JP3491229B2 - 多管式熱交換器 - Google Patents
多管式熱交換器Info
- Publication number
- JP3491229B2 JP3491229B2 JP2000198014A JP2000198014A JP3491229B2 JP 3491229 B2 JP3491229 B2 JP 3491229B2 JP 2000198014 A JP2000198014 A JP 2000198014A JP 2000198014 A JP2000198014 A JP 2000198014A JP 3491229 B2 JP3491229 B2 JP 3491229B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- pipe
- heat transfer
- heat
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
ば味噌、カスタードクリーム、わさび、ジャム、ピュー
レ状食品、その他化粧用クリーム、塗り薬、濃縮液等の
加熱殺菌に使用する多管式熱交換器に関するものであ
る。
そして、この交換器で高粘性物を均一に加熱するため、
熱交換パイプ径が10mm以下の小径パイプを使用する
か、又はパイプ内に静止混合用ミキサーを挿入したもの
が知られている。
と、管板の外側に着脱可能に設けた蓋板とからなり、套
管内に両端の管板を介して架設した複数本の伝熱管を備
えたものである。そして套管および伝熱管内にそれぞれ
熱媒およびプロセス流体を注入し、それぞれの流体間で
互いに熱交換するものである。
加熱冷却する場合、伝熱壁の付近は加熱冷却されるが、
中心部は熱の伝わりが悪く、製品温度にムラが生じる。
このため伝熱面積を確保する為に管の本数を多くする必
要がある。すると、洗浄がやり難くなるという問題があ
る。又ミキサーに繊維質等が付着し、これが原因で圧力
損失が大となるという問題もある。
従来の多管式熱交換器では、熱媒側がサニタリー構造に
できないため処理液同士での熱交換はできなかった。
導率が低い製品を、効率よく均一に加熱、冷却でき、か
つ管内の洗浄の容易な多管式熱交換器を提供することを
課題とする。
側端に設けた管板と、一方の管板に着脱可能に取付けた
プロセス入口側蓋板及び他方の管板に着脱可能に取付け
た中継ボックスと、中継ボックスの他端に着脱可能に取
付けたプロセス出口側蓋板と、前記套管内にあり前記両
管板を介して架設収納した複数本の伝熱管と、該伝熱管
内に挿入したU字形内管とを有し、前記套管と内管に熱
媒、伝熱管にプロセス流体を注入し、各流体間で互いに
熱交換する多管式熱交換器であって、前記U字形内管は
前記伝熱管のうち隣接する2本の伝熱管に跨ってプロセ
ス入口側の管板の外側から挿脱可能にした。 (2)前記中継ボックスの端に着脱可能に取付けたプロ
セス出口側の蓋体(13)に、前記内管の端部に取付け
た管締結部品(15)を、プロセス出口側の蓋体(1
3)に設けた穴(14)に挿入したのち、ナット等の締
付具を介し取付け、分解時には該締付具を外し、管締結
部品(15)と内管を一体にして伝熱管からプロセス入
口側に引抜可能にした。 (3)前記U字形内管は直管、波管又は直管に撹拌羽根
を付けたものの何れかに取り替え可能とした。 (4)前記伝熱管をサニタリーパイプにした。
套管である。一般には套管には断熱材1aが充填されて
いる。2は伝熱管で、図1のB断面を示す図3で判るよ
うに、複数本、図の例では4本の伝熱管2が配設されて
いる。伝熱管2内には、これと同心に内管3が配設され
ている。内管3は図1で明らかなようにU字形をなし、
そのU字形をなす部分3aがプロセス入口5側で、図2
(図1のA断面)に示すように、上下の伝熱管2に跨っ
て嵌挿されている。従って図の例では伝熱管2は計4
本、U字形をなした内管3は2本存在している。
の端に固着された管板6を介し締結クランプ7で密封連
結されている。管板6には図2に示すごとく、内管3を
通す穴8が計4個設けられている。9は套管のプロセス
入口側に設けた熱媒出口である。10は内管支持体で、
これで伝熱管2内に内管3を支持している。
出口側にもプロセス入口側と同様の管板6が固着されて
おり、この管板6を介し、筒状の中継ボックス11が締
結クランプ7により連結されている。中継ボックス11
にはプロセス出口12が設けられている。
側)には締結クランプ7を介し、プロセス出口側蓋体1
3が締結クランプ7で締結されている。このプロセス出
口側蓋体13には、図4で示されているように内管3の
端部を挿入する4個の穴14が設けられている。図5
(図1のD部詳細図)を参照するに、15はプロセス出
口側蓋体13の穴14に嵌挿した締結部品である。締結
部品15は内側端にフランジ15aを有している。又締
結部品15は、中心に内管3を通す穴15bを有し、中
間部にナット16用のねじ部16a、外側端にサニタリ
ーねじ17を有している。締結部品15は蓋板13の前
記穴14に挿入され、ナット16をねじ部16aに締め
つけることにより、蓋板13に対し内管3をしっかりと
保持することができる。
管支持体10、締結部品15は予め一体に固着されてお
り、分解時にこれらが一体で引き抜くことができるよう
に構成されている。
内管3への熱媒入口、20は内管3からの熱媒入口であ
る。
に用いることができる構造例で、内管3の直線部に平板
21を互に違いに斜め方向に設ける。この平板21の間
隙をぬって処理物が流れるとき、撹拌作用が生じ、より
伝熱効果は促進される。22(図6・c)は内管3の外
側に取付ける撹拌用の波状板である。
内管3の形状としては、(1)直管は勿論のこと、
(2)波管、あるいは(3)直管に平板21を取付けた
もの等を使用できる。
送し、熱交換器部に供給する。 2)熱媒は套管1の熱媒入口18より供給し熱媒出口9
より排出される。また、内管3への熱媒供給は、反対側
の蓋体13の熱媒入口19より供給し、プロセス入口5
側のU字部3aで折り返し熱媒出口20より排出され
る。 3)高粘性の処理物は、伝熱管2内を通過しながら、蓋
体1を流れる熱媒外層部より、また内管3を流れる熱媒
からは、中心部より熱交換される。 4)内管3に使用する熱媒は、通常の蒸気、温水、清
水、チルド水等の他、処理物を流し、熱交換させること
により省エネを計ることも可能である。 5)処理物に撹拌作用を与えたいときには図6で説明し
たごとく、直管に平板21を固着した内管3等を使用す
る。 6)次に分解手順についてのべる。 a)締結クランプ7を外し、プロセス入口5側の蓋体4
を取り外す。 b)締結ナット16を弛めて外し、内管3をプロセス入
口5の方向に引き抜く。このとき内管3と内管支持体1
0及び締結部品15は一体で引き抜かれる。 c)プロセス出口側の締結クランプ7を外し、プロセス
出口側の蓋体13及び中継ボックス11をそれぞれ取り
外す。かくして、伝熱管2内には内管3がなく、又中継
ボックス11も外されたので、伝熱管2内の洗浄が容易
となる。
には、温度ムラは軽減されるが、洗浄が困難である。こ
れに対し本熱交換器によれば、内管3が内管支持体10
及び締結部品15と予め一体化されているので、これを
引抜いて分解することができ、伝熱管2の内面は径が大
きくできるので容易に洗浄が可能である。一方内管3は
引抜いて分解できるので洗浄はこれ又容易に実施でき
る。 2)プロセス流体の通路断面形状は、伝熱管2とその内
側の内管3でドーナツ状となり、伝熱厚さが小となるた
め、製品温度ムラが少なく、圧力損失の小さい熱交換が
可能となる。 3)内管3はサニタリー管としたので、熱媒の外、プロ
セス液体も流すことができ、処理液同士の熱交換も可能
であり、経済的である。
面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は波板を示
す。
蓋体 5 プロセス入口 6 管板 7 締結クランプ 8 穴 9 熱媒出口 10 内管支持体 11 中継ボックス 12 プロセス出口 13 プロセス出口側蓋体 14 穴 15 締結部品 16 締結ナット 17 ねじ 18 (套管への)熱
媒入口 19 熱媒入口 20 熱媒出口 21 平板 22 波板
Claims (4)
- 【請求項1】 套管と、 套管の両側端に設けた管板と、 一方の管板に着脱可能に取付けたプロセス入口側蓋板及
び他方の管板に着脱可能に取付けた中継ボックスと、 中継ボックスの他端に着脱可能に取付けたプロセス出口
側蓋板と、 前記套管内にあり前記両管板を介して架設収納した複数
本の伝熱管と、 該伝熱管内に挿入したU字形内管とを有し、 前記套管と内管に熱媒、伝熱管にプロセス流体を注入
し、各流体間で互いに熱交換する多管式熱交換器であっ
て、 前記U字形内管は前記伝熱管のうち隣接する2本の伝熱
管に跨ってプロセス入口側の管板の外側から挿脱可能に
したことを特徴とする、 多管式熱交換器。 - 【請求項2】 前記中継ボックスの端に着脱可能に取付
けたプロセス出口側の蓋体(13)に、前記内管の端部
に取付けた管締結部品(15)を、プロセス出口側の蓋
体(13)に設けた穴(14)に挿入したのち、ナット
等の締付具を介し取付け、分解時には該締付具を外し、
管締結部品(15)と内管を一体にして伝熱管からプロ
セス入口側に引抜可能にした請求項1記載の多管式熱交
換器。 - 【請求項3】 前記U字形内管は直管、波管又は直管に
撹拌羽根を付けたものの何れかに取り替え可能である請
求項1記載の多管式熱交換器。 - 【請求項4】 前記伝熱管をサニタリーパイプにした請
求項1記載の多管式熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198014A JP3491229B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多管式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198014A JP3491229B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多管式熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013898A JP2002013898A (ja) | 2002-01-18 |
JP3491229B2 true JP3491229B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18696242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000198014A Expired - Fee Related JP3491229B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多管式熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491229B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5043349B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2012-10-10 | 三菱レイヨン株式会社 | 耐酸性固定シール用ジョイント |
CN105180439B (zh) * | 2015-08-31 | 2017-08-25 | 侯梦斌 | 一种长管型热加工设备与工艺 |
CN106017149A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-10-12 | 欧阳顺亮 | 烟气换热器和烟气换热器的焊接方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3066274U (ja) | 1998-08-07 | 2000-02-18 | 成祚 權 | グラスライニングチュ―ブのシ―リング構造 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198014A patent/JP3491229B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3066274U (ja) | 1998-08-07 | 2000-02-18 | 成祚 權 | グラスライニングチュ―ブのシ―リング構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002013898A (ja) | 2002-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4211277A (en) | Heat exchanger having internal fittings | |
US6626235B1 (en) | Multi-tube heat exchanger with annular spaces | |
US7220048B2 (en) | Mixer/heat exchanger | |
AU611230B2 (en) | Device for tempering and homogenizing a viscous mass e.g. putty | |
US6889759B2 (en) | Fin for heat exchanger coil assembly | |
JP2000297991A (ja) | 熱交換器管 | |
BRPI0714774A2 (pt) | aparelho para a realizaÇço combinada de troca de calor e mistura estÁtica utilizando um lÍquido | |
US3889746A (en) | Heat exchanger | |
JP3491229B2 (ja) | 多管式熱交換器 | |
JP2000314595A (ja) | 熱交換器 | |
US20040182556A1 (en) | High-performance thermal control ducts | |
JPH0961071A (ja) | 熱交換器 | |
US4612086A (en) | Evaporators | |
US5375653A (en) | Heat exchanger system with turbulator for particle-in-liquid dispersion | |
NZ243797A (en) | Opposed bayonet heat exchanger with spaced baffles: baffles formed by | |
JP3479733B2 (ja) | 多管式熱交換器 | |
US4778003A (en) | Heat exchanger with novel seal for tube sheet | |
JPH03241290A (ja) | 熱交換用管体及び熱交換器 | |
CN106288928A (zh) | 一种换热器用螺旋折流板 | |
JP3326405B2 (ja) | パイプ及び熱交換器 | |
US4825942A (en) | Heat exchanger with novel seal for tube sheet | |
JP4437217B2 (ja) | 流動性食品材料の連続冷却/加熱装置 | |
CN209840779U (zh) | 一种管道式易清洁快拆型换热器 | |
US20080271877A1 (en) | Apparatus for multi-tube heat exchanger with turbulence promoters | |
JP7236765B1 (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |