JP3493440B2 - 幼児用座席付きショッピングカート - Google Patents
幼児用座席付きショッピングカートInfo
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- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B3/00—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
- B62B3/14—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by provisions for nesting or stacking, e.g. shopping trolleys
- B62B3/144—Adaptations for transporting children; Mounting of toys for the children
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
ット等の商業施設において配置されるショッピングカー
トのうち、特に幼児用座席を備えたショッピングカート
に関するものである。
をするときには、大量の品物を積み込んで重くなった買
い物かごを搬送する負担を軽減するためにショッピング
カートを使用することが一般的となっている。その中で
も幼児用座席を備えたショッピングカートは、座席に子
供を着座させることで子供を抱き上げたまま買い物をし
たり、また、勝手に移動したりしないように気を遣うこ
となく、ゆっくりと買い物を楽しむことができるために
子供連れの買い物客に人気があり、大型店を中心に多く
配置されている。
に備えられた幼児用座席はショッピングカート本体に固
着されていて着座姿勢を変更することができなかった
が、近年、幼児用座席の背凭れ部を後方へ傾斜すること
(以下、リクライニングという)で着座姿勢を変更可能
にした幼児用座席を備えたショッピングカートが登場し
ている。
ングカートの幼児用座席のリクライニング手段の一例を
示している。幼児用座席はショッピングカート本体に支
持部を中心に前後方向に回動するように取り付けられて
いる。この幼児用座席の後方裏側には多段に形成された
段部を備えたストッパー部と、幼児用座席を後方に引く
ための引き手が固着されており、ショッピングカート本
体にはストッパー部の段部と係止して幼児用座席を支持
する支持棒が取着されていて、支持棒の端部と係止する
段部の位置を変更することによって多段階にリクライニ
ング可能としている。幼児用座席をリクライニングする
ときには、引き手を後方に引いて幼児用座席をズラして
ストッパー部と支持棒の係止状態を解除した後、幼児用
座席が所望の角度となる位置まで回動させて、その所望
の角度位置にある段部と支持棒の端部とを係止してリク
ライニング角度を決定するものである。
手段では、得られるリクライニング角度は予め所定の角
度に決定されているため、幼児の体格の違いや状態に合
わせてフレキシブルに対応できるものではなかった。ま
た、リクライニング角度を調節するためには幼児用座席
を後方にズラしてストッパー部と支持棒の係止状態を解
除しなければならず、幼児を座らせたままこの操作をす
ると幼児用座席は止めをなくして一気に倒れ込んでしま
うことがあるため、幼児を一旦座席から降ろして操作す
る必要があった。このため、幼児の着座中の状態にあわ
せてリクライニング角度を調節することができなかっ
た。例えば買い物中に幼児が眠ってしまったとき等に座
席をリクライニングしようと思っても、幼児を寝かせた
まま調節することができず、幼児に無理な姿勢を強いる
ことがあった。さらに、ショッピングカートを使用しな
いときに省スペースで整頓できるように一のショッピン
グカートの後方から他のショッピングカートを押し込ん
で重ね合わせた状態にする(以下、ネスティングとい
う)ときには、リクライニング状態の座席をわざわざ起
立した状態に戻してからしなければならないという煩を
も伴っていた。
ような課題を解決すべく、無段階でリクライニング可能
であり且つ幼児を座らせたままでもリクライニング角度
を調節できるようにして幼児がより快適な状態で着座で
きるようにし、また、幼児用座席がリクライニング状態
のままでもネスティングできるようにして整頓の際の煩
をなくした幼児用座席付きショッピングカートを提供す
るものである。
するために、請求項1に記載された発明が採った手段
は、座部21と背凭れ部22とを一体または別体に形成
した幼児用座席20を備えた幼児用座席付きショッピン
グカート100であって、背凭れ部22または幼児用座
席20全体を、座部21と背凭れ部22の連結部近傍を
中心にして無段階に回動自在とする角度調節部材40
と、後方から他の幼児用座席付きショッピングカート1
00を押し込んだときに、連動して背凭れ部22又は幼
児用座席20の全体が寝た状態から起立した状態に自動
的に復帰するよう角度調節部材40を作動させる作動部
材70とを備えたこと備えたことを特徴とする幼児用座
席付きショッピングカート100である。すなわち、背
凭れ部22または幼児用座席20全体のリクライニング
角度を一定の範囲で制限されることなく調節するため
に、幼児用座席20を座部21と背凭れ部22の連結部
近傍を中心に回動するように設けると共に、リクライニ
ング角度を無段階に調節できる角度調節部材40を組み
合わせたものである。このような手段によって、幼児の
体型にあったリクライニング角度を自由に選択すること
ができる。さらに、角度調節部材40を作動させる作動
部材70を備えることで、幼児用座席20がリクライニ
ングした状態にある幼児用座席付きショッピングカート
100Aに他の幼児用座席付きショッピングカート10
0Bをネスティングする際に、リクライニングした状態
にある幼児用座席20を自動的に起立した状態に復帰す
るようにしている。これにより、わざわざ幼児用座席2
0を手動で起立した状態に復帰させる面倒がなくなり、
スムーズにネスティング作業を行うことができる。
は、角度調節部材40が、手動で調節可能とする操作部
材60によって一定の範囲で伸縮し任意の長さに固定で
きるシリンダ41からなり、背凭れ部22と座部21と
の間又は背凭れ部22とショッピングカート本体10と
の間にシリンダ41の端部をそれぞれ回動自在に取着し
てなることを特徴とする請求項1に記載の幼児用座席付
きショッピングカート100である。すなわち、角度調
節部材40として一定の範囲で任意の長さに固定できる
シリンダ41を採用し、しかもシリンダ41の伸縮を手
動で調節可能とする操作部材60とを組み合わせてシリ
ンダ41の長さを調節可能とし、リクライニング角度を
任意の角度で固定できるようにしたものである。
は、操作部材60が、幼児用座席20の頂部に配設され
たことを特徴とする請求項2に記載の幼児用座席付きシ
ョッピングカート100である。すなわち、操作部材6
0を幼児用座席の頂部に配設することで、後方にいる使
用者が操作し易くなると共に、片手で幼児用座席20の
回動を行えるようにしたものである。
は、作動部材70が、後方から押し込まれた他の幼児用
座席付きショッピングカート100の前端部Fが干渉す
る位置に上下方向に回動自在に取着されたかご受けフレ
ーム15からなり、かご受けフレーム15が、後方から
押し込まれた他の幼児用座席付きショッピングカート1
00の前端部Fによって押し上げられるのに伴って、角
度調節部材40を作動させることを特徴とする請求項1
から3のいずれかに記載の幼児用座席付きショッピング
カート100である。これは、作動部材70をショッピ
ングカート本体10に上下に回動可能に取り付けたかご
受けフレーム15としたものである。すなわち、押し
込まれる側の幼児用座席付きショッピングカート100
Aのかご受けフレーム15に押し込む側の幼児用座席付
きショッピングカート100Bの前端部Fを干渉させる
前端部Fがかご受けフレーム15を上方に回動させる
角度調節部材40が作動して幼児用座席20を起立さ
せる、ことからなる手段である。この手段により、ネス
ティングのときに幼児用座席20を自動的に起立した状
態に復帰させることができる。
ッピングカートは、買い物かごを載置できることに加え
て、座部と背凭れ部とを一体または別体に形成した幼児
用座席を備え、その幼児用座席の座部と背凭れ部の連結
部近傍を中心にして背凭れ部又は幼児用座席の全体を無
段階に回動自在としたものである。
形成しても別体に形成してもどちらでも構わないが、背
凭れ部又は幼児用座席全体が背凭れ部と座部との連結部
近傍を中心として回動できるように形成する。その形状
や材質は特に限定されるものではなく、また、上記回動
が可能であれば、ショッピングカート本体に直接取り付
けられてもよいし、座席フレームのような支持部材を介
して取り付けられてもよい。幼児用座席にこれ以外の構
成を加えることは何ら問題ない。例えば着座したときに
幼児の側頭部を保護するヘッドガードや、幼児が掴まる
ことのできる手摺り等を備えても構わない。
が用いられる。この角度調節部材は、幼児用座席を無段
階にリクライニング可能にするものであれば、その構造
や形状又は取付位置や取付方法も特に限定されるもので
はない。
いることが考えられる。シリンダは一定の範囲で伸縮自
在であると共に任意の長さで固定できる。さらに伸張状
態又は収縮状態で固定されているときに、その固定状態
を解除すると自動的に付勢して初期状態に復帰する。シ
リンダは、その端部をそれぞれ幼児用座席の座部と背凭
れ部の間又は背凭れ部とショッピングカート本体との間
に取り付けることによって初めて角度調節部材として機
能するものである。これにより、幼児用座席を一定の範
囲で無段階に回動可能とし且つ任意の角度で固定可能と
なる。このように角度調節部材として機能しうるもので
あれば、シリンダの構造や形状、大きさ等は特に限定さ
れるものではなく、また、シリンダの取付手段も限定さ
れるものではない。
る場合には、シリンダの伸縮調節操作を行うための操作
部材を備えることができる。操作部材とは、シリンダの
状態を固定状態と伸縮可能状態とに相互に変更する操作
を容易に行えるようにするものである。すなわち、この
操作部材によりシリンダの伸縮調節を容易に行うことが
できるようになり、結果として幼児用座席のリクライニ
ング操作を簡単に行うことが可能となる。操作部材は、
シリンダの上記伸縮操作を容易に行えるように確保され
るものであれば、その構造や形状または操作方法は限定
されるものではない。従って、例えば指で操作できるボ
タンやレバーをハンドル部分やその近傍に備えてもよい
し、足で操作できるペダルをショッピングカートの下部
に備えてもよい。
て幼児用座席をリクライニングすると幼児用座席は任意
のリクライニング角度で固定されるので、元の状態に戻
すためには角度調節部材を操作してやる必要がある。こ
のため、座席をリクライニングさせて使用した幼児用座
席付きショッピングカートをネスティングして整頓する
ときには、単にネスティングしただけでは幼児用座席は
起立した状態に復帰しないため、別操作によって幼児用
座席をリクライニングした状態から起立した状態に戻さ
なければ幼児用座席が邪魔となってネスティングするこ
とができない。こうした面倒を解消するための手段とし
て、ネスティングするだけで幼児用座席をリクライニン
グ状態から起立した状態に復帰するように角度調節部材
を作動させる作動部材を備えることが好ましい。作動部
材は、ネスティング動作に反応して角度調節部材を作動
して幼児用座席を起立した状態に復帰させるもので、ネ
スティングの際に別操作で幼児用座席を起立した状態に
復帰させる面倒を省くものである。従って、作動部材は
上記のような作用を奏するものであれば、その構造や形
状または取付位置や取付方法等は限定されるものではな
く、例えばネスティングしたときにショッピングカート
同士が接触する位置に配設し、その接触によって作動さ
せるようなものが考えられる。
部材とする。この手段は、ネスティングのときに、押し
込む側の幼児用座席付きショッピングカートの前端部が
干渉する位置にかご受けフレームを上下に回動可能に配
設して、かご受けフレームの回動軸よりも前方に位置す
る端部とシリンダとをワイヤーにより接続し、押し込む
側のショッピングカートの前端部によってかご受けフレ
ームの回動軸より後方に位置する端部が上方向に回動さ
れ、回動軸より前方に位置する端部が下方に回動され
る。これによって回動軸より前方に位置する端部に接続
されたワイヤーが引っ張られ、これに連動してシリンダ
が作動するものである。これによって、ネスティングと
同時にリクライニング状態にある幼児用座席が起立した
状態へと自動的に復帰することができる。
って、本発明に係る幼児用座席付きショッピングカート
は幼児用座席を無段階にリクライニング可能とすること
ができ且つネスティング作業を容易にすることができる
のである。従って、本発明に係る幼児用座席付きショッ
ピングカートは、上記の構成を備えてさえいれば、その
他の構成については特に限定されるものではない。
する。図1には本実施例の幼児用座席付きショッピング
カート100の斜視図を示しており、図2には本実施例
の幼児用座席付きショッピングカート100の幼児用座
席を取り外した状態であるショッピングカート本体10
の斜視図を示している。本実施例における幼児用座席付
きショッピングカート100は、ショッピングカート本
体10と、幼児用座席20と、座席フレーム30と、角
度調節部材40としてのシリンダ41及びシリンダ41
の伸張収縮を調節するためのボタン式操作部材61とを
備えており、幼児用座席20は図1に示す起立状態から
図3に示すようなリクライニング状態にすることができ
る。
フレーム11、サイドフレーム13、アンダーフレーム
14、及びかご受けフレーム15とから構成される。こ
れらはいずれも金属製のパイプを折り曲げて形成されて
いる。センターフレーム11の頂部はハンドルとして機
能するようにグリップ12を備えている。センターフレ
ーム11の両側部下方にはサイドフレーム13が配設さ
れている。さらにネスティングできるように、平面から
見てショッピングカート本体10の後方側が前方と比較
してやや広がるように形成されている。サイドフレーム
13の先端部のそれぞれには自在キャスターからなる車
輪18を備えている。アンダーフレーム14は、サイド
フレーム13の端部の高さ位置にショッピングカート本
体10の側方及び前方を囲うように配設されている。か
ご受けフレーム15は、センターフレーム11下部から
下方に向かって延びたかご受けステー16を介して、シ
ョッピングカート本体10の後方下部に配設されてい
る。このかご受けフレーム15はネスティングのときに
は角度調節部材40としてのシリンダ41を作動させる
作動部材70としても機能するように上下に回動可能に
取り付けられているが、買い物かごをしっかりと支持で
きるように一定の位置より下方に回動しないように形成
されている。
2の他に、頭部を保護するヘッドガード23と座部21
の上方を囲むようにして設けた手摺部24を備えてお
り、さらに幼児が座席からすべり落ちないようにするた
めに帯状のすべり落ちガード25が手摺部24と座部2
1との間に設けられている。これらは全てプラスチック
によって一体形成されており、幼児用座席20の全体が
リクライニングする。また、幼児用座席20の頂部中央
には、ボタン式操作部材61が配設される。
座部支持レール31、背凭れ部支持レール32及び側部
支持レール33(33a、33b)とからなっている。
座席フレーム30は、センターフレーム11とサイドフ
レーム13の間に設けた座席フレーム取付部17(17
a、17b)に前後方向に回動自在に取り付けられてい
る。幼児用座席20は座部支持レール31と背凭れフレ
ーム32にネジ止めにより固着される。
ダ41の取り付け状態を示しており、図5及び図6には
それぞれシリンダ41の伸張状態と収縮状態を示してい
る。シリンダ41は、シリンダ部42とロッド部43及
びロックレバー44を備えている。シリンダ41は、ロ
ックレバー44をシリンダ部42方向へ引くとロックが
解除されて伸縮操作が可能となる。そしてロックレバー
44を元の位置に戻すとロックされてシリンダが固定さ
れる。このシリンダ41は、収縮した状態にあるときに
ロックレバー44を操作してロックを解除すると自動的
に伸張方向に付勢するようになっている。シリンダ41
は、その両端を取付部45(45a、45b)としてい
る。そして、シリンダ41は、シリンダ部42側にある
取付部45aを側部支持レール33aに前後方向に回動
可能に取着され、ロッド部43側の取付部45bがセン
ターフレーム11下端部に設けられたシリンダ取付ステ
ー46に前後方向に回動可能に取着されている。さら
に、ロックレバー44にはワイヤー50(50a、50
b)の一端が取り付けられ、ワイヤー50aの他端は幼
児用座席20の頂部中央に配設したボタン式操作部材6
1に取り付けられ、ワイヤー50bの他端はかご受けフ
レーム15の前端部に取り付けられている。
かご受けフレーム15とは図7に示したような関係にあ
る。ボタン式操作部材61は、ボタン62を押したとき
に取り付けられたワイヤーを引っ張る仕組みになってお
り、ボタン62を押して接続したワイヤー50aが引っ
張られるのと連動してロックレバー44が引き上げられ
てロックが解除される。また、かご受けフレーム15の
回動軸より前方にある端部にワイヤー50bが取り付け
られている。かご受けフレーム15の前端部と後端部と
は回動軸を中心にしてシーソーのような関係にあり、か
ご受けフレーム15の後端部が上方に回動すると前端部
は下方に回動して接続したワイヤー50bを引っ張る。
それと連動してロックレバー44が引き上げられてロッ
クが解除される。
0とのリクライニング角度の関係について説明する。図
5に示しているシリンダ41は伸張した状態にあって、
このとき幼児用座席20は図8に示したように起立した
状態となる。一方、図6に示したように、シリンダ41
が収縮した状態のときには、図9に示したように幼児用
座席20は寝た状態となる。従って、幼児用座席20の
リクライニング角度を大きくするにつれてシリンダ41
が収縮し、全長が最短になったときにリクライニング角
度は起立した状態に対して最大角度となる。逆にリクラ
イニング角度を小さくするにつれてシリンダ41の全長
は伸張し、全長が最長になったときのリクライニング角
度は起立した状態に対して0となる。
ッピングカート100に備えた幼児用座席20のリクラ
イニング角度を調節する方法について説明する。幼児用
座席付きショッピングカート100の幼児用座席20の
リクライニング角度を変更するには、幼児用座席20の
頂部中央に設けたボタン式操作部材61のボタン62を
押す。ボタン62を押すとシリンダ41のロックレバー
44が引き上げられてシリンダ41のロックが解除され
る。ボタン62を押したまま幼児用座席20を後方へ回
動させていくと、それに伴ってシリンダ41のロッド部
43がシリンダ部42内へ押し戻されてシリンダ41が
収縮する。そして、所望のリクライニング角度が得られ
たところでボタン62を離すと、ロックレバー44が元
の位置に戻ってロッド部43の摺動がロックされ、幼児
用座席20のリクライニング角度が固定される。この操
作は幼児が着座していてもすることができる。逆に、リ
クライニングした幼児用座席20を起こすときには、幼
児が着座していない場合はボタン62を押すだけ自動的
に起立した状態に復帰する。着座している場合にはリク
ライニングするときと同じ要領でボタン62を押しなが
ら幼児用座席を前方に回動させればよい。
ネスティングしたときの状態について説明する。図10
には、2台の幼児用座席付きショッピングカート100
Aと100Bとをネスティングした状態を示している。
幼児用座席付きショッピングカート100Aの後方に幼
児用座席付きショッピングカート100Bを前方から押
し込んでいくと、幼児用座席付きショッピングカート1
00Aの作動部材70であるかご受けフレーム15の後
端部に、幼児用座席付きショッピングカート100Bの
前端部Fが接触する。そしてさらに押し込んでいくと、
前端部Fがかご受けフレーム15を持ち上げる。これに
伴って、シリンダ41のロックレバー44が作動してロ
ックが解除されて、幼児用座席付きショッピングカート
100Aの幼児用座席20がリクライニング状態にある
ときには自動的に起立した状態へと復帰する。これによ
って、ネスティングする前にわざわざ幼児用座席を起立
した状態に戻さなければならない面倒が解消されて、ネ
スティング作業を迅速に行うことができるようになる。
載の幼児用座席付きショッピングカートによれば、背凭
れ部又は幼児用座席全体のリクライニング角度が制限さ
れることなく、体型の個人差に関わらずに個人に適した
リクライニング角度を自由に設定することができる。従
って、従来の幼児用座席付きショッピングカートに比べ
て優れた快適性を得られるため、長時間の買い物でも無
理な姿勢を強いることなく幼児を着座させることができ
る。また、ネスティングする場合において、押し込まれ
る側の幼児用座席付きショッピングカートの幼児用座席
がリクライニングした状態にあってもわざわざ起立した
状態に戻してやる必要がなくなり、ネスティング作業を
簡単にすることができる。
ョッピングカートによれば、請求項1に記載の幼児用座
席付きショッピングカートの効果に加えて、操作部材を
手で操作してシリンダの伸縮を調節できるのでリクライ
ニング角度の調節を容易にすることができることのほ
か、幼児が着座したまま角度調節をしても背凭れ部又は
幼児用座席全体が不用意に倒れ込んでしまうこともない
ため、幼児を座席から降ろさずとも着座状態で容易且つ
安全に角度を変えることができる。さらに、従来の幼児
用座席付きショッピングカートのように幼児用座席のリ
クライニング手段が金具等を係止させてなるものではな
いため、リクライニング操作を静かに行うことができ
る。
ョッピングカートによれば、請求項2に記載の幼児用座
席付きショッピングカートの効果に加えて、使用者がシ
ョッピングカート後方から操作部材を手元で楽に操作す
ることができ、さらに片手で操作部材の操作とリクライ
ニング角度の位置選択を行うことができる。
ョッピングカートによれば、請求項1から3のいずれか
に記載の幼児用座席付きショッピングカートの効果に加
えて、作動部材がかご受けフレームからなるため、作動
部材としての別個の部材を備える必要がなくなり製造コ
ストを低く抑えることができる。
ートを示す斜視図である。
ートにおいて、幼児用座席を取り外したショッピングカ
ート本体を示す斜視図である。
ートにおいて、幼児用座席がリクライニングした状態を
示す斜視図である。
リンダ)を取り付けた状態を示すへの取り付け状態を示
す斜視図である。
張状態を示す側面図である。
縮状態を示す側面図である。
ートの角度調節部材(シリンダ)と、操作部材(ボタン
式操作部材)と、作動部材(かご受けフレーム)との関
係を説明する図である。
ートにおいて、幼児用座席が起立した状態にある幼児用
座席付きショッピングカートを示す側面図である。
ートにおいて、幼児用座席がリクライニングした状態に
ある幼児用座席付きショッピングカートを示す側面図で
ある。
カートにおいて、2台の幼児用座席付きショッピングカ
ートがネスティングした状態を示す側面図である。
における幼児用座席のリクライニング手段を説明する模
式図である。
ート
Claims (4)
- 【請求項1】 座部と背凭れ部とを一体または別体に形
成した幼児用座席を備えた幼児用座席付きショッピング
カートであって、 前記背凭れ部または前記幼児用座席全体を、前記座部と
前記背凭れ部の連結部近傍を中心にして無段階に回動自
在とする角度調節部材と、 後方から他の幼児用座席付きショッピングカートを押し
込む動作と連動して前記背凭れ部又は前記幼児用座席の
全体が寝た状態から起立した状態に自動的に復帰するよ
う前記角度調節部材を作動させる作動部材と を備えたこ
とを特徴とする幼児用座席付きショッピングカート。 - 【請求項2】 角度調節部材が、手動で調節可能とする
操作部材によって一定の範囲で伸縮し任意の長さに固定
できるシリンダからなり、背凭れ部と座部との間又は背
凭れ部とショッピングカート本体との間に前記シリンダ
の端部をそれぞれ回動自在に取着してなることを特徴と
する請求項1に記載の幼児用座席付きショッピングカー
ト。 - 【請求項3】 操作部材が、幼児用座席の頂部に配設さ
れたことを特徴とする請求項2に記載の幼児用座席付き
ショッピングカート。 - 【請求項4】 作動部材が、後方から押し込まれた他の
幼児用座席付きショッピングカートの前端部が干渉する
位置に上下方向に回動自在に取着されたかご受けフレー
ムからなり、 前記かご受けフレームが、後方から押し込まれた前記他
の幼児用座席付きショッピングカートの前端部によって
押し上げられるのに伴って、角度調節部材を作動させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の幼
児用座席付きショッピングカート。
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