JP3496305B2 - 情報記憶変換装置 - Google Patents

情報記憶変換装置

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JP3496305B2 JP32022894A JP32022894A JP3496305B2 JP 3496305 B2 JP3496305 B2 JP 3496305B2 JP 32022894 A JP32022894 A JP 32022894A JP 32022894 A JP32022894 A JP 32022894A JP 3496305 B2 JP3496305 B2 JP 3496305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の入力方式による
入力情報を記憶し、出力する情報記憶変換装置に関し、
特に、手書き入力、キー入力及び音声入力が可能な情報
記憶変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置においては、手書き入力され
た情報を文字記号等からなるテキスト情報に変換し画面
表示し、また音声として出力するもの、また、手書き入
力、音声入力又はスキャナにより読み込んだ各情報をす
べてキーボードからの入力情報となるように変換処理す
るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力方
式については、講演、講義については音声録音が、ま
た、会議中については手書きによるメモ書き入力が、更
にその音声入力情報及び手書き入力情報の編集時等には
キーボードによる入力編集が適している。
【0004】一方、出力方式では、自宅では音声出力
が、講演、会議中には画面表示による出力が好ましく、
ユーザが適宜、異なる状況により選択できることが望ま
しい。
【0005】ところが、ユーザのそれぞれの使用状況に
おいて、上述のような入力方式及び出力方式が選択可能
なものはなかった。
【0006】そこで、本発明は、上述の課題に対して、
各種の入力方式による情報入力が可能であり、更に、複
数の出力方式が選択可能な情報記憶変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、各種
の情報を表示する表示手段と、当該表示手段の画面上に
て文字及び記号等をペン等により手書き入力する手書き
入力手段と、音声を入力する音声入力手段と、上記手書
き入力と音声入力とを検出する入力検出手段と、上記各
入力モードを切り換える入力切り換え手段と、上記各入
力手段からの入力情報を文字及び記号のテキスト情報に
変換するテキスト変換手段と、上記テキスト情報を上記
表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、更に、上
記手書き入力及び音声入力の一方の入力モードを選択す
る入力優先モード選択手段と、上記入力切り換え手段を
制御する入力切り換え制御手段と、を備え、上記入力切
り換え制御手段は、上記入力優先モード選択手段により
選択されていない入力モードによる入力が行われている
際に、上記入力検出手段が上記選択された入力モードに
よる入力を検出したとき、上記切り換え手段に上記選択
された入力モードに切り換えさせるよう構成されてい
る。
【0008】
【作用】本発明においては、手書き入力及び音声入力の
うち一入力方式を入力切り換え制御手段により選択し、
その方式により入力された情報をテキスト変換してテキ
スト情報記憶手段に格納し、更に、出力切り換え手段の
切り換えにより、音声出力するか画面表示として出力す
るかを選択することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例の構成を示す構
成ブロック図であり、1Aは表示手段(後述)1Bの表
示画面上にてペン等により文字記号等を描くことによっ
て手書き入力が可能な手書き入力手段であり、2は手書
き入力手段1により入力された手書き情報をイメージ情
報として記憶する手書き情報記憶手段、3は手書き情報
記憶手段2に格納された情報を読み出し、文字認識し
て、文字コード等からなるテキスト情報に変換する第1
のテキスト変換手段である。
【0011】また、4は表示手段1Bに表示されたキー
ボードの各種キーをペン等により押し圧することにより
キー入力が可能なキー入力手段であり、5はキー入力手
段4から入力された情報を記憶するキー入力情報記憶手
段であり、6はキー入力情報記憶手段5に格納された情
報を読み出して、テキスト変換する第2のテキスト変換
手段である。
【0012】更に、7は音声を入力することが可能な音
声入力手段であり、8は音声入力手段7から入力された
音声情報を記憶する音声情報記憶手段であり、9は音声
記憶手段8に格納された音声情報を読み出し、音声認識
して、テキスト変換する第3のテキスト変換手段であ
る。また、第1、第2及び第3のテキスト変換手段をテ
キスト変換手段とする。
【0013】10は上記手書き入力手段1A、キー入力
手段4及び音声入力手段7のうちいずれの入力方式によ
って入力するかを設定可能な入力切り換え制御手段であ
る。
【0014】この入力切り換え制御手段10について
は、入力切り換え手段10A及び入力優先モード選択手
段10Bを有しており、ユーザがそれぞれ手動で、入力
切り換え手段10Aにより入力方式の設定を行い、入力
優先モード切り換え手段10Bにより入力優先モードの
選択ができるようになっている。
【0015】12はテキスト情報記憶手段11に格納さ
れたテキスト情報を読み出し、音声出力か又は画面表示
による出力かを切り換える出力切り換え制御手段であ
る。この出力切り換え制御手段12は、出力切り換え手
段12Aに接続され、手動により音声出力か表示出力か
を切り換えることができる。更に、出力切り換え制御手
段12は、出力方式切り換え手段12Bを有し、後述す
る出力方式を手動で切り換えることができる。
【0016】13は出力切り換え制御手段12からのテ
キスト情報を逐次受け取り、画像情報として表示手段1
Bに表示させるようにテキスト情報を制御する表示制御
手段である。また、15は出力切り換え制御手段12か
らのテキスト情報を受け取り、音声情報に変換する音声
変換手段であり、16は音声変換手段15からの音声信
号を受け取り音声として出力する音声出力手段である。
【0017】次に、図2は、本実施例の回路構成を示す
回路ブロック図であり、本図に沿って説明する。
【0018】20は液晶ディスプレイであり、表示手段
1Bを実現し、また、このディスプレイ20上にペン等
により手書き入力を行うと手書き入力ができるようにな
っており、手書き入力手段1Aを実現している。また、
表示手段1Bの画面上にキーボード21を表示させてペ
ン等により所望のキーを指示するとキー入力が可能とな
っており、キー入力手段4を実現している。
【0019】更に、上記キーボード21は、入力切り換
え手段10A、入力優先モード選択手段10B及び出力
切り換え手段12を実現している。
【0020】22はROMであり、手書き入力の文字認
識機能、音声入力の音声認識機能及び各種テキスト変換
機能等を司る各種プログラムを格納している。また、2
3はRAMであり、手書き情報記憶手段2、キー入力情
報記憶手段5、音声情報記憶手段8及びテキスト情報記
憶手段11を実現している。
【0021】24はマイクであり音声入力手段7を、ま
た、25はスピーカであり音声出力手段16を実現して
いる。26はCPUであり、上記格納されたプログラム
に従って本装置の各種制御、演算、判断等を行い、入力
切り換え制御手段10及び表示制御手段13を実現して
いる。27は上述の各構成要素を連結するバスである。
【0022】ここで、入力優先モード選択手段10Bに
ついては、3種の優先モードを選択することができ、以
下に詳細に説明する。
【0023】(1)「手書き入力優先モード」とは、音
声入力設定中若しくはキー入力設定中に手書き入力があ
った際に、手書き入力に切り換わり、手書き入力を優先
するモードである。
【0024】(2)「キー入力優先モード」とは、手書
き入力設定中若しくは音声入力設定中にキー入力があっ
た際には、キー入力に切り換わり、キー入力を優先する
モードである。
【0025】(3)「音声入力優先モード」とは、キー
入力設定中若しくは手書き入力設定中に音声入力があっ
た際に、音声入力に切り換わり、音声入力を優先するモ
ードである。
【0026】これら入力切り換え手段10A及び入力優
先モード選択手段10Bについて、図3のフローチャー
トに沿って更に詳細に説明すると、本図において、入力
切り換え手段10Aにより音声入力が設定され、かつ入
力優先モード選択手段10Bにより手書き入力優先モー
ドが選択されている場合、ステップ1にて、手書き入力
か否かの判断を行い、入力された情報が手書き入力方式
の入力であれば、入力切り換え制御手段10の入力検出
手段がこれを検出し、ステップ2に移り、手書き入力に
切り換える。
【0027】次に、ステップ3にて、その手書き入力が
中断したか否かを入力切り換え制御手段10の時限手段
が検出し、更に、ステップ4にて、中断後所定の時間が
経過したかを判断して、経過したならば、音声入力に切
り換える。この際に、キー入力があった場合は受け付け
ないようになっている。
【0028】また、例えば、上述のように音声入力が設
定され、かつ手書き入力優先モードが選択されている場
合に、キー入力を行いたいときには、手動にて入力切り
換え手段10Aにより、入力方式をキー入力方式に設定
変更すればよい。
【0029】従って、3種の入力設定にてそれぞれ2種
の優先モードの選択が可能となっており、他の設定及び
選択例についての説明は上記と同様であり省略する。
【0030】更に、図4において、手書き入力、キー入
力及び音声入力の3方式の入力によりテキスト情報記憶
手段11に記憶されたテキスト情報は、それぞれ時経列
順に配列され格納されるが、テキスト情報記憶手段11
は、テキスト情報の格納時に、手書き入力記憶領域、キ
ー入力記憶領域及び音声入力記憶領のレジスタ部の先頭
にそれぞれ各領域が判別可能なように自動的にフラグを
設定するようになっており、3種の入力方式の違いに拘
らずに、格納されたテキスト情報を時経列順に出力する
「全部出力方式」と、上記フラグの相違により、1種の
入力方式により入力されたテキスト情報のみを時経列順
に出力する「部分出力方式」とが選択可能となってい
る。このとき、上記先頭のフラグについては、各領域が
それぞれ判別可能なように数字、例えば、1、2及び3
を使用することも可能である。
【0031】従って、出力切り換え制御手段12は、出
力方式として、テキスト情報記憶手段11からのテキス
ト情報を音声変換手段15を介して音声出力手段16に
送り音声として出力する方式、また、テキスト情報記憶
手段11からのテキスト情報を表示制御手段13を介し
て表示手段1Bに表示させる方式の2種を選択すること
が可能であり、更に、上述の全部出力方式及び部分出力
方式を選択することが可能である。
【0032】更に、手書き情報記憶手段2に格納された
手書き入力の情報については、表示制御手段13により
読み出して表示手段1Bに表示することが可能である。
また、音声情報記憶手段8に格納された音声情報につい
ても同様に、音声出力手段16により読み出して音声出
力することが可能である。
【0033】また、上述の各種入力の設定、優先モード
の切り換え、及び方式の切り換え等は、すべて表示手段
1Bの画面上に表示されたキーボードのキーをペン等に
より押下することにより可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、複数の入力方式による情報入
力が選択可能であり、かつ複数の出力方式による情報の
出力が選択可能であるためユーザの使用状況に適した入
出力が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す構成ブロック図
【図2】本発明の一実施例の回路構成を示す回路ブロッ
ク図
【図3】本発明の一実施例の動作の一部を示すフローチ
ャート
【図4】本発明の一実施例のテキスト情報の格納状態を
示す図
【符号の説明】
1 手書き入力手段 3 第1のテキスト変換手段 6 第2のテキスト変換手段 9 第3のテキスト変換手段 10 入力切り換え制御手段 11 テキスト情報記憶手段 12 出力切り換え制御手段 13 表示制御手段 15 音声変換手段 16 音声出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 3/16 340 G06F 3/16 340A 340N 17/22 502 17/22 502G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/02 G06F 3/16 G06F 17/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種の情報を表示する表示手段と、 当該表示手段の画面上にて文字及び記号等をペン等によ
    り手書き入力する手書き入力手段と、 音声を入力する音声入力手段と、 上記手書き入力と音声入力とを検出する入力検出手段
    と、 前記各入力モードを切り換える入力切り換え手段と、 前記各入力手段からの入力情報を文字及び記号のテキス
    ト情報に変換するテキスト変換手段と、 上記テキスト情報を前記表示手段に表示する表示制御手
    段と、 を備える情報記憶変換装置であって、 当該変換装置は、更に、上記手書き入力及び音声入力の
    一方の入力モードを選択する入力優先モード選択手段
    と、前記入力切り換え手段を制御する入力切り換え制御
    手段と、を備え、 前記入力切り換え制御手段は、前記入力優先モード選択
    手段により選択されていない入力モードによる入力が行
    われている際に、前記入力検出手段が上記選択された入
    力モードによる入力を検出したとき、前記切り換え手段
    に上記選択された入力モードに切り換えさせることを特
    徴とする情報記憶変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報記憶変換装置におい
    て、前記入力切り換え制御手段は、上記選択された入力
    モードによる入力が中断した後に所定の時間が経過した
    とき、前記入力切り換え手段に切り換え前の入力モード
    に自動的に変更させることを特徴とする情報記憶変換装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報記憶変換装置におい
    て、上記テキスト情報を音声信号に変換する音声変換手
    段と、当該音声変換手段により変換された音声信号を音
    声として出力する音声出力手段と、を更に有する情報記
    憶変換装置。
  4. 【請求項4】各種の情報を表示する表示手段と、 キー入力によって入力する入力手段と、 音声を入力する音声入力手段と、 上記キー入力と音声入力とを検出する入力検出手段と、 前記各入力モードを切り換える入力切り換え手段と、 前記各入力手段からの入力情報を文字及び記号のテキス
    ト情報に変換するテキスト変換手段と、 上記テキスト情報を前記表示手段に表示する表示制御手
    段と、 を備える情報記憶変換装置であって、 当該変換装置は、更に、上記キー入力及び音声入力の一
    方の入力モードを選択する入力優先モード選択手段と、
    前記入力切り換え手段を制御する入力切り換え制御手段
    と、を備え、 前記入力切り換え制御手段は、前記入力優先モード選択
    手段により選択されていない入力モードによる入力が行
    われている際に、前記入力検出手段が上記選択された入
    力モードによる入力を検出したとき、前記切り換え手段
    に上記選択された入力モードに切り換えさせることを特
    徴とする情報記憶変換装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報記憶変換装置におい
    て、前記入力切り換え制御手段は、上記選択された入力
    モードによる入力が中断した後に所定の時間が経過した
    とき、前記入力切り換え手段に切り換え前の入力モード
    に自動的に変更させることを特徴とする情報記憶変換装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の情報記憶変換装置におい
    て、上記テキスト情報を音声信号に変換する音声変換手
    段と、当該音声変換手段により変換された音声信号を音
    声として出力する音声出力手段と、を更に有する情報記
    憶変換装置。
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