JP3490851B2 - 回路基板 - Google Patents
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Description
線路を用いた回路基板、及びチップ実装を用いた半導体
装置と実装方法に関するものであり、特に準ミリ波〜ミ
リ波領域で使用する高周波半導体装置およびその集積回
路に関するものである。
う周波数帯もマイクロ波帯からミリ波帯へとより高い周
波数への展開が図られている。それに伴ってこれらの通
信機器に用いられるトランジスタの高速化も著しく、最
近ではヘテロ接合化合物半導体トランジスタなどで10
0GHzを越えるカットオフ周波数をもつデバイスが実
現されている。ところが、このようなマイクロ波〜ミリ
波の高周波になると、トランジスタ特性もさることなが
ら、回路実現のための実装方法が問題になる。たとえば
実装工程を経た後に寄生容量や寄生インダクタンスが新
たに生じることが多く、これらの寄生成分が通信機器に
与える影響は周波数に比例して大きくなるため、高周波
になればなるほどこれら寄生リアクタンス成分を小さく
抑える必要がある。また、マイクロ波〜ミリ波の周波数
帯を扱う通信機器においては、回路を構成する部材間に
存在する接続要素等の寸法が波長に対して無視できない
大きさとなるので、設計時には構成要素の物理的寸法を
十分考慮する必要が生じる。また、当然のことながら、
受動素子や線路などの回路部品には極めて正確な精度が
要求される。
・高性能で、かつ応用範囲の広い準ミリ波〜ミリ波半導
体集積回路を実現するための従来技術として、文献「電
子情報通信学会1994年秋季大会講演論文集第39項」等に
示されるMFIC(Millimeter-wave Flip-chip IC)と呼
ばれる技術が提案されている。この技術はマイクロバン
プボンディング法(以下MBB法と書く)とよばれるフ
リップチップ実装技術を用いて寄生効果を抑えたIC
(モジュール)技術であり、半導体プロセスの精密性・
量産性を活かしながら設計自由度をも確保し、高性能な
ミリ波帯ICを低コストで実現できるのが特徴である。
す断面図である。同図において、符号と部材の関係は以
下の通りである。550は回路基板、500はSi等の
基板、501は基板500の主面上に形成されたAu膜
からなる接地導体膜、502はSiO2膜からなる誘電
体膜、503は誘電体膜502上に導電性材料を堆積し
た後パターニングして形成された第1の配線導体膜をそ
れぞれ示す。上記第1の配線導体膜503,接地導体膜
501及び誘電体膜502によりマイクロストリップ線
路が構成されている。なお、504は第1の配線導体膜
503中の電極パッドを示す。また、回路基板550上
の配線導体膜503中には、NiCrからなる抵抗体膜
509が介設されている。また、回路基板550上に
は、第1の配線導体膜503を下部電極とし、SiNか
らなる層間絶縁膜510を容量部とし、Auからなる第
2の配線導体膜511を上部電極とするMIM構造のキ
ャパシタ512が形成されている。さらに、誘電体膜5
02の一部に形成されたバイアホールに上記第2の配線
導体膜511を構成する金属が埋め込まれてなる埋め込
み部材513が設けられており、この埋め込み部材51
3を介して第2の配線導体膜511が接地導体膜501
に接続されている。
体等で構成された高周波トランジスタを内蔵する半導体
チップ508が主面側を下方に向けた状態でフリップチ
ップ接続されている。すなわち、半導体チップ508の
主面側には電極パッド507が設けられており、この電
極パッド507と回路基板550上の電極パッド504
とがマイクロバンプ506を介して接続されている。
0との間には光硬化性絶縁樹脂505が介在しており、
この光硬化性絶縁樹脂505により半導体チップ508
が回路基板550上に固定され、かつ光硬化性絶縁樹脂
505の収縮力によりマイクロバンプ506による接続
状態が強固なものとなっている。このようなフリップチ
ップ実装法はMBB法とよばれ、実装後のバンプの高さ
が数μm以下と非常に小さくでき、かつ信頼性が高いの
が特徴である。
フリップチップ実装技術を利用することにより、マイク
ロバンプ506の厚みを数μm以下にすることができる
ので、マイクロバンプ506が介在することによる寄生
インダクタンスは極めて低いレベル(数pH)に抑える
ことができ、ミリ波帯においても十分使用できる。ま
た、MFIC内のマイクロストリップ線路は半導体プロ
セスを用いて作製できるので、アルミナ基板等の上に印
刷技術を応用して配線を行う通常のハイブリッドICに
比べてはるかに高精度のパターニングが実現できる。す
なわち、図13に示されるように、半導体プロセスでマ
イクロストリップ線路だけでなく抵抗体やMIMキャパ
シタのような受動素子を基板上に集積することが可能で
ある。さらに、同じく半導体プロセスを用いるMMIC
(Millimeter-wave Monoloithic IC)に比べても、MFI
Cにおいては、受動回路を化合物半導体基板上ではなく
Si等の安価な基板上に形成できるので大幅な低コスト
化が可能になる。
てマイクロストリップ線路を用いるために、マイクロス
トリップ線路の損失が比較的大きくなるという問題があ
った。そこで、文献「電子情報通信学会1996年総合大会
講演論文集エレクトロニクス1巻第78項」等に示され
るように、マイクロストリップ線路を構成する誘電体膜
502にBCB(ベンゾシクロブテン)等の有機膜を用
いるという技術が提案されている。BCBは液状の原材
料を基板表面にスピンコートしてベーキングするという
簡単な工程で誘電体膜を容易に形成できる。しかも、B
CB膜の誘電損失はCVD等で作製したSiO2に比べ
て1桁近く低く、SiO2より厚い膜(10μm以上)
が容易に作製できる。膜厚が厚ければ同一インピーダン
スを実現する線路幅が広くなるので、線路の抵抗成分が
小さくなり、損失が低減する。すなわち、BCBを用い
ることでMFIC基板の生産性が大きく向上するだけで
なく、誘電損失も導体損失も減らすことができ、MFI
Cのマイクロストリップ線路の損失を大きく低減するこ
とができる。
膜等の有機樹脂膜を用いたMFICによると上記の問題
は解決できるが、以下に示すような新たな問題が発生す
る。
ある。MFIC基板上の抵抗体はNiCr等の金属薄膜
を所望の抵抗値になるようにパターンニングして形成さ
れるが、その厚さは後述する理由により数10nm〜数
100nmと非常に薄い。一方、その下部にある有機樹
脂は熱伝導率が低く、熱が逃げにくい性質を持ってい
る。従って実使用状態で抵抗体膜に電流を流して抵抗が
発熱した際、熱が逃げにくいため抵抗体下方の有機樹脂
膜の温度が局部的に上昇する。この温度上昇により有機
樹脂膜が熱膨張して厚みが増すために、薄く堅い抵抗体
膜の発熱する中央部が下から押し上げられる形になり、
つまり抵抗体膜が曲げ応力を受ける。また、一般的に有
機樹脂の熱膨張率は大きいので、抵抗体が引っ張り応力
を受ける。このような曲げ応力や引っ張り応力によっ
て、抵抗体が断裂を起こしてしまうという問題があっ
た。
BCB膜の上に大きさ50μm×50μm、厚さ100
nmのNiCr膜で抵抗体膜を形成した場合、わずか数
mAの電流を流すと断線してしまうことが分かった。抵
抗体膜の膜厚を厚くすることで断裂を起こしにくくする
ことも考えられるが、そうすると抵抗体膜のシート抵抗
値が小さくなってしまうため同じ抵抗値を実現するのに
長いパターンが必要になる。ところが、抵抗体膜の長さ
があまりに長くなるとインダクタンスなどの寄生成分の
増加を招いてしまうので、膜厚増加には限度がある。
に起因する半導体チップの温度上昇の問題である。MF
ICのたとえばパワーアンプ等への応用を考えた場合、
パワーアンプの最高電力値を上昇させるのに、半導体チ
ップからの発熱をどれだけ放熱できるかが大きな鍵とな
るが、従来の半導体装置のごとくフェースダウンで実装
された半導体チップの下方に熱伝導率が低い有機樹脂膜
が存在していると、熱が放散せず、半導体装置チップの
温度が過上昇して、トランジスタ等の特性を悪化させる
おそれがあった。
効率よく放散させる手段を講じることより、抵抗の断裂
のない、信頼性の高い回路基板を提供することにある。
成および実装方法を改良することにより、実装チップの
放熱特性を向上させ、パワーアンプのように大電力を扱
うことのできるMFICを実現することにある。
なくとも一部に接地用導体部を有する基板と、上記接地
用導体部の上に形成された有機樹脂膜からなる誘電体膜
と、上記誘電体膜の少なくとも一部の上に形成された上
記誘電体膜よりも熱抵抗が小さい層間絶縁膜と、上記層
間絶縁膜の上に形成された導体又は半導体からなる発熱
性膜と、上記発熱性膜に接続され上記誘電体膜及び上記
接地用導体部と共にマイクロストリップ線路を構成する
配線導体膜と、上記誘電体膜と上記層間絶縁膜との間で
上記層間絶縁膜を挟んで上記発熱性膜と対抗するように
形成され、上記誘電体膜よりも熱伝導率の高い導電性材
料からなる放熱用導体膜とを備えている。
熱用導体膜全体から広い範囲に拡散されるので、熱の局
部集中が緩和される。そして、局所的な熱の集中が緩和
されることにより誘電体膜の局部的な膨張が抑制される
ので、発熱性膜に作用する曲げ応力等が小さくなり、抵
抗の断裂が防止される。
発生する部分の下方となる領域を含みかつ当該領域より
も広くしておくことにより、さらに広い範囲に熱を拡散
させることができる。
接続されていることにより、発熱性膜で発生した熱がよ
り大きなヒートシンクとなる接地導体部に逃がされるの
で、熱の拡散作用をさらに高めることができる。
せることにより、放熱用導体膜の利用性が高くなる。
絶縁膜を容量部とし、上記放熱用導体膜を下部電極とす
るMIMキャパシタをさらに備えることにより、キャパ
シタのために必要な導体膜を利用して放熱用導体膜を形
成できるので、放熱用導体膜を別途設ける工程が不要と
なり、製造コストの増大が抑制される。
テン)、ポリイミド、アクリルのうち少なくともいずれ
か1つにより構成されていることにより、損失の少ない
マイクロストリップ線路が得られる。そして、これらの
有機樹脂からなる誘電体膜は熱伝導率が低いので、発熱
性膜の下地となる部分では、局部的熱膨張を生じて発熱
性膜の断裂を招きやすいが、上記各請求項の作用によ
り、発熱性膜の断裂が防止される。
生した熱を広い範囲に放散させるようにした回路基板の
構造に関するものである。
基板50の一部を示す断面図である。図1(a)におい
て符号と部材の関係は以下の通りである。1はSiやガ
ラス等からなる基板、2は基板1の上に形成された例え
ばAuからなる接地導体膜、3はBCB(ベンゾシクロ
ブテン)からなる第1の誘電体膜としてのBCB膜、4
はBCB膜3の上にたとえばTi,Auを積層してなる
放熱用導体膜、5は放熱用導体膜4の上に形成され後述
の抵抗体膜と放熱用導電膜4とを電気的に絶縁するため
の例えばシリコン酸化膜からなる第2の誘電体膜として
の層間絶縁膜、6は所定の抵抗値になるようにパターニ
ングされた例えばNiCrからなる発熱性膜である抵抗
体膜、7は例えばTi,Auを積層してなる配線導体膜
である。上記配線導体膜7と、BCB膜3と、層間絶縁
膜5と、接地導体膜2とによりマイクロストリップ線路
が構成されている。また、配線導体膜7と抵抗体膜6と
は任意の2カ所において互いに接続されており、抵抗体
膜6のうち配線導体膜との2つの接続部の間の領域が実
質的に抵抗体R1として機能している。以下、この領域
を実質抵抗部という。
層間絶縁膜5を挟んで放熱用導体膜4が設けられている
ので、抵抗体膜6に電流が流れて発熱を生じた場合、こ
の熱は放熱用導体膜4全体からその周囲に速やかに拡散
されるため、BCB膜3が局所的に急激な温度上昇する
ことがない。すなわち、抵抗体膜6の下地膜となってい
るBCB膜3は熱伝導率が低いので、抵抗体膜6で発生
した熱によってBCB膜3が局所的に加熱されると、そ
の部分だけが急激に熱膨張するために抵抗体膜6に局部
的に大きな応力(特に曲げ応力)が作用して、抵抗体膜
6が断裂するおそれがある。しかし、本実施形態のごと
く、抵抗体膜6の下方において層間絶縁膜5とBCB膜
3との間に放熱用導体膜4を介在させることにより、抵
抗体膜6から下方に伝導する熱が速やかに広範囲に拡散
してしまうので、放熱性に乏しいBCB膜3への熱の局
所集中を緩和することができ、BCB膜3の局部的な熱
膨張を抑制することができる。よって、抵抗体膜6に作
用する曲げ応力等が小さくなり、抵抗体膜6の断裂を有
効に防止することができる。
まり抵抗体膜6の熱を速やかに放熱用導体膜4に伝える
ためには、層間絶縁膜5の厚さを電気的絶縁性を保てる
範囲内でできる限り薄くしておくことが好ましい。ま
た、層間絶縁膜5の厚みが薄いことは、層間絶縁膜5自
体の熱膨張により抵抗体膜6にストレスを与えないため
にも好ましい。
の存在範囲は、抵抗体膜6の実質抵抗部と少なくとも一
致する領域、できれば実質抵抗部を含みさらに広い領域
であることが好ましく、放熱用導体膜4をこのように広
く形成することによって、抵抗体膜6から発する熱を有
効に放熱することができる。
形例に係る回路基板50の構造を示す断面図である。図
1(b)に示すように、基板1の上には、接地導体膜2
と、BCB膜3と、放熱用導体膜4と、層間絶縁膜5
と、抵抗体薄膜6と、3つの部分7a,7b,7cから
なる配線導体膜7とが形成されている。これらの部材を
構成する材料は図1(a)に示す回路基板50について
すでに説明したものとほぼ同じであるが、層間絶縁膜5
については、後述するキャパシタの容量を考慮して誘電
率の高いシリコン窒化膜により構成することが好ましい
場合もある。
3の上において、放熱用導体膜4と配線導体膜7bとが
埋め込み部材9を介して接続されており、放熱用導体膜
4の一部が配線としても機能するように構成されている
点と、配線導体膜7cを上部電極とし層間絶縁膜5を容
量部とし放熱用導体膜4を下部電極とするキャパシタC
1が構成されている点である。なお、上記図1(a)に
示す回路基板50の構造と同様に、放熱用導体膜4の上
方において、層間絶縁膜5の上に抵抗体膜6が形成され
ており、両端でそれぞれ配線導体膜7a,7bに接続さ
れている。
50の等価回路図である。図1(b),1(c)に示す
ように、配線導体膜7の2つの点X−Y間に抵抗素子R
1とキャパシタC1とが介設された構造となっている。
膜6の発熱を放散する機能を有するとともに、ある部分
では配線として機能し、他のある部分ではキャパシタの
下部電極として機能している。したがって、放熱用導体
膜の利用用途の拡大を図ることができる。
体膜2の上に第1の誘電体膜としてBCB膜3を設けて
いるが、本発明は斯かる実施形態に限定されるものでは
なく、BCB膜3の代わりに、熱伝導率の低い材質例え
ば有機樹脂などからなる誘電体膜を設けた場合にも、放
熱用導体膜を設けることにより、上方の発熱性膜の断裂
を防止するという効果が得られる。これは、後述の各実
施形態についても同様である。
第2〜第5の実施形態において、発熱性膜は抵抗体とし
て機能させるために設けたものに限定されるものではな
い。配線や電極として使用すべく設けた導体膜において
も、材質や形状によって全体あるいは局部的に大きな熱
を生じることがあり、その場合にも本発明の放熱用導体
膜を設けることで、下地の局部的な熱膨張による当該導
体膜自身の断裂を有効に防止することができる。
の第2の実施形態において、層間絶縁膜5が基板上の全
面に形成されているが、必ずしも層間絶縁膜が全面に形
成されている必要はなく、図1(a)に示す断面以外の
部分において、配線導体膜7と、BCB膜3と、接地導
体膜2とによりマイクロストリップ線路が構成されてい
てもよいものとする。
様であるが、抵抗体膜6と放熱用導体膜4との間に介設
される層間絶縁膜5の材質は、シリコン酸化膜やシリコ
ン窒化膜に限定されるものではない。ただし、この層間
絶縁膜5(第2の誘電体膜)の材質は、第1の誘電体膜
(BCB膜3)よりも高い熱伝導率を有していることが
好ましい。
ら広く拡散するとともに、熱伝導を利用してさらに効果
的に熱を逃すようにした回路基板の構造に関するもので
ある。
0の一部を示す断面図である。図2に示すように、本実
施形態に係る回路基板50の構造は、上記第1の実施形
態における図1(a)に示す回路基板50の構造とほぼ
同じであるが、本実施形態に係る回路基板50の特徴
は、放熱用導体膜8と接地導体膜2とが埋め込み部材8
により接続されている点である。すなわち、BCB膜3
に形成された接続孔内に放熱用導体膜4を構成するT
i,Auが埋め込まれており、この埋め込み部材8を介
して放熱用導体膜4と接地導体膜2とが熱伝導率の高い
材料からなる埋め込み部材8により接続されていること
になる。図2に示す回路基板50のその他の部分の構造
は、図1(a)についてすでに説明した通りなので、図
2については説明を省略する。
らの発熱を放熱用導体膜4全体から広い範囲に放散する
ことでBCB膜3への熱の局所集中を防ぎ、局所的なB
CB膜3の熱膨張を防止するものであったが、本実施形
態では、上記第1の実施形態よりも一歩進んで、この熱
をさらに迅速に外部に逃がしてしまうものである。すな
わち、放熱用導体膜4がさらに大きなヒートシンクとな
る接地導体膜2に接続されているため、放熱用導体膜4
に伝わった熱は速やかにこのヒートシンクに逃がされ、
抵抗体膜6付近のBCB膜3の温度上昇はほとんど起こ
らない。すなわち、基板1にSiや金属等の熱伝導率の
高い材料を用いるといっそう効果的である。
る回路基板の構造よりも簡単な構造で、上述の第1,第
2の実施形態と同等あるいはそれ以上の放熱効果を得る
ための回路基板の構造に関するものである。
0の一部を示す断面図である。図3において符号と部材
の関係は、第1の実施形態における図1に示す関係と同
様である。ただし、本実施形態では第1および第2の実
施形態で用いた放熱用導体4も、これと抵抗体膜6を絶
縁する層間絶縁膜5も設けられていない。つまり、BC
B膜3と抵抗体膜6及び配線導体膜7とは直接接触して
いる。そして、本実施形態の特徴は、抵抗体膜6の直下
方におけるBCB膜3の厚みが他に比べて薄くなった凹
部10が形成されており、この凹部10におけるBCB
膜3の上に抵抗体膜6が形成されている点である。すな
わち、この薄くなった部分を介して抵抗体膜6の発熱を
速やかに接地導体膜2に逃がすように構成されている。
6と接地導体膜2とを近接させたことにより、第1、第
2の実施形態において用いた放熱用導体膜の機能を接地
導体膜2が果たすため、より簡単な構造で上記各実施形
態と同様の効果を得ることができる。
におけるBCB膜3の厚さは、熱が速やかに接地導体膜
に伝わるようにできる限り薄いことが好ましい。また、
抵抗体膜6の直下方におけるBCB膜3の厚みが薄いこ
とにより、BCB膜3の熱膨張した部分と熱膨張してい
ない部分との厚みの差が小さくなるので、BCB膜3の
局部的な熱膨張によって抵抗体膜6が受ける曲げ応力等
も低減される。
構成で実現しようとするものである。
の一部を示す断面図である。図4に示すように、本実施
形態の回路基板50の構造は、上記第3の実施形態にお
ける図3に示す回路基板50の構造において、抵抗体膜
6の直下方におけるBCB膜3を除去するとともに、抵
抗体膜6と接地導体膜2との間にシリコン窒化膜からな
る層間絶縁膜12を介在させたものである。すなわち、
抵抗体膜6で発生した熱を層間絶縁膜12を介して接地
導体膜2に逃すようにしている。
発熱性膜である抵抗体膜6と接地導体膜2との間に層間
絶縁膜12のみを介在させているので、この層間絶縁膜
12を構成するための材料としてBCB膜3よりも熱伝
導率の高い絶縁材料を選択して(本実施形態ではシリコ
ン窒化膜)使用することで、第3の実施形態に係る回路
基板50の構造よりもさらに高い放熱効果を発揮するこ
とができる。また、層間絶縁膜12の材質を自由に選ぶ
ことができるため、より薄膜化が容易となり、この第2
の誘電体膜を薄くすることにより第3の実施形態よりも
効果的に放熱することが可能になる。
ンネル状にすることにより熱放散機能を高めるようにし
た回路基板の構造に関する。図5(a)及び図5(b)
は、本実施形態における回路基板50の2つのタイプを
示す断面図である。いずれの場合にも、シリコン,ガラ
ス等からなる基板1の上にAu等からなる接地導体膜2
が形成され、さらに接地導体膜2の上にBCB膜3が形
成されている点は同じである。
板50においては、BCB膜3の一部に凹部が形成さ
れ、抵抗体膜6は凹部を跨いで両端でBCB膜3に支持
されるように形成されている。そして、抵抗体膜6は、
その両端部において抵抗体膜の上にオーバーラップして
形成されている配線導体膜7a,7bに接続されてい
る。つまり、この2つの接続部の間の領域において抵抗
体膜6の下方にトンネル部20が形成されている。
においては、抵抗体膜6がその両端部で配線導体膜7
a,7bの上にオーバーラップするように形成されてい
る。つまり、BCB膜3の上面はフラットに形成されて
いるが、抵抗体膜6の下方において配線導体膜の存在し
ない部分がトンネル部20となっている。
イプの回路基板50のいずれにおいても、発熱性膜であ
る抵抗体膜6の下方がトンネル部20となっていて、B
CB膜3そのものが存在しないので、BCB膜3の局部
的な加熱による熱膨張が極めてわずかであり、かつ局部
的な熱膨張が生じても抵抗体膜6がされによって曲げ応
力等を受けることがない。したがって、BCB膜3の局
部的な熱膨張による抵抗体膜6の断裂を確実に防止する
ことができる。
がら、上記図5(b)に示す回路基板50の製造工程の
概略的に説明する。
ラス等からなる基板1の上にAu等を全面に堆積して接
地導体膜2を形成し、接地導体膜2の全面上にBCB膜
3を26μm程度の厚みで形成する。そして、BCB膜
3の上にAu等の膜を堆積した後これをパターニングし
て、所定の距離を隔てて2つの部分7a,7bに分かれ
る配線導体膜7を形成する。さらに、その上にフォトレ
ジスト膜を堆積した後これをエッチバックして、2つの
配線導体膜7a,7bの間に埋め込みフォトレジスト膜
21を残す。
面上にNiCr膜を堆積した後これをパターニングし
て、配線導体膜7a,7b及び埋め込みフォトレジスト
膜21に跨る抵抗体膜6を形成する。このとき、抵抗体
膜6は両端部で配線導体膜7a,7bに接続された状態
となっている。
フォトレジスト膜21をリフトオフ法により選択的に除
去することにより、抵抗体膜20の下方にトンネル部2
0を形成する。
は、上記図6(a)〜6(c)に示す製造工程とほぼ同
様の製造工程によって形成される。すなわち、あらかじ
めBCB膜の一部に凹部を形成し、その凹部にフォトレ
ジスト膜を埋め込んだ後、抵抗体膜を形成し、さらに、
抵抗体膜の上に配線導体膜を形成するという手順により
形成することができる。
チップをフリップチップ実装するようにした半導体装置
の構成において、半導体チップの放熱特性を向上するた
めの構成に関するものである。
の一部を示す断面図である。図7において符号と部材の
関係は以下の通りである。回路基板50において、1は
Si,ガラス等からなる基板、2は基板1の上に形成さ
れた例えばAuからなる接地導体膜、3はBCB膜、1
04a、104bはボンディング用の電極パッドであ
り、中央の電極パッド104bは、図7に示す断面以外
の部分において、誘電体膜3上のたとえばTi,Auの
積層膜で構成される配線導体膜に接続されている。この
配線導体膜は、誘電体膜3、接地導体膜2とともにマイ
クロストリップ線路を構成している。また、図中両端の
電極パッド104aは、BCB膜3に形成された接続孔
にAu等の金属を埋め込んでなる埋め込み部材200を
介して接地導体膜2に接続されている。この埋め込み部
材200を介して電極パッド104aと接地導体膜2と
が電気的に接続されていると同時に、BCB膜3上で電
極パッド104aが機械的にも安定に固定されている。
チップ108は大電力用トランジスタが内蔵されてい
る。半導体チップ108には、接地用の電極パッド10
7aと、回路基板50上の受動素子との接続用の電極パ
ッド107bが設けられており、この電極パッド107
a,107bと回路基板50上の電極パッド104a,
104bとの間に、それぞれ接続用のマイクロバンプ1
06が介在している。そして、半導体チップ108は、
マイクロバンプ106を介して、例えば図示はしていな
いが光硬化型樹脂の収縮力を利用したフリップチップ実
装法により回路基板50に接続されている。
00,電極パッド104a及びマイクロバンプ106に
より、半導体チップ108で発生した熱を接地導体膜2
に逃すための放熱用部材が構成されている点である。す
なわち、本実施形態では、半導体チップ108の接地用
の電極パッド107aはマイクロバンプ106を介して
基板上の電極パッド104aに接続され、この電極パッ
ド104aは埋め込み部材200を介して接地導体膜2
に接続されているので、通電時の半導体チップ108か
らの発熱は、埋め込み部材200を介して速やかに接地
導体膜2に逃がされる。MBB法で実装した場合、マイ
クロバンプ106の厚みは5μm以下程度に非常に薄く
できるので、電極パッド107aから接地導体膜2に至
る経路全体の熱抵抗を小さくすることは容易であり、放
熱効率は極めて良い。特に、基板をSi等の放熱にすぐ
れた材料を用いることで、さらに効率よく放熱すること
が可能になる。このような構成とすることで、従来応用
が難しいとされていたパワーアンプ等の大電力を扱う回
路もMFICで実現することが可能になる。パワーアン
プに使用されるGaAs基板は放熱性が悪いことから、
GaAs基板上にパワートランジスタを搭載した半導体
装置においては、従来GaAs基板の裏面を冷却板に接
続する構造を採っているが、本実施形態のように主面側
の接地用電極パッド107aを介して半導体チップ内の
熱を接地用導体膜に逃す構成を採ることで、容易にMF
IC化を図ることができる。
の埋め込み部材200がマイクロバンプ106の直下方
に位置しているが、本発明は斯かる構造に限定されるも
のではなく、埋め込み部材200は回路基板50の電極
パッド104aにさえ接続されいれば、熱伝導により半
導体チップ108からの熱を接地導体膜に逃すことがで
きる。
め込み部材200との中心の平面位置が食い違っている
場合の回路基板50の平面図である。このような構造で
も、接地用の電極パッド104aの下方に形成された埋
め込み部材200を介して、半導体チップ108の熱が
接地導体膜102に逃されることがわかる。ただし、熱
を効果的に逃すには、図8(a)に示すように、マイク
ロバンプ106と埋め込み部材200とが平面的に見て
オーバーラップしていることが好ましい。
おいて、信号用の電極パッド107bと回路基板50上
の信号用電極パッド104bとの間にはマイクロバンプ
106が介在しているが、本発明の効果を発揮する上で
両者間にマイクロバンプは必ずしも必要ではなく、直接
電極パッド同士が接続されていてもよい。
構造例を示す平面図である。同図に示されるように、パ
ワートランジスタは、ゲート電極,ドレイン電極及びソ
ース電極により構成されている。そして、図7中の電極
パッド107aは図8(b)に示すソース電極に接続さ
れるソースパッドであり、図7中の電極パッド107b
は図8(b)に示すドレイン電極に接続されるドレイン
パッドである。なお、ゲート電極に接続されるゲートパ
ッドは図7には図示されていない。
断面図である。図9において符号と部材の関係は埋め込
み部材兼バンプ201を除き図7と同じである。本実施
形態では、BCB膜3に形成された接続孔に埋め込む金
属膜を厚めにしてBCB膜3の上面よりも上方に突出す
る埋め込み部材兼バンプ201を形成しておき、半導体
チップ108をフリップ実装したときに、信号接続用の
電極パッド107bがマイクロバンプを介して回路基板
50上の電極パッド104bに接続されると同時に、接
地用の電極パッド107aが埋め込み部材兼バンプ20
1に接続されるようにしたものである。すなわち、本実
施形態では、この埋め込み部材兼バンプ201により、
放熱用部材が構成されている。
ける埋め込み部材200,電極パッド104a及びマイ
クロバンプ107aが一体化された埋め込み部材兼バン
プ201を設けた構造となっているので、第6の実施形
態と同様の効果をより簡易なプロセスで得ることができ
る。
設けるマイクロバンプ106を弾力性のある材料で構成
することにより、半導体チップ108と回路基板50と
の間の3カ所における接触を確保するための各部の高さ
の調整は容易となる。
す断面図である。図10において符号と部材の関係は放
熱・接地用支持体210を除き図7と同じである。本実
施形態では、接地導体膜2のうち半導体チップ108の
接地用の電極パッド107aの下方となる部分の上に、
接地と放熱のための導電性材料からなる支持体210を
形成する。そして、この支持体210を形成した後、B
CB膜3を塗布する。支持体210の厚みをBCB膜3
と電極パッド104bとの合計厚みと同じ程度にしてお
くことで、他の電極と同時にマイクロバンプを介してフ
リップチップ実装できる。
材料からなる支持体210を設けることで、第6および
第7の実施形態よりもさらに強固で安定なチップの支持
と熱放散が可能になる。
す断面図である。図11において符号と部材の関係は接
地導体膜2の凸部211を除き図10と同じである。本
実施形態では、半導体チップ108の接地用電極パッド
107aの下方となる部分に凸部211を有する接地導
体膜2を形成した後、接地導体膜2の凸部211の周囲
にBCB膜3を塗布する。
埋め込み部材200または第8の実施形態における放熱
・接地用の支持体210を、より簡易な方法で実現する
ものである。すなわち、本実施形態では放熱・接地用支
持体が必要となるべき部分の接地導体膜を予め厚く形成
しておき、これを放熱・接地用支持体として用いること
により、第6の実施形態における接続孔及び埋め込み部
材の形成工程や、第8の実施形態における開口及び支持
体を形成する工程が不要となるので、第6、第8の実施
形態と同様の効果を、より簡単なプロセスで実現でき
る。
す断面図である。図9において符号と部材の関係は以下
の通りである。1はSiやガラス等からなる基板、2は
基板1の上に形成された例えばAuからなる接地導体
膜、3はBCB膜、31はBCB膜3の一部に形成され
た開口部、103はBCB膜3上に例えばTi,Auを
積層して形成された配線導体膜である。上記配線導体膜
103,誘電体膜3及び接地導体膜2によりマイクロス
トリップ線路が構成されている。また、104bはBC
B膜3の上に形成された電極パッドであり、配線導体膜
103に接続されている。
周波トランジスタやパワートランジスタを有する半導体
チップ108が、主面を上方に向けた状態で回路基板5
0上に搭載されており、半導体チップ108と回路基板
50との間を接続するための配線接続用チップ220が
フェースダウンで回路基板50上にフリップチップ接続
されている点である。すなわち、半導体チップ108の
裏面と回路基板50の接地導体膜2とが接しており、半
導体チップ108内のトランジッスタに接続される信号
用の電極パッド107bが半導体チップ108の主面側
に形成されている。配線接続用チップ220は例えば半
導体により構成されていて、配線接続用チップ220の
上には、配線導体膜221と、この配線導体膜221に
接続される電極パッド222a,222bとが設けられ
ている。そして、回路基板50上の信号用の電極パッド
104bと配線接続用チップ220上の電極パッド22
2bとの間、及び半導体チップ108上の信号用の電極
パッド107bと配線接続用チップ220上の電極パッ
ド222aとの間は、マイクロバンプ106を介してそ
れぞれ接続されている。すなわち、回路基板50上の電
極パッド104bと半導体チップ108上の電極パッド
107bが、配線接続用チップ220上の配線導体膜2
21を利用して接続されていることになる。
プ108が接地導体膜2に直接接しているので、半導体
チップ108で発生する熱の放熱効果を大幅に向上させ
ることができる。しかも、半導体チップ108と回路基
板50上の配線導体膜103とは、フリップチップ実装
される配線接続用チップ220を介して接続されている
ので、インダクタとなるワイヤを使用する必要もなくな
り、フリップチップ接続による優れた高周波特性を得る
ことができる。また、配線接続用チップ220上の配線
221は、回路基板50の接地導体膜2に対しマイクロ
ストリップ線路を構成しているので、ワイヤボンドやリ
ボンボンドで電極を接続するのとは異なり、MFICの
特徴であるインピーダンスの乱れのない良好な高周波接
続が可能になる。一方、配線導体膜221のインピーダ
ンスは、BCB膜3の厚み、マイクロバンプ106の厚
み等を考慮することによって設計できる。特に、MBB
法のようなマイクロバンプの厚みの小さいフリップチッ
プ実装技術を用いることで、より正確な設計が可能にな
る。
導体チップ108中にPHS(バイアホールに金属を埋
め込んだヒートシンク)を形成すればさらに高い放熱効
果を得ることができる。
21上には配線導体膜221のみを設けたが、この配線
接続用チップ221上に小信号トランジスタやマッチン
グ回路等を搭載することで、より高機能なMFICが実
現できる。
の発熱性膜を有する回路基板又はこの回路基板を利用し
た半導体装置において、発熱性膜からの発熱を拡散させ
る手段を講じたので、発熱による局所的な誘電体膜の熱
膨張が抑えられ、抵抗体膜の断裂を防止することができ
る。
に半導体チップを搭載してなる半導体装置において、半
導体チップから速やかに接地導体部へ放熱させる手段を
講じたので、パワーアンプのように大電力を扱うMFI
Cを容易に実現することができる。
面図,その変形例に係る回路基板の一部を示す断面図及
びその等価回路図である。
面図である。
面図である。
面図である。
けた2種類の半導体装置の一部を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
断面図である。
材とマイクロバンプとの中心位置をずらせた変形例に係
る半導体装置及び半導体チップの平面図である。
断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも一部に接地用導体部を有する
基板と、 上記接地用導体部の上に形成された有機樹脂膜からなる
誘電体膜と、 上記誘電体膜の少なくとも一部の上に形成された上記誘
電体膜よりも熱抵抗が小さい層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に形成された導体又は半導体からな
る発熱性膜と、 上記発熱性膜に接続され上記誘電体膜及び上記接地用導
体部と共にマイクロストリップ線路を構成する配線導体
膜と、 上記誘電体膜と上記層間絶縁膜との間で上記層間絶縁膜
を挟んで上記発熱性膜と対抗するように形成され、上記
誘電体膜よりも熱伝導率の高い導電性材料からなる放熱
用導体膜とを備えていることを特徴とする回路基板。 - 【請求項2】 請求項1記載の回路基板において、 上記放熱用導体膜は、上記発熱性膜の熱を発生する部分
の下方となる領域を含みかつ当該領域よりも広いことを
特徴とする回路基板。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の回路基板におい
て、 上記放熱用導体膜は、上記接地用導体部に接続されてい
ることを特徴とする回路基板。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の回路基板にお
いて、 上記放熱用導体膜は、配線としても機能することを特徴
とする回路基板。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3記載の回路基板にお
いて、 上記配線導体膜を上部電極とし、上記層間絶縁膜を容量
部とし、上記放熱用導体膜を下部電極とするMIMキャ
パシタをさらに備えていることを特徴とする回路基板。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載の回
路基板において、 上記誘電体膜は、BCB(ベンゾシクロブテン)、ポリ
イミド、アクリルのうち少なくともいずれか1つにより
構成されていることを特徴とする回路基板。
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