JP3493214B2 - シート状物の捌き装置及び捌き方法 - Google Patents

シート状物の捌き装置及び捌き方法

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JP3493214B2 JP01774994A JP1774994A JP3493214B2 JP 3493214 B2 JP3493214 B2 JP 3493214B2 JP 01774994 A JP01774994 A JP 01774994A JP 1774994 A JP1774994 A JP 1774994A JP 3493214 B2 JP3493214 B2 JP 3493214B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、刷本等のシート状物
(以下、刷本で代表する)の捌きに用いられる捌き装置
と捌き方法、例えば、丁合機の刷本供給ボックス等に適
用され、いわゆる刷本の「捌き」を確実かつ自動的に行
えるようにした捌き装置と捌き方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の捌き装置としては、実開平4−3
1740号公報等に記載されたものが知られる。この実
開平4−31740号公報には、載置台上に載置された
紙の積上高さに応じてエアー吹出ノズルの高さ位置を調
節し、このノズルから圧縮空気を紙に吹き付けて捌きを
行うものが記載される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
4−31740号公報の捌き装置にあっては、載置台上
に積み上げられた紙、特に下側部分の紙が自重で密着す
るため、この下側部分の紙の間に空気を送り込むことが
できず、十分な捌きを行えないという問題があった。特
に、丁合機等に適用した場合では、丁合機には刷本が強
く結束された状態で供給されるため、刷本供給ボックス
に載置する際に結束を解いても刷本が密着する傾向が強
く、上述の問題も顕著で2枚送り等の不都合が生じやす
い。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、自
重あるいは強く結束されていたために生じる刷本の密着
を抑制し、簡単かつ小型の装置で捌きを自動的に確実に
行える捌き方法、また、この捌き方法を実現する捌き装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるシート状物の捌き装置は、載置台
上に設けられ、前板と一対の横板とを備えてシート状物
が積上載置される供給ボックスと、該供給ボックスの該
横板の下方部に対向配備されて昇降可能であって、該横
板間に出没自在で、シート状物を挟持してその重量と弾
性とにより分離落下させて該シート状物を捌く持上部材
を備えた持上器と、前記持上部材から落するシート状物
に風入れを行うエアー噴出器と、前記前板に対向してシ
ート状物に振動を与える前後動自在の背板と、を設けた
ことを特徴とするシート状物の捌き装置である。
【0005】また、この発明にかかるシート状物の捌き
方法は、載置台上に積上載置された複数枚のシート状物
を持上部材を有する持上器で所定高さまで持ち上げて載
置台上のシート状物を持上器の上側部分と下側部分とに
上下に二分し、下側部分のシート状物をその重量と弾性
により分離落下させて捌き、エアー噴出器により風入れ
しつつ積み重ね、背板で叩いて前板に突き揃えるように
した。
【0006】
【作用】この発明のシート状物の捌き装置によれば、載
置台上に積み上げられた複数のシート状物を持上器が持
上部材により持ち上げて上側部分と下側部分とに上下に
二分し、下側部分のシート状物の後縁を背板で叩き、ま
た、下側部分のシート状物間に空気を送り込むため、シ
ート状物が自重で密着すること無く捌きと揃えが並行し
て行われる。そして、下側部分のシート状物が取り出さ
れて少なくなった場合は、上側部分のシート状物を下側
部分のシート状物上に下ろした後、再度、上側部分と下
側部分とに二分して下側部分のシート状物を背板で叩き
つつ風入れを行い、以下、この処理を繰り返すことで、
全てのシート状物の捌きと揃えとを確実かつ自動的に行
えるようになり、その自動化も容易である。
【0007】そして、請求項2のシート状物の捌き装置
は、エアー噴出器を上下に移動させて風入れを行うた
め、シート状物間に十分な風入れを行うことができる。
すなわち、エアー噴出器は下側部分に対応した範囲を上
下に移動させるのみで足りるため、その移動範囲を小さ
くでき、十分な風入れが行え、さらに、装置全体の小型
化も図れる。また、請求項3のシート状物の捌き装置
は、持上器を後方に所定距離だけ偏心した位置に配置し
たため、シート状物を前板に係合させて安定的に持ち上
げることができる。さらに、請求項4のシート状物の捌
き装置は、持上器の持上部材を上部平坦部と前端縁から
傾斜して後退し、続いて垂直部を有するクサビ状に成形
することで、シート状物を持ち上げた場合に持上部材の
傾斜部と垂直部とにより挟持されたシート状物がパラパ
ラと下側部分のシート状物上に落下し、捌きがより確実
に行える。
【0008】またさらに、請求項5の捌き方法によれ
ば、シート状物を持ち上げて上下に二分し、下側部分の
シート状物に対して風入れを行いつつ突き揃えるため、
自重でシート状物が密着することを防止でき、捌きを確
実に行える。そして、請求項6の捌き方法は、風入れを
行いつつ突き揃えられたシート状物、すなわち捌きが行
われたシート状物を載置台に形成された取出口から順次
取り出すように構成したため、捌きを連続的に行え、作
業が効率的に行える。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図4は、この発明の一実施例に係るシ
ート状物の捌き装置を模式的に示し、図1が正面図、図
2が図1と異なる状態の正面図、図3が側面図、図4が
主要部分の拡大側面図である。
【0010】図1において、1は載置面1aと引出面1
bとが前後に段差状に形成された丁合機台であり、丁合
機台1には載置面1aに複数枚の刷本(シート状物)P
が積み重ねられて載置され、刷本供給ボックスが備えら
れ、また、刷本供給ボックス下方の引出面1b上に真空
吸着パッド等を有する刷本引出器(図示せず)が配備さ
れる。刷本引出器は、載置面1aに積み上げられた刷本
Pを吸着パッドにより吸着して後述する取出口から1枚
ずつ取り出し、図外の丁合機に供給する。この刷本引出
器は周知のものを用いることができるため、その詳細な
説明は割愛する。なお、本明細書では、説明の便宜のた
め、図中の右方を前方、左方を後(背)方と、また、
中の右方を右方、左方を左方と定義する。
【0011】また、丁合機台1には、載置面1aの後側
にジョガー10が配備され、載置面1aの左右両側に整
列板(横板)21L,21Rが立設され、また、整列板
21Lの左側に刷本持上部材31Lとフラットエアノズ
ル41とが、整列板21Rの右側に刷本持上部材31R
が配備され、さらに、載置面1aの前縁と所定距離離間
して前板51がブラケット52により傾動自在に取り付
けられている。整列板21L,21R(以下、必要に応
じて添字の内番号で代表する)は、載置面1aに積み重
ねる刷本Pの寸法に対応した間隔を隔て配置される。こ
れら整列板21L,21Rにはそれぞれ、上部に斜め外
上方へ延出するガイド部21aが折り曲げ形成され、ま
た、持上部材31と対応した高さで開口21bが形成さ
れている。ガイド部21aは供給される刷本Pを案内
し、また、後述するように開口21bには持上部材が配
置される。
【0012】前板51は、載置面1aに積み上げられた
刷本Pの前縁が突き当て可能に鉛直に延設され、下端部
が載置面1aの前縁と離間して取出口1cを画成する。
取出口1cには積み上げられた最下側の刷本Pの裏面前
部が露呈し、上述したように、刷本Pは取出口1cから
刷本引出器によって1枚ずつ取り出されて丁合機に供給
される。なお、上述した整列板21と前板51とは異な
るサイズの刷本Pに対応するためには位置を調節可能に
設けることが望ましい。
【0013】持上部材31L,31Rは、積み上げられ
た刷本Pの重心位置Gよりも後方に所定距離E偏位した
位置(図1の正面視)で水平に対向配置されて対をな
し、昇降シリンダ32L,32Rで昇降可能に支持され
た進退シリンダ33L,33Rに着脱可能に取り付けら
れる。これら持上部材31L,31R(以下、必要に応
じて添字の無い番号で代表する)はそれぞれ、図4に示
すように、上部に平坦な持上面31a、持上面31a先
端から斜め下外側方に傾斜する傾斜面31bおよび傾斜
面31b下端から鉛直に垂下する垂直面31cが形成さ
れた鋭角の逆クサビ形状を有し、先端角部が載置面1a
上の積み上げられた刷本P間に差し込み可能に配置され
る。後述するが、これら持上部材31は、持上面31a
上に刷本Pの左右縁部を載せて刷本Pを持ち上げ、ま
た、傾斜面31bおよび垂直面31cの間に刷本Pを挟
持する。そして、これら持上部材31は、刷本Pの材質
や大きさ等に応じて種々の形状、大きさのものが準備さ
れ、刷本Pの大きさ(種類)に応じ交換して用いられ
る。
【0014】昇降シリンダ32L,32Rおよび進退シ
リンダ33L,33R(以下、必要に応じて添字のない
番号で代表する)は図外の圧力流体源に連絡され、進退
シリンダ33が持上部材31を積み上げられた刷本Pに
対して接近、離間する方向に駆動し、また、昇降シリン
ダ32が持上部材31を進退シリンダ33と一体に第2
の高さH2と第3の高さH3昇降駆動する。なお、圧力
流体源は、コントローラに接続されて制御される種々の
電磁バルブを有し、これら電磁バルブで制御して圧油や
圧縮空気等の圧力流体を各シリンダ32、33に供給す
る。この圧力流体源は周知のものを用いることができ、
その詳細な説明は割愛する。
【0015】ジョガー10は、図に示すように、叩き
板(背板)11を加振用シリンダ12に連結して構成さ
れる。叩き板11は、載置面1a上の刷本Pの後縁と当
接する叩き部11aと、この叩き部11aの上方に載置
面1a上の刷本Pから離間する方向(後方)に折り曲げ
形成されたガイド部11bとを有し、叩き部11aが後
述する第2の高さH2よりも概略下側に位置するように
配置される。加振用シリンダ12は、上述したシリンダ
32,33と同様に、圧力流体源と連絡され、圧力流体
源から供給される圧力粒体の作用で叩き板11を前後方
向に駆動、すなわち叩き板11に所定振幅、周波数の振
動を与える。このジョガー10は、周知のように、シリ
ンダ12により駆動される叩き板11の叩き部11aが
刷本Pの後縁を叩いて前縁を前板51に突き当てること
で整列させ、また、叩き板11のガイド部11bが刷本
Pを案内する。
【0016】フラットエアノズル41は、昇降シリンダ
44によって載置面1aから第2の高さH2までの範囲
を上下動可能に支持される。このフラットエアノズル4
1は、加圧空気源に制御用の電磁バルブ等を介して連絡
し、ノズル孔から空気を噴射する。電磁バルブは、上述
した各バルブと同様に、コントローラに接続され、コン
トローラにより制御される。このフラットエアノズル4
1は、ノズル孔から圧縮空気を刷本Pに向けて噴射し、
刷本P間に空気を入れて、すなわち風入れを行って刷本
Pを分離する。これらフラットエアノズル41等がエア
ー噴出器に相当する。なお、この実施例では、フラット
エアノズル41を載置面1aの側方に配置するが、前方
や後方に配置することも可能である。
【0017】さらに、丁合機台1には載置面1a上の刷
本Pの積上高さを検出する2つの第1、第3の積上高さ
センサ61,62が上下に離間して設けられる。これら
センサ61,62は、例えば、発光素子と受光素子とを
整列板21L,21Rの外側方に配置して構成され、こ
れら発光素子および受光素子が前述したコントローラに
接続される。第1の積上高さセンサ61は刷本Pが第1
の高さH1を超えて積み上げられたことを検出して検知
信号をコントローラに出力し、同様に、第2の積上高さ
センサ62は刷本Pが上記第1の高さH1より高い第3
の高さH3を超えて積み上げられたことを検出して検知
信号を出力する。なお、本実施例では上記センサ61,
62を光学的なセンサにより構成するが、これらのセン
サ61,62はマイクロスイッチ等の機械的なセンサや
積み上げ高さを連続的に検出できる超音波式等の電気的
なセンサ等で代替することも可能である。
【0018】この実施例にあっては、結束が解かれた刷
本Pが供給され、これら刷本Pが載置面1a上に積み上
げられて載置される。そして、刷本Pが第3の高さH3
を超えて積み上げられた場合、第3の積上高さセンサ6
2の検出信号に基づき昇降シリンダ32と進退シリンダ
33が駆動され、持上部材31が第2の高さH2より上
方部分の刷本Pを第3の積上高さH3よりも上方に持ち
上げる(図参照)。すなわち、先ず、各進退シリンダ
33が前進作動して持上部材31を刷本Pの間に差し込
んだ後、昇降シリンダ32が上昇方向に作動して持上部
材31を上動させ、上方部分の刷本Pを持ち上げる。こ
こで、持ち上げる際には、持上部材31が後方に所定距
離Eだけ偏心した位置に配置されているため、持ち上げ
た刷本Pが後方に倒れることもない。
【0019】また、持ち上げる際には、上方部分の刷本
Pは持上部材31の持上面31a上に載置した状態で持
ち上げられるが、一部の刷本Pは各持上部材31L,3
1Rの傾斜面31b間および垂直面31c間に挟持され
て持ち上げられる。そして、各持上部材31L,31R
の傾斜面31b間および垂直面31c間に挟持されて持
ち上げられた刷本Pは、図に仮想線で示すように、自
身のコシでパラパラと下方に落下する。したがって、刷
本Pは落下により自然に捌かれ、特別の作業を行うこと
無く捌きが行われる。
【0020】一方、刷本Pが上方に持ち上げられて載置
面1a上の刷本Pが上下に二分されると、下側部分の刷
本Pに対してジョガー10が叩き板11の叩き部11a
で叩いて前板51に突き当てて揃え、また、フラットエ
アノズル41が上記範囲を上下に往復動しつつノズル孔
から下側部分の刷本P間に空気を送り込んで風入れを行
う。ここで、刷本Pは上下に二分されるため、刷本Pが
自重により密着することもなく、刷本Pが強く結束され
ていた場合にも刷本Pを確実に分離でき、また、風入れ
は下側部分の刷本Pに対してのみ行えば足り、フラット
エアノズル41の往復動範囲が小さく十分な空気を刷本
P間に送り込むことができ、各刷本Pの捌きが確実に行
える。そして、この下側部分の刷本Pは取出口1cから
刷本引出器によって1枚ずつ取り出されて丁合機に供給
される。
【0021】この後、下側部分の刷本Pの積上高さが第
1の高さH1より低くなると、第1の積上高さセンサ6
1の出力に基づき昇降シリンダ32が下降作動し、次い
で進退シリンダ33が後退作動する。したがって、持上
部材31により持ち上げられた上方部分の刷本Pは下側
部分の刷本P上に一体に積み上げられる。この時、ジョ
ガー10の叩き板11にはガイド部11bが形成され、
下降する上側部分の刷本Pはガイド部11bにより案内
されるため、上側部分の刷本Pを確実に下側部分の刷本
P上に載せることができる。
【0022】そして、上側部分の刷本Pを下側部分の刷
本Pの上に積み上げた状態で刷本Pの積上高さが第3の
高さH3よりも高ければ、再び上記一連の動作を行い、
この一連の動作を刷本Pの積上高さが第1の高さH1よ
りも低くなるまで繰り返して行う。したがって、載置面
1a上に刷本Pを高く積み上げた場合にも自重の悪影響
を受けること無く、すなわち自重で刷本Pが密着すると
いう不都合を生じること無く捌きが行え、載置面1aに
大量の刷本Pを一時に供給でき、供給回数を少なくして
工数を削減できる。
【0023】上述したように、この実施例によれば、載
置面1a上の上側部分の刷本Pを持ち上げて上下に二分
し、下側部分の刷本Pの後縁をジョガー10で叩いて突
き揃え、また、フラットエアノズル41から下側部分の
刷本P間に空気を送り込む。すなわち、二分された下側
部分の刷本Pに対してのみ捌き処理を行うように構成し
たため、載置面1a上に刷本Pを高く積み上げた場合で
も刷本Pが自重により密着する等の不都合を防止でき、
刷本Pを確実に捌くことができる。
【0024】また、異なるサイズ、厚み、材質の刷本P
の捌きを行う場合にも、整列板21や前板51の位置を
調整し、あるいは持上部材31を合致した形状に交換す
る等で対処できるため、異種の刷本Pへの切替えが容易
である。さらに、上述した実施例では、シート状物とし
て刷本を例示するが、この発明は刷本に限らず種々のシ
ート状物に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物の捌き装置によれば、載置台上に載置された複数枚の
シート状物を持上器により持ち上げて上側部分と下側部
分とに上下に二分し、下側部分のシート状物のみをジョ
ガーにより叩いて突き揃えつつエアー噴出器により風入
れを行うため、自重あるいは強く結束されていたために
生じるシート状物の相互の密着を防止でき、シート状物
の揃えと捌きを確実に行える。そして、この捌き装置
は、一対の持上部材等を設けるのみで達成でき、装置の
小型化、低コスト化が図れる。
【0026】特に、本発明の装置は、エアー噴出器を上
下に移動させつつ風入れを行うように構成することでよ
り確実に捌きが行え、また、持上器を方に所定距離だ
け変位した位置に配置したためシート状物を持ち上げた
際の倒れが防止でき、さらに、持上器の持上部材に上部
平坦部と垂直部を形成したためシート状物を持ち上げた
際に垂直部間に挟持されたシート状物がパラパラと落ち
て捌かれ、より効果的に捌きが行える。
【0027】そして、本発明のシート状物の捌き方法に
よれば、載置台上に載置された複数枚のシート状物を持
ち上げて上側部分と下側部分とに上下に二分し、下側部
分のシート状物のみをジョガーにより叩いて突き揃えつ
つ取出口から順次取り出し、下側部分のシート状物が少
なくなった場合は、上側部分のシート状物を下側部分の
シート状物上に下ろした後、再度上側部分と下側部分と
に二分し、以下、この処理を繰り返すことで、全てのシ
ート状物の突き揃えと捌きとが行え、捌きの自動化も容
易である。また、この発明の捌き方法は、下側部分のシ
ート状物を風入れと突き揃えとを行いつつ載置台に形成
された取出口から順次取り出すように構成したため、捌
きが連続的に行え、高い作業効率が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るシート状物の捌き装
置を模式的に示す正面図である。
【図2】同シート状物の捌き装置の作動状態の説明図で
ある。
【図3】同シート状物の捌き装置を模式的に示す側面図
である。
【図4】同シート状物の捌き装置の要部の拡大側面図で
ある。
【符号の説明】
1 丁合機台 1a 載置面 1b 引出面 1c 取出口 10 ジョガー 11 叩き板 11a 叩き部 11b ガイド部 12 加振用シリンダ 21,21L,21R 整列板(横板) 21a ガイド部 21b 開口 31,31L,31R 持上部材 32,32L,32R 昇降用シリンダ 33,33L,33R 進退用シリンダ 41 フラットエアノズル 51 前板 61 第1の積上高さセンサ 62 第3の積上高さセンサ E 偏心距離 G 刷本の重心 P 刷本(シート状物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−243744(JP,A) 実開 平2−55622(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台上に設けられ、前板と一対の横板
    とを備えてシート状物が積上載置される供給ボックス
    と、 該供給ボックスの該横板の下方部に対向配備されて昇降
    可能であって、該横板間に出没自在で、シート状物を挟
    持してその重量と弾性とにより分離落下させて該シート
    状物を捌く持上部材を備えた持上器と、 前記持上部材から落するシート状物風入れを行うエア
    ー噴出器と、 前記前板に対向してシート状物に振動を与える前後動自
    在の背板と、を設けたことを特徴とするシート状物の捌
    き装置。
  2. 【請求項2】 前記エアー噴出器を上下動可能に設け、
    該エアー噴出器を上下に移動させながらシート状物の間
    に風入れを行うようにした請求項1記載のシート状物の
    捌き装置。
  3. 【請求項3】 前記持上器をシート状物の重心位置より
    も所定距離だけ後方に配置して、該持上器で持ち上げら
    れた前記シート状物が前記背板側に倒れないようにした
    請求項1記載のシート状物の捌き装置。
  4. 【請求項4】 前記持上部材は、積み上げたシート状物
    を持ち上げる平坦な持上面と、該持上面の前端縁から斜
    め下外側方に傾斜する傾斜面、および傾斜面下端から鉛
    直に垂下する垂直面を有する形状とした請求項1または
    請求項3記載のシート状物の捌き装置。
  5. 【請求項5】 複数枚のシート状物の両側に配置された
    持上器に出没自在の持上部材が設けられ、該持上部材が
    平坦な持上面と該持上面の先端から斜め下外側方に傾斜
    する傾斜面と該傾斜面に続く垂直面とを有し、該持上部
    材を該複数枚のシート状物間に差し込んで上側部分と下
    側部分とに二分し、該複数枚のシート状物の上側部分を
    前記持上面に載置するとともに該シート状物の下側部分
    を前記持上部材の該傾斜面と該垂直面とで挟持して前記
    持上器により所定高さまで持ち上げ、該下側部分のシー
    ト状物をその重量と弾性とにより分離落下させて捌き、
    エアー噴出器により落下するシート状物間に風入れしつ
    つ積み重ね、背板でシート状物を叩いて前板に突き揃
    えるようにしたことを特徴とするシート状物の捌き方
    法。
  6. 【請求項6】 前記下側部分のシート状物に対して風入
    れと突き揃えを行いつつ該下側部分のシート状物を前記
    載置台に形成された取出口から順次取り出すようにした
    請求項5記載のシート状物の捌き方法。
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