JP3490697B2 - 破袋機 - Google Patents

破袋機

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JP3490697B2 JP2001114126A JP2001114126A JP3490697B2 JP 3490697 B2 JP3490697 B2 JP 3490697B2 JP 2001114126 A JP2001114126 A JP 2001114126A JP 2001114126 A JP2001114126 A JP 2001114126A JP 3490697 B2 JP3490697 B2 JP 3490697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭や事業所等
から排出される各種の廃棄物を袋詰めにした袋をを破袋
し、圧縮梱包したベーラの締結紐を解放して、ベーラや
廃棄物中身を出す破袋機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」、1995年6
月の「容器包装に係わる分別収集及び再商品化の促進等
に関する法律(容器包装リサイクル法)」の制定公布に
より、廃棄物の再利用化が進められ、従来の安定型とさ
れていた廃棄物も管理型に変更されて従来の安易な埋め
立処理が困難になった。このような生活環境の変化に伴
い破砕等で生じる中小の混合被処理物、特に混合廃棄物
の分別が重要な課題となっている。
【0003】一般の廃棄物では、軽量物、例えば、紙や
布、プラスチック、木等は、可燃有機物が多く、他方、
重量物、例えば、金属やガラス、石材等は、不燃無機物
が多いので、重量による選別が行われることが多い。日
常生活や事業活動から排出される袋詰めの廃棄物も、回
収後に、分別して資源として再利用され始めている。そ
こで、袋入りの廃棄物は、回収後に各種選別装置にかけ
て材質ごとに分別する必要があり、そのためには、先ず
袋から中身を出して解きほぐすための破袋機の開発が重
要に成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人により別願で
既に提案した破袋機50が、図7に示してあるが、この
破袋機は、上部装入口をホッパー51で形成し且つ下方
にテーパを成した処理空間を形成する揺動可能な小割り
傾斜側板52と固定側板53を有するケーシング50A
を設け、このケーシング内には、その下方部に長刀状破
袋刃54を周囲方向に一枚で軸方向に90度づつずらし
て円筒軸55周りに取り付けて成る破袋ロータ50B
を、矢印Rへ回転駆動するように配置しており、傾斜側
板52をスプリング筒56で長刀状破袋刃54に近接す
るように弾性付勢している。この破袋機では、ロータ5
0Bの長刀状破袋刃54が、弾性付勢された小割り傾斜
側板52との間にゴミ袋を受けて、その回転で切り裂く
ものであった。
【0005】上述の破袋機は、構造が簡便で故障が少な
く好評を博していた。然しながら、家庭や事業所から出
される廃棄物には、軽量屑、例えば、生ゴミや紙屑など
から、鍋やフライパン等の金属製品、トースタや小型テ
レビ等の小型電気製品、壁掛け時計や体重計等の器具
や、カーペット・ジュウタンに至るまで多種雑多な廃物
が混入している。上記の破袋機50の刃54は、硬い金
属部品などが入ったゴミ袋を切り開くことができず、他
方、大部分が紙や布、プラスチックシートだけという柔
軟なゴミ袋を弾性付勢された小割り傾斜側板52との間
で押し切りしようとしても、十分破袋しないままで押し
落としてしまうことがあった。
【0006】本発明は、上記の破袋機の有する難点に鑑
み、金属製品や硬質の材料を含んでいても、効率よく袋
を破って、中身を取り出し解きほぐすことのできる破袋
機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の破袋機は、搬入
コンベヤと刃付き破袋手段との間で袋や締結紐を切断
し、互いに対向してコンベア面を配置した一対の垂直コ
ンベヤ間の間隙に袋入りの廃棄物を落下させ、コンベア
面に設けた多数の突起によって袋から中身の廃棄物を取
り出して解きほぐすと共に、いずれか上動するコンベア
面の突起により袋破片や紐類を係止させて上方に搬送し
て、袋破片などを内容物とは分離するものである。
【0008】本発明の破袋機に置いては、破袋刃が、ベ
ーラや袋詰めの廃棄物を切り開くことや噛み込むことを
特にしないで、ベーラの締結紐やゴミで膨らんだ袋を引
っ掻き切って中身を出すことを主体にして処理するもの
で、逆に大部分が紙や布やプラスチックシートだけとい
う柔軟なベーラであっても、破袋刃が、紐を引っ掻き切
り、引き裂くと共にほぼ完全に中身を解放でき、分離し
た袋や紐等の柔軟物は、コンベアを利用して別に収集で
きる。本発明の破袋機は、コンベアを利用するので、連
続運転を可能にする。そして、硬い金属部品や刃のたた
ない材料が混入していても破袋刃は、噛み込むことがな
く、これは刃の損傷を軽減し、耐久性を大幅に高めるこ
とができ、保守の容易な破袋機が提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の破袋機は、廃棄物を収容
した廃棄物入り袋を破袋する刃付き破袋手段を備えた破
袋部と、破袋部に廃棄物入り袋を破袋部に搬送するため
に周動するコンベア上面に多数の突起を有する搬入コン
ベヤと、破袋部の近傍において搬入コンベヤの下方に設
けられて外周面に多数の突起を有する第1の垂直コンベ
ヤと、第1の垂直コンベヤの下動するベルト面に対して
間隔空間をおいて対向し且つ対向面が上方に移動するよ
うに周動する少なくとも垂下部を含み且つ多数の突起を
外周面に有する第2の垂直コンベヤと、から成ってい
る。上記の破袋手段により破袋後解放された内容物は、
第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤとの間の間隔
空間に落下させながら、対向し合うコンベヤ間の上下動
する上記の多数の突起によってほぼ完全に解きほぐし、
且つ分離された袋を当該上動する垂直ベルトの多数の突
起により上方に搬送するものである。
【0010】この破袋機は、ベーラや廃棄物入り袋は、
外周面に多数の突起を有する搬入コンベヤでスリップの
無い状態で破袋部に送り込まれ、次いで、刃付き破袋手
段によって、ベーラ締結紐やゴミで膨らんだ袋が引っ掻
き切られる。次に、ベーラや廃棄物入り袋は、第1の垂
直コンベヤと第2の垂直コンベヤとの対向する隙間に落
下され、互いに両コンベアが反対方向に修道する場合は
それら多数の突起により突起によって、大きな物でも両
垂直コンベアの下部側で回しながらほぼ完全に中身を解
きほぐして解放することができる。
【0011】さらに、上動する第2の垂直コンベヤの突
起によって分離した袋や紐を除去し、中身の廃棄物とは
別に収集することも可能になる。第1の垂直コンベヤも
第2の垂直コンベヤと同じく上向きに周動させると、分
離した紐や袋等の柔軟物を掻き揚げて落下しやすい固形
物との分離を促進すると共に、速度差があれば解し作用
も付加される。こうして、対向するコンベア間でそれら
の突起の相対移動により、袋やベーラの締結紐を引っ掻
き切って中身を出すことを主体にして、処理するので、
内容物をを完全に解きほぐして収集でき、しかも、硬い
金属部品や刃のたたない物が混入していても破袋刃が噛
み込むことがなくて刃の傷みが少くできる。
【0012】第1の垂直コンベヤは、搬入コンベヤの垂
下部として一体に形成されてもよいし、又は、搬入コン
ベヤとは別体として独立して設けられてもよい。好まし
くは、第1の垂直コンベヤは、搬入コンベヤの垂下部と
して一体に形成され、垂下部の対向側のベルトは下向き
に移動し、その突起が、上向き移動の第2の垂直コンベ
ヤの作用ベルトの突起としごき合って解し作用を強め
る。
【0013】第1の垂直コンベヤが、搬入コンベヤとは
別体として独立して設ける場合は、第1の垂直コンベヤ
の周動方向とその速度が、搬入コンベヤとは別に設定で
きる。特に、第1の垂直コンベヤを、第2の垂直コンベ
ヤの上向き移動と同じく上向き移動させると、間隔空間
での解放ベーラや廃棄物の滞留時間が長くなり、解しが
十分に行われ、破袋後に分離した袋や紐の両コンベヤの
突起による引っ掛けも十分に行われる。
【0014】第2の垂直コンベヤは、垂下部の上方に連
続して水平な又は傾斜した搬出部を設けるのが好まし
く、この場合には、搬出部の周動折り返し部に除去位置
を設定して、この位置で、破袋時に分離されベルト突起
によって搬送されて来る袋や紐を除去することができ
る。特に、破袋時に分離される袋や紐を、中身廃棄物と
異なって別個に分離した方が良い場合には、除去位置で
分離収集できる。
【0015】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
の垂下部は、いずれか一方又は両方が、それらの間の間
隔空間の距離を調節装置によって変更できるように揺動
可能に配置するのが好ましい。こうすれば、ベーラや廃
棄物入り袋の大きさに応じて、また破袋後の必要な解し
具合に応じて両垂下部分の間隔空間が調節装置によって
変更され、必要な解しを行うことができる。
【0016】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
は、いずれか一方又は両方が、それらの周動速度を変更
可能にするのが好ましい。各コンベヤの送り速度や相対
速度は、コンベア駆動用のモータに速度可変のモータを
利用して行ない、破袋や解しの難度に応じて、また処理
量に応じて、コンベア速度を変えることができる。
【0017】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
は、いずれか一方又は両方が、それらの対向側ベルトを
加振装置によって加振するのが好ましい。対向側ベルト
の振動によって破袋後の解しを促進し、また、突起に係
止して絡んだ廃棄物の除去が容易になる。
【0018】第2の垂直コンベヤの上記除去位置には、
該第2の垂直コンベヤの上記突起から破袋後分離された
袋や紐を除去する圧力空気を噴射する噴射装置を設ける
ことができる。また、上記突起を通過させて袋や紐を除
去する櫛歯装置を設けてもよい。これらは、第2の垂直
コンベヤの突起によって除去位置に搬送されて来た袋や
紐を、噴射装置から噴射される圧力空気や、突起が通過
する櫛歯装置によって突起から取り外して、収集するこ
とりができる。噴射装置と櫛歯装置との両方を設けるこ
ともでき、袋や紐の分離を効果的に確実にすることがで
きる。
【0019】破袋手段は、上下に移動設定可能に弾性部
材で支持するのが好ましい。弾力で支持しておけば、破
袋手段は、ベーラや廃棄物入り袋の大きさが大きく変わ
った場合にも破袋手段の搬入コンベヤからの高さの設定
を容易に変更でき、また多少の大きさの違いは、弾力で
吸収され、確実にベーラや廃棄物入り袋は、ロータやコ
ンベヤの周面の多数の破袋刃によって破袋される。この
ような刃付き破袋手段は、搬入コンベヤの周動方向と反
対方向に回転する周面に多数の破袋刃を備えたロータが
利用できる。また、刃付き破袋手段は、搬入コンベヤの
周動方向と反対方向に周動する周面に多数の破袋刃を備
えたコンベヤでもよい。
【0020】
【実施例】図1において、本発明に係る実施例の廃棄物
用破袋機1は、第1の垂直ベルトコンベア10は、搬入
コンベアと一体化された例を示すが、この例で、第1の
垂直ベルトコンベヤ10は、ベーラや各種廃棄物を収容
した廃棄物入り袋Bを一端部で受け取り、破袋装置20
の設置された他端部の破袋部へ搬送する搬入部13と下
部に伸びる垂下部14とを備え、ベルト111、141
の外周面に多数の突起12を有する、それら搬入部13
と垂下部14との間の屈曲位置近傍の上方には、刃付き
破袋装置20が隔設されている。
【0021】第2の垂直ベルトコンベヤ30は、上記の
第1の垂直ベルトコンベヤ10の垂下部14に対して間
隔空間Sをおいて対向して、垂下部33を設け、この垂
下部33には、ほぼ水平な搬出部34が一体に構成され
ている。この第2の垂直ベルトコンベヤ30にも、多数
の突起32をベルト31の外周面に配置している。第1
の垂直ベルトコンベア10の垂下部14の対向側ベルト
141は、上記のように下方に移動するが、他方の第2
の垂直ベルトコンベヤ30の垂下部33の対向側ベルト
331が上方(矢印A2)に移動するように周動するよ
うに設定されている。
【0022】第1の垂直ベルトコンベヤ10の垂下部1
4と第2の垂直ベルトコンベヤ30の垂下部33との間
には、間隔空間Sが設けられ、間隔空間Sは、破袋後解
放された内容物を落下させながら、第2の垂直ベルトコ
ンベヤ30の上動する多数の突起32によってほぼ完全
に解すに必要な隙間が設定してある。
【0023】第1の垂直ベルトコンベヤ10は、一端部
の駆動支持ローラ15aが、インバータ制御の可変速の
減速機付きモータM1によって垂下部14の対向側ベル
ト141が矢印A1の方向に移動するように駆動され
る。図1に示すように、第1の垂直ベルトコンベヤ10
のこの垂下部14は、屈曲位置のローラ15b、15c
を支点にして、間隔調節装置16によって他端部の支持
ローラ15dを前後移動することにより、垂下部14の
ベルトのの傾斜角度を変えて、解し具合に応じて上記間
隔空間Sを調節できるようにしている。この間隔調節装
置16としては、前後に押引き可能な手段、例えば、電
気シリンダ、電磁アクチュエータ、又はネジジャッキを
採用している。
【0024】図1に示す例は、垂下部14の対向側ベル
ト141の下方部には、加振装置17が設けられてお
り、垂下部分14の対向側ベルト141を振動させるこ
とによって破袋後の解しを促進し、突起12に絡んだ物
の除去を容易にする。加振装置17は、図2に一例を示
すように、機台Bによってスプリング17bを介して支
持され、対向側ベルト141を裏から支持する弾支ロー
ル17aと、該ロール17aに接して振動させる回転カ
ム17cと、カム回転駆動モータM2とから構成されて
いる。回転カム17cの回転により、弾支ロール17a
を前後に振動させ、対向側ベルト141を揺するのであ
る。
【0025】破袋装置20は、図1に示すように、機台
B上に支持された電気シリンダーやネジジャッキ等の調
節装置21によって移動設定可能にスプリング22で弾
支された支持枠23と、該支持枠23によって回転可能
に支持された比較的大きなロール24と、その周面に設
けられた多数の三角形の鮫歯状破袋刃25と、ロール2
4を搬入部13の上面ベルト111の矢印A1の移動方
向と反対方向A3に回転駆動する可変速の減速機付きモ
ータM3とから成る。
【0026】ベーラや廃棄物入り袋Bの大きさが大きく
変わった場合には、搬入部13の上面ベルト111から
のロール24の高さが、調節装置21によって設定変更
され、また多少の大きさの違いは、スプリング22の弾
力で吸収されて、確実にベーラや廃棄物入り袋Bは、ロ
ータ24の破袋刃25や上面ベルト111の多数の突起
12によって破袋される。
【0027】第2の垂直ベルトコンベヤ30では、垂下
部33の対向側ベルト331が、図示例ではほぼ垂直状
態になっているが、傾斜状態にも設置することができ
る。さらに、第1の垂直ベルトコンベヤ10の垂下部1
4と同様に傾斜調節可能に配置することができる。第2
の垂直ベルトコンベヤ30のベルト31は、可変速の減
速機付きモータM1によって駆動される回転駆動ロール
35aと、屈曲位置の支持ロール25b、35cと、自由
端部の支持ロール35dとの周りに掛け渡されている。
【0028】このベルト31の外周面に設けられた突起
32は、破袋で分離された紐や袋bを引っ掛けて搬送す
るように比較的細長い形状となっているが、除去位置で
の紐や袋bの離れを良くするために、図4に示すよう
に、先端部32aを曲げて丸めた形状とすることができ
る。搬出部34の端の折り返した位置には、突起32に
よって搬送されて来た袋bや紐を除去するように、突起
32を通過させる櫛歯36が設けられており、また櫛歯
36が受け取った袋bや紐を圧力空気の噴射で収集する
噴射装置37も設けられている。
【0029】袋bや紐の除去ばかりではなく、第2の垂
直ベルトコンベヤ30の突起32によって各種シートや
布等の柔軟物を分離して上方に搬送して除去位置に収集
することにより、間隔空間Sからは転がり落ちやすい固
形物W、例えば、瓶、ボトル、缶、容器、木材、石、電
池等を、選別落下させることができ、排出コンベヤ49
で受けて搬出する。コンベヤ40を傾斜させて、ロール
選別装置とすることができ、木材等を、上記の転がり落
ちやすい物と選別することができる。
【0030】図3に示す別の実施例では、破袋機2は、
破袋装置20’を第1の垂直ベルトコンベヤ10の周動
方向A1と反対方向A4に周動するベルト27の周面に
多数の鮫歯状破袋刃25を備えたコンベヤ20’から構
成している。
【0031】破袋装置20’は、機台B上に支持された
電気シリンダーやネジジャッキ等の調節装置21によっ
て移動設定可能にスプリング22で弾支された支持枠2
3と、該支持枠23によって回転可能に支持された比較
的大きなロール24と、回転駆動ロール28と、それら
ロール24、28の周りに掛け渡されたベルト27の周
面に設けられた多数の鮫歯状破袋刃25と、ベルト27
を、搬入部のベルト111の矢印A1の移動方向と反対
方向A4に回転駆動する可変速の減速機付きモータM3
とから成っており、この構成は、ベーラや廃棄物入り袋
Bの大きさ変化に対応できる利点がある。
【0032】図5に示す別の実施例の破袋機3は、図1
の破袋機1とは、第1の垂直ベルトコンベヤを、搬入コ
ンベヤ13とは別体として独立させた点で、異なってい
る。この実施例では、第1の垂直ベルトコンベヤ40の
ベルト41の周動方向は、搬入ベルトコンベヤ10’と
は別に設定でき、第1の垂直ベルトコンベヤ40のこの
垂下部44は、第2の垂直ベルトコンベヤ30の垂下部
33の移動方向と同じくベルト41を上向きA5に周動
するように設定してある。第2の垂直ベルトコンベヤ3
0の移動方向A2と同じく上向きA5に移動させると、
間隔空間Sでの解放ベーラや廃棄物の滞留時間が長くな
り、解しが十分に行われ、破袋後に分離した袋bや紐の
突起32、42による引っ掛けも十分に行われる。
【0033】この例では、第1の垂直ベルトコンベヤ4
0が、その上端部からさらに横方向に伸びる排出部40
aを設け、袋bや紐の突起32、42からの除去は、第
1の垂直ベルトコンベヤ40の排出部40aで行われ、
上記と同じように、突起42を通過させる櫛歯36と、
櫛歯36が受け取った袋bや紐を圧力空気の噴射で収集
する噴射装置37とが設けられている。
【0034】破袋手段20には、上記実施例のロール2
4やベルト27に代えて、図6に示すような鋸歯44D
付き切裂き刃44の複数配列を利用することもできる
(この図6は、3列の切裂き刃44をのみ示してい
る)。各切裂き刃44の刃体44Cは、鋸歯44Dを下
方に向けて、その取柄部44Aを上流側に向けて、横支
持棒44Bにより、上下動可能に枢支され、取柄部44
Aと刃体44Cとの中間部を上下伸縮シリンダー45A
により吊り下げ支持されている。各シリンダー45A
は、スプリング45Bを介して横断ビーム45Cから吊
り下げられ、これにより、各切裂き刃44は、その鋸歯
44Dが第1の垂直ベルトコンベア10の搬入コンベア
上面に向けて配置されている。刃体44Cの鋸歯44D
は、その尖端が、上流側に向いており、搬入コンベア1
11により運ばれてくる袋を鋸歯44Dが細くして確実
に切り裂いて、破袋することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の破袋機は、ベーラと廃棄物入り
袋を搬送する搬入コンベヤと破袋部の破袋刃により袋を
切開し、外周面に多数の突起を有する周動する第1の垂
直コンベヤとこれに対向する第2の垂直コンベヤの垂下
部との間隔空間で袋から中身を解きほぐして分離するよ
うにしたので、金属部品その他の硬い廃棄物の混入によ
っても破袋刃の損傷を少なくして、且つ容易に、分離す
ることができる。軽量なベーラの混入があっても解きほ
ぐしが容易で、捕集することができる。この装置は、コ
ンベアを使用するので、連続操業が可能で、しかも耐久
性に優れている。
【0036】第1の垂直コンベヤを搬入コンベヤと一体
にすれば、垂下部の対向側ベルトの突起と上向き移動の
第2の垂直コンベヤの対向側ベルトの突起とのしごき合
いにより解し作用を強めることができる。第1の垂直コ
ンベヤを搬入コンベヤとは別体として独立して設けられ
ば、第1の垂直コンベヤと搬入コンベヤとの移動方向速
度は、別個に設定でき、間隔空間での解放ベーラや廃棄
物の滞留時間が長くなり、解しが十分に行われ、破袋後
に分離した袋や紐の両コンベヤの突起による引っ掛けも
十分に行われる。
【0037】第2の垂直コンベヤに、垂下部の上方に連
続して水平な又は傾斜した搬出部を設ければ、該搬出部
の周動折り返し部に破袋時に分離されベルト突起によっ
て搬送された袋や紐を、ベルト終端部で除去することが
できる。
【0038】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
の垂下部は、いずれか一方又は両方が、それらの間の間
隔空間を調節装置によって変更するように揺動可能にす
れば、ベーラや廃棄物入り袋の大きさに応じて、また破
袋後の必要な解し具合に応じて両垂下部分の間隔空間が
調節装置によって変更することができ、必要な解しを行
うことができ。
【0039】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
は、いずれか一方又は両方が、可変速モータの使用によ
って速度変更可能にすれば、破袋やベーラの解しの難度
に応じて、また処理量に応じて各コンベヤの送り速度や
相対速度を可変速モータによって変えることができる。
【0040】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
のいずれか一方又は両方が、それらの対向側ベルトを加
振装置によって加振するようにすれば、垂下部分の対向
側ベルトの振動によって破袋後の解しを促進でき、突起
に絡んだ物の除去が容易になる。
【0041】第2の垂直コンベヤには、搬出コンベアの
先端部に除去位置を設けて、ここに、該第2の垂直コン
ベヤの上記突起から破袋後分離された袋や紐を除去する
圧力空気を噴射する噴射装置と、上記突起を通過させて
袋や紐を除去する櫛歯装置のいずれか一方又は両方を設
けるようにすれば、第2の垂直コンベヤの突起によって
除去位置に搬送されて来た袋や紐は、噴射装置から噴射
される圧力空気や、突起が通過する櫛歯装置によって、
突起から取り外され、容易に収集することができる。
【0042】破袋手段は、上下に移動設定可能に弾力で
支持されており、搬入コンベヤの周動方向と反対方向に
回転する周面に多数の破袋刃を備えたロータを用いる
か、又は搬入コンベヤの周動方向と反対方向に周動する
周面に多数の破袋刃を備えたコンベヤを使用すれば、ベ
ーラや廃棄物入り袋の大きさが大きく変わった場合にも
追随して破袋手段の搬入コンベヤからの高さを設定変更
でき、また多少の大きさの違いは、弾性体の弾力の変位
で吸収され、確実にベーラや廃棄物入り袋は、ロータや
コンベヤの周面の多数の破袋刃によって破袋される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る廃棄物用の破袋機を示
す模式的側面図である。
【図2】 本発明の実施例に係る廃棄物用の破袋機に使
用する加振装置の模式的側面図である。
【図3】 本発明の別の実施例に係る破袋機に使用され
るコンベヤを利用した破袋手段の側面図である。
【図4】 本発明の実施例に係る破袋機の第2の垂直コ
ンベヤの別の形の突起の説明図である。
【図5】 本発明の別の実施例に係る破袋機の側面図で
ある。
【図6】 本発明の別の実施例に係る破袋機に適用され
る破袋部の概念的な部分拡大斜視図を示す。
【図7】 従来の破袋機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 代表実施例の 破袋機 10 第1の垂直ベルトコンベヤ 12 突起 13 搬入部 14 垂下部 16 間隔空間の調節装置 17 加振装置 20 破袋手段 25 破袋刃 30 第2の垂直コンベヤ 32 突起 33 垂下部 34 搬出部 35 鮫歯状破袋刃 36 櫛歯装置 37 噴射装置 40 第1の垂直コンベヤ B 廃棄物入り袋 M1 可変速モータ S 間隔空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B02C 23/00 B02C 23/00 D 23/08 23/08 A B65B 69/00 101 B65B 69/00 101 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B02C 23/00 B02C 23/08 B65B 69/00 101

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を収容した廃棄物入り袋を破袋する
    刃付き破袋手段を備えた破袋部と、 破袋部に廃棄物入り袋を破袋部に搬送するために周動す
    るコンベア上面に多数の突起を有する搬入コンベヤと、 破袋部の近傍において搬入コンベヤの下方に設けられ、
    外周面に多数の突起を有する第1の垂直コンベヤと、 第1の垂直コンベヤの下動面に対して間隔空間をおいて
    対向し、且つ対向面が上方に移動するように周動する少
    なくとも垂下部を含み且つ、多数の突起を外周面に有す
    る第2の垂直コンベヤと、から構成され、 上記の破袋手段により破袋された内容物を、第1の垂直
    コンベヤと第2の垂直コンベヤの垂下部との間の間隔空
    間に落下させながら、第2の垂直コンベヤの上動する上
    記の多数の突起によって内容物ほぼ完全に解きほぐ
    し、且つ分離された袋を当該多数の突起により上方に搬
    送することを特徴とする破袋機。
  2. 【請求項2】 第1の垂直コンベヤが、上記搬入コンベ
    ヤと、その垂下部として一体に若しくは別体として独立
    して設けられている請求項1記載の破袋機。
  3. 【請求項3】 第2の垂直コンベヤが、垂下部の上方に
    連続して水平な若しくは傾斜した搬出部を備え、該搬出
    部の周動折り返し部に破袋時に分離されベルト突起によ
    って搬送された袋や紐を除去する除去位置が設定されて
    いる請求項1記載の破袋機。
  4. 【請求項4】第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベヤ
    の垂下部とは、いずれか一方若しくは両方が、上記の間
    隔空間の距離を調節装置によって変更するように揺動可
    能に構成されている請求項1記載の破袋機。
  5. 【請求項5】 第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベ
    ヤとのいずれか一方若しくは両方の周動速度が、コンベ
    ア駆動用の可変速モータによって変更可能にされている
    請求項1記載の破袋機。
  6. 【請求項6】 第1の垂直コンベヤと第2の垂直コンベ
    ヤとは、いずれか一方若しくは両方の対向側ベルトが、
    加振装置によって加振される請求項1記載の破袋機。
  7. 【請求項7】 第2の垂直コンベヤの上記除去位置に
    は、第2の垂直コンベヤの上記突起から破袋後分離され
    た袋や紐を除去する圧力空気を噴射する噴射装置と、上
    記突起を通過させて袋や紐を除去する櫛歯装置とのいず
    れか一方若しくは両方が設けられている請求項3記載の
    破袋機。
  8. 【請求項8】 破袋手段が、上下に移動設定可能に弾力
    で支持され、且つ搬入コンベヤの周動方向と反対方向に
    回転若しくは摺動する周面に多数の破袋刃を備えたロー
    タ若しくはコンベヤである請求項1記載の破袋機。
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