JP3495848B2 - 多重伝送方式 - Google Patents

多重伝送方式

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JP3495848B2 JP19435396A JP19435396A JP3495848B2 JP 3495848 B2 JP3495848 B2 JP 3495848B2 JP 19435396 A JP19435396 A JP 19435396A JP 19435396 A JP19435396 A JP 19435396A JP 3495848 B2 JP3495848 B2 JP 3495848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多重伝送方式に関
し、特に送信装置から受信装置へと電源、音声およびデ
ータを多重伝送する多重伝送方式に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示すような多重伝送信
号送信装置M2からケーブルラインLN21、LN22を介して多
重伝送信号受信装置S2へ音声信号SM21とデータ信号SM22
を多重伝送する多重伝送方式が知られている。
【0003】多重伝送信号送信装置M2は、加算器M21
と、スイッチ回路M22と、発振回路M23と、送信アンプM2
4と、ターミネータ回路M25と、バンドパスフィルタ回路
M26と、送信側ライントランスTM2と、コンデンサCM2と
で構成されている。
【0004】多重伝送信号受信装置S2は、受信側ライン
トランスTS2と、コンデンサCS21と、スピーカSP2と、直
流カットコンデンサCS22と、音量調整ボリュームVR2
と、バンドパスフィルタ回路S21と、包絡線検波回路S22
と、ブリッジ回路S23と、平滑コンデンサCS23と、安定
化電源回路S24とで構成されている。
【0005】多重伝送信号送信装置M2の発振回路M23
は、入力端子DATA2に接続されたスイッチ回路M22、バン
ドパスフィルタ回路M26を介して入力端子BBI2に接続さ
れた加算器M21に接続されている。加算器M21は、送信ア
ンプM24を介してターミネータ回路M25に接続され、ター
ミネータ回路M25は送信側ライントランスTM2を介してケ
ーブルラインLN21、LN22に接続されている。
【0006】送信側ライントランスTM2の1次側端子TM2
1はターミネータ回路M25に接続され、送信側ライントラ
ンスTM2の1次側端子TM22は基準電位GM2に接続されてい
る。送信側ライントランスTM2の2次側端子TM23は送信
側端子PM21に接続され、送信側ライントランスTM2の2
次側端子TM26は送信側端子PM22に接続されている。送信
側ライントランスTM2の2次側端子TM24は電源VM2に、送
信側ライントランスTM2の2次側端子TM25は基準電位GM2
に接続され、コンデンサCM2は電源VM2と基準電位GM2の
間に接続されている。
【0007】多重伝送信号受信装置S2の受信側端子PS21
は受信側ライントランスTS2の2次側端子TS23に接続さ
れ、受信側端子PS22は受信側ライントランスTS2の2次
側端子TS26に接続されている。受信側ライントランスTS
2の2次側端子TS24、TS25はブリッジ回路S23に接続さ
れ、受信側ライントランスTS2の2次側端子TS24と受信
側ライントランスTS2の2次側端子TS25の間にはコンデ
ンサCS21が接続されている。ブリッジ回路S23の+側は
基準電位GS2に接続された安定化電源回路S24が接続さ
れ、−側は基準電位GS2に接続されている。ブリッジ回
路S23の+側と−側の間には平滑コンデンサCS23が接続
されている。
【0008】受信側ライントランスTS2の1次側端子TS2
1は音調調整ボリュームVR2およびバンドパスフィルタ回
路S21が並列接続されている。音量調整ボリュームVR2は
直流カットコンデンサCS22を介して基準電位GS2に接続
されたスピーカSP2に接続され、バンドパスフィルタ回
路S21は包絡線検波回路S22に接続されている。受信側ラ
イントランスTS2の1次側端子TS22は、基準電位GS2に接
続されている。
【0009】このように構成された多重伝送方式は、多
重伝送信号送信装置M2の入力端子DATA2より入力される
データ信号SM22が、スイッチ回路M22でレベルHまたは
Lに応じて開閉される。スイッチ回路M22がオンされた
とき、発振回路M23の出力信号SM23はデータ信号SM22で
オン・オフされ、トーンバースト信号SM24となり、バン
ドパスフィルタ回路M26を介して加算器M21に入力され
る。加算器M21では、入力端子BBI2より入力される音声
信号SM21とトーンバースト信号SM24を加算したのち周波
数多重信号SM25となる。周波数多重信号SM25は送信アン
プM24で増幅され、ターミネータ回路M25、送信側ライン
トランスTM2を介して送信側端子PM21、PM22よりケーブ
ルラインLN21、LN22へ直流が重畳された周波数多重信号
SG22となって多重伝送信号受信装置S2に出力される。
【0010】また、多重伝送信号送信装置M2から多重伝
送信号受信装置S2へ給電する電力は、多重伝送信号送信
装置M2の電源VM2より送信側ライントランスTM2の2次側
端子TM24、TM23を介してケーブルラインLN21へ送出され
る。つまり、直流電流は、 電源VM2→送信側ライントランスTM2の2次側端子TM24→
送信側ライントランスTM2の2次側端子TM23→送信側端
子PM21→ケーブルラインLN21→多重伝送信号受信装置S2
の受信側端子PS21→ライントランスTS2の2次側端子TS2
3→受信側ライントランスTS2の2次側端子TS24→ブリッ
ジ回路S23→ライントランスTS2の2次側端子TS25→受信
側ライントランスTS2の2次側端子TS26→受信側端子PS2
2→ケーブルラインLN22→多重伝送信号送信装置M2の送
信側端子PM22→送信側ライントランスTM2の2次側端子T
M26→送信側ライントランスTM2の2次側端子TM25→基準
電位GM2 の経路で流れる。
【0011】周波数多重信号SG22は、多重伝送信号受信
装置S2の受信側端子PS21、PS22より受信側ライントラン
スTS2を介して入力され、受信側ライントランスTS2の1
次側端子TS21より取り出された周波数多重信号SS21の音
声信号は、音量調整ボリュームVR2で音量調整され、直
流カットコンデンサCS22を介してスピーカーSP2より受
話音声SG23として出力される。
【0012】また、周波数多重信号SS21よりバンドパス
フィルタ回路S21を介して取り出されたトーンバースト
信号SS22は、包絡線検波回路S22によってデータ信号SS2
3に復調出力される。
【0013】また、多重伝送信号受信装置S2のブリッジ
回路S23より取り出された電力は、平滑コンデンサCS23
および安定化電源回路S24で定電圧化され、多重伝送信
号受信装置S2の電源VS2へ送られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような多重伝送方
式では、データを周波数多重するための加算器および包
絡線検波回路が必要になり、また変調信号がベースバン
ドの音声信号に影響を与えないようにするため、ノイズ
およびデータ信号を分離するためのバンドパスフィルタ
回路が必要になる。
【0015】さらに、多重伝送信号送信装置の送信アン
プがアナログ信号を増幅するため、電力ロスによる発熱
が大きいという難点があった。
【0016】本発明はこのような難点を解決するため
に、PWM変調で音声信号および多重伝送信号受信装置
の電力を伝送することにより電力損失に伴う発熱を低減
し、PWM信号を用いることで音声信号を復調する復調
回路の簡素化を図った。また、ライントランスの駆動電
流の極性をPWM変調周期で交互に切換えて、ケーブル
ラインに送信する多重信号のDC成分を除去するととも
に、多重伝送信号送信装置でデータ信号のレベルに応じ
てPWM信号の極性を切り替えて送信し、多重伝送信号
受信装置ではデータ信号の極性を判定してデータ信号を
復調することで、バラツキや温度特性の補正回路の必要
な発振回路やフィルタ回路を使用せずにデータの多重伝
送を可能にする多重伝送方式を提供することを目的とし
ている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の多重伝送方式は、多重伝送信号送信装置
からケーブルラインを介して多重伝送信号受信装置へ音
声信号、データ信号を多重伝送する多重伝送方式であっ
て、多重伝送信号送信装置は、クロック信号発生回路
と、音声信号をクロック信号発生回路からのキャリアク
ロック信号の周期でPWM信号に変換するPWM変調回
路と、PWM信号がHレベルで、かつデータ信号がHレ
ベルのとき第1の駆動信号、第2の駆動信号をクロック
信号発生回路のキャリアクロック信号の周期で交互に出
力し、PWM信号がHレベルで、かつデータ信号がLレ
ベルのとき第2の駆動信号、第1の駆動信号をクロック
信号発生回路のキャリアクロック信号の周期で交互に出
力し、クロック信号発生回路のキャリアクロック信号の
立ち上がりに同期しキャリアクロック信号の2倍の周期
であって、第2の駆動信号と同じ周期でアクティブとな
る第3の駆動信号、第1の駆動信号と同じ周期でアクテ
ィブとなる第4の駆動信号を出力し、第3の駆動信号と
第4の駆動信号を逆極性の信号とするタイミング制御回
路と、第1、第2、第3、第4の駆動信号によりそれぞ
れ駆動されるFET駆動回路とを備え、第1の駆動信
号、第4の駆動信号がHレベル、第2の駆動信号、第3
の駆動信号がLレベルのときオンとなるFET素子、第
2の駆動信号、第3の駆動信号がHレベル、第1の駆動
信号、第4の駆動信号がLレベルのときオンとなるFE
T素子によりデータ信号がHレベルのときは、第1、第
2の駆動信号により+−+−極性、データ信号がLレベ
ルのときは、第2、第1の駆動信号により−+−+極性
の多重信号をケーブルラインへそれぞれ送出し、多重伝
送信号受信装置は、多重信号が+極性のときはHレベ
ル、−極性のときはLレベルの極性判定信号をPWM信
号の周期で出力する極性判定回路と、多重信号を単極性
のPWM信号に変換するブリッジ回路と、ブリッジ回路
に接続され音声信号を復調再生するスピーカーと、単極
性のPWM信号をその周期でトグルする基準信号を生成
するPWMクロック1/2分周回路と、極性判定信号お
よび基準信号が入力されデータ信号を復調するEXOR
回路とを備えたものである。
【0018】このように構成される多重伝送方式では、
PWM変調で音声信号および多重伝送信号受信装置の電
力を伝送することにより電力損失に伴う発熱を低減し、
PWM信号を用いることで音声信号を復調する復調回路
の簡素化を図ることができる。
【0019】また、ライントランスの駆動電流の極性を
PWM変調周期で交互に切換えて、ケーブルラインに送
信する多重信号のDC成分を除去するとともに、多重伝
送信号送信装置でデータ信号のレベルに応じてPWM信
号の極性を切り替えて送信し、多重伝送信号受信装置で
はデータ信号の極性を判定してデータ信号を復調するこ
とで、バラツキや温度特性の補正回路の必要な発振回路
やフィルタ回路を使用せずにデータの多重伝送を可能に
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多重伝送方式をそ
の好ましい一実施例について図面を参照して詳述する。
【0021】図1に示すような本発明の多重伝送方式に
よる多重伝送信号送信装置M1と多重伝送信号受信装置S1
で構成された装置は、多重伝送信号送信装置M1からケー
ブルラインLN11、LN12を介して多重伝送信号受信装置S1
へ音声信号SM11、データ信号SM12を多重伝送する。
【0022】多重伝送信号送信装置M1は、クロック信号
発生回路M12と、音声信号SM11をクロック信号発生回路M
12からのキャリアクロック信号SM14の周期でPWM信号
SM13に変換するPWM変調回路M11と、データ信号SM12
のレベルHまたはLに応じて第1の駆動信号SM15、第2
の駆動信号SM16、第3の駆動信号SM17、第4の駆動信号
SM18を生成出力するタイミング制御回路M13と、タイミ
ング制御回路M13に接続されるFET駆動回路M14、M1
5、M16、M17と、FET駆動回路M14、M15、M16、M17に
より駆動されデータ信号SM12がHレベルのときは、+−
+−極性の多重信号SG12を、データ信号SM12がLレベル
のときは、−+−+極性の多重信号SG12をケーブルライ
ンLN11、LN12へそれぞれ送出するFET素子QM11、QM1
2、QM13、QM14とにより構成される。
【0023】多重伝送信号受信装置S1は、多重信号SG12
が+極性のときはHレベル、−極性のときはLレベルの
極性判定信号SS13を生成する極性判定回路S11と、多重
信号SG12を単極性のPWM信号SS11に変換するブリッジ
回路S12と、音量調整ボリュームVR1と、直流カットコン
デンサCS11と、ブリッジ回路S12に接続され音声信号SG1
3を復調再生するスピーカーSP1と、単極性のPWM信号
SS11をその周期でトグルする基準信号SS12を生成するP
WMクロック1/2分周回路S13と、極性判定信号SS13
および基準信号SS12が入力されデータ信号SS14を復調す
るEXOR回路S14と、チョークコイルLS1と、平滑コン
デンサCS12と、安定化電源回路S15とにより構成され
る。
【0024】多重伝送信号送信装置M1のクロック信号発
生回路M12は入力端子BBI1に接続されたPWM変調回路M
11およびタイミング制御回路M13に接続され、タイミン
グ制御回路M13はPWM変調回路M11、入力端子DATA1お
よびFET駆動回路M14、M15、M16、M17に接続されてい
る。FET駆動回路M14、M15、M16、M17は、それぞれF
ET素子QM11、QM13、QM12、QM14に接続されている。
【0025】FET素子QM11、QM12、QM13、QM14はNチ
ャンネルのMOS_FETが使用されており、FET素
子QM11およびQM13のドレインは電源VM1に接続されてい
る。FET素子QM11のソースおよびFET素子QM12のド
レインは接続され、送信側端子PM12を介してケーブルラ
インLN12に接続されている。FET素子QM13のソースお
よびFET素子QM14のドレインは接続され、送信側端子
PM11を介してケーブルラインLN11に接続されている。F
ET素子QM12のソースは基準電位GM1に接続され、FE
T素子QM14のソースも基準電位GM1に接続されている。
【0026】多重伝送信号受信装置S1では、受信側端子
PS11、PS12の間に極性判定回路S11およびブリッジ回路S
12が接続され、極性判定回路S11はEXOR回路S14に接
続されている。ブリッジ回路S12の+側は、音量調整ボ
リュームVR1、PWMクロック1/2分周回路S13および
チョークコイルLS1が接続されている。音量調整ボリュ
ームVR1は直流カットコンデンサCS11を介して基準電位G
S1に接続されたスピーカーSP1に接続され、PWMクロ
ック1/2分周回路S13はEXOR回路S14に接続されて
いる。チョークコイルLS1は安定化電源回路S15の入力側
に接続され、安定化電源回路S15の基準側は基準電位GS1
に接続されている。ブリッジ回路S12の−側は基準電位G
S1に接続され、安定化電源回路S15の入力側と基準電位G
S1との間に平滑コンデンサCS12が接続されている。
【0027】このように構成された本発明の多重伝送方
式は、多重伝送信号送信装置M1の入力端子BBI1から入力
したベースバンドの音声信号SM11が、PWM変調回路M1
1により、クロック信号発生回路M12からのキャリアクロ
ック信号SM14の周期で、図2に示すPWM信号SM13に変
換される 。また、入力端子DATA1から入力されたデータ
信号SM12のレベルHまたはLに応じてタイミング制御回
路M13は、各FET駆動回路M14、M15、M16、M17に入力
するための第1の駆動信号SM15、第2の駆動信号SM16、
第3の駆動信号SM17、第4の駆動信号SM18を生成出力す
る。このとき、データ信号SM12はキャリアクロック信号
SM14の周期の2倍以上の周期で変化する信号で、キャリ
アクロック信号SM14の立ち上がりに同期して変化する信
号とする。
【0028】タイミング制御回路M13から生成出力され
る第1の駆動信号SM15、第2の駆動信号SM16は、図2に
示すように、 データ信号SM12がHレベルのとき(T3)、 第1の駆動信号SM15→第2の駆動信号SM16→第1の駆動
信号SM15→第2の駆動信号SM16→・・・・ データ信号SM12がLレベルのとき(T4)、 第2の駆動信号SM16→第1の駆動信号SM15→第2の駆動
信号SM16→第1の駆動信号SM15→・・・・ としてデータ信号SM12のレベルHまたはLに応じて、P
WM信号SM13をクロック信号発生回路M12のキャリアク
ロック信号SM14の周期で交互に出力する。
【0029】また、第3の駆動信号SM17、第4の駆動信
号SM18はクロック信号発生回路M12のキャリアクロック
信号SM14の立ち上がりに同期したキャリアクロック信号
SM14の2倍の周期の信号で、第3の駆動信号SM17は第2
の駆動信号SM16と同じ周期でアクティブとなる。同様
に、第4の駆動信号SM18は第1の駆動信号SM15と同じ周
期でアクティブとなる。従って、第3の駆動信号SM17と
第4の駆動信号SM18は、逆極性の信号となる。
【0030】第1の駆動信号SM15のT1周期の動作説明を
すると、第1の駆動信号SM15、第4の駆動信号SM18がH
レベルのとき、第2の駆動信号SM16、第3の駆動信号SM
17はLレベルとなるので、FET素子QM11、QM14はオン
となり、FET素子QM12、QM13はオフ状態になる。この
状態では電流が、 電源VM1→FET素子QM11のドレイン→ソース→送信側
端子PM12→ラインケーブルLN12→多重伝送信号受信装置
S1の受信側端子PS12→極性判定回路S11→受信側端子PS1
1→ラインケーブルLN11→多重伝送信号送信装置M1の送
信側端子PM11→FET素子QM14のドレイン→ソース→基
準電位GM1 の経路で流れる。
【0031】また、第2の駆動信号SM16のT2周期の動作
説明をすると、第2の駆動信号SM16、第3の駆動信号SM
17がHレベルのとき、第1の駆動信号SM15、第4の駆動
信号SM18はLレベルとなるので、FET素子QM12、QM13
はオンとなり、FET素子QM11、QM14はオフ状態にな
る。この状態では電流が、 電源VM1→FET素子QM13のドレイン→ソース→送信側
端子PM11→ラインケーブルLN11→多重伝送信号受信装置
S1の受信側端子PS11→極性判定回路S11→受信側端子PS1
2→ラインケーブルLN12→多重伝送信号送信装置M1の送
信側端子PM12→FET素子QM12のドレイン→ソース→基
準電位GM1 の経路で流れる。
【0032】よって、ケーブルラインLN11、LN12には、
データ信号SM12がHレベルのときの+−+−極性の多重
信号SG12およびデータ信号SM12がLレベルのときの−+
−+極性の多重信号SG12が送出される。
【0033】多重伝送信号受信装置S1においては、受信
した多重信号SG12より極性判定回路S11で多重信号SG12
+極性(T1周期)のときはHレベル、多重信号SG12が
−極性(T2周期)のときはLレベルの極性判定信号SS13
を、PWM信号SS11の周期で出力する。
【0034】また、多重信号SG12は、ブリッジ回路S12
で単極性のPWM信号SS11に復調されたのち、音量調整
ボリュームVR1、直流カットコンデンサCS11を介してス
ピーカーSP1より受話音声SG13として出力される。
【0035】また、単極性のPWM信号SS11は、PWM
クロック1/2分周回路S13でPWM信号SS11の周期で
トグルする基準信号SS12に変換されたのち、EXOR回
路S14で極性判定信号SS13と演算され、データ信号SS14
を復調出力する。
【0036】さらに、PWM信号SS11は、チョークコイ
ルLS1および平滑コンデンサCS12を介して安定化電源回
路S15で一定電圧出力に変換されたのち、多重伝送信号
受信装置S1の電源VS1へ接続される。
【0037】なお、上記の実施例では、多重伝送信号送
信装置M1のFET素子QM11、QM12、QM13、QM14は、Nチ
ャンネルのMOS_FETを使用しているが、Pチャン
ネルのMOS_FETを用いても同様の効果を奏する。
ただし、この場合の駆動信号は逆極性となる。
【0038】また、多重伝送信号送信装置の出力ライン
および多重伝送信号受信装置の入力ラインにトランスを
用いてアイソレーションとしても、同様の効果を奏す
る。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
多重伝送方式によれば、PWM変調で音声信号および多
重伝送信号受信装置の電力を伝送することにより電力損
失に伴う発熱を低減し、PWM信号を用いることで復調
回路を簡素化できる。
【0040】また、ライントランスの駆動電流の極性を
PWM変調の周期で交互に切換えて、ケーブルラインに
送出する多重信号のDC成分を除去するとともに、多重
伝送信号送信装置でデータ信号のレベルに応じてPWM
信号の極性を切り替えて送信し、多重伝送信号受信装置
でデータ信号の極性を判定してデータ信号を復調するこ
とで、バラツキや温度特性の補正回路の必要な発振回路
やフィルタ回路を使用せずにデータの多重伝送を可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重伝送方式における一実施例を示す
ブロック図。
【図2】本発明の多重伝送方式における一実施例の動作
説明図。
【図3】従来の多重伝送方式を示す説明図。
【符号の説明】
M1・・・・・・多重伝送信号送信装置 LN11、LN12・・・・・・ケーブルライン S1・・・・・・多重伝送信号受信装置 SM11・・・・・・音声信号 SM12・・・・・・データ信号 M12・・・・・・クロック信号発生回路 SM14・・・・・・キャリアクロック信号 SM13・・・・・・PWM信号 M11・・・・・・PWM変調回路SM15 ・・・・・・ 第1の駆動信号 SM16 ・・・・・・ 第2の駆動信号 SM17 ・・・・・・ 第3の駆動信号 SM18 ・・・・・・ 第4の駆動信号 M13・・・・・・タイミング制御回路 M14、M15、M16、M17・・・・・・FET駆動回路 SG12・・・・・・多重信号QM11、QM14 ・・・・・・ FET素子 QM12、QM13 ・・・・・・ FET素子 SS13・・・・・・極性判定信号 S11・・・・・・極性判定回路 SS11・・・・・・PWM信号 S12・・・・・・ブリッジ回路 SP1・・・・・・スピーカー SS12・・・・・・基準信号 S13・・・・・・PWMクロック1/2分周回路 S14・・・・・・EXOR回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重伝送信号送信装置(M1)からケーブル
    ライン(LN11、LN12)を介して多重伝送信号受信装置
    (S1)へ音声信号(SM11)、データ信号(SM12)を多重
    伝送する多重伝送方式であって、 前記多重伝送信号送信装置は、クロック信号発生回路
    (M12)と、前記音声信号を前記クロック信号発生回路
    からのキャリアクロック信号(SM14)の周期でPWM信
    号(SM13)に変換するPWM変調回路(M11)と、前記
    PWM信号がHレベルで、かつ前記データ信号がHレベ
    ル(T3)のとき第1の駆動信号(SM15)、第2の駆動信
    号(SM16)を前記クロック信号発生回路の前記キャリア
    クロック信号の周期で交互に出力し、前記PWM信号が
    Hレベルで、かつ前記データ信号がLレベル(T4)のと
    き前記第2の駆動信号、前記第1の駆動信号を前記クロ
    ック信号発生回路の前記キャリアクロック信号の周期で
    交互に出力し、前記クロック信号発生回路の前記キャリ
    アクロック信号の立ち上がりに同期し前記キャリアクロ
    ック信号の2倍の周期であって、前記第2の駆動信号と
    同じ周期でアクティブとなる第3の駆動信号(SM17)、
    前記第1の駆動信号と同じ周期でアクティブとなる第4
    の駆動信号(SM18)を出力し、前記第3の駆動信号と前
    記第4の駆動信号を逆極性の信号とするタイミング制御
    回路(M13)と、前記第1、第2、第3、第4の駆動信
    号によりそれぞれ駆動されるFET駆動回路(M14、M1
    5、M16、M17)とを備え前記第1の駆動信号、前記第4の駆動信号がHレベル、
    第2の駆動信号、第3の駆動信号がLレベルのときオン
    となるFET素子(QM11、QM14)、第2の駆動信号、第
    3の駆動信号がHレベル、前記第1の駆動信号、前記第
    4の駆動信号がLレベルのときオンとなるFET素子
    (QM12、QM13)により前記データ信号がHレベルのとき
    は、前記第1、第2の駆動信号により+−+−極性、前
    記データ信号がLレベルのときは、前記第2、第1の駆
    動信号により−+−+極性の多重信号(SG12)を前記ケ
    ーブルラインへそれぞれ送出し、 前記多重伝送信号受信装置は、前記多重信号が+極性
    (T1)のときはHレベル、−極性(T2)のときはLレベ
    ルの極性判定信号(SS13)を前記PWM信号の周期で出
    力する極性判定回路(S11) と、前記多重信号を単極性
    のPWM信号(SS11)に変換するブリッジ回路(S12)
    と、前記ブリッジ回路に接続され前記音声信号を復調再
    生するスピーカー(SP1)と、前記単極性のPWM信号
    をその周期でトグルする基準信号(SS12)を生成するP
    WMクロック1/2分周回路(S13)と、前記極性判定
    信号および前記基準信号が入力され前記データ信号を復
    調するEXOR回路(S14)とを備えたことを特徴とす
    る多重伝送方式。
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