体にわたって設けられているが、これ以外にも、周縁部の一部分や、周縁部以外の部分に設けてもよい。
対向電極13には、有機層14が射出した光に対する反射性を有する電極材料が用いられる。電極材料としては、公知の金属電極や合金電極を用いることができ、例えば、AgやAl等が用いられる。なお、図2では、対向電極13の膜厚は中心部と両端部とでは異なっているが、これに限定されるものではなく、有機層14に電流を均一に流すことができればどのような膜厚分布であってもよい。
上記の透明電極12と対向電極13との間に設けられる有機層14は、発光層を含む有機層より構成され、例えば、発光層1層から構成される場合や、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、正孔ブロック層、バッファー層等のうちの1層以上と発光層との組み合わせにより構成される場合等がある。また、発光層にはAlq3等の公知の発光材料が用いられ、赤色、緑色、青色、黄色等の単色光を示す構成のものや、それらの組み合わせによる発光色、例えば、白色発光を示す構成のもの等が用いられる。
有機EL素子10の光取り出し面に設けられる集光部としてのプリズムシート15には、例えば、住友スリーエム社の輝度上昇フィルム(BEF:Brightness Enhancement Film)等を用いることができる。プリズムシート15に入射した光は、該プリズムシート15の屈折特性等により光の進行方向が制御され外部に取り出される。光の進行方向の制御については、プリズムシート15表面の凹凸の形状や、その角度によって調整される。例えば、有機EL素子10の発光面を正面から見たときの正面輝度を高くすること等ができる。プリズムシート15は、基板11の光取り出し面に接着剤等を介さずに取り付けられている。
また、有機EL素子10には、有機層14を酸素及び水分等から保護するための保護部(図示せず)が設けられている。保護部は、公知のパッシベーション膜や封止缶、又はそれらの組み合わせ等で構成される。
本実施形態の有機EL素子10は、図2及び図3の断面模式図に示すように、透明電極12の膜厚が両端部と中心部とで異なっており、中心部に近づくほどその膜厚は薄くなっている。ここで、透明電極12の膜厚の変化は、図2、及び図3に示すように連続的に変化していてもよく、また、階段状に変化していてもよい。
この膜厚の分布は透明電極12を流れる電流と密接に関係している。
ここで、透明電極12に流れる電流の経路について説明する。図示しない外部駆動電源を、電源供給部16の端子部17に接続すると、端子部17より透明電極12に電流が供給される。また、透明電極12には、図1に示すように、その周縁部に透明電極12より電気伝導度の大きい材料で形成された補助電極18が設けられており、端子部17から供給される電流の多くは、まず、補助電極18を流れる。そして、補助電極18の各部分から透明電極12の内部を、透明電極12の中心部に向かって電流が流れる。この電流は、透明電極12の各部分を流れると同時に、透明電極12に接する形で設けられた有機層14へと流れていく。
図4に、透明電極12の膜厚を均一であるとした場合に、透明電極12に流れる電流について矢印を用いて模式的に示す。まず、透明電極12において、電源供給部16との間の電気抵抗値が異なる部分を3点抜き出し、その電気抵抗値に応じて、小さい部分より、K地点、L地点、M地点とする。なお、透明電極12の膜厚が均一であるため、透明電極12の各部分の抵抗値(膜厚方向の抵抗値)は等しくなっている。そして、透明電極12のK地点、L地点、M地点に流れる電流を、それぞれ、電流K、電流L、電流Mとし、K地点とL地点との間において有機層14へと流れる電流を電流Xとし、L地点とM地点との間において有機層14へと流れる電流を電流Yとし、透明電極12の中心部において有機層14へと流れる電流を電流Zとする。ここで、有機EL素子10を効率良く均一に発光させるためには、有機層14の各部分には均一な電流を供給する必要がある。つまり、電流X、電流Y、電流Zは等しいことが望ましい。すると、この時、K地点を流れる電流は、電流K=(電流X+電流Y+電流Z)となり、L地点を流れる電流は、電流L=(電流Y+電流Z)となり、M地点を流れる電流は、電流M=(電流Z)となる。即ち、電源供給部16との間の電気抵抗値が最も小さいK地点には多くの電流を流す必要があるが、電源供給部16との間の電気抵抗値がK地点よりも大きくなるL地点では有機層14へ供給した電流Xの分だけ流すべき電流の量が少なくなり、電源供給部16との間の電気抵抗値が最も高くなるM地点では、有機層に供給した電流X、及び電流Yの分だけ流すべき電流の量が少なくなる。
従って、透明電極12の各部分における抵抗値、つまり、透明電極12の各部分における膜厚は、一定である必要がなく、その部分に流れる電流の量によって調整することができる。言い換えれば、透明電極12において、流れる電流の量が少ない部分は、抵抗値が大きくなってもよいため、部分的に透明電極12の膜厚を薄くすることが可能となる。例えば、電源供給部16との間の電気抵抗値が最も高くなる透明電極12の中心部分においては、流れる電流の量は最も少なくなる。そのため、透明電極12の中心部分における膜厚を、その周囲に比較して薄くすることができる。ただし、膜厚を薄くしすぎると、流すべき電流が十分に流れなくなるおそれがあるので、膜厚の調整は流すべき電流に影響の出ない範囲で行われる。この実施形態では、図2及び図3に示すように、電源供給部16から透明電極12の中心部に向かって連続的に膜厚を薄くすることで、所謂、おわん型になるように透明電極12の膜厚が調整されている。
上記の構成を持つ有機EL素子10は、以下のように作成される。
先ず、電源供給部16を透明電極12の周縁部に配置するように設計する。基板11を用意し、基板11上に透明電極12を、例えば、スパッタリング法や蒸着法などの公知の薄膜形成方法により形成する。このとき、透明電極12の膜厚を、電源供給部16からの距離が遠くなるに従って、つまり、透明電極12の中心部に近づくに従って薄くなるように調整する。膜厚の調整については、例えば、覆う部分を多段階に調整することが可能なマスクを用意し、マスクで覆う部分を少しずつ広げて調整しながら蒸着を行うことで、透明電極12の膜厚を調整することができる。
また、均一な膜厚分布を持つ透明電極12を形成した後に、エッチングや研磨等の公知の微細加工技術を用いて膜厚を調整することもできる。エッチングを用いる場合には、例えば、透明電極12にレジスト塗布とエッチングを行う工程を順次繰り返すことで、膜厚の調整を行うことができる。他にも、イオンミリング装置等の微細加工装置を用いて、透明電極12の膜厚を調整することもできる。
透明電極12に設けられる端子部17は、膜厚の調整を行う前か、同時、又は後にエッチング等の公知の微細加工方法を用いて形成される。
そして、透明電極12が形成された基板11に対して、洗浄やプラズマ処理等が行われ、基板11及び透明電極12の表面に付着している有機物や埃等が除去される。
その後、透明電極12上には発光層を含む有機層14が形成される。有機層14を構成する各層は、例えば、蒸着等の公知の薄膜形成方法により形成される。有機層14については膜厚の調整を行わずに、均一な膜厚となるように形成する。
そして、対向電極13を有機層14上に、例えば、蒸着法等の公知の薄膜形成方法により形成する。対向電極13の膜厚は、透明電極12のように任意の分布に調整されるか、もしくは、有機層14のように均一な膜厚に調整される。
補助電極18は、透明電極12上に、例えば、蒸着法等の公知の薄膜形成方法を用いて形成される。また、補助電極18を形成する材料として対向電極13と同じ材料を使用する場合には、対向電極13の形成時に、同時に補助電極18を形成することもできる。
さらに、有機層14を酸素及び水分から保護するための保護部を形成する。保護部として窒化ケイ素等のセラミック膜を形成する場合、セラミック膜は、例えば、プラズマCVD法で形成される。
最後に、有機EL素子10の光取り出し面、本実施形態においては、基板11の透明電極12が形成されている側と対向する面に、プリズムシート15が取り付けられる。
次に、上記の有機EL素子10の作用について詳しく説明する。
透明電極12及び対向電極13の間に直流駆動電圧を印加することによって、透明電極12より正孔が、対向電極13より電子が、それぞれ有機層14に注入され、それらが該有機層14の発光層中において再結合することにより発光が生じる。
有機層14が発する光は、拡散しながら透明電極12及び基板11を透過し、プリズムシート15に入射する。プリズムシート15に入射した光の大部分は、プリズムシート15の表面に形成されている凹凸により、その進行方向を所定の角度範囲で制御され外部に取り出される。
一方、光が透明電極12を透過する際、その一部は透明電極12の光吸収特性により吸収される。この、光吸収は透明電極12の膜厚が厚いほど顕著であり、膜厚を薄くすれば吸収される光の割合は少なくなる。本実施形態では、上記のように、透明電極12の膜厚は部分的に薄くなるように調整されている。透明電極12の膜厚を均一にした場合における電源供給部16からの電気抵抗値が最も高くなる部分、つまり、電源供給部16からの距離が最も遠い透明電極12の中央部分が最も薄くなっている。このため、透明電極12の中央部を透過する光は、その周囲の部分を透過する光に比較して、透明電極12により吸収される割合が少なくなり、有機EL素子10の光取り出し面において中央部の輝度が高くなる。即ち、透明電極12での光吸収による光のロスを部分的に低減させたことで、有機EL素子10の光取り出し効率を向上させているのである。
また、プリズムシート15に入射した光の一部は、図4に示すように、プリズムシート15と有機EL素子10外部との界面で反射され、基板11及び透明電極12を透過して有機層14まで戻される。有機層14まで戻された反射戻りの光は、光反射性を有する対向電極13により再び反射され、透明電極12及び基板11を透過して、再び光取り出し面へと向かう。そして、この反射戻りの光は、有機EL素子10の発光として利用されるまで、プリズムシート15と有機EL素子10外部との界面、及び、対向電極13での反射を繰り返すことになる。反射を繰り返す反射戻りの光は、透明電極12を複数回透過することになり、透明電極12で吸収される割合が増えてしまう。このように、反射戻りの光を素子の発光に利用するような系においては、透明電極12で吸収される光、つまり光のロスが、素子の発光効率に大きく影響してくる。従って、前記のような系においては、透明電極12の膜厚を部分的に薄くして、光のロスを低減させることの効果がさらに顕著となる。
また、本実施形態においては、有機EL素子10の中央部分の光取り出し効率を向上させているため、中心輝度の高い有機EL素子10を提供することができる。素子中心部の輝度を高くすることができる有機EL素子10は、特に小型の表示素子等に使用する際に、最も必要となる中心部分の輝度が十分に保証されるため有効である。
以下、実施例により本実施形態をさらに詳細に説明する。ただし、それらは例示であって、本発明を限定するものではない。
図5に有機EL素子20の模式平面図を示す。この実施例では、電源供給部16である端子部17及び補助電極18が透明電極12の周囲に配置されるように有機EL素子20を設計した。端子部17は、略四角形状の透明電極12の対向する2辺に設けられる。また、不連続な補助電極18が、透明電極12の周縁部に設けられる。
まず、基板11として透明なガラス製の基板(5.0×5.0cm)を用意する。基板11をアルカリ洗浄及び純水洗浄などにより洗浄した後、基板11の一方の面上に透明電極12としてITO膜をスパッタリング装置(成膜速度1.0nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により形成する。透明電極12の形成時において、マスク19を用いてその膜厚分布を調整する。マスク19は略四角形状であり、覆う範囲を2段階に切り替え可能である。蒸着中にマスク19を切り替えて透明電極12の膜厚を、階段状に3段階に変化させる。切り替えのタイミングについては、成膜速度より計算する。図6(a),(b),(c)に、3段階に調整された膜厚分布を持つ透明電極12の模式断面図を示す。本実施例における透明電極12の膜厚は、最も厚い部分を280nmに、最も薄い部分を150nmに調整した。電源供給部16が透明電極12の周縁部に配置されるように設計したため、透明電極12の中心部分が150nmとなるように膜厚は調整されている。
透明電極12形成後の基板11は、洗浄工程に移行し基板洗浄が行われる。洗浄工程では、アルカリ洗浄、純水洗浄を順次行い、乾燥させた後に、紫外線オゾン洗浄及びプラズマ処理を行った。
プラズマ処理を行った基板11上の透明電極12上に、発光層を含む有機層14を形成した。本実施例では、有機層14は、正孔注入輸送層、第1発光層、第2発光層、第3発光層とで構成した。
まず、真空蒸着装置(カーボンるつぼ、蒸着速度0.1nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により、低分子のアミン系材料であるTPTEを蒸着して膜厚20nmの層を形成し、正孔注入輸送層とした。
この正孔注入輸送層上に、赤色発光層としての第1発光層を、真空蒸着装置(カーボンるつぼ、蒸着速度0.1nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により、TPTEをホストとし、DCJTをドーパントとし膜厚5nmに形成した。DCJTはTPTEに対して0.5wt%になるように含有されている。
第1発光層上に、真空蒸着装置(カーボンるつぼ、蒸着速度0.1nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により、DPVBiをホストとし、BCzVBiをドーパントとした青色発光層としての第2発光層を膜厚30nmに形成した。BCzVBiはDPVBiに対して5.0wt%になるように含有されている。
第2発光層上に、真空蒸着装置(カーボンるつぼ、蒸着速度0.1nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により、Alq3をホストとし、C545T(イーストマン―コダック社の商品名)をドーパントとした緑色発光層としての第3発光層を膜厚20nmに形成した。C545TはAlq3に対して1.0wt%になるように含有されている。
第3発光層上に、タングステンボート(蒸着速度1nm/s、真空度約5.0×10−5Pa)により、膜厚150nmのアルミニウム(Al)層からなる対向電極13を形成した。これと同時に、透明電極12の周縁部に補助電極18を形成した。対向電極13と補助電極18とはお互いに接することがないように設計されている。
対向電極13より外側には、缶封止による保護部を形成した。
そして、基板11の光取り出し面側には、集光部としてのプリズムシート15(住友スリーエム社の輝度上昇フィルム)を設けた。
上記の有機EL素子20は、透明電極12が陽極を、対向電極13が陰極を構成し、有機層14が発する光は、透明電極12、基板11、及びプリズムシート15を通して外部に取り出される(所謂、ボトムエミッション型)。
透明電極12の中央部における膜厚が150nmに調整されている有機EL素子20と、透明電極12を280nmと一定の膜厚として作成した有機EL素子とに、同じ直流駆動電圧を印加して有機EL素子の中心部における輝度を比較した。その結果、透明電極12を280nmの一定の膜厚とした場合に比較して、透明電極12の中央部における膜厚を150nmと調整した場合には、有機EL素子中心部の輝度は約1.3倍になった。透明電極12の膜厚を部分的に薄く調整したことにより、透明電極12で吸収される光の割合を低減させ、光の取り出し効率を向上させることができたと考えられる。
また、これは、透明電極12の中心部の膜厚を150nmとした有機EL素子20において、透明電極12の膜厚を280nm一定とした有機EL素子と同じ中心輝度を得ようとすると、より少ない電流で素子を発光させることができるということを示している。透明電極12の膜厚を部分的に薄く調整することは、有機EL素子20の低消費電力化にもつながる。
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1)有機EL素子10は、透明電極12と対向電極13との間に発光層を含む有機層14が設けられている。有機層14が発した光を取り出す側に設けられた透明電極12は電源供給部16を有し、透明電極12の膜厚が均一である場合に測定される透明電極12の各部分における電源供給部16からの電気抵抗値に応じて、透明電極12の膜厚が変化している。その透明電極12の膜厚の変化は、前記電気抵抗値が高い部分ほど薄くなるように変化している。これにより、有機層14が発する光のうち、透明電極12の膜厚が薄く調整された部分においては、透明電極12で吸収される光の割合を少なくすることができる。つまり、透明電極12の光吸収による光のロスを部分的に低減させることができ、有機EL素子10の光取り出し効率を向上させることができる。
(2)有機EL素子10を構成する透明電極12は、その周縁部に電源供給部16としての端子部17及び補助電極18を備えている。そして、透明電極12の膜厚は、電源供給部16からの距離が遠くなるほど薄くなるように調整されている。一般に、電気伝導度と断面積が一定である導電体は、その長さが長くなるに従って電気抵抗値は大きくなる。つまり、透明電極12の膜厚が均一であると仮定した場合の、透明電極12の各部分における電源供給部16からの電気抵抗値は、電源供給部16からの距離が遠くなるほど高くなるのである。従って、(1)と同様の効果を奏する。また、電源供給部16からの距離によって透明電極12の膜厚を調整する場合は、膜厚を均一にして透明電極12の各部分における電源供給部16からの電気抵抗値を測定する必要がなく、有機EL素子10の設計が容易になる。
(3)有機EL素子10は、その光取り出し面側に集光部としてのプリズムシート15が設けられている。従って、プリズムシート15により、外部に取り出される光の進行方向が制御され、有機EL素子10の特定方向における輝度が高くなる。また、プリズムシート15に入射した光の一部は、プリズムシート15と素子外部との界面において反射され素子の内部に戻される。反射戻りの光は、素子外部に取り出されるまで、素子内部においてプリズムシート15と光反射性を有する対向電極13との間で反射を繰り返すため、透明電極12を複数回透過することになる。このため、透明電極12による光吸収の影響が大きくなり、透明電極12の膜厚を部分的に薄くすることで有機EL素子10の光取り出し効率を向上させるという効果がより顕著となる。
(4)有機EL素子10は、透明電極12の中心部の膜厚をその周囲より薄くすることで、有機EL素子10の光取り出し効率を向上させている。従って、透明電極12の膜厚が均一である場合に比較して、より少ない電流で同じ中心輝度を得ることができる。つまり、有機EL素子10の低消費電力化に有効である。
(5)有機EL素子10を略正方形状に形成し、電源供給部16を素子の周囲に配置した際は、素子の中心部と対応する部分の透明電極12の膜厚が最も薄くなる。このため、光取り出し面において、素子中心部の輝度が最も高くなる。従って、この有機EL素子10を小型の表示素子等に使用する場合に、最も必要となる中心部分の輝度が高くなるため有効である。
(6)有機EL素子20は、覆う部分を2段階に切り替え可能なマスク19を用いて、透明電極12の膜厚が調整されている。従って、透明電極12の膜厚を調整する際に、一旦、透明電極12を成膜した後にエッチングを行うという複雑な工程を必要とせず、透明電極12の成膜時に簡単な構成で膜厚の調整を行うことができる。
(7)有機EL素子20は、透明電極12の膜厚が、所謂、階段状に3段階に調整されている。従って、透明電極12の膜厚の調整が、ミクロ的に見て連続となるように調整する場合に比較して、容易となる。
なお、実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
○ 有機EL素子10は、ボトムエミッション型である場合に限らず、基板11と反対側から光が射出されるトップエミッション型であってもよい。トップエミッション型の場合においても、光取り出し側の電極は透明電極12で構成される。
○ 有機EL素子10がトップエミッション型である場合は、基板11は透明基板でなくともよい。例えば、金属基板等の不透明な基板であってもよい。
○ 電源供給部16としての端子部17は、透明電極12のどの位置に設けられていてもよい。
○ 対向電極13は、光反射性を有する材料である場合に限らず、光透過性を有する材料であってもよい。なお、光透過性を有する材料を対向電極13に使用した場合は、その背面に光反射性を有する材料を組み合わせて使用する。
○ 有機EL素子10は、プリズムシート15と基板11との間に、光拡散部材を設けた構造であってもよい。このとき、素子の光取り出し効率は、光拡散部材を設けない場合に比較して高くなる。
○ 透明電極12は、電源供給部16からの距離に応じて連続的に膜厚が薄くなるように調整されている場合に限らず、電源供給部16からの距離が最も高い部分とその周辺部のみが薄く調整されていてもよい。この構成を採用することで、透明電極12の膜厚を連続的に薄くなるように調整する場合に比較して、有機EL素子10の作成が容易になる。
○ 反射戻りの光が透過する有機層14の膜厚を部分的に調整して、有機EL素子10の光取り出し効率を上げる構成としてもよい。このとき、有機層14は発光を生じる層であるため、初期の発光に影響がない程度に膜厚の調整がなされる。なお、有機層14の膜厚の調整と、透明電極12の膜厚の調整を組み合わせてもよい。
○ EL素子は、有機EL素子である場合に限らず、無機EL素子であっても良い。
有機EL素子の構成を示す模式平面図。 図1の有機EL素子のA−A線における模式断面図。 図1の有機EL素子のB−B線における模式断面図。 透明電極を流れる電流及び、反射戻りの光を示す模式図。 有機EL素子の構成を示す模式平面図。 透明電極の膜厚の調整について示す模式図。
符号の説明
10,20・・・EL素子としての有機EL素子、11・・・基板、12・・・透明電極、13・・・対向電極、14・・・発光層を含む有機層、15・・・集光部としてのプリズムシート、16・・・電源供給部、17・・・端子部、18・・・補助電極。

Claims (4)

  1. 透明電極と対向電極との間に、少なくとも、発光層が設けられたエレクトロルミネッセンス素子であって、
    前記透明電極は前記発光層が発する光を取り出す側に設けられるとともに、該電極に電流を供給するための電源供給部を有し、
    前記透明電極の膜厚が均一である場合に測定される前記透明電極の各部分と前記電源供給部との間の電気抵抗値に応じて、前記透明電極の膜厚が決められており、
    前記透明電極の膜厚は、前記電気抵抗値が高い部分ほど薄くなっており、
    前記電源供給部は、前記透明電極の周縁部に接するように設けられた補助電極を有し、該補助電極は、前記透明電極を形成する材料よりも電気伝導度の大きい材料で形成されている
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子。
  2. 前記対向電極は、前記発光層が発する光を反射する材料で形成されている、請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  3. 前記発光層の発した光を集光して光取り出し効率を向上させる集光部が前記発光層よりも光取り出し側に設けられている、請求項2に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  4. 前記エレクトロルミネッセンス素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子である、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
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