JP3494110B2 - 光分岐装置 - Google Patents

光分岐装置

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    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
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    • H04B10/25133Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion including a lumped electrical or optical dispersion compensator
    • HELECTRICITY
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  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ通信シス
テムに使用する光分岐装置に係わり、特に異なった波長
光信号を伝送する光ファイバ通信システムに使用して好
適な光分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送する信号の大容量化の要求に伴っ
て、光ファイバを使用した通信システムが急速に普及し
ている。光ファイバ通信システムで使用されるファイバ
の屈折率は、たとえば石英系ガラスの場合は光の波長が
長いほど小さい。このため、石英系ガラスで構成されて
いる光ファイバは光の波長が長いほどその伝搬速度が速
くなり、また光の波長が短いほどその伝搬速度が遅くな
る。これを正の波長分散と呼んでいる。
【0003】このような分散特性の存在によって、波長
にある程度の広がりを有するパルス状の光を光ファイバ
に入射すると、出射光のパルス幅が広がってしまい、波
形ひずみ等の伝送品質の劣化が生じる。特に海底中継路
のように伝送距離が長い場合にはその影響が大きい。ま
た、信号のビットレートが増加するほど伝送品質の劣化
による影響が顕著となる。たとえば10Gps(ギガ/
秒)の場合には、1スロットの時間幅は1/10Gps
すなわち100psとなる。そこでその10分の1程度
に相当する10ps以下に波形ひずみを抑える必要があ
る。このため、従来から分散を補償するための分散補償
光ファイバを使用することが提案されている。たとえば
特開平9−36814号公報に開示されたシステムで
は、信号光をエルビウムドープファイバと分散補償型フ
ァイバとの間で往復伝搬させることによって、波長分散
と伝播損失を共に補償するようにしている。
【0004】しかしながら、従来の光ファイバ通信シス
テムでは伝送路の一部に分岐路を設けてメインパスから
分岐パスに光信号を分岐したり、この逆に分岐パスから
の光信号をメインパスに合波する場合について特別な配
慮が行われていなかった。すなわち伝送路の一部に分岐
路を設けると、これによって伝送路の長さが異なること
になるが、この場合には分岐補償の効果が十分発揮でき
なくなるという問題があった。
【0005】図9は、このような問題を解消するものと
して光分岐装置を配置した光ファイバ通信システムで伝
送路の波長分散を補償できるようにしたものを表わした
ものである。特開平9−153859号公報に記載され
たこの光ファイバ通信システムでは、光送信端局11と
光受信端局12の間に光分岐装置13が配置されてお
り、ここで分岐された光信号は光送受信端局14に到達
するようになっている。光送受信端局14は、到達した
光信号を受信信号15として出力すると共に、送信信号
16を図示しない装置から受信して光分岐装置13に送
出し、ここを経由して光受信端局12に送るようにして
いる。
【0006】図10は、従来の光分岐装置の構成例を表
わしたものである。光分岐装置13は、光スイッチ13
Aと光合分波器13Bを内蔵している。そして、通常は
図9に示した光送信端局11と光受信端局12の間、光
送信端局11と光送受信端局14の間、および光受信端
局12と光送受信端局14の間の通信の中継ぎをしてい
る。そして、たとえば図で×印で示すように光分岐装置
13と光受信端局12の間の伝送路に何らかの障害が発
生した場合には、光スイッチ13Aを矢印13Cで示し
たように予備側に切り替えることによって、光分岐装置
13と光受信端局12の間の通信路を確保している。
【0007】この従来の光ファイバ通信システムでは、
図9に示すようにA点から光分岐装置13を経由して光
受信端局12の方向に1等化区間だけ進んだ点をB点と
し、光送信端局11からA点までの距離をn等化区間
(nは0以上の整数)とするとともに、B点から光受信
端局12までの距離をm等化区間(mは0以上の整数)
とするようにしている。そして、メインパス上での1等
化区間では、光分岐装置13の入力側に、その1等化区
間で予定されている累積波長分散の0.5倍を補償する
等化ファイバ18を挿入し、光分岐装置13の出力側に
もその1等化区間で予定されている累積波長分散の0.
5倍を補償する等化ファイバ19を挿入するようにして
いる。これにより、光送信端局11から光受信端局12
にメインパスを伝送する光信号は、光分岐装置13を含
む1等化区間で、その1等化区間の累積波長分散をこれ
ら等化ファイバ18、19で補償している。
【0008】また、メインパスのA点から分岐パスのC
点までの区間を1等化区間とし、光分岐装置13の出力
段入力装置の1等化区間の波長分散の0.5倍を補償す
る等化ファイバ21を挿入し、分岐パスの上りパスにつ
いては、分岐パスの上りパスのD点からメインパスのB
点までの間を1等化区間として、光分岐装置13の入力
段にその1等化区間の波長分散の0.5倍を補償する等
化ファイバ22を挿入している。
【0009】したがって、この光ファイバ通信システム
では、メインパスをA点からB点に伝送される光信号の
A点からB点までの累積波長分散は、中間に位置する等
化ファイバ18、19によって、B点でゼロになるよう
に予め補償される。また、メインパスをA点から光分岐
装置13で分岐パスに分岐されC点まで伝送される光信
号のA点からC点までの累積波長分散は、中間に位置す
る等化ファイバ18、21によってC点でゼロになるよ
うに予め補償される。更に、分岐パスの上りパスのD点
から光分岐装置13によりメインパスに合流して、メイ
ンパスのB点に伝送される光信号のD点からB点までの
累積波長分散は、中間に位置する等化ファイバ22、1
9によってB点でゼロになるように予め補償される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この図9に示した光フ
ァイバ通信システムでは、光分岐装置13の前後を挟む
ような形で分散等化ファイバ18、19、21、22を
配置している。これらの分散等化ファイバ18、19、
21、22は、分散を補償するための特性を持ったファ
イバであり、その長さによってその特性を調整するよう
になっているため、予めシステム分散量に対しての補償
量が決まっている。したがって、伝送路長が急に変更に
なった場合は分散量が変更になるため、等化ファイバ1
8、19、21、22の長さによって経路長が異なって
くるといった問題があった。
【0011】また、この経路長の違いをアンバランスに
しないためにこの従来技術では光分岐装置13を挟む形
で0.5倍ずつ補償するように等化ファイバ18、1
9、21、22を配置している。したがって、用意する
等化ファイバ18、19、21、22の数が多く、部品
点数が多くなるだけでなく、現場においてこれらの等化
ファイバ18、19、21、22を配置する手間がかか
り、作業が煩雑であるという問題もあった。
【0012】そこで本発明の目的は、光分岐装置を伝送
路の一部に配置するとき、分散を補償するための特別の
作業を不要にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、途中の伝送路での光の分散が補償された後の光信号
を入力して、分岐する装置であって、光分岐装置が内部
の伝送路部分を特定の波長の光信号が通過する際の光の
分散を補償する光分散補償器を内蔵したことを特徴とし
ている。
【0014】 すなわち、請求項1記載の発明では、光
分岐装置の内部にこの光分岐装置を配置したことにより
新たに生じる光の分散を補償する光分散補償器を内蔵し
たので、光分岐装置を伝送路の途中に配置しても端局側
に伝送される光信号の分散の状態に変化がない。このた
め、端局側の補償のための回路部分を変更する必要がな
い。
【0015】
【0016】
【0017】 請求項2記載の発明では、(イ)障害発
生時に切り替える光スイッチと、(ロ)この光スイッチ
によって外部に接続された伝送路を切り替えたとき、こ
の切り替え後の伝送路側に配置され、この切り替えによ
って生じる伝送路の長さの差に対応する特定の波長の光
の分散を補償する光分散補償器とを光分岐装置に具備さ
せる。
【0018】 すなわち請求項2記載の発明では、光分
岐装置の内部で光スイッチによって伝送路の切り替えを
行うときに、この切り替えによって生じる伝送路の長さ
の差分に相当する光の分散を切り替え後の伝送路側に配
置された光分散補償器で補償するようにしている。これ
により、光スイッチで伝送路を切り替えてもこれによる
光の分散を外部で補償する必要がなくなる。
【0019】 請求項3記載の発明では、請求項1記載
の光分岐装置で光分散補償器は、取り外し自在な回路素
子として構成されていることを特徴としている。
【0020】 すなわち請求項3記載の発明では、光分
岐装置に内蔵される光分散補償器は、取り外し自在な回
路となっているので、分散量を自在に調整することがで
きる。
【0021】 請求項4記載の発明では、請求項1記載
の光分岐装置で、光分散補償器は分岐経路ごとに配置さ
れていることを特徴としている。
【0022】 すなわち請求項4記載の発明では、分岐
経路ごとに光分散補償器が配置されているので、それぞ
れの分岐路ごとに分散を補償することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】第1の実施例
【0026】図1は本発明の第1の実施例における光分
岐装置を使用した光ファイバ通信システムの構成の概要
を表わしたものである。本実施例のシステムでは光送信
端局101と第1の光受信端局102とを結ぶメインパ
スの中間位置に光分岐装置103を配置しており、分岐
された光信号が第2の光受信端局104で受信されるよ
うになっている。光送信端局101と光分岐装置103
の間には、光増幅器106を備えた中継器107が間隔
を置いて配置されており、これらの中継器107の間の
伝送路108は、ディスパージョン・シフト・ファイバ
(Dispersion Shift Fiber:DSF)111と、このD
SF111の反対の特性を持って分散を補償するディス
パージョン・コンペンセイト・ファイバ(Dispersion C
ompensate Fiber:DCF)112がそれぞれ配置され
ている。光分岐装置103と第1の光受信端局102の
間についても同様である。また、この図では示していな
いが、光分岐装置103と第2の光受信端局104の間
も伝送路の距離がある程度長ければ、同様に中継器10
7とDSF111およびDCF112がそれぞれ配置さ
れている。
【0027】光分岐装置103は、その内部にメインパ
ス用に光分散補償器114を、またサブパス用に光分散
補償器115を配置している。このように本実施例の光
ファイバ通信システムでは、光分岐装置103の内部に
光分散補償器114、115を配置することを特徴とし
ている。したがって、作業者は伝送路の分岐を行う際に
はその分岐箇所に単に光分岐装置103を配置すれば足
りる。
【0028】図2は、本実施例の光分岐装置の概略構成
を表わしたものである。本実施例の光分岐装置103
は、光ファイバ121の波長ごとに分けられた第1〜第
8の分岐経路1221〜1228ごとに分散補償回路12
1〜1238を内蔵している。これら分散補償回路12
1〜1238は、この光分岐装置103において伝送さ
れるすべての波長をまとめて分散補償する回路である。
分散補償回路1231〜1238は、それぞれ分散補償量
が異なるものの互いに同一サイズとなった回路素子が市
販されている。したがって、所定の波長の光信号を基準
として光分岐装置103のサイズ等で定まる分散の度合
いに応じた分散補償特性の分散補償回路1231〜12
8が選択されて使用されることになる。本実施例では
分散補償回路1231〜1234を経た分岐経路1251
〜1254が第1の光受信端局102を結ぶメインパス
を構成しており、分散補償回路1235〜1238を経た
分岐経路1255〜1258が第2の光受信端局104を
結ぶサブパスを構成している。
【0029】図3は、本実施例で用いられる光ファイバ
通信システムにおける各波長の分散の様子を代表的な2
つの波長を例にとって表わしたものである。この図で横
軸は図1に示した光送信端局101からの距離(Km)
を表わしており、縦軸は波長分散の様子を示している。
光送信端局101から光信号が送出された時点では光の
分散が生じていないが、距離を経るごとに分散の度合い
が大きくなるようになっている。
【0030】図1に示したように光分岐装置103内だ
けでなく、途中の伝送路108でも光の分散がDCF1
12および光分散補償器114、115によって補償さ
れている。図3では所定の波長からなる第3チャネルの
光信号1313の分散が無くなるように補償されてい
る。図で鋸歯状波のように波長の分散が行われたりそれ
が補正される状態が反復しているのは、DCF112に
よる補償が伝送路のそれぞれの区間で行われているから
である。このように伝送路の途中で逐次補償を行うこと
で、伝送路の末端で1回だけ補償を行う場合と比べる
と、パルス状の光信号の波形の歪の程度を良好に補正し
て信号の再生のエラーを抑えることができる。
【0031】この図3で他のたとえば第7チャネルの光
信号1317は同様に伝送路の途中で逐次補償されてい
るが、DCF112あるいは光分散補償器114、11
5の補償が全波長に対して一律に行われているため、伝
送距離が長くなるにしたがって分散の度合いが少しずつ
大きくなっている。
【0032】図4は、本実施例で用いられる光ファイバ
通信システムで最終的に第1の光受信端局等の受信側の
端局で光信号の補償が行われる様子を表わしたものであ
る。図1に示した光送信端局101と第1および第2の
光受信端局102、104の間では既に説明したように
波長ごとの分散補償は行っていない。このため、最終的
な分散補償は第1および第2の光受信端局102、10
4で行うことになる。
【0033】この図4で破線で示した特性141は、本
実施例の光分岐装置103を使用せずに従来の光分岐装
置を使用した際の第7チャネルの光信号の補償の様子を
表わしたものである。第1および第2の光受信端局10
2、104では各波長の光信号の再生を行う前にこれら
光信号の波長ごとの分散の補償を行う。しかしながら、
従来の光分岐装置を使用した場合には本実施例の光分岐
装置103を使用した場合と異なり、新たに設けた光分
岐装置内の分だけ分散が過剰に発生する。このため、こ
の例では第2の光受信端局104で図で符号Sで示す量
だけ分散補償の量が不足することになる。これに対して
実線で示した本実施例による第7チャネルの光信号13
7の場合には、光分岐装置103を配置する前に対し
てその後でも第2の光受信端局104側で全波長の補償
が完全に行われることになる。
【0034】図5は、参考に分散補償前の各チャネルの
信号波形を示したものであり、図6は本実施例における
分散補償後の各チャネルの信号波形を示したものであ
る。図5では、第7チャネルの光信号1317が分散の
ためにその波形を歪ませている。図6では光分岐装置1
03の使用によって分散が補償されている。このため第
7チャネルの光信号1317も分散が補償され、信号の
再生が良好に行われることになる。
【0035】第2の実施例
【0036】図7は、本発明の第2の実施例における光
分岐装置を使用した光ファイバ通信システムを表わした
ものである。この光ファイバ通信システムでは、A局2
01とB局202およびC局203を結ぶ中間位置に分
岐装置204を配置している。A局201はλ1〜λ8
波長の合計8チャネル分の光信号2061〜2068を送
出し、このうちの第7の波長λ7の第7チャネルの光信
号2067のみを、分岐装置204でC局203に分岐
させて送出し、残りをB局202に送出するようになっ
ている。C局203では波長λ7の第7チャネルの光信
号2167を分岐装置204に送出する。分岐装置20
4は、この光信号2167とA局201から送られてき
た光信号2061〜2066、2068を合波してB局2
02に送ることになる。
【0037】このような光ファイバ通信システムでは、
分岐装置204からC局203に分岐した第7チャネル
の光信号2067、2167は、それ以外の第1〜第6お
よび第8の光信号2061〜2066、2068よりも、
C局203と分岐装置204の間の距離の2倍だけB局
202までの伝送距離が長いことになる。したがって、
この実施例では分岐装置204内に光合分波器221の
他に、第7チャネルの光信号2067、2167に対応す
る箇所にそれぞれ光分散補償器222、223を配置し
ている。すなわち、あるチャネルの光信号が他のチャネ
ルの光信号よりも伝送距離が長い場合には、その分の波
長分散を分岐装置204内で補償するようにしている。
【0038】第3の実施例
【0039】図8は、本発明の第3の実施例における光
分岐装置を表わしたものである。この光分岐装置301
は、その内部に光スイッチ302と、光合分波器303
と、光分散補償器304を備えている。光スイッチ30
2は、A局とB局を結ぶ伝送路をA局とC局を結ぶ伝送
路に切り替えるために設けられている。光合分波器30
3は、C局とB局またはA局を結ぶ際の光信号の合波を
行ったり分波を行うために使用される。光分散補償器3
04は、たとえば光分岐装置301とB局を結ぶ伝送路
上に図で×印で示す障害が発生したときに、光スイッチ
302が切り替わった際の切り替わり先にそれぞれ配置
されている。これらの光分散補償器304は、障害時等
による経路の切り替えで生じた伝送路の長さの変化分に
対応する波長分散を光分岐装置301内で補償するため
のものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、光分岐装置の内部にこの光分岐装置を配置し
たことによる光の分散を補償する光分散補償器を内蔵し
たので、光分岐装置を伝送路の途中に配置しても端局側
に伝送される光信号の分散の状態に変化がない。このた
め、端局側の補償のための回路部分を変更する必要がな
く既存の設備をそのまま生かせるという利点がある。
【0041】
【0042】 また請求項2記載の発明によれば、光分
岐装置の内部で光スイッチによって伝送路の切り替えを
行うときに、この切り替えによって生じる伝送路の長さ
の差分に相当する光の分散を光分散補償器で補償するよ
うにしたので、光スイッチで伝送路を切り替えてもこれ
による光の分散を外部で補償する必要がない。したがっ
て、たとえば障害時に光スイッチを切り替えても光信号
の品質を保持することができる。
【0043】 更に請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の光分岐装置で光分散補償器は、取り外し自在
な回路素子として構成されているので、伝送路の長さに
応じて分散量を自在に調整することができる。
【0044】 また請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載の光分岐装置で、光分岐装置は分岐経路ごとに
光分散補償器を配置しているので、分岐経路ごとに分散
を補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光分岐装置を使
用した光ファイバ通信システムの構成の概要を表わした
システム構成図である。
【図2】第1の実施例の光分岐装置の構成を表わした概
略構成図である。
【図3】第1の実施例で使用する光ファイバ通信システ
ムにおける各波長の分散の様子を代表的な2つの波長を
例にとって表わした特性図である。
【図4】第1の実施例の光ファイバ通信システムで最終
的に第1の光受信端局等の受信側の端局で光信号の補償
が行われる様子を表わした特性図である。
【図5】分散補償前の各チャネルの信号波形を参考的に
示した波形図である。
【図6】第1の実施例による分散補償後の各チャネルの
信号波形を参考的に示した波形図である。
【図7】本発明の第2の実施例における光分岐装置を使
用した光ファイバ通信システムを表わしたシステム構成
図である。
【図8】本発明の第3の実施例における光分岐装置の概
略構成図である。
【図9】従来提案された光ファイバ通信システムの要部
を示す概略構成図である。
【図10】従来の光分岐装置の構成例を表わした概略構
成図である。
【符号の説明】
101 光送信端局 102 第1の光受信端局 103 光分岐装置 104 第2の光受信端局 107 中継器 108 伝送路 111 ディスパージョン・シフト・ファイバ(Disper
sion Shift Fiber:DSF) 112 ディスパージョン・コンペンセイト・ファイバ
(Dispersion Compensate Fiber:DCF) 114、115、222、223、304 光分散補償
器 123 分散補償回路 131 光信号 201 A局 202 B局 203 C局 302 光スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 途中の伝送路での光の分散が補償された
    後の光信号を入力して、分岐する装置であって、内部の
    伝送路部分を特定の波長の光信号が通過する際の光の分
    散を補償する光分散補償器を内蔵したことを特徴とする
    光分岐装置。
  2. 【請求項2】 障害発生時に切り替える光スイッチと、 この光スイッチによって外部に接続された伝送路を切り
    替えたとき、この切り替え後の伝送路側に配置され、こ
    の切り替えによって生じる伝送路の長さの差に対応する
    特定の波長の光の分散を補償する光分散補償器とを具備
    することを特徴とする光分岐装置。
  3. 【請求項3】 前記光分散補償器は、取り外し自在な回
    路素子として構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の光分岐装置。
  4. 【請求項4】 前記光分散補償器は、分岐経路ごとに配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の光分岐装
    置。
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