JP3491017B2 - スクイド磁気画像化装置 - Google Patents

スクイド磁気画像化装置

Info

Publication number
JP3491017B2
JP3491017B2 JP2001101264A JP2001101264A JP3491017B2 JP 3491017 B2 JP3491017 B2 JP 3491017B2 JP 2001101264 A JP2001101264 A JP 2001101264A JP 2001101264 A JP2001101264 A JP 2001101264A JP 3491017 B2 JP3491017 B2 JP 3491017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic field
squid
area
excitation source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001101264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002296238A (ja
Inventor
真洋 大坊
有光 志子田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwate Prefectural Government
Original Assignee
Iwate Prefectural Government
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwate Prefectural Government filed Critical Iwate Prefectural Government
Priority to JP2001101264A priority Critical patent/JP3491017B2/ja
Publication of JP2002296238A publication Critical patent/JP2002296238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491017B2 publication Critical patent/JP3491017B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の構造を磁気
的手段により測定を行なうスクイド磁気画像化装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来のスクイドによる磁気測
定の主な構成を示している。従来の磁気測定において
は、磁場発生部1で発生した磁場中に被検体tを配置
し、ピックアップコイルcとスクイドリングrとを備え
たスクイド磁気測定部2によって磁場変化を測定する。
従来の磁気測定による磁気測定密度は、ピックアップコ
イルcの直径d1とピックアップコイルcから被検体t
までの距離d2のいずれか大きい方で決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスク
イド磁気測定の構成において、ピックアップコイルcの
直径d1及びピックアップコイルcから被検体tまでの
距離d2は物理的に数mm間隔が限度である。また、ピ
ックアップコイルcの直径d1を小さくすると磁場感度
が低下してしまう。従って、従来の磁気測定の構成では
空間分解能を高めることは困難であるという問題があ
る。また、測定密度を高めるためには、被検体tを微小
変移させて2重3重の測定を行なうことが必要になり測
定が非常に煩雑になるという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、磁気測定密度を高めることを図ったスクイ
ド磁気画像化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、被検体に磁場を与え
て、該磁場により該被検体を透過し該被検体の複素透磁
率に対応した磁気信号をピックアップコイルを介してス
クイドで検知し、該スクイドの検知結果に基づいて上記
磁気信号を画像化するスクイド磁気画像化装置におい
て、該被検体を設置するステージと、該ステージに設置
された被検体の複数のエリアに夫々磁場を与える励磁源
と、該エリアを選択して該選択したエリアの励磁源の磁
場の周期を可変にする磁場周期可変手段と、上記スクイ
ドが検知した上記磁気信号を上記磁場周期可変手段が選
択した上記エリア毎に抽出する磁気信号抽出手段と、該
磁気信号抽出手段が抽出した磁気信号を上記エリア対応
にマッピングして画像化する画像化手段とを備えて構成
している。励磁源はエリアに分割され、磁場周期可変手
段によりエリア単位で磁場を発生することも、所定の複
数のエリア領域で同時に磁場を発生することも可能にし
ている。磁場が発生する単位エリア領域を微小にするこ
とにより測定密度が高められる。更に、上記励磁源を、
上記エリアに対応して設けられた複数の光電変換素子
と、該各光電変換素子に光を照射した際に光電変換素子
が発生する電流を通して磁場を発生する複数の磁場発生
コイルとを備えた構成とした。電源供給配線を不要に
し、電源供給配線により生じる磁場のノイズを無くす
る。更にまた、必要に応じ、上記光電変換素子に光を照
射するレーザー発生部を備えた構成とした。一定周波数
の光を供給し、発生する磁場の安定化が図られる。ま
た、必要に応じ、上記レーザー発生部を、上記光電変換
素子に順次レーザーを照射するために照射位置を変化す
る照射位置変化機構を備えた構成とした。光電変換に必
要なエネルギーを光電変換素子に選択的に供給する。
【0006】 更に、上記励磁源を、核四極共鳴周波数
が温度によって連続的に変化する物質と、該物質に温度
勾配を与える温度勾配供与部とを備えて構成し、上記磁
場周期可変手段を、温度勾配が生じた該物質に共鳴周波
数を供与して上記エリア毎に磁場を発生させる共鳴周波
数供与部を備えた構成とした。エリアの領域を所定温度
における共鳴領域まで微小化するとともに、共鳴領域の
移動による連続的な磁場発生が行なわれる。更にまた、
必要に応じ、上記ピックアップコイルを、上記励磁源が
発生する磁場をキャンセルするキャンセルコイルを備え
た構成とした。磁気測定感度を高めるため励磁源から高
磁場を発生させても、高磁場は測定において相殺されて
その磁場変化の信号だけを検知する。また、必要に応
じ、上記ピックアップコイルを、複数方向の磁場を測定
可能に複数設けた構成とした。磁場の検知方向が増えて
検知感度が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係るスクイド磁気画像化装置を説明す
る。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明
する。図1に示すように、スクイド磁気画像化装置S
は、ピックアップコイルcとスクイドリングrと磁束ロ
ック回路FLLを備えたスクイド磁気測定部10を備え
るとともに、被検体tを設置するステージ20と、ステ
ージ20に設置された被検体tの複数のエリアaに夫々
磁場を与える励磁源30と、エリアaを選択して選択し
たエリアaの励磁源30の磁場の周期を可変にする磁場
周期可変手段40と、スクイドが検知した磁気信号を磁
場周期可変手段40が選択したエリアa毎に抽出する磁
気信号抽出手段50と、磁気信号抽出手段50が抽出し
た磁気信号を上記エリアa対応にマッピングして画像化
する画像化手段60とを備える。被検体tはここでは金
属板とし、金属板の構造欠損の有無及び欠損領域を調べ
た。被検体tとしては、磁気変化が生じる無機物質及び
有機物質を対象にすることもできる。
【0008】 スクイド磁気測定部10は、一定の電流
でバイアスされているスクイドリングrと磁束を感知し
スクイドリングrに伝達するピックアップコイルcとス
クイドリングrに一定の電流が流れるように磁束をフィ
ードバックするフィードバックコイル(図示せず)と、
これらを低温に保持するデュアdと、磁束のフィードバ
ック量を制御して磁気信号として出力する磁束ロック回
路FLLとを備えている。スクイドを用いた磁場変化の
測定精度は現存する磁気センサーの中で最も感度が高
く、10fT程度の微弱な磁場を検出することが可能で
ある。ピックアップコイルが差動型(差動型スクイド)
になっているグラジオメータを使用すると同一距離とみ
なされる地磁気等のノイズをキャンセルできるので、高
価な磁気シールドルームが無くても被検体tによる磁場
変化を抽出し易い。また、最近の高温超電導材料でつく
られたスクイドを使用すると、液体窒素による冷却が可
能となり、冷却コストが安く手軽である。ステージ20
は、被検体tを固定するとともに3次元的に変位する機
能を備える。図2には、本発明の開発段階で提案され
た、励磁源30を示す。これは、複数の励磁用コイル3
1をマトリックス配置して構成した。励磁用コイル31
は独立して磁場を発生し、図3に示すように夫々の励磁
用コイル31の磁場発生領域が励磁用コイル31対応の
エリアaになる。励磁用コイル31を小型化することに
よって、エリアaも微小化され磁場発生領域単位が小さ
くなり磁気測定密度を高めることができる。磁場周期可
変手段40は、励磁用コイル31毎に所定の交流電流を
供給する機構を備える。磁場周期可変手段40によれ
ば、夫々の励磁用コイル31に同時に所定の周波数の交
流電流を供給して磁場を発生させることや、励磁用コイ
ル31個別に所定の交流電流を供給して磁場を発生させ
ることができる。磁気信号抽出手段50は、磁場周期可
変手段40が励磁用コイル31に供給した周波数に基づ
いて、励磁用コイル31が発生した磁場の磁気信号を抽
出する。被検体tに磁気的異常がない場合には供給信号
と抽出した磁気信号とは一定の関係を有する基準状態に
なる。しかし、被検体tに磁気的異常がある場合には振
幅及び位相のズレが生じるので、被検体tの磁気的異常
を把握することができる。画像化手段60は、励磁源3
0をエリアa対応で画面表示し、エリアa毎に磁気的異
常の有無を表示する。異常の有無の判断にあっては振幅
及び位相のズレの閾値を定めて行なえばよい。
【0009】スクイド磁気画像化装置Sによれば、以下
のようにして磁場の測定を行なうことができる。 (1)各励磁用コイル31に異なる交流周波数を与え、
各励磁用コイル31から独自の磁場を発生させる。励磁
用コイル31の励起は、各励磁用コイル31単位に行な
っても全励磁用コイル31同時に行ってもよい。所定の
エリアaの磁気信号に生じる変化によって磁気的異常が
生じているエリアaを特定することができる。 (2)各励磁用コイル31に同じ交流周波数を与え、各
励磁用コイル31から同じ磁場を発生させる。励磁用コ
イル31の励起は、各励磁用コイル31単位に行なって
も全励磁用コイル31同時に行なってもよい。各励磁用
コイル31単位に行なう場合には、所定のエリアaの磁
気信号に生じる変化によって磁気的異常が生じているエ
リアaを特定することができる。全励磁用コイル31同
時に行なう場合には、励起する励磁用コイル31のエリ
アaを狭めることによって磁気的異常が生じているエリ
アaを特定することが可能になる。
【0010】 次に、添付図面に基づいて本発明の実
の形態に係るスクイド磁気画像化装置を説明する。図4
には、励磁源30を、上記スクイド磁気画像化装置Sに
おける励磁用コイル31の代わりに、複数の光電変換素
子32と、各光電変換素子32に光を照射した際に光電
変換素子32が発生する電流を通して磁場を発生する複
数の磁場発生コイル33とを備えたN型基盤34で構成
した例が示される。光電変換素子32は、pn接合の半
導体であり、照射される光の周波数に応じて電流を生じ
磁場発生コイル33に供給する。磁場発生コイル33
は、励磁用コイル31と同様に対応エリアaに磁場を発
生する。光電変換素子32に光を照射する光源として
は、供給する一定のエネルギーを光電変換素子32に供
給することができるレーザー発生部(図示せず)を設け
た。レーザー発生部には、光電変換素子32に順次レー
ザー光を照射するために照射位置を変化する照射位置変
化機構を備えてある。照射位置変化機構には、ポリゴン
ミラーやガルバノミラー等を用いることができる。この
光電変換素子32を用いた励磁源30を備えたスクイド
磁気画像化装置Sは、励磁用コイル31と同様に所定の
エリアa単位の磁気信号に生じる変化によって磁気的異
常が生じているエリアaを特定することができる。特
に、光電変換素子32を用いたスクイド磁気画像化装置
Sでは、電源供給配線が不要であるため励磁用コイル3
1にて生じる電源供給配線によるノイズが生じることが
無く磁気検知を容易にする。更に、半導体の微細加工技
術を利用するので、励磁用コイル31を微小に(例え
ば、一辺を10ミクロン角程度の大きさに加工したも
の)製造することが容易にでき、励磁源30のエリアa
ピッチを狭くすることによって、測定空間分解能を数十
ミクロン程度迄向上させることができる。
【0011】次に、添付図面に基づいて本発明のその他
の実施の形態に係るスクイド磁気画像化装置を説明す
る。図5には、励磁源30を、上記スクイド磁気画像化
装置Sにおいて励磁用コイル31の代わりに、核四極共
鳴周波数が温度によって連続的に変化する物質35と、
物質35に温度勾配を与える温度勾配供与部36とを備
えて構成し、磁場周期可変手段40を、温度勾配が生じ
た物質35に共鳴周波数を供与して所定のエリアa毎に
磁場を発生させる共鳴周波数供与部41とを備えて構成
したスクイド磁気画像化装置Sの主要な構成が示され
る。物質35は、核四極共鳴するものであり常温域にて
共鳴周波数帯域が生じる固体であればよくNaClO3
を用いた。物質35の周囲には真空断熱層を設けてい
る。温度勾配供与部36は、ヒータやペルチェ素子を用
いて1次元的な温度勾配を物質に与える。温度勾配は、
2次元的に形成することもできる。温度勾配供与部36
が、所定の温度に達した後は、ヒータやペルチェ素子へ
の供給電源を遮断し磁気ノイズを低減させた。この状態
において、物質35の熱容量で温度変化しない短時間の
間にスクイド磁気測定部10にて磁気変化の計測を行な
った。共鳴周波数供与部41は、共鳴周波数帯域の周波
数を掃引できる掃引発振器を備えたコイルで構成してい
る。励磁源30は、共鳴周波数供与部41の供与する周
波数に温度勾配を生じさせる物質35の共鳴エリアが共
鳴することによりエネルギーを蓄える。共鳴周波数供与
部41は経時的に周波数を変化させていく。共鳴した共
鳴エリアは、共鳴周波数以外の周波数が供与されると一
気に共鳴エネルギーを外部に放出するがこの際共鳴エリ
アから強い磁場が生じる。この共鳴エリアから生じる磁
場の信号を用いて被検体tの磁気的異常の有無を検知す
る。共鳴エリアは、同温状態の原子レベルであることか
ら、測定密度を非常に高めることができ、かつ空間的に
連続した測定をすることができる。
【0012】図6(1)には、スクイド磁気画像化装置
Sにて用いるピックアップコイルcの一例が示される。
ピックアップコイルcは、励磁源30が発生する磁場を
キャンセルするように円コイル(キャンセルコイル)を
接続して8の字形に形成した。磁場は円コイルの接続に
より互いに生じる電流を打ち消すことによりキャンセル
される。この場合の磁場の変化の測定は、各円コイルが
受ける磁場の差のみをスクイド磁気測定部10がピック
アップして行なう。従って、励磁源30から強磁場を生
じさせて測定感度を高める場合であっても、磁場の微小
な変化のみを検知することができる。キャンセルコイル
を用いた場合には、スクイドの測定能が飽和するような
強磁場を用いても、磁場をキャンセルして微小の磁場変
化が得られる。図6(2)には、図6(1)に示したピ
ックアップコイルcを用いた場合の磁気測定状態が示さ
れる。ここでは、励磁用のコイルf1,f2,f3を用
いて磁気測定領域に異なる磁場を与えローラで運ばれて
くる被検体tにおける磁場変化を測定している。図6
(3)に示すように、ピックアップコイルcには常に同
一の磁場が与えられているため、被検体tが磁気測定領
域を通過した際の磁場の変化が測定可能になる。
【0013】図7には、スクイド磁気画像化装置Sにて
用いるピックアップコイルcの配置構成の一例が示され
る。ここで示したピックアップコイルcは、3のピック
アップコイルcを3次元配置することにより複数方向の
磁場を測定可能にし、測定感度を高める。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクイド
磁気画像化装置によれば、被検体を設置するステージ
と、ステージに設置された被検体の複数のエリアに夫々
磁場を与える励磁源と、エリアを選択して選択したエリ
アの励磁源の磁場の周期を可変にする磁場周期可変手段
と、スクイドが検知した磁気信号を磁場周期可変手段が
選択したエリア毎に抽出する磁気信号抽出手段と、磁気
信号抽出手段が抽出した磁気信号をエリア対応にマッピ
ングして画像化する画像化手段とを備えて構成したの
で、励磁源エリア単位の高い空間分解能で磁気的異常を
検知することができる。更に、励磁源を、エリアに対応
して設けられた複数の光電変換素子と、各光電変換素子
に光を照射した際に光電変換素子が発生する電流を通し
て磁場を発生する複数の磁場発生コイルとを備えて構成
たので、不所望なノイズをカットして磁気的異常を検
知することができる。更にまた、光電変換素子に光を照
射するレーザー発生部を備えて構成した場合には、レー
ザーの照射と同時に磁場を与えることができ測定速度を
高速化することができる。また、レーザー発生部を、光
電変換素子に順次レーザーを照射するために照射位置を
変化する照射位置変化機構を備えて構成した場合には、
エリア毎にレーザー光源を設ける必要がなく、かつ磁場
を発生するエリアを選択することができる。
【0015】 更に、励磁源を、核四極共鳴周波数が温
度によって連続的に変化する物質と、物質に温度勾配を
与える温度勾配供与部とを備えて構成し、磁場周期可変
手段を、温度勾配が生じた物質に共鳴周波数を供与して
磁場を発生させる共鳴周波数供与部を備えて構成したの
で、エリア領域を微小化して測定密度を高めることがで
きる。更にまた、ピックアップコイルを、励磁源が発生
する磁場をキャンセルするキャンセルコイルを備えて構
成した場合には、高磁場を発生させてもスクイドで磁場
変化を測定することができるので測定感度を高めること
ができる。また、ピックアップコイルを、複数方向の磁
場を測定可能に複数設けて構成した場合には、磁場の検
知方向が増え測定感度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスクイド磁気画像化
装置を示す説明図である。
【図2】本発明の開発段階で提案されたスクイド磁気画
像化装置の励磁源を示す説明図である。
【図3】本発明の開発段階で提案されたスクイド磁気画
像化装置の励磁源とエリアとの関係を示す説明図であ
り、(1)は断面図を示し、(2)は平面図を示す。
【図4】本発明の実施の形態に係るスクイド磁気画像化
装置で用いることができる励磁源を示す説明図であり、
(1)は平面図を示し、(2)は断面図を示す。
【図5】本発明の実施の形態に係るスクイド磁気画像化
装置で用いることができるその他の励磁源を示す説明図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係るスクイド磁気画像化
装置に用いることができるキャンセルコイルを備えたピ
ックアップコイルを示す説明図であり、(1)は平面図
を示し、(2)は測定状態を示し、(3)はピックアッ
プコイルへの磁場供与の状態を示す。
【図7】本発明の実施の形態に係るスクイド磁気画像化
装置に用いることができる他のピックアップコイルを示
す説明図である。
【図8】従来のスクイドによる磁気測定の構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
S スクイド磁気画像化装置 a エリア c ピックアップコイル r スクイドリング t 被検体 10 スクイド磁気測定部 20 ステージ 30 励磁源 31 励磁用コイル 32 光電変換素子 33 磁場発生コイル 34 基盤 35 物質 36 温度勾配供与部 40 磁場周期可変手段 41 共鳴周波数供与部 50 磁気信号抽出手段 60 画像化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−50934(JP,A) 特開 平2−304348(JP,A) 特開 昭60−190846(JP,A) 特開 平7−120436(JP,A) 特開 平3−158783(JP,A) 特開 平7−27743(JP,A) 特開 平3−62305(JP,A) 特開 平5−249209(JP,A) 特開 平9−33489(JP,A) 特開 平10−293165(JP,A) 特開 平6−3298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/72 - 27/90 G01N 33/00 - 33/26 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に磁場を与えて、該磁場により該
    被検体を透過し該被検体の複素透磁率に対応した磁気信
    号をピックアップコイルを介してスクイドで検知し、該
    スクイドの検知結果に基づいて上記磁気信号を画像化す
    るスクイド磁気画像化装置において、 該被検体を設置するステージと、 該ステージに設置された被検体の複数のエリアに夫々磁
    場を与える励磁源と、 該エリアを選択して該選択したエリアの励磁源の磁場の
    周期を可変にする磁場周期可変手段と、 上記スクイドが検知した上記磁気信号を上記磁場周期可
    変手段が選択した上記エリア毎に抽出する磁気信号抽出
    手段と、 該磁気信号抽出手段が抽出した磁気信号を上記エリア対
    応にマッピングして画像化する画像化手段とを備えて構
    成し 上記励磁源を、上記エリアに対応して設けられた複数の
    光電変換素子と、該各光電変換素子に光を照射した際に
    光電変換素子が発生する電流を通して磁場を発生する複
    数の磁場発生コイルとを備えて構成したことを特徴とす
    るスクイド磁気画像化装置。
  2. 【請求項2】 上記光電変換素子に光を照射するレーザ
    ー発生部を備えて構成したことを特徴とする請求項1記
    のスクイド磁気画像化装置。
  3. 【請求項3】 上記レーザー発生部を、上記光電変換素
    子に順次レーザーを照射するために照射位置を変化する
    照射位置変化機構を備えて構成したことを特徴とする
    求項2記載のスクイド磁気画像化装置。
  4. 【請求項4】 被検体に磁場を与えて、該磁場により該
    被検体を透過し該被検体の複素透磁率に対応した磁気信
    号をピックアップコイルを介してスクイドで検知し、該
    スクイドの検知結果に基づいて上記磁気信号を画像化す
    るスクイド磁気画像化装置において、 該被検体を設置するステージと、 該ステージに設置された被検体の複数のエリアに夫々磁
    場を与える励磁源と、 上記励磁源の磁場の周期を可変にする磁場周期可変手段
    と、 上記スクイドが検知した上記磁気信号を上記エリア毎に
    抽出する磁気信号抽出手段と、 該磁気信号抽出手段が抽出した磁気信号を上記エリア対
    応にマッピングして画像化する画像化手段とを備え、 上記励磁源を、核四極共鳴周波数が温度によって連続的
    に変化する物質と、該物質に温度勾配を与える温度勾配
    供与部とを備えて構成し、上記磁場周期可変手段を、温
    度勾配が生じた該物質に共鳴周波数を供与して上記エリ
    ア毎に磁場を発生させる共鳴周波数供与部を備えて構成
    したことを特徴とするスクイド磁気画像化装置。
  5. 【請求項5】 上記ピックアップコイルを、上記励磁源
    が発生する磁場をキャンセルするキャンセルコイルを備
    えて構成したことを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載のスクイド磁気画像化装置。
  6. 【請求項6】 上記ピックアップコイルを、複数方向の
    磁場を測定可能に複数設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5記載のスクイド磁気画像化装
    置。
JP2001101264A 2001-03-30 2001-03-30 スクイド磁気画像化装置 Expired - Fee Related JP3491017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101264A JP3491017B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 スクイド磁気画像化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101264A JP3491017B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 スクイド磁気画像化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002296238A JP2002296238A (ja) 2002-10-09
JP3491017B2 true JP3491017B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=18954610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101264A Expired - Fee Related JP3491017B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 スクイド磁気画像化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3491017B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134196A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Nec Electronics Corp 非破壊解析方法及び非破壊解析装置
GB2425610A (en) * 2005-04-29 2006-11-01 Univ London Magnetic properties sensing system
JP4990194B2 (ja) * 2008-03-07 2012-08-01 株式会社神戸製鋼所 磁石位置測定方法
JP5008697B2 (ja) * 2009-07-06 2012-08-22 中国電力株式会社 非破壊検査装置
JP5005004B2 (ja) * 2009-07-13 2012-08-22 中国電力株式会社 非破壊検査装置
JP4883424B2 (ja) * 2009-12-17 2012-02-22 学校法人金沢工業大学 微小磁気二次元分布検出装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60190846A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Jeol Ltd 核磁気共鳴装置
JP2620371B2 (ja) * 1989-05-18 1997-06-11 センサーテクノロジー株式会社 交流磁界による物品の検査装置
JP2709631B2 (ja) * 1989-07-29 1998-02-04 光照 木村 光電磁気素子
JPH03158783A (ja) * 1989-11-16 1991-07-08 Mitsubishi Electric Corp 超伝導磁力計
JPH05249209A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Fujitsu Ltd 走査型顕微鏡
JP3302723B2 (ja) * 1992-06-22 2002-07-15 株式会社日立メディコ 危険物検知装置及び検知方法
JPH0727743A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 非破壊検査装置
JPH07120436A (ja) * 1993-10-20 1995-05-12 Seiko Instr Inc 非破壊検査装置
JPH0933489A (ja) * 1995-07-24 1997-02-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Squid磁束計を用いた励磁コイル移動型渦電流探傷装置
JPH10293165A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Hitachi Ltd 超電導顕微鏡
JP3302344B2 (ja) * 1999-08-05 2002-07-15 岩手県 走査型スクイド顕微鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002296238A (ja) 2002-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3629044B1 (en) Diamond magnetic sensor
JP7225545B2 (ja) 検出装置及び検出方法
US20230400534A1 (en) Sensor using a field gradient in a given volume
WO2010115963A1 (fr) Dispositif de controle non destructif d'une structure electriquement conductrice
Uesaka et al. Eddy-current testing by flexible microloop magnetic sensor array
US6366085B1 (en) Probe device for measuring a magnetic field vector
JP4039578B2 (ja) 磁気プローブ
JP3491017B2 (ja) スクイド磁気画像化装置
Zhou et al. Imaging damage in steel using a diamond magnetometer
JP3175766B2 (ja) 非破壊検査装置および非破壊検査方法
Schurig et al. Nondestructive wafer inspection utilizing SQUIDs
JP2005134196A (ja) 非破壊解析方法及び非破壊解析装置
CN112513623B (zh) 用于检测物质响应的方法和系统
JP2007127590A (ja) 半導体装置の検査方法および装置
JPH1038854A (ja) 導電性材料の非破壊検査方法および装置
Botsch et al. Vectorial calibration of superconducting magnets with a quantum magnetic sensor
US20090087064A1 (en) Tomographic imaging with a stripe-like shaped sensor
Braginski et al. Nondestructive evaluation using high-temperature SQUIDs
GB2575695A (en) Method and system for detecting a material response
Keenan et al. Compensated high temperature SQUID gradiometer for mobile NDE in magnetically noisy environments
SCHURIG et al. NDE of semiconductor samples and photovoltaic devices with high spatial resolution utilizing SQUID photoscanning
KR102588254B1 (ko) Dnv 센서 모듈을 이용한 대면적 자기장 및 온도 측정 장치 및 방법
Ejalonibu et al. Towards the design and operation of a uniformly illuminated NV detector for magnetic field mapping applications
Muck et al. Nondestructive testing of niobium sheets for superconducting resonators
Espy et al. Non-destructive evaluation with a linear array of 11 HTS SQUIDs

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees