JP3495116B2 - 撥水性薄膜およびその製造方法 - Google Patents

撥水性薄膜およびその製造方法

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    • C09D4/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撥水性薄膜およびその製
造方法に関し、詳しくは、ケイ素原子結合水素原子含有
オルガノシロキサンをプラズマ重合させてなる撥水性薄
膜およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジメチルポリシロキサンは、表面張力が
20〜22mN/mと小さく、各種基材に撥水性を付与す
るための処理剤として利用されている。しかし、一般
に、ジメチルポリシロキサンから得られた撥水性皮膜は
柔らかく、そのため用途によっては使用できないという
欠点があった。また、ケイ素原子結合水素原子含有メチ
ルハイドロジェンポリシロキサンを有機溶媒に溶解し、
これを各種基材に塗布して加熱乾燥させれば撥水性に優
れた基材が得られることは知られている。しかし、この
方法では均一な皮膜を形成することが難しいという問題
点があった。また、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ンとシリカゲル球状粉末の混合物にプラズマを照射して
ガスクロマトグラフィー用充填剤として好適とされるポ
リシロキサン被覆シリカゲル球状粉末を得る方法が提案
されているが(特開昭63−67566号公報参照)、
この方法によっても均一かつ均質な撥水性薄膜を形成す
ることは困難であった。
【0003】本発明者は、上記問題点を解消するため鋭
意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発明の目
的は、膜の硬度が高く、水に対する接触角が大きく撥水
性に優れた撥水性薄膜およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、基材表面に、一般式 ( ):R2R'SiO(R2Si
O)n(RHSiO)pSiR2R'(式中、Rは炭素数1
〜18の一価炭化水素基であり、R'は炭素数1〜18
の一価炭化水素基もしくはケイ素原子結合水素原子であ
り、nは0以上の整数であり、pは1〜20の整数であ
る。但し、該オルガノシロキサン中に含まれるケイ素原
子結合水素原子の数は3以上である。)で表される線状
オルガノシロキサンまたは一般式(C):R4-xSi(O
SiR2H)x(式中、Rは炭素数1〜18の一価炭化水
素基であり、xは3または4である。)で表されるオル
ガノシロキサンから選択されるケイ素原子結合水素原子
含有オルガノシロキサンをプラズマ重合させてなる撥水
性薄膜に関するものであり、また、一般式 ( ):R2R'
SiO(R2SiO)n(RHSiO)pSiR2R'(式
中、Rは炭素数1〜18の一価炭化水素基であり、R'
は炭素数1〜18の一価炭化水素基もしくはケイ素原子
結合水素原子であり、nは0以上の整数であり、pは1
〜20の整数である。但し、該オルガノポリシロキサン
中のケイ素原子結合水素原子の数は3以上である)で表
される線状オルガノシロキサンまたは一般式(C):R
4-xSi(OSiR2H)x(式中、Rは炭素数1〜18
の一価炭化水素基であり、xは3または4である。)で
表されるオルガノシロキサンから選択されるケイ素原子
結合水素原子含有オルガノシロキサンをプラズマ重合装
置内に導入し、該ケイ素原子結合水素原子含有オルガノ
ポリシロキサンを水,空気,炭素数1〜10のアルコー
ルよりなる群から選択される酸素原子含有化合物の存在
下にプラズマ重合せしめ無機質もしくは有機質基材表面
に堆積させることを特徴とする撥水性薄膜の製造方法に
関する。
【0005】まず、本発明の撥水性薄膜について説明す
ると、本発明に使用されるケイ素原子結合水素原子含有
オルガノシロキサンは撥水性薄膜を形成するための成分
であり、このものは1分子中に少なくとも3個のケイ素
原子結合水素原子を含有していることが必要である。こ
のものは上記2種類のオルガノポリシロキサンから選択
され、その一つは、一般式 ( ):R2R'SiO(R2
iO)n(RHSiO)pSiR2R'で表される線状オル
ガノシロキサンである。式中、Rは炭素数1〜18の一
価炭化水素基であり、R'は炭素数1〜18の一価炭化
水素基もしくはケイ素原子結合水素原子であり、Rおよ
びR ' の一価炭化水素基として具体的には、メチル基,
エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基等のアル
キル基、フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリー
ル基、ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基、ビ
ニル基,アリル基等のアルケニル基が例示され、好まし
くはメチル基およびフェニル基である。nは0以上の整
数であり、pは1〜20の整数であり、pが20を越え
ると蒸気圧が低くなりすぎて、プラズマ重合装置内への
導入が困難になる。このような線状オルガノシロキサン
としては、下式で表される線状オルガノシロキサンが例
示される。なお、下式中、Meはメチル基を表す。 Me3SiO(MeHSiO)3SiMe3 Me3SiO(MeHSiO)5SiMe3 HMe2SiOMeHSiOSiMe2H HMe2SiO(MeHSiO)3SiMe2H HMe2SiO(MeHSiO)5SiMe2H HMe2SiO(C37SiHO)5SiMe2
【0006】本発明に使用される2番目のオルガノシロ
キサンは、一般式(C):R4-xSi(OSiR2H)x
表されるオルガノシロキサンであり、式中、Rは炭素数
1〜18の一価炭化水素基であり、Rとしては上記した
ものと同様なものが例示される。xは3または4であ
る。このような本発明のオルガノシロキサンとしては、
下式で表されるオルガノシロキサンが例示される。な
お、下式中、Meはメチル基を表す。 MeSi(OSiMe2H)3 Si(OSiMe2H)437Si(OSiMe2H)3 このような本発明に使用されるオルガノシロキサンは、
室温で液状であり、揮発性が高く、蒸気としてプラズマ
重合装置内への導入等の取扱いが容易である。
【0007】本発明の撥水性薄膜を堆積させる基材は上
記ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサン
のプラズマ重合膜が堆積されるものであればよくその材
質等については特に限定されない。このような基材とし
ては、具体的には、ガラス,シリカガラス,石英,シリ
コンウェハー,セラミックス,各種金属類等の無機質基
材、ポリカーボネート,ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリメチルメタクリレート等の有機質基材が例示さ
れる。これらの基材の形状は平板状,曲板面状,ブロッ
ク状等種々あり、粉末状でなければ特に限定されない。
【0008】本発明の撥水性薄膜は上記のようなケイ素
原子結合水素原子含有オルガノシロキサンをプラズマ重
合させてなる撥水性薄膜であるが、このものは硬度が高
く、その硬度は一般に鉛筆硬度でHB以上である。また
その撥水性は水に対して接触角が90度以上である。
【0009】上記のような本発明の撥水性薄膜は次のよ
うな方法によって製造される。一般式 ( ):R2R'Si
O(R2SiO)n(RHSiO)pSiR2R'(式中、
Rは炭素数1〜18の一価炭化水素基であり、R'は炭
素数1〜18の一価炭化水素基もしくはケイ素原子結合
水素原子であり、nは0以上の整数であり、pは1〜2
0の整数である。但し、該オルガノポリシロキサン中の
ケイ素原子結合水素原子の数は3以上である)で表され
る線状オルガノシロキサンまたは一般式(C):R4-x
i(OSiR2H)x(式中、Rは炭素数1〜18の一価
炭化水素基であり、xは3または4である。)で表され
オルガノシロキサンから選択されるケイ素原子結合水
素原子含有オルガノシロキサンをプラズマ重合装置内に
導入し、該ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシ
ロキサンを水,空気,炭素数1〜10のアルコールより
なる群から選択される酸素原子含有化合物の存在下にプ
ラズマ重合せしめ無機質もしくは有機質基材表面に堆積
させることを特徴とする撥水性薄膜の製造方法。
【0010】以上、この本発明の撥水性薄膜の製造方法
について説明する。この方法に使用されるオルガノシロ
キサンは上記本発明の撥水性薄膜の説明の項で述べたも
のと同じである。本発明においては、このようなオルガ
ノシロキサンをプラズマ重合装置内に導入し、水,空
気,炭素数1〜10のアルコールよりなる群から選択さ
れる酸素原子含有化合物の存在下にプラズマ重合せし
め、無機質もしくは有機質基材の表面に堆積させるので
あるが、この導入に際しては、上記オルガノシロキサン
は蒸気として使用されることが好ましい。これらの蒸気
は、オルガノシロキサンを室温ないし通常200℃まで
に加熱することによって得られる。こうして得られた蒸
気は、窒素、アルゴン、ヘリウム等のような不活性運搬
ガスや、あるいは、酸素や空気のようなガスによって希
釈されて、プラズマ重合装置内へと運搬されることが好
ましい。ここで、炭素数1〜10のアルコールの具体的
な例としては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールが挙げられる。
【0011】次に、プラズマ重合の条件について実施態
様に従って具体的に説明する。まず、プラズマ重合装置
内へ基材を入れ、該プラズマ重合装置内を減圧にする。
その中に、気化したケイ素原子結合水素原子含有オルガ
ノシロキサンを導入する。次いで、プラズマ装置内にセ
ットした電極によってグロー放電を生じさせるプラズマ
重合を行う。その際、プラズマ重合条件はケイ素原子結
合水素原子含有オルガノシロキサンの骨格構造をできる
だけ保持するために、穏和な条件下で行うことが好まし
い。例えば、減圧度は10torr以下とし、好ましくは5
torr以下とし、周波数は1〜100MHzの範囲内、出
力は1〜100Wの範囲内でプラズマ放電を行うことが
好ましい。また、温度は室温から200℃の範囲に保つ
ことが好ましい。このような条件下で、ケイ素原子結合
水素原子含有オルガノシロキサンはプラズマ重合し、基
材表面に堆積してくる。この堆積厚みはプラズマ重合時
間を長くするか、気化したオルガノシロキサンの導入量
を増大させることにより、ほぼ直線的に変化するので、
それにより調整することができる。得られる撥水性の皮
膜は、用途、使用される条件等によって異なるが、通
常、その厚みは0.001〜5マイクロメートルの範囲
で製造される。
【0012】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。実施
例中、Meはメチル基である。また、実施例中に記すプ
ラズマ重合膜の堆積厚さは、同一圧力条件下で、かつ、
同一印加電力下でスライドガラスにプラズマ重合し、触
針式膜厚計[東京エレクトロン(株)製,α−STEP2
00]を用いて膜厚を測定することによって求めた堆積
速度から算出した値である。
【0013】
【実施例1】直径約22cmのガラス製ベルジャー内に、
アースされた直径100mmのステンレス製基盤(この基
盤は60℃に設定した)を置き、この基盤上20mmの位
置に直径80mmの印加電極を固定した。次いで、この基
盤上にスライドガラスを置き、内部を減圧にしてから、
乾燥空気をキャリヤーガスとして、式:Me2HSiO
(MeHSiO)2SiMe2Hで表される線状オルガノ
シロキサンを、内部圧力0.3mbarとなるように流し、
印加電力25ワットの条件下で20分間プラズマ重合を
行った。プラズマ重合終了後、内部圧力を常圧にもど
し、スライドガラスを取り出した。ガラス板上には、透
明で均一に薄膜が形成されていた。薄膜が形成されてい
るスライドガラス表面について、純水の接触角を測定し
たところ、100度であった。また、塗膜用鉛筆引っか
き試験(JISK5400)に準じた方法で測定した薄
膜の鉛筆硬度は4Hであった。また、このプラズマ重合
膜の堆積厚さは200nmであった。
【0014】
【実施例2】直径約22cmのガラス製ベルジャー内に、
アースされた直径100mmのステンレス製基盤(この基
盤は60℃に設定した)を置き、この基盤上20mmの位
置に直径80mmの印加電極を固定した。次いで、この基
盤上にシリコンウェハー(2cm角)を置き、内部を減圧
にしてから、乾燥空気をキャリヤーガスとして、式:M
eSi(OSiMe2H)3表されるオルガノシロキサン
を、内部圧力0.2mbarとなるように流し、印加電力1
0ワットの条件下で15分間プラズマ重合を行った。プ
ラズマ重合終了後、内部圧力を常圧にもどし、シリコン
ウェハーを取り出したところ、透明で均一に薄膜が形成
されていた。薄膜が形成されているシリコンウェハー表
面について、純水の接触角を測定したところ、98度で
あった。また、このプラズマ重合膜の堆積厚さは150
nmであった。
【0015】
【比較例1】実施例1において、式:Me2HSiO
(MeHSiO)2SiMe2Hで表される線状オルガノ
シロキサンの代わりに、式:Me3SiO(MeHSi
O)2SiMe3で表される線状オルガノシロキサンを使
用した以外は実施例1と同様にしてプラズマ重合を行っ
た。しかし、形成された薄膜は鉛筆硬度B以下であり軟
らかく、撥水性薄膜としては使用できないものであっ
た。
【0016】
【発明の効果】本発明の撥水性薄膜は、特殊なオルガノ
シロキサンをプラズマ重合させてなるので膜の硬度が高
く、特に水に対する接触角が大きく撥水性に優れるとい
う特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/20 C08G 77/06 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に、一般式 ( ):R2R'SiO
    (R2SiO)n(RHSiO)pSiR2R'(式中、R
    は炭素数1〜18の一価炭化水素基であり、R'は炭素
    数1〜18の一価炭化水素基もしくはケイ素原子結合水
    素原子であり、nは0以上の整数であり、 pは1〜20の整数である。但し、該オルガノシロキサ
    ン中に含まれるケイ素原子結合水素原子の数は3以上で
    ある。)で表される線状オルガノシロキサンまたは一般
    式(C):R4-xSi(OSiR2H)x(式中、Rは炭素
    数1〜18の一価炭化水素基であり、xは3または4で
    ある。)で表されるオルガノシロキサンから選択される
    ケイ素原子結合水素原子含有オルガノシロキサンをプラ
    ズマ重合させてなる撥水性薄膜。
  2. 【請求項2】 鉛筆硬度がHB以上であり、水の接触角
    が90度以上であることを特徴とする、請求項1記載の
    撥水性薄膜。
  3. 【請求項3】 一般式 ( ):R2R'SiO(R2Si
    O)n(RHSiO)pSiR2R'(式中、Rは炭素数1
    〜18の一価炭化水素基であり、R'は炭素数1〜18
    の一価炭化水素基もしくはケイ素原子結合水素原子であ
    り、nは0以上の整数であり、pは1〜20の整数であ
    る。但し、該オルガノポリシロキサン中のケイ素原子結
    合水素原子の数は3以上である)で表される線状オルガ
    ノシロキサンまたは一般式(C):R4-xSi(OSiR2
    H)x(式中、Rは炭素数1〜18の一価炭化水素基で
    あり、xは3または4である。)で表されるオルガノシ
    ロキサンから選択されるケイ素原子結合水素原子含有オ
    ルガノシロキサンをプラズマ重合装置内に導入し、該ケ
    イ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサンを
    水,空気,炭素数1〜10のアルコールよりなる群から
    選択される酸素原子含有化合物の存在下にプラズマ重合
    せしめ無機質もしくは有機質基材表面に堆積させること
    を特徴とする撥水性薄膜の製造方法。
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