JP3492764B2 - 偏波共用平面アンテナ - Google Patents

偏波共用平面アンテナ

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JP3492764B2
JP3492764B2 JP12519694A JP12519694A JP3492764B2 JP 3492764 B2 JP3492764 B2 JP 3492764B2 JP 12519694 A JP12519694 A JP 12519694A JP 12519694 A JP12519694 A JP 12519694A JP 3492764 B2 JP3492764 B2 JP 3492764B2
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淳 皆瀬
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伊市 若生
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯における
衛星通信等に用いられる偏波共用平面アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】平面アンテナにおける偏波共用アンテナ
には、2つの偏波(直線偏波の場合:水平及び垂直偏
波、円偏波の場合:右旋及び左旋偏波)それぞれを受信
又は送信するための給電線路が2本必要になる。
【0003】図6は従来の偏波共用平面アンテナの組立
て構成を示す外観斜視図である。図6において、31は
直線偏波用の方形放射素子、32はアースパターン、3
3は第1偏波用給電線路、34は放射回路板、35は誘
電体板、36は第2偏波用給電線路、37は給電回路
板、38は誘電体板、39はアース板である。
【0004】すなわち、前記従来の偏波共用平面アンテ
ナは、放射回路板34の表面に、方形放射素子31及び
第1偏波用給電線路33を、アースパターン32で囲ん
でそれぞれ同一平面状に形成し、この放射回路板34の
下層に対し、前記第1偏波用給電線路33とは直交する
第2偏波用給電線路36を形成した給電回路板37及び
アース板39を、それぞれ誘電体板35,38を介して
順次積層し構成している。
【0005】しかし、前記従来の偏波共用平面アンテナ
では、方形放射素子31と同一平面状に形成した第1偏
波用給電線路33と、給電回路板37に形成した第2偏
波用の給電線路36とが、誘電体板35を介して電磁界
的に結合するため、交差偏波特性が劣化する問題があ
る。
【0006】そこで、前記図6で示した従来の偏波共用
平面アンテナにおける2つの直交する給電線路間の電磁
界的結合を防止した平面アンテナが考えられている。図
7は給電線路間の電磁界的結合を防止した従来の偏波共
用平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視図である。
【0007】図7において、3Cは直線偏波用の方形放
射素子、3Dはアースパターン、3Eは放射回路板、3
Fは誘電体板、3Gは第1偏波用給電線路、3Hは第1
給電回路板、3Iは誘電体板、3Jは結合スロット、3
Kは結合防止アース板、3Lは誘電体板、3Mは第2偏
波用給電線路、3Nは第2給電回路板、3Pは誘電体
板、3Qはアース板である。
【0008】すなわち、前記給電線路間の電磁界的結合
を防止した従来の偏波共用平面アンテナは、方形放射素
子3Cをアースパターン3Dで囲んで同一平面状に形成
した放射回路板3Eの下層に対し、第1偏波用給電線路
3Gを形成した第1給電回路板3H、結合スロット3J
を形成した結合防止アース板3K、前記第1偏波用給電
線路3Gとは直交する第2偏波用給電線路3Mを形成し
た第2給電回路板3N、そして、アース板3Qを、それ
ぞれ誘電体板3F,3I,3L,3Pを介して順次積層
し構成している。
【0009】つまり、図7おける従来の偏波共用平面ア
ンテナでは、直交する2つの給電線路3G,3M間に結
合防止アース板3Kを介在配置することにより、両線路
3G,3M間の電磁界的結合が防止され、また、結合防
止アース板3Kより上層にある方形放射素子3Cと下層
にある第2偏波用給電線路3Mとは、該結合防止アース
板3Kに形成した結合スロット3Jを通し電磁界的に結
合されるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
7おける給電線路間の電磁界的結合を防止した従来の偏
波共用平面アンテナでは、第1給電回路板3H及び第2
給電回路板3N、そして、結合防止アース板3Kをそれ
ぞれ独立して設ける必要があるため、導体層の積層数が
5層にもなり、構成が複雑になるばかりか、第2偏波用
給電線路3Mの上下を結合防止アース板3Kとアース板
3Qとで挟んだトリプレート構造となるため、該アース
板3K,3Q間に不要モードの電力が発生し、素子励振
の均一度及び交差偏波特性が新たに劣化する問題があ
る。
【0011】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
結合防止アース板を独立して設ける必要なく、直交する
2つの給電線路間の電磁界的結合を防止でき、優れた交
差偏波特性を得ることが可能になる偏波共用平面アンテ
ナを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の偏波共用平面アンテナは、放射素子及び該放射
素子を囲むアースパターンが同一平面状に形成された放
射回路板と、この放射回路板の上層に対し誘電体板を介
して積層され、一方の偏波を前記放射素子に励振させる
ための第1偏波用給電線路が形成された第1給電回路板
と、前記放射回路板の下層に対し誘電体板を介して積層
され、他方の偏波を前記放射素子に励振させるための前
記第1偏波用給電線路とは直交する第2偏波用給電線路
が形成された第2給電回路板と、この第2給電回路板の
下層に対し誘電体板を介して積層されるアース板とを備
えて構成したものである。
【0013】また、本発明に係わる第2の偏波共用平面
アンテナは、前記第1の偏波共用平面アンテナにあっ
て、その放射回路板と第2給電回路板との間に介する誘
電体板を、前記第2給電回路板とアース板との間に介す
る誘電体板よりも薄い誘電体板とし、前記第2給電回路
板を放射回路板とアース板との中間よりも該放射回路板
寄りに近接配置して構成したものである。
【0014】また、本発明に係わる第3の偏波共用平面
アンテナは、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナ
にあって、その放射素子を垂直及び水平偏波が励振され
る方形放射素子として構成したものである。
【0015】また、本発明に係わる第4の偏波共用平面
アンテナは、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナ
にあって、その放射素子を右旋及び左旋円偏波が励振さ
れる円形放射素子として構成したものである。
【0016】
【作用】つまり、前記第1の偏波共用平面アンテナで
は、放射素子及び該放射素子を囲むアースパターンを同
一平面状に形成した放射回路板の上層には、第1偏波用
給電線路を形成した第1給電回路板が、誘電体板を介し
て積層され、前記放射回路板の下層には、第2偏波用給
電線路を形成した第2給電回路板が、誘電体板を介して
積層されるので、前記放射素子に対し、前記第1偏波用
給電線路及び第2偏波用給電線路は、各対応する誘電体
板を介して電磁界的に結合され、第1及び第2偏波が同
時に励振されると共に、前記第1偏波用給電線路と第2
偏波用給電線路とは、前記放射回路板に形成したアース
パターンにより電磁界的に結合分離され、優れた交差偏
波特性が得られることになる。
【0017】また、前記第2の偏波共用平面アンテナで
は、前記第1の偏波共用平面アンテナにあって、その第
2給電回路板が放射回路板とアース板との中間よりも該
放射回路板寄りに近接配置されるので、トリプレート構
造による不要モードの発生が抑制され、より優れた交差
偏波特性が得られると共に、第2偏波用給電線路と放射
素子との結合度が強化され、広帯域化が図れることにな
る。
【0018】また、前記第3の偏波共用平面アンテナで
は、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナにあっ
て、その放射素子には、垂直及び水平偏波が同時に励振
されることになる。
【0019】また、前記第4の偏波共用平面アンテナで
は、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナにあっ
て、その放射素子には、右旋及び左旋円偏波が同時に励
振されることになる。
【0020】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は垂直及び水平偏波共用平面アンテナの組立
て構成を示す外観斜視図である。
【0021】図1において、11は第1偏波用給電線
路、12は第1給電回路板、13は誘電体板、14はア
ースパターン、15は直線偏波用の方形放射素子(方形
マイクロストリップパッチアンテナ)、16は放射回路
板、17は誘電体板、18は第2偏波用給電線路、19
は第2給電回路板、1Aは誘電体板、1Bはアース板で
ある。
【0022】すなわち、方形放射素子15を中央にして
その周囲を同一平面状にアースパターン14で囲った放
射回路板16の下層に対し、第2偏波用給電線路18を
形成した第2給電回路板19及びアース板1Bを、それ
ぞれ誘電体板17,1Aを介して順次積層する。
【0023】また、前記放射回路板16の上層に対して
は、前記第2偏波用給電線路18とは直交する第1偏波
用給電線路11を形成した第1給電回路板12を誘電体
板13を介して積層する。
【0024】ここで、前記第1偏波用給電線路11と第
2偏波用給電線路18とは、それぞれ直交した方向に形
成されると共に、そのそれぞれの給電線路11,18
は、共にその先端部が方形放射素子15の中心部に対応
して配置形成され、前記方形放射素子15は、共振周波
数の基本モードで励振するよう設計される。
【0025】すなわち、前記構成による垂直及び水平偏
波共用平面アンテナでは、方形放射素子15を形成した
放射回路板16の下方に、一方の直線偏波成分を有する
電波を前記放射素子15に励振させるための第2偏波用
給電線路18を形成した第2給電回路板19が誘電体板
17を介して配置されるので、方形放射素子15と第2
偏波用給電線路18とは電磁界的に結合される。
【0026】また、前記第2給電回路板19の下方に
は、誘電体板1Aを介してアース板1Bが配置されるの
で、前記放射回路板16と第2給電回路板19とアース
板1Bとで、所謂トリプレート型のマイクロストリップ
平面アンテナが構成される。
【0027】また、前記一方の直線偏波成分を有する電
波と直交する他方の直線偏波成分を有する電波を前記放
射素子15に励振させるための第1偏波用給電線路11
を形成した第1給電回路板12が、放射回路板16の上
方に誘電体板13を介して配置されるので、方形放射素
子15と第1偏波用給電線路11とは電磁界的に結合さ
れる。
【0028】よって、前記第1給電回路板12と第2給
電回路板19とを合わせて、垂直及び水平偏波の2つの
電波が、方形放射素子15に同時に励振され、垂直及び
水平偏波共用平面アンテナとして動作するようになる。
【0029】そして、直交する上下2つの給電線路1
1,18間には、アースパターン14を形成した放射回
路板16が配置されるので、結合防止用のアース板を独
立して設けずとも、該直交する2つの給電線路11,1
8間は、電磁界的に分離されるようになり、優れた交差
偏波特性が得られるようになる。
【0030】したがって、前記構成の垂直及び水平偏波
共用平面アンテナによれば、方形放射素子15を同一平
面状で囲んだアースパターン14を形成した放射回路板
16を挟んで、その上層には第1偏波用給電線路11を
形成した第1給電回路板12を誘電体板13を介して積
層し、また、下層には第2偏波用給電線路18を形成し
た第2給電回路板19を誘電体板17を介して積層し、
前記第1偏波用給電線路11及び第2偏波用給電線路1
8に対し、それぞれ各対応する誘電体板13及び17を
介して方形放射素子15と電磁界的結合を図ると共に、
第1偏波用給電線路11と第2偏波用給電線路18とは
放射回路板16に形成したアースパターン14によりそ
の電磁界的結合が阻止されるので、垂直及び水平の直交
する2つの偏波を共用できると共に、結合防止アース板
を独立して設けずとも、優れた交差偏波特性を得ること
ができる。
【0031】図2は右旋及び左旋円偏波共用平面アンテ
ナの組立て構成を示す外観斜視図である。図2におい
て、21は第1円偏波用給電線路、22は第1給電回路
板、23は誘電体板、24はアースパターン、25は円
偏波用の縮退分離素子装荷円形放射素子(ノッチ付き円
形マイクロストリップパッチアンテナ)、26は放射回
路板、27は誘電体板、28は第2円偏波用給電線路、
29は第2給電回路板、2Aは誘電体板、2Bはアース
板である。
【0032】すなわち、縮退分離素子装荷円形放射素子
25を中央にしてその周囲を同一平面状にアースパター
ン24で囲った放射回路板26の下層に対し、第2円偏
波用給電線路28を形成した第2給電回路板29及びア
ース板2Bを、それぞれ誘電体板27,2Aを介して順
次積層する。
【0033】また、前記放射回路板26の上層に対して
は、前記第2円偏波用給電線路28とは直交する第1円
偏波用給電線路21を形成した第1給電回路板22を誘
電体板23を介して積層する。
【0034】ここで、前記第1円偏波用給電線路21と
第2円偏波用給電線路28とは、それぞれ直交した方向
に形成されると共に、そのそれぞれの給電線路21,2
8は、共にその先端部が縮退分離素子装荷円形放射素子
25の中心部に対応して配置形成されるので、前記ノッ
チ付き円形マイクロストリップパッチアンテナからなる
縮退分離素子装荷円形放射素子25は、該放射素子25
への給電点が1点であっても、円偏波を発生する特徴を
有している。
【0035】すなわち、前記構成による右旋及び左旋円
偏波共用平面アンテナでは、縮退分離素子装荷円形放射
素子25を形成した放射回路板26の下方に、一方の円
偏波成分を有する電波を前記放射素子25に励振させる
ための第2円偏波用給電線路28を形成した第2給電回
路板29が誘電体板27を介して配置されるので、縮退
分離素子装荷円形放射素子25と第2円偏波用給電線路
28とは電磁界的に結合される。
【0036】また、前記第2給電回路板29の下方に
は、誘電体板2Aを介してアース板2Bが配置されるの
で、前記放射回路板26と第2給電回路板29とアース
板2Bとで、所謂トリプレート型のマイクロストリップ
平面アンテナが構成される。
【0037】また、前記一方の円偏波成分を有する電波
とは逆旋の他方の円偏波成分を有する電波を前記放射素
子25に励振させるための第1円偏波用給電線路21を
形成した第1給電回路板22が、放射回路板26の上方
に誘電体板23を介して配置されるので、放射素子25
と第1円偏波用給電線路21とは電磁界的に結合され
る。
【0038】よって、前記第1給電回路板22と第2給
電回路板29とを合わせて、右旋及び左旋円偏波の2つ
の電波が、縮退分離素子装荷円形放射素子25に同時に
励振され、右旋及び左旋円偏波共用平面アンテナとして
動作するようになる。
【0039】そして、直交する上下2つの給電線路2
1,28間には、アースパターン24を形成した放射回
路板26が配置されるので、結合防止用のアース板を独
立して設けずとも、該直交する2つの給電線路21,2
8間は、電磁界的に分離されるようになり、優れた交差
偏波特性が得られるようになる。
【0040】したがって、前記構成の右旋及び左旋円偏
波共用平面アンテナによれば、縮退分離素子装荷円形放
射素子25を同一平面状で囲んだアースパターン24を
形成した放射回路板26を挟んで、その上層には第1円
偏波用給電線路21を形成した第1給電回路板22を誘
電体板23を介して積層し、また、下層には第2円偏波
用給電線路28を形成した第2給電回路板29を誘電体
板27を介して積層し、前記第1円偏波用給電線路21
及び第2円偏波用給電線路28に対し、それぞれ各対応
する誘電体板23及び27を介して縮退分離素子装荷円
形放射素子25と電磁界的結合を図ると共に、第1円偏
波用給電線路21と第2円偏波用給電線路28とは放射
回路板26に形成したアースパターン24によりその電
磁界的結合が阻止されるので、右旋及び左旋で逆旋する
2つの円偏波を共用できると共に、結合防止アース板を
独立して設けずとも、優れた交差偏波特性を得ることが
できる。
【0041】図3は複数の放射素子を設けた垂直及び水
平偏波共用平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視図
である。図3において、41は第1偏波用給電線路、4
2は第1給電回路板、43は誘電体板、44はアースパ
ターン、45は直線偏波用の複数の方形放射素子(方形
マイクロストリップパッチアンテナ)、46は放射回路
板、47は誘電体板、48は第2偏波用給電線路、49
は第2給電回路板、4Aは誘電体板、4Bはアース板で
ある。
【0042】すなわち、複数の方形放射素子45を、例
えば4×4で縦横に配列し、その周囲を同一平面状にア
ースパターン44で囲った放射回路板46の下層に対
し、第2偏波用給電線路48を形成した第2給電回路板
49及びアース板4Bを、それぞれ誘電体板47,4A
を介して順次積層する。
【0043】また、前記放射回路板46の上層に対して
は、前記第2偏波用給電線路48とは直交する第1偏波
用給電線路41を形成した第1給電回路板42を誘電体
板43を介して積層する。
【0044】ここで、前記第1偏波用給電線路41と第
2偏波用給電線路48とは、それぞれ直交した方向に形
成されると共に、そのそれぞれの給電線路41,48
は、共にその先端部が前記複数の方形放射素子45それ
ぞれの中心部に対応して複数に分岐して配置形成され、
前記各方形放射素子45は、共振周波数の基本モードで
励振するよう設計される。
【0045】すなわち、前記構成による複数の放射素子
を設けた垂直及び水平偏波共用平面アンテナでは、複数
の方形放射素子45を形成した放射回路板46の下方
に、一方の直線偏波成分を有する電波を前記各放射素子
45に励振させるための第2偏波用給電線路48を複数
分岐して形成した第2給電回路板49が誘電体板47を
介して配置されるので、各方形放射素子45と第2偏波
用給電線路48とは電磁界的に結合される。
【0046】また、前記第2給電回路板49の下方に
は、誘電体板4Aを介してアース板4Bが配置されるの
で、前記放射回路板46と第2給電回路板49とアース
板4Bとで、所謂トリプレート型のマイクロストリップ
平面アンテナが構成される。
【0047】また、前記一方の直線偏波成分を有する電
波と直交する他方の直線偏波成分を有する電波を前記各
放射素子45に励振させるための第1偏波用給電線路4
1を形成した第1給電回路板42が、放射回路板46の
上方に誘電体板43を介して配置されるので、各方形放
射素子45と第1偏波用給電線路41とは電磁界的に結
合される。
【0048】よって、前記第1給電回路板42と第2給
電回路板49とを合わせて、垂直及び水平偏波の2つの
電波が、複数の方形放射素子45に同時に励振され、高
利得の垂直及び水平偏波共用平面アンテナとして動作す
るようになる。
【0049】そして、直交する上下2つの給電線路4
1,48間には、アースパターン44を形成した放射回
路板46が配置されるので、結合防止用のアース板を独
立して設けずとも、該直交する2つの給電線路41,4
8間は、電磁界的に分離されるようになり、優れた交差
偏波特性が得られるようになる。
【0050】したがって、前記構成の複数の放射素子を
設けた垂直及び水平偏波共用平面アンテナによれば、複
数の方形放射素子45を同一平面状で囲んだアースパタ
ーン44を形成した放射回路板46を挟んで、その上層
には第1偏波用給電線路41を形成した第1給電回路板
42を誘電体板43を介して積層し、また、下層には第
2偏波用給電線路48を形成した第2給電回路板49を
誘電体板47を介して積層し、前記第1偏波用給電線路
41及び第2偏波用給電線路48に対し、それぞれ各対
応する誘電体板43及び47を介して複数の方形放射素
子45と電磁界的結合を図ると共に、第1偏波用給電線
路41と第2偏波用給電線路48とは放射回路板46に
形成したアースパターン44によりその電磁界的結合が
阻止されるので、垂直及び水平の直交する2つの偏波を
高利得で共用できると共に、結合防止アース板を独立し
て設けずとも、優れた交差偏波特性を得ることができ
る。
【0051】図4は複数の放射素子を設けた右旋及び左
旋円偏波共用平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視
図である。図4において、51は第1円偏波用給電線
路、52は第1給電回路板、53は誘電体板、54はア
ースパターン、55は円偏波用の複数の縮退分離素子装
荷円形放射素子(ノッチ付き円形マイクロストリップパ
ッチアンテナ)、56は放射回路板、57は誘電体板、
58は第2円偏波用給電線路、59は第2給電回路板、
5Aは誘電体板、5Bはアース板である。
【0052】すなわち、複数の縮退分離素子装荷円形放
射素子55を、例えば4×4で縦横に配列し、その周囲
を同一平面状にアースパターン54で囲った放射回路板
56の下層に対し、第2円偏波用給電線路58を形成し
た第2給電回路板59及びアース板5Bを、それぞれ誘
電体板57,5Aを介して順次積層する。
【0053】また、前記放射回路板56の上層に対して
は、前記第2円偏波用給電線路58とは直交する第1円
偏波用給電線路51を形成した第1給電回路板52を誘
電体板53を介して積層する。
【0054】ここで、前記第1円偏波用給電線路51と
第2円偏波用給電線路58とは、それぞれ直交した方向
に形成されると共に、そのそれぞれの給電線路51,5
8は、共にその先端部が前記複数の縮退分離素子装荷円
形放射素子55それぞれの中心部に対応して複数に分岐
して配置形成されるので、前記ノッチ付き円形マイクロ
ストリップパッチアンテナからなる複数の縮退分離素子
装荷円形放射素子55は、該放射素子55への給電点が
それぞれ1点であっても、円偏波を発生する特徴を有し
ている。
【0055】すなわち、前記構成による複数の放射素子
を設けた右旋及び左旋円偏波共用平面アンテナでは、複
数の縮退分離素子装荷円形放射素子55を形成した放射
回路板56の下方に、一方の円偏波成分を有する電波を
前記各放射素子55に励振させるための第2円偏波用給
電線路58を形成した第2給電回路板59が誘電体板5
7を介して配置されるので、各縮退分離素子装荷円形放
射素子55と第2円偏波用給電線路58とは電磁界的に
結合される。
【0056】また、前記第2給電回路板59の下方に
は、誘電体板5Aを介してアース板5Bが配置されるの
で、前記放射回路板56と第2給電回路板59とアース
板5Bとで、所謂トリプレート型のマイクロストリップ
平面アンテナが構成される。
【0057】また、前記一方の円偏波成分を有する電波
とは逆旋の他方の円偏波成分を有する電波を前記各放射
素子55に励振させるための第1円偏波用給電線路51
を形成した第1給電回路板52が、放射回路板56の上
方に誘電体板53を介して配置されるので、各放射素子
55と第1円偏波用給電線路51とは電磁界的に結合さ
れる。
【0058】よって、前記第1給電回路板52と第2給
電回路板59とを合わせて、右旋及び左旋円偏波の2つ
の電波が、複数の縮退分離素子装荷円形放射素子55に
同時に励振され、高利得の右旋及び左旋円偏波共用平面
アンテナとして動作するようになる。
【0059】そして、直交する上下2つの給電線路5
1,58間には、アースパターン54を形成した放射回
路板56が配置されるので、結合防止用のアース板を独
立して設けずとも、該直交する2つの給電線路51,5
8間は、電磁界的に分離されるようになり、優れた交差
偏波特性が得られるようになる。
【0060】したがって、前記構成の複数の放射素子を
設けた右旋及び左旋円偏波共用平面アンテナによれば、
複数の縮退分離素子装荷円形放射素子55を同一平面状
で囲んだアースパターン54を形成した放射回路板56
を挟んで、その上層には第1円偏波用給電線路51を形
成した第1給電回路板52を誘電体板53を介して積層
し、また、下層には第2円偏波用給電線路58を形成し
た第2給電回路板59を誘電体板57を介して積層し、
前記第1円偏波用給電線路51及び第2円偏波用給電線
路58に対し、それぞれ各対応する誘電体板53及び5
7を介して複数の縮退分離素子装荷円形放射素子55と
電磁界的結合を図ると共に、第1円偏波用給電線路51
と第2円偏波用給電線路58とは放射回路板56に形成
したアースパターン54によりその電磁界的結合が阻止
されるので、右旋及び左旋で逆旋する2つの円偏波を高
利得で共用できると共に、結合防止アース板を独立して
設けずとも、優れた交差偏波特性を得ることができる。
【0061】図5は複数の放射素子を設けた第2の垂直
及び水平偏波共用平面アンテナの組立て構成を示す外観
斜視図である。図5において、61は第1偏波用給電線
路、62は第1給電回路板、63は誘電体板、64はア
ースパターン、65は直線偏波用の複数の方形放射素子
(方形マイクロストリップパッチアンテナ)、66は放
射回路板、67は誘電体薄板、68は第2偏波用給電線
路、69は第2給電回路板、6Aは誘電体板、6Bはア
ース板である。
【0062】すなわち、この第2の垂直及び水平偏波共
用平面アンテナにあっては、放射回路板66と第2給電
回路板69との間に介在積層する誘電体板として、前記
各実施例における誘電体板よりも薄い誘電体薄板67を
使用することにより、前記第2給電回路板69をアース
板6Bと放射回路板66の中間よりも該放射回路板66
寄りに接近させて配置構成する。
【0063】このように、第2給電回路板69を放射回
路板66側に近接して配置すると、トリプレート構造に
よる不要モードの発生が抑制されるので、前記各実施例
にも増して、さらに優れた交差偏波特性が得られると共
に、第2偏波用給電線路68と複数の放射素子65との
結合度が強化され、広帯域化が図れるようになる。
【0064】したがって、前記構成の複数の放射素子を
設けた第2の垂直及び水平偏波共用平面アンテナによれ
ば、垂直及び水平の直交する2つの偏波を高利得で共用
でき、結合防止アース板を独立して設けずとも、より優
れた交差偏波特性を得ることができると共に、広帯域化
をも実現することができる。
【0065】なお、前記図5における第2の垂直及び水
平偏波共用平面アンテナで示したように、放射回路板6
6と第2の給電回路板69との間に誘電体薄板67を使
用し、さらに優れた交差偏波特性と広帯域化を実現する
ようにした積層構造は、前記図1乃至第4で示した全て
の偏波共用平面アンテナに対し同様にして実施すること
ができ、より優れた交差偏波特性と広帯域化を実現する
ことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の偏波共用
平面アンテナによれば、放射素子及び該放射素子を囲む
アースパターンを同一平面状に形成した放射回路板の上
層には、第1偏波用給電線路を形成した第1給電回路板
が、誘電体板を介して積層され、前記放射回路板の下層
には、第2偏波用給電線路を形成した第2給電回路板
が、誘電体板を介して積層されるので、前記放射素子に
対し、前記第1偏波用給電線路及び第2偏波用給電線路
は、各対応する誘電体板を介して電磁界的に結合され、
第1及び第2偏波が同時に励振されると共に、前記第1
偏波用給電線路と第2偏波用給電線路とは、前記放射回
路板に形成したアースパターンにより電磁界的に結合分
離され、優れた交差偏波特性が得られるようになる。
【0067】また、本発明の第2の偏波共用平面アンテ
ナによれば、前記第1の偏波共用平面アンテナにあっ
て、その第2給電回路板が放射回路板とアース板との中
間よりも該放射回路板寄りに近接配置されるので、トリ
プレート構造による不要モードの発生が抑制され、より
優れた交差偏波特性が得られると共に、第2偏波用給電
線路と放射素子との結合度が強化され、広帯域化が図れ
るようになる。
【0068】また、本発明の第3の偏波共用平面アンテ
ナによれば、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナ
にあって、その放射素子には、垂直及び水平偏波が同時
に励振されるようになる。
【0069】また、本発明の第4の偏波共用平面アンテ
ナによれば、前記第1又は第2の偏波共用平面アンテナ
にあって、その放射素子には、右旋及び左旋円偏波が同
時に励振されるようになる。
【0070】したがって、本発明によれば、結合防止ア
ース板を独立して設ける必要なく、直交する2つの給電
線路間の電磁界的結合を防止でき、優れた交差偏波特性
を得ることが可能な、垂直及び水平偏波共用の又は右旋
及び左旋円偏波共用の偏波共用平面アンテナを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる垂直及び水平偏波共用
平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視図。
【図2】本発明の実施例に係わる右旋及び左旋円偏波共
用平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視図。
【図3】本発明の実施例に係わる複数の放射素子を設け
た垂直及び水平偏波共用平面アンテナの組立て構成を示
す外観斜視図。
【図4】本発明の実施例に係わる複数の放射素子を設け
た右旋及び左旋円偏波共用平面アンテナの組立て構成を
示す外観斜視図。
【図5】本発明の実施例に係わる複数の放射素子を設け
た第2の垂直及び水平偏波共用平面アンテナの組立て構
成を示す外観斜視図。
【図6】従来の偏波共用平面アンテナの組立て構成を示
す外観斜視図。
【図7】給電線路間の電磁界的結合を防止した従来の偏
波共用平面アンテナの組立て構成を示す外観斜視図。
【符号の説明】
11,41,61…第1偏波用給電線路、12,22,
42,52,62…第1給電回路板、13,17,1
A,23,27,2A,43,47,4A,53,5
7,5A,63,6A…誘電体板、14,24,44,
54,64…アースパターン、15,45,65…直線
偏波用の方形放射素子(方形マイクロストリップパッチ
アンテナ)、16,26,46,56,66…放射回路
板、18,48,68…第2偏波用給電線路、19,2
9,49,59,69…第2給電回路板、1B,2B,
4B,5B,6B…アース板、21,51…第1円偏波
用給電線路、25,55…円偏波用の縮退分離素子装荷
円形放射素子(ノッチ付き円形マイクロストリップパッ
チアンテナ)、28,58…第2円偏波用給電線路、6
7…誘電体薄板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若生 伊市 埼玉県大宮市蓮沼1406番地 八木アンテ ナ株式会社大宮工場内 (72)発明者 新井 康晴 埼玉県大宮市蓮沼1406番地 八木アンテ ナ株式会社大宮工場内 (56)参考文献 特開 平5−243836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/24 H01Q 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射素子及び該放射素子を囲むアースパ
    ターンが同一平面状に形成された放射回路板と、 この放射回路板の上層に対し誘電体板を介して積層さ
    れ、一方の偏波を前記放射素子に励振させるための第1
    偏波用給電線路が形成された第1給電回路板と、 前記放射回路板の下層に対し誘電体板を介して積層さ
    れ、他方の偏波を前記放射素子に励振させるための前記
    第1偏波用給電線路とは直交する第2偏波用給電線路が
    形成された第2給電回路板と、 この第2給電回路板の下層に対し誘電体板を介して積層
    されるアース板とを具備したことを特徴とする偏波共用
    平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記放射回路板と前記第2給電回路板と
    の間に介する誘電体板を、前記第2給電回路板と前記ア
    ース板との間に介する誘電体板よりも薄い誘電体板と
    し、前記第2給電回路板を前記放射回路板とアース板と
    の中間よりも該放射回路板寄りに近接配置したことを特
    徴とする請求項1記載の偏波共用平面アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記放射素子は垂直及び水平偏波が励振
    される方形放射素子であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の偏波共用平面アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記放射素子は右旋及び左旋円偏波が励
    振される円形放射素子であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の偏波共用平面アンテナ。
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