JP3494080B2 - ポリオレフィン樹脂系成形材料 - Google Patents

ポリオレフィン樹脂系成形材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品用成形品
や自動車用成形部品の製造に用いられ、ポリオレフィン
樹脂を主成分とするポリオレフィン樹脂系成形材料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂であるポリオレ
フィン樹脂を主成分とする難燃性に優れたポリオレフィ
ン樹脂系成形材料が提案されている。これら難燃性を有
するポリオレフィン樹脂系成形材料はフィラーを含有し
ていない(ノンフィラーの)未強化グレードの品種で実
現されているが、無機フィラーを含有する強化タイプの
品種では、無機フィラーがろうそくの芯のような働きを
するために難燃化は難しいとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年、成形品の
IEC規格(国際電気標準会議で制定される規格)への
適合化が進むに伴って成形品の難燃化が重視されてきて
おり、このために上記のような無機フィラーを含有する
ポリオレフィン樹脂系成形材料(特に電子部品や自動車
部品に使用するポリオレフィン樹脂系成形材料)につい
ても、V−2以上の難燃性(UL燃焼性能レベルで30
秒以内で自己消火する)が要求されるようになっている
が、従来からある無機フィラーを含有するポリオレフィ
ン樹脂系成形材料では難燃性が低いという問題があっ
た。また光による変色の少ないポリオレフィン樹脂系成
形材料や燃焼時にハロゲン化ガスの発生が少ないポリオ
レフィン樹脂系成形材料の要求も増加している。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、難燃性が高く、光による変色が少なく、燃焼時の
ハロゲン化ガスの発生が少ない成形品を形成することが
できるポリオレフィン樹脂系成形材料を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ポリオレフィン樹脂系成形材料は、ポリオレフィン樹脂
と、ポリリン酸アンモニウムと、メラミンシアヌレート
と、ペンタエリスリトールと、ベンゾトリアゾール系の
紫外線吸収剤とを含有して成ることを特徴とするもので
ある。
【0006】また本発明の請求項2に係るポリオレフィ
ン樹脂系成形材料は、請求項1の構成に加えて、ポリオ
レフィン樹脂に対して、ポリリン酸アンモニウムとメラ
ミンシアヌレートとペンタエリスリトールの合計量が5
〜100重量%であることを特徴とするものである。
【0007】また本発明の請求項3に係るポリオレフィ
ン樹脂系成形材料は、請求項1又は2の構成に加えて、
ポリオレフィン樹脂とポリリン酸アンモニウムとメラミ
ンシアヌレートとペンタエリスリトールの合計量に対し
て、5〜100重量%の水酸化マグネシウムを含有して
成ることを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項4に係るポリオレフィ
ン樹脂系成形材料は、請求項1乃至3のいずれかの構成
に加えて、ポリオレフィン樹脂とポリリン酸アンモニウ
ムとメラミンシアヌレートとペンタエリスリトールの合
計量に対して、5〜100重量%の水酸化アルミニウム
を含有して成ることを特徴とするものである。
【0009】また本発明の請求項5に係るポリオレフィ
ン樹脂系成形材料は、請求項1乃至4のいずれかの構成
に加えて、水酸化マグネシウムの平均粒径が0.1〜
2.0μmであることを特徴とするものである。
【0010】また本発明の請求項6に係るポリオレフィ
ン樹脂系成形材料は、請求項1乃至5のいずれかの構成
に加えて、水酸化アルミニウムの平均粒径が0.1〜
2.0μmであることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0012】本発明は、ポリオレフィン樹脂を主成分と
し、成形品の難燃化を図る難燃剤としてポリリン酸アン
モニウムとメラミンシアヌレートとペンタエリスリトー
とを含有し、さらに、成形品の強度を高くするための
無機フィラーとして水酸化マグネシウムと水酸化アルミ
ニウムとを含有し、加えて、成形品の耐光性を高くする
ための変色防止剤としてベンゾトリアゾール系の紫外線
吸収剤を含有するものである。
【0013】ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレ
ン樹脂やポリプロピレン樹脂などのオレフィン重合体を
用いることができる。ポリリン酸アンモニウムは一般式
が(NHn+2PnO3n+1(nは2より大き
い)で示されるものであって、例えば、ポリリン酸にア
ンモニアを反応させて得られるものを用いることができ
る。メラミンシアヌレートは一般式が(C
で示されるものであって、メラミンとシアヌル酸
及び/又はイソシアヌル酸の付加化合物(固体状態で水
素結合状態)であり、例えば、メラミン水溶液とシアヌ
ル酸及び/又はイソシアヌル酸水溶液を混合して得られ
る沈殿物を用いることができる
【0014】上記のポリリン酸アンモニウムとメラミン
シアヌレートとペンタエリスリトールの混合物を難燃剤
として用いるが、これらの混合比率は重量比で、ポリリ
ン酸アンモニウム:メラミンシアヌレート:ペンタエリ
スリトール=70:15:15〜50:25:25に設
定するのが好ましい。この範囲を逸脱すると、成形品の
難燃性が低下する恐れがあり、特に、ポリリン酸アンモ
ニウムが難燃剤の全量の50重量%より下回ると、成形
品の難燃性が著しく低下する恐れがある。また、難燃剤
の配合量はポリオレフィン樹脂の100重量部に対して
5〜100重量部に設定するのが好ましい。難燃剤の配
合量がポリオレフィン樹脂の100重量部に対して5重
量部未満であれば、成形品の難燃性を充分に得ることが
できなくなる恐れがあり、難燃剤の配合量がポリオレフ
ィン樹脂の100重量部に対して100重量部を超える
と、成形時の焼けやガスが多くなる恐れがある。
【0015】ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤とし
ては、具体的には、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ・
tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−
メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ・tert−ブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ・tert−アミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール
などを用いることができる。
【0016】このベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤
の配合量は、樹脂成分であるポリオレフィン樹脂と難燃
剤の合計量に対して0.1〜0.8重量%に設定するの
が好ましい。ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤の配
合量が、ポリオレフィン樹脂と難燃剤の合計量に対して
0.1重量%未満であれば、光を吸収する効果が小さく
なって成形品の耐光性を充分に得ることができなくなる
恐れがあり、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤の配
合量が、ポリオレフィン樹脂と難燃剤の合計量に対して
0.8重量%を超えても、成形品の耐光性は大きく向上
せず、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤が無駄にな
って経済的に不利となる恐れがある。尚、ヒンダードフ
ェノール系酸化防止剤をベンゾトリアゾール系の紫外線
吸収剤と併用することによって、成形品の耐光性をより
向上させることができる。
【0017】無機フィラーとして用いられる水酸化マグ
ネシウムの配合量は、樹脂成分であるポリオレフィン樹
脂と難燃剤の合計100重量部に対して5〜100重量
部に設定するのが好ましい。水酸化マグネシウムの配合
量がポリオレフィン樹脂と難燃剤の合計量の5重量%未
満であれば、成形品の難燃性や高い曲げ強度や高い引っ
張り強度(すなわち高い剛性)を充分に得ることができ
なくなる恐れがあり、水酸化マグネシウムの配合量がポ
リオレフィン樹脂と難燃剤の合計量の100重量%を超
えると、成形材料が流れにくくなってペレット化や成形
品への成形性が低下する恐れがある。
【0018】また水酸化マグネシウムの平均粒径は0.
1〜2.0μmであることが好ましい。水酸化マグネシ
ウムの平均粒径が0.1μm未満であれば、混練時に凝
集が生じて成形材料中で均一に分散させにくくなって、
成形品を均質に硬化させることができなくなる恐れがあ
り、水酸化マグネシウムの平均粒径が2.0μmを超え
ると、混練時に混練機との摩擦によって生じる熱で成形
材料に脱水反応が起こり、成形品の曲げ強度や引っ張り
強度が低下する恐れがある。
【0019】無機フィラーとして用いられる水酸化アル
ミニウムの配合量は、樹脂成分であるポリオレフィン樹
脂と難燃剤の合計100重量部に対して5〜100重量
部に設定するのが好ましい。水酸化アルミニウムの配合
量がポリオレフィン樹脂と難燃剤の合計量の5重量%未
満であれば、成形品の難燃性や高い曲げ強度や高い引っ
張り強度(すなわち高い剛性)を充分に得ることができ
なくなる恐れがあり、水酸化アルミニウムの配合量がポ
リオレフィン樹脂と難燃剤の合計量の100重量%を超
えると、成形材料の流れにくくなってペレット化や成形
品への成形性が低下する恐れがある。
【0020】また水酸化アルミニウムの平均粒径は0.
1〜2.0μmであることが好ましい。水酸化アルミニ
ウムの平均粒径が0.1μm未満であれば、混練時に凝
集が生じて成形材料中で均一に分散させにくくなって、
成形品を均質に硬化させることができなくなる恐れがあ
り、水酸化アルミニウムの平均粒径が2.0μmを超え
ると、混練時に混練機との摩擦によって生じる熱で成形
材料に脱水反応が起こり、成形品の曲げ強度や引っ張り
強度が低下する恐れがある。
【0021】そして本発明のポリオレフィン樹脂系成形
材料は、上記のポリオレフィン樹脂とポリリン酸アンモ
ニウムとメラミンシアヌレートとペンタエリスリトール
と水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムとベンゾト
リアゾール系の紫外線吸収剤、及び離型剤(カルナバワ
ックス、ステアリン酸及びその塩、モンタン酸及びその
塩、カルボキシル基含有ポリオレフィンなど)や顔料等
のその他の材料とを配合し、ミキサーやブレンダー等で
均一になるまで(例えば、時間20〜40分)混合した
後、二軸押し出し混練機等で加熱・混練(例えば、温度
180〜230℃、時間0.5〜1分)して調製するこ
とができる。また、この後水冷却により固化し、これを
切断することによってペレット状にすることも可能であ
る。そしてこのポリオレフィン樹脂系成形材料を射出成
形や押し出し成形などの方法で成形品に成形することが
できる。成形条件は従来と同様に設定することができる
が、例えば、射出成形の場合は、温度180〜230
℃、圧力800〜1300kgf/cm、時間30秒
〜1分(成形サイクル)に設定することができる。
【0022】上記のポリオレフィン樹脂系成形材料で
は、ポリオレフィン樹脂と、ポリリン酸アンモニウムと
メラミンシアヌレートとペンタエリスリトールと、水酸
化アルミニウムと水酸化マグネシウムを含有するので、
難燃性が高く、曲げ強度及び引っ張り強度が高く、燃焼
時の発煙が少ない成形品を形成することができるもので
ある。また、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤を含
有するので、耐光性の高い成形品を形成することができ
るものである。しかも、水酸化マグネシウムと水酸化ア
ルミニウムを併用するので、吸熱ピークが二点(250
℃と390℃)となり、難燃化しやすくなるのである。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。
【0024】(実施例1乃至8及び比較例1乃至4) 表1に示す配合量(単位は重量部)で表1に示す成分を
配合し、ブレンダーで30分間混合して均一化した後、
220℃に加熱した二軸押し出し機で0.5分間溶融混
練し、次に、50℃の水中で冷却した後、ペレタイザー
で所定の粒度に切断してペレット状のポリオレフィン樹
脂系成形材料を調製した。尚、表に示す成分は次のもの
を用いた。
【0025】ポリプロピレン樹脂(1):グランドポリ
マー製の「J107W」 ポリプロピレン樹脂(2):グランドポリマー製の「J
707」 ポリリン酸アンモニウム:チッソ製の「テラージュ」 メラミンシアヌレート:日産化学製の「MC410」ペンタエリスリトール:三菱ガス化学製 水酸化マグネシウム(Mg(OH)):協和化学工業
製の「キスマ5A」(平均粒径は0.6μm) 水酸化アルミニウム(Al(OH)):昭和電工製の
「H−43S」(平均粒径は0.8μm) ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤:日本チバガイギ
ー製の「TINUVIN326」(主成分は、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−
メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール) ポリエチレンワックス:クラリアント製の「PED52
2」 ステアリン酸カルシウム:日本油脂製 酸化チタン:石原産業製 タルク:林化成製の「タンカンパウダーPKC」 炭酸カルシウム:日東粉化工業製の「NS#200」 そして実施例1乃至8及び比較例1乃至4のポリオレフ
ィン樹脂系成形材料を用いて試験片を作製した。試験片
の作製方法は、射出成形機を用いて、シリンダーの温度
200℃、射出圧1000kgf/cm、金型温度6
0℃、冷却時間20秒の成形条件で射出成形を行った。
この試験片を用いて以下の(1)〜(4)の試験を行っ
た。 (1)曲げ強度・引っ張り試験 ASTM D790、及びASTM D638に準じて
行った。 (2)耐光性試験 120℃、水銀灯下で168時間試験片を放置し、放置
前後での変色を色差計で測定した。 (3)アーク発生後のカーボンの発生量の測定試験(難
燃性試験) ASTM D792に準拠して行い、50秒後の試験片
の表面の黒化を目視で判定した。 (4)発煙性試験 UL94垂直燃焼試験時に発生する黒煙量を目視で判定
した。
【0026】これら(1)〜(4)の試験の結果を表1
に示す。
【0027】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1乃至8から形成され
た成形品は、比較例1乃至4から形成された成形品より
も、耐光性、難燃性、発煙性が高くなった。また、水酸
化マグネシウムや水酸化アルミニウムを含有する実施例
2乃至8は、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム
を含有しない実施例1に比べて曲げ強度や引っ張り強度
が向上した。
【0028】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、ポリオレフィン樹脂と、ポリリン酸アンモニウム
と、メラミンシアヌレートと、ペンタエリスリトール
と、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤とを含有する
ので、これを成形することによって、難燃性が高く、光
による変色が少なく、燃焼時のハロゲン化ガスの発生が
少ない成形品を形成することができるものである。
【0029】また本発明の請求項2の発明は、ポリオレ
フィン樹脂に対して、ポリリン酸アンモニウムとメラミ
ンシアヌレートとペンタエリスリトールの合計量が5〜
100重量%であるので、成形品の難燃性を充分に得る
ことができ、また成形時の焼けやガスを少なくすること
ができるものである。
【0030】また本願の請求項3の発明は、ポリオレフ
ィン樹脂とポリリン酸アンモニウムとメラミンシアヌレ
ートとペンタエリスリトールの合計量に対して、5〜1
00重量%の水酸化マグネシウムを含有するので、成形
品の難燃性を確保しつつ曲げ強度や高い引っ張り強度を
向上させることができ、また成形性が低下しないように
することができるものである。
【0031】また本発明の請求項4の発明は、ポリオレ
フィン樹脂とポリリン酸アンモニウムとメラミンシアヌ
レートとペンタエリスリトールの合計量に対して、5〜
100重量%の水酸化アルミニウムを含有するので、成
形品の難燃性を確保しつつ曲げ強度や高い引っ張り強度
を向上させることができ、また成形性が低下しないよう
にすることができるものである。
【0032】また本発明の請求項5の発明は、水酸化マ
グネシウムの平均粒径が0.1〜2.0μmであるの
で、成形品の曲げ強度や引っ張り強度が低下する恐れが
なく、また均一に分散させやすくなって、均質な成形品
を形成することができるものである。
【0033】また本発明の請求項6の発明は、水酸化ア
ルミニウムの平均粒径が0.1〜2.0μmであるの
で、成形品の曲げ強度や引っ張り強度が低下する恐れが
なく、また均一に分散させやすくなって、均質な成形品
を形成することができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/3477 C08K 5/3477 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 C08K 3/00 - 13/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン樹脂と、ポリリン酸アン
    モニウムと、メラミンシアヌレートと、ペンタエリスリ
    トールと、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤とを含
    有して成ることを特徴とするポリオレフィン樹脂系成形
    材料。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン樹脂に対して、ポリリン
    酸アンモニウムとメラミンシアヌレートとペンタエリス
    リトールの合計量が5〜100重量%であることを特徴
    とする請求項1に記載のポリオレフィン樹脂系成形材
    料。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン樹脂とポリリン酸アンモ
    ニウムとメラミンシアヌレートとペンタエリスリトール
    の合計量に対して、5〜100重量%の水酸化マグネシ
    ウムを含有して成ることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のポリオレフィン樹脂系成形材料。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン樹脂とポリリン酸アンモ
    ニウムとメラミンシアヌレートとペンタエリスリトール
    の合計量に対して、5〜100重量%の水酸化アルミニ
    ウムを含有して成ることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のポリオレフィン樹脂系成形材料。
  5. 【請求項5】 水酸化マグネシウムの平均粒径が0.1
    〜2.0μmであることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のポリオレフィン樹脂系成形材料。
  6. 【請求項6】 水酸化アルミニウムの平均粒径が0.1
    〜2.0μmであることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のポリオレフィン樹脂系成形材料。
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