JP3489941B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3489941B2
JP3489941B2 JP18272296A JP18272296A JP3489941B2 JP 3489941 B2 JP3489941 B2 JP 3489941B2 JP 18272296 A JP18272296 A JP 18272296A JP 18272296 A JP18272296 A JP 18272296A JP 3489941 B2 JP3489941 B2 JP 3489941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを使用して
画像を記録する電子写真方式の画像記録装置や、インク
を使用して画像を記録するインクジェット方式の画像記
録装置等の画像記録装置に関し、特に、必要に応じて記
録すべき画像中に含まれる黒画素を間引き処理する画像
記録装置に関する。
【0002】ファクシミリ装置やデジタル複写機やプリ
ンタ装置等の画像記録装置の画像記録方式として、近年
では電子写真方式が多く採用されている。その電子写真
方式では、一般に、記録すべき画像に含まれる各黒画素
に対応して感光体上に形成したトナー像を記録紙上に転
写することで画像記録を行う。
【0003】また、近年では画像記録装置の画像記録方
式として、上記電子写真記録方式の他に、インクジェッ
ト方式が普及してきている。そのインクジェット方式で
は、一般に、記録すべき画像に含まれる各黒画素に対応
してインクをノズルから噴射して記録紙上に付着させる
ことで画像記録を行う。
【0004】そのような電子写真方式や、インクジェッ
ト方式等の画像記録装置では、1黒画素当りに一定量の
トナーあるいはインクを消費する。したがって、記録す
べき画像中に含まれる黒画素が多いほど、トナーやイン
ク等の記録剤を多く消費する。
【0005】それらトナーやインク等は、トナーカート
リッジや、インクカートリッジ等の形態で供給される消
耗品であり、トナーやインクの消費量は画像記録装置の
ランニングコストに直接影響する一方、ランニングコス
トの低減に対するユーザの関心は大きい。
【0006】そのため、ランニングコストの低減のため
に、トナー(インク)セーブモードや、エコノミーモー
ド等と称して、記録すべき画像中の黒画素を間引いて
(白画素に変換して)、記録すべき画像中の黒画素数を
減らすことにより、トナーやインクなどの記録剤の消費
量を低減できる画像記録装置が実用されている(例え
ば、特開平2−144574号公報参照)。
【0007】しかしながら、従来の黒画素の間引き処理
は、1画素おきに隣接する黒画素を間引くような単純な
間引き処理であるため、黒画素は、一定画素間隔で周期
的に間引かれることになる。文字画像を構成する黒画素
の配置には周期性が少ないため、文字画像の場合は、そ
のような単純な間引き処理によっても黒画素を均等に間
引くことができるが、多値中間調画像にディザ処理等の
擬似中間調処理をすることにより得られ2値画像(擬似
中間調画像)に、そのような単純な間引き処理を行った
場合、擬似中間調処理の画素周期と、間引き処理の画素
周期が重なったところでは、黒画素の間引かれる比率が
増し、周期がずれたことろでは、黒画素の間引かれる比
率が減少する。
【0008】擬似中間調画像を間引き処理する場合は、
擬似中間調画像の階調性を維持しつつ黒画素を間引き処
理する必要がある。つまり、画像の濃い部分においても
薄い部分においても、それぞれ一定割合で黒画素を間引
いて、画像の濃度は、全体的に薄くはなるが、元々濃い
部分は、あくまで元々薄い部分よりも濃くなくてはなら
ない。
【0009】しかし、擬似中間調画像は、一定画素範囲
当りの黒画素の密度で濃度が表現されるため、上記単純
間引き処理における黒画素の間引かれる比率の変動は、
階調性の変動を生じさせる。
【0010】以上説明した擬似中間調画像に対する単純
間引き処理の問題点について、以下図を参照して具体的
に説明する。
【0011】図22ないし25のそれぞれにおいて、
(a)は、50%の濃度の中間調画像を擬似中間調処理
して生じる種々の周期的な画像パターン(黒画素比率5
0%)を示し、(b)は、図26(a)に示す2×2の
間引きパターンで(a)の原画像を間引き率25%の単
純間引き処理を行った結果の画像パターンを示し、
(c)は、図26(b)に示す2×4の間引きパターン
で(a)の原画像を間引き率25%の単純間引き処理を
行った結果の画像パターンを示している。
【0012】ここで、図26(a)に示す2×2の間引
きパターンによる25%単純間引は、図22ないし25
のそれぞれにおける(a)の原画像を構成する黒画素を
画素値1とし、白画素を画素値0として、横方向2画素
×縦方向2画素の合計4画素ずつを単位として、図26
(a)に示す、左上の画素が黒画素(画素値1)、それ
以外の画素が白画素(画素値0)の2×2マトリクスと
照合することで行う。つまり、図22ないし25のそれ
ぞれにおける(a)の原画像を4画素ずつ、図26
(a)に示す2×2マトリクスと照合し、対応する画素
の画素値同士の積を演算(1×1=1、1×0=0、0
×1=0、0×0=0)し、その演算結果をその画素の
新たな画素値とする。これにより、例えば、原画像中の
4画素が全て黒画素(画素値1)であっても、図26
(a)に示す2×2マトリクスとの積をとった結果は、
左上の画素の画素値が1、それ以外の画素の画素値が0
となり、4つの黒画素のうちの3つが白画素に変換され
る(25%の間引き率で間引かれる)ことになる。
【0013】また、図26(b)に示す2×4の間引き
パターンによる25%単純間引は、図22ないし25の
それぞれにおける(a)の原画像を構成する黒画素を画
素値1とし、白画素を画素値0として、横方向2画素×
縦方向4画素の合計8画素ずつを単位として、図26
(a)に示す、左上の画素、及び、右下の画素の1つ上
の画素が黒画素(画素値1)、それ以外の画素が白画素
(画素値0)の2×4マトリクスと照合することで行
う。これにより、例えば、原画像中の8画素が全て黒画
素(画素値1)であっても、図26(b)に示す2×4
マトリクスとの積をとった結果は、左上の画素、及び、
右下の画素の1つ上の画素の画素値が1、それ以外の画
素の画素値が0となり、8つの黒画素のうちの6つが白
画素に変換される(25%の間引き率で間引かれる)こ
とになる。
【0014】したがって、原画像中の2×2画素が全て
黒画素であれば、図26(a)に示す2×2間引きパタ
ーンにより25%の間引き率で間引くことができ、原画
像中の2×4画素が全て黒画素であれば、図26(b)
に示す2×2間引きパターンにより25%の間引き率で
間引くことができる。
【0015】ここで、もし、原画像が文字画像であれ
ば、文字を構成する黒画素同士は、隙間なく(白画素を
はさまないで)隣接していることが多いため、原画像中
の2×2画素または2×4画素が全て黒画素である比率
が高く、ほとんど正確に25%の間引き率で文字の黒画
素を間引くことができる。
【0016】一方、図22ないし25のそれぞれにおい
て、擬似中間調処理で生じ得る種々の周期的な画像パタ
ーン(a)と、それら各図(a)を図26(a)に示す
2×2の間引きパターンで間引き率25%の単純間引き
処理を行った結果の画像パターン(b)と、各図(a)
を、図26(b)に示す2×4の間引きパターンで間引
き率25%の単純間引き処理を行った結果の画像パター
ン(c)とを比較してみると、理想的には、原画像とな
る各図(a)の8×8画素(総画素数64)の擬似中間
調画像パターン(黒画素数32)に含まれる黒画素は、
間引き率25%の間引き処理により32個×25/10
0=8個に減少すべきであるが、実際には、原画像の擬
似中間調画像パターンの画素配列、または、間引きパタ
ーンの形状が、図26(a)のものであるか、あるいは
同図(b)のものであるかで、間引き処理後に残される
黒画素の数が変動している。
【0017】つまり、図22においては、同図(b)の
画像パターン中の黒画素数は16個で、50%の間引き
率で間引かれており、黒画素数を濃度に換算すれば、本
来の間引き後の濃度の倍の濃度になってしまう。同図
(c)の画像パターン中の黒画素数は8個で、正しく2
5%の間引き率で間引かれている。したがって、図22
(a)の擬似中間調画像パターンについては、図26
(b)の間引きパターンが適していると言える。
【0018】また、図23においては、同図(b)の画
像パターン中の黒画素数は0個で、0%の間引き率で間
引かれており、黒画素数を濃度に換算すれば、本来の間
引き後の濃度が失われてしまう。同図(c)の画像パタ
ーン中の黒画素数は8個で、正しく25%の間引き率で
間引かれている。したがって、図23(a)の擬似中間
調画像パターンについては、図26(b)の間引きパタ
ーンが適していると言える。
【0019】また、図24においては、同図(b)の画
像パターン中の黒画素数は8個で、正しく25%の間引
き率で間引かれている。同図(c)の画像パターン中の
黒画素数は8個で、正しく25%の間引き率で間引かれ
ている。したがって、図24(a)の擬似中間調画像パ
ターンについては、図26(a)及び(b)の両方の間
引きパターンが適していると言える。
【0020】また、図25においては、同図(b)の画
像パターン中の黒画素数は8個で、正しく25%の間引
き率で間引かれており、同図(c)の画像パターン中の
黒画素数は4個で、12.5%の間引き率で間引かれて
おり、黒画素数を濃度に換算すれば、本来の間引き後の
濃度の半分の濃度になってしまう。したがって、図25
(a)の擬似中間調画像パターンについては、図26
(a)の間引きパターンが適していると言える。
【0021】このように、図26(a)または(b)に
示すような間引きパターンによる単純間引き処理では、
ある特定の擬似中間調画像パターンは、ある特定の間引
きパターンにより所望の間引き率で間引き処理できる
が、その特定の間引きパターンを別の擬似中間調画像パ
ターンに適用すると、実際の間引き率が所望の間引き率
よりも大きくなったり、または、小さくなったりしてし
まい、擬似中間調画像パターンの黒画素配列によらず、
常に一定の間引き率で間引き処理することができなかっ
た。
【0022】なお、以上の説明では、間引き処理の対象
となる擬似中間調画像が50%の濃度(黒画素比率50
%)である場合を例に説明したが、それ以外の濃度(黒
画素比率)についても同様である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の技術においては、トナーやインク等の記録剤の消
費量を低減するために、記録すべき画像に対して単純な
間引き処理行うと、その記録すべき画像が、擬似中間調
画像であると、記録された画像の階調性が崩れ、画質が
劣化してしまうという問題点があった。
【0024】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、トナーやインク等の記録剤を節約した画像記録を
行う場合において、記録すべき画像が擬似中間調画像で
ある場合でも、その階調性が保存された高品質な画像記
録ができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像記録装置は、記録すべき2値画
像中に含まれる黒画素を所定の間引き率で間引いて記録
する画像記録装置において、記録すべき2値画像を構成
する各画素を注目画素として、その注目画素の所定の周
辺画素範囲に含まれる黒画素数を注目画素濃度値として
計数する注目画素多値化手段と、その注目画素多値化手
段が計数した注目画素濃度値を前記所定の間引き率に応
じた濃度値に変換する注目画素濃度値変換手段と、その
注目画素濃度値変換手段により変換された濃度値を擬似
中間調処理して再2値化した値を前記注目画素の新たな
画素値とする注目画素再2値化手段とを備えたことを特
徴とする。
【0026】請求項2記載の画像記録装置は、記録すべ
き2値画像中に含まれる黒画素を所定の間引き率で間引
いて記録する画像記録装置において、記録すべき2値画
像を構成する各画素を注目画素として、その注目画素の
所定の周辺画素範囲に含まれる黒画素数を注目画素濃度
値として計数する注目画素多値化手段と、その注目画素
多値化手段が計数した注目画素濃度値を前記所定の間引
き率に応じた濃度値に変換する注目画素濃度値変換手段
と、その注目画素濃度値変換手段により変換された濃度
値をディザ処理して再2値化した値を前記注目画素の新
たな画素値とする注目画素再2値化手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0027】請求項3記載の画像記録装置は、記録すべ
き2値画像中に含まれる黒画素を所定の間引き率で間引
いて記録する画像記録装置において、記録すべき2値画
像を構成する各画素を注目画素として、その注目画素の
所定の周辺画素範囲に含まれる黒画素数を注目画素濃度
値として計数する注目画素多値化手段と、その注目画素
多値化手段が計数した注目画素濃度値を前記所定の間引
き率に応じた濃度値に変換する注目画素濃度値変換手段
と、その注目画素濃度値変換手段により変換された濃度
値を誤差拡散処理して再2値化した値を前記注目画素の
新たな画素値とする注目画素再2値化手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0028】請求項4記載の画像記録装置は、記録すべ
き2値画像中に含まれる黒画素を所定の間引き率で間引
いて記録する画像記録装置において、記録すべき2値画
像を構成する各画素を注目画素として、その注目画素の
所定の周辺画素範囲に含まれる黒画素数を注目画素濃度
値として計数する注目画素多値化手段と、その注目画素
多値化手段が計数した注目画素濃度値を前記所定の間引
き率に応じたしきい値のディザマトリクスでディザ処理
して再2値化した値を前記注目画素の新たな画素値とす
る注目画素再2値化手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】請求項5記載の画像記録装置は、記録すべ
き2値画像中に含まれる黒画素を所定の間引き率で間引
いて記録する画像記録装置において、複数の間引き率の
中から1つを選択して前記所定の間引き率として設定す
る間引き率設定手段と、記録すべき2値画像を構成する
各画素を注目画素として、その注目画素の所定の周辺画
素範囲に含まれる黒画素数を注目画素濃度値として計数
する注目画素多値化手段と、その注目画素多値化手段が
計数した注目画素濃度値を前記間引き率設定手段により
設定された所定の間引き率に応じた濃度値に変換する注
目画素濃度値変換手段と、その注目画素濃度値変換手段
により変換された濃度値を擬似中間調処理して再2値化
した値を前記注目画素の新たな画素値とする注目画素再
2値化手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら、本
発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0031】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
画像記録装置としてのファクシミリ装置を示している。
同図において、ファクシミリ装置は、スキャナ1、プロ
ッタ2、操作表示部3、符号化復号化部4、システム制
御部5、画像処理部6、ROM7、RAM8、画像メモ
リ9、モデム10、網制御部11、及び、PC−I/F
12と、それら各部がデータをやりとりするためのシス
テムバス13とから構成されている。
【0032】スキャナ1は、原稿画像を200dpiの
解像度の多階調画像として読み取るもので、読み取られ
た多階調画像データは、画像処理部6により、操作表示
部3からの設定に応じて、単純2値画像データあるい
は、誤差拡散法やディザ法により擬似中間調画像データ
に変換され、変換された単純2値または擬似中間調の画
像データは、画像メモリ9の節約のために、符号化復号
化部4によりMR、MH、MMR方式などの所定の符号
化方式で符号化されて画像メモリ9に蓄積される。
【0033】網制御部11は、回線との間の接続制御を
行うものであり、その網制御部11を介して受信される
変調された符号化画像データは、モデム10により復調
されて元の符号化画像データに復元されて、符号化され
たままいったん画像メモリ9に蓄積される。なお、モデ
ム10は、送信する符号化画像データの変調も行う。な
お、受信画像データの解像度は200dpiである。
【0034】PC−I/F12は、パーソナルコンピュ
ータ(PC)との間で画像データ等のデータをやりとり
するためのインターフェースであり、そのPC−I/F
12を介してPCから転送されてくる画像データは、符
号化復号化部4により符号化されて画像メモリ9に蓄積
される。なお、PCから転送されてくる画像データはの
解像度は200dpiである。
【0035】プロッタ2は、トナーを使用して画像記録
を行う電子写真方式の記録装置であり、記録すべき画像
を200dpiの解像度で記録紙に記録出力するもので
ある。操作表示部3は、オペレータからの操作を受け入
れるためのテンキーやその他の各種設定キーが配設され
る一方、装置の動作状態や、オペレータに対するメッセ
ージを表示するものであり、本発明に関係する設定キー
として、スキャナ1で読み取った原稿画情報を、単純2
値化するか、あるいは擬似中間調処理するかのいずれか
を選択するための設定キーや、トナー節約モードと、ト
ナーを節約しない通常モードとの2つの画像記録モード
を選択するための設定キーが配設されてる。なお、本発
明は、トナー節約モードにおける動作に関するものであ
るため、通常モードときの動作については、その説明を
省略する。また、操作表示部3には、画像記録モードが
トナー節約モードに設定されている場合における、画素
間引き処理を、文字画像の画質を優先して行う、文字画
像優先モードと、擬似中間調画像の画質を優先して行
う、擬似中間調画像優先モードとのいずれかで行うかを
設定するための設定キーが配設されている。なお、トナ
ー節約モードにおける文字画像優先モードの画素間引き
処理は、図26に示したような間引きパターンによりる
単間引き処理により行う、従来同様の処理であるため、
その説明を省略する。したがって、本実施の形態では、
動作モードがトナー節約モードである場合において、さ
らに擬似中間調画像優先モードである場合のみについて
説明する。
【0036】符号化復号化部4は、前述したように、画
像メモリ9に蓄積すべき画像データが符号化されていな
けば、符号化を行う一方、画像メモリ9に蓄積した符号
化画像データがプロッタ2で記録出力される場合には、
その蓄積された符号化画像データを主走査ライン単位で
復号伸長して元の画像データに復元して画像処理部6に
順次渡すものである。
【0037】その画像処理部6は、符号化復号化部4か
らの主走査ライン単位の画像データを、必要があれは、
RAM8内に領域が確保されたラインバッファ群8aに
一時的に蓄えつつ、画像データを構成する各画素を注目
画素とし、その注目画素の周辺画素を参照しつつ、トナ
ー節約モードにおける本発明にかかる間引き処理等の画
像処理を行う。なお、プロッタ2は、画像処理部6から
転送される画像データに含まれる黒画素に対応して感光
体上にトナー像を形成し、白画素に対してはトナー像を
形成しないため、トナー節約モードにおけるトナーの節
約量は、画像処理部6における黒画素の間引き量によっ
て決まる。
【0038】また、画像処理部6は、画像メモリ9に蓄
積された画像データを処理して、プロッタ2に記録出力
させるが、画像メモリ9に蓄積される画像データとして
は、自装置のスキャナ1で読み取ったものか(複写機と
しての動作)、網制御部11を介して相手装置から受信
したものか(ファクシミリ装置としての動作)、PC−
I/F12を介してPCから転送されたものか(プリン
タ装置としての動作)の3通りがあるが、いずれの場合
も、画像処理部6が処理する画像データは、単純2値画
像データであるかも知れないし、擬似中間調画像データ
であるかも知れないが、以下の説明する第1ないし第4
実施形態においては、記録出力すべき画像データが擬似
中間調画像データあるという前提で説明する。
【0039】第1ないし第4実施形態では、画像処理部
6は、画像メモリ9から読み出して符号化復号化部4で
復号伸長した主走査ライン単位の画像データを図2に示
すように、注目画素Xを含む注目ラインLと、その注目
ラインLよりも前の2本の周辺ライン(L−1、L−
2)と、注目ラインLよりも先の2本の周辺ライン(L
+1、L+2)との合計5ライン分をRAM8のライン
バッファ群8aに蓄えて、ライン(L)を構成する各画
素を注目画素として順次処理し、ライン(L)を処理し
終えたなら、ライン(L−2)を破棄し、各ラインを1
ラインずつシフトさせて、図示しない次のラインL+3
を新たなラインL+2とし、それまで周辺ライン(L+
1)であったラインを注目ライン(L)とすることを順
次繰り返し、記録すべき画像データを構成する全ての画
素を順次注目画素として処理を行う。
【0040】その場合注目画素Xの、5×5の周辺画素
(当該注目画素Xを含む25画素)における位置は、ち
ょうど中央の画素の位置となり、画像処理部6は、注目
画素Xを、その5×5周辺画素を参照しながら処理す
る。
【0041】先ず、第1実施形態に係る、画像処理部6
における画素間引き処理の概略的なフローについて、図
3を参照して説明する。同図において、画像処理部6
は、入力される2値画像を多値化フィルタ処理6aし
て、多値画像に変換し、その多値画像を濃度変換処理6
bして低濃度多値画像に変換し、さらにディザ処理6c
により、一定割合の黒画素が間引かれた、間引き2値画
像に変換してプロッタ2に対して出力する。
【0042】次に、第1実施形態に係る、画像処理部6
における画素間引き処理手順について、図4を参照して
説明する。
【0043】同図において、画像処理部6は、プロッタ
2により記録出力すべき画像データを構成する各画素を
注目画素Xとして、図2に示した5×5画素を参照し
て、1画素について、処理101ないし判断107まで
の画素間引き処理を行い、全て画素についてその処理を
繰り返す(判断107のNoループ)。
【0044】特定の1画素についての、処理101ない
し判断107までの間引き処理について説明すると、先
ず、その特定の1画素を注目画素Xとして、その注目画
素Xの5×5周辺画素と、図5に示す多値化フィルタパ
ターンFtとの積和演算結果を変数Nbに代入する(処
理101)。この処理101は、図3における多値化フ
ィルタ処理6aに対応する。図5に示す多値化フィルタ
パターンFtは、5×5画素の全ての画素値が1のパタ
ーンであるため、注目画素Xの5×5周辺画素中の黒画
素(画素値1)と、その黒画素に対応する多値化フィル
タパターンFt中の画素の画素値(1)との積は、当然
1となる。また、注目画素Xの5×5周辺画素中の白画
素(画素値0)と、その白画素に対応する多値化フィル
タパターンFt中の画素の画素値(1)との積は、当然
0となる。したがって、注目画素Xの5×5周辺画素
と、図5に示す多値化フィルタパターンFtとの積和演
算結果Nbは、注目画素Xの5×5周辺画素中に含まれ
る黒画素数をあらわし、0から25の値をとる。
【0045】ここで、黒画素数Nbは、注目画素Xの5
×5周辺画素(25画素)中の黒画素数であるため、注
目画素Xを中心とする微小領域の黒画素密度をあらわし
ていることになる。擬似中間調画像は、多値画像の濃度
値を黒画素の密度に変換したものであるため、逆に考え
れば、擬似中間調画像の黒画素密度は、多値画像におけ
る濃度値をあらわしているといえる。したがって、注目
画素Xを中心とする微小領域の黒画素密度(黒画素数N
b)は、擬似中間調画像に変換される前の多値画像にお
ける注目画素Xの濃度値を反映していることになる。
【0046】そこで、次に、図6に示す黒画素数/濃度
変換テーブルを参照して、処理101で得られた黒画素
数Nbの属する黒画素数範囲に対応する変換濃度値Dh
を読み出す(処理102)。この処理102は、図3に
おける濃度変換処理6bに対応する。図6に示す黒画素
数/濃度変換テーブルをグラフにすると図7に示すよう
になり、黒画素数Nbが多くなるにつれて、変換濃度値
Dhが、段階的に大きくなるが、その値は、対応する黒
画素数Nbよりも小さく、低濃度に変換されていること
になる。
【0047】そして、処理102で低濃度に変換された
変換濃度値Dhを、図8に示すディザマトリクスMdの
対応する画素のしきい値thと比較する(処理10
3)。
【0048】変換濃度値Dhが、ディザマトリクスMd
の対応する画素のしきい値Thよりも大きい場合(判断
104のYes)は、当該注目画素Xを黒画素(画素値
1)とし(処理105)、小さい場合(判断104のN
o)は、当該注目画素Xを白画素(画素値0)とする
(処理106)。これら処理103、判断104、処理
105及び処理106は、図3におけるディザ処理6c
に対応する。
【0049】以上の処理は記録すべき画像を構成する全
画素について行われる(判断107のNoループ)。
【0050】図9ないし図12に、上記第1実施形態に
係る画素間引き処理の具体的処理例を示す。
【0051】それらの図において、(a)は、図3に示
した処理フローにおいて、多値化フィルタ処理6aに入
力される2値画像としての、8×8擬似中間調画像パタ
ーンを示し、(b)は、多値化フィルタ処理6a後の多
値画像を示し、(c)は、濃度変換処理6b後の低濃度
多値画像を示し、(d)は、ディザ処理6c後の間引き
2値画像を示している。なお、各図(b)及び各図
(c)は、各図(a)に示す8×8擬似中間調画像パタ
ーンの範囲内で5×5周辺画素を参照可能な中央の4×
4画素についてのみ示し、各図(d)は、各図(a)の
8×8擬似中間調画像パターンの規則性から類推して、
中央の4×4画素だけでなく、8×8画素の全てについ
てディザ処理を行っている。
【0052】図9、10及び11の各(a)は、50%
濃度(黒画素密度が50%(全画素数64に対して黒画
素数が32))であり、図9、10及び11の各(d)
は、25%濃度(黒画素密度が25%(全画素数64に
対して黒画素数が16)である。また、図12(a)
は、100%濃度(黒画素密度が100%(全画素数6
4に対して黒画素数が64))であり、図12(d)
は、50%濃度(黒画素密度が50%(全画素数64に
対して黒画素数が32)である。
【0053】したがって、第1実施形態に係る画素間引
き処理は、間引くべき擬似中間調画像のパターンによら
ず、50%の間引き率で、黒画素を間引くことができ、
逆にいえば、擬似中間調画像を50%の間引き率で間引
き処理したい場合には、第1実施形態に係る画素間引き
処理を適用すればよい。
【0054】このように、第1実施形態に係る画素間引
き処理によれば、従来技術における、2値画像のレベル
での間引きパターンとの照合による間引き処理のよう
に、擬似中間調画像パターンの周期性と間引きパターン
の周期性とに起因して間引き処理後の2値画像の階調性
が崩れることがなく、記録すべき2値画像が擬似中間調
画像である場合に間引き処理をしても、その階調性が保
存でき、トナーやインク等の記録剤を節約しつつの高品
質な画像記録が可能となる。
【0055】次に第2実施形態について説明する。
【0056】以上説明した第1実施形態では、図3に示
したように、濃度変換処理6bで変換生成された低濃度
多値画像を、濃度情報を保存したまま再2値化すため
に、ディザ処理6cを適用したが、多値画像の濃度情報
を保存したまま再2値化する処理として、誤差拡散処理
を適用することもできる。図13は第2実施形態に係る
画素間引き処理のフローを示し、図3に示す第1実施形
態に係る画素間引き処理におけるディザ処理6cに換え
て、誤差拡散処理6dを用いている。なお、それ自体既
に知られた誤差拡散処理についての説明は省略する。
【0057】これにより、第2実施形態に係る画素間引
き処理によっても、第1実施形態と同様に、記録すべき
2値画像が擬似中間調画像である場合に間引き処理をし
ても、その階調性が保存でき、トナーやインク等の記録
剤を節約しつつの高品質な画像記録が可能となる。
【0058】次に、第3実施形態に係る画素間引き処理
について説明する。
【0059】第1実施形態に係る画素間引き処理では、
図3に示したように、濃度変換処理6bにより、多値画
像を低濃度多値画像に変換し、その低濃度多値画像を、
図8に示したディザマトリクスMdによるディザ処理6
cにより、濃度情報を保存したまま再2値化して、間引
き2値画像得たが、本第3実施形態は、多値画像を低濃
度多値画像に変換しないで、ディザマトリクスのしきい
値を、濃度変換を考慮した値に設定することによって、
第1実施形態同様の効果を得ようとするものである。
【0060】図14は、第3実施形態に係る、画像処理
部6における画素間引き処理の概略的なフローについて
示している。同図において、画像処理部6は、入力され
る2値画像を多値化フィルタ処理6aして、多値画像に
変換し、その多値画像を、濃度変換を考慮したしきい値
のディザマトリクスによるディザ処理6cにより、一定
割合の黒画素が間引かれた間引き2値画像に変換してプ
ロッタ2に対して出力する。
【0061】次に、第3実施形態に係る、画像処理部6
における画素間引き処理手順について、図15を参照し
て説明する。
【0062】同図において、画像処理部6は、プロッタ
2により記録出力すべき画像データを構成する各画素を
注目画素Xとして、図2に示した5×5画素を参照し
て、1画素について、処理201ないし判断206まで
の画素間引き処理を行い、全て画素についてその処理を
繰り返す(判断206のNoループ)。
【0063】特定の1画素についての、処理201ない
し判断206までの間引き処理について説明すると、先
ず、その特定の1画素を注目画素Xとして、その注目画
素Xの5×5周辺画素と、図5に示す多値化フィルタパ
ターンFtとの積和演算結果を変数Nbに代入する(処
理201)。この処理201は、図14における多値化
フィルタ処理6aに対応する。図5に示す多値化フィル
タパターンFtは、5×5画素の全ての画素値が1のパ
ターンであるため、注目画素Xの5×5周辺画素中の黒
画素(画素値1)と、その黒画素に対応する多値化フィ
ルタパターンFt中の画素の画素値(1)との積は、当
然1となる。また、注目画素Xの5×5周辺画素中の白
画素(画素値0)と、その白画素に対応する多値化フィ
ルタパターンFt中の画素の画素値(1)との積は、当
然0となる。したがって、注目画素Xの5×5周辺画素
と、図5に示す多値化フィルタパターンFtとの積和演
算結果Nbは、注目画素Xの5×5周辺画素中に含まれ
る黒画素数をあらわし、0から25の値をとる。
【0064】ここで、黒画素数Nbは、注目画素Xの5
×5周辺画素(25画素)中の黒画素数であるため、注
目画素Xを中心とする微小領域の黒画素密度をあらわし
ていることになる。擬似中間調画像は、多値画像の濃度
値を黒画素の密度に変換したものであるため、逆に考え
れば、擬似中間調画像の黒画素密度は、多値画像におけ
る濃度値をあらわしているといえる。したがって、注目
画素Xを中心とする微小領域の黒画素密度(黒画素数N
b)は、擬似中間調画像に変換される前の多値画像にお
ける注目画素Xの濃度値を反映していることになる。
【0065】そこで、次に、処理201で得られた黒画
素数Nbを、図16に示す、濃度変換を考慮したしきい
値を持つ、濃度変換ディザマトリクスMdtの対応する
画素のしきい値Thと比較する(処理202)。図16
に示す濃度変換ディザマトリクスMdtの各しきい値
は、図8に示した第1実施形態に係るディザマトリクス
と比較して、全体的にしきい値が大きく、その分だけ、
黒画素数Nbが、図16に示す濃度変換ディザマトリク
スMdtの各しきい値よりも大きくなる機会が減ること
になる。
【0066】黒画素数Nbが、濃度変換ディザマトリク
スMdtの対応する画素のしきい値Thよりも大きい場
合(判断203のYes)は、当該注目画素Xを黒画素
(画素値1)とし(処理204)、小さい場合(判断2
03のNo)は、当該注目画素Xを白画素(画素値0)
とする(処理205)。これら処理202、判断20
3、処理204及び処理205は、図14におけるディ
ザ処理6cに対応する。
【0067】以上の処理は記録すべき画像を構成する全
画素について行われる(判断206のNoループ)。
【0068】図17及び図18に、上記第3実施形態に
係る画素間引き処理の具体的処理例を示す。
【0069】それらの図において、(a)は、図14に
示した処理フローにおいて、多値化フィルタ処理6aに
入力される2値画像としての、8×8擬似中間調画像パ
ターンを示し、(b)は、多値化フィルタ処理6a後の
多値画像を示し、(c)は、ディザ処理6c後の間引き
2値画像を示している。なお、各図(b)は、各図
(a)に示す8×8擬似中間調画像パターンの範囲内で
5×5周辺画素を参照可能な中央の4×4画素について
のみ示し、各(d)は、各(a)の8×8擬似中間調画
像パターンの規則性から類推して、中央の4×4画素だ
けでなく、8×8画素の全てについてディザ処理を行っ
ている。
【0070】図17(a)は、50%濃度(黒画素密度
が50%(全画素数64に対して黒画素数が32))で
あり、図17(c)は、25%濃度(黒画素密度が25
%(全画素数64に対して黒画素数が16)である。ま
た、図18(a)は、100%濃度(黒画素密度が10
0%(全画素数64に対して黒画素数が64))であ
り、図12(c)は、50%濃度(黒画素密度が50%
(全画素数64に対して黒画素数が32)である。
【0071】したがって、第3実施形態に係る画素間引
き処理は、間引くべき擬似中間調画像のパターンによら
ず、50%の間引き率で、黒画素を間引くことができ、
逆にいえば、擬似中間調画像を50%の間引き率で間引
き処理したい場合には、第3実施形態に係る画素間引き
処理を適用できる。
【0072】このように、第3実施形態に係る画素間引
き処理によれば、第1実施形態に係る画素間引き処理と
同様に、記録すべき2値画像が擬似中間調画像である場
合に間引き処理をしても、その階調性が保存でき、トナ
ーやインク等の記録剤を節約しつつの高品質な画像記録
が可能となる。また、第1実施形態では必要であった濃
度変換処理が不要となるため、簡単な構成で本発明を実
現できる。
【0073】次に、第4実施形態について、説明する。
【0074】この第4実施形態は、第1実施形態の変形
例であり、図3に示した第1実施形態における濃度変換
処理6b(図4に示した画素間引き処理手順における処
理102)で参照する、黒画素数/濃度変換テーブルと
して、図6に示したものに加えて、図19に示すものを
用意しておく。そして、操作表示部3に、画素間引き率
設定キーとして、設定キー1(間引き率50%)と、設
定キー2(間引き率25%)を設けておき、ユーザによ
り設定キー1または2が押下さたときは、その押下され
たキーが設定キー1であれば、図3に示す黒画素数/濃
度変換テーブルを、押下されたキーが設定キー2であれ
ば、図19に示す黒画素数/濃度変換テーブルを、図4
に示した画素間引き処理手順における処理102で参照
する黒画素数/濃度変換テーブルとして選択する。
【0075】図20は、図6に示す黒画素数/濃度変換
テーブル(設定1)と、図19に示す黒画素数/濃度変
換テーブル(設定2)とを、グラフ化したものである。
図20をみてわかるように、同一の黒画素数Nbに対す
る設定2による変換濃度値は、設定1のそれに比較し
て、小さくなっている。
【0076】図4に示した画素間引き処理手順における
処理102においては、黒画素数/濃度変換テーブル
は、黒画素数Nbの属する黒画素数範囲に対応する変換
濃度値Dhを読み出すために単に参照されるものである
ため、第4の実施形態に対しても、第1の実施形態に係
る画素間引き処理手順として説明した図4に示す画素間
引き処理手順を適用できる。
【0077】図21に、上記第4実施形態に係る画素間
引き処理の具体的処理例を示す。
【0078】それらの図において、(a)は、図3に示
した処理フローにおいて、多値化フィルタ処理6aに入
力される2値画像としての、8×8擬似中間調画像パタ
ーンを示し、(b)は、多値化フィルタ処理6a後の多
値画像を示し、(c)は、図6に示す黒画素数/濃度変
換テーブル(設定1)による濃度変換処理6b後の低濃
度多値画像を示し、(d)は、(c)をディザ処理6c
した後の間引き2値画像を示し、(e)は、図19に示
す黒画素数/濃度変換テーブル(設定2)による濃度変
換処理6b後の低濃度多値画像を示し、(f)は、
(e)をディザ処理6cした後の間引き2値画像を示し
ている。なお、(b)、(c)及び(e)は、(a)に
示す8×8擬似中間調画像パターンの範囲内で5×5周
辺画素を参照可能な中央の4×4画素についてのみ示
し、(d)及び(f)は、(a)の8×8擬似中間調画
像パターンの規則性から類推して、中央の4×4画素だ
けでなく、8×8画素の全てについてディザ処理を行っ
ている。
【0079】図21(a)は、50%濃度(黒画素密度
が50%(全画素数64に対して黒画素数が32))で
あり、同図(d)は、25%濃度(黒画素密度が25%
(全画素数64に対して黒画素数が16)である。ま
た、同図(e)は、12.5%濃度(黒画素密度が1
2.5%(全画素数64に対して黒画素数が8))であ
る。
【0080】したがって、第4実施形態に係る画素間引
き処理では、黒画素数/濃度変換テーブル(設定1)を
選択すれば、間引くべき擬似中間調画像のパターンによ
らず、50%の間引き率で、黒画素を間引くことがで
き、設定2を選択すれば、間引くべき擬似中間調画像の
パターンによらず、25%の間引き率で黒画素を間引く
ことができる。
【0081】このように、第4実施形態に係る画素間引
き処理によれば、間引き率の変更は、黒画素数/濃度変
換テーブルの選択のみで行えるため、従来の2値画像の
レベルでの間引きパターンとの照合による間引き処理の
ように、異なる間引き率にそれぞれ適合する間引きパタ
ーンを用意して、各間引き率に応じて異なる間引きパタ
ーン照合処理を行う必要がなく、間引き率の変更に容易
に対応できる。
【0082】なお、第4実施形態では間引き率の設定
を、ユーザによる操作表示部3の設定キーの押下により
行ったが、図1に示した本実施の形態に係るファクシミ
リ装置が、複写機として画像を記録出力する場合、プリ
ンタ装置として画像を記録出力する場合、または、ファ
クシミリ装置として画像を記録出力する場合に応じて間
引き率を自由に設定する構成としてもよい。
【0083】また、以上説明した第1及び第4実施形態
においては、濃度変換処理のために参照する黒画素数/
濃度変換テーブルとして、図6や、図19に示すものを
適用したが、それに限らず、所望の間引き率に応じた種
々のテーブルを採用することができる。また、以上説明
した第3実施形態においては、濃度変換を考慮したディ
ザマトリクスとして、図16に示す濃度変換ディザマト
リクスMdtを適用したが、それに限らず、所望の間引
き率に応じた種々のしきい値レベルのディザマトリクス
を採用することができる。
【0084】また、以上説明した各実施形態において
は、本発明を画像記録装置の1つであるファクシミリ装
置に適用したが、本発明は、それに限らず、プリンタ、
デジタル複写機を含む複写機等、その他の画像記録装置
についても同様に適用可能なものであり、また、トナー
を使用する電子写真方式の画像記録装置に限らず、イン
クジェット方式やその他の記録すべき画像中に含まれる
黒画素の数に応じた量の記録剤を消費するような画像記
録装置に対しても同様に適用可能なものである。
【0085】また、以上説明した各実施形態において
は、代表的な画像解像度として、200dpiを例にし
て説明したが、本発明は、それに限らず、400dpi
やその他の解像度の画像に対しても同様に適用可能なも
のである。
【0086】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、記録すべ
き2値画像を構成する各画素を注目画素として、その注
目画素の周辺画素範囲に含まれる黒画素数から、当該注
目画素の濃度値を得て、その注目画素濃度値を、前記所
定の間引き率に応じた、比較的低い濃度値に変換してか
ら擬似中間調処理により再2値化して、当該注目画素の
新たな画素値とするため、記録すべき2値画像は、いっ
たん多値画像に変換され、その多値画像は、さらに前記
所定の間引き率に応じた黒画素密度に対応する低濃度多
値画像に変換された後に、濃度値を黒画素密度に変換す
る処理である擬似中間調処理により再2値化されて、前
記所定の間引き率で間引き処理された2値画像となる。
したがって、2値画像のレベルでの間引きパターンとの
照合による間引き処理のように、擬似中間調画像パター
ンの周期性と間引きパターンの周期性とに起因して間引
き処理後の2値画像の階調性が崩れることがなく、記録
すべき2値画像が擬似中間調画像である場合に間引き処
理をしても、その階調性が保存でき、トナーやインク等
の記録剤を節約しつつの高品質な画像記録が可能とな
る。
【0087】請求項2に係る発明によれば、記録すべき
2値画像を構成する各画素を注目画素として、その注目
画素の周辺画素範囲に含まれる黒画素数から、当該注目
画素の濃度値を得て、その注目画素濃度値を、前記所定
の間引き率に応じた、比較的低い濃度値に変換してから
ディザ処理により再2値化して、当該注目画素の新たな
画素値とするため、記録すべき2値画像は、いったん多
値画像に変換され、その多値画像は、さらに前記所定の
間引き率に応じた黒画素密度に対応する低濃度多値画像
に変換された後に、濃度値を黒画素密度に変換する処理
であるディザ処理により再2値化されて、前記所定の間
引き率で間引き処理された2値画像となる。したがっ
て、2値画像のレベルでの間引きパターンとの照合によ
る間引き処理のように、擬似中間調画像パターンの周期
性と間引きパターンの周期性とに起因して間引き処理後
の2値画像の階調性が崩れることがなく、記録すべき2
値画像が擬似中間調画像である場合に間引き処理をして
も、その階調性が保存でき、トナーやインク等の記録剤
を節約しつつの高品質な画像記録が可能となる。
【0088】請求項3に係る発明によれば、記録すべき
2値画像を構成する各画素を注目画素として、その注目
画素の周辺画素範囲に含まれる黒画素数から、当該注目
画素の濃度値を得て、その注目画素濃度値を、前記所定
の間引き率に応じた、比較的低い濃度値に変換してから
誤差拡散処理により再2値化して、当該注目画素の新た
な画素値とするため、記録すべき2値画像は、いったん
多値画像に変換され、その多値画像は、さらに前記所定
の間引き率に応じた黒画素密度に対応する低濃度多値画
像に変換された後に、濃度値を黒画素密度に変換する処
理である誤差拡散処理により再2値化されて、前記所定
の間引き率で間引き処理された2値画像となる。したが
って、2値画像のレベルでの間引きパターンとの照合に
よる間引き処理のように、擬似中間調画像パターンの周
期性と間引きパターンの周期性とに起因して間引き処理
後の2値画像の階調性が崩れることがなく、記録すべき
2値画像が擬似中間調画像である場合に間引き処理をし
ても、その階調性が保存でき、トナーやインク等の記録
剤を節約しつつの高品質な画像記録が可能となる。
【0089】請求項4に係る発明によれば、記録すべき
2値画像を構成する各画素を注目画素として、その注目
画素の周辺画素範囲に含まれる黒画素数から、当該注目
画素の濃度値を得て、その注目画素濃度値を、前記所定
の間引き率に応じたしきい値のディザマトリクスでディ
ザ処理して再2値化して、当該注目画素の新たな画素値
とするため、記録すべき2値画像は、いったん多値画像
に変換され、その多値画像は、前記所定の間引き率に応
じた黒画素密度に対応した比較的低いしきい値のディザ
マトリクスを用いたディザ処理により再2値化されて、
前記所定の間引き率で間引き処理された2値画像とな
る。したがって、2値画像のレベルでの間引きパターン
との照合による間引き処理のように、擬似中間調画像パ
ターンの周期性と間引きパターンの周期性とに起因して
間引き処理後の2値画像の階調性が崩れることがなく、
記録すべき2値画像が擬似中間調画像である場合に間引
き処理をしても、その階調性が保存でき、トナーやイン
ク等の記録剤を節約しつつの高品質な画像記録が可能と
なる。また、請求項1ないし3に係る発明の構成のう
ち、注目画素濃度値変換手段が不要となるため、簡単な
構成で本発明を実現できる。
【0090】請求項5に係る発明によれば、前記間引き
率設定手段により前記所定の間引き率として複数の間引
き率の中から1つが選択されて設定され、前記注目画素
濃度値変換手段は、その設定された間引き率に応じて濃
度値を変換するため、トナーやインク等の記録剤の節約
量を自由に設定することができる。また、間引き率の変
更は、実質的に濃度値の変更によって行われるため、従
来の2値画像のレベルでの間引きパターンとの照合によ
る間引き処理のように、異なる間引き率にそれぞれ適合
する間引きパターンを用意して、各間引き率に応じて異
なる間引きパターン照合処理を行う必要がなく、濃度値
変換のために参照するテーブルを各間引き率毎に用意し
ておき、間引き率が変更されれば、単に、濃度値変換処
理の際に参照するテーブルを変更して、同一の処理を行
えば良いため、間引き率の変更に容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像記録装置として
のファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る、注目画素Xとその
周辺画素の関係、及び、注目画素Xを含む注目ラインL
とその周辺ラインとの位置関係を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る、画像処理部にお
ける画素間引き処理のフローを示す概略図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る、画像処理部にお
ける画素間引き処理手順について示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第1ないし第4実施形態に係る多値化
フィルタパターンを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る黒画素数範囲−変
換濃度値Dh対応テーブルの一例を示す図である。
【図7】図6に示す黒画素数範囲−変換濃度値Dh対応
テーブルをグラフ化した図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るディザマトリクス
を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る画素間引き処理を
具体的に説明するための図である。
【図10】図9と共に本発明の第1実施形態に係る画素
間引き処理を具体的に説明するための図である。
【図11】図9と共に本発明の第1実施形態に係る画素
間引き処理を具体的に説明するための図である。
【図12】図9と共に本発明の第1実施形態に係る画素
間引き処理を具体的に説明するための図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係る、画像処理部に
おける画素間引き処理のフローを示す概略図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る、画像処理部に
おける画素間引き処理のフローを示す概略図である。
【図15】本発明の第3実施形態に係る、画像処理部に
おける画素間引き処理手順について示すフローチャート
である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る濃度変換ディザ
マトリクスを示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態に係る画素間引き処理
を具体的に説明するための図である。
【図18】図17と共に本発明の第3実施形態に係る画
素間引き処理を具体的に説明するための図である。
【図19】本発明の第4実施形態に係る黒画素数範囲−
変換濃度値Dh対応テーブルの一例を示す図である。
【図20】図6及び図19にそれぞれ示す黒画素数範囲
−変換濃度値Dh対応テーブルをグラフ化した図であ
る。
【図21】本発明の第4実施形態に係る画素間引き処理
を具体的に説明するための図である。
【図22】擬似中間調画像パターンの単純間引き処理の
一例を示す図である。
【図23】図22と共に擬似中間調画像パターンの単純
間引き処理の一例を示す図である。
【図24】図22と共に擬似中間調画像パターンの単純
間引き処理の一例を示す図である。
【図25】図22と共に擬似中間調画像パターンの単純
間引き処理の一例を示す図である。
【図26】間引きパターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 プロッタ 3 操作表示部 4 符号化復号化部 5 システム制御部 6 画像処理部 6a 多値化フィルタ処理 6b 濃度変換処理 6c ディザ処理 6d 誤差拡散処理 7 ROM 8 RAM 8a ラインバッファ群 9 画像メモリ 10 モデム 11 網制御部 12 PC−I/F 13 システムバス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/407 B41J 2/485 B41J 2/01

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき2値画像中に含まれる黒画素
    を所定の間引き率で間引いて記録する画像記録装置にお
    いて、 記録すべき2値画像を構成する各画素を注目画素とし
    て、その注目画素の所定の周辺画素範囲に含まれる黒画
    素数を注目画素濃度値として計数する注目画素多値化手
    段と、その注目画素多値化手段が計数した注目画素濃度
    値を前記所定の間引き率に応じた濃度値に変換する注目
    画素濃度値変換手段と、その注目画素濃度値変換手段に
    より変換された濃度値を擬似中間調処理して再2値化し
    た値を前記注目画素の新たな画素値とする注目画素再2
    値化手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 記録すべき2値画像中に含まれる黒画素
    を所定の間引き率で間引いて記録する画像記録装置にお
    いて、 記録すべき2値画像を構成する各画素を注目画素とし
    て、その注目画素の所定の周辺画素範囲に含まれる黒画
    素数を注目画素濃度値として計数する注目画素多値化手
    段と、その注目画素多値化手段が計数した注目画素濃度
    値を前記所定の間引き率に応じた濃度値に変換する注目
    画素濃度値変換手段と、その注目画素濃度値変換手段に
    より変換された濃度値をディザ処理して再2値化した値
    を前記注目画素の新たな画素値とする注目画素再2値化
    手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 記録すべき2値画像中に含まれる黒画素
    を所定の間引き率で間引いて記録する画像記録装置にお
    いて、 記録すべき2値画像を構成する各画素を注目画素とし
    て、その注目画素の所定の周辺画素範囲に含まれる黒画
    素数を注目画素濃度値として計数する注目画素多値化手
    段と、その注目画素多値化手段が計数した注目画素濃度
    値を前記所定の間引き率に応じた濃度値に変換する注目
    画素濃度値変換手段と、その注目画素濃度値変換手段に
    より変換された濃度値を誤差拡散処理して再2値化した
    値を前記注目画素の新たな画素値とする注目画素再2値
    化手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 記録すべき2値画像中に含まれる黒画素
    を所定の間引き率で間引いて記録する画像記録装置にお
    いて、 記録すべき2値画像を構成する各画素を注目画素とし
    て、その注目画素の所定の周辺画素範囲に含まれる黒画
    素数を注目画素濃度値として計数する注目画素多値化手
    段と、その注目画素多値化手段が計数した注目画素濃度
    値を前記所定の間引き率に応じたしきい値のディザマト
    リクスでディザ処理して再2値化した値を前記注目画素
    の新たな画素値とする注目画素再2値化手段とを備えた
    ことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 記録すべき2値画像中に含まれる黒画素
    を所定の間引き率で間引いて記録する画像記録装置にお
    いて、 複数の間引き率の中から1つを選択して前記所定の間引
    き率として設定する間引き率設定手段と、記録すべき2
    値画像を構成する各画素を注目画素として、その注目画
    素の所定の周辺画素範囲に含まれる黒画素数を注目画素
    濃度値として計数する注目画素多値化手段と、その注目
    画素多値化手段が計数した注目画素濃度値を前記間引き
    率設定手段により設定された所定の間引き率に応じた濃
    度値に変換する注目画素濃度値変換手段と、その注目画
    素濃度値変換手段により変換された濃度値を擬似中間調
    処理して再2値化した値を前記注目画素の新たな画素値
    とする注目画素再2値化手段とを備えたことを特徴とす
    る画像記録装置。
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