JP3495988B2 - エアバッグを折り畳む方法および装置 - Google Patents

エアバッグを折り畳む方法および装置

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JP3495988B2
JP3495988B2 JP2000570024A JP2000570024A JP3495988B2 JP 3495988 B2 JP3495988 B2 JP 3495988B2 JP 2000570024 A JP2000570024 A JP 2000570024A JP 2000570024 A JP2000570024 A JP 2000570024A JP 3495988 B2 JP3495988 B2 JP 3495988B2
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シュタウブ、アーンドレイアース
ヨスト、マルクス
イーフェル、ミハエル、デー.
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ブリード オートモティブ テクノロジィ、インコーポレイテッド
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(技術分野) 本発明は、エアバッグを折り畳む方法および装置に関す
る。
【0002】(背景技術) エアバッグモジュール内のエアバッグは通常、カバリン
グの後ろのエアバッグハウジング内に折畳み状態で配置
される。クラッシュが起こった場合、エアバッグが膨張
させられ、すなわち、エアバッグにガスが満たされる。
エアバッグは、車両に乗っている人の衝撃を減衰するこ
とのできるガスが満たされたクッションを形成するよう
に展開される。従来、エアバッグの折畳みは、エアバッ
グが平らに広げられ、次に、特定的に所定の点で折り畳
まれ、折畳み構成になるように行われている。この折畳
み構成は次に、エアバッグモジュール内のガス発生装
置、またはガス供給装置の近傍に配置され、したがっ
て、エアバッグの展開方向に位置し、すなわち、折り畳
まれたエアバッグは、ガス発生装置と車両に乗っている
人との間に位置する。
【0003】従来エアバッグを折り畳むために使用され
ている方法はいくつかの欠点を有する。たとえば、最初
にエアバッグ全体を平らに広げなければならないので、
エアバッグを折り畳むには非常に大きな空間が必要であ
る。さらに、エアバッグを自動的に折り畳む場合、それ
ぞれの場合に様々なエアバッグ形状およびその特定の折
畳み順序に個別に適合させる必要のある比較的複雑な装
置が必要である。さらに、そのような複雑な折り畳み
は、限られた速度でしか実行できない。
【0004】本発明の目的は、エアバッグモジュール用
のエアバッグを折り畳む方法および装置を提供し、エア
バッグの折畳みを簡略化すると共に高速化し、装置の設
置空間をより小さくすることを可能にすることである。
【0005】(発明の開示) この目的は、請求項1に明記された特徴を有する方法
と、請求項18に明記された特徴を有する装置によって
実現される。好ましい実施態様は、それぞれの従属請求
項から収集することができる。
【0006】本発明による方法では、まず、エアバッグ
が、エアバッグのガス入口開口部から直線状化軸の方向
に直線状にされていく。エアバッグは、直線状にされた
状態で、あるいは直線状化動作中に、直線状化軸の方向
に案内スリーブに押し込まれるか、あるいは引き込ま
れ、次に、この案内スリーブ内でその長手方向、すなわ
ち直線状化軸の方向に押し込みまとめられ、かつこの方
法では折り畳まれる。この方法では、折畳み動作の場
合、エアバッグは、平らに広げられるのではなくある軸
に沿って直線状にされ、三次元構成になる。その後の折
畳み動作は特定の方法では行われず、すなわち、エアバ
ッグが厳密に所定の折畳み線に沿って折り畳まれること
はない。その代わりに、折畳みは、エアバッグを案内ス
リーブに押し込むことによって任意に行われる。エアバ
ッグはアコーディオンのように折り畳まれ、折畳み線は
任意に形成される。この折畳み方法では、所定の折畳み
線に沿った厳密に定義された多数の個別の折畳み動作を
不用にすることが可能なので、エアバッグをかなりより
容易にかつ高速に折り畳むことができる。さらに、エア
バッグを平らに広げる必要がなく、その代わりにエアバ
ッグがある線に沿って直線状にされるので、この方法は
大きな空間を必要としない。
【0007】この折畳み方法では、直線状化軸の近傍に
位置する中央領域から始まり、ほぼ半径方向外側にエア
バッグの周囲まで直線状に延びる主折畳み線を有する折
畳みパターンが形成される。主折畳み線が、車両に乗っ
ている人の方へ向けられる材料の前部層上でほぼ半径方
向に延び、同時に、車両に乗っている人から離れる方向
に向けられる材料の後部層上で、主として同心に、好ま
しくはエアバッグおよび/またはガス入口開口部の周囲
に平行に延びる折畳みを実現することも可能である。
【0008】直線状化軸は、エアバッグの前部に対して
主として垂直に延びると有利である。この場合のエアバ
ッグの前部は、エアバッグが自動車内に設置される際、
エアバッグが膨張させられたときに車両に乗っている人
の方へ向けられるエアバッグの衝撃面である。直線状化
軸が上記の前部に対して本来垂直に延びているので、一
方では折畳み動作が簡単になり、他方では、後の段階
で、ガス発生装置によってエアバッグにガスが満たされ
る際、エアバッグの信頼できる特定の展開動作が可能に
なり、その場合、まず前部が車両に乗っている人の方へ
移動し、この人に接触する。
【0009】折畳み動作の間、エアバッグが、好ましく
はそのガス入口開口部の領域に固定されると好都合であ
る。これにより、折畳み動作の間、ガス入口開口部が開
放されたままになり、かつ後で、ガス入口開口部をガス
供給装置またはガス発生装置上にはめ合わせるときにこ
の開口部に手が届くようにすることが可能になる。
【0010】エアバッグは、折畳みラムによって案内ス
リーブに押し込まれることが好ましい。この場合、折畳
みラムが案内スリーブ内でその長手方向軸に沿って、す
なわち直線状化軸の方向に移動し、直線状にされたエア
バッグを、アコーディオンのように折畳まれるように押
し込む。この場合、厳密な折畳み線を事前に決定するこ
となしに、折畳み動作の間に、個々の折り目またはクリ
ースが自動的に形成される。折畳み線が厳密に事前に決
定されたものではないにもかかわらず、後の段階で、エ
アバッグを厳密に制御しながら適切に展開することがで
きる。
【0011】エアバッグを直線状にするために、直線状
化ラムが、ガス入口開口部から直線状化軸の方向にエア
バッグに押し込まれ、かつエアバッグの、ガス入口開口
部の反対側に位置する部分の内側に、直線状化ラムの端
面を介して当接すると有利である。これによって、エア
バッグを完全に直線状にすることができる。エアバッグ
は、エアバッグ内に配置された制限バンド、テアシーム
などの結果として、あるいはエアバッグ自体の外装によ
って直線状化ラムのさらなる移動が制限されるまで、直
線状化ラムを押し込むことによって直線状にされる。こ
の場合、直線状化ラムが、エアバッグの、後で使用され
る主展開方向に対応する直線状化方向に移動すると有利
である。このことは、エアバッグがその主展開方向に直
線状にされることを意味する。このため、後で行われる
押込み動作の間、エアバッグが後の段階で膨張させられ
たときに再び広がる必要のある動作と逆の順序でエアバ
ッグの折畳み動作が行われるようにすることが可能にな
る。
【0012】続いて行われる折畳み動作の間に形成され
る折畳みパターンにおいて、主折畳み線、すなわち、折
畳み中に形成されるクリースが半径方向外側に主として
直線状に延びる中央領域は、エアバッグの、直線状化ラ
ムの端面に当接する領域である。この後、この領域に折
畳み線はほとんど形成されない。折畳み線は厳密に半径
方向にこの領域の中心点の方へ延びることができる。し
かし、折畳み線が、直線状化ラムの端面が円形である場
合には同様に主として円形である上記の当接面の周囲に
接線方向に接し、当接面の周囲からエアバッグの外周ま
で主として直線状に延びることも可能である。
【0013】エアバッグの直線状化動作時に、同時に直
線状化ラムが案内スリーブに押し込まれることが好まし
い。これにより、エアバッグを直線状にする動作とエア
バッグをスリーブに押し込む動作が少なくとも部分的に
同時に行われるので、折畳み動作に必要な時間を短くす
ることができる。さらに、エアバッグが案内スリーブを
囲んだ状態で直線状化ラムが案内スリーブに押し込まれ
る動作は、エアバッグの、たとえば制限バンドやシーム
のために完全に直線状にできない領域、たとえば、エア
バッグの周囲領域や外側領域でも、同様に案内スリーブ
内に直線状化方向または押込み方向に配置される状況を
実現する。
【0014】直線状化ラムが押し込まれた後、位置決め
装置がガス入口開口部からエアバッグの外側に沿って直
線状化ラムに平行に前進することが好ましい。このこと
は、エアバッグが折り畳まれる前に、ガス入口開口部を
囲むエアバッグの後部領域が、直線状化ラムに接触する
ように位置決めされることを意味する。したがって、エ
アバッグが案内スリーブに押し込まれ、そこで折り畳ま
れると、エアバッグの、エアバッグが膨張させられたと
きに車両に乗っている人の方へ向けられる部分は、折り
畳まれたエアバッグ組立体内で、展開方向から見て外側
または前部に確実に位置する。このことは、膨張動作の
間に、エアバッグのこのような部分が、車両に乗ってい
る人の方へ非常に高速にかつ妨害なしに広がることがで
き、それによって、車両に乗っている人に対する十分な
保護を非常に高速に確立できることを意味している。
【0015】この位置決め装置は、直線状化ラムと同心
のスリーブとして構成されるか、あるいは直線状化ラム
の周りに配置された複数の棒の形に構成されると有利で
ある。このような装置によって、エアバッグをその後部
領域が直線状化ラムに接触するように正しく位置決めす
ることができる。この場合、スリーブまたは棒と直線状
化ラムとの間の距離は、エアバッグの、所定の位置に配
置すべき部分が、引っ掛かったり破損したりすることな
しに位置決め装置と直線状化ラムとの間に受容すること
ができ、かつ直線状化ラムにできるだけ平滑にかつ一様
に接触するように位置決めされるような寸法にする必要
がある。
【0016】他の実施態様では、エアバッグは、ガス入
口開口部から直線状化軸の方向に直線状にされた後、エ
アバッグが直線状にされたときの直線状化ラムの移動方
向と逆の方向に案内スリーブに引き込まれ、したがっ
て、直線状化ラムが同じ方向に移動させられ、エアバッ
グを直線状状態に維持する。これによって、追加的な位
置決め装置によって実現されるのと同様な効果が実現さ
れる。ただし、追加的な方法ステップも機器も不要であ
る。エアバッグが案内スリーブに引き込まれると、ガス
入口開口部の反対側に位置するエアバッグの前面側が、
直線状化ラムの端面に接触する部分の近傍で直線状化ラ
ムに接触するように位置決めされる。さらに、エアバッ
グの周囲の連結シームもエアバッグの前面側の近傍に配
置される。これにより、エアバッグが、案内スリーブに
押し込まれた後、エアバッグの前面側および周囲のシー
ムの領域が上部に位置するように折り畳まれる状況を実
現することができる。このことは、エアバッグが展開さ
れる際、エアバッグにガスが満たされたときに、上記の
領域が展開方向から見て前部に位置し、それにより、ク
ラッシュが起こった場合に車両に乗っている人が接触す
る上記の領域が最初に広がり、その結果、良好な保護動
作が非常に高速に実現されることを意味している。
【0017】エアバッグの押込みまとめ動作の間、折畳
みラムが直線状化ラムの押込み方向と逆の方向に移動さ
せられ、同時に直線状化ラムが好ましくは同じ速度で戻
されると有利である。この移動シーケンスの結果とし
て、エアバッグはガス入口開口部の方へ折り畳まれる。
このため、エアバッグ前面の、通常はガス入口開口部の
反対側に位置する部分が最後に、すでに折り畳まれてい
るエアバッグ上に押し付けられることが可能になる。こ
のことは、後でエアバッグが展開する際に、まず前面の
この比較的小さな軽い部分が加速され、次に車両に乗っ
ている人の方へ移動させられることを意味する。前面ま
たは前面の一部のこの移動は、エアバッグの依然として
折り畳まれている領域によって展開中に減速され、それ
によって、エアバッグは主として半径方向および/また
は周囲方向に高速に展開される。
【0018】さらに、押込み動作の間、折畳みラムが直
線状化ラムの押込み方向に移動させられ、それに対して
直線状化ラムが好ましくはまったく移動させられないこ
とが可能である。この手順では、エアバッグが、その前
面の方へ押し込まれ折り畳まれる。これによって、エア
バッグの前面を最後に、エアバッグの折り畳まれている
部分の上に位置させることができる。というのは、エア
バッグの前面が、折畳み動作の間ずっと直線状化ラムに
当接していた方が有利であるからである。この間、エア
バッグの残りの部分が、直線状化ラムの外壁に沿って、
エアバッグの前面側が当接する直線状化ラムの前面側ま
たは端部側まで押し込まれ折り畳まれる。この方法で
は、エアバッグがガス入口開口部の領域で折畳みラム上
に固着され、それによって、この部分が、エアバッグ
の、アコーディオンのように折り畳まれた、前面と反対
側の端部に位置するようになることが好ましい。このこ
とは、ガス入口開口部に容易に手を届かせることがで
き、したがって、ガス入口開口部を後の段階でガス発生
装置またはガス供給装置上に容易に配置できることを意
味する。
【0019】直線状化動作の後および押込み動作の間、
エアバッグの、直線状化ラムの端面に当接する部分の外
側が、折畳みラムとの接触を維持されるか、あるいはエ
アバッグ・モジュールのカバリングの一部との接触を維
持されると有利である。これによって、折畳み動作の
間、エアバッグの一部、好ましくはその前面の一部を直
線状化ラムと折畳みラムまたはエアバッグモジュールの
カバリングの一部との間にクランプ止めすることが可能
になる。このため、折畳み動作の後で、エアバッグのこ
の部分が最後に、折り畳まれたエアバッグ構成上に乗
り、かつこの部分をガス発生装置のすぐ近くに配置でき
るようにすることが可能になる。この場合、後で行われ
るエアバッグの膨張動作の間に、まずカバリングまたは
折畳みラムと直線状化ラムとの間にクランプ止めされた
この部分が妨害なしに動き出し、それによって、エアバ
ッグが展開中に、この領域から一様にかつ制御されなが
ら広げられることが可能になる。エアバッグは、直接エ
アバッグモジュールのカバリングの内側で折り畳まれる
場合、直線状化ラムとカバリングとの間にクランプ止め
される。後の段階で、設置状態において、カバリング
は、車両に乗っている人の方に向けられ、かつエアバッ
グが車両に乗っている人の方向に展開する際に通過する
ことのできる対応するテアシームを有する。折畳み動作
の後で、適切なガス供給装置またはガス発生装置が裏面
側からカバリングに挿入される。他の方法では、エアバ
ッグがエアバッグハウジング内部で折り畳まれる。この
場合、まずエアバッグがガス入口開口部の周囲領域でエ
アバッグハウジングに固着される。この折畳み方法で
は、エアバッグのある領域が直線状化ラムと折畳みラム
との間にクランプ止めされ、折畳みラムがエアバッグハ
ウジングの方向に移動させられる。この方法では、エア
バッグのすでにクランプ止めされている領域を最後に、
エアバッグのすでに折り畳まれている他の領域上に位置
させることも可能である。最後に、エアバッグモジュー
ルのカバリングがエアバッグのこの領域の上にはめ合わ
せられる。
【0020】エアバッグの、直線状化ラムがその端面を
介して当接する部分が、エアバッグの前面の一部、好ま
しくは中央部であると有利である。しかし、直線状化ラ
ムがエアバッグを偏心させながらあるいは非対称的に、
直線状にすることも可能であり、エアバッグに非対称的
な優先的な出口方向を与えることが可能である。このた
め、エアバッグの、直線状化ラムの端面に当接する部分
は、押込みおよび折畳み動作の間、定義された方法でし
っかりと固定され案内される。折畳み動作の後で、エア
バッグの、直線状化ラムの端面に当接する部分は、エア
バッグモジュールのカバリングのすぐ後ろに位置する。
したがって、後でエアバッグが展開される際、まずエア
バッグのこの部分がカバリングを通り抜けて広がり、車
両に乗っている人の方へ移動する。有利には前面の中央
領域であるエアバッグのこの部分が最初に、車両に乗っ
ている人に接触し、その後、この領域の周りで半径方向
に延びているエアバッグ領域が順次、すなわち、エアバ
ッグの中央領域から、車両に乗っている人に接触してい
き、車両に乗っている人、有利にはその人の顔の上に広
がる。このため、車両に乗っている人がエアバッグに、
厳密に定義された方法で徐々に接触していくので、場合
によっては擦過傷を起こす可能性のある、エアバッグと
車両に乗っている人との間の摩擦を無くすことが可能に
なる。これは、エアバッグが展開される際、車両に乗っ
ている人が、厳密に定義された位置におらず、すなわ
ち、いわゆる位置ずれ状態である場合に特に重要であ
る。これにより、従来のように折り畳まれたエアバッグ
の場合のように、エアバッグが展開中に車両に乗ってい
る人の顎の下に引っ掛かる危険性が低減され、車両に乗
っている人の首の伸びが最小限に抑えられる。展開の開
始時には依然としてエアバッグハウジング内にあるエア
バッグの折り畳まれた部分の制限動作によって、前面が
現われるのが遅延される。このため、エアバッグのこの
領域は、対応する小さな深さに現われ、この場合、エア
バッグは、車両に乗っている人の前に半径方向に高速に
広がることが好ましい。これによって、エアバッグが展
開する間に車両に乗っている人が負傷する危険性が低減
される。
【0021】押込みまとめ動作の間、エアバッグの、好
ましくはガス入口開口部の近傍にスペーサが配置される
ことが好ましい。このようなスペーサは、ガス発生装置
またはガス供給装置が折畳み動作が終了するまでエアバ
ッグに挿入されない場合に必要である。このスペーサ
は、ガス発生装置またはガス供給装置に必要な設置空間
を開放する。したがって、エアバッグは、後でガス発生
装置またはガス供給装置の周りに設置状態で配置される
ように容易に厳密に折り畳むことができる。
【0022】直線状化ラムがスペーサの機能を有するこ
とがさらに好ましい。この場合、ガス発生装置に必要な
キャビティが、直線状化ラムにより、折り畳まれたエア
バッグの内部で開放されるので、スペーサを挿入する追
加的なステップは不要になる。
【0023】エアバッグは、案内スリーブからエアバッ
グハウジングまたはエアバッグモジュール用のカバリン
グに押し込まれることが好ましい。この場合、折り畳ま
れたエアバッグをカバリングまたはエアバッグハウジン
グに挿入する際に、エアバッグが通常よりも早く折畳み
状態を終了しないようにすることが可能になる。
【0024】エアバッグが、折畳み動作の間にエアバッ
グハウジングまたはエアバッグモジュール用のカバリン
グに押し込まれることがさらに好ましい。これにより、
エアバッグが、スリーブに押し込まれ、かつハウジング
またはカバリングに押し込まれることによって直接カバ
リングまたはハウジングに折り込まれるので、折り畳ま
れたエアバッグをエアバッグハウジングまたはカバリン
グに挿入する追加的な動作が無くなる。
【0025】エアバッグを折り畳む装置は、エアバッグ
を直線状にするために、ガス入口開口部を介して直線状
軸の方向にエアバッグに押し込むことのできる直線状化
ラムを有し、直線状化ラムに対して同軸に配設されてお
り、直線状化軸に沿って直線状化ラムを押し込むことの
できる案内スリーブであって、案内スリーブの内側断面
積が直線状化ラムの断面積よりも大きく、特に、直線状
化ラムと案内スリーブの内壁との間でエアバッグを折り
畳めるほど大きい案内スリーブも有し、エアバッグを押
し込むために、案内スリーブ内で直線状化軸に沿って移
動することのできる折畳みラムも有する。この装置は、
特に上述の方法を実施するのに適している。この装置
は、エアバッグを折り畳むのに必要なすべての移動が、
1つの同じ軸、すなわち、エアバッグが直線状にされる
直線状化軸に沿って行われるので、極めて小形の構成の
装置でよいという利点を有する。装置をできるだけ空間
を節約する構成にするために、直線状化軸は、垂直方向
にできるだけ遠くまで延びる。案内スリーブおよびラム
は、丸型構成であることが好ましいが、エアバッグまた
はエアバッグハウジングまたはエアバッグモジュールカ
バリングの特定の形状に適合させることのできる他のあ
らゆる所望の形状でもよい。エアバッグを折り畳むため
に、エアバッグがある軸、すなわち、エアバッグハウジ
ングまたはカバリングに垂直な方向の線に沿って直線状
にされ、エアバッグを平らに広げる必要がないので、本
発明による装置の起立面をエアバッグハウジングよりも
ずっと大きくする必要はない。この場合、エアバッグが
直線状にされ案内スリーブに押し込まれるので、直線状
化ラムの断面積は案内スリーブの内側断面積よりも小さ
くなるように構成され、そのため、直線状にされたエア
バッグは直線状化ラムと案内スリーブの内壁との間に位
置するようになる。
【0026】折畳みラムは、案内スリーブの内側断面積
に対応する断面積を有することが好ましい。それにもか
かわらず、この場合、折畳みラムと案内スリーブとの間
に十分な遊びが確保され、折畳みラムを案内スリーブ内
でその長手方向軸に沿って容易に移動させることができ
る。しかし、折畳みラムは案内スリーブの内壁に非常に
密に当接し、したがって、エアバッグの各領域が折畳み
ラムと案内スリーブの内壁との間を通過し、エアバッグ
が破損し装置が遮断される恐れはなくなる。
【0027】折畳みラムは、直線状化ラムが通過する開
口部を好ましくは中央に有すると有利である。この構成
は、エアバッグが、カバリングキャップまたはカバリン
グの内部で折り畳まれる際に、まずガス入口開口部から
直線状にされ、次に同様にガス入口開口部から、エアバ
ッグの反対側、すなわち前面の方へ押し込まれることを
可能にする。この場合、折畳みラムは、折畳みラムの開
口部内で案内され、好ましくはまったく移動させられな
い直線状化ラムに沿って移動する。
【0028】エアバッグを、好ましくはそのガス入口開
口部の領域で固着する固着装置が設けられると好都合で
ある。これによって、折畳み動作の間エアバッグをしっ
かりと保持することができ、折り畳まれたエアバッグの
ガス入口開口部をガス発生装置またはガス供給装置に連
結するときにガス入口開口部に自由に手が届くようにな
る。
【0029】固着装置は、折畳みラム上に設けられるこ
とが好ましい。これにより、折畳みラムが、押込み動作
および折畳み動作のために直線状化ラムに沿って変位さ
せられる際、エアバッグが折畳みラム上にしっかりと固
定されることが可能になり、その結果、後でエアバッグ
をエアバッグハウジングに固着する場合にエアバッグの
一部に自由に手が届くようになる。エアバッグを固着す
るためのこの部分がガス入口開口部の近傍に位置し、そ
れによって、ガス入口開口部を厳密にガス供給装置また
はガス発生装置上に固定することができると有利であ
る。
【0030】エアバッグハウジングまたはエアバッグモ
ジュールのカバリングと案内スリーブとの接触を維持す
る装置が設けられることも可能である。このことは、案
内スリーブが上向きにエアバッグハウジングまたはカバ
リングに押し付けられ、その結果、エアバッグの折畳み
動作の間に、エアバッグを直接エアバッグハウジングま
たはエアバッグモジュールのカバリングに押し込むかあ
るいは折り込むことができると有利であることを意味す
る。この場合、後の段階で、折り畳まれたエアバッグを
エアバッグハウジングまたはカバリングに挿入するさら
なる動作を無くすことが可能になる。
【0031】スリーブの形の位置決め装置、または同軸
にかつ同心に、かつ直線状化ラムから離れた位置に配置
され、かつエアバッグを直線状化ラムに接触するように
位置決めするために直線状化ラムに平行に移動させるこ
とのできる、複数の棒の形の位置決め装置が設けられる
ことが好ましい。このような装置は、エアバッグが折り
畳まれる前に、エアバッグの小領域が直線状化ラムに接
触するように位置決めされることを可能にする。エアバ
ッグの、エアバッグが展開されるときに車両に乗ってい
る人の方に向けられる領域が、折り畳まれた組立体の頂
部に位置する折畳みを実現するためである。このこと
は、エアバッグが膨張する際、このような領域が妨害さ
れずに広がり、それによって、車両に乗っている人に対
する最高のレベルの保護を非常に迅速に実現できること
を意味する。
【0032】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明による方法の第1の実施形態および本発明による
装置の第1の実施形態について、図1Aから図1Cを参
照して説明する。まず、エアバッグ2が、ガス入口開口
部6を有するエアバッグハウジング4上に固着される。
エアバッグは、ハウジング4内の対応する開口部8の近
傍でエアバッグハウジングに固着されると有利である。
後の段階で、2つの開口部を通してガス発生装置または
ガス供給装置(ここでは図示せず)を挿入することがで
きる。次に、ガス入口開口部6および開口部8を通して
エアバッグの内部に直線状化ラム10が挿入される。
こで、ラムとは、主軸を支持し、主軸頭内を主軸方向に
移動する棒状のものをいう。この実施形態では、直線状
化ラム10は、エアバッグハウジング4によって形成さ
れる平面、特に開口部8に対して主として垂直に移動す
る。直線状化ラム10は、エアバッグ内に十分に押し込
まれると、その前面または端面12を介して、エアバッ
グ2の、ガス入口開口部6の反対側に位置する側14に
接触する。エアバッグ2が、直線状化ラム1が移動させ
られる直線状化軸11の周りに対称的に、すなわち、特
に回転対称的に配置された場合、直線状化ラム10の端
面12はエアバッグ2の前部14の中央領域に接触す
る。直線状化ラム10は、エアバッグ2が完全に直線状
にされ、すなわち、それ以上直線状にできなくなるまで
エアバッグ2に押し込まれることが好ましい。しかし、
直線状化ラムをこの前に任意の所望の位置で停止させる
ことも可能である。さらなる直線状化は、たとえば、エ
アバッグ内に配置されたシーム、制限バンドなどによっ
て制限することができる。このことは、エアバッグ2
の、完全には直線状にされない領域があってよいことを
意味する。このような領域とはたとえば、エアバッグ2
の周囲シーム16の近傍の周囲領域15であり、周囲シ
ームによって縫い合わされた2つの繊維層または材料層
を有する領域である。
【0033】図1Bは、直線状にされたエアバッグを有
する直線状化ラム10の上に案内スリーブ18が押し込
まれる、この方法の第2のステップを示している。この
場合、周囲シーム16の近傍のエアバッグ2の直線状に
されていない領域15も直線状化軸11の方向に整列さ
せられる。案内スリーブ18は、直線状化ラム10およ
び直線状化軸11に対して同軸に配置される。直線状化
ラム10の場合と同様に、案内スリーブ18は丸型構成
であることが好ましく、すなわち、案内スリーブは丸い
チューブである。しかし、案内スリーブおよび直線状化
ラムが、特定のエアバッグまたは特定のエアバッグハウ
ジング4のそれぞれの構成に適合させることのできる他
の形状であることも可能である。案内スリーブ18は、
直線状化ラム10の上で、直線状化ラム10の移動方向
とは逆にエアバッグハウジング4の方に移動させられ
る。この移動をエアバッグの直線状化動作中に生じさ
せ、それによってこのシーケンスを加速することも可能
である。案内スリーブ18が完全に押し込まれ、かつ直
線状化ラム10が完全にエアバッグに押し込まれ、その
結果エアバッグが完全に直線状にされると、エアバッグ
は案内スリーブ18の内壁とラム10の周囲との間に位
置するようになる。案内スリーブ18の、エアバッグハ
ウジング4から離れる方に向けられた端部に、前部領域
22が案内スリーブの内部に厳密にはまるように構成さ
れた折畳みラム20が配置されている。折畳みラム20
も同様に直線状化軸11に沿って移動することができ
る。次に、折畳み動作のために、折畳みラム20が案内
スリーブ18内で折畳み方向に直線状化ラム10の端面
12およびエアバッグハウジング4の方へ移動させられ
る。この場合、まず折畳みラムの前部領域22がエアバ
ッグ2の前部14に接触し、したがって、エアバッグ2
の前部14が折畳みラム20と直線状化ラム10の端面
12との間にクランプ止めされる。次に、折畳みラム2
0がさらにエアバッグハウジング4の方へ移動させら
れ、直線状化ラム10が同じ速度で戻され、すなわち、
折畳みラムと同じ方向に移動させられる。このように、
折畳みラム20と直線状化ラム10との間にクランプ止
めされたエアバッグの前部14は、エアバッグハウジン
グ4の方向に移動させられる。折畳みラムの周囲および
/または折畳みラムの前部領域22は案内スリーブ18
の内壁に直接当接する。次に、折畳みラムは、エアバッ
グハウジングの方向に移動する間、エアバッグのすべて
の部分を順次運び、エアバッグハウジングの方向に押
し、最終的にエアバッグハウジング内に押し込む。その
結果、エアバッグ2の主としてアコーディオン状の折畳
み部が自動的に形成される。この折畳み部は、厳密に事
前に決定されたものではなく、すなわち、厳密な折畳み
線は形成されない。しかし、エアバッグ2は、後で行わ
れる展開動作の間に難なく広がるように折り畳まれる。
というのは、後で行われる展開が、同様に直線状化軸1
1に沿って、厳密に折畳み動作と逆の順序で行われるか
らである。このため、展開の間、広がっていくエアバッ
グ2が詰まることがなく、したがって、展開が高速にか
つ摩擦を生じさせずに行われることが可能になる。
【0034】図1Cは、本発明による方法の第1の実施
形態の第3のステップを示している。図1Cで、折畳み
ラム20は案内スリーブ18内で、その端部または前面
22を介して、隣接するエアバッグハウジング4まで移
動させられている。この場合、エアバッグ2は、その全
体がエアバッグハウジング4内にアコーディオン状の折
畳み部と共に押し込まれている。この動作では、同時に
直線状化ラム10が運ばれているので、直線状化ラム1
0は、依然としてエアバッグハウジング4内に位置し、
折り畳まれたエアバッグ2に囲まれており、したがっ
て、後の段階で挿入されるガス発生装置またはガス供給
装置用のキャビティを形成するスペーサを形成する。エ
アバッグ2の前部14は、折畳み動作の間ずっと折畳み
ラム20の前面22と直線状化ラム10の端面12との
間で案内され、そのため、折り畳まれた状態でガス発生
装置用のキャビティのすぐ上に位置するようになる。こ
れにより、まずエアバッグ2のこの前部14が動き出
し、次に前部14が、エアバッグの、前部14の後の他
の部分を引っ張るという所望の効果が、後の展開動作中
に実現される。このため、まず前部14が車両に乗って
いる人に接触し、エアバッグの他の部分が、前部14か
ら順次、車両に乗っている人の上に広がっていき、それ
によって、車両に乗っている人の皮膚とエアバッグとの
間の摩擦が最小限に抑えられ、その結果、たとえば擦過
傷の形の負傷の危険性を低減することができるという所
望の効果が、後の展開動作中に実現される。さらに、前
部14は、膨張動作時に最初に移動し、依然として折り
畳まれているエアバッグ2の拘束力によって減速され、
それによって、好ましくはエアバッグ2の半径方向に折
り畳まれる。
【0035】本発明による方法の第2の実施形態につい
て以下に、図2Aから図2Fを参照して説明する。第1
の実施形態では、エアバッグがエアバッグハウジングの
内部で折り畳まれ、その後で、エアバッグハウジング上
に、エアバッグモジュールを自動車の内部から遮断する
カバリングが位置決めされるが、第2の実施形態では、
エアバッグが直接エアバッグモジュールのカバリングに
折り込まれ、次にこのカバリング上に裏面側から適切な
キャリアを介してガス発生装置またはガス供給装置がは
め合わせられる。以下では、同じ部品は同じ参照符号で
指定されている。
【0036】図2Aは、本発明による方法の第2の実施
形態の第1のステップを示している。この場合、エアバ
ッグモジュールのカバリング24はその前面側26が下
に向けられており、この前面側26は後で、自動車の内
部の車両に乗っている人の方に向けられる。カバリング
24の裏面側の方へキャビティ28が形成されており、
このキャビティに、折り畳まれたエアバッグが挿入さ
れ、後でガス発生装置またはガス供給装置も挿入され
る。裏面側の方に開放されたキャビティ28の周囲に案
内スリーブ18がはめ合わせられている。カバリング2
4のこの向き、すなわち、カバリング24の前面側26
が下向きの状態は、絶対必要なわけではないが、特に空
間を節約する折畳み動作と特に空間を節約する折畳み装
置が可能になるので有利である。この実施形態では、環
状折畳みアーム30が設けられ、この環状折畳みアーム
30は、直線状化ラム10が通過する開口部32を内部
に有する。この場合、直線状化ラム10が開口部32内
で案内されると有利である。エアバッグ2は、そのガス
入口開口部6の領域で折畳みラム30上に固着されてい
る。図2Aに示されている第1のステップでは、直線状
化ラム10、折畳みラム30、およびエアバッグ2が案
内スリーブ18の外側に位置している。
【0037】図2Bは、本発明による方法の第2の実施
形態の第2のステップを示している。まず直線状化ラム
10が、折畳みラム30の開口部32を通して直線状化
軸11の方向に移動させられ、次に、ガス入口開口部6
の反対側に位置するエアバッグ2の前部14に端面12
を介して接触し、その結果、直線状化ラム10がこの方
向にさらに移動したときにエアバッグ2が直線状にされ
る。この場合、直線状化ラム10が案内スリーブ18に
進入するので、エアバッグ2のある部分はすでに案内ス
リーブに引き込まれているか、あるいは押し込まれてい
る。
【0038】図2Cは、シーケンスの第3のステップを
示している。エアバッグ2は完全に直線状にされてお
り、すなわち、直線状化ラム10は、エアバッグの構
成、すなわち、材料層の長さや、シーム、制限バンドな
どのために、直線状化ラムがそれ以上移動できなくなる
ような程度に直線状化軸11に沿って折畳みラム30に
対して移動させられている。その後、折畳みラム30に
対する直線状化ラム10の位置は一定になり、折畳みラ
ム30と直線状化ラム10は共に直線状化軸11に沿っ
て案内スリーブ18に押し込まれる。図2Cは、直線状
化ラム10、折畳みアーム30、および直線状にされた
エアバッグ2が完全に案内スリーブ18に押し込まれた
状態を示している。この場合、エアバッグ2の前部14
が、継手24に直接接触し、継手24と直線状化ラム1
0の端面12との間にしっかりと固定される。その後、
折畳みラム30は直線状化ラム10に対して移動させら
れ、すなわち、直線状化ラム10上で直線状化軸11の
方向に変位させられ、それによってカバリング24の方
へ移動する。この方法では、エアバッグ2は、直線状化
ラム10と案内スリーブ18の内壁との間に位置してお
り、押し込まれ、この場合には自動的にアコーディオン
のように折り畳まれる。この場合、決定すべき厳密な折
畳み線はなく、すなわち、折畳み動作は任意に行われ
る。しかし、上述のように、エアバッグは後で展開時に
難なく広げることができる。これは、エアバッグが折畳
み動作と同じ方向に広げられるからである。
【0039】図2Dは、エアバッグ2が折畳みラム30
によって押し込まれ完全に折り畳まれたステップを示し
ている。この状態では、直線状化ラム10はその位置を
変化させておらず、すなわち、エアバッグ2の前部14
が依然として直線状化ラム10によって上向きにカバリ
ング24に押し付けられている。エアバッグハウジング
の一部として構成することもできる折畳みラム30の変
位によって、エアバッグ2は完全にカバリング24のキ
ャビティ28に押し込まれている。直線状化ラム10
は、その位置を変化させていないので、スペーサとして
働き、かつ後の段階でガス発生装置またはガス供給装置
を挿入することのできるキャビティを、折り畳まれたエ
アバッグ2に形成する。この場合、エアバッグ2の前部
14は次に、ガス発生装置またはガス供給装置のすぐ上
に位置するようになる。したがって、この前部は、エア
バッグの展開時に最初に動き出し、かつ/または加速さ
れる。
【0040】図2Eに示されているように、次に案内ス
リーブ18がカバリング24から取り外され、折り畳ま
れたエアバッグ2は引き続き、折畳みラム30および直
線状化ラム10によってカバリング24内にしっかりと
固定される。更に図2Fを参照するとわかるように、次
に直線状化ラム10および折畳みラム30も直線状化軸
11の方向に戻される。言い換えれば、直線状化ラムお
よび折畳みラムがカバリングから解放され引き離され、
その結果、折り畳まれたエアバッグのみがカバリングの
キャビティ28内に残る。直線状化ラム10が前に位置
していた点には、ガス発生装置36を挿入することので
きるキャビティ34が残っている。ガス発生装置36
は、キャリア38に連結されており、このキャリア38
を介してカバリング24上に固着され、それにより、自
動車内に設置できる完全なエアバッグモジュールが形成
される。
【0041】図3Aから図3Gは、本発明による方法の
第3の実施形態を示している。図3Aから図3Gに示さ
れている方法の第3の実施形態は基本的に、図2Aから
図2Fを参照して説明した方法に対応している。図3A
を見るとわかるように、カバリング24、案内スリーブ
18、エアバッグ2、折畳みアーム30、および直線状
化ラム10の構成は、図2Aに示されている構成に対応
している。案内スリーブ18は、カバリング24の前面
側26と反対側に位置する、キャビティ28の開放側に
はめ合わせられる。エアバッグ2は、そのガス入口開口
部の領域で、環状構成の折畳みラム30上に固着されて
いる。直線状化ラム10は、折畳みラム30の開口部3
2を貫通して延びている。図2Bに対応する図3Bに示
されているように、まず直線状化ラム10が直線状化軸
11の方向に移動させられ、折畳みラム30の開口部3
2を貫通し、エアバッグ2の内部に入る。直線状化ラム
10は、エアバッグ2のガス入口開口部6の反対側に位
置するエアバッグ2の前部14に、端面12を介して接
触する。直線状化ラム10がさらに移動すると、エアバ
ッグ2が直線状化軸11の方向に直線状にされる。この
場合、エアバッグ2は完全に直線状にされることが好ま
しく、すなわち、エアバッグ内部の、エアバッグ2の前
部14と裏面側との間に配置された制限バンド(ここで
は図示せず)が、エアバッグ2のさらなる直線状化移動
を制限するまでに、完全に直線状にされ、エアバッグ2
が直線状にされることが好ましい。
【0042】図3Cに示されているように、図2を参照
して説明した方法の第2の実施形態とは異なり、本発明
の方法の第3の実施形態の場合には位置決め装置40が
追加的に設けられる。位置決め装置40は、個別の棒の
形、または直線状化ラム10と同様に、折畳みラム30
の対応する開口部を貫通して延びる追加的なスリーブの
形に構成されている。エアバッグ2が直線状にされた
後、位置決め装置40は折畳みラム30を介して直線状
化軸11の方向、すなわち直線状化ラム10の移動方向
に移動させられ、エアバッグ2のガス入口開口部6から
直線状化ラムに平行に前進させられる。位置決め装置4
0は、折畳みラム30の周りで主として同心に延び、エ
アバッグ2の一部を直線状化ラムと位置決め装置40と
の間の空間で受容して直線状化ラムに一様に接触するよ
うに位置決めすることができるように、直線状化ラム1
0から間隔を置いて配置される。位置決め装置40が移
動すると、エアバッグ2の後部領域、すなわち、エアバ
ッグの、ガス入口開口部6を囲む領域が、直線状化ラム
10に接触するように位置決めされる。
【0043】図3Dに示されているステップでは、図2
Cと同様に、直線状化ラム10、折畳みラム30、位置
決め装置40、およびエアバッグ2が案内スリーブ18
に押し込まれる。エアバッグ2の前部14は、直線状化
ラム10の端面12とカバリング24の内側との間にし
っかりと固定される。図3Eに示されているように、次
に位置決め装置40が折畳みラム30を通して引き戻さ
れ、すなわち、位置決め装置40は、折畳みラム30お
よび案内スリーブ18を境界とする空間から引き抜かれ
る。これにより、図2Cを参照して説明した状態に対応
する状態であって、エアバッグ2の、ガス入口開口部6
を囲む部分が、直線状化ラム10に一様に接触するよう
に位置決めされることのみが追加された状態が実現され
る。次に、折畳みラム30が案内スリーブ18内部で、
直線状化ラム10および直線状化軸11に沿って、カバ
リング24の方向に移動させられる。エアバッグ2がカ
バリング24の方向に押し込まれ、無作為に折り畳まれ
る。この場合、エアバッグ2は同時にカバリング24の
キャビティ28に押し込まれる。図3Gに示されている
ように、次に、折り畳まれたエアバッグ2が内部に位置
しているカバリング24から案内スリーブ18、直線状
化ラム10、および折畳みラム30が取り外される。こ
れにより、前に直線状化ラム10が内部に位置していた
折り畳まれたエアバッグ2のキャビティ34であって、
後でガス発生装置36、またはガス発生装置36の少な
くとも一部が挿入されるキャビティ34が露出される。
折畳み動作の前にエアバッグ2を直線状化ラムに接触す
るように位置決めする動作により、折り畳まれたエアバ
ッグの、エアバッグがガスで満たされた状態のときに車
両に乗っている人の方へ向けられる領域、すなわち前面
側が、頂部または外側、すなわちカバリング24のすぐ
後ろに位置し、かつガス発生装置36が配置される空間
34のすぐ隣りに位置する状況が実現される。この領域
は、エアバッグにガスが満たされたときに最初に広が
る。さらに、エアバッグ2の周囲領域が位置決め装置4
0によって上昇させられ、それにより、案内スリーブ1
8に折畳みラム30が挿入されたときにエアバッグ2が
詰まるかあるいは引っ掛かるのが防止される。
【0044】次に、本発明による方法および本発明によ
る装置の第4の実施形態を図4Aから図4Hを参照して
開示する。この場合、エアバッグ2は、直接カバリング
24に折り込まれるのではなく、まず折り畳まれて次に
カバリング24に押し込まれる。図4Aに示されている
ように、エアバッグ2はまず、そのガス入口開口部6の
領域で固着プレート42上に固着される。固着プレート
42は環状構成を有し、基本的に案内スリーブ18の内
径に対応する外径を有している。固着プレート42は、
直線状化ラム10が通過する開口部44を内部に有して
いる。さらに、図1に示されている方法の実施形態と同
様に、案内スリーブ18内に折畳みラム20が配置され
ている。この場合、折畳みラム20は最初、案内スリー
ブ18の第1の端部に位置している。図4Bに示されて
いるように、次に、直線状化ラム10が固着プレート4
2を通してエアバッグ2の内部に入れられ、直線状化ラ
ム10の端面12がエアバッグ2の前部14の内側に接
触する。この場合、エアバッグ2は直線状化軸11に沿
って直線状にされる。エアバッグ2は、完全に直線状に
され、すなわち、その外側ケーシング、またはエアバッ
グ2の内部に配置された制限バンド(不図示)のため
に、エアバッグ2のさらなる直線状化がもはや不可能に
なるまで、直線状にされることが好ましい。図4Cによ
れば、この実施形態では、棒の形の位置決め装置40、
または直線状化ラム10用の開口部44の周りに主とし
て同心に配置された固着プレート42の対応する開口部
を通して案内されるスリーブの形の位置決め装置40も
設けられている。この場合、位置決め装置40がエアバ
ッグ2のガス入口開口部から直線状化軸11の方向に直
線状化ラム10に平行に前進させられる。ガス入口開口
部6から延びるエアバッグ2の後部が、直線状化ラム1
0に接触するように位置決めされる。図4Dに示されて
いるように、このように直線状にされたエアバッグ2が
案内スリーブ18に押し込まれ、エアバッグ2の後部が
直線状化ラム10に接触するように位置決めされる。こ
の押込み動作は、案内スリーブ18の、折畳みラムが最
初に位置する端部と反対側に位置する端部から行われ
る。案内スリーブ18への押込み動作の間、直線状化ラ
ム10、固着プレート42、および位置決め装置40は
基本的に、互いに相対的な位置を維持する。案内スリー
ブ18への押込み動作の後で、エアバッグ2の前部14
が端面12と折畳みラム20の前面22との間に位置す
るようになる。図4Eに示されているように、次に、案
内スリーブ18および固着プレート42を境界とする空
間から位置決め装置40が引き抜かれる。次に、折畳み
ラム20が直線状化軸11の方向に固着プレート42の
方へ移動させられ、案内スリーブ18の内部に入り、そ
れに対応して直線状化ラム10が同時に固着プレート4
2の開口部44を通して戻される(図4F参照)。この
場合、エアバッグ2が固着プレート42の方向に案内ス
リーブ18の内部に押し込まれ、直線状化ラム10の周
りで無作為に折り畳まれる。この折畳み動作の後で、図
4Gに示されているように、折畳みラム20が戻され案
内スリーブ18から引き抜かれた後で、エアバッグモジ
ュールのカバリング24が、案内スリーブの、折畳みラ
ム20が最初に位置していた側にはめ合わせられる。こ
の場合、カバリング24のキャビティ28は案内スリー
ブ18の方へ開放されている。次に、固着プレート42
が、案内スリーブ18内の直線状化ラム10および折り
畳まれたエアバッグ2と共に、カバリング24の方へ移
動させられ、折り畳まれたエアバッグがカバリング24
のキャビティ28に押し込まれる。この移動の間、直線
状化ラム10および固着プレート42は基本的に、互い
に相対的な位置を維持する。次に、図4Hに示されてい
るように、案内スリーブ18、直線状化ラム10、およ
び固着プレート42がカバリング24から取り外され
る。折り畳まれたエアバッグ2は、カバリング24のキ
ャビティ28内に残る。前に直線状化ラム10が内部に
位置していたキャビティ34であって、後でガス発生装
置36を挿入することのできるキャビティ34が、折り
畳まれたエアバッグ2内に残る。この方法の実施形態は
全体として、図3Aから図3Gを参照して説明した方法
の実施形態によって実現された折畳みに基本的に対応す
る折畳みを実現する。
【0045】次に、本発明による方法および本発明によ
る装置の第5の実施形態を図5Aから図5Gを参照して
開示する。図5Aに示されているように、案内スリーブ
18の内部に固着プレート42が配置され、その結果、
固着プレート42は案内スリーブの一端に位置する。固
着プレート42の内部に、直線状化ラム10が通過する
開口部44が設けられている。まず、エアバッグ2が、
案内スリーブ18の外側に位置するようにガス入口開口
部6の領域で固着プレート42に固着される。図5Bに
示されているように、直線状化ラム10が開口部44を
通してエアバッグ2に入れられ、直線状化ラム10の端
面12がエアバッグ2の前部14の内側に接触する。こ
の場合、エアバッグは、図4Aおよび図4Bを参照して
説明した方法に従って直線状にされる。次に、図5Cに
示されているように、固着プレート42が、案内スリー
ブ18の内部で直線状化軸11の方向に案内スリーブ1
8の反対側の端部まで移動させられる。この場合、直線
状化ラム10は、固着プレート42に対する位置を維持
し、すなわち、同様に案内スリーブ18に入れられる。
この場合、直線状化ラム10は、エアバッグ2が直線状
にされるときの移動方向とは逆の方向に移動する。固着
プレート42および直線状化ラム10のこの移動の結果
として、エアバッグ2が、直線状にされた状態で案内ス
リーブ18に引き込まれる。この場合、エアバッグ2
の、その前部14を囲む領域が自動的に、直線状化ラム
10に接触するように位置決めされる。さらに、エアバ
ッグ2の周囲シーム16の領域が最後にスリーブ18に
引き込まれ、そのためエアバッグ2は、全体的に直線状
にされた形態で直線状化ラム10に接触するように位置
決めされ、周囲シーム16の領域は前部14の近傍に配
置される。次に、基本的に図4の折畳みラム20に対応
する折畳みラム20が、案内スリーブ18の、固着プレ
ート42(図5D)の反対側に位置する端部から、案内
スリーブ18に押し込まれる。この場合、エアバッグ2
の前部14は、折畳みラム20の前面22と直線状化ラ
ム10の端面12との間に位置するようになる。図5E
に示されているように、折畳みラム20はさらに案内ス
リーブ18に押し込まれ、同時に、直線状化ラム10が
案内スリーブ18から出されるときと同じ移動方向に固
着プレート42の開口部44を通過させられる。この場
合、エアバッグ2は直線状化ラム10と案内スリーブ1
8との間の空間に押し込まれ、この場合、無作為に折り
畳まれる。次に、図4を参照して説明したように、折畳
みラム20が案内スリーブ18から引き抜かれ、固着プ
レート42および直線状化ラム10が、折り畳まれたエ
アバッグ2を、案内スリーブ18にはめ合わせられてい
るカバリング24(図5F参照)のキャビティ28に押
し込む。次に、図4Hを参照して説明した方法ステップ
に従って、案内スリーブ18、固着プレート42、およ
び直線状化ラム10がカバリング24から取り外され、
折り畳まれたエアバッグ2がカバリング24のキャビテ
ィ28内に残る。次に、折り畳まれたエアバッグ2内に
直線状化ラム10によって形成されたキャビティ34に
ガス発生装置36が挿入される。これらの折畳み方法
は、エアバッグが折畳み状態のときに、前部14および
周囲シーム16の領域が、エアバッグの展開方向から見
て頂部、すなわち前部に位置すると共に、ガス発生装置
36が配置されるキャビティ34のすぐ隣りに位置する
という効果を実現する。このことは、エアバッグが膨張
させられたときに、これらの領域が最初に広がり、その
結果、エアバッグの必要な保護動作が非常に高速に実現
されることを意味する。 [図面の簡単な説明]
【図1Aから1C】本発明による装置の第1の実施形態
および本発明による折畳み方法の第1の実施形態を示す
図である。
【図2Aから2F】本発明による装置の第2の実施形態
および本発明による折畳み方法の第2の実施形態を示す
図である。
【図3Aから3G】本発明による装置の第3の実施形態
および本発明による折畳み方法の第3の実施形態を示す
図である。
【図4Aから4H】本発明による装置の第4の実施形態
および本発明による折畳み方法の第4の実施形態を示す
図である。
【図5Aから5G】本発明による装置の第5の実施形態
および本発明による折畳み方法の第5の実施形態を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュタウブ、アーンドレイアース ドイツ連邦共和国 デー−63834 ズル ツバッハ アム マイン アム ヴェイ ヘル 13 (72)発明者 ヨスト、マルクス ドイツ連邦共和国 デー−65187 ヴィ ースバーデン ラインブリックシュトラ ーセ 3 (72)発明者 イーフェル、ミハエル、デー. ドイツ連邦共和国 デー−65205 ヴィ ースバーデン オットー−ハーン−シュ トラーセ 3ベー (56)参考文献 特開 平9−301103(JP,A) 特開 平7−137591(JP,A) 国際公開97/012782(WO,A1) 国際公開97/010123(WO,A1) 米国特許5984852(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ(2)を折り畳む方法であっ
    て、前記エアバッグ(2)が、前記エアバッグ(2)の
    ガス入口開口部(6)から直線状化軸(11)の方向に
    直線状にされていき、前記エアバッグ(2)が、前記直
    線状にされた状態で、あるいは前記直線状化動作中に、
    前記直線状化軸(11)の方向に案内スリーブ(18)
    に押し込まれるか、あるいは引き込まれ、次に、前記エ
    アバッグが、前記案内スリーブ(18)内でその長手方
    向、すなわち前記直線状化軸(11)の方向に押し込み
    まとめられ、かつこの方法では折り畳まれ 前記エアバッグ(2)を直線状にするために、直線状化
    ラム(10)が前記ガス入口開口部(6)から前記直線
    状化軸(11)の方向にエアバッグに押し込まれ、かつ
    前記エアバッグ(2)の、前記ガス入口開口部(6)の
    反対側に位置する部分の内側に、直線状化ラムの端面
    (12)を介して当接し 前記直線状化ラム(1)が押し込まれた後、位置決め
    装置(40)が前記ガス入口開口部(6)から前記エア
    バッグの外側に沿って前記直線状化ラムに平行に前進さ
    せられる、エアバッグを折り畳む方法。
  2. 【請求項2】 エアバッグ(2)を折り畳む方法であっ
    て、前記エアバッグ(2)が、前記エアバッグ(2)の
    ガス入口開口部(6)から直線状化軸(11)の方向に
    直線状にされていき、前記エアバッグ(2)が、前記直
    線状にされた状態で、あるいは前記直線状化動作中に、
    前記直線状化軸(11)の方向に案内スリーブ(18)
    に押し込まれるか、あるいは引き込まれ、次に、前記エ
    アバッグが、前記案内スリーブ(18)内でその長手方
    向、すなわち前記直線状化軸(11)の方向に押し込み
    まとめられ、かつこの方法では折り畳まれ 前記エアバッグ(2)を直線状にするために、直線状化
    ラム(10)が前記ガス入口開口部(6)から前記直線
    状化軸(11)の方向にエアバッグに押し込まれ、かつ
    前記エアバッグ(2)の、前記ガス入口開口部(6)の
    反対側に位置する部分の内側に、直線状化ラムの端面
    (12)を介して当接し、 前記直線状化動作時に、同時に直線状化ラム(10)が
    前記案内スリーブ(18)に押し込まれ、 前記直線状化ラム(1)が押し込まれた後、位置決め
    装置(40)が前記ガス入口開口部(6)から前記エア
    バッグの外側に沿って前記直線状化ラムに平行に前進さ
    せられる、エアバッグを折り畳む方法。
  3. 【請求項3】 前記位置決め装置(40)は、前記直線
    状化ラム(10)と同心のスリーブとして構成するか、
    あるいは前記直線状化ラムの周りに配置された複数の棒
    の形に構成される、請求項1または2に記載の、エアバ
    ッグ(2)を折り畳む方法。
  4. 【請求項4】 エアバッグ(2)を折り畳む方法であっ
    て、前記エアバッグ(2)が、前記エアバッグ(2)の
    ガス入口開口部(6)から直線状化軸(11)の方向に
    直線状にされていき、前記エアバッグ(2)が、前記直
    線状にされた状態で、あるいは前記直線状化動作中に、
    前記直線状化軸(11)の方向に案内スリーブ(18)
    に押し込まれるか、あるいは引き込まれ、次に、前記エ
    アバッグが、前記案内スリーブ(18)内でその長手方
    向、すなわち前記直線状化軸(11)の方向に押し込み
    まとめられ、かつこの方法では折り畳まれ 前記エアバッグ(2)を直線状にするために、直線状化
    ラム(10)が前記ガス入口開口部(6)から前記直線
    状化軸(11)の方向にエアバッグに押し込まれ、かつ
    前記エアバッグ(2)の、前記ガス入口開口部(6)の
    反対側に位置する部分の内側に、直線状化ラムの端面
    (12)を介して当接し、 前記エアバッグは、前記ガス入口開口部(6)から前記
    直線状化軸(11)の方向に直線状にされた後、前記エ
    アバッグが直線状にされたときの前記直線状化ラム(1
    0)の移動方向と逆の方向に前記案内スリーブ(18)
    に引き込まれ、したがって、前記エアバッグを直線状化
    状態に維持するために、前記直線状化ラムが同じ方向に
    移動させられる、エアバッグ(2)を折り畳む方法。
  5. 【請求項5】 エアバッグ(2)を折り畳む装置であっ
    て、エアバッグを直線状にするために、ガス入口開口部
    (6)を介して直線状化軸(11)の方向に前記エアバ
    ッグに押し込むことのできる直線状化ラム(10)を有
    し、該直線状化ラム(10)に対して同軸に配設されて
    おり、前記直線状化軸(11)に沿って前記直線状化ラ
    ムを押し込むことのできる案内スリーブ(18)であっ
    て、該案内スリーブ(18)の内側断面積が前記直線状
    化ラムの断面積よりも大きく、特に、前記直線状化ラム
    と前記案内スリーブの内壁との間で前記エアバッグを折
    り畳めるほど大きい前記案内スリーブ(18)も有し、
    前記エアバッグを押し込みまとめるために、前記案内ス
    リーブ内で前記直線状化軸に沿って移動することのでき
    る折畳みラム(20;30)も有し 前記エアバッグを、好ましくはそのガス入口開口部
    (6)の領域で固着する固着装置が設けられ、 前記固着装置は前記折畳みラム(30)上に設けられ
    る、エアバッグ(2)を折り畳む装置。
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