JP3490348B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車両
の制御装置に関し、特に、エンジンを制御するエンジン
制御装置とモータを制御するモータ制御装置との間の制
御量の送受信に特徴を備えたハイブリッド車両の制御装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、車両走行の推進力として、燃
焼エネルギーで作動するエンジンの他に電気エネルギー
で作動するモータを備えたハイブリッド車両が知られて
いる。このハイブリッド車両の一種に、モータをエンジ
ンの出力を補助する補助駆動源として使用するパラレル
ハイブリッド車がある。このパラレルハイブリッド車
は、例えば、加速時においてはモータによってエンジン
の出力を補助し、減速時においては減速回生によってバ
ッテリ等への充電を行う等、様々な制御を行い、バッテ
リの残容量を確保しつつ運転者の要求を満足できるよう
になっている(例えば、特開平7−123509号公
報)。ところで、このようなハイブリッド車両では、エ
ンジンとモータとを駆動力として備えることから、エン
ジンおよびモータの制御が一般に複雑になる。そのた
め、1つの制御装置では駆動制御の処理の負荷が大きす
ぎることから、ハイブリッド車両は複数の制御装置を備
え、駆動制御の負荷の分散を行っている。また、駆動制
御は、それら複数の制御装置が協調して行うことにより
実現される。そのため、制御装置間で、駆動制御に必要
となる値の授受が通信により行われる。この制御装置間
の通信手法としては、シリアル通信、パラレル通信、パ
ルス幅変調通信等があるが、通信速度、情報量、回路の
コスト等を考慮してパルス幅変調(PWM:Pulse Widt
h Modulation)通信を用いることがある。ここで、パル
ス幅変調は、周期を一定にして、変調対象となる値に応
じてパルスの「1」と「0」の割合を可変にすることで
変調を行う。なお、パルス幅変調において、出力周期に
占めるパルス幅はデューティ(Duty)と呼ばれる。
また、駆動制御の負荷を分散するために設けられる制御
装置としては、エンジンを制御するエンジン制御装置や
モータを制御するモータ制御装置がある。そして、この
2つの制御装置間において、エンジン制御装置からモー
タ制御装置へモータを駆動あるいは回生制御する制御信
号(要求モータ出力)をパルス幅変調信号を用いて送信
する場合がある。この要求モータ出力値に対するパルス
幅は、第1の領域がモータを回生する領域を示し、第2
の領域がモータを駆動する領域を示す。そして、この第
1の領域と第2の領域の接点(以下、”駆動/回生ゼロ
ポイント”)がモータの駆動/回生量をゼロにするパル
ス幅となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、パルス幅変
調による変調信号はパルス幅で示されるアナログ信号と
して送信されるため、通信誤差により、変調前の値とパ
ルス幅変調された信号を復調した後の値とが一致しない
ことがある。通信誤差が生じる原因としては、送受信に
使われる部品の精度、あるいは、パルス幅変調された信
号を復調する際に平滑化回路によりパルス信号を平滑化
した後にAD変換するため、等がある。そして、エンジ
ン制御装置が、前述の要求モータ出力値をパルス幅変調
により送信する際に前述の駆動/回生ゼロポイントに近
い値を送信する場合、受信側のモータ制御装置が通信誤
差により送信側と異なる要求モータ出力値として復調す
ると、スムーズな駆動制御を阻害する原因となる。なぜ
ならば、モータ制御装置に対し駆動制御が要求されてい
るのにモータ制御装置は回生制御と認識したり、逆にモ
ータ制御装置に回生制御が要求されているのにモータ制
御装置は駆動制御と認識したりし、その結果、モータの
発生トルクが要求と逆方向となり、振動等により車両の
運転が不安定になるからである。 【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、モータ制御装置がパルス幅変調により駆動/回
生量を受信する場合において、送信側の装置と受信側の
制御装置間で送受信時の駆動/回生量の反転がなくな
り、スムーズな駆動制御が実現できるハイブリッド車両
を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、エンジン
(1)と、該エンジンの駆動力を補助あるいは回生する
モータ(2)とを備えたハイブリッド車両の制御装置で
あって、前記制御装置が、前記エンジンを制御するエン
ジン制御装置(4)と、前記モータを制御するモータ制
御装置(5)と、前記エンジン制御装置と前記モータ制
御装置の間でパルス幅変調信号を用いて信号を送受信す
る通信手段(実施の形態では、送信部42および受信部
51)とを備え、前記エンジン制御装置が前記通信手段
により該エンジン制御装置から前記モータ制御装置へモ
ータを駆動あるいは回生制御する制御信号を送信し、前
記モータ制御装置が前記制御信号に基づいて前記モータ
を制御するハイブリッド車両の制御装置において、前記
モータ制御装置が、前記パルス幅変調の信号幅が、第1
の範囲(実施の形態では、パルス幅10〜45%)では
前記モータを回生する回生領域としてパルス幅に応じて
回生制御量を設定し、第2の範囲(実施の形態では、パ
ルス幅45〜55%[不感帯])では前記モータ停止領
域として駆動・回生制御量をゼロに設定し、第3の範囲
(実施の形態では、パルス幅55〜90%)では前記モ
ータを駆動する駆動領域としてパルス幅に応じて駆動制
御量を設定し、該設定された制御量に基づいて前記モー
タを制御する(実施の形態では、ステップS21,S2
2に相当)ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装
置を提供する。 【0006】送信側のエンジン制御装置がパルス幅変調
を用いて駆動/回生量がゼロとなる値を送信した場合、
受信側のモータ制御装置は、パルス幅がモータ停止領域
である第2の範囲として駆動・回生制御量をゼロに設定
する。これにより、送信側の装置と受信側の駆動/回生
量がゼロに近い値での駆動あるいは回生量の反転が生じ
なくなり、スムーズな駆動制御が行えるようになる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ハイブリッド車両の制御装置を図面を参照して説明す
る。図1は、この発明の一実施形態によるハイブリッド
車両の一種であるパラレルハイブリッド車の全体構成を
示すブロック図である。この図において、符号1は燃料
の燃焼エネルギーで作動するエンジンであり、符号2は
エンジンと併用して用いられ電気エネルギーで作動する
モータである。エンジン1及びモータ2の両方の駆動力
は、オートマチックトランスミッションあるいはマニュ
アルトランスミッションよりなるトランスミッション
(図示せず)を介して駆動輪(図示せず)に伝達され
る。また、ハイブリッド車両の減速時には、駆動輪から
モータ2に駆動力が伝達され、モータ2は発電機として
機能する。モータ2は、車体の運動エネルギーを電気エ
ネルギーとして回収し、別途説明を行うバッテリ3の充
電等を行う。なお、駆動用のモータ2とは別に、バッテ
リ3の充電用の発電機を備える構成としてもよい。ここ
で、バッテリ3は、例えば、複数のセルを直列に接続し
たモジュールを1単位として、更に複数個のモジュール
を直列に接続して、高圧系のバッテリとして構成され
る。符号19は、エンジン始動専用のスタータである。 【0008】符号4はエンジン制御装置であり、エンジ
ン回転数、車速等を所定期間毎にモニタしており、これ
らの結果からモータ回生や、アシスト、減速などのモー
ドを判断する。また、エンジン制御装置4は、同時に前
述したモードに対応して、アシスト/回生量の決定を行
い、これらモードやアシスト/回生量に関する情報等を
モータ制御装置5に出力する。モータ制御装置5は、上
述したような情報をエンジン制御装置4から受け取る
と、この指示通りにモータ2を駆動/回生させるパワー
ドライブユニット(以下”PDU”と略記)7等の制御
を行う。符号6はバッテリ制御装置であり、バッテリ3
のSOC(残容量)の算出を行う。また、バッテリ制御
装置6は、バッテリ3の保護のために、バッテリ3の温
度が所定値以下となるようにバッテリ3の近傍に設置さ
れたファン35の制御等も行う。ここで、エンジン制御
装置4、モータ制御装置5、バッテリ制御装置6と複数
の制御装置が備えられているのは、駆動制御における負
荷の分散をするためである。そして、エンジン制御装置
4とモータ制御装置5とバッテリ制御装置6とが、駆動
制御を分担し、協調しながら駆動制御を行う。なお、エ
ンジン制御装置4、モータ制御装置5、バッテリ制御装
置6は、CPU(中央演算装置)およびメモリにより構
成され、制御装置の機能を実現するためのプログラムを
実行することによりその機能を実現させる。 【0009】符号7はPDUであり、スイッチング素子
が2つ直列接続されたものが3つ並列接続されて構成さ
れている。このPDU7内部のスイッチング素子は、モ
ータ制御装置5によってオン、オフされ、これによりバ
ッテリ3からPDU7に供給されている高圧系のDC分
が三相線を介してモータ2に供給される。また、符号9
は各種補機類を駆動するための12ボルトバッテリであ
り、この12Vバッテリ9はバッテリ3にコンバータ8
を介して接続されている。コンバータ8は、バッテリ3
からの電圧を降圧して12Vバッテリ9に供給する。符
号10はプリチャージコンタクタ、符号11はメインコ
ンタクタであり、バッテリ3とPDU7は、これらのコ
ンタクタを介して接続される。プリチャージコンタクタ
10、及びメインコンタクタ11はモータ制御装置5に
よってオン、オフ制御が行われる。 【0010】符号12はモータ2の位置及び回転数を計
算するセンサであり、符号13は三相線に流れている電
流Iu、Iv、Iwを検出する電流センサである。これ
らセンサ12,13の検出値は、モータ制御装置5に入
力される。 【0011】符号14はPDU7入力部の電圧Vpdu
を検出する電圧センサであり、符号15はPDU7に入
力される電流Ipduを検出する電流センサである。符
号16は、バッテリ3側の電圧を検出する電圧センサで
ある。上述した電圧および電流センサ(14〜16)に
よって検出された電圧値及び電流値はモータ制御装置5
へ入力される。符号17は、コンタクタを介してバッテ
リ3側を流れる電流を検出するバッテリ3側の電流セン
サであり、検出された電流値はバッテリ制御装置6に入
力される。上述したように、各センサ14〜16は、コ
ンタクタ10、11を介して、バッテリ3側の電圧及び
電流と、コンタクタを介してPDU7側の電圧及び電流
を検出している。また、電流センサ15で検出される電
流は、コンバータ8に流れている電流分を差し引いた値
となる。 【0012】次に上述した構成からなるハイブリッド車
両の制御装置の動作を簡単に説明する。先ず、バッテリ
制御装置6がバッテリ3側における入出電流25,電圧
29等の値よりの残容量を算出し、その値をモータ制御
装置5へ出力する。モータ制御装置5は、受け取った残
容量をエンジン制御装置4へ出力する。エンジン制御装
置5は、残容量、エンジン回転数、スロットル開度、エ
ンジントルク、モータの実モータ出力等によりモード
(アシスト、回生、始動、減速等)と、モータ2におけ
る必要モータ出力を決定し、モードと要求モータ出力を
モータ制御装置5へ出力する。 【0013】モータ制御装置5は、エンジン制御装置4
からモード及び要求モータ出力を受け取ると、アシスト
及び減速時において、PDU7の入力側の電力(図1の
電圧センサ14、及び電流センサ15側)が、エンジン
制御装置5から受け取った要求モータ出力になるように
フィードバックを行い、トルクを算出する。一方、モー
タ制御装置5は、クルーズ時において、バッテリ3の電
力値(図1の電圧センサ16、及び電流センサ17側)
が要求モータ出力になるようにフィードバックを行いト
ルクを算出する。このようにトルクが算出されると、モ
ータ制御装置5は算出したトルクに従ってPDU7を制
御する。また、モータ制御装置5は、始動時において、
PDU7を制御することにより、モータ2によるエンジ
ン始動制御を行う。また、モータ制御装置5は実モータ
出力をエンジン制御装置4へ出力する。エンジン制御装
置4、モータ制御装置5、バッテリ制御装置6は、上述
した処理を所定のタイミングで随時行うことにより、エ
ンジン1、モータ2、バッテリ3の制御を行い、ハイブ
リッド車両を駆動させる。 【0014】次に、エンジン制御装置4およびモータ制
御装置5において、送受信する値をパルス幅変調により
行う際に関連する構成および動作を説明する。なお、本
実施の形態では、エンジン制御装置4からモータ制御装
置5への”要求モータ出力値”、および、モータ制御装
置5からエンジン制御装置4への”実モータ出力値”を
例として示し、以下、これらの値を、エンジン制御装置
4およびモータ制御装置5間でパルス幅変調を用いた送
受信をする場合を説明する。 【0015】図2は、エンジン制御装置4およびモータ
制御装置5への入出力信号およびパルス幅変調に関連す
る構成をより詳細に示した図である。また、図2は、モ
ータ2に対する要求モータ出力値、モータ2における実
モータ出力値をパルス幅変調を用いて送受信する場合に
おけるエンジン制御装置4とモータ制御装置5の構成を
中心に示している。なお、図2において、図1に示す信
号に対応する信号には同一符号を付している。また、図
2において、図1に示す信号に対応する信号(X)をよ
り詳細に示した信号は、信号(X)に対し他の符号をフ
ァイフン(−)で接続した符号により示している。 【0016】図2より、エンジン制御装置5は、要求出
力算出部41、送信部42、受信部40,45、エンジ
ン制御部48を備える。受信部40は、モータ制御装置
5を介してバッテリ制御装置6からアナログ値として送
られるバッテリ残容量(SOC)を受信・復調し、デジ
タル値として出力する。要求出力算出部41は、エンジ
ン回転数、アクセルペダルの状態、バッテリ残容量等の
入力値に基づき、走行モードの決定を行う。また、要求
出力算出部41は、決定されたモードに基づきモータ2
への要求モータ出力値を算出する。 【0017】送信部42は、要求出力算出部41により
算出された要求モータ出力値のパルス幅変調を行い、モ
ータ制御装置5に対しパルス幅変調された信号を送信す
る。また、送信部42は、パルス幅決定部43とパルス
発生部44とにより構成される。ここで、パルス幅決定
部43は、要求出力算出部41で算出された要求モータ
出力値をパルス幅変調する際のパルス幅(デューティ:
Duty)を求める。この際、パルス幅決定部43は、
駆動/回生量ゼロの場合、この値に対して予め設定され
たパルス幅の範囲の中央値とするパルス幅の決定を行
う。パルス発生部44は、パルス幅決定部43で決定さ
れたパルス幅を所定周期で形成し、出力する。 【0018】受信部45は、モータ制御装置5からパル
ス幅変調して送られてくる実モータ出力値の受信・復調
処理を行う。また、受信部45は、AD変換部46と復
調部47とにより構成される。ここで、AD変換部46
は、パルス幅変調された信号をCR回路等の平滑回路で
平滑化した後、この信号をAD変換する。復調部47
は、AD変換部46でデジタル化されたパルス幅より別
途説明する図4の特性に基づいて、パルス幅に対応した
実モータ出力値を求める。この際、復調部47は、パル
ス幅が予め設定されたパルス幅の範囲であれば、駆動/
回生量ゼロとする復調処理を行う。エンジン制御部48
は、要求出力算出部41の算出結果や受信部45で復調
された実モータ出力値を用いて、エンジンに要求される
トルクを決定する。また、エンジン制御部48は、決定
されたトルクとなるようにエンジンの駆動制御を行う。 【0019】モータ制御装置5は、受信部50,51、
PDU制御部54、送信部55を備える。受信部50
は、バッテリ制御装置6からアナログ値として送られる
バッテリ残容量(SOC)を受信・復調し、デジタル値
として出力する。受信部51は、エンジン制御装置4か
らパルス幅変調して送られてくる要求モータ出力値の受
信・復調処理を行う。また、受信部52は、AD変換部
52と復調部53とにより構成される。なお、AD変換
部52および復調部53は、それぞれ、エンジン制御装
置4におけるAD変換部46および復調部47と同様の
処理を行う。PDU制御部54は、PDU7の入力側の
電力値あるいはバッテリ3の電力値が要求モータ出力値
となるようにPDU7を制御する。また、PDU制御部
54は、PDU7の入力側の電力値より実モータ出力値
を算出する。送信部55は、PDU制御部54により算
出された実モータ出力値をパルス幅変調し、エンジン制
御装置4に対しパルス幅変調された信号を送信する。ま
た、送信部55は、パルス幅決定部56とパルス発生部
57とにより構成される。なお、パルス幅決定部56お
よびパルス発生部57は、エンジン制御装置4における
パルス幅決定部43およびパルス発生部44と同様の処
理を行う。 【0020】次に、パルス幅変調を用いた要求モータ出
力値,実モータ出力値の送受信動作を中心に、エンジン
制御装置4、モータ制御装置5の動作を図3を用いて説
明する。なお、図3(a)は、エンジン制御装置4の制
御動作を、図3(b)はモータ制御装置5の制御動作を
示している。図3に示す動作は、エンジン1の始動完了
とともに開始し、イグニッションスイッチが”OFF”
されるまで、図3に示す各ステップが所定周期で繰り返
し行われる。 【0021】エンジン制御装置4は、エンジン制御装置
4へ入力されるセンサ検出値をセンシングし、所定のメ
モリにセットする(ステップS11)。エンジン制御装
置4に入力されるセンサ検出値としては、アクセルペダ
ルの状態や車速等の信号33、エンジンからのエンジン
回転数,エンジン温度等の信号34−1、モータ制御装
置5を介してバッテリ制御装置6から送られるバッテリ
の残容量、などである。なお、バッテリの残容量は、パ
ルス幅変調されたアナログ信号として送られる。そのた
め、受信部40は、入力信号のパルス幅に対するアナロ
グ−デジタル変換を行い、図6に示す関係を示したテー
ブルないしは変換式を用いて、パルス幅から残容量を得
る復調処理をする。また、受信部40は、変調結果を所
定のメモリに格納する。 【0022】要求出力算出部41は、エンジン制御装置
5に入力されるエンジン回転数、アクセルペダルの状
態、車速、バッテリ3の残容量等に基づき、走行モード
(アシスト,回生,減速等)の決定を行う。また、要求
出力算出部41は、決定されたモードに基づきモータ2
への要求モータ出力値を算出する(ステップS12)。
すなわち、要求出力算出部41は、エンジン回転数、ア
クセルペダルの状態、バッテリ3の残容量等を格納した
メモリを参照することでこれらの値を得る。さらに、要
求出力算出部41は、エンジン制御装置4内の各種ステ
ータスを示すフラグの値を参照して、走行モードの決定
を行う。また、要求出力算出部41は、モードに応じて
要求される駆動力を算出し、エンジン1およびモータ2
への駆動力の配分を決定する。要求出力算出部41は、
エンジンに要求される駆動力および要求モータ出力値を
所定のメモリにセットする。 【0023】送信部42は、所定のメモリにセットされ
た要求モータ出力値をパルス幅変調し、所定周期で信号
32−1を送信する(ステップS13)。ここで、要求
モータ出力値とパルス幅の関係を図4を用いて説明す
る。なお、本実施の形態において、要求出力算出部41
は、モータ2への要求モータ出力値を電力[kW]で算
出し、その変動範囲は+10[kW]〜−10[kW]
とする。また、要求モータ出力は、駆動/回生量ゼロに
対し、値が正の場合にはモータの駆動電力を、値が負の
場合にはモータの回生電力を示す。よって、この値を用
いた制御を行うモータ制御装置5は、駆動/回生量ゼロ
を境に、正の値ならばモータの駆動制御を、負の値なら
ばモータの回生制御を行う。すなわち、モータ制御装置
5は、値ゼロを境に制御の方向性を反転させる。図4に
示すように、要求モータ出力値が−10[kW]以上0
[kW]未満(回生量)に対しパルス幅10〜45%が
リニアに設定され、要求モータ出力値が0[kW]より
大きく+10[kW]以下(駆動量)に対しパルス幅5
5〜90%がリニアに設定されている。そして、要求モ
ータ出力値ゼロ(駆動/回生量ゼロ)に対しては、パル
ス幅が所定の範囲(45%〜55%:以下”不感帯”と
呼ぶ)で設定さている。この不感帯は、送信側となるエ
ンジン制御装置4の送信部42の部品精度や送信部42
内のパルス発生部44の分解能により決定されるパルス
幅の精度、および、受信側となるモータ制御装置5の受
信部51の部品精度や受信部51内のAD変換部52の
分解能により決定される復調精度に基づき設定される。
図4では、精度±2%に対し安全率を1.5とし、±5
%の幅を持たせている。 【0024】パルス幅決定部43は、要求モータ出力に
対するパルス幅が図4に示す関係となる変換テーブル、
あるいは、変換式を備え、これらを用いて要求モータ出
力からパルス幅を決定する。なお、パルス幅決定部43
は、要求モータ出力値が駆動/回生量ゼロの場合、パル
ス幅を不感帯(45%〜55%)の中央値50%に変換
する。このため、変換テーブルあるいは変換式は、要求
モータ出力値が駆動/回生量ゼロの場合、パルス幅を不
感帯(45%〜55%)の中央値50%となるように設
定さている。パルス幅決定部43は、求めたパルス幅を
パルス発生部44へ出力する。パルス発生部44は、パ
ルス幅に関するデジタル値の入力があると、その値を内
部レジスタにセットする。また、パルス発生部44は、
所定周期(例えば500[μs])毎に、レジスタにセ
ットされた値のパルス幅を有するアナログ信号を生成し
出力する。 【0025】モータ制御装置5において、受信部51
は、パルス幅変調された要求モータ出力値を受信・復調
する(ステップS21)。すなわち、受信部51内のA
D変換部52は、入力パルス信号をRC回路等の平滑化
回路で平滑化し、入力信号の周期に占める所定電圧以上
のパルス幅の比率(Duty)をデジタル値にし、復調
部53に出力する。AD変換部52は、上記動作を変調
周期に合わせて行う。復調部53は、パルス幅に対する
要求モータ出力値が図4に示す関係となる変換テーブ
ル、あるいは、変換式を備え、これらを用いてパルス幅
を要求モータ出力に復調する。なお、復調部53は、パ
ルス幅が不感帯(45%〜55%)の範囲の場合、要求
モータ出力値として駆動/回生量ゼロに復調する。その
ため、変換テーブルあるいは変換式は、パルス幅が不感
帯の範囲の場合、要求モータ出力値が駆動/回生量ゼロ
となるように設定されている。復調部53は、復調した
要求モータ出力値を所定のメモリにセットする。これに
より、パルス幅10%〜45%ではモータ2を回生する
回生領域としてパルス幅に応じた回生制御量が設定さ
れ、パルス幅55%〜90%ではモータ2を駆動する駆
動領域としてパルス幅に応じて駆動制御量が設定され
る。そして、パルス幅45%〜55%ではモータ停止領
域として駆動・回生制御量がゼロに設定される。図4の
特性に示すようにパルス幅は、10%〜90%の範囲で
通信するようになっている。そこで、復調部53は、精
度を考慮し、パルス幅が95%以上あるいは5%以下の
場合、通信線の断線等による通信異常があったもと判断
する処理も行う。なお、複雑な制御を行うPDU制御部
54の動作周期に比べ、受信部51の変調周期の方が一
般に短いことから、復調部53は、所定個数の復調結果
の平均値あるいは中央値を要求モータ出力値として所定
のメモリにセットするようにしてもよい。 【0026】PDU制御部54は、PDU7の入力側の
電力値あるいはバッテリ3の電力値が要求トルク出力値
となるようにPDU7を制御する(ステップS22)。
すなわち、PDU制御部54は、所定のメモリを参照す
ることで要求モータ出力値を得る。そして、PDU制御
部54は、要求モータ出力値がゼロの場合、モータ2が
駆動制御量および回生制御量がともにゼロとなるようP
DU7へ制御信号23を出力する。また、要求モータ出
力値が正の値の場合、PDU制御部54は、PDU7側
に設けられた電圧センサ14および電流センサ15から
の計測値より現在の駆動電力を求め、この駆動電力が要
求モータ出力値となるようPDU7に対するフィードバ
ック制御を行う。要求モータ出力値が負の値の場合、P
DU制御部54は、バッテリ3側に設けられた電圧セン
サ16および電流センサ17からの計測値より現在の回
生電力を求め、この回生電力が要求モータ出力となるよ
うPDU7に対するフィードバック制御を行う。すなわ
ち、PDU制御部54は、駆動/回生量ゼロを境に制御
の方向性を反転させる。なお、PDU7に対する制御に
おいて、PDU制御部54は、受信部50で受信したバ
ッテリ3の残容量を考慮した要求モータ出力値の修正処
理も同時に行う。また、PDU制御部54は、PDU7
の入力側の電力値より実モータ出力を算出する。この
際、駆動時における実モータ出力値は正の値、回生時に
おける実モータ出力値は負の値として算出される。そし
て、モータ2に対する駆動/回生が行われない場合の実
モータ出力値はゼロとなる。PDU制御部54は、算出
した実モータ出力値を所定のメモリにセットする。な
お、図6の特性に示すようにパルス幅は、10%〜90
%の範囲で通信するようになっている。そこで、受信部
50は、精度を考慮し、パルス幅が95%以上あるいは
5%以下の場合、通信線の断線等による通信異常があっ
たもと判断する処理も行う。 【0027】送信部55は、所定のメモリにセットされ
た実モータ出力値をパルス幅変調し、所定周期で信号3
2−2を送信する(ステップS23)。ここで、実モー
タ出力値とパルス幅の関係を図5を用いて説明する。な
お、本実施の形態において、PDU制御部54は、モー
タ2の実モータ出力値をトルク[kgfm]で算出し、
その変動範囲は+10[kgfm]〜−10[kgf
m]とする。また、この値を用いた制御を行うエンジン
制御装置5は、アイドリング状態において、実モータト
ルクがゼロにおいて、エンジン出力が所定のトルク値と
なるように制御し、正の値ならばエンジントルクを減ら
す制御を、負の値ならばエンジントルクを増やす制御を
行う。すなわち、エンジン制御装置4は、実モータ出力
値ゼロを境に制御の方向性を反転させる。図4と同様
に、図5には、実モータ出力値が−10[kgfm」以
上0[kgfm]未満(回生トルク)に対しパルス幅1
0〜45%がリニアに設定され、実モータ出力値が0
[kW]より大きく+10[kW]以下(駆動トルク)
に対しパルス幅55〜90%がリニアに設定されてい
る。そして、実モータ出力値ゼロに対しては、パルス幅
が所定の範囲(45%〜55%:同様に”不感帯”と呼
ぶ)で設定さている。この不感帯は、図4で説明したと
同様に送信部55で生成されるパルス幅の精度、受信部
45の復調精度に基づき設定される。また、エンジン制
御装置4内の送信部42と比較すると、モータ制御装置
5内の送信部55は、変調対象となる値が異なり、変調
対象となる値と変調後のパルス幅との関係が異なるのみ
であることからその説明を省略する。 【0028】エンジン制御装置5において、受信部45
は、パルス幅変調された実モータ出力値を受信・復調す
る(ステップS14)。モータ制御装置5内の受信部5
1と比較すると、エンジン制御部4内の受信部45は、
復調対象となる値が異なり、パルス幅と復調対象となる
値との関係が異なるのみであることからその説明を省略
する。 【0029】エンジン制御部48は、要求出力算出部4
1で算出された要求モータ出力値と受信部45で復調さ
れた実モータ出力値とを比較することにより、要求され
たモータ出力値でモータ2が駆動/回生されているかチ
ェックを行う。また、エンジン制御部48は、要求出力
算出部41で算出されたエンジントルクがエンジンから
出力されるようエンジンの駆動制御を行う(ステップS
15)。なお、エンジン制御部48は、アイドリング状
態において、実モータ出力値がゼロの際、エンジン出力
が所定のトルク(所定の回転数)となるようにエンジン
を制御する。また、エンジン制御部48は、実モータ出
力値が正の値ならばエンジントルクを減らすためにエン
ジンに供給されるエアの量を減らす制御信号34−2を
出力し、負の値ならばエンジントルクを増やすためにエ
ンジンに供給されるエアの量を増やす制御信号34−2
を出力する。 【0030】以上のように、エンジン制御装置4および
モータ制御装置5は、要求モータ出力値、実モータ出力
値をパルス幅変調し、送受信する処理を含む制御処理を
行う。以上説明したように、エンジン制御装置4は、算
出された要求モータ出力値における駆動/回生量ゼロ
を、この値に対し予め設定さた不感帯の中央値とするパ
ルス幅変調を行う。また、モータ制御装置5は、受信し
たパルス幅が予め設定された不感帯の範囲であれば要求
モータ出力値ゼロとする復調処理を行う。これにより、
エンジン制御装置4がパルス幅変調を用いて駆動/回生
量ゼロをモータ制御装置5に出力した場合、モータ制御
装置5では、駆動/回生量ゼロとして復調できる。さら
に、エンジン制御装置4がパルス幅変調を用いて駆動/
回生量付近の値をモータ制御装置5に出力した場合、モ
ータ制御装置5では、駆動/回生量が反転することなく
復調できる。よって、モータ制御装置5およびエンジン
制御装置4間で、駆動/回生量ゼロおよびこの近傍の値
の符号に関する認識のずれがなくなる。仮に、エンジン
制御4が駆動/回生量ゼロを連続して送信したにもかか
わらず、モータ制御装置5が誤差によりゼロ以外の値、
例えば正負が交互に変化する値として復調したとする。
この場合、モータ制御装置5は、モータ2を順次駆動/
回生するよう制御信号を出力する。よって、モータ2に
よるトルクのかかる方向が、順次反転する。そのため、
エンジン1とモータ2との合成トルクが周期的に変化
し、ハイブリッド車両の走行時においては、その走行が
スムーズでなくなる。これに対し、本実施の形態のハイ
ブリッド車両では、エンジン制御装置4およびモータ制
御装置5間で、駆動/回生量ゼロに関する認識のずれが
なくなる。よって、エンジン1とモータ2との合成トル
クに周期的な変化がなくなり、ハイブリッド車両の走行
時においては、その走行がスムーズとなる。 【0031】同様に、モータ制御装置5は、求められた
実モータ出力値ゼロを、この値に対し予め設定さた不感
帯の中央値とするパルス幅変調を行う。一方、エンジン
制御装置4は受信したパルス幅が予め設定された不感帯
の範囲であれば実モータ出力値ゼロとする復調処理を行
う。これにより、モータ制御装置5がパルス幅変調を用
いて実モータ出力値ゼロをエンジン制御装置4に出力し
た場合、エンジン制御装置4では、実モータ出力値ゼロ
として復調できる。さらに、モータ制御装置5がパルス
幅変調を用いて実モータ出力値ゼロ付近の値をエンジン
制御装置4に出力した場合、エンジン制御装置4では、
実モータ出力値の符号を反転することなく復調できる。
よって、モータ制御装置5およびエンジン制御装置4間
で、実モータ出力値ゼロおよびこの近傍の値の符号に関
する認識のずれがなくなる。仮に、モータ制御5が実モ
ータ出力値ゼロを連続して送信したにもかかわらず、エ
ンジン制御装置4が誤差によりゼロ以外の値、例えば正
負が交互に変化する値として復調したとする。この場
合、エンジン制御装置5は、アイドリング状態におい
て、エンジン1のトルク(回転数)を周期的にさせるよ
うな制御信号を出力する。そのため、アイドリング時に
おけるエンジン回転数の安定性が悪くなる。これに対
し、本実施の形態のハイブリッド車両では、エンジン制
御装置4およびモータ制御装置5間で、実モータ出力値
ゼロに関する認識のずれがなくなることから、アイドリ
ング時におけるエンジン回転数の安定性が良くなる。 【0032】なお、本実施の形態では、本発明の適用さ
れるハイブリッド車として、図1にエンジン1とモータ
2の出力を合成したり配分したりするタイプのパラレル
ハイブリッド車を示した。このようなパラレルハイブリ
ッド車では、エンジン1とモータ2との駆動が密接であ
ることから、特に本発明の駆動/回生量ゼロを考慮した
通信により良好な駆動制御を得られるが、この種のハイ
ブリッド車に限定されるものではない。例えば、本発明
は、クラッチにより動力伝達を接続、遮断するタイプの
ハイブリッド車両等、種々のタイプのハイブリッド車に
おいて適用され得る。 【0033】また、本発明において、要求モータ出力の
単位は電力[KW]で、実モータ出力の単位はトルク
[kgfm]として示したが、これに限定されるもので
はない。例えば、要求モータ出力の単位がトルクであっ
てもよく、また、実モータ出力の単位は電力であっても
よい。また、本実施の形態において、図4,図5に示す
ように、不感帯以外の送受信される値とパルス幅の関係
は、リニアに変化するものとして示しているが、これに
限定されるものではなく、受信側の制御装置の制御特定
を考慮した非リニアな設定を行ってもよい。 【0034】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるハイ
ブリッド車両によれば、下記の効果を得ることができ
る。本発明によれば、エンジン制御装置は、駆動/回生
量ゼロの場合、この値に対し予め設定さた範囲(不感
帯)のパルス幅とするパルス幅変調を行い送信する。受
信側のモータ制御装置は、受信したパルス幅が、不感帯
の範囲であれば駆動/回生量ゼロとする復調処理を行
う。これにより、送信側の装置がパルス幅変調を用いて
駆動/回生量ゼロあるいはこの近傍の値を送信した場
合、受信側の制御装置は、駆動/回生量ゼロは駆動/回
生量ゼロに、この近傍の値は符号を誤ることなく復調で
きる。よって、スムーズな駆動制御が行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 ハイブリッド車両のブロック構成図を示した
図である。 【図2】 エンジン制御装置およびモータ制御装置への
入出力信号およびパルス幅変調に関連する構成をより詳
細に示した図である。 【図3】 エンジン制御装置およびモータ制御装置間に
おける通信を含む制御フローを示した図である。 【図4】 パルス幅変調において、モータへの要求モー
タ出力値とパルス幅との関係を示す図である。 【図5】 パルス幅変調において、モータの実モータ出
力とパルス幅との関係を示す図である。 【図6】 パルス幅変調において、バッテリの残容量と
パルス幅との関係を示す図である。 【符号の説明】 1 エンジン 2 モータ 3 バッテリ 4 エンジ
ン制御装置 5 モータ制御装置 6 バッテ
リ制御装置 7 パワードライブユニット(PDU) 8 コンバ
ータ 9 12Vバッテリ 10 プリチ
ャージコンタクタ 11 メインコンタクタ 12 回転/
位置センサ 13,15,17 電流センサ 14,16 電
圧センサ 18 ファン 19 スター
タ 41 要求出力算出部 42 送信部 43 パルス幅決定部 44 パルス
発生部 45 受信部 46 AD変
換部 47 復調部 48 エンジ
ン制御部 51 受信部 52 AD変
換部 53 復調部 54 PDU
制御部 55 送信部 56 パルス
幅決定部 57 パルス発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/14 B60K 6/04 F02D 29/02 H04B 14/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンと、該エンジンの駆動力を補助
    あるいは回生するモータとを備えたハイブリッド車両の
    制御装置であって、 前記制御装置が、 前記エンジンを制御するエンジン制御装置と、 前記モータを制御するモータ制御装置と、 前記エンジン制御装置と前記モータ制御装置の間でパル
    ス幅変調信号を用いて信号を送受信する通信手段とを備
    え、 前記エンジン制御装置が前記通信手段により該エンジン
    制御装置から前記モータ制御装置へモータを駆動あるい
    は回生制御する制御信号を送信し、前記モータ制御装置
    が前記制御信号に基づいて前記モータを制御するハイブ
    リッド車両の制御装置において、 前記モータ制御装置は、 前記パルス幅変調の信号幅が、第1の範囲では前記モー
    タを回生する回生領域としてパルス幅に応じて回生制御
    量を設定し、第2の範囲では前記モータ停止領域として
    駆動・回生制御量をゼロに設定し、第3の範囲では前記
    モータを駆動する駆動領域としてパルス幅に応じて駆動
    制御量を設定し、該設定された制御量に基づいて前記モ
    ータを制御することを特徴とするハイブリッド車両の制
    御装置。
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