JP4081228B2 - 偏波共用平面アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロ波帯の衛星放送、衛星通信や地上通信に用いる偏波共用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットアンテナはパッチアンテナ等に比べて広い周波数帯域幅が得られ、またスロットアンテナを誘電体基板の接地面に形成することができるため、アンテナと給電線路の間で良好なアイソレーションが得られることが知られている。このスロットアンテナを偏波共用アンテナに用いた従来例として、例えば図3に示す特開平8−84021に記載されている偏波共用アンテナが挙げられる。
【0003】
図3に示すように、この従来例は誘電体基板上の同一導体面上19に直交する偏波の送受信を行うスロットアンテナ素子17、18を配置し、基板裏側のマイクロストリップ線路20、21で給電している。このように同一基板上に直交する偏波に対応するアンテナ素子を配置することで一つのアンテナで二つの偏波を同時に受信あるいは送信することが可能となり、直交偏波を利用した周波数共用無線通信に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例における構成とした場合、アンテナ素子間、及び給電線路間の相互結合により、直交する偏波間のアイソレーションが十分にとれない。特に、給電線に能動素子を接続したアクティブアンテナを構成した場合、増幅素子の入力側に他方の偏波の信号が結合すると偏波間のアイソレーションが更に劣化することになる。
【0005】
また、スロットアンテナは比較的広い周波数帯域が得られるものの、例えば12GHz帯のBS(放送衛星)及びCS(通信衛星)による放送を同一のアンテナで受信する場合11.7〜12.75GHzの周波数帯域が必要となり、上記の構成ではこのような広い周波数帯域に対応できないという問題があった。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためなされたものであり、直交偏波間のアイソレーションの劣化を防ぎ、また、広い周波数帯域に対応することができる偏波共用平面アンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は次のように構成することができる。
【0008】
請求項1に記載の発明による偏波共用平面アンテナは、第1のスロットアンテナ素子を有する第1の平面アンテナと、第2のスロットアンテナ素子を有する第2の平面アンテナとを、第1の平面アンテナを上層とし第2の平面アンテナを下層として各平面アンテナの偏波面が互いに直交するように積層し、第1のスロットアンテナ素子が設けられた導体面に第2のスロットアンテナ素子から放射される電磁波を通過させる無給電スロットを設けた偏波共用平面アンテナであって、前記第1のスロットアンテナ素子及び前記第2のスロットアンテナ素子はそれぞれ自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子を有し、前記偏波共用平面アンテナは、前記第1のスロットアンテナ素子及び前記第2のスロットアンテナ素子のそれぞれにおいて、2つのスロットアンテナ素子を同位相で給電するように構成されている
【0009】
本発明によれば、上層の平面アンテナに下層の平面アンテナの偏波を放射するための無給電スロットを配置して上層と下層の平面アンテナを積層したので、直交する偏波に対応するスロットアンテナ素子及び給電線を構成する各基板を分離でき、直交偏波間のアイソレーションの劣化を防ぐことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0011】
図1は本発明の実施例における偏波共用平面アンテナの分解斜視図であり、図2は同偏波共用平面アンテナの平面図である。
【0012】
図1に示すように、本発明の実施例における偏波共用平面アンテナは、その前面から順に、平行に配置した自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子2、2’及び平行に配置した2つの無給電スロット1、1’を含む導体板3、誘電体4、給電線路5を形成した給電基板6、誘電体7、自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子8、8’を含む導体板9、誘電体10、給電線路11を形成した給電基板12、誘電体16、地導体13が積層した構成をとる。
また、図2に示すように、上記の無給電スロット1、1’はスロットアンテナ素子8、8’の上部に配置される。
【0013】
このように、本発明の実施例における偏波共用平面アンテナは、トリプレート線路で給電するスロットアンテナを2段積層した構造になっている。
【0014】
上記の構成において、給電線路5、11の長さは、自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子2、2’及び、自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子8、8’がそれぞれ同位相で励振されるように設定される。
【0015】
また、上記の構成において、スロットアンテナ素子2、2’はトリプレート構造の給電線路5と電磁界結合される。スロットアンテナ素子2、2’から放射される電磁波は、地導体9が反射板として動作するため、アンテナの前方のみに放射される。また、給電線路11と結合しているスロットアンテナ素子8、8’から放射される電磁波は、地導体13が反射板として動作し、かつ無給電スロット1を励振することで地導体3を通過して前方に放射される。このように放射される電磁波はスロットアンテナ素子2、2’とスロットアンテナ素子8、8’が直角に配置されていることにより互いに直交する。
【0016】
上記の構成としたことにより、給電線路5と給電線路11は地導体9を挟んで分離されるため、給電線路間の相互結合による直交偏波間のアイソレーションの劣化を抑えることができる。また、それぞれの偏波に対して自己共振周波数の異なる2つのスロットアンテナ素子を同位相で給電することで、周波数帯域を広げることが可能となる。
【0017】
上記の偏波共用平面アンテナの給電端子14、15から得られる直交する2偏波の信号を適当に合成することで、右旋、左旋の各円偏波及び任意の偏波角の直線偏波の電波の送受信が可能となる。
【0018】
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の偏波共用平面アンテナによれば、直交する2つの偏波の給電線路を構成する基板を分離したので良好な偏波間アイソレーション特性を得ることができる。
【0019】
また、各偏波に対して自己共振周波数の異なる2つのスロットアンテナ素子を同位相で給電するようにしたので広い周波数帯域を得ることができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における偏波共用平面アンテナの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例における偏波共用平面アンテナの平面図である。
【図3】従来技術における偏波共用アンテナの平面図である。
【符号の説明】
1、1’ 無給電スロット
2、2’、8、8’ スロットアンテナ素子
3、9、13 地導体
4、7、10、16 誘電体板
5、11 給電線路
6、12 給電基板
14、15 給電端子
17、18 スロットアンテナ素子
19 地導体
20、21 給電線路

Claims (1)

  1. 第1のスロットアンテナ素子を有する第1の平面アンテナと、第2のスロットアンテナ素子を有する第2の平面アンテナとを、第1の平面アンテナを上層とし第2の平面アンテナを下層として各平面アンテナの偏波面が互いに直交するように積層し、
    第1のスロットアンテナ素子が設けられた導体面に第2のスロットアンテナ素子から放射される電磁波を通過させる無給電スロットを設けた偏波共用平面アンテナであって、
    前記第1のスロットアンテナ素子及び前記第2のスロットアンテナ素子はそれぞれ自己共振周波数が異なる2つのスロットアンテナ素子を有し、前記偏波共用平面アンテナは、前記第1のスロットアンテナ素子及び前記第2のスロットアンテナ素子のそれぞれにおいて、2つのスロットアンテナ素子を同位相で給電するように構成されていることを特徴とする偏波共用平面アンテナ
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