JP3493816B2 - 信号処理方法及び記録方法、並びに記録装置 - Google Patents

信号処理方法及び記録方法、並びに記録装置

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JP3493816B2
JP3493816B2 JP15678695A JP15678695A JP3493816B2 JP 3493816 B2 JP3493816 B2 JP 3493816B2 JP 15678695 A JP15678695 A JP 15678695A JP 15678695 A JP15678695 A JP 15678695A JP 3493816 B2 JP3493816 B2 JP 3493816B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、DVD等の光
ディスクにコンピュータ用のデータを記録する場合に用
いて好適な信号処理方法及び記録方法、並びに記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG等で圧縮したディジタル映像信
号を記録する記憶媒体として、DVD(ディジタル・ビ
デオ・ディスク)が開発されている。DVDは、CD
(コンパクト・ディスク)と同一直径の光ディスクであ
り、レーザ光の短波長化の進展と、対物レンズのNAの
増大と共にディジタル変調及びエラー訂正符号化の処理
の改良によって、記録密度がより一層向上されたもので
ある。DVDでは、単層ディスクの場合でも、データ記
憶容量が約3.7Gバイトと膨大である。DVDの形態
としては、再生専用光ディスクの外に、MOディスク或
いは相変化型光ディスクを用いることで、記録/再生可
能とされたものが提案されている。
【0003】このようなDVDを、コンピュータの外部
記憶装置として用いることが提案されている。つまり、
コンピュータの外部記憶装置として、大容量、高速アク
セスの利点から、光ディスクドライブが注目されてお
り、既に、CDにデータを記録するようにしたCD−R
OM、CD−Iや、MD(ミニ・ディスク)にデータを
記録/再生するようにしたMDデータ等が提案されてい
る。DVDは、データ記憶容量が約3.7Gバイトと膨
大であるから、より大容量のデータを記憶できる外部記
憶媒体として期待されている。
【0004】DVDでは、記録データの保護を図るため
に、エラー訂正符号化処理がなされている。また、DV
Dでは、映像データのようなシーケンシャルなデータを
扱うことから、畳み込み型のクロスインターリーブ符号
が用いられている。ところが、畳み込み符号を用いる
と、セクタ単位でデータをアクセスし、データの読み出
し/書込みを行うことができなくなる。コンピュータの
データを記録/再生する外部記憶媒体として用いる場
合、セクタ単位でデータをアクセスしてデータの読み出
し/書込みを行う必要があるため、ブロック完結型の符
号を用いる必要がある。
【0005】つまり、図8は、畳み込み型のクロスイン
ターリーブ符号を発生する場合の処理の一例を示すもの
である。図8に示すように、C1系列では、垂直方向の
例えば162バイトに対して、例えば8バイトのパリテ
ィPが付加され、C2系列では、斜め方向に、例えば1
4バイトのパリティQが付加される。垂直方向の148
バイトのデータと、8バイトのパリティPと、14バイ
トのパリティQとから、垂直方向のデータ数は170バ
イトとなる。ディスクに記録されたデータは、フレーム
に同期して読み出され、1フレームは85バイトであ
る。垂直方向の170バイトのデータは、丁度、2フレ
ーム分となる。
【0006】上述のように、DVDでは、畳込み型のク
ロスインターリーブ符号が用いられているが、畳込み型
の符号では、ブロック毎にデータをアクセスしてデータ
の読み出し/書込みを行うことができない。そこで、ブ
ロック完結型のクロスインターリーブ符号を用いること
が考えられる。
【0007】図9は、ブロック完結型のクロスインタリ
ーブ符号を発生する場合の処理の一例を示すものであ
る。上述の畳み込み符号の場合との共通化を図るため、
垂直方向のデータ数は148バイト、パリティPは8バ
イト、パリティQは14バイトとされ、垂直方向のデー
タの総数は170バイトとされる。1セクタを例えば1
6kバイトとしたことから、水平方向のデータ数は11
2バイトとされている。(148×112=16576
バイト)とされる。ブロック完結型のクロスインターリ
ーブ符号とすると、インターリーブ長がブロックの幅よ
り長くなる。このため、図9に示すように、112バイ
トの長さに達すると、C2系列の折り返しが生じる。
【0008】図9に示すように、ブロック完結型のクロ
スインターリーブ符号を用いると、ブロック毎にデータ
の読み出し/書込みを行うことが可能になり、コンピュ
ータ用のデータを記録/再生するような外部記憶媒体と
して用いる場合に好適である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、ブロック完結型のクロスインターリーブ符号とする
と、C2系列の折り返しが生じるため、エラー訂正能力
が低下するという問題が生じる。
【0010】つまり、インターリーブ間隔を「1」にし
て、斜め方向のC2系列でエラー訂正符号化処理を行う
と、図10に示すように、112バイトで、C2系列が
折り返す。なお、説明を簡単とするために、C2系列に
ついてのみ説明していくことにする。
【0011】このような符号を発生するエラー訂正符号
化回路は、具体的には、図11に示すよう構成されてい
る。図11に示すように、C2エンコーダ101で、1
48バイトの入力データB1 〜B148 に対して、14バ
イトのパリティQ1 〜Q14が付加される。これが、イン
ターリーブ用の遅延回路102に供給される。この遅延
回路102は、C2系列をインターリーブ間隔「1」で
斜め方向に配列するために、111、110、109、
…と、遅延量が1ずつ変化している。水平方向のブロッ
ク数が112であるため、この遅延量は、モジュロ11
2で回っている。遅延回路102において、上から11
2番目の遅延量は0となり、そこから、再び、遅延量が
111、110、109、…と、1ずつ変化している。
この遅延回路102の遅延量が0となってから再び11
1となる所が、C2系列の折り返しに相当する。
【0012】データ数148に対して、14バイトのパ
リティQが付加されているので、(162,148,1
5)リード・ソロモン符号となる。この場合、7バイト
まで訂正可能である。更に、消失訂正を用いれば、14
バイトまで訂正可能である。
【0013】消失訂正を行わないとして、訂正可能なバ
ーストエラー長を求めると、図12に示すようになる。
図12において、X印は、エラーデータを示す。図12
に示すように、C2系列が折り返すため、同一の列に同
一系列のデータが2つ配置される。(162,148,
15)リード・ソロモン符号では、7バイトまで訂正可
能である。同一の列に同一系列のデータが2つ配置され
るので、7バイトは約3.5列分に相当する。したがっ
て、この場合、訂正可能なバーストエラー長は、約3.
5列分 162×3.5=567バイト の長さになる。
【0014】図12より、より詳しくは、訂正可能なバ
ーストエラー長は L1+L2+L3+L4+L5=(162−112)+
162+162+162+5=541バイト となる。
【0015】このように、ブロック完結型の符号の場合
には、訂正可能なバーストエラー長は約3.5列分とな
る。これに対して、畳込み符号の場合には、インターリ
ーブ長がブロック長に拘束されないので、C2系列の折
り返しが原理的に生じない。折り返しが生じなければ、
同一の列に同一の系列のデータが1つしか配置されない
ので、訂正可能なバーストエラー長はより長くなる。
【0016】このように、従来では、ブロック完結型の
クロスインターリーブ符号を用いると、折り返しが生
じ、バーストエラーに対する訂正能力が低下するという
問題がある。したがって、この発明の目的は、ブロック
完結型の符号とした場合にも、バーストエラーに対する
訂正能力を向上できる信号処理方法及び記録方法、並び
に記録装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、データをブ
ロック毎に配列し、インターリーブしてエラー訂正符号
化するようにした信号処理方法において、インターリー
ブの長さがブロックの幅よりも大きい場合に、符号化系
列がブロックの端に達したら、符号化系列を折り返すと
共に、データが分散するように、インターリーブの間隔
を設定するようにしたことを特徴とする信号処理方法で
ある。
【0018】この発明は、データをブロック毎に配列
し、インターリーブしてエラー訂正符号化するようにし
てエラー訂正符号化処理を行い、記録媒体に記録するよ
うにした記録方法において、インターリーブの長さがブ
ロックの幅よりも大きい場合に、斜め方向の系列がブロ
ックの端に達したら、斜め方向の系列を折り返すと共
に、データが分散するような間隔にインターリーブの間
隔を設定するようにしたことを特徴とする記録方法であ
る。また、この発明は、データをブロック毎に配列し、
インターリーブしてエラー訂正符号化するエラー訂正符
号化手段と、エラー訂正符号化されたデータを記録媒体
に記録するための記録手段とを備え、エラー訂正符号化
手段は、インターリーブの長さがブロックの幅よりも大
きい場合に、符号化系列がブロックの端に達したら、符
号化系列を折り返すと共に、データが分散するように、
インターリーブの間隔を設定するようにしたことを特徴
とする記録装置である。
【0019】データが分散するような間隔のインターリ
ーブ間隔は、第1のインターリーブ間隔と、第1のイン
ターリーブ間隔より長い第2のインターリーブ間隔とか
らなり、斜め方向の系列が上記ブロックの端に達した
ら、第1のインターリーブ間隔と第2のインターリーブ
間隔とを切り換えるようにして設定するものである。
【0020】データが分散するような間隔のインターリ
ーブ間隔は、1以上のインターリーブ間隔であり、斜め
方向の系列がブロックの端に達したら、同列上にデータ
が揃わないように、斜め方向の系列を折り返すようにし
て設定するものである。
【0021】
【作用】インターリーブ長がブロックの幅より長く、C
2系列が折り返す場合、同一の列に同じ符号化系列のデ
ータが配置されないように、データが分散されている。
すなわち、最初にインターリーブ間隔が「1」でインタ
ーリーブを行い、折り返してからインターリーブ間隔が
「2」とされている。また、インターリーブ間隔が
「2」とされ、C2系列が折り返す際に、同一の列に同
じ系列のデータが配置されないように、データがずらさ
れている。このように、データを分散させると、C2系
列が折り返す場合に、バーストエラーに対する訂正能力
を向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明が適用できるデータ
記録/再生装置の一例を示すものである。図1におい
て、1は光ディスクある。光ディスク1は、スピンドル
モータ2により回転される。この例では、光ディスク1
は、光磁気ディスクであり、ディジタル映像信号を記録
するDVDを基本構成としたもので、データ記憶容量が
約3.7Gバイトとされている。光ディスク1として
は、相変化型のものを用いるようにしても良い。この光
ディスク1には、データがセクタ毎に記録/再生され
る。
【0023】光ディスク1に対して、光学ピックアップ
3及び磁気ヘッド4が設けられる。この光学ピックアッ
プ3及び磁気ヘッド4は、図示せずも、スレッド送り機
構により、ディスクの半径方向に一体的に移動可能とさ
れている。
【0024】5はインターフェースである。インターフ
ェース5としては、例えば、SCSIが用いられる。こ
のインターフェース5を介して、ホストコンピュータ6
と、データやコマンドのやり取りがなされる。
【0025】光ディスク1にデータを記録する場合に
は、インターフェース5から、データが入力される。こ
のデータは、ブロック化回路7に供給される。ブロック
化回路7は、記録データを1セクタ単位にブロック化す
る。1セクタは、例えば、16kバイト(148×11
2=16576バイト)である。ブロック化回路7の出
力がエラー訂正符号化回路8に供給される。
【0026】エラー訂正符号化回路8は、ブロック完結
型のクロスインターリーブ符号により、エラー訂正符号
化処理を行うものである。このエラー訂正符号化回路8
により、セクタ毎にエラー訂正符号化処理がなされる。
【0027】エラー訂正符号化回路8により、例えば、
C1系列では、垂直方向の例えば162バイトに対し
て、例えば8バイトのパリティPが付加され、C2系列
では、斜め方向に、例えば14バイトのパリティQが付
加される。この148バイトのデータと、8バイトのパ
リティPと、14バイトのパリティQとから、垂直方向
のデータ数は170バイトとなる。ディスクに記録され
たデータは、フレームに同期して読み出し/書込みされ
る。1フレームは85バイトである。垂直方向の170
バイトのデータは、丁度、2フレーム分となり、フレー
ムとのマッチングがとられている。
【0028】後に詳述するように、インターリーブ長が
ブロックの水平方向の長さより長くなるので、C2系列
では折り返しが生じる。これに対応するため、この発明
が適用されたブロック完結型のクロスインターリーブ符
号では、エラー訂正符号を形成するデータが分散される
ように、折り返しの際のインターリーブ間隔を設定して
いる。
【0029】エラー訂正符号化回路8の出力が変調回路
9に供給される。変調回路9で、記録データが変調され
る。この変調回路9の出力がドライバ10を介して、磁
気ヘッド4に供給される。光ディスク1には、磁気ヘッ
ド4からデータで変調された磁界が印加されると共に光
学ピックアップ3からレーザービームが照射される。こ
れにより、光ディスク1にデータが記録される。
【0030】このように、この例では、データの記録
は、データ書込み時に、磁気ヘッド4にデータで変調さ
れた磁界が印加されると共に光学ピックアップ3からレ
ーザービームが照射するような磁界変調方式とされてい
るが、磁界変調方式に特定されるものではない。
【0031】再生時には、光学ピックアップ3から、光
ディスク1の再生信号が得られる。この再生信号は、R
Fアンプ11に供給される。RFアンプ11からの再生
信号が復調回路12に供給される。復調回路12で、デ
ータが復調される。復調回路12の出力がエラー訂正復
号化回路13に供給される。
【0032】エラー訂正復号化回路13は、ブロック完
結型のエラー訂正処理を行うもので、上述のエラー訂正
符号化回路8に対応した処理を行うものである。エラー
訂正復号化回路13の出力がブロック分解回路14に供
給される。ブロック分解回路14は、上述のブロック化
回路7に対応した処理を行う。ブロック分解回路14の
出力がインターフェース5に送られ、インターフェース
5を介して、外部にデータが出力される。
【0033】また、RFアンプ11からは、トラッキン
グエラー信号やフォーカスエラー信号が出力される。こ
れらのトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号
は、サーボ回路15に供給される。サーボ回路15は、
システムコントローラ16の管理の基に、トラッキング
制御信号やフォーカス制御信号、スレッドモータの制御
信号、レーザーパワーの制御信号、スピンドルモータの
制御信号等を発生する。トラッキング制御信号やフォー
カス制御信号、スレッドモータの制御信号は、光学ピッ
クアップ3に供給され、これにより、トラッキングサー
ボ制御やフォーカスサーボ制御が行われる。また、レー
ザーパワーの制御信号が光学ピックアップ3に供給さ
れ、記録時/再生時に応じて、最適なレーザーパワーが
設定される。また、スピンドルモータの制御信号がドラ
イバ17を介してスピンドルモータ2に供給され、光デ
ィスクの回転が制御される。
【0034】前述したように、この発明が適用された記
録/再生装置では、エラー訂正符号化回路8により、セ
クタ毎にエラー訂正符号化処理がなされる。1セクタ
は、(148×112=16576バイト)であり、イ
ンターリーブ長がブロックの水平方向の長さより長くな
るので、C2系列では折り返しが生じる。これに対応す
るため、エラー訂正符号を形成するデータが分散される
ように、折り返しの際のインターリーブ間隔を設定して
いる。
【0035】図2は、この発明が適用されたブロック完
結型のエラー訂正方法の一例を示すものである。なお、
説明を簡単とするために、C2系列についてのみ説明し
ていくことにする。
【0036】図2に示すように、1セクタは、垂直方向
に、データ数が148バイト、パリティQは14バイト
とされ、水平方向に、データ数が112バイトとされ
る。したがって、1セクタのデータ量は、約16kバイ
ト(148×112=16576バイト)となる。
【0037】図2に示すように、先ず、インターリーブ
間隔が「1」で、斜め方向にC2系列が設定される。こ
の場合、112バイトの長さに達すると、C2系列の折
り返しが生じる。折り返しが生じたら、インターリーブ
間隔が「2」で、斜め方向にC2系列が設定される。
【0038】図3は、このような符号を発生するエラー
訂正符号化回路の具体的構成を示すものである。図3に
おいて、C2エンコーダ21で、148バイトの入力デ
ータB1 〜B148 に対して、14バイトのパリティQ1
〜Q14が付加される。これが、インターリーブ用の遅延
回路22に供給される。この遅延回路22は、最初に、
C2系列でインターリーブ間隔が「1」で斜め方向に配
列するために、遅延量が111、110、109、…
と、1ずつ変化している。水平方向のブロック数が11
2であるため、この遅延量は、モジュロ112で回って
いる。遅延量を1ずつ変化していくと、上から112番
目の遅延量は0となる。この遅延回路102の遅延量が
0となる所が、C2系列の折り返しに相当する。折り返
しに達すると、今度は、遅延量が111、109、10
7、…と、遅延量が2ずつ変化し、インターリーブ間隔
が「2」となる。
【0039】この例では、C2系列のインターリーブ間
隔を最初は1に設定し、折り返しが生じたら、インター
リーブ間隔を2に設定している。このため、同一の系列
のデータが分散することになり、バーストエラーに対す
る訂正能力の向上が図れる。
【0040】つまり、データ数148に対して、14バ
イトのパリティQが付加されているので、(162,1
48,15)リード・ソロモン符号となる。この場合、
7バイトまで訂正可能である。
【0041】消失訂正を行わないとして、訂正可能なバ
ーストエラー長を求めると、図4に示すようになる。図
4において、X印は、エラーデータを示す。図4に示す
ように、折り返してからは、インターリーブ間隔は
「2」とされている。このため、同一系列のデータが2
つ配置される列と、同一系列のデータが1つ配置される
列とが、交互に配列される。(162,148,15)
リード・ソロモン符号では、7バイトまで訂正可能であ
る。同一系列のものが1つ配置される列と、2つ配置さ
れる列とが交互に生じるので、2列分が3バイトに相当
し、4.5列分が7バイトに相当する。したがって、こ
の場合、訂正可能なバーストエラー長は、約4.5列分 4.5×162=729バイト の長さになる。
【0042】図4より、より詳しくは、訂正可能なバー
ストエラー長は L11+L12+L13+L14+L15+L16=
(162−112)+162+162+162+162
+6=703バイト となる。
【0043】図5は、この発明が適用されたブロック完
結型のエラー訂正方法の他の例を示すものである。な
お、説明を簡単とするために、C2系列についてのみ説
明していくことにする。
【0044】図5に示すように、1セクタは、垂直方向
に、データ数が148バイト、パリティQは14バイト
とされ、水平方向に、データ数が112バイトとされ
る。したがって、1セクタのデータ量は、約16kバイ
ト(148×112=16576バイト)となる。
【0045】図5に示すように、先ず、インターリーブ
間隔が「2」で、斜め方向にC2系列が設定される。こ
の場合、(112/2=56バイト)の長さに達する
と、C2系列の折り返しが生じる。折り返しが生じた
ら、インターリーブ間隔が「2」で、斜め方向にC2系
列が設定される。更に、それから56バイトの長さに達
すると、C2系列の折り返しが生じる。折り返しが生じ
たら、インターリーブ間隔が「2」で、斜め方向にC2
系列が設定される。
【0046】この例では、インターリーブ間隔が「2」
とされているので、2回の折り返しが生じる。このよう
な折り返しが生じるときに、同一列に同一の系列のもの
が配置されないように、列をずらしてデータが配置され
る。すなわち、最初に、例えば、0、2、4、…の列に
データがくるような場合、次に1、3、5、…の列にデ
ータがくるようにし、次に、再び、0、2、4、…の列
にデータがくるように設定される。
【0047】図6は、このような符号を発生するエラー
訂正符号化回路の具体的構成を示すものである。図6に
おいて、C2エンコーダ31で、148バイトの入力デ
ータB1 〜B148 に対して、14バイトのパリティQ1
〜Q14が付加される。これが、インターリーブ用の遅延
回路32に供給される。
【0048】この遅延回路32は、最初に、C2系列で
インターリーブ間隔が「2」で斜め方向に配列するため
に、遅延量が111、109、107、…と、2ずつ変
化している。水平方向のブロック数が112であるた
め、この遅延量は、モジュロ112で回っている。遅延
量が2ずつ小さくなるように設定していくと、遅延量は
1となり、C2系列の折り返しが生じる。折り返しが生
じるときに、遅延量は111に戻るのではなく、110
とされる。同一列に同一の系列のものが配置されないよ
うにするためである。そこから、遅延量が110、10
8、106、…と、遅延量が2ずつ変化する。そして、
遅延量が0となったら、ここで、再び、C2系列の折り
返しが生じる。折り返しが生じたら、今度は、遅延量が
109とされる。そこから、遅延量が107、105、
103、…と、遅延量が2ずつ変化される。
【0049】このように、この例では、C2系列のイン
ターリーブ間隔を「2」に設定している。そして、折り
返しが生じるときに、同一列に同一の系列のものが配置
されないように、遅延量が設定されている。このため、
折り返し数は増加するが、同一の系列のデータが分散す
ることになり、結果的には、バーストエラーに対する訂
正能力の向上が図れることになる。
【0050】つまり、データ数148に対して、14バ
イトのパリティQが付加されているので、(162,1
48,15)リード・ソロモン符号となる。この場合、
7バイトまで訂正可能である。
【0051】消失訂正を行わないとして、訂正可能なバ
ーストエラー長を求めると、図7に示すようになる。図
7において、X印は、エラーデータを示す。図7に示す
ように、C2系列が56バイトで折り返し、水平方向の
データ数が162なので、2回の折り返しが生じる。そ
して、折り返しが生じるときに、同一列に同一の系列の
ものが配置されないように、遅延量がずらされている。
このため、同一系列のものが2つ配置される列と、同一
系列のものが1つ配置される列とが交互に配列される。
(162,148,15)リード・ソロモン符号では、
7バイトまで訂正可能である。同一系列のものが1つ配
置される列と、2つ配置される列とが交互に生じるの
で、2列分が3バイトに相当し、4.5列分が7バイト
に相当する。したがって、この場合、訂正可能なバース
トエラー長は、約4.5列分 4.5×162=729バイト の長さになる。
【0052】図7より、より詳しくは、訂正可能なバー
ストエラー長は L21+L22+L23+L24+L25+L26=
(162−2×56)+162+162+162+16
2+(56+3−1)=756バイト となる。
【0053】このように、ブロック完結型の符号の場合
には、インターリーブ長がブロックの幅より長く、C2
系列が折り返す場合、同一の列に同じ系列のものが配置
されないようにして、データを分散させるようにするこ
とで、バーストエラーに対する訂正能力を向上させるこ
とができる。
【0054】なお、このように同一の列に同じ系列のも
のが配置されないようにしてデータを分散させる方法
は、上述した以外にも存在する。例えば、最初に、イン
ターリーブ間隔が「2」でインターリーブを行い、折り
返してからインターリーブ間隔を「1」とするようにし
ても良い。また、インターリーブ間隔を「3」にするよ
うにしても良い。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、インターリーブ長が
ブロックの幅より長く、C2系列が折り返す場合、同一
の列に同じ系列のものが配置されないようにして、デー
タを分散されている。すなわち、最初にインターリーブ
間隔1でインターリーブを行い、折り返してからインタ
ーリーブ間隔を2とされている。また、インターリーブ
間隔を2とされ、C2系列が折り返す際に、同一の列に
同じ系列のものが配置されないように、データがずらさ
れている。このように、データを分散させると、C2系
列が折り返す場合に、バーストエラーに対する訂正能力
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された記録/再生装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されたデータ記録方法の一例を
説明するための略線図である。
【図3】この発明が適用されたデータ記録方法の一例を
説明するためのブロック図である。
【図4】この発明が適用されたデータ記録方法の一例を
説明するための略線図である。
【図5】この発明が適用されたデータ記録方法の他の例
を説明するための略線図である。
【図6】この発明が適用されたデータ記録方法の他の例
を説明するためのブロック図である。
【図7】この発明が適用されたデータ記録方法の他の例
を説明するための略線図である。
【図8】従来のデータ記録方法の説明に用いる略線図で
ある。
【図9】従来のデータ記録方法の説明に用いる略線図で
ある。
【図10】従来のデータ記録方法の説明に用いる略線図
である。
【図11】従来のデータ記録方法の説明に用いるブロッ
ク図である。
【図12】従来のデータ記録方法の説明に用いる略線図
である。
【符号の説明】
8 エラー訂正符号化回路 13 エラー訂正回路 21、31 エンコーダ 22、32 遅延回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G11B 20/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化するようにした信号処理方
    法において、 上記インターリーブの長さが上記ブロックの幅よりも大
    きい場合に、第1のインターリーブ間隔からなる符号化
    系列が上記ブロックの端に達したら、上記符号化系列を
    折り返すと共に、上記符号化系列のインターリーブの間
    隔を、上記第1のインターリーブ間隔と異なる第2のイ
    ンターリーブ間隔に設定することを特徴とする信号処理
    方法。
  2. 【請求項2】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化するようにした信号処理方
    法において、記インターリーブの長さが上記ブロックの幅より大き
    い場合に、符号化系列が上記ブロックの端に達したら、
    上記符号化系列を折り返すと共に、上記符号化系列のイ
    ンターリーブの間隔を2通り以上の異なる間隔に切り換
    えるように設定すことを特徴とする信号処理方法。
  3. 【請求項3】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化し、上記エラー訂正符号化
    されたデータを記録媒体に記録する記録方法において、 上記インターリーブの長さが上記ブロックの幅よりも大
    きい場合に、第1のインターリーブ間隔からなる符号化
    系列が上記ブロックの端に達したら、上記符号化系列を
    折り返すと共に、上記符号化系列のインターリーブの間
    隔を、上記第1のインターリーブ間隔と異なる第2のイ
    ンターリーブ間隔に設定することを特徴とする記録方
    法。
  4. 【請求項4】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化し、上記エラー訂正符号化
    されたデータを記録媒体に記録する記録方法において、記インターリーブの長さが上記ブロックの幅より大き
    い場合に、符号化系列が上記ブロックの端に達したら、
    上記符号化系列を折り返すと共に、上記符号化系列のイ
    ンターリーブの間隔を2通り以上の異なる間隔に切り換
    えるようにして設定ことを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化するエラー訂正符号化手段
    と、 上記エラー訂正符号化されたデータを記録媒体に記録す
    るための記録手段とを備え、 上記エラー訂正符号化手段は、上記インターリーブの長
    さが上記ブロックの幅よりも大きい場合に、第1のイン
    ターリーブ間隔からなる符号化系列が上記ブロックの端
    に達したら、上記符号化系列を折り返すと共に、上記符
    号化系列のインターリーブの間隔を、上記第1のインタ
    ーリーブ間隔と異なる第2のインターリーブ間隔に設定
    するようにしたことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 データをブロック毎に配列し、インター
    リーブしてエラー訂正符号化するエラー訂正符号化手段
    と、 上記エラー訂正符号化されたデータを記録媒体に記録す
    るための記録手段とを備え、 上記エラー訂正符号化手段は、上記インターリーブの長
    さが上記ブロックの幅よりも大きい場合に、 符号化系列
    が上記ブロックの端に達したら、上記符号化系列を折り
    返すと共に、上記符号化系列のインターリーブ間隔を2
    通り以上の異なる間隔に切り換えるように設定すこと
    を特徴とする記録装置。
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