JP3488391B2 - 入退室経路の制御方法 - Google Patents

入退室経路の制御方法

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JP3488391B2
JP3488391B2 JP04354999A JP4354999A JP3488391B2 JP 3488391 B2 JP3488391 B2 JP 3488391B2 JP 04354999 A JP04354999 A JP 04354999A JP 4354999 A JP4354999 A JP 4354999A JP 3488391 B2 JP3488391 B2 JP 3488391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の領域や部屋
に入場する際やそこから退場する際の人の通行経路を制
限するのに利用される入退室経路の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、劇物などの薬品や危険な細菌を
管理する研究所や工場などにおいては、特定の部屋に対
する人の入退室を厳重に管理する必要がある。このよう
なセキュリティ管理を行う建物においては、部屋の入口
や出口に電子錠を設置すると共に、入退室する人をそれ
ぞれの個人に予め割り当てたID番号などによって管理
し、特定の条件を満たす人以外は入退室ができないよう
に電子錠を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特定の部屋に
入室する際に「着衣を着替える」,「シャワーを浴び
る」,「所定の検査を受ける」などの規制を実施したい
場合には、建物の構造を予め決定した規制に沿って作り
上げる必要があった。すなわち、規制対象の部屋の入口
と連続する形で更衣室,シャワー室,検査室などを設置
して、規制が遵守されるような経路を通過する以外に通
路がなくなるように建物自体を構成する必要があった。
【0004】しかしながら、既存の建造物の用途を変更
して新たに規制を行う場合には、そのような規制に適合
するように予め建物が作られていない場合がほとんどな
ので、大規模な改築工事を行わざるを得ず莫大な費用が
かかるのは避けられない。また、部屋などの用途の変更
に伴ってセキュリティのレベルが高くなる度に、再び大
規模な改築工事が必要になる。
【0005】本発明は、建物の基本的な構造を変更する
ことなく、特定の領域に対する入退場について、必要な
規制をかけることが可能な入退室経路の制御方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の入退室経路の
制御方法は、人を認識してその人の特定の領域への入場
及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御機
器を互いに異なる領域に設置し、人が第1の制御機器の
設置された第1の領域を通る際に、前記第1の領域以外
の第2の領域に設置された第2の制御機器から得られた
情報に基づいて、前記第1の制御機器の動作を制限し、
前記第1の領域の通過を許可するための通過経路として
予め複数の候補経路を定め、前記複数の候補経路の一部
分を許可経路として選択し、前記第1の制御機器が認識
した人に関する所定の情報が選択された前記許可経路に
設置された第2の制御機器から得られた場合に限り、前
記第1の制御機器に対する通過を許可するとともに、前
記許可経路を他の候補経路に切り替えて人の通過経路を
制御することを特徴とする。
【0007】 請求項2は、人を認識してその人の特定
の領域への入場及び/又は前記領域からの退場を制限す
る複数の制御機器を互いに異なる領域に設置し、人が第
1の制御機器の設置された第1の領域を通る際に、前記
第1の領域以外の第2の領域に設置された第2の制御機
器から得られた情報に基づいて、前記第1の制御機器の
動作を制限し、複数の位置に設置された複数の制御機器
を前記第2の制御機器として割り当て、前記第1の制御
機器が認識した人に関する所定の情報が前記複数の第2
の制御機器の少なくとも1つから得られた場合に限り、
前記第1の領域に対する通過を許可し、前記第1の領域
の通過を許可するための通過経路として予め複数グルー
プの候補経路を定め、前記複数グループの候補経路の1
グループを許可経路として選択し、前記第1の制御機器
が認識した人に関する所定の情報が選択された前記許可
経路に設置されたいずれかの第2の制御機器から得られ
た場合に限り、前記第1の制御機器に対する通過を許可
するとともに、前記許可経路を他グループの候補経路に
切り替えて人の通過経路を制御することを特徴とする。
【0008】 請求項は、人を認識してその人の特定
の領域への入場及び/又は前記領域からの退場を制限す
る複数の制御機器を互いに異なる領域に設置し、人が第
1の制御機器の設置された第1の領域を通る際に、前記
第1の領域以外の第2の領域に設置された第2の制御機
器から得られた情報に基づいて、前記第1の制御機器の
動作を制限し、前記第1の制御機器が認識した人に関す
る所定の情報が前記第2の制御機器から得られた場合に
限り、前記第1の領域に対する通過を許可し、前記第1
の領域の通過を許可するための通過経路として予め複数
グループの候補経路を定め、前記複数グループの候補経
路の1グループを上位許可経路として選択し、前記上位
許可経路に複数の候補経路が含まれる場合には、その中
の1つを下位許可経路として選択し、前記第1の制御機
器が認識した人に関する所定の情報が選択された前記下
位許可経路に設置された単一の第2の制御機器から得ら
れた場合に限り、前記第1の制御機器に対する通過を許
可するとともに、前記下位許可経路を他の候補経路に切
り替え、更に前記上位許可経路を他グループの候補経路
に切り替えて人の通過経路を制御することを特徴とす
る。
【0009】 請求項は、請求項1,請求項2及び請
求項3のいずれかの入退室経路の制御方法において、前
記第1の制御機器の動作結果に基づいて特定の部屋にお
ける在室人数を検出し、前記在室人数を予め定めた人数
に制限するように前記第1の制御機器の動作を制御する
ことを特徴とする。
【0010】 請求項は、人を認識してその人の特定
の領域への入場及び/又は前記領域からの退場を制限す
る複数の制御機器を互いに異なる領域に設置し、人が第
1の制御機器の設置された第1の領域を通る際に、前記
第1の領域以外の第2の領域に設置された第2の制御機
器から得られた情報に基づいて、前記第1の制御機器の
動作を制限し、人が第1の制御機器の設置された第1の
領域を通る際に、前記第1の領域以外の第2の領域及び
第3の領域にそれぞれ設置された第2の制御機器及び第
3の制御機器からそれぞれ情報を入力し、前記第2の領
域及び第3の領域を通過した人に限り、前記第1の領域
に対する通過を許可し人の通過経路を制御することを特
徴とする。
【0011】 請求項は、人を認識してその人の特定
の領域への入場及び/又は前記領域からの退場を制限す
る複数の制御機器を互いに異なる領域に設置し、人が第
1の制御機器の設置された第1の領域を通る際に、前記
第1の領域以外の第2の領域に設置された第2の制御機
器から得られた情報に基づいて、前記第1の制御機器の
動作を制限し、人が第1の制御機器の設置された第1の
領域を通る際に、前記第1の領域以外の第2の領域及び
第3の領域にそれぞれ設置された第2の制御機器及び第
3の制御機器からそれぞれ情報を入力し、前記第2の領
域及び第3の領域を予め定めた順序に従って通過した人
に限り、前記第1の領域に対する通過を許可し人の通過
経路を制御することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】 (作用)
【0017】
【0018】 (請求項1)この発明では、前記第1の
領域の通過を許可するための許可経路が、予め定めた複
数の候補経路の中から選択される。また、許可経路の選
択状態は、人が第1の領域を通過する度に変更される。
【0019】 (請求項)この発明では、前記第1の
領域の通過を許可するための通過経路として予め複数グ
ループの候補経路を定めておく。実際に第1の領域の通
過を許可する許可経路は、前記複数グループの候補経路
の中から選択された1グループの候補経路である。
【0020】 1グループの中には複数の許可経路を含
めることができる。いずれかの許可経路を通過した人に
対して選択される許可経路のグループは、人が第1の領
域を通過する度に変更される。 (請求項)この発明では、前記第1の領域の通過を許
可するための通過経路として予め複数グループの候補経
路を定めておく。上位許可経路は、前記複数グループの
候補経路から選択された1グループである。上位許可経
路には複数の候補経路が含まれる。下位許可経路は、上
位許可経路に含まれる複数の候補経路の中から選択され
る。
【0021】 下位許可経路を通過した人に対して、第
1の領域の通過が許可される。また、第1の領域の通過
が許可される度に、下位許可経路及び上位許可経路の選
択が切り替わる。
【0022】 (請求項)この発明では、特定の部屋
の在室人数を制限する。例えば、在室人数を制限すべき
部屋の入口に前記第1の制御機器を設置した場合には、
前記第1の制御機器の有効な動作回数から在室人数を検
出できる。検出した在室人数が制限値を超えないように
前記第1の制御機器の動作を制御する。
【0023】 在室人数の制限により、例えば複数の在
室者間での不正な情報交換などを未然に防止できる。 (請求項)この発明では、第1の領域以外に定めた複
数の領域を予め通過した人に対してのみ、前記第1の領
域に対する通過が許可される。従って、複雑な通過経路
の制御が可能である。
【0024】 (請求項)この発明では、第1の領域
以外に定めた複数の領域を予め定めた順序に従って通過
した人に対してのみ、前記第1の領域に対する通過が許
可される。従って、複雑な通過経路の制御が可能であ
る。
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図1〜図5
及び図24を参照して説明する。
【0027】図1は本発明を実施するセキュリティシス
テムを備えた建物の構成例を示す平面図である。図2は
1つの電子錠Tの構成を示すブロック図である。図3は
利用者履歴DBの構成を示すメモリマップである。図4
は第1の実施の形態のロック制御ユニットの動作を示す
フローチャートである。図5は許可条件テーブル(1)の
内容を示すメモリマップである。図24は入力処理S1
1の内容を示すフローチャートである。
【0028】図1では、複数の部屋10を括弧内に示し
た部屋番号で区別し、複数のドアDを括弧内に示したド
ア番号で区別し、複数の電子錠Tを括弧内に示した機器
番号で区別してある。以下の説明においては、必要に応
じて部屋番号,ドア番号及び機器番号を付けて各要素を
表す。
【0029】図1に示す建物においては、大部屋20の
中に6つの部屋10(1),10(2),10(3),10(4),
10(5)及び10(6)が形成されている。部屋10(1),
10(2),10(3),10(4),10(5)及び10(6)に
は、それぞれ、入口に設置されたドアD(11),D(21),
D(31),D(41),D(51)及びD(61)と、出口に設置され
たドアD(12),D(22),D(32),D(42),D(52)及びD
(62)とが設けてある。
【0030】また、大部屋20の廊下22に面した3つ
の入口には、それぞれドアD(R1),D(R2)及びD(R3)が
設置してある。大部屋20の廊下21に面した3つの出
口には、それぞれドアD(R4),D(R5)及びD(R6)が設置
してある。ドアDのそれぞれには、電子錠Tが設置して
ある。入口用のドアD(11),D(21),D(31),D(41),
D(51),D(61),D(R1),D(R2)及びD(R3)については
電子錠Tが各部屋の外側に配置され、出口用のドアD(1
2),D(22),D(32),D(42),D(52),D(62),D(R
4),D(R5)及びD(R6)については電子錠Tが各部屋の内
側に配置されている。
【0031】各々の電子錠Tは、図2に示すように指紋
検出ユニット11,通信インタフェース12,ロック制
御ユニット13,電気錠14,操作ユニット15及び表
示ユニット16で構成されている。指紋検出ユニット1
1は、利用者の指紋情報を光学的に読み取る。操作ユニ
ット15は、利用者がそのID番号などを入力するため
に用いられる入力装置であり、テンキーなどを備えてい
る。表示ユニット16は、電子錠Tの状態,入力要求,
操作説明などの文字情報を表示するための表示装置であ
る。
【0032】全ての電子錠Tは、図1に示すようにLA
N(ローカルエリアネットワーク)35を介してホスト
コンピュータ30と接続されている。ホストコンピュー
タ30は全ての電子錠Tを管理する。この例では、制御
用のコンピュータを内蔵するロック制御ユニット13
が、通信インタフェース12及びLAN35を介してホ
ストコンピュータ30と通信しながら、電気錠14を制
御する。ドアDが閉じているときには、電気錠14は自
動的に施錠される。そして、後述する特定の条件が成立
した場合に、ロック制御ユニット13が電気錠14を開
錠する。
【0033】実際には、ロック制御ユニット13は図2
4に示すような「入力処理」を実行し、利用者の指紋及
びID番号の認識によって利用者を特定する。図24の
ステップS51では、例えば「ID番号を入力して下さ
い」のメッセージを表示ユニット16に表示して利用者
からの入力を待つ。利用者が操作ユニット15を利用し
てID番号を入力すると、ロック制御ユニット13はそ
れを読み取る。
【0034】ステップS52では、ステップS51で読
み取った利用者のID番号と、利用者が利用している電
子錠Tに予め割り当てられている番号(機器番号)とを
ホストコンピュータ30に送信する。ホストコンピュー
タ30は、このシステムを利用できる利用者に予め割り
当てられたID番号と、システムに備わった全ての電子
錠Tの機器番号とを予め記憶している。利用者のID番
号及び電子錠Tの機器番号が電子錠Tから入力される
と、ホストコンピュータ30はそれ自身に予め多記憶さ
れた情報と入力された情報とを比較する。
【0035】そして、ホストコンピュータ30に登録さ
れたID番号及び機器番号が入力された場合には、ホス
トコンピュータ30はID番号に対応する利用者の指紋
情報を電子錠Tに転送する。登録された全ての利用者に
ついては、各々の利用者のID番号と指紋情報とが利用
者情報DB34としてホストコンピュータ30上に予め
登録されている。また、入力されたID番号及び機器番
号の少なくとも一方が登録された情報と一致しない場合
には、使用不可を示す情報をホストコンピュータ30が
電子錠Tに転送する。
【0036】電子錠Tは、ステップS53でホストコン
ピュータ30から送信された情報を識別する。すなわ
ち、指紋情報が転送された場合にはステップS53から
S54に進む。使用不可を示す情報がホストコンピュー
タ30から電子錠Tに転送された場合には、解錠を行わ
ずにそのまま処理を終了する。指紋情報が転送された場
合には、ステップS54で指紋読取処理を実行する。す
なわち、「読取部に指をおいて下さい」などのメッセー
ジを表示ユニット16に表示して、利用者が所定の読取
部に指をおくまで待つ。利用者が読取部に指をおくと、
その指の指紋パターンを操作ユニット15が光学的に読
み取る。利用者から読み取った指紋情報はロック制御ユ
ニット13に入力される。
【0037】ステップS35においては、ロック制御ユ
ニット13は、ステップS54で入力された利用者の指
紋情報とホストコンピュータ30から入力された指紋情
報とを比較する。指紋が一致すると、後述するステップ
S12に進む。一致しない場合には、ステップS56を
実行してから処理を終了する。ステップS56では、利
用者の履歴データに日時と不許可の履歴を記録する。
【0038】ホストコンピュータ30上には、利用者情
報DB34の他に、図4に示す利用者履歴DB31及び
許可条件テーブル32が設けてある。利用者が電子錠T
を利用する度に、利用者履歴DB31に1つの履歴デー
タが追加登録される。図3に示すように、各々の履歴デ
ータには「利用者のID番号」,「利用者の氏名」,
「制御対象機器の機器番号」及び「入退室許可の日時」
の項目が含まれている。但し、電子錠Tが入退室を許可
しなかった場合にも「入退室許可の日時」の項目にはそ
の日時のデータが記憶される。
【0039】許可条件テーブル32には、例えば図5に
示すようなデータが予め許可条件として登録される。図
5の例では、機器番号が41の電子錠T(41)の位置の通
過許可/拒否を決定する際に特別な制限が付加される。
図5の許可条件の場合、〇印によって電子錠T(41)に対
応付けられた機器番号が12の電子錠T(12)に関する履
歴を参照して、通過許可/拒否を決定する。すなわち、
最後に電子錠T(12)によって部屋10(1)からの退室を
許可された履歴を有する利用者に対してのみ、電子錠T
(41)の許可が得られる。従って、部屋10(4)に入室す
る前には必ず部屋10(1)を通過する必要があり、利用
者の入室経路が制限される。
【0040】また、図5の例では制御対象の機器番号の
41以外には〇印が付いていないので、電子錠T(41)以
外については履歴を利用した入退室制限はない。すなわ
ち、部屋10(4)に入室する場合を除いて、利用者の経
路の制限はない。勿論、ID番号及び指紋情報が一致
し、かつ予め許可された電子錠Tでなければ入退室は許
可されない。
【0041】利用者が電子錠Tを操作した場合には、ロ
ック制御ユニット13は図4に示す動作を実行する。図
4の各ステップについて以下に説明する。図4のステッ
プS11の内容は、既に説明した図24の「入力処理」
である。すなわち、ホストコンピュータ30に予め登録
された利用者の場合には、利用者が入力したID番号に
対応する指紋情報と実際の利用者の指紋とが照合され、
指紋が一致する場合にはステップS12に進む。
【0042】ステップS12では、ロック制御ユニット
13は許可条件テーブル32を参照して入退室制限の有
無を調べる。図5の例を想定すると、機器番号が41の
電子錠T(41)以外には特別な制限がないので、例えば機
器番号が12の電子錠T(12)の場合には、ステップS1
2からS16に進む。機器番号が41の電子錠T(41)の
場合には、ステップS12からS13に進む。ステップ
S13,S14,S15については、電子錠T(41)の場
合について説明する。
【0043】入退室制限のある電子錠T(41)の場合に
は、ロック制御ユニット13の処理はステップS13に
進む。ホストコンピュータ30は、図24のステップS
52で転送されたID番号に対応する特定の利用者に関
する最新の(最後に登録された)履歴データを利用者履
歴DB31を検索して取り出し、電子錠T(41)に送信す
る。電子錠T(41)は、ホストコンピュータ30から送信
された履歴データをステップS13で入力する。
【0044】ステップS14では、ロック制御ユニット
13は許可条件テーブル32から許可条件を入力する。
すなわち、図5の制御対象の機器番号の41に割り当て
られた1行の情報を入力する。この例では、参照する機
器の機器番号の12に対応する項目だけに〇印が付いて
いるので、最後に電子錠T(12)によって通過を許可され
た履歴を持つことが許可条件になる。
【0045】ステップS15では、ステップS13で入
力した履歴データについてステップS14で入力した許
可条件が成立するか否かを識別する。この例では、最後
に電子錠T(12)によって通過を許可された履歴を持つこ
とが許可条件なので、部屋10(1)を出てからすぐに部
屋10(4)に入ろうとした人の場合にはステップS15
からS16に進む。しかし、例えば廊下22からドアD
(R1)を通って大部屋20に入りその直後に部屋10(4)
に入ろうとした人や、部屋10(3)の内部を通ってから
すぐに部屋10(4)に入ろうとした人の場合には、ステ
ップS15からS16Bに進む。
【0046】入退室制限のない部屋の場合、又はステッ
プS15で許可条件が設立した場合にはステップS16
に進む。勿論、指紋が登録されていない人については通
過は拒否される。ステップS16では、利用者が入力し
たID番号の履歴データについて、許可の日時と許可の
履歴を加えるように、電子錠Tからホストコンピュータ
30に指示を与える。
【0047】ステップS16Bでは、利用者が入力した
ID番号の履歴データについて、日時と不許可の履歴を
加えるように、電子錠Tからホストコンピュータ30に
指示を与える。ステップS17では、制御対象の電子錠
Tの電気錠14のロックを一時的に解除して、利用者が
通過できるようにする。電子錠Tの機器番号とドアDの
ドア番号とは1対1に対応している。例えば、電子錠T
(41)の場合にはドアD(41)のロックを解除する。ドアD
が閉じると自動的に電気錠14を施錠する。
【0048】なお、この形態では部屋の出入りについて
利用者の経路を制御する場合を説明したが、壁以外のも
ので仕切られた空間や通路などの出入りをゲートなどで
制限する場合にも、同様に本発明を実施できる。また、
この例では利用者の指紋を認識する場合を説明したが、
例えばIDカード,画像認識など他の認識手段に置き換
えてもよい。
【0049】 (第2の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図6及び図
7を参照して説明する。この形態は第1の実施の形態の
変形例であり、図1と同じハードウェアを用いることを
想定している。また、第1の実施の形態と同じ部分につ
いては説明を省略する。
【0050】図6はこの形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。図7は許可条件テーブ
ル(2)の内容を示すメモリマップである。この形態で
は、1つの電子錠Tに対する入退室の許可条件として複
数経路を許容できるように変更してある。許可条件テー
ブル32の内容は、例えば図7に示すように記述でき
る。
【0051】図7の例では、〇印によって電子錠T(41)
に対応付けられた機器番号が12の電子錠T(12)と、機
器番号が32の電子錠T(32)と、機器番号が52の電子
錠T(52)とに関する履歴を参照して、電子錠T(41)の位
置における入退室の許可/拒否を決定することを示して
いる。具体的にいえば、最後に電子錠T(12)によって部
屋10(1)からの退室を許可された履歴を有する利用
者,最後に電子錠T(32)によって部屋10(3)からの退
室を許可された履歴を有する利用者及び最後に電子錠T
(52)によって部屋10(5)からの退室を許可された履歴
を有する利用者のいずれかであれば、電子錠T(41)の入
室許可が得られる。従って、部屋10(4)に入室する前
に部屋10(1),10(3),10(5)のいずれかを通過す
る必要があり、利用者の入室経路が制限される。
【0052】また、図7の例では制御対象の機器番号の
41以外には〇印が付いていないので、電子錠T(41)以
外については履歴を利用した入退室の制限はない。すな
わち、部屋10(4)に入室する場合を除いて、経路に関
する制約はない。図6に示すステップS15Bでは、許
可条件テーブル32に定められた複数の許可条件のそれ
ぞれについて適合するか否かを識別する。いずれか1つ
の許可条件に適合する場合には、ステップS15Bから
S16に進む。
【0053】 (第3の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図8及び図
9を参照して説明する。この形態は請求項に対応す
る。この形態は第1の実施の形態の変形例であり、図1
と同じハードウェアを用いることを想定している。ま
た、第1の実施の形態と同じ部分については説明を省略
する。
【0054】図8はこの形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。図9は許可条件テーブ
ル(3)の内容を示すメモリマップである。この形態で
は、1つの電子錠Tに対する入退室の許可条件を予め定
めた複数の候補経路の中から選択するように変更してあ
る。また、選択される1つの候補経路は入退室が許可さ
れる度に順番に切り替わる。許可条件テーブル32の内
容は、例えば図9のように記述される。
【0055】図9の例では、印によって電子錠T(41)
に対応付けられた機器番号が12の電子錠T(12)と、
印によって電子錠T(41)に対応付けられた機器番号が3
2の電子錠T(32)と、印によって電子錠T(41)に対応
付けられた機器番号が52の電子錠T(52)とのいずれか
に関する履歴を参照して、電子錠T(41)の位置における
入退室の許可/拒否を決定することを示している。
【0056】図8のステップS14Bでは、図9の,
,のいずれか1つを特定するために設けた経路カウ
ンタを参照して、この経路カウンタの値に応じた1つの
許可条件を許可条件テーブル32から入力する。つま
り、経路カウンタの値が1の場合には印で示された1
つの許可条件を許可条件テーブル32から入力し、経路
カウンタの値が2の場合には印で示された1つの許可
条件を許可条件テーブル32から入力し、経路カウンタ
の値が3の場合には印で示された1つの許可条件を許
可条件テーブル32から入力する。
【0057】ステップS14Bで選択的に入力された1
つの許可条件に適合した場合には、ステップS15から
S18を通ってS16に進む。ステップS18では、ス
テップS14Bで参照する経路カウンタの値を更新す
る。つまり、経路カウンタをカウントアップする。但
し、図9の例では候補経路数が3なので、更新前の経路
カウンタの値が3ならそれを1に更新する。
【0058】従って、電子錠T(41)の位置を通過しよう
とする人の通過経路は次のように制限される。ある時点
で電子錠T(12)を通った履歴を有する人に対して電子錠
T(41)の通過が許可された場合、その次には電子錠T(1
2)を通った履歴を有する人に対しては電子錠T(41)の通
過が許可されず、電子錠T(32)を通った履歴を有する人
のみに対して電子錠T(41)の通過が許可される。
【0059】その次には、電子錠T(12),電子錠T(32)
のいずれを通った履歴を有する人に対しても電子錠T(4
1)の通過は許可されず、電子錠T(52)を通った履歴を有
する人のみに対して電子錠T(41)の通過が許可される。
その次には、電子錠T(32),電子錠T(52)のいずれを通
った履歴を有する人に対しても電子錠T(41)の通過は許
可されず、電子錠T(12)を通った履歴を有する人のみに
対して電子錠T(41)の通過が許可される。
【0060】また、図9の例では制御対象の機器番号の
41以外には印が付いていないので、電子錠T(41)以外
については履歴を利用した入退室の制限はない。すなわ
ち、部屋10(4)に入室する場合を除いて、経路に関す
る制約はない。
【0061】 (第4の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図10〜図
12を参照して説明する。この形態は請求項に対応す
る。この形態は第2の実施の形態の変形例であり、図1
と同じハードウェアを用いることを想定している。ま
た、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じ部分
については説明を省略する。
【0062】図10はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図11は許可条件テ
ーブル(4)の内容を示すメモリマップである。図12は
利用者履歴DBの構成を示すメモリマップである。この
形態では、1つの電子錠Tに対する入退室の許可条件と
して複数の候補経路が予め定めてあり、複数の候補経路
は複数のグループに区分されている。1つのグループに
属する候補経路が、実際の許可条件として選択される。
1つのグループに複数の候補経路が含まれている場合に
は、いずれか1つの候補経路と利用者の履歴とが一致す
る場合に入退室が許可される。選択される1つのグルー
プは、入退室が許可される度に順番に切り替わる。許可
条件テーブル32の内容は、例えば図11のように記述
される。
【0063】また、この形態では利用者履歴DB31に
登録される履歴データには、図12に示すように制御対
象機器のグループ番号が含まれている。このグループ番
号は、図11のグループ番号と対応している。図11の
例では、電子錠T(12),電子錠T(22),電子錠T(52)及
び電子錠T(62)が〇印によって制御対象の電子錠T(41)
と対応付けられている。また、電子錠T(12)及び電子錠
T(22)には1のグループ番号が割り当てられ、電子錠T
(52)及び電子錠T(62)には2のグループ番号が割り当て
られている。
【0064】つまり、図11の例では、電子錠T(41)の
位置における入退室の許可/拒否を決定する際に、グル
ープ番号が1の電子錠T(12)及び電子錠T(22)の履歴
と、グループ番号が2の電子錠T(52)及び電子錠T(62)
の履歴とのいずれか一方を参照することを意味してい
る。勿論、3以上のグループを設けてもよい。
【0065】図10のステップS14Cでは、図11の
グループ番号を特定するために設けたグループカウンタ
を参照して、このグループカウンタの値に応じた許可条
件を許可条件テーブル32から入力する。例えばグルー
プカウンタの値が1の場合、図11の例では、グループ
番号の1に属する電子錠T(12)及び電子錠T(22)の両者
のいずれかを通過した履歴を有する利用者であることが
許可条件になる。また、グループカウンタの値が2の場
合、グループ番号の2に属する電子錠T(52)及び電子錠
T(62)の両者のいずれかを通過した履歴を有する利用者
であることが許可条件になる。
【0066】ステップS14Cで選択的に入力された1
グループの許可条件のいずれか1つに適合した場合に
は、ステップS15BからS18Bを通ってS16に進
む。ステップS18Bでは、ステップS14Cで参照さ
れるグループカウンタの値を更新する。つまり、グルー
プカウンタをカウントアップする。但し、図11の例で
はグループ数が2なので、更新前の経路カウンタの値が
2ならそれを1に更新する。
【0067】従って、電子錠T(41)の位置を通過しよう
とする人の通過経路は次のように制限される。グループ
カウンタの値が1の場合には、電子錠T(12),電子錠T
(22)のいずれかを通った履歴を有する人に対して電子錠
T(41)の通過が許可され、それ以外の人の通過は拒否さ
れる。通過を許可した場合、グループカウンタの値が2
になるので、その次には電子錠T(12),電子錠T(22)の
いずれの通過履歴を有する人に対しても電子錠T(41)の
通過は許可されず、電子錠T(52),電子錠T(62)のいず
れかを通った履歴を有する人のみに対して電子錠T(41)
の通過が許可される。
【0068】ここで通過を許可した場合、再びグループ
カウンタの値が1になるので、その次には電子錠T(1
2),電子錠T(22)のいずれかの通過履歴を有する人に対
してのみ電子錠T(41)の通過が許可され、電子錠T(5
2),電子錠T(62)の通過履歴を有する人に対しては電子
錠T(41)の通過が拒否される。なお、図11の例では制
御対象の機器番号の41以外には印が付いていないの
で、電子錠T(41)以外については履歴を利用した入退室
の制限はない。すなわち、部屋10(4)に入室する場合
を除いて、経路に関する制約はない。
【0069】 なお、この例では履歴データに制御対象
機器のグループ番号を含める場合を説明したが、このグ
ループ番号の履歴がない場合であっても、履歴データに
含まれる制御対象機器の番号と許可条件テーブル32の
内容とを参照することにより制御は可能である。 (第5の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図13及び
図14を参照して説明する。この形態は請求項に対応
する。この形態は第1の実施の形態の変形例であり、図
1と同じハードウェアを用いることを想定している。ま
た、第1の実施の形態と同じ部分については説明を省略
する。
【0070】図13はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図14は許可条件テ
ーブル(5)の内容を示すメモリマップである。この形態
では、1つの電子錠Tに対する入退室の許可条件として
複数の候補経路が予め定めてあり、複数の候補経路は複
数のグループに区分されている。1つのグループに属す
る候補経路が、実際の許可条件として選択される。ま
た、1つのグループに複数の候補経路が含まれる場合に
は、それぞれの候補経路に経路番号が割り当てられる。
選択されたグループに属する1つの経路番号の候補経路
と利用者の履歴とが一致する場合に入退室が許可され
る。
【0071】選択される1つのグループ並びに選択され
る経路番号は、入退室が許可される度に順番に切り替わ
る。許可条件テーブル32の内容は、例えば図14のよ
うに記述される。
【0072】図13のステップS14Dでは、図14の
グループ番号を特定するために設けたグループカウンタ
と経路番号を特定するために設けた経路カウンタとを参
照して、これらの値に応じた許可条件を許可条件テーブ
ル32から入力する。経路カウンタは、グループカウン
タによって特定されるグループ毎に独立したものが用い
られる。
【0073】例えば、グループカウンタの値が1で、そ
のグループの経路カウンタの値が1の場合、図14の例
では、グループ番号の1に属する経路番号が1の電子錠
T(12)を通過した履歴を有する利用者であることが電子
錠T(41)を通過するための許可条件になる。ステップS
14Dで入力された許可条件と利用者の通過履歴とが適
合する場合には、ステップS15,S18Cを通ってス
テップS16に進む。ステップS18Cでは、現在選択
中のグループ番号に割り当てた経路カウンタの値を更新
すると共にグループカウンタの値を更新する。図14の
例では、グループカウンタの値は1,2のいずれかにな
る。また、各経路カウンタの値は1,2のいずれかにな
る。
【0074】例えば、グループカウンタの値が1で、そ
のグループの経路カウンタの値が1の場合に通過が許可
されると、グループ番号1の経路カウンタの値が2に更
新され、同時にグループカウンタの値が2に更新される
ので、次に電子錠T(41)の通過許可を識別する際には、
グループ番号の2に属する電子錠T(52)又は電子錠T(6
2)を通過した履歴を有する利用者であることが電子錠T
(41)を通過するための許可条件になる。
【0075】実際には、グループ番号の2に割り当てら
れた経路カウンタが1の場合には、電子錠T(52)を通過
した履歴を有する利用者であることが許可条件になり、
グループ番号の2に割り当てられた経路カウンタが2の
場合には、電子錠T(62)を通過した履歴を有する利用者
であることが許可条件になる。
【0076】ここで通過が許可されると、グループ番号
2の経路カウンタの値が2又は1に更新され、同時にグ
ループカウンタの値が1に更新される。グループ番号1
の経路カウンタの値は2なので、次に電子錠T(41)の通
過許可を識別する際には、グループ番号が1で経路番号
の2が割り当てられた電子錠T(22)を通過した履歴を有
する利用者であることが電子錠T(41)を通過するための
許可条件になる。
【0077】上記のように、この形態では電子錠T(41)
の通過を許可するための履歴(経路)の条件が、通過を
許可する度に順次に変更される。なお、図14の例では
制御対象の機器番号の41以外には印が付いていないの
で、電子錠T(41)以外については履歴を利用した入退室
の制限はない。すなわち、部屋10(4)に入室する場合
を除いて、経路に関する制約はない。
【0078】 (第6の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図15及び
図16を参照して説明する。この形態は第1の実施の形
態の変形例であり、図1と同じハードウェアを用いるこ
とを想定している。また、第1の実施の形態と同じ部分
については説明を省略する。
【0079】図15はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図16は許可条件テ
ーブル(6)の内容を示すメモリマップである。この形態
では、電子錠Tの通過の許可条件に、通過経路の履歴だ
けでなく通過時間の制限を設けてある。図16の例で
は、機器番号が41の電子錠T(41)における通過許可を
識別する際に、○印で示した機器番号が12の電子錠T
(12)の履歴の参照する。また、電子錠T(12)の履歴を参
照する際の条件として「1:25」の制限時間が付加さ
れている。
【0080】図15のステップS15において、利用者
の履歴が許可条件テーブル32で指定された履歴と一致
する場合には、ステップS19に進む。ステップS19
では、現在の日時の情報を入力し、ステップS13で入
力した履歴データに含まれる「入退室許可の日時」(図
3参照)と現在の日時との差が、許可条件テーブル32
で指定された制限時間以内か否かを識別する。
【0081】図16に示す許可条件テーブル32を利用
して電子錠T(41)の通過許可を識別する場合には、機器
番号が12の電子錠T(12)の通過が許可されてから制限
時間の1時間25分以内に電子錠T(41)を操作した人に
対してのみ通過が許可される。最後に電子錠T(12)の通
過を許可された履歴を持つ人であっても、電子錠T(41)
を操作するまでに制限時間を超えていれば、電子錠T(4
1)の通過は拒否される。
【0082】 なお、ここでは第1の実施の形態に通過
時間の制約を加えた場合を説明したが、第2の実施の形
態〜第5の実施の形態のいずれに対しても、同様に通過
時間の制約を加えて本発明を実施できる。 (第7の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図17及び
図18を参照して説明する。この形態は請求項に対応
する。この形態は第1の実施の形態の変形例であり、図
1と同じハードウェアを用いることを想定している。ま
た、第1の実施の形態と同じ部分については説明を省略
する。
【0083】図17はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図18は許可条件テ
ーブル(7)の内容を示すメモリマップである。この形態
では、電子錠Tの通過の許可条件に、通過経路の履歴だ
けでなく特定の部屋の在室人数の制限を設けてある。図
18の例では、機器番号が41の電子錠T(41)における
通過許可を識別する際に、○印で示した機器番号が12
の電子錠T(12)の履歴を参照する必要がある。また、更
なる許可条件として制限人数「2」が付加されている。
つまり、部屋10(4)における在室人数が2人以下に制
限される。
【0084】図17に示すように、この例ではホストコ
ンピュータ30に在室人数DB33を設けてある。ホス
トコンピュータ30は、部屋10(1)〜10(6)の各々の
在室人数を管理する。この例では、ホストコンピュータ
30は利用者履歴DB31の履歴データの更新に伴って
各部屋10の在室人数を求め、在室人数DB33のデー
タを更新する。在室人数DB33のデータは、必要に応
じて各電子錠Tから参照できる。
【0085】図17のステップS15において、利用者
の履歴が許可条件テーブル32で指定された履歴と一致
する場合には、ステップS20に進む。ステップS20
では、制御対象機器に対応付けられた部屋10の在室人
数を在室人数DB33から入力する。例えば、機器番号
が41の電子錠T(41)を制御する場合には、電子錠T(4
1)が部屋10(4)の入室に利用されるので、部屋10(4)
の在室人数をステップS20で入力する。
【0086】ステップS21では、ステップS20で入
力した現在の在室人数に1を加えた結果を許可条件テー
ブル32に指定された制限人数と比較する。すなわち、
入室を許可した後の部屋10の在室人数が制限人数以下
である場合に限りステップS16に進む。従って、利用
者が電子錠T(12)を通過してから部屋10(4)に入室し
ようとする場合であっても、既に部屋10(4)の中に2
人以上在室している場合には、新たな入室は拒否され
る。
【0087】 なお、ここでは第1の実施の形態に在室
人数の制約を加えた場合を説明したが、第2の実施の形
態〜第6の実施の形態のいずれに対しても、同様に在室
人数の制約を加えて本発明を実施できる。 (第8の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図19及び
図20を参照して説明する。この形態は請求項に対応
する。この形態は第1の実施の形態の変形例であり、図
1と同じハードウェアを用いることを想定している。ま
た、第1の実施の形態と同じ部分については説明を省略
する。
【0088】図19はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図20は許可条件テ
ーブル(8)の内容を示すメモリマップである。この形態
では、電子錠Tの通過の許可条件として利用者の通過経
路の複数の履歴を用いている。図20の例では、制御対
象の機器番号の41に参照履歴数として2が割り当てて
あるので、電子錠T(41)の通過許可を識別する際には、
2つの通過履歴を参照する必要がある。
【0089】図19のステップS22においては、許可
条件テーブル32から参照履歴数を入力する。この参照
履歴数は、カウンタCNTにプリセットされる。次のス
テップS23では、ステップS10で取得したID番号
の利用者の履歴データを、新しいものから順に参照履歴
数だけ入力する。例えば、参照履歴数が2の場合には、
最後に利用者履歴DB31に追加登録された最新の履歴
データと、その前に登録された履歴データとの2組の履
歴データを入力する。
【0090】ステップS24では、許可条件テーブル3
2から許可条件を入力する。例えば、図20に示す許可
条件テーブル32を用いて機器番号が41の電子錠T(4
1)を制御する場合には、利用者の2つの履歴に、機器番
号が12の電子錠T(12)の履歴と機器番号が32の電子
錠T(32)の履歴とが含まれることが許可条件になる。ス
テップS25では、ステップS23で入力した履歴デー
タのうち、カウンタCNTの値に応じた1つの履歴デー
タを参照する。例えば、カウンタCNTの値が2の場合
には、最後に登録された1つの履歴データを、ステップ
S24で入力された許可条件と比較する。また、カウン
タCNTの値が1の場合には、最新の履歴データの前に
登録された1つの履歴データを、ステップS24で入力
された許可条件と比較する。
【0091】例えば、図20に示す許可条件テーブル3
2を用いて機器番号が41の電子錠T(41)を制御する場
合には、1つの履歴データが機器番号が12の電子錠T
(12)の許可の履歴及び機器番号が32の電子錠T(32)の
許可の履歴のいずれかと一致する場合に、ステップS2
5からステップS26に進む。また、ステップS25を
繰り返し実行する場合には、前に適合した条件は除外す
る。
【0092】例えば、図20に示す許可条件を用いる場
合に、1回目のステップS25の実行の際に、1つの履
歴データが電子錠T(12)の許可の履歴であった場合に
は、2回目のステップS25の実行の際には、電子錠T
(12)の許可の履歴との比較は除外し、もう1つの履歴デ
ータが電子錠T(32)の許可の履歴であった場合のみ条件
に適合するとみなす。
【0093】ステップS26では、カウンタCNTの値
を1つだけ減らす。そして、次のステップS27ではカ
ウンタCNTの値を0と比較する。カウンタCNTが0
以上の場合にはステップS25に戻り、前とは別の1つ
の履歴データについて条件に適合するか否かを識別す
る。許可条件テーブル32で指定された参照履歴数と同
じ回数だけステップS25を実行すると、ステップS2
7でカウンタCNTが0になる。その場合にはステップ
S16に進む。つまり、利用者の入退室を許可する。
【0094】 (第9の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について、図21及び
図22を参照して説明する。この形態は請求項に対応
する。この形態は第1の実施の形態及び第8の実施の形
態の変形例であり、図1と同じハードウェアを用いるこ
とを想定している。また、第1の実施の形態及び第8の
実施の形態と同じ部分については説明を省略する。
【0095】図21はこの形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。図22は許可条件テ
ーブル(9)の内容を示すメモリマップである。この形態
では、電子錠Tの通過の許可条件として利用者の通過経
路の複数の履歴を用いている。また、特定の通過順序で
複数の通過経路を通過した場合に限り、通過を許可する
ように制御する。
【0096】図22に示す許可条件テーブル32におい
ては、制御対象の機器番号の41に参照履歴数として2
が割り当ててあるので、電子錠T(41)の通過許可を識別
する際には、2つの通過履歴を参照する必要がある。ま
た、図22の例では機器番号が32の電子錠T(32)の履
歴を1番目に比較し、機器番号が12の電子錠T(12)の
履歴を2番目に比較するように、,の印で指定して
ある。
【0097】図21のステップS25Bでは、ステップ
S23で入力した履歴データのうち、カウンタCNTの
値に応じた1つの履歴データが、カウンタCNTの値に
応じた1つの条件と一致するか否かを識別する。例え
ば、図22に示す許可条件テーブル32を利用して電子
錠T(41)の通過許可を識別する場合、1回目にステップ
S25Bを実行する際には図22に印で示された機器
番号が32の電子錠T(32)の履歴が、利用者履歴DB3
1に最後に登録された最新の履歴データと一致するか否
かを識別する。また、2回目にステップS25Bを実行
する際には、図22に印で示された機器番号が12の
電子錠T(12)の履歴が、最新の履歴データの1つ前に利
用者履歴DB31に登録された履歴データと一致するか
否かを識別する。
【0098】参照履歴数に対応する全ての履歴データが
許可条件テーブル32で指定された許可条件と一致する
場合に、ステップS27からステップS16に進み、利
用者の通過を許可する。従って、図22に示す許可条件
テーブル32を利用する場合には、電子錠T(12)を通過
した後に電子錠T(32)を通過した履歴を持つ利用者が、
続いて電子錠T(41)を操作した場合に限り、電子錠T(4
1)の通過が許可される。
【0099】 (第10の実施の形態) この形態の入退室経路の制御方法について図23を参照
して説明する。図23はこの形態のロック制御ユニット
の動作を示すフローチャートである。
【0100】この形態は第1の実施の形態の変形例であ
る。また、図1と同じハードウェアを用いることを想定
している。ここでは、第1の実施の形態と同じ部分につ
いては説明を省略する。電子錠Tの通過の許可条件につ
いては第1の実施の形態と同じであるが、この形態では
処理手順が図23に示すように変更されている。変更し
た処理は、図23にステップS28,S29,S30と
して示されている。
【0101】この例では、各々の電子錠Tが利用者の入
退室を許可した場合に、その許可の履歴データを他の電
子錠Tに対して直接通知する。入退室を許可すると、図
23のステップS29が実行される。ステップS29で
は、当該機器の履歴データを参照する他の特定の機器
を、許可条件テーブル32を参照して調べる。そして、
次のステップS30で他の特定の機器に対して当該機器
の履歴データを転送する。
【0102】例えば、利用する許可条件テーブル32の
内容が図5の通りであると、機器番号が41の電子錠T
(41)が機器番号が12の電子錠T(12)を参照するので、
電子錠T(12)が利用者の入退室を許可した場合に、電子
錠T(12)はステップS30で電子錠T(41)に対して履歴
データを転送する。転送する履歴データは、最新の1つ
の履歴データである。
【0103】一方、電子錠T(41)を通過しようとする利
用者が、その前に電子錠T(12)の通過を許可された履歴
を有している場合には、電子錠T(41)が図23の処理を
実行する際に、当該利用者が電子錠T(12)の通過を許可
されたことを示す履歴データが既に電子錠T(41)に入力
されているので、ステップS28からステップS14に
進み、ステップS13の処理は省略する。
【0104】つまり、入退室を許可できる利用者に対し
ては、前もって許可の識別に必要な履歴データが電子錠
Tに入力されるので、各電子錠Tはホストコンピュータ
30上の利用者履歴DB31を検索することなく入退室
を許可できる。従って、入退室許可の識別に必要な所要
時間が大幅に短縮される。なお、ここでは第1の実施の
形態の変形例を説明したが、図23の制御は第2の実施
の形態〜第9の実施の形態のいずれに対しても同様に適
用しうる。
【0105】
【発明の効果】この発明によれば、制御機器の動作の制
限によって人の通過経路を制限できるので、既存の建物
をそのまま利用して用途に応じたセキュリティ制御を実
施することができる。部屋のレイアウトなど、建物の基
本的な構造を変更する必要はない。
【0106】また、参照する利用者の履歴に時間の制約
を設けることにより、より高度なセキュリティ制御が実
現する。更に、入退室許可の条件として在室人数の制限
を設けることにより、室内での複数の利用者同士の接触
を抑制できる。また、入退室の識別に利用する履歴デー
タを複数の機器の間で予め転送することにより、許可の
発行に必要な所要時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するセキュリティシステムを備え
た建物の構成例を示す平面図である。
【図2】1つの電子錠Tの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】利用者履歴DBの構成を示すメモリマップであ
る。
【図4】第1の実施の形態のロック制御ユニットの動作
を示すフローチャートである。
【図5】許可条件テーブル(1)の内容を示すメモリマッ
プである。
【図6】第2の実施の形態のロック制御ユニットの動作
を示すフローチャートである。
【図7】許可条件テーブル(2)の内容を示すメモリマッ
プである。
【図8】第3の実施の形態のロック制御ユニットの動作
を示すフローチャートである。
【図9】許可条件テーブル(3)の内容を示すメモリマッ
プである。
【図10】第4の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図11】許可条件テーブル(4)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図12】利用者履歴DBの構成を示すメモリマップで
ある。
【図13】第5の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図14】許可条件テーブル(5)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図15】第6の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図16】許可条件テーブル(6)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図17】第7の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図18】許可条件テーブル(7)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図19】第8の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図20】許可条件テーブル(8)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図21】第9の実施の形態のロック制御ユニットの動
作を示すフローチャートである。
【図22】許可条件テーブル(9)の内容を示すメモリマ
ップである。
【図23】第10の実施の形態のロック制御ユニットの
動作を示すフローチャートである。
【図24】入力処理S11の内容を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 部屋 11 指紋検出ユニット 12 通信インタフェース 13 ロック制御ユニット 14 電気錠 15 操作ユニット 16 表示ユニット 20 大部屋 21,22 廊下 30 ホストコンピュータ 31 利用者履歴DB 32 許可条件テーブル 33 在室人数DB 34 利用者情報DB 35 LAN D ドア T 電子錠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 1/00 - 15/00 E05B 1/00 - 75/00 G08B 23/00 - 31/00 G06F 17/60 G06F 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人を認識してその人の特定の領域への入
    場及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御
    機器を互いに異なる領域に設置し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、前記第1の領域以外の第2の領域に設置された第2
    の制御機器から得られた情報に基づいて、前記第1の制
    御機器の動作を制限し、前記第1の領域の通過を許可するための通過経路として
    予め複数の候補経路を定め、前記複数の候補経路の一部
    分を許可経路として選択し、前記第1の制御機器が認識
    した人に関する所定の情報が選択された前記許可経路に
    設置された第2の制御機器から得られた場合に限り、前
    記第1の制御機器に対する通過を許可するとともに、前
    記許可経路を他の候補経路に切り替えて 人の通過経路を
    制御することを特徴とする入退室経路の制御方法。
  2. 【請求項2】 人を認識してその人の特定の領域への入
    場及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御
    機器を互いに異なる領域に設置し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、前記第1の領域以外の第2の領域に設置された第2
    の制御機器から得られた情報に基づいて、前記第1の制
    御機器の動作を制限し、 複数の位置に設置された複数の制御機器を前記第2の制
    御機器として割り当て、前記第1の制御機器が認識した
    人に関する所定の情報が前記複数の第2の制御機器の少
    なくとも1つから得られた場合に限り、前記第1の領域
    に対する通過を許可し、 前記第1の領域の通過を許可するための通過経路として
    予め複数グループの候補経路を定め、前記複数グループ
    の候補経路の1グループを許可経路として選択し、前記
    第1の制御機器が認識した人に関する所定の情報が選択
    された前記許可経路に設置されたいずれかの第2の制御
    機器から得られた場合に限り、前記第1の制御機器に対
    する通過を許可するとともに、前記許可経路を他グルー
    プの候補経路に切り替えて人の通過経路を制御する こと
    を特徴とする入退室経路の制御方法。
  3. 【請求項3】 人を認識してその人の特定の領域への入
    場及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御
    機器を互いに異なる領域に設置し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、前記第1の領域以外の第2の領域に設置された第2
    の制御機器から得られた情報に基づいて、前記第1の制
    御機器の動作を制限し、 前記第1の制御機器が認識した人に関する所定の情報が
    前記第2の制御機器から得られた場合に限り、前記第1
    の領域に対する通過を許可し、 前記第1の領域の通過を許可するための通過経路として
    予め複数グループの候補経路を定め、前記複数グループ
    の候補経路の1グループを上位許可経路として選択し、
    前記上位許可経路に複数の候補経路が含まれる場合に
    は、その中の1つを下位許可経路として選択し、前記第
    1の制御機器が認識した人に関する所定の情報が選択さ
    れた前記下位許可経路に設置された単一の第2の制御機
    器から得られた場合に限り、前記第1の制御機器に対す
    る通過を許可するとともに、前記下位許可経路を他の候
    補経路に切り替え、更に前記上位許可経路を他グループ
    の候補経路に切り替えて人の通過経路を制御する ことを
    特徴とする入退室経路の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2及び請求項3のいず
    れかの入退室経路の制御方法において、前記第1の制御
    機器の動作結果に基づいて特定の部屋における在室人数
    を検出し、前記在室人数を予め定めた人数に制限するよ
    うに前記第1の制御機器の動作を制御することを特徴と
    する入退室経路の制御方法。
  5. 【請求項5】 人を認識してその人の特定の領域への入
    場及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御
    機器を互いに異なる領域に設置し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、前記第1の領域以外の第2の領域に設置された第2
    の制御機器から得られた情報に基づいて、前記第1の制
    御機器の動作を制限し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、 前記第1の領域以外の第2の領域及び第3の領域にそれ
    ぞれ設置された第2の制御機器及び第3の制御機器から
    それぞれ情報を入力し、 前記第2の領域及び第3の領域を通過した人に限り、前
    記第1の領域に対する通過を許可し人の通過経路を制御
    する ことを特徴とする入退室経路の制御方法。
  6. 【請求項6】 人を認識してその人の特定の領域への入
    場及び/又は前記領域からの退場を制限する複数の制御
    機器を互いに異なる領域に設置し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、前記第1の領域以外の第2の領域に設置された第2
    の制御機器から得られた情報に基づいて、前記第1の制
    御機器の動作を制限し、 人が第1の制御機器の設置された第1の領域を通る際
    に、 前記第1の領域以外の第2の領域及び第3の領域にそれ
    ぞれ設置された第2の制御機器及び第3の制御機器から
    それぞれ情報を入力し、 前記第2の領域及び第3の領域を予め定めた順序に従っ
    て通過した人に限り、前記第1の領域に対する通過を許
    可し人の通過経路を制御する ことを特徴とする入退室経
    路の制御方法。
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