JP3494016B2 - 燃焼式ヒータを有する内燃機関 - Google Patents
燃焼式ヒータを有する内燃機関Info
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Description
する内燃機関に関し、詳しくは内燃機関の吸気系に燃焼
ガスを導入する燃焼式ヒータを有する内燃機関に関す
る。
上や暖機の促進を図ることが必要である。そこで、例え
ば特開昭62−75069号公報は、内燃機関の吸気通
路に取付けた燃焼式ヒータを利用して、そこから出る燃
焼ガスの持つ熱で機関冷却水を暖めたり、燃焼ガスを内
燃機関のシリンダ内に吸引したりする技術を示してい
る。
焼し、その熱エネルギを利用して回転する。このため、
シリンダ内の温度は千数百度にまで達し、その熱の相当
量がシリンダやシリンダ・ヘッド,ピストンなどに吸収
されるが、そのままではオーバヒートとなり運転不能に
なってしまう。そこで、その過熱を防ぎ、常に適正な温
度に保てるように、内燃機関には冷却装置を必要とす
る。
体である機関冷却水は、シリンダとシリンダヘッドを取
り囲むウォータジャケットに含まれている。そして、内
燃機関が始動してシリンダやシリンダヘッドの出す熱を
ウォータジャケットに含まれる機関冷却水が吸収して熱
くなると、この熱くなった機関冷却水は、これがラジエ
ータに導かれて冷やされる。ウォータジャケットとラジ
エータとは機関冷却水の通る循環路で結ばれており、こ
の循環路には、機関冷却水の温度を感知して前記循環路
をラジエータに対して自動的に開閉するサーモスタット
を備えている。サーモスタットは、そこを通る機関冷却
水の温度によって、機関冷却水をラジエータに通したり
通さなかったりできるように循環路の切り替えを行う。
すなわち、機関冷却水が適温であるとサーモスタットが
閉じて循環路におけるラジエータへの道を閉ざすように
なっているため、機関冷却水はラジエータには流れずに
循環路に設けたバイパスを経由して一旦ウォータジャケ
ットから出た後、再びウォータジャケットに戻る。一
方、機関冷却水の温度が上がって来るとサーモスタット
が開いてラジエータへの道を開くようになっているた
め、機関冷却水はラジエータに送られ、そこで一旦冷や
されてからウォータジャケットに戻り、ウォータジャケ
ットの機関冷却水を冷却媒体として適温にする。
をサーモスタットを備えた循環路を介して機関冷却水が
流通することでウォータジャケット内の機関冷却水が常
に適温に保たれるため、内燃機関はオーバヒートを生じ
ない。
ットが開いて機関冷却水がラジエータに流れているとき
に燃焼式ヒータを作動する場合が考えられる。その場
合、燃焼式ヒータの燃焼熱で暖めた機関冷却水はラジエ
ータに向かうので、機関冷却水に含まれていた燃焼熱
は、機関冷却水を媒体としてラジエータから放熱してし
まう。よって、燃焼式ヒータの出す燃焼熱を暖機用に機
関冷却水に吸収させても、この熱がラジエータから放出
されてしまっては無駄であり、それだけ燃焼式ヒータの
出す燃焼熱が内燃機関に有効利用されないので暖機の向
上を望めずよって内燃機関の燃費が悪化する。
のであって、燃焼式ヒータの燃焼ガスで機関冷却水を暖
めるようにした内燃機関に係り、機関冷却水がラジエー
タに流れる場合において、無駄な放熱を燃焼式ヒータに
させることがなく、その分、燃焼式ヒータの出す燃焼熱
を内燃機関の暖機促進に有効利用して内燃機関の燃費向
上を期待できる燃焼式ヒータを有する内燃機関を提供す
ることを技術的課題とする。
に、本発明の燃焼式ヒータを有する内燃機関は、以下の
構成とした。
きに作動して機関冷却水を暖める燃焼式ヒータを有する
内燃機関において、機関始動後に前記機関冷却水で内燃
機関を冷却する機関本体に設けたウォータジャケット
と、このウォータジャケットでの冷却で前記機関冷却水
が吸収した熱を放出するラジエータと、このラジエータ
と前記ウォータジャケットとを結び前記機関冷却水を前
記ラジエータと機関本体との間で循環する循環路と、こ
の循環路に設けて前記機関本体から前記ラジエータに送
られて冷やされ前記ウォータジャケットに戻る前記機関
冷却水の流通量を制御する流通量制御手段と、この流通
量制御手段による制御によって前記ラジエータに送られ
て冷やされ前記ウォータジャケットに戻る機関冷却水の
流通量が多いときは、これが少ないときよりも前記燃焼
式ヒータの出力を低下させることができるヒータ出力制
御手段と、を有することを特徴とする。
−10℃〜15℃位の温度範囲に外気がある寒冷時やほ
ぼ−10℃以下の温度範囲に外気がある極寒冷時におけ
る内燃機関の運転中,あるいは前記と同じ条件下で内燃
機関を始動させた後,内燃機関自身の発熱量が少ないと
き(例えば燃料消費が少ないとき),内燃機関自身の発
熱量が少ないことにより機関冷却水の受熱量が少ないと
き,および15℃よりも高い常温で内燃機関を始動した
直後の冷却水温度の低いときのことである。
冷却水が流れるヒータ内部冷却水通路を備え、冷却水が
このヒータ内部冷却水通路を通過する間に、燃焼式ヒー
タの燃焼室から熱を受けて冷却水を暖めるようになって
いる水加熱方式の燃焼式ヒータが好ましい。
冷却水の温度を感知して循環路をラジエータに対して自
動的に開閉する自動調温器としてのサーモスタットが好
適である。
の全体を制御するコンピュータすなわちECU(エンジ
ン・コントロール・ユニット)、詳しくはその中枢部で
あるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)
あるいは、燃焼式ヒータ内部に搭載されたCPUであ
る。本発明に係るヒータ出力制御手段は、ラジエータに
向かう機関冷却水の流通量が多いときは、流通量が少な
いときよりも燃焼式ヒータの出力を低下することができ
るものであるが、反対に機関冷却水の流通量が少ないと
きは、相対的に出力を上昇することができるものが好ま
しい。
けて流れる機関冷却水の流通量が多いときは、同じくラ
ジエータに向かう機関冷却水の流通量が少ないときより
も燃焼式ヒータの出力が低下するので、この場合、燃焼
式ヒータの出す燃焼熱が機関冷却水に吸収される量は少
なくなる。このため、ラジエータに向けて多量の機関冷
却水が流れても、この機関冷却水に含まれている熱量の
うち燃焼式ヒータから機関冷却水に吸収される分の熱量
は少ない。したがって、燃焼式ヒータの放熱に無駄がな
く、よって燃焼式ヒータの出す燃焼熱を内燃機関の暖機
促進に有効利用できるため内燃機関のフリクションが減
り燃費向上を図れる。 (2)前記ラジエータに向かう機関冷却水の流通量の多
少を判定する流通量判定手段を有するとともに、この流
通量判定手段による前記流通量の多少の判定は、前記ウ
ォータジャケットに含まれる機関冷却水の温度を所定温
度との比較に基づいて行うものが好ましい。
向かう機関冷却水の流通量の多少を判定する上で基準に
することができる温度のことであり、例えばサーモスタ
ットが開弁を開始する温度(以下「サーモスタット開弁
開始温度」という。)に基づいて定めた温度を挙げられ
る。所定温度をサーモスタット開弁開始温度を基準とし
て設定するのは次の理由による。つまり、本発明におい
て燃焼式ヒータの出力を低下するときは、ラジエータに
向かう機関冷却水の流通量が多いときであって、サーモ
スタットが開いた場合にはラジエータに向かう機関冷却
水の流通量が多いため本発明の技術的思想に適合するか
らである。そして、所定温度の好ましい設定は、サーモ
スタット開弁開始温度よりも幾分低い温度にすることで
ある。これは、当該所定温度と等しい温度に機関冷却水
がなったその時に、即座に燃焼式ヒータの出力をそれま
での出力と違う設定にしたのでは、燃焼式ヒータの出力
制御がそれに対応できない場合があり得るからであり、
よって燃焼式ヒータの出力制御に確実性を持たすための
余裕値、いわゆるヒステリシスを考慮した方がよいから
である。 (3)前記機関冷却水の温度が前記所定温度以下である
ときは、前記ラジエータに向かう前記機関冷却水の流れ
を前記流通量制御手段によって止めるとともに、前記機
関冷却水の温度が前記所定温度以下のときにのみ前記ヒ
ータ出力制御手段によって前記燃焼式ヒータの出力を高
めてもよい。
値以下のときは、流通量制御手段がラジエータに向かう
機関冷却水の流れを止めるので、ウォータジャケットの
機関冷却水はラジエータには流れない。しかもこの状態
にあるときにのみ、すなわち機関冷却水の温度が前記所
定温度以下のときにのみ前記ヒータ出力制御手段によっ
て前記燃焼式ヒータの出力が高められるので、それだけ
早く機関冷却水を暖めることになり、機関暖機が促進す
る。 (4)前記燃焼式ヒータの出す燃焼ガスは、前記内燃機
関の吸気系に導入することが好ましい。
した図面に基いて説明する。 〈エンジン1〉内燃機関としてのエンジン1は水冷式で
あって、エンジン本体3と、エンジン本体3の図示しな
い複数の気筒内に燃焼に必要な空気を送り込む吸気装置
5と、前記気筒内で混合気が燃焼した後の排気ガスを大
気中に放出する排気装置7と、エンジン1を搭載する車
輌の室内を暖める車室用ヒータ9とを有する。
の内部に冷却水が循環する図示しない冷却水通路である
ウォータジャケットを備えている。 (冷却水循環通路10)ウォータジャケットを起点とし
て、水管路W1,W2およびW3を介して、吸気装置5
に属する燃焼式ヒータ17およびエンジン本体3外部の
車室用ヒータ9の間で循環する冷却水循環通路10を形
成する。冷却水循環通路10によって機関冷却水の温度
を暖機用に暖めるための暖機用冷却水循環がエンジン本
体3と燃焼式ヒータ17との間でなされる。 (循環路11)また、ウォータジャケットは、循環路1
1を構成する水路管W4とW5を介して機関冷却水を冷
却するラジエータ12とつながっており、循環路11に
よってエンジン本体3とラジエータ12との間で機関冷
却水の温度を下げるための冷却用冷却水循環がなされ
る。また、循環路11には、冷却水の温度を感知して循
環路11をラジエータ12に対して自動的に開閉するサ
ーモスタット13を備えている。 (サーモスタット13)サーモスタット13は、そこを
通る機関冷却水の温度によって、機関冷却水をラジエー
タ12に通したり通さなかったりできるように循環路1
1の切り替えを機関冷却水の温度に応じて自動的に行
う。また、機関冷却水がエンジン1にとって適温である
とサーモスタット13が閉じて循環路11におけるラジ
エータ12への道を閉ざす。このようにサーモスタット
13が閉じている場合に機関冷却水をラジエータ12に
流さずにウォータジャケットに戻すための水路が、水路
管W4とW5とをサーモスタット13を介してつなぐバ
イパスW6である。バイパスW6を機関冷却水が通ると
きは、サーモスタット13とエンジン本体3との間で機
関冷却水は循環する。なお、機関冷却水がラジエータ1
2に向かうときは、サーモスタット13がバイパスW6
への道を閉ざす。
鮮な空気を取り入れるエアクリーナ13を吸気装置5の
始端とする。そして、このエアクリーナ13から吸気装
置5の終端であるエンジン本体3の図示しない吸気ポー
トまでの間に、吸気系構造物であるターボチャージャ1
5のコンプレッサ15a,燃焼式ヒータ17,インター
クーラ19およびインテークマニホールド21を備えて
いる。
備える吸気管23に属する。
サ15aを境に、吸気装置5に入って来る外気がコンプ
レッサ15aによって強制的に押し込んで加圧状態とす
る下流側連結管27と、そうでない上流側連結管25と
に大別できる。
は、エアクリーナ13からコンプレッサ15aに向けて
まっすぐ延びる棒状の本流管29と、本流管29に対し
てバイパス状に接続した支流管としてのヒータ用枝管3
1とからなる。
は、その全体形状がほぼU字形をしており、途中に燃焼
式ヒータ17を含む。また、ヒータ用枝管31は、燃焼
式ヒータ17の空気の流れ方向における上流側部位と本
流管29とを結ぶとともに本流管29から燃焼式ヒータ
17に新気すなわち空気を供給する空気供給路33と、
燃焼式ヒータ17の空気の流れ方向における下流側部位
と本流管29とを結びかつ燃焼式ヒータ17から出る燃
焼ガスを本流管29に出す燃焼ガス排出路35とを有す
る。なお、ヒータ用枝管31に係る空気とは、エアクリ
ーナ13を経由してヒータ用枝管31に入る新気a1の
ことだけを意味するのではなく、燃焼式ヒータから出る
燃焼ガスa2も意味する。焼式ヒータの燃焼ガスは、ス
モークのほとんどない、換言すればカーボンを含まない
ガスである。よって、内燃機関の吸気として使用するに
支障ない。
路35の本流管29とのそれぞれの接続箇所c1および
c2のうち、接続箇所c1は接続箇所c2よりも本流管
29の上流側に位置する。よって、エアクリーナ13か
らの空気a1は、まず接続箇所c1でヒータ用枝管31
に分岐する空気a1と分岐せずに本流管29を接続箇所
c2に向かう空気a1’とに分かれる。また、接続箇所
c2では、接続箇所c1で分岐して燃焼式ヒータ17の
燃焼に供されて燃焼ガスとなった空気a2とc1で分岐
しなかった新気a1’とが合流し、燃焼ガス混入空気a
3になる。
供給路33−燃焼式ヒータ17−燃焼ガス排出路35を
経由して接続箇所c2から本流管29に空気a2となっ
て戻る。この本流管29に戻る空気a2は、燃焼式ヒー
タ17の燃焼に供されて熱を持った燃焼ガスであるか
ら、このガスが本流管29に戻されて前記分岐しなかっ
た空気a1’と接続箇所c2で合流して燃焼ガス混入空
気a3になると、その結果、この燃焼ガス混入空気a3
がエンジン本体3に入る高温の吸気となる。
は、コンプレッサ15aとインテークマニホールド21
とを結ぶ管であり、図1で示すものはL字形をしてい
る。そして、インテークマニホールド21寄りの箇所に
はインタークーラ19を配置してある。
ジン本体3の図示しない排気ポートを排気装置7の始端
とし、そこから排気装置7の終端のマフラ41までの間
に、エキゾーストマニホールド37,ターボチャージャ
15のタービン15bおよび排気触媒39を排気管42
上に備えている。これらについては、周知であり、また
本発明と直接関係しないので説明を省略する。排気装置
7を流れる空気はエンジン1の排気ガスとして符号a4
で示す。
ータ17の構造を示す。
記ウォータジャケットと水管路W1を介してつながって
おり、燃焼式ヒータ17は、その内部に前記ウォータジ
ャケットからの冷却水を通すヒータ内部冷却水通路17
aを有する。
冷却水(図2に破線矢印で示す。)は、燃焼式ヒータ1
7の内部に形成した燃焼部である燃焼室17dの周りを
巡るようにして通過し、その間に燃焼室17dからの熱
を受けて暖まる。これについては、順次述べる。
の燃焼筒17bと、燃焼筒17bを覆うことで火炎が外
部に漏れないようにする円筒状の隔壁17cとからな
る。燃焼筒17bを隔壁17cで覆うことで、燃焼室1
7dが隔壁17c内に画される。そして、この隔壁17
cも燃焼式ヒータ17の燃焼室本体43の外壁43aで
覆ってあり、両者間には間隔を空けてある。この間隔を
空けることによって、外壁43aの内面と隔壁17cの
外面との間に前記ヒータ内部冷却水通路17aができ
る。
3および燃焼ガス排出路35とそれぞれ直接つながる空
気供給口17d1および排気排出口17d2を有してい
る。
は、空気供給口17d1から燃焼室17dに入るとその
中を伝って排気排出口17d2に至り、その後、燃焼ガ
ス排出路35を経由して、既述のように本流管29に空
気a2として流れ入る。よって、燃焼室17dは、燃焼
式ヒータ17内において空気a2に燃焼によって変化す
る空気a1を通す空気通路の形態になっている。
燃焼ガス排出路35を経由して本流管29に戻る空気a
2は、燃焼式ヒータ17から出る排気ガスのことであ
り、よって熱を持つ。この熱を持った空気a2が燃焼式
ヒータ17から出るまでの間において、この空気a2の
持つ熱が、隔壁17cを通して前記ヒータ内部冷却水通
路17aを流れる冷却水に伝わり、既述のように冷却水
を暖める。したがって、燃焼室17dは熱交換通路、換
言すれば燃焼式ヒータ17の燃焼室17dから出る燃焼
ガスの持つ熱が冷却水に伝わって、ヒータ内部冷却水通
路17aを流れる冷却水を暖める伝熱部である。
ンジン本体3の前記ウォータジャケットとつながる冷却
水導入口17a1と、車室用ヒータ9とつながる冷却水
排出口17a2とを有する。
のウォータジャケットと、水管路W1を介してつながっ
ており、冷却水排出口17a2は、水管路W2を介して
車室用ヒータ9とつながっている。これらの水管路W1
およびW2を介して、燃焼式ヒータ17はエンジン本体
3の前記ウォータジャケットおよび車室用ヒータ9とつ
ながっている。また、車室用ヒータ9とエンジン本体3
も水管路W3を介してつながっている。なお、水管路W
1のウォータジャケットとの接続箇所および水管路W2
の燃焼式ヒータ17との接続箇所には、それぞれ水温セ
ンサ40a,40bを取付けてある。これらの水温セン
サ40a,40bは、エンジン全体の作動制御を行うエ
ンジン電子制御装置(以下「ECU」という。)46と
電気的に接続してある。
した燃料ポンプとつながっている燃料供給管17eを備
え、そこから前記燃料ポンプのポンプ圧を受けて燃焼用
燃料を燃焼筒17bに供給する。この供給した燃焼用燃
料は、燃焼式ヒータ17内で気化して気化燃料になり、
この気化燃料は、図示しない着火源によって火が着く。
て既述した暖機用冷却水循環と冷却用冷却水循環につい
て述べる。 (暖機用冷却水循環)水管路W1,W2およびW3を用
いてエンジン本体3,燃焼式ヒータ17,車室用ヒータ
9を接続することで、エンジン本体3のウォータジャケ
ットにある冷却水が、ウォータジャケットを起点とし
て、次の順序で流れ、再びウォータジャケットに戻りこ
れを繰り返す。
路W1を介して冷却水導入口17a1から燃焼式ヒータ
17に至り、そこで暖められる。
17の冷却水排出口17a2から水管路W2を介して車
室用ヒータ9に至る。
9で熱交換されて温度が下がった後、あるいは車室用ヒ
ータ9の作動が停止している場合には熱交換されずに素
通りした後、水管路W3を介してウォータジャケットに
戻る。
熱源として捉えれば、冷却水を媒体としかつ冷却水循環
通路10を通じて、燃焼式ヒータ17の持つ熱が、燃焼
式ヒータ17を起点としてそこから車室用ヒータ9,ウ
ォータジャケットの順で下がって行き、燃焼式ヒータ1
7に戻って新たに暖められ、これを繰り返すということ
ができる。
ジエータ12を接続するためにサーモスタット13を含
む水管路W4,W5およびW6を含む循環路11を用い
ることで、エンジン本体3のウォータジャケットにある
冷却水が、ウォータジャケットを起点として、次の順序
で流れる。なお、サーモスタット13が閉じているとき
と開いているときとで既述のように循環経路が異なる。 (サーモスタット13が閉じているとき) 機関冷却水が適温である場合には、サーモスタット1
3が閉じてラジエータ12へ通じる水管路W4を閉ざ
す。
ウォータジャケットから一旦出た機関冷却水は、ラジエ
ータ12には流れずに循環路11に設けたバイパスW6
に水管路W4から流れる。
の後、水管路W5に入り、その後ウォータジャケットに
戻る。 (サーモスタット13が開いているとき) ’一方、機関冷却水の温度が上がって来るとサーモス
タット13が開いてラジエータ12への道を開くので、
機関冷却水はラジエータ12に向かう。このときバイパ
スW6は閉じる。
はそこで冷やされながら水管路W5に向かう。
がてウォータジャケットに戻り、ウォータジャケットの
エンジン本体3を冷やす。
が開閉することでウォータジャケットからラジエータ1
2に向かう機関冷却水の流通を制御する。
を流れる機関冷却水の流量をも機関冷却水の温度によっ
て制御できるようにもなっている。よってサーモスタッ
ト13のことを流通量制御手段という。 (燃焼室本体43の他の構成部材)また、燃焼室本体4
3には、送風ファン45を有する。
れている関連部材)ECU46は、前記した水温センサ
40a,40b以外にも、図示しない外気温センサ,燃
焼ガス温度センサおよび回転数センサ等の各種センサ
と、ならびに送風ファン45および図示しない燃料ポン
プと電気的につながっている。
てECU46のCPUが作動し、これによって燃焼式ヒ
ータ17の燃焼状態を制御する。換言すれば、CPUに
よって、燃焼式ヒータ17の火炎の勢いや大きさ,温度
等を制御し、この制御によって燃焼式ヒータ17の排気
(燃焼ガス)の温度を制御する。
の接続箇所、すなわちウォータジャケットの出口に設け
た水温センサ40aが検出する温度、および水管路W2
の燃焼式ヒータ17との接続箇所、すなわち燃焼式ヒー
タの出口に設けた水温センサ40bが検出する温度を、
それぞれエンジン出口部水温および燃焼式ヒータ出口部
水温ということとし、それぞれ符号T1およびT2で示
す。
て燃焼式ヒータ17のON/OFF制御を行い、燃焼式
ヒータ出口部水温T2に基づいて、燃焼式ヒータ17の
出力制御を行う。
1が所定の運転状態にあるときに作動するようになって
いる。ここで、「内燃機関が所定の運転状態にあると
き」とは、ほぼ−10℃〜15℃位の温度範囲に外気が
ある寒冷時やほぼ−10℃以下の温度範囲に外気がある
極寒冷時における内燃機関の運転中,あるいは前記と同
じ条件下で内燃機関を始動させた後,内燃機関自身の発
熱量が少ないとき(例えば燃料消費が少ないとき),内
燃機関自身の発熱量が少ないことにより機関冷却水の受
熱量が少ないとき,および15℃よりも高い常温で内燃
機関を始動した直後の冷却水温度の低いときのことであ
る。
御)次に図3のフローチャートで燃焼式ヒータの作動制
御および出力制御に係るルーチンを説明する。
示しない通常のフローチャートの一部であり、以下に述
べるステップ101〜ステップ108からなる。また、
以下の手順における動作はすべてECU46のCPUに
よるものである。そして、記号Sを用い、例えばステッ
プ101であればS101と省略して示す。なお、フロ
ーチャートで出てくるTT1等の各種記号は、ECU4
6のメモリに記憶してあり、処理を実行するにあたり必
要に応じて呼び出されるようになっている。
チンに移行すると、S101ではエンジン出口部水温T
1が所定温度TT1以下であるかどうかを判定する。こ
こでいう所定温度TT1としては、例えば75℃を挙げ
られる。この温度が意味するところは、サーモスタット
開弁開始温度よりも幾分低い温度である。サーモスタッ
ト開弁開始温度としては例えば80℃程度の温度を挙げ
られる。
温T1が所定温度TT1(前記例示の75℃)以下とき
には、次のS102に進んで燃焼式ヒータ17のON制
御を行い、否定判定し、エンジン出口部水温T1が所定
温度TT1(前記例示の75℃)よりも高いときにはS
103に進んで燃焼式ヒータ17のOFF制御を行う。
ここで、エンジン出口部水温T1が所定温度TT1以下
であるときの意味するところは、次の如きである。すな
わち、所定温度TT1は既述のようにサーモスタット開
弁開始温度(前記例示の80℃)よりも低い温度に設定
してあるので、所定温度TT1よりもエンジン出口部水
温T1が低いということは、機関冷却水の温度がサーモ
スタット開弁開始温度よりも低いということである。よ
ってサーモスタット13は閉じており、したがって、サ
ーモスタット13を設けてある水管路W4も閉じている
ため、機関冷却水がラジエータ12には流れずに、バイ
パスW6を経由して水管路W5からウォータジャケット
に戻るということである。そして、このようにエンジン
出口部水温T1が所定温度TT1以下であるときのみに
S102において燃焼式ヒータ17のON制御を行う。
移行する場合、つまりエンジン出口部水温T1が所定温
度TT1よりも大きいときに燃焼式ヒータ17をOFF
制御することの意味するところは次の通りである。すな
わち、エンジン出口部水温T1が、所定温度TT1より
も高い場合であって、かつサーモスタット開弁開始温度
(前記例示の80℃)よりも高ければ、サーモスタット
13が開弁して水管路W4に多量の機関冷却水が流れる
ようになるので、本発明の目的に従って燃焼式ヒータ1
7のOFF制御を行い出力を抑えるということである。
なお、エンジン出口部水温T1が所定温度TT1よりも
高いが、サーモスタット開弁開始温度よりも低い場合で
も燃焼式ヒータ17はOFF制御が為される。しかし、
燃焼式ヒータ17の余熱によって、いずれエンジン出口
部水温T1がサーモスタット開弁開始温度よりも高くな
るので、これを見越した上で所定温度TT1とサーモス
タット開弁開始温度との温度差を小さめにしておくこと
が望ましい。それ故、所定温度TT1とサーモスタット
開弁開始温度との温度差をそれぞれ前記のように75℃
と80℃とに設定し、その差をわずか5℃として燃焼式
ヒータ17のOFF制御後も燃焼式ヒータ17の余熱で
機関冷却水温度がサーモスタット開弁開始温度にまで至
るようにしてある。
13が開くかどうか、換言すれば水管路W4に多量の機
関冷却水が流れるかどうかの判定を行い、その判定を行
うのはECU46のCPUであるから、このCPUを含
むECU46を機関冷却水の流通量の多少を判定する流
通量判定手段ということにする。。S104では、燃焼
式ヒータ出口部水温T2が所定温度TT以上であるかど
うかを判定する。S104で肯定判定した場合はS10
5に進み、否定判定した場合はS106に進む。なお、
所定温度TTはS104で燃焼式ヒータ出口部水温T2
と比較するので、これを便宜上、比較温度TTという。
比較温度TTと前記所定温度TT1とでは比較温度TT
の方が大きい、すなわち比較温度TT>所定温度TT1
の関係にある。
Wを低出力値Loあるいは0(ゼロ)とし、その後S1
08に進む。
2が、比較温度TTよりもBだけ低い温度:TT−Bを
基準とし、燃焼式ヒータ出口部水温T2がそれ以下の温
度であるかどうかを判定する。Bは出力切換え時に生じ
る得るハンチング防止のためのヒステリシスで固定値で
あり、例えば20℃である。S106で肯定判定した場
合は次のS107に進み、そこで燃焼式ヒータ17の出
力値Wを高出力値Hiに設定してS108に進む。一
方、S106で否定判定した場合にはS107を介すこ
となくS108に進む。。S108では、燃焼式ヒータ
17が、S105またはS107で設定した出力値Wで
作動するように燃焼式ヒータ17の出力を制御するもの
であり、出力値WにS105で設定した出力値Loある
いは0を設定した場合には、燃焼式ヒータ17の実際の
出力が低出力(あるいは停止)となる。また、出力値W
にS107で設定した出力値Hiを設定した場合には、
燃焼式ヒータ17の実際の出力は高出力となる。
し、その出力値WにS105で設定した出力値Loある
いは0を設定した場合に燃焼式ヒータ17の実際の出力
を低出力(あるいは停止)としたり出力値WにS107
で設定した出力値Hiを設定した場合に燃焼式ヒータ1
7の実際の出力を高出力とする処理を行うのはCPUで
あり、CPUはECU46に含まれるので、ECU46
をヒータ出力制御手段という。
1の作用効果について説明する。
12に向けて流れる機関冷却水の流通量が多いときは、
同じくラジエータ12に向かう機関冷却水の流通量が少
ないときよりも燃焼式ヒータ17の出力が低下するの
で、この場合、燃焼式ヒータ17の出す燃焼熱が機関冷
却水に吸収される量は少なくなる。このため、ラジエー
タ12に向けて多量の機関冷却水が流れても、この機関
冷却水に含まれている熱量のうち燃焼式ヒータ17から
機関冷却水に吸収される分の熱量は少ない。したがっ
て、燃焼式ヒータ17の放熱に無駄がなく、よって燃焼
式ヒータ17の出す燃焼熱をエンジン1の暖機促進に有
効利用できるためエンジン1のフリクション低減による
燃費向上を図れる。また、このような理由からエミッシ
ョンの低減やエンジン1のドライバビリティの向上を期
待できる。
きは、サーモスタット13がラジエータ12に向かう機
関冷却水の流れを止めるので、ウォータジャケットの機
関冷却水はラジエータ12には流れない。しかもこの状
態にあるときにのみ、すなわち機関冷却水の温度が前記
所定温度以下のときにのみECU46のCPUによって
燃焼式ヒータの出力17が高められるので、それだけ早
く機関冷却水を暖めることになり、機関暖機が促進す
る。
関冷却水がラジエータに流れる場合において、無駄な放
熱を燃焼式ヒータにさせることがなく、その分、燃焼式
ヒータの出す燃焼熱を内燃機関の暖機促進に有効利用し
て内燃機関の燃費向上を期待できる。
る内燃機関の概略構成図
制御および出力制御に係るルーチンを示すフローチャー
ト
気(新気) a1’…接続箇所c1で分岐せず本流管29を接続箇所
c2に向かう空気 a2…燃焼式ヒータ17の燃焼に供されて燃焼ガスとな
った空気 a3…燃焼ガス混入空気 a4…エンジン1の排気ガス
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関が所定の運転状態にあるときに
作動して機関冷却水を暖める燃焼式ヒータを有する内燃
機関において、 機関始動後に前記機関冷却水で内燃機関を冷却する機関
本体に設けたウォータジャケットと、 このウォータジャケットでの冷却で前記機関冷却水が吸
収した熱を放出するラジエータと、 このラジエータと前記ウォータジャケットとを結び前記
機関冷却水を前記ラジエータと機関本体との間で循環す
る循環路と、 この循環路に設けて前記機関本体から前記ラジエータに
送られて冷やされ前記ウォータジャケットに戻る前記機
関冷却水の流通量を制御する流通量制御手段と、 この流通量制御手段による制御によって前記ラジエータ
に送られて冷やされ前記ウォータジャケットに戻る機関
冷却水の流通量が多いときは、これが少ないときよりも
前記燃焼式ヒータの出力を低下させることができるヒー
タ出力制御手段と、 を有することを特徴とする燃焼式ヒータを有する内燃機
関。 - 【請求項2】 前記ラジエータに向かう機関冷却水の流
通量の多少を判定する流通量判定手段を有するととも
に、この流通量判定手段による前記流通量の多少の判定
は、前記ウォータジャケットに含まれる機関冷却水の温
度を所定温度との比較に基づいて行うことを特徴とする
請求項1に記載の燃焼式ヒータを有する内燃機関。 - 【請求項3】 前記機関冷却水の温度が前記所定温度以
下であるときは、前記ラジエータに向かう前記機関冷却
水の流れを前記流通量制御手段によって止めるととも
に、前記機関冷却水の温度が前記所定温度以下のときに
のみ前記ヒータ出力制御手段によって前記燃焼式ヒータ
の出力を高めることを特徴とする請求項1に記載の燃焼
式ヒータを有する内燃機関。 - 【請求項4】 前記燃焼式ヒータの出す燃焼ガスは、前
記内燃機関の吸気系に導入することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の燃焼式ヒータを有する内燃機
関。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18027398A JP3494016B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 燃焼式ヒータを有する内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000008854A JP2000008854A (ja) | 2000-01-11 |
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-
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- 1998-06-26 JP JP18027398A patent/JP3494016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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