JP3491494B2 - 操作スイッチのホールド装置 - Google Patents
操作スイッチのホールド装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はポータブルＣＤプ
レーヤ等の不使用時の誤動作を防止するための操作スイ
ッチのホールド装置に係わり、特に、ホールドスイッチ
を作動状態としていることを気付かずに操作スイッチを
手で操作したときに操作可能とする操作スイッチのホー
ルド装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】ポータブルＣＤプレーヤ等の携帯用電子
機器は鞄等の中に入れて持ち運ぶ場合に他の物が操作ス
イッチのつまみを押すと誤動作する恐れがある。そのた
め操作スイッチを非動作状態とするホールド装置が用い
られている。 【０００３】図３および図４により従来の操作スイッチ
のホールド装置の例を説明する。図１に示すポータブル
ＣＤプレーヤ１の側面にはスライド式のホールドスイッ
チ２が設けられており、前面に操作スイッチのつまみ
３、３…が配置されている。図４に示す５は装置を制御
するマイクロコンピュータであり、Ａ／Ｄコンバータを
内蔵している。 【０００４】＋電源に接続された抵抗Ｒ０〜Ｒ３の直列
回路の接続点はマイクロコンピュータのＡ／Ｄコンバー
タ入力端子および各操作スイッチＳ１〜Ｓ４の一方の端
子に接続されている。操作スイッチＳ１〜Ｓ４の他方の
端子はホールドスイッチ２を介してグランドに接続され
る。 【０００５】ホールドスイッチ２が操作スイッチ側に接
続されているときは作動状態であり、このときいずれか
の操作スイッチが押されると、Ａ／Ｄコンバータの入力
電圧が変化する。マイクロコンピュータはＡ／Ｄコンバ
ータの入力電圧よりどの操作スイッチが押されたかを判
断して、その操作スイッチに対応した動作をする。 【０００６】ホールドスイッチ２をスライドさせて操作
スイッチ側から離すと操作スイッチがグランドと接続さ
れないので操作スイッチは非作動状態となる。ホールド
スイッチ２が操作スイッチを非作動状態とする位置にあ
るときはシルク印刷等で非作動状態が明示されるように
なっている。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の操作ス
イッチのホールド装置を用いた場合、操作スイッチが非
作動状態となっていることを気付かずに操作スイッチを
押して、装置が動作しないときに使用者が間違って故障
と判断することがあり、クレームの原因となっていた。 【０００８】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、ホールド装置に
より操作スイッチを非作動状態としても操作スイッチの
つまみを手で操作すると装置を操作することができる操
作スイッチのホールド装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】この発明の操作スイッチ
のホールド装置は、操作スイッチの接続回路に設けられ
たホールドスイッチを遮断させることにより、物体が操
作スイッチのつまみを押したときに操作スイッチを非作
動状態とする操作スイッチのホールド装置において、前
記操作スイッチのつまみ表面を導電性とし、前記つまみ
を手で触れたときのノイズをローパスフイルタを通して
増幅器で増幅し、前記増幅器の出力をピークホールド回
路でピークホールドし、前記ピークホールド回路の出力
により前記ホールドスイッチと並列に接続されたスイッ
チ素子を導通させるように構成したものである。 【００１０】 【発明の実施の形態】この発明の実施例である操作スイ
ッチのホールド装置を図面に基づいて説明する。図１に
実施例の操作スイッチおよびそのつまみを示す。つまみ
３は操作スイッチＳ１の前方に配置されており、つまみ
３を押すと変形して操作スイッチＳ１を動作させる。つ
まみ３はメッキされており、その導電部はプリント基板
４の回路に接続されている。 【００１１】図２に実施例のホールド回路を示す。この
回路では図４で示したものと同様の回路のホールドスイ
ッチ２と並列にトランジスタＱ１が接続されている。つ
まみ３の導電部は点線で示す線路でローパスフイルタ６
の入力端子に接続されている。ローパスフイルタ６の出
力端子は増幅器７の入力端子に接続されている。 【００１２】増幅器７の出力端子はダイオードＤ１、コ
ンデンサＣ１、抵抗Ｒ４で構成されるピークホールド回
路８の入力端子に接続されている。ピークホールド回路
８の出力端子は抵抗Ｒ５を介してトランジスタＱ１のベ
ースに接続されている。 【００１３】上記構成において、つまみ３を手で押す
と、手で触れたときのノイズがローパスフイルタ６を通
して増幅器７で増幅され、増幅器７の出力はピークホー
ルド回路８でピークホールドされる。ピークホールド回
路８は抵抗Ｒ５を介してトランジスタＱ１のベース電流
を供給し、トランジスタＱ２は導通する。そして操作ス
イッチＳ１〜Ｓ４の一方の端子はグランドに接続されて
動作可能となる。 【００１４】 【発明の効果】この発明の操作スイッチのホールド装置
によれば、操作スイッチをホールド状態としても手で操
作すれば操作可能となり、クレームが少なくなる。
レーヤ等の不使用時の誤動作を防止するための操作スイ
ッチのホールド装置に係わり、特に、ホールドスイッチ
を作動状態としていることを気付かずに操作スイッチを
手で操作したときに操作可能とする操作スイッチのホー
ルド装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】ポータブルＣＤプレーヤ等の携帯用電子
機器は鞄等の中に入れて持ち運ぶ場合に他の物が操作ス
イッチのつまみを押すと誤動作する恐れがある。そのた
め操作スイッチを非動作状態とするホールド装置が用い
られている。 【０００３】図３および図４により従来の操作スイッチ
のホールド装置の例を説明する。図１に示すポータブル
ＣＤプレーヤ１の側面にはスライド式のホールドスイッ
チ２が設けられており、前面に操作スイッチのつまみ
３、３…が配置されている。図４に示す５は装置を制御
するマイクロコンピュータであり、Ａ／Ｄコンバータを
内蔵している。 【０００４】＋電源に接続された抵抗Ｒ０〜Ｒ３の直列
回路の接続点はマイクロコンピュータのＡ／Ｄコンバー
タ入力端子および各操作スイッチＳ１〜Ｓ４の一方の端
子に接続されている。操作スイッチＳ１〜Ｓ４の他方の
端子はホールドスイッチ２を介してグランドに接続され
る。 【０００５】ホールドスイッチ２が操作スイッチ側に接
続されているときは作動状態であり、このときいずれか
の操作スイッチが押されると、Ａ／Ｄコンバータの入力
電圧が変化する。マイクロコンピュータはＡ／Ｄコンバ
ータの入力電圧よりどの操作スイッチが押されたかを判
断して、その操作スイッチに対応した動作をする。 【０００６】ホールドスイッチ２をスライドさせて操作
スイッチ側から離すと操作スイッチがグランドと接続さ
れないので操作スイッチは非作動状態となる。ホールド
スイッチ２が操作スイッチを非作動状態とする位置にあ
るときはシルク印刷等で非作動状態が明示されるように
なっている。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の操作ス
イッチのホールド装置を用いた場合、操作スイッチが非
作動状態となっていることを気付かずに操作スイッチを
押して、装置が動作しないときに使用者が間違って故障
と判断することがあり、クレームの原因となっていた。 【０００８】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、ホールド装置に
より操作スイッチを非作動状態としても操作スイッチの
つまみを手で操作すると装置を操作することができる操
作スイッチのホールド装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】この発明の操作スイッチ
のホールド装置は、操作スイッチの接続回路に設けられ
たホールドスイッチを遮断させることにより、物体が操
作スイッチのつまみを押したときに操作スイッチを非作
動状態とする操作スイッチのホールド装置において、前
記操作スイッチのつまみ表面を導電性とし、前記つまみ
を手で触れたときのノイズをローパスフイルタを通して
増幅器で増幅し、前記増幅器の出力をピークホールド回
路でピークホールドし、前記ピークホールド回路の出力
により前記ホールドスイッチと並列に接続されたスイッ
チ素子を導通させるように構成したものである。 【００１０】 【発明の実施の形態】この発明の実施例である操作スイ
ッチのホールド装置を図面に基づいて説明する。図１に
実施例の操作スイッチおよびそのつまみを示す。つまみ
３は操作スイッチＳ１の前方に配置されており、つまみ
３を押すと変形して操作スイッチＳ１を動作させる。つ
まみ３はメッキされており、その導電部はプリント基板
４の回路に接続されている。 【００１１】図２に実施例のホールド回路を示す。この
回路では図４で示したものと同様の回路のホールドスイ
ッチ２と並列にトランジスタＱ１が接続されている。つ
まみ３の導電部は点線で示す線路でローパスフイルタ６
の入力端子に接続されている。ローパスフイルタ６の出
力端子は増幅器７の入力端子に接続されている。 【００１２】増幅器７の出力端子はダイオードＤ１、コ
ンデンサＣ１、抵抗Ｒ４で構成されるピークホールド回
路８の入力端子に接続されている。ピークホールド回路
８の出力端子は抵抗Ｒ５を介してトランジスタＱ１のベ
ースに接続されている。 【００１３】上記構成において、つまみ３を手で押す
と、手で触れたときのノイズがローパスフイルタ６を通
して増幅器７で増幅され、増幅器７の出力はピークホー
ルド回路８でピークホールドされる。ピークホールド回
路８は抵抗Ｒ５を介してトランジスタＱ１のベース電流
を供給し、トランジスタＱ２は導通する。そして操作ス
イッチＳ１〜Ｓ４の一方の端子はグランドに接続されて
動作可能となる。 【００１４】 【発明の効果】この発明の操作スイッチのホールド装置
によれば、操作スイッチをホールド状態としても手で操
作すれば操作可能となり、クレームが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例である操作スイッチのホール
ド装置に用いられる操作スイッチを示す断面図である。 【図２】同操作スイッチのホールド装置を示す回路図で
ある。 【図３】操作スイッチのホールド装置が用いられたポー
タブルＣＤプレーヤを示す斜視図である。 【図４】従来の操作スイッチのホールド装置の例を示す
回路図である。 【符号の説明】 １ ポータブルＣＤプレーヤ ２ ホールドスイッチ ３ つまみ ４ プリント基板 ５ マイクロコンピュータ ６ ローパスフイルタ ７ 増幅器 ８ ピークホールド回路 Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４ 操作スイッチ Ｒ０、Ｒ１、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５ 抵抗 Ｑ１ トランジスタ
ド装置に用いられる操作スイッチを示す断面図である。 【図２】同操作スイッチのホールド装置を示す回路図で
ある。 【図３】操作スイッチのホールド装置が用いられたポー
タブルＣＤプレーヤを示す斜視図である。 【図４】従来の操作スイッチのホールド装置の例を示す
回路図である。 【符号の説明】 １ ポータブルＣＤプレーヤ ２ ホールドスイッチ ３ つまみ ４ プリント基板 ５ マイクロコンピュータ ６ ローパスフイルタ ７ 増幅器 ８ ピークホールド回路 Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４ 操作スイッチ Ｒ０、Ｒ１、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５ 抵抗 Ｑ１ トランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H03K 17/96
G11B 19/16
H01H 3/20
H01H 9/54
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 操作スイッチの接続回路に設けられたホ
ールドスイッチを遮断させることにより、物体が操作ス
イッチのつまみを押したときに操作スイッチを非作動状
態とする操作スイッチのホールド装置において、前記操
作スイッチのつまみ表面を導電性とし、前記つまみを手
で触れたときのノイズをローパスフイルタを通して増幅
器で増幅し、前記増幅器の出力をピークホールド回路で
ピークホールドし、前記ピークホールド回路の出力によ
り前記ホールドスイッチと並列に接続されたスイッチ素
子を導通させるように構成した操作スイッチのホールド
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13613097A JP3491494B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 操作スイッチのホールド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13613097A JP3491494B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 操作スイッチのホールド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10313243A JPH10313243A (ja) | 1998-11-24 |
| JP3491494B2 true JP3491494B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=15168019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13613097A Expired - Fee Related JP3491494B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 操作スイッチのホールド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3491494B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP13613097A patent/JP3491494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10313243A (ja) | 1998-11-24 |
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