JP3489340B2 - 回転伝達機構の過大トルク防止装置 - Google Patents

回転伝達機構の過大トルク防止装置

Info

Publication number
JP3489340B2
JP3489340B2 JP17641896A JP17641896A JP3489340B2 JP 3489340 B2 JP3489340 B2 JP 3489340B2 JP 17641896 A JP17641896 A JP 17641896A JP 17641896 A JP17641896 A JP 17641896A JP 3489340 B2 JP3489340 B2 JP 3489340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal gear
rotation
drive
arms
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17641896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1019104A (ja
Inventor
健二 森下
千博 本部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17641896A priority Critical patent/JP3489340B2/ja
Publication of JPH1019104A publication Critical patent/JPH1019104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3489340B2 publication Critical patent/JP3489340B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車を使用し
た回転伝達機構の過大トルク防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、遊星歯車を減速機等として使用す
る回転伝達機構では、負荷の拘束等により出力軸に過負
荷がかかかった場合、過大トルクが伝達されることにな
るので、その過大トルクを検出して装置全体を保護する
過大トルク防止装置が設けられている。
【0003】図11は従来の回転伝達機構の過大トルク
防止装置の断面構造を示しており、図12は図11に示
す従来装置のA−A線断面を示している。図11および
図12において、1は駆動モータであり、1aは駆動モ
ータ1の駆動軸で、駆動軸1a先端には平歯車の太陽歯
車1bが形成されている。2は駆動軸1a先端の太陽歯
車1bと噛合する遊星歯車であり、遊星歯車2はベアリ
ング3を介して出力軸4の公転軸4aに軸支され、内歯
歯車52と噛合している。内歯歯車52は、ハウジング
6内に回転自在に設けられていると共に、圧縮バネ8の
弾性力によってディスク7が押し付けられており、通常
運転状態、すなわち出力軸4に過負荷がかかるっていな
い状態では、内歯歯車52が回転しないようにディスク
7の面接触による静止摩擦力によって制動されている。
尚、内歯歯車52に対するディスク7の制動力は、各バ
ネ8上方の調整ねじ9と、その調整ねじ9を固定するセ
ットねじ10によって行なうように構成されている。ま
た、出力軸4と駆動モータ1との間には、ベアリング1
1と、ニードルベアリング12を設けて軸方向のスラス
ト荷重を受けるように構成している。
【0004】次に、このように構成された従来の回転伝
達機構の過大トルク防止装置の動作を説明する。まず、
図11および図12において、駆動軸1aが回転する
と、その太陽歯車1bを介し遊星歯車2が回転し、遊星
歯車2を介し駆動トルクが内歯歯車52に伝達される。
その際、内歯歯車52は、その駆動トルクが所定の正常
トルク範囲内であれば、ディスク7やハウジング6等と
の間の静止摩擦力により回転が阻止される。このため、
遊星歯車2は、自転により駆動軸1aの回りを公転軸4
aと共に公転して、駆動軸1aの回転を減速して出力軸
4に伝達し、出力軸4を回転させる。
【0005】これに対し、出力軸4が拘束等されて、出
力軸4に過負荷がかかると、内歯歯車52にも出力軸4
を介してその過大トルクに比例した反動トルクがかかる
ようになる。そして、この反動トルクがディスク7等と
の間の静止摩擦力を超えると、遊星歯車2の回転により
内歯歯車52が回転して、遊星歯車2が公転を止めるよ
うになるので、駆動軸1aが回転しても、駆動モータ1
の駆動トルクが出力軸4側に伝達されず、出力軸4と連
結等された負荷機器や回転伝達機構等を保護するように
している。
【0006】次に、図13に、図11および図12に示
す過大トルク防止装置を改良して、出力軸に過負荷がか
かかった場合に駆動モータへの電流供給を停止するよう
にした従来技術の要部断面を示す。図13において、5
2aは内歯歯車52に固定された偏心カムであり、52
bはこの偏心カム52aに摺接する従接、52cはこの
従接52bを介して内歯歯車52の回転方向に対し垂直
方向に変位するスイッチ片、52dはスイッチ片52c
の変位によりオン・オフして駆動モータ1への電源電流
の供給を制御するリミットスイッチである。このため、
この図13に示す装置によれば、出力軸4に過負荷がか
かり、内歯歯車52が回転するようになると、偏心カム
52aも回転して、スイッチ片52cの変位によりリミ
ットスイッチ52dがオン又はオフして、駆動モータ1
への電源電流の供給が停止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11および
図12に示す従来の回転伝達機構の過大トルク防止装置
では、出力軸4に過負荷がかかると、出力軸4の回転が
停止して、内歯歯車52が回転するようになるため、駆
動モータの電源をただちにオフしないと、ディスク7の
接触面が磨耗して、再設定作業が極めて困難であると共
に、発熱や焼損等するなどの問題があった。
【0008】また、図13に示す従来の回転伝達機構の
過大トルク防止装置では、内歯歯車が回転した場合、リ
ミットスイッチ52d等によって駆動モータの電源電流
をオフすることによってこのような問題は防止できる
が、それでも、内歯歯車52の制動をディスク7による
面接触によって行なっているため、温度や湿度等の変化
により制動力が一定とならず、また過負荷状態が何度も
発生すると、ディスク7や内歯歯車52の接触面が磨耗
したり、発熱や焼損等を起こして、耐久性や信頼性に欠
けるという問題が依然と残っていた。
【0009】特に、面接触による摩擦係数は、面の状
態、例えば仕上げ程度や軸心とのズレ、摺動面の汚れな
どの状態、その他温度や圧力、速度による面圧条件によ
り大きく変化し、摺動面への水分等の付着や、作動時の
発熱からの低温化および湿度条件が高い等の湿式状態で
は乾式時の摩擦係数の約1/3程度になるため、このよ
うな接触面の状態変化に対して制動力の点で安定性に欠
けていた。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、耐久性や信頼性の高い回転伝
達機構の過大トルク防止装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明に係る回転伝達機構の過大トルク防止装置
では、駆動トルクを発生する駆動源と、太陽歯車が設け
られ、前記駆動源が発生する駆動トルクを前記歯車を介
し伝達する駆動軸と、前記駆動軸の太陽歯車に噛合する
遊星歯車と、前記遊星歯車を公転軸により支持し、前記
駆動軸からの駆動トルクが前記公転軸の公転により伝達
される出力軸と、前記遊星歯車に噛合すると共に、その
回転に応じて回転中心に対し変位する変位面を有する内
歯歯車と、前記内歯歯車の変位面に回転体を押付けて当
該内歯歯車の回転を阻止する回転阻止手段と、前記内歯
歯車の回転により前記回転体が当該内歯歯車の前記変位
面にしたがって所定量以上変位したか否かを検出する検
出手段と、前記検出手段によって前記回転体が所定量以
上変位したことが検出された場合には、前記駆動源の駆
動を停止させる駆動源停止手段とを具備することを特徴
とするものである。
【0012】また、次の発明に係る回転伝達機構の過大
トルク防止装置では、内歯歯車は、その外周面に断面湾
曲形状の凹部が形成され、当該凹部により変位面を形成
することを特徴とするものである。
【0013】また、次の発明に係る回転伝達機構の過大
トルク防止装置では、回転阻止手段は、内歯歯車を挟む
ような状態で一端が回転可能に支持された一対のアーム
と、その一対のアームを内歯歯車に向けて付勢する付勢
機構と、前記一対のアームにそれぞれ回転可能に支持さ
れ前記付勢機構の付勢により内歯歯車の変位面に押付け
られる回転体とから構成されていることを特徴とするも
のである。
【0014】また、次の発明に係る回転伝達機構の過大
トルク防止装置では、付勢機構は、回転阻止手段の一対
のアームのそれぞれ他端の移動をシャフトによりガイド
し、かつ、そのアーム他端とシャフト端部に設けられた
調整ナットとの間の圧縮バネにより当該アーム他端をそ
れぞれ内歯歯車に向けて付勢し、前記圧縮バネによる付
勢力が前記シャフト上の前記調整ナットの螺合位置によ
り調整可能であることを特徴とするものである。
【0015】また、次の発明に係る回転伝達機構の過大
トルク防止装置では、回転阻止手段は、内歯歯車を挟む
ような状態で設けられた一対のアームと、その一対のア
ーム両端同士間に設けられ当該一対のアームをそれぞれ
内歯歯車に向けて付勢する引っ張りばねと、前記一対の
アームと内歯歯車の凹部との間に設けられ前記引っ張り
ばねの付勢により前記一対のアームを介し前記内歯歯車
の凹部に押付けられる回転体と、から構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0016】また、次の発明に係る回転伝達機構の過大
トルク防止装置では、駆動源停止手段は、検出手段によ
って回転体が所定量以上変位したことが検出された場合
には、駆動源の駆動を停止させ、その後回転体が所定量
以上変位しなくなった場合でも前記駆動源の駆動停止状
態を保持することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1に、本発明に係る回転伝達機構の過
大トルク防止装置の実施の形態1の断面構造を示す。
尚、従来技術のものと同一機能を有する部材には、従来
技術のものと同一符号を付して説明する。
【0018】図1において、1は駆動モータであり、1
aは駆動モータ1の駆動軸で、駆動軸1a先端には平歯
車の太陽歯車1bが形成されている。2は駆動軸1a先
端の太陽歯車1bと噛合する遊星歯車であり、遊星歯車
2はベアリング3を介して出力軸4の公転軸4aに軸支
されている。5は遊星歯車2と噛合する内歯歯車であ
り、内歯歯車本体5aと、内歯歯車本体5aにスクリュ
ウ5cにより固定されたブラケット5bとから構成さ
れ、ハウジング6内にボールベアリング6aを介し回転
自在に設けられている。13は内歯歯車5の回転を阻止
する回転阻止手段であり、従来のディスク等の代わりに
設けられたもので、ピン13aによりハウジングケース
6bに回動可能に設けられ、後述する構成により内歯歯
車5の回転を阻止するするものである。尚、出力軸4と
内歯歯車本体5aとの間には、ベアリング11とニード
ルベアリング12とが設けられており、軸方向のスラス
ト荷重を受けるように構成している。
【0019】図2は、図1に示す実施の形態1の過大ト
ルク防止装置におけるA−A線断面の主要部を示してお
り、特にブラケット5bの形状や回転阻止手段13の構
成等を具体的に示している。つまり、図2において、5
bは前述の内歯歯車5aのブラケットで、このブラケッ
ト5bを正面から見た形状を示しており、その外周面に
は交互に断面湾曲形状の凹部5b1および凸部5b2が複数
形成され、この凹部5b1上の外周面が内歯歯車5aの回
転に応じてその回転中心に対し変位する変位面を形成し
ている。
【0020】13a〜13eは、ブラケット5aを挟む
ように一対で構成される回転阻止手段13の構成要素で
あり、13aは前述のピン、13bはピン13aにより
一端が回動可能に支持され、かつ、止め輪13iによっ
てピン13aに抜け止めされた組立てアームで、図に示
すような屈曲形状に組み立てられていると共に、その中
央に突出部13hを有している。また、13cは組み立
てアーム13bを組み立てるためのリベット、13dは
アーム13bの中央で回転可能に支持された回転体とし
てのローラ、13eはシャフト13e1や圧縮ばね13e2
等からなる付勢機構で、アーム13bを内歯歯車5に向
けて付勢するためのものである。なお、付勢機構13e
の詳細な構造については、後述の図5で詳述する。
【0021】また、14はブラケット5bの回転による
ローラ13dの所定量以上の変位をアーム13bの突出
部13hを介して検出する検出手段であり、後述する駆
動源停止回路16と接続されているものである。ここ
で、検出手段14の構成を説明しておくと、14aはス
イッチ片14fを有するリミットスイッチ、14bはス
イッチアーム、14cはプレート、14dはリミットス
イッチ14aおよびスイッチアーム14bをプレート1
4cに固定するためのロックワイヤ付きネジ、14eは
プレート14cをハウジングケース6bに固定するため
のネジである。なお、この図2の状態では、回転阻止手
段13のローラ13dがブラケット5bの凹部5b1に係
合して、内歯歯車5に制動がかけられていると共に、検
出手段14のスイッチ片14fが所定量以上押下されて
なく、リミットスイッチ14aがオンにある状態を示し
ている。
【0022】図3は、内歯歯車5が回転した場合におけ
る回転阻止手段13および検出手段14の動作状態を示
している。つまり、この図3は、内歯歯車5が回転し
て、内歯歯車5のブラケット5bの凹部5b1に押付けら
れて係合していた回転阻止手段13のローラ13dがそ
の凹部5b1から凸部5b2に乗り上げて、一対の組立てア
ーム13bがそれぞれ左右に変位している状態を示して
いている。このため、検出手段14のスイッチ片14f
が図上左側の組立てアーム13bの突出部13hにより
所定量以上押下され、リミットスイッチ14aがオフさ
れた状態を示している。
【0023】図4は、組立てアーム13bの断面構造を
示している。組立てアーム13bは、この図に示すよう
に、平行な支持板13b1、13b2間に、2個のスぺーサ
13f、ローラ13dおよびガイド13gを設け、支持
板13b1、13b2を2個のスぺーサ13fを介してそれ
ぞれ2個のリベット13cで固定し、支持板13b1、1
3b2間でローラ13dはピン13kにより回転可能に取
付けられていると共に、ガイド13gも回転可能に取り
付けられている。
【0024】図5に、回転阻止手段13を構成する付勢
機構13eの構造を分解して示す。13e1は組立てアー
ム13bに回転可能に取り付けられたガイド13gを貫
通し、その両端にネジ部13e7が形成されたシャフト、
13e2は圧縮ばね、13e3はシャフト13e1両端のネジ
部13e7上にそれぞれ設けられ、圧縮ばね13e2をガイ
ド13gとの間でそれぞれ挟む調整ナットで、ネジ部1
3e7上における螺合位置を変えることにより圧縮ばね1
3e2の弾性力を変えるものである。また、13e4はシャ
フト13e1および調整ナット13e3の回り止めを行なう
爪部で、調整ナット13e3の厚さより深く形成されてお
り、カバー13e5に固定されたものである。なお、13
e6はカバー13e5をケース6bに固定するためのスクリ
ュウである。
【0025】図6(a),(b)に、それぞれ付勢機構
13eにおける圧縮ばね13e2の弾性力を変えた状態を
示す。(a)は、調整ナット13e3をシャフト13e1の
ネジ部13e7先端、すなわち調整ナット13e3からシャ
フト13e1のネジ部13e7先端が突出しないような位置
に螺合させた状態を示している。この場合には、調整ナ
ット13e3とガイド13gとの間の距離が大きくなるの
で、圧縮ばね13e2の弾性力は弱くなり、内歯歯車5に
対する回転阻止力である制動力も小さくなる。
【0026】(b)は、調整ナット13e3をシャフト1
3e1のネジ部13e7内側、すなわち調整ナット13e3か
らシャフト13e1のネジ部13e7先端が大きく突出する
ような位置に螺合させた状態を示している。この場合に
は、調整ナット13e3とガイド13gとの間の距離が小
さくなるので、圧縮ばね13e2の弾性力は大きくなり、
内歯歯車5に対する制動力も大きくなる。
【0027】図7に、駆動源停止手段としての駆動源停
止回路16の構成を示す。図において、1は駆動モー
タ、14aは検出手段14のリミットスイッチ、15は
電源、16は駆動モータ1を起動させるための起動スイ
ッチであり、リミットスイッチ14aと起動スイッチ1
6aとを駆動モータ1と電源15との間に設けたもので
ある。
【0028】リミットスイッチ14aは、図に示すよう
に、スイッチ片14fと、COM端子、NO端子および
NC端子を有しており、通常状態ではスイッチ片14f
がCOM端子とNC端子とを接続してオン状態にある一
方、スイッチ片14fが押された場合はスイッチ片14
fの接続先がNO端子に切り替わりオフ状態に変わるも
のである。
【0029】次に、以上のように構成された実施の形態
1による回転伝達機構の過大トルク防止装置の動作を説
明する。まず、図7に示すように、起動スイッチ16a
がオンすると、リミットスイッチ14aは通常状態のオ
ン状態にあるので、電源15からの電源電流が起動スイ
ッチ16a、リミットスイッチ14aを介して駆動モー
タ1に供給される。
【0030】すると、駆動モータ1により駆動軸1aが
回転して、図1に示すようにその駆動トルクが駆動軸1
a先端の太陽歯車1bを介して遊星歯車2に伝達され
て、さらに遊星歯車2を介し内歯歯車5に伝達される。
その際、内歯歯車5は、その駆動トルクが所定の正常ト
ルク範囲内であれば、図2に示すように、組立てアーム
13bに回転可能に取り付けられたローラ13dが、付
勢機構13eの圧縮ばね13e2によりブラケット5b
の凹部5b1に押付けられて係合するので、内歯歯車本体
5a及びブラケット5bからなる内歯歯車5の回転が阻
止される。
【0031】このため、遊星歯車2は、その自転により
駆動軸1aの回りを公転軸4aと共に公転して、駆動軸
1aの回転を減速して出力軸4に駆動トルクを伝達する
ことになる。
【0032】これに対し、出力軸4が拘束されたり、あ
るいは出力軸4に過負荷がかかると、出力軸4に過大ト
ルクがかかり、内歯歯車5にもその過大トルクに比例し
た反動トルクがかかるようになる。そして、この反動ト
ルクの大きさが圧縮ばね13e2による内歯歯車5の凹部
5b1におけるローラ13dの押付けトルクよりも大きく
なると、図3に示すように、内歯歯車5が回転して、ブ
ラケット5bの凹部5b1に係合していたローラ13dが
その凹部5b1から凸部5b2に乗り上げることになる。
【0033】すると、そのローラ13dの変位によっ
て、一対の組立てアーム13bがそれぞれ左右に変位し
て、図上左側の組立てアーム13bの突出部13hがリ
ミットスイッチ14aのスイッチアーム14bを介して
スイッチ片14fを押し下げるので、そのスイッチ片1
4fの接続先がNC端子からNO端子に切り替わり、リ
ミットスイッチ14aがオン状態からオフ状態に切り替
わる。
【0034】これにより、電源15と駆動モータ1との
接続が切り離されて、駆動モータ1へは電流が供給され
なくなるので、駆動モータ1は駆動軸1aの回転を停止
させて、遊星歯車2や、内歯歯車5および出力軸4への
駆動トルクの伝達を停止することになる。
【0035】このため、駆動モータ1が駆動軸1aの回
転を停止させると、駆動軸1aから遊星歯車2を介し内
歯歯車5へ駆動トルクを伝達させないようにすると共
に、遊星歯車2が公転を止めて出力軸4への駆動トルク
の伝達も止め、この回転伝達機構や、出力軸4と連結等
された負荷機器を保護することになる。
【0036】従って、この実施の形態1による回転伝達
機構の過大トルク防止装置によれば、回転体であるロー
ラ13dと内歯歯車5の凹部5b1との点接触による係合
により、内歯歯車5の回転を阻止するので、従来のディ
スク等による面接触による制動の場合と比較して、耐久
性及び信頼性が向上する。具体的に説明すると、この実
施の形態1では、内歯歯車5の凹部5b1に係合している
ローラ13dの接触部の移動が自由であリ、かつ、その
接触部が点接触であるので、作動時の表面汚れが少な
く、熱放散も良く、焼付けや異常磨耗がなくなると共
に、動摩擦と静摩擦との差がほとんどなくなるので、安
定した制動トルクが得られると共に、寿命的にはボール
ベアリングと同等の寿命係数が得られる。また、点接触
であるので、面接触の場合のように接触面の摩擦防止の
ための心合せが不要で、しかも制動の断続回数及び内歯
歯車5の回転方向の制約もなくなり、設計の自由度が増
す。
【0037】また、この実施の形態1による回転伝達機
構の過大トルク防止装置では、ローラ13dと内歯歯車
5の凹部5b1との点接触による係合だけでなく、ブラケ
ット5b両側の一対の組立てアーム13bのローラ13
dによって両側から挟むようにブラケット5bに対し制
動をかけるので、バランスの良い安定した制動力が得ら
れる。また、この実施の形態1による回転伝達機構の過
大トルク防止装置では、内歯歯車5の回転により内歯歯
車5の凹部5b1に係合していた回転阻止手段13のロー
ラ13dがその凹部5b1から凸部5b2に乗り上げたり、
あるいは凸部5b2から凹部5b1へ係合あるいは嵌まり込
む場合に、凹部5b1と凸部5b2との間の段差をローラ1
3dが移動する際、例えばカチカチ等の音を発生するの
で、その音により出力軸4に過負荷がかかったことを認
識することもできることになる。
【0038】ところで、出力軸4にかかっていた過大ト
ルクが除去されて正常範囲のトルクとなると、それに応
じて内歯歯車5が出力軸4から受ける反動トルクも正常
範囲内となるが、その際、過大トルクが比較的小さかっ
た場合には、内歯歯車5の回転もそれほど勢いが無いた
め、ローラ13dが内歯歯車5の凸部5b2に乗り上げた
ままの状態で、しかも駆動モータ1への電源電流供給が
停止された状態を続ける。
【0039】これに対し、出力軸4にかかっていた過大
トルクがかなり大きく、内歯歯車5にかかっていた反動
トルクもかなり大きい場合には、内歯歯車5がある程度
勢いよく回転する可能性があり、回転阻止手段13のロ
ーラ13dがブラケット5bのその凹部5b1から凸部5
b2に乗り上げたり、あるいはその凸部5b2から凹部5b1
へ係合することを繰返し、駆動モータ1への電源電流の
供給および停止を繰返すおそれがある。このような場合
には、ローラ13dが内歯歯車5の凹部5b1と凸部5b2
との間の段差を連続して移動して、カチカチ等の連続音
を発生するので、その連続音により出力軸4に過負荷が
かかったことを認識することが可能になる。
【0040】なお、前記実施の形態1では、図2や図3
に示すように、組立てアーム13bに突出部13hを一
体形成すると共に、圧縮ばね13e2の弾性力により内歯
歯車5に制動をかけるように回転阻止手段13を構成し
たが、本発明では、必ずしもこれらの構成に限定する必
要はなく、突出部を形成しなかったり、あるいは他の方
法により突出部を形成したり、あるいは他の弾性体を使
用する等してもよい。
【0041】図8に、回転阻止手段における突出部や圧
縮ばねの他の構成例を示す。図8において、13jは組
立てアーム13bに一体形成で設けられていた突出部1
3hの代わりに設けたストローク調整ネジであり、螺合
位置によってスイッチアーム14bを介し組立てアーム
13bとリミットスイッチ14aのスイッチ片14fと
の間のストロークを調整するものである。また、13e8
は、圧縮ばね13e2の代わりに調整ナット13e3とガイ
ド13gとの間でシャフト13e1を貫通するように設け
られた皿ばねであり、その弾性力によりガイド13gを
介し組立てアーム13bを内歯歯車5のほうへ付勢する
ものである。このように適宜構成の変更は可能で、以上
のように組立てアーム13bの突出部13hや、圧縮ば
ね13e2を代替するようにしても、機能的には変わりは
ないので、上記と同様の効果が得られると共に、特に、
ストローク調整ネジ13jによれば、組立てアーム13
bとリミットスイッチ14aのスイッチ片14fとの間
のストロークを微小に調整できるので、リミットスイッ
チ14aのオン・オフの感度等を微小に調整することが
可能になる。
【0042】また、上記実施の形態1の説明では、過負
荷の発生による内歯歯車5の滑りをブザー等の音声や、
LED(発光ダイオード)等の点灯により作業者に報知
する構成は採らなかったが、このような構成を採る場合
には、例えば、図2においてリミットスイッチ14aの
設けられていない図上右側の組立てアーム13b側に新
たにリミットスイッチを設けてその組立てアーム14b
の所定量以上の変位によりブザーやLEDが動作する回
路を構成をしたり、あるいは図7に示す駆動源停止回路
16中にブザーやLEDの動作回路を付加するようにし
てもよい。
【0043】実施の形態2.図9に、本発明に係る回転
伝達機構の過大トルク防止装置の実施の形態2の断面構
造を示す。尚、前記実施の形態1と同一機能を有する部
材には、同一符号を付して説明する。
【0044】図9において、1aは先端に太陽歯車1b
が形成された駆動モータ(図示せず。)の駆動軸、2は
駆動軸1a先端の太陽歯車1bと噛合する遊星歯車、4
は遊星歯車2を軸支する公転軸4aが固定された出力軸
である。51は遊星歯車2と噛合する内歯歯車で、前記
実施の形態1の場合とは異なりブラケットは設けられて
なく、内歯歯車51外周面に所定間隔で複数個の断面湾
曲形状の凹部51aおよび凸部51bが形成されてい
る。61は前記実施の形態1の場合とは異なり両側にハ
ウジング61内外を貫通する貫通孔61aが形成された
ハウジングである。
【0045】20は20a〜20fからなる回転阻止手
段であり、具体的には、20aは通常状態では内歯歯車
51外周面の凹部51aに係合しているボール、20b
はハウジング61の貫通孔61aに挿入されてその先端
によりボール20aを内歯歯車51の凹部51aに押し
付けるプランジャ、20cはスライド用の長穴20c1が
形成されたアーム、20dはプランジャ20bをそのス
トロークを調整しながらアーム20cに取り付けるため
のセルフロックナット、20eは引張りコイルばね、2
0fはピンである。なお、アーム20cには、引張りコ
イルばね20eのばね圧をそれぞれ3段階で調整するた
めのばね引掛け穴20c2が上下にそれぞれ3箇所形成さ
れており、この図に示す状態では最も内側の調整穴20
c2に引張りコイルばね20eが取り付けられている。ま
た、14a,14bは,それぞれ、前記実施の形態1と
同様のリミットスイッチ、スイッチアームである。
【0046】次に、このように構成された実施の形態2
の回転伝達機構の過大トルク防止装置の動作を説明す
る。まず、実施の形態1の場合と同様に、起動スイッチ
16aをオンすると、リミットスイッチ14aは通常オ
ン状態にあるので、電源15からの電源電流が起動スイ
ッチ16a、リミットスイッチ14aを介して駆動モー
タ1に供給される。すると、駆動モータ1により駆動軸
1aが回転して、図9に示すようにその駆動トルクが駆
動軸1a先端の太陽歯車1bを介して遊星歯車2に伝達
され、さらにその駆動トルクが遊星歯車2を介し内歯歯
車51に伝達される。
【0047】ところで、回転阻止手段20は、一対のア
ーム20c間でその上下2箇所に設けられた引張りコイ
ルばね20eがその引張力により常時その一対のアーム
20cを内歯歯車51を挟む形で常時押付けており、駆
動モータ1が運転していない場合および駆動モータ1の
運転中でも正常のトルク範囲内の場合には、図9に示す
ように一対のアーム20cの中央に取り付けられた各プ
ランジャ20bがそれぞれボール20aを内歯歯車51
の凹部51aに押し付けている。
【0048】このため、内歯歯車51は、駆動モータ1
の運転中は出力軸4等からの反動トルクにより回転しよ
うとするが、その駆動トルクが所定の正常トルク範囲内
であれば、図9に示すように、回転阻止手段20のボー
ル20aが引張りコイルばね20eの引張力により内歯
歯車51の凹部51aに押し付けられ、この押付け力に
よる制動トルクのほうが反動トルクより大きいので、内
歯歯車51の回転が阻止され、また回転したとしても微
小な回転量に止まる。
【0049】従って、この実施の形態2による回転伝達
機構の過大トルク防止装置によれば、実施の形態1の場
合と同様に、その駆動トルクが所定の正常トルク範囲内
であれば、内歯歯車51の回転が阻止されるので、遊星
歯車2は駆動軸1aの回りを公転軸4aと共に公転し
て、駆動軸1aの回転を減速して出力軸4に伝達し、出
力軸4を回転させ、出力軸4に駆動トルクを伝達するこ
とになる。
【0050】これに対し、出力軸4が拘束等されて、出
力軸4に過負荷がかかるようになると、内歯歯車51に
もその過大トルクに比例した反動トルクがかかり、その
反動トルクが引張りばね20eによる凹部51aへのボ
ール20aの押圧力による制動トルクより大きくなるよ
うになる。
【0051】すると、内歯歯車51が回転して、内歯歯
車51の凹部51aに係合していた回転阻止手段20の
ボール20aがその凹部51aから凸部51bに乗り上
げるようになると、プランジャ20bと共にアーム20
cは、引っ張りコイルばね20eの引張力に反して、ピ
ン20fと長穴20c1にガイドされながらそれぞれ左右
に変位する。
【0052】そして、出力軸4への過大トルクが制限値
を超えて、内歯歯車51の回転量が増え、プランジャ2
0bの変位量が所定量を超えると、図上右側のプランジ
ャ20b先端がスイッチアーム14bを介しリミットス
イッチ14aのスイッチ片14fを押下して、リミット
スイッチ14aをオン状態からオフ状態に切り替える。
【0053】このため、リミットスイッチ14aのオフ
状態により、電源15と駆動モータ1との接続は切り離
され、駆動モータ1は駆動軸1aの回転を停止させるの
で、遊星歯車2、内歯歯車51および出力軸4へは駆動
トルクが伝達されず、この回転伝達機構や出力軸4と連
結された負荷機器等を保護することになる。
【0054】従って、この実施の形態2による回転伝達
機構の過大トルク防止装置によれば、回転体であるボー
ル20aと内歯歯車51の凹部51aとが点接触で係合
して、内歯歯車51の回転を阻止するので、実施の形態
1の場合と同様に、従来のディスク等による面接触によ
る制動の場合と比較して耐久性及び信頼性が向上する。
【0055】実施の形態3.前記実施の形態1,2で
は、内歯歯車5,51にかかっていた反動トルクがかな
り大きい場合には、内歯歯車5,51が勢いよく回転し
て、ローラ13dやボール20aが内歯歯車5,51の
凹部5b1,51aから凸部5b2,51bに乗り上げた
り、その逆に凸部5b2,51bから凹部5b1,51aへ
係合することを繰返す可能性があるので(なお、この可
能性は凹部5b1,51aの間隔、すなわち凸部5b2,5
1bの長さにも依存し、その間隔等が長いほどこの可能
性は小さくなる。)、起動スイッチ16aをオフにしな
い限り、リミットスイッチ14aのオン・オフの繰り返
しにより、駆動モータ1の運転および停止を繰返すおそ
れがある。
【0056】そこで、この実施の形態3による回転伝達
機構の過大トルク防止装置では、前記実施の形態1,2
におけるこのような駆動モータ1の運転および停止の繰
返しを防止するため、駆動源停止回路16の構成を変え
ことを特徴とするものである。なお、その他の構成は同
じなので、駆動源停止回路16の構成を中心に説明す
る。このため、前記実施の形態1のものと同一ものには
同一符号を付して説明するものとする。
【0057】図10に、この実施の形態3による回転伝
達機構の過大トルク防止装置の駆動源停止回路21の構
成を示す。図において、1は駆動モータ、14aはリミ
ットスイッチ、15は電源で、これらは前記実施の形態
1のものと同一である。また、16bは自己復帰型の起
動スイッチ、17はコイル(図示せず。)等からなる電
磁接触器、18,19はそれぞれ電磁接触器17のオン
・オフによりオン・オフが制御される可動接点である。
【0058】次に、この実施の形態3による回転伝達機
構の過大トルク防止装置の動作を、駆動源停止回路21
の動作を中心に説明する。まず、本装置を起動させる
際、起動スイッチ16bを押下すると、その起動スイッ
チ16bおよび通常オン状態のリミットスイッチ14a
を介して電源15から電磁接触器17へ電流が供給さ
れ、電磁接触器17がオンしてそのコイル等による吸着
機能により可動接点18,19をオフからオン状態へ切
り替える。
【0059】すると、電源15から駆動モータ1へは可
動接点18を介し電流が供給されるので、駆動モータ1
は駆動軸1aを回転させて、出力軸4に駆動トルクを伝
達することになる。なお、起動スイッチ16bは、その
後、自己復帰機能によりオフとなる。
【0060】ところで、前記実施の形態1でも説明した
ように、出力軸4に過負荷がかかり、リミットスイッチ
14aがオンからオフ、すなわちスイッチ片14fの接
続先がNC端子からNO端子へ切り替わると、電磁接触
器17へ電源15からの電流が流れなくなる。このた
め、電磁接触器17はコイル等による保持機能がなくな
るので、可動接点18,19はオフし、電源15から駆
動モータ1へは電流が供給されなくなり、駆動モータ1
は運転を停止する。このため、この実施の形態3によれ
ば、前記実施の形態1,2と同様に、出力軸4に過負荷
がかかかった際に、駆動モータ1の運転を自動的に停止
することができる。
【0061】そして、出力軸4にかかっていた過大トル
クがなくなり、図10に示すようにリミットスイッチ1
4aが再びオン状態、すなわちスイッチ片14fの接続
先がNO端子からNC端子へ切り替わった場合でも、起
動スイッチ16bおよび可動接点19はオフしているの
で、電源15から電磁接触器17へは電流が供給されな
い。このため、電磁接触器17は動作しないので、その
コイル等による保持機能が働かずに、可動接点18,1
9をオフ状態に保持するので、起動スイッチ16bを再
度オンしない限り、電源15から駆動モータ1へは電流
が供給されず、過大トルク除去後の駆動モータ1の再運
転を防止する。
【0062】従って、この実施の形態3による回転伝達
機構の過大トルク防止装置によれば、自己復帰型の起動
スイッチ16bと、電磁接触器17と、電磁接触器17
によりオン・オフする可動接点18,19とを設けて、
出力軸4に過大トルク等がかかって、リミットスイッチ
14aが一度オフとなった場合には、その後過大トルク
の減少によりリミットスイッチ14aが再びオンとなっ
ても、起動スイッチ16bを再投入しない限り駆動モー
タ1へ電流が供給されないようにしたので、駆動モータ
1が運転をしないようにしたので、過大トルク発生後の
不用意な駆動モータ1の再運転を防止することができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転体と内歯歯車の変位面との点接触による係合によ
り、内歯歯車の回転を阻止するので、従来のディスク等
による面接触による制動の場合と比較して、耐久性及び
信頼性が向上する。具体的には、内歯歯車の変位面に押
付けられるローラの点接触部は移動が自由であり、か
つ、その接触部は点接触であるので、作動時の表面汚れ
が少なく、熱放散も良く、焼付けや異常磨耗がなくなる
と共に、動摩擦と静摩擦との差がもほとんどなくなるの
で、安定した制動トルクが得られると共に、寿命的には
ボールベアリングと同等の寿命係数が得られる。また、
点接触であるので、面接触の場合のように接触面の摩擦
防止のための心合せが不要で、しかも制動の断続回数や
内歯歯車の回転方向の制約もなくなり、設計の自由度が
増す。
【0064】また、本発明では、内歯歯車の外周面に断
面湾曲形状の凹部を形成し、当該凹部により変位面を形
成して、その凹部に回転体が係合して内歯歯車の回転を
阻止するようにしたので、その凹部を回転体が係合した
り、外れたりする場合に音が発生するので、その音によ
り過大トルクの発生を知ることも可能である。
【0065】また、本発明では、内歯歯車の両側から挟
むように内歯歯車に対し制動をかけるようにしたので、
安定した制動力が得られる。
【0066】また、本発明では、回転体を付勢する圧縮
バネの付勢力をシャフト上の調整ナットの螺合位置によ
り調整可能としたので、内歯歯車に加える制動力を容易
に調整することが可能である。
【0067】また、本発明では、回転体が所定量以上変
位したことが検出された場合には、駆動源の駆動を停止
させ、その後回転体が所定量以上変位しなくなった場合
でも前記駆動源の駆動停止状態を保持するようにしたの
で、いったん過負荷がかかかった場合には、その後その
過大トルクが減少しても、駆動源は運転しないので、過
大トルク発生後の駆動源の不用意な再運転を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転伝達機構の過大トルク防止
装置の実施の形態1の断面構造を示す断面図である。
【図2】 図1に示す実施の形態1の装置のA−A線断
面の主要部を示す断面図である。
【図3】 内歯歯車5が回転した場合における回転阻止
手段13および検出手段14の動作状態を示す説明図で
ある。
【図4】 組立てアーム13bの断面構造を示す図であ
る。
【図5】 付勢機構13eの構造を分解して分解構造図
である。
【図6】 (a),(b)それぞれ付勢機構13eにお
ける圧縮ばね13e2の弾性力を変えた状態を示す説明図
である。
【図7】 駆動源停止回路16を示す回路構成図であ
る。
【図8】 組立てアーム13上の突出部等の他の例を示
す構成図である。
【図9】 本発明に係る回転伝達機構の過大トルク防止
装置の実施の形態2の断面構造を示す構造図である。
【図10】 この実施の形態3による回転伝達機構の過
大トルク防止装置の駆動源停止回路21の構成を示す回
路構成図である。
【図11】 従来の回転伝達機構の過大トルク防止装置
の断面構造を示す断面図である。
【図12】 図11に示す従来装置のA−A線断面を示
す断面図。
【図13】 過負荷時に駆動モータへの電流供給を停止
するようにした従来技術の要部を示す断面図である
【符号の説明】
1 駆動モータ(駆動源)、1a 駆動軸、1b 太陽
歯車、2 遊星歯車、3 ベアリング、4 出力軸、4
a 公転軸、5,51 内歯歯車、5a 内歯歯車本
体、5b ブラケット、5b1,51a 凹部、5b2,5
1b 凸部、6ハウジング、13 回転阻止手段、13
b 組立てアーム、13d ローラ、13e 付勢機
構、13e1 シャフト、13e2 圧縮ばね、13e3 調
整ナット、14 検出手段、15 電源、16,21
駆動源停止回路(駆動源停止手段)、20 回転阻止手
段、20a ボール、20e 引っ張りばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−27498(JP,U) 実開 昭58−28150(JP,U) 実開 昭58−70549(JP,U) 実開 昭59−127952(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 35/10 F16H 1/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動トルクを発生する駆動源と、 太陽歯車が設けられ、前記駆動源が発生する駆動トルク
    を前記歯車を介し伝達する駆動軸と、 前記駆動軸の太陽歯車に噛合する遊星歯車と、 前記遊星歯車を公転軸により支持し、前記駆動軸からの
    駆動トルクが前記公転軸の公転により伝達される出力軸
    と、 前記遊星歯車に噛合すると共に、その回転に応じて回転
    中心に対し変位する変位面を有する内歯歯車と、 前記内歯歯車の変位面に回転体を押付けて当該内歯歯車
    の回転を阻止する回転阻止手段と、 前記内歯歯車の回転により前記回転体が当該内歯歯車の
    前記変位面にしたがって所定量以上変位したか否かを検
    出する検出手段と、 前記検出手段によって前記回転体が所定量以上変位した
    ことが検出された場合には、前記駆動源の駆動を停止さ
    せる駆動源停止手段と、 を具備することを特徴とする回転伝達機構の過大トルク
    防止装置。
  2. 【請求項2】 内歯歯車は、その外周面に断面湾曲形状
    の凹部が形成され、当該凹部により変位面を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転伝達機構の過大トル
    ク防止装置。
  3. 【請求項3】 回転阻止手段は、内歯歯車を挟むような
    状態で一端が回転可能に支持された一対のアームと、そ
    の一対のアームを内歯歯車に向けて付勢する付勢機構
    と、前記一対のアームにそれぞれ回転可能に支持され前
    記付勢機構の付勢により内歯歯車の変位面に押付けられ
    る回転体と、から構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の回転伝達機構の過大トルク防止装
    置。
  4. 【請求項4】 付勢機構は、回転阻止手段の一対のアー
    ムのそれぞれ他端の移動をシャフトによりガイドし、か
    つ、そのアーム他端とシャフト端部に設けられた調整ナ
    ットとの間の圧縮バネにより当該アーム他端をそれぞれ
    内歯歯車に向けて付勢し、前記圧縮バネによる付勢力が
    前記シャフト上の前記調整ナットの螺合位置により調整
    可能であることを特徴とする請求項3記載の回転伝達機
    構の過大トルク防止装置。
  5. 【請求項5】 回転阻止手段は、内歯歯車を挟むような
    状態で設けられた一対のアームと、その一対のアーム両
    端同士間に設けられ当該一対のアームをそれぞれ内歯歯
    車に向けて付勢する引っ張りばねと、前記一対のアーム
    と内歯歯車の凹部との間に設けられ前記引っ張りばねの
    付勢により前記一対のアームを介し前記内歯歯車の凹部
    に押付けられる回転体と、から構成されていることを特
    徴とする請求項2記載の回転伝達機構の過大トルク防止
    装置。
  6. 【請求項6】 駆動源停止手段は、検出手段によって回
    転体が所定量以上変位したことが検出された場合には、
    駆動源の駆動を停止させ、その後回転体が所定量以上変
    位しなくなった場合でも前記駆動源の駆動停止状態を保
    持する、ことを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の回転伝達機構の過大トルク防止装置。
JP17641896A 1996-07-05 1996-07-05 回転伝達機構の過大トルク防止装置 Expired - Fee Related JP3489340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17641896A JP3489340B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 回転伝達機構の過大トルク防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17641896A JP3489340B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 回転伝達機構の過大トルク防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1019104A JPH1019104A (ja) 1998-01-23
JP3489340B2 true JP3489340B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=16013355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17641896A Expired - Fee Related JP3489340B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 回転伝達機構の過大トルク防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3489340B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012176466A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Kikuchiseisakusho Co Ltd 安全装置付きカップリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1019104A (ja) 1998-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4426064A (en) Winch drive mechanism
JP3510918B2 (ja) 種々の作用機構に結合可能な動力工具
JP2002156010A (ja) 制御可能な遊星歯車装置
JPS6128852B2 (ja)
US4390161A (en) Winch drive and brake mechanism
US6302798B1 (en) Torque reducer and torque transmitter including the same
JP2006349116A (ja) トルクリミッター付き遊星歯車型減速機
JP3489340B2 (ja) 回転伝達機構の過大トルク防止装置
JP4781808B2 (ja) トルクリミッター付き遊星歯車型減速機
US4909359A (en) Brake device
US4842109A (en) Bidirectional drive with a unidirectional irreversibility mechanism
JP2001225720A (ja) シートベルト巻取装置
JP2759610B2 (ja) モータ内蔵ローラ及びクラッチ装置
JP2025042302A (ja) 逆入力遮断クラッチ
JP4801961B2 (ja) チェーンソー
JP2005337333A (ja) トルクリミッタ機構付歯車
JP3246253B2 (ja) 電動ステー格納式ミラー装置
JP2000199530A (ja) トルクリミッタ及びトルク伝達装置
CA1240623A (en) Brake unit of power train output
JP3918367B2 (ja) トルク検出装置
CN1991126B (zh) 用于关闭设备的制动装置
JP2543474Y2 (ja) シャッター落下防止装置
JP3281114B2 (ja) トルクリミッタ
JP3587553B2 (ja) 振動発生防止装置
JPH03229966A (ja) スタータ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees