JPH0288859A - Icカード入退室管理システム - Google Patents

Icカード入退室管理システム

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JPH0288859A
JPH0288859A JP63238831A JP23883188A JPH0288859A JP H0288859 A JPH0288859 A JP H0288859A JP 63238831 A JP63238831 A JP 63238831A JP 23883188 A JP23883188 A JP 23883188A JP H0288859 A JPH0288859 A JP H0288859A
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JP
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card
exit
terminal
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area
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JP63238831A
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Toshiya Takahashi
利也 高橋
Hiroshi Maruyama
浩史 丸山
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物やその中の各部屋など多数のエリアでの
入退室を管理するためのシステムに係わり、特に、各エ
リアの出入口に端末機を設置し、ICカードを鍵として
該端末機に装着することにより、出入口の解錠を行なわ
せるようにしたICカード入退室管理システムに関する
〔従来の技術〕
従来、部屋などの鍵としてカードを使用するシステムが
知られている。これは、部屋などの入口にカードのリー
グ・ライタである端末機が設けられ、これに暗証番号が
記憶されているとともに、カードにも暗証番号が記憶さ
れており、このカードを端末機に装着することによって
これら暗証番号が比較され、両者が一致したとき、端末
機はドアの解錠手段を動作させて解錠する。
この場合のカードとしては、従来、一般に磁気カードが
用いられているが、データの秘密性の点から問題があり
、ICカードを用いることについても提案されている(
たとえば、特開昭6149081号公報)。
ところで、かかるシステムにおいては、ホテルなど部屋
と部屋を使用する人とが一対一に対応する場合には問題
はない。しかし、たとえば研究所や工場などのように、
1人で多数の部屋を利用するような場合には、各部屋毎
のカードが必要となり、使用する部屋が多くなると、カ
ードの管理が大変になるし、使用しようとするカードを
探し出すのにも手間がかかる。
そこで、これに対処するものとして、各端末機に、それ
に使用されるカードの暗証番号を記憶し、これらのうち
の1つに一致する暗証番号のカードが装着されたとき、
ドアの解錠を行なうようにしたシステムや、ホスト側で
各端末機毎に使m可能なカードを管理し、端末機にカー
ドが装着されたとき、このカードの装着によってこの端
末機はドアの解錠を行なわせるか否かをホスト側で判定
するようにしたシステムがHHされている。これらシス
テムによると、ユーザとしては、1枚のカードでもって
複数の必要なドアの鍵として用いることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、端末機に使用される複数のカードの暗証
番号を記憶してお(上記従来のシステムでは、記憶する
暗証番号の数に限りがあり、せいぜい10件程度である
。このために、1部屋を多数の人が使用する状態にある
場合には、このシステムを適用することができない。
また、ホスト側で各端末機を管理する上記従来のシステ
ムでは、これも識別できるカードの数に限りがあり、せ
いぜい500件程程度あるし、さらに、ホストと端末機
間の配線が必要となり、システムの設置に問題があるし
、端末機の増設や設置場所の変更などを簡単に行なうこ
とができない。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、ユーザの数に
制限がなく、かつ端末機の設置を簡華化したICカード
入退室管理システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、各エリアを、相
互関連、セキュリティの高低に応じて、ツリー構造状に
区分し、端末機をこれが設置されるエリアの該ツリー構
造での区分位置に応じてレベル付けするとともに、該I
Cカードも該ツリー構造の任意の区分位置に対応づけて
該区分位置に応じたレベルを付し、該端末機のレベルと
これに装着された該ICカードとのレベル照合により、
出入口の解錠の可、不可を判定する。
ICカードに対して該ツリー構造の同一枝で下位にレベ
ル付けされた該端末機は、このICカードによって出入
口の解錠を可能とするが、この解錠を不可とするように
設定することも可能である。
また、ICカードに対して該ツリー構造の同一区分位置
にレベル付けされる該端末機は、このICカードによっ
て出入口の解錠の可、不可のいずれかを任意に設定可能
とする。
さらに、ICカードに対して該ツリー構造の異なる枝の
区分位置にレベル付けされた該端末機は、このICカー
ドにこの区分位置の指定があったときのみ、出入口の解
錠を可とするように設定できる。
〔作用〕
ICカードが端末機に装着されると、これらのレベルが
比較され、この端末機がこのICカードに対し、ツリー
構造上回−枝の区分位置に位置づけられているか、同一
枝の区分位置に位置づけられていれば、ランクは同位か
下位かなどの判定がなされ、この判定結果にもとづいて
この端末機が設置されている出入力の解錠の可、不可を
決める。
この場合、原則的には、ICカードに対してツリー構造
上回−枝の下位にランクされる端末機はこのICカード
によって出入口の解錠を可能とするが、ICカードでの
指定により、この下位ランクの端末機に対して解錠を不
可とすることができるし、また、フリー構造上同一の区
分位置や異なる技に位置づけられる端末機に対し、解錠
を可とするようにすることもできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるICカード入退室管理システムの
一実施例を示す構成図であって、1はホスト、2はシス
テムカード、3はユーザカード、4a、4bは大退室端
末機、5は電気錠コントローラ、6は電気錠、7はオー
トドアコントローラ、8はオートドアである。
同図において、人の出入りの管理を必要とするセキュリ
ティエリア、たとえば、従業員などの特定の人の出入り
が許される工場や限られた人しか出入りができない部屋
の出入口には、大退室端末機が備えつけられており、こ
こでは、入退室端末4i4aがある部室の出入口に設け
られ、入退室端末機4bがこの部屋がある建物の通用門
に設けられているものとする。
なお、全てのセキュリティエリアの出入口に入退室端末
機が設けられるが、さらに、各出入口には、この出入口
の外側でここからセキュリティエリアに入る入側と、こ
の出入口の内側でここからセキュリティエリアの外側に
出る出側とに夫々入退室端末機が設けられている。但し
、第1図では、2つのゲート端末機4a、4bのみを示
しており、入退室端末機4aは部室の出入口の入側に、
入退室端末機4bはこの部屋を有する建物の通用門の入
側に夫々設けられているものとする。
ところで、上記の部屋と建物とを考えた場合、一般に、
建物の出入りに対してこの建物のある部屋の出入りが厳
しく管理される。つまり、建物の出入りには人の制限が
比較的緩やかであるが、この建物の中の部屋については
、出入り可能な人が厳しく制限される。また、同じ敷地
内であるが、その中の建物によって人の出入りが覆かっ
たり、厳しかったりする。このように、人の出入りが厳
しく制限されることをセキュリティが高いといい、逆に
、緩やかなことをセキュリティが低いといい、このセキ
ュリティの高、低をセキュリティレベルとして表現する
そこで、入退室端末機にも、これが設置されるセキュリ
ティエリアのセキュリティレベルに応じたセキュリティ
レベルが設定されるが、ここでは、入退室端末機4aは
入退室端末機4bに比べてセキュリティレベルが高いこ
とになる。
入退室端末機4aが設けられた部屋のドアには電気錠コ
ントローラ5と電気錠6とが設けられ、入退室端末機4
aはこの錠の鍵穴に相当する。また、入退室端末機4b
が設けられた通用門にはオートドアコントローラ7が設
けられ、これによってオートドア8が制御されるが、入
退室端末機4bもこのオートドア8を動作状態とする鍵
の鍵穴に相当する。
これらの鍵に相当するのがユーザカード3である。この
ユーザカード3はICカードであり、大退室端末機と同
様のセキュリティレベルが設定されている。セキュリテ
ィレベルが高いユーザカードはど一般にセキュリティレ
ベルの高いセキュリティエリアでの解錠が可能となる。
たとえば、いま、ユーザカード3のセキュリティレベル
が入退室端末機4aのセキュリティレベルよりも高いと
すると、ユーザカード3を入退室端末機4aに装着する
ことにより、電気錠6の解錠が可能となるばかりでなく
、同しユーザカード3を大退室端末i4bに装着するこ
とにより、オートドアコントローラ7がオートドア8を
作動状態にすることも可能にする。しかし、ユーザカー
ド3のセキュリティレベルが入退室端末機4bよりも高
いが大退室端末i4aよりも低い場合には、ユーザカー
ド3を大退室端末1,4bに装着することによってオー
トドア8を作動状態とすることができるが、このユーザ
カード3を入退室端末機4aに装着しても電気錠6は解
錠しない。
このように、ユーザカード3にはセキュリティレベルが
設定され、これを使用する場合には、このセキュリティ
レベルと大退室端末機のセキュリティレベルとの比較が
行なわれ、これによってこのセキュリティエリアでのユ
ーザの入退室資格チエツクがなされる。
さらに、このユーザカード3では、セキュリティエリア
に入室、退室する毎に、そのエリアの出入口の入側、出
側に設けられた入退室端末機により、入退室したセキュ
リティエリアの番号、入退室日時などのデータが書き込
まれ、入退室履歴が記録される。
以上のようなユーザカードのセキュリティレベルの設定
はホスト1の端末機で行なわれ、また、ユーザカード3
に記録された入退室履歴はホスト1に移され、その管理
を行なうことができる。
一方、ICカードであるシステムカード2には、ゲート
カード、アラームカード、データカードの3種類がある
。ゲートカードは各大退室端末機4a、4bのセキュリ
ティレベルなどの端末条件を設定するためのものである
。この端末条件は各大退室端末機4a、4bに対してホ
スト1で作成され、ゲートカードに書き込まれる。この
ゲートカードは端末条件設定しようとする入退室端末機
に装着され、そのキーボードの操作によってゲートカー
ドから端末条件が読み出されてこの大退室端末機に記憶
される。これにより、入退室端末機にセキュリティレベ
ルが設定される。
また、各大退室端末機4a、4bでは、これまで入退室
した履歴(ユーザカードの番号やそれによる入退室日時
など)が記録されている。システムカード2であるデー
タカードは、各大退室端末機からこの記録された入退室
履歴を収集し、これをホスト1に移すために用いられる
ユーザカードの紛失、盗難などがあった場合、このユー
ザカードの第三者による不正使用を防止するために、こ
のユーザカードが使用可能な入退室端末機にこのユーザ
カードが事故カードであることが登録される。事故カー
ドとして登録されたユーザカードは、その大退室端末機
で使用することができない。この大退室端末機へ事故カ
ードの登録を行なうのがシステムカード2としてのアラ
ームカードである。このようにユーザカードに事故があ
った場合、このことのデータをホスト1の端末機で入力
し、これを読み出してアラームカードに書き込む。そし
て、これを所定の入退室端末機に装着し、所定のキーボ
ード操作を行なうことにより、この大退室端末機に事故
カードの登録が行なわれる。
以上のように、システムカード2としてのICカードは
ボスト1と入退室端末機4a、4bとの間の情報伝達媒
体として機能とする。このために、システムのオフライ
ン化が図れ、ホスト1と各入退室端末機間の配線が不要
となり、設置が簡単となって大退室端末機の増設や設置
場所の変更などが容易に行なえることになる。
次に、この実施例における入退室端末機、ユーザカード
のセキュリティレベルについて説明する。
セキュリティエリアのセキュリティレベルは、セキュリ
ティエリア間の関係、セキュリティエリアの大退室条件
の程度などを考慮して任意に設定することができる。互
に関連をもつ必要があるセキュリティエリアに対しては
、セキュリティが高い方のセキュリティエリアのレベル
を高くして、セキュリティレベルの高低の関係をもたせ
る。これは互いに関連するセキュリティエリア毎にグル
ープ化し、夫々のグループ毎に上記のレベル付けを行な
う。したがって、各セキュリティエリアはツリー構造で
関連づけられる。
第2図は各セキュリティエリアを関連づけて示すツリー
構造の一興体例を示すものである。
同図において、たとえば部屋A入ロ1部屋B入ロ9部屋
C1倉庫が関連するものとし、1ブロツクにまとめるよ
うにして、互いに関連するエリアをブロック毎にまとめ
ている。そして、入退室条件について関連のあるブロッ
クが1つ技に連らなるようにし、また、入退室条件で関
連のないブロックは異なる技に連らなるようにして、各
ブロックをツリー構造で関連づけている。
図示するツリー構造では、7個に技分かれしており、こ
れら技を左から順にコード1,2.3゜・・・・・・、
7で表わすことにする。また、各技は入退室条件の程度
に応じて区分されており、これらの区分を上から順にラ
ンク1.2,3.・・・・・・26としている。したが
って、部屋A入口1部屋B入口。
部屋C1倉庫からなるブロックはコードが5、ランクが
4となる。
各ブロックについて、各エリアの名称の上に記される餞
字は、このエリアの出入口に設けられた入退室端末機の
番号(ゲート端末No)を表わしている。たとえば、コ
ード1、ランク5のブロックに区分されたホールAの出
入口のゲート端末NO(ナンバ)は1である。各エリア
の入退室端末機に連番でゲート端末Noが付されている
また、各ブロックにおいては、エリア順に番号が付され
ている。これは、エリア名の下に付される丸でかこんだ
数であって、以下、設定ゲー)N。
という。たとえば、先のホールAの入退室端末機は、コ
ード1、ランク5のブロックで設定ゲートNoが■とな
る。
以上のように、各エリアが区分され、各エリア間の関連
性が設定されるが、同一枝(同一コード)に連らなるブ
ロック間では、ランクが小さいほどセキュリティが高く
、ランクが小さいエリアの入退室端末機のセキュリティ
レベルは高いということになる。
エリアの出入口の鍵となるユーザカード3 (第1図)
も第2図に示した区分と同様のレベルが付される。たと
えば、ゲート端末No、39の部屋A入口の鍵としてユ
ーザカード3を用いる場合には、このユーザカード3に
コード5.ランク4のデータを設定する。これにより、
ユーザカード3を部屋A入口の鍵として使用できるが、
さらに、これと同レベルの部屋B入口3部屋C9倉庫の
鍵としても使用することができるし、これより下位レベ
ルのコード5、ランク5のブロック、コード5、ランク
6のブロックの各エリアに対しても、鍵として使用する
ことができる。
以上はユーザカードの一般的な機能であるが、同一レベ
ルのエリア、あるいは下位レベルのエリアであっても、
鍵としての機能を禁止させることができる。また、−i
に、ユーザカード3は、他の技(コード)に連なるブロ
ックのエリアに対しては鍵として用いることができない
が、ユーザカード3での指定により、他のコードのブロ
ックのエリアであっても、指定されたエリアに鍵として
機能させることができる。これらのことは、後に詳しく
説明する。
なお、第2図において、ランク1にあるのはマスターキ
ーとしてのICカードだけであり、これによって全ての
エリアの出入口の解錠が可能である。また、ランク2に
あるのは、各コード毎のサブマスター(Sキー、Lキー
、Mキー、NキーAキー1Qキー)としてのICカード
である。
次に、各カードについて説明する。
第3図は第1図におけるユーザカード3のフォーマット
を示すものである。
ユーザカード3では、このカードの見出しとなるデータ
が記憶された領域(第3図(a))、基本キー情報の記
憶領域(第3図(b)) 、キー情報の記憶領域(第3
図(C)) 、オプションキー情報の記憶領域(第3図
(d))および履歴情報の記憶領域(第3図(e))が
設けられている。
まず、見出し記憶領域(第3図(a))には、項目No
、1にこのユーザカード3の所有名の業務IDが、項目
No、  2にその業務の有効期限が、項目N093に
その業務の使用開始日が夫々記憶されている。項目No
、2がこのユーザカード3の有効期限ともなる。項目N
o、4はこのユーザカード3に設定されたレベル(項目
No、5(7)−7ンク、コード欄で設定される)より
も下位ランクのブロック中で解錠を禁止するエリアの出
入口の入退室端末機を指定する欄であって、最大6個指
定できる。
項目N015においては、まず、システムカードやユー
ザカードを識別するためのカードステータス、このカー
ドの発行NOが記憶される。ランク、コードによってこ
のユーザカードの第2図におけるレベルが設定される。
脂層オーバライドは第3図(e)に示す7歴情報の記憶
類に記憶され。
るデータ数が規定数(ここでは、40個とする)を越え
たとき、旧履歴情報を1つ消して新暦層情報を書き込む
、新暦層情報の書き込みを禁止するなどオーバライドの
可、不可の指示を行なうフラグである。また、第3図(
c)に示すキー情報記録領域に記憶されるキー情報件数
、第3図(d)のオプションキー情報記憶領域に記憶さ
れるオプションキー情報の件数も記憶され、さらに、紛
失、盗難などによって新たにユーザカードを発行する場
合には、旧のユーザカードのカード発行No。
を事故カードNOとして記taする。
なお、新たに発行されたユーザカードの場合、これを入
退室端末機に装着することにより、この事故カードNO
がこの大退室端末機に登録され、以後この大退室端末機
では、旧ユーザカードが見つかっても、これを使用する
ことができない。
第3図(b)に示す基本キー情報記憶領域には、第3図
(a)における項目N005に設定されたコードと同一
コードで、設定されたランクよりも下位ランクのエリア
における大退室端末機に対する情報が記憶される。記憶
される情報としては、入退室端末機の番号(ゲート端末
NO)、この大退室端末機がエリアの入側にあるか出側
にあるかを表わす入側・出側区分情報、解錠条件フラグ
、有効期限や使用開始日1時間帯の情報である。これら
は記憶されているゲート端末NO毎に設けられている。
解錠条件フラグは解錠に暗証番号が必要であるか否か、
有効期限、使用開始日を設定すべきか否かおよび時間帯
を設定すべきか否かを定めるフラグであり、夫々に1ビ
ットずつが用いられる。これらの設定は互いに独立であ
り、たとえば、解錠条件フラグによって暗証番号が必要
とのみ定められているときには、いつでも暗証番号を用
いれば解錠が可能である。また、解錠条件フラグによっ
て暗証番号と時間帯とが定められているとすると、設定
された時間帯内で暗証番号を使用すれば、解錠が可能と
なる。したがって、解錠条件フラグにより、暗証番号や
有効期限1時間帯によってユーザカードの使用を制限す
ることができる。なお、キー利用開始日は、このユーザ
カードをその端末機に最初に装着した日を表わす。
これら下位ランクの入退室端末機のうち特に使用が禁止
される入退室端末機については、第3図(a)の項目N
014で指定される。
第3図(c)に示すキー情報記憶領域には、第3図(a
)における項目N085に設定されたコード、ランクと
等しいレベルのブロックでの解錠可能な入退室端末機の
情報が、第3図(b)と同しフォーマットで記憶される
。この領域に記憶されない同コードかつ同ランクの入退
室端末機に対しては、このユーザカードで解錠すること
ができない。
第3図(d)に示すオプションキー情報記1「置載には
、第3図(a)の項目N005で設定されたコードと同
一で設定されたランク以下の入退室端末的以外であって
、同時に解錠できることが必要な入退室端末機に対して
、オプションキーとしてこの大退室端末機に関する情報
が記憶される。
この記i!領域のフォーマットも第3図(b)と同様で
あるが、これに記憶される情itは制■され、ここでは
、エリア数最大10個分が可能としている。
以上のキー情報記憶z■域、オプションキー情報記19
領域に記憶される入退室端末機の個数は、夫々第3図(
a)の項目N015にキー情報件数。
オプションキー情報件数として記憶される。
第3図(e)に示す雇歴情報記↑a領域には、これまで
解錠させた入退室端末機とその日時を表わす情報が雇歴
肯報として記憶される。記憶される情報としては、解錠
に使用した入退室端末機のゲ−ト端末No、この大退室
端末機の設置場所がエリアの入側か出側かの別、使用年
月日、時分秒の情報である。この記憶領域に記憶される
情報量も制限があり、ここでは、エリアの出入り40回
分としている。この記憶領域に履歴情報が記録される毎
に、第3図(a)の項目N015の履歴情報ポインタに
履歴情報の記録カウンタとして指示される。
このユーザカードの第3図(a)〜(d)に示した領域
での情報書込みはホスト1 (第1図)で行なわれ(但
し、第3図(a)の項目N005の履歴情報ポインタを
除く)、第3図(e)に示す領域での情報書込み、第3
図(a)の項目No。
5の履歴情報ポインタの書込みは、このユーザカードを
入退室端末機に装着し、解錠が行なわれたときになされ
る。
また、このユーザカードは、第3図(b)の領域に書込
まれている大退室端末機(但し、第3図(a)の項目N
014で提示される入退室端末機を除く)および第3図
(c)、  (d)の領域に書込まれている入退室端末
機に対し、解錠のための使用が可能となる。したがって
、たとえば、ユーザカードに、第2図におけるコード5
.ランク4を設定した場合、第3図(b)の領域での情
報により、コード5でランク5.6の下位レベルのエリ
アでの入退室端末機で解錠ができるが、第3図(a)の
項目No、4に情報があれば、これに応じて下位レベル
のエリアに対しても解錠ができないものもある。また、
コード5.ランク4のエリアであっても、第3図(c)
の領域で指示がなければ、そのエリアでの解錠はできな
い。さらに、第3図(d)の領域にオプションキー情報
があれば、たとえ異なるコードのエリア、たとえばゲー
ト端末N001のホールAの入退室端末機に対しても、
解錠が可能となる。
第4図は第1図のシステムカード2としてのゲートカー
ドのフォーマットを示す。
このゲートカードは、先に説明したように、ホスト1で
設定された各大退室端末機の入退室条件の情報を各大退
室端末機に伝達するためのものである。このゲートカー
ドでも、見出し領域なども設けられているが、ここでは
、入退室条件の情報を記憶する領域について説明する。
第4図はこの領域を示しており、この領域に50個の入
退室端末機に対する情報を記憶することができる。記憶
する情報としては、入退室端末機のゲート端末No、こ
の大退室端末機がエリアの入側に設けられているか出側
に設けられているかを表わす入側・出側区別情報、この
大退室端末機の第1図に示したブロックでの設定ゲート
No (■。
■、・・・・・・)、この大退室端末機の第1図でのコ
ード、ランク、履歴上書き許可フラグ、ランク・コード
管理テーブル、以上の情報が入退室端末機に登録された
か否を示すチエツクコードである。
各大退室端末機は履歴情報の記憶容量が決まっており、
これをたとえば500件とする。上記履歴上書き許可フ
ラグは、記憶される履歴情報がこの500件に達したと
きどうするかを指示するフラグである。たとえば、この
フラグが1のとき、記憶される履歴情報が500件に達
すると新たな記憶情報が記憶できないようにし、これと
同時にこの大退室端末機が使用できないようにする。ま
た、このフラグがOのときには、記憶される履歴情報が
500件に達しても旧情報を消去しながら新情報の記憶
ができる(上書き)ようにし、これとともにメツセージ
を出すようにする。
ランク・コード管理テーブルは、設定されたランクに対
する下位ランクの入退室端末機のコード。
ランクを管理するためのテーブルである。
このように情報が記憶されたゲートカードを入退室端末
機に装着し、この大退室端末機のゲート端末Noを入力
すると、第4図に記憶したこのゲート端末Noに対する
情報が読み出されてこの大退室端末機に登録される。そ
して、ゲートカードでは、このゲート端末Noに対して
情報が登録されたことをチエツクコード(第4図)が指
示する。
このチエツクコードが登録済みを指示しているときには
、このチエツクコードに対するゲート端末Noの情報の
読み出しはできなくなり、これにより、複数の入退室端
末機に対して同一のゲート端末No、が設定されること
を防止できる。また、チエツクコードにより、情報の登
録もれがあるか否かのチエツクも可能となる。
第5図は第1図におけるシステムカード2としてのデー
タカードのフォーマットを示す。
このカードは、先に説明したように、入退室端末機に記
憶されている履歴情報を読み取り、ホストに送るための
カードである。
このデータカードは、第5図(a)に示す見出し領域と
第5図(b)に示す履歴情報の記憶領域とを有している
データカードを入退室端末機に装着すると、これに記憶
されている履歴情報が順次読み取られ、第5図(b)の
記憶領域に順次書き込まれる。このとき、第5図(a)
の見出し領域においては、項目No、3にこの履歴情報
が読み取られる大退室端末機のゲート端末NOが書き込
まれ、この大退室端末機の情報読取りが終ると、その読
み取った履歴情報の件数も書き込まれる。
このデータカードが記憶できる履歴情報件数、入退室端
末機の数に夫々制限があり、ここでは、前者を380件
、後者を3個としている。したがって、記憶される履歴
情報が380件になるともはや履歴情報の書き込みはで
きなくなり、また、記憶される履歴情報が380件に達
しなくとも、3個の入退室端末機に対して履歴情報の読
み取りを行なったときには、もはや履歴情報の読み取り
を行なうことはできない。
さらに履歴情報の読取りを行なう場合には、別のデータ
カードを使用するか、あるいは、データカードをホスト
に装着して履歴情報をホストに移し、このデータカード
の内容をクリアして再使用すればよい。
第6図は第1図におけるシステムカード2としてのアラ
ームカードのフォーマットを示す。
このカードは、先に説明したように、ユーザカードが紛
失、盗難などの事故にあった場合、この情報を入退室端
末機に設定するためのカードであり、第6図(a)に示
す見出し領域、第6図(b)に示す事故カードの記憶領
域、第6図(c)に示す登録フラグの領域とを有してい
る。
事故カードの記憶領域(第6図(b))では、各事故カ
ードについて、事故カードNoとこのカードが解錠に使
用できるエリアの出入口の数(登録ゲート数)が記憶さ
れる。ここでは、最大6個の事故カードの情報が記憶で
きるものとしている。
第6図(c)に示す領域は各大退室端末機に対して登録
フラグが設定されており、かかる領域が第6図(b)に
記憶可能な事故カードの数分(すなわら、6個)設けら
れている。各領域では、001〜999までの999個
の登録フラグの設定が可能であり、各登録フラグは各大
退室端末機のゲート端末Noと一対一に対応している。
いま、第6図(b)の最初に登録されている事故カード
についてみると、この事故カードが解錠に使用可能ない
くつかの入退室端末機があり、この事故カードが使用で
きないように、これら大退室端末機を設定する。このた
めに、第6図(C)に示す領域でのこれら大退室端末機
に対応した登録フラグを1に設定する。これら入退室端
末機以外の入退室端末機に対応する登録フラグはOであ
る。このようにして、各事故カードについて登録フラグ
を設定した後、このアラームカードを事故カードが使用
できた入退室端末機に装着すると、登録フラグによって
この大退室端末機が判定され、これによって事故カード
が登録される。この登録が終ると、この大退室端末機に
対応した登録フラグは2となり、これとともに、第6図
(b)におけるカウンタの内容が1だけインクリメント
する。
以下同様にして、必要な入退室端末機に事故カードの登
録を行なうと、登録フラグが1−2となるとともにカウ
ンタの内容がインクリメントされ、このカウンタの内容
と登録ゲート数が一敗したとき、この事故カードは必要
な全ての大退室端末機に登録されたことになる。したが
って、カウンタの内容と登録ゲート数との比較によって
登録が完了したか否かの判定ができ、第6[ff1(c
)の登録フラグから未登録の入退室端末機が確認できる
なお、事故カードとして登録したユーザカードでも、再
使用できるようにすることができる。この場合にも、第
6図(b)に示す領域にこのユーザカードの情報を同様
に記憶し、このユーザカードが使用する大退室端末機に
対応する第6図(c)の登録フラグを3にする。これら
情報の入退室端末機への登録後では、これに対応する登
録フラグは2となり、登録済みを表わすことになる。
また、期限を指定し、この期間経過後は使用できなくす
るユーザカードに対しても、同様の事故カードとして処
理することができ、これを入退室端末機に登録すると、
この期間が経過したとき、このユーザカードは事故カー
ドとしてこの大退室端末機で使用できなくなる。
以上、ユーザカード、システムカードのフォーマットに
ついて説明したが、次に、この実施例の動作について説
明する。
(立上げ処理) この処理は各大退室端末機に大退室条件を設定する処理
であり、以下、第7図によって説明する。
まず、第4図で説明したように各入退室端末機毎に入退
室条件の情報が書き込まれたゲートカードを入退室端末
機に装着すると(ステップ700)、このゲートカード
に記憶されているシステムパスワードのチエツクが行な
われる(ステップ701)。
このパスワードは、たとえば製造元で管理するためのパ
スワードとこれを購入して使用する側が管理するための
パスワードとからなっている。このパスワードが正しく
なければ(ステップ702)、正しくないゲートカード
と判定し、エラーメツセードを出力して(ステップ71
1)カードを排出する(ステップ712)。
パスワードが正しい場合には、このカードが事故か否か
、有効期限が過ぎていないかの使用可、使用不可の判定
(ステップ703)を行ない、使用不可の場合には(ス
テップ704)、エラーメツセージを出力してカードを
排出する。使用可である場合には、このカードがゲート
カードであるかそれ以外のカードであるかを判定しくス
テップ705)、ゲートカード以外であればエラーメツ
セージを出力して排出する。立上り処理がなされていな
い大退室端末機では、ゲートカード以外は受けつけない
正しいゲートカードであることが判定されると、ゲート
端末Noを入力すべきメツセージが出力され(ステップ
706)、これに応じてこの大退室端末機に設定すべき
ゲート端末Noをキーボード操作によって入力すると(
ステップ707)2.:のゲート端末Noの正、否が判
定され(ステップ708)、正しくなければ、あるいは
他の入退室端末機で既に設定されているゲート端末No
であれば(このことは、第4図で既に説明したように、
チエツクコードで判定できる)、再びステップ706に
戻って正しいゲート端末Noの入力を促す。
正しいゲート端末Noが入力されると、これに対応する
大退室条件の情報をゲートカード(第4図)から読み取
り(ステップ709)、この大退室端末機のメモリに書
き込む(ステップ710)。
これによってこの大退室端末機の入退室条件の設定(立
上げ処理)が完了し、ゲートカードが排出される(ステ
ップ712)。
以上の立上げ処理は各入退室端末機毎に行なわれる。5
0個以上の入退室端末機がある場合には、複数のゲート
カード、もしくは50個の入退室端末機の立上げ処理を
行なった後、ホストから他の入退室端末機についての入
退室条件の情報を読み取り、再度他の入退室端末機に対
して上記の処理を行なえばよい。
(カード処理) この処理はカードの種類を判別し、それに応じた処理を
行なうものであり、第7図で示した立上げ処理後の実際
の使用に際しての処理である。以下、この処理を第8図
により説明する。
同図において、カードを入退室端末機に挿入してから事
故カードのチエツクまでのステップ801〜806は先
のゲートカードに対する第7図のステップ700〜70
4と同様である。
装着されたカードが事故カードでなければ(ステップ8
07)、カードの種類を判定する(ステップ808)、
このカードがユーザカードの場合にはステップ809に
進み、ゲートカードの場合にはステップ810に進み、
アラームカードの場合にはステップ8.11に進み、デ
ータカードの場合にはステップ812に進み、夫々所定
の処理がなされた後、このカードは排出される(ステッ
プ816)。
また、装着されたカードが事故カードである場合には、
警報ブザーやエラーメッセッジを出力しくステップ81
3)、カードはその内容が破壊されて(ステップ814
)排出される。
(第8図のステップ809の詳細) 第8図のステップ808でユーザカードと判定されると
、ステップ809に進んでユーザカード処理がなされる
が、以下、第9図によってこの処理を説明する。
まず、大退室端末機に記憶されている順歴情報が最大数
(上記の例では500件)に達しているか否かを判定し
くステップ900)、達していなければ、ステップ90
2に進み、達していれば、第4図で示したff歴上書き
許可フラグにより、オーバライドが可か不可を判定する
(ステップ901)。
オーバーライドが可能であればステップ902に進むが
、オーバライドが禁止されていれば、メツセージを出力
して(ステップ926)カードを排出する(第8図のス
テップ816)。
ユーザカードについても、同様に履歴情報の数、オーバ
ライドの可、不可が判定される(ステップ902.90
3)。
次に、ユーザカードの見出し領域(第3図(a))から
ランク、コードの情報を読み取る(ステップ904)。
次に、これらランク、コードとゲートカード(第4図)
によってこの大退室端末機に設定されたランク、コード
とを比較しくステップ905)、この大退室端末機は、
ユーザカードと同コードで下位ランクであるか(これを
「カード支配」という)、ユーザカードと同コード、同
ランクであるか(これを「カードと同等」という)、あ
るいはこれら以外であるか(これを「カード支配外」と
いう)を判定する(ステップ906)。
「カード支配」の場合には、ユーザカードの見出し領域
(第3図(a))における項目No、4で禁止下位ラン
クの入退室端末機を識別しくステップ907)、次に、
ユーザカードの基本キー情報開城(第3図(b))で先
の禁止下位ランクの大退室端末機以外の大退室端末機に
ついて、解錠条件フラグの処理を行なう(ステップ90
8)。
また、「カードと同等」の場合には、ユーザカードのキ
ー情報領域(第3図(c))のサーチを行ないくステッ
プ909)、これに情報が記憶されていなければ(ステ
ップ910)ステップ912に進む。このキー情報τ域
に同コード、同ランクの他の大退室端末機の情報が記憶
されているとき゛には、この大退室端末機についての解
錠条件フラグの処理を行なう(ステップ911)。
さらに、カード支配外の場合、あるいはステップ910
で情報が見出せない場合には、ユーザカードのオプショ
ンキー情報領域(第3図(d))の有無を判定する(ス
テップ912)。オプションキー情14111Fliが
なければ、メツセージを出力して(ステップ926)カ
ードを排出する。(p、 s図の)ステップ816)。
オプションキー情報h■域があっても、この領域をサー
チして(ステップ913)情報が得られないときも(ス
テップ914)メツセージを出力してカードを排出する
。オプションキー情報領域から入退室端末機の情報が見
出される場合には、この大退室端末機に対する解錠条件
フラグの処理を行なう (ステップ915)。
ステップ908,911もしくは915で解錠条件フラ
グの処理が行なわれ、このフラグによって先に第3図(
b)〜(d)で説明したように有効期限1時間帯等の設
定がなされていると(ステップ916)、基本キー情報
領域(第3図(b))、キー情報領域(第3図(C))
またはオプションキー情報領域(第3図(d))に設定
されている有効期限内1時間帯内にこのユーザカードが
使用されているか否かの判定(ステップ917〜920
)を行ない、これらを満足している限り、次のステップ
921に進む。また、ステップ916で解錠条件フラグ
によって有効期限9時間帯のいずれも設定されていない
ときには、直接ステップ921に進む。
ステップ921は解錠条件フラグに暗証番号の使用を必
要とすることを要求しているか否かを判定する。これを
要求していない場合には、直ちに出入口を解錠させるが
(ステップ924)、暗証番号を要求する場合には、大
退室端末機のキーボード操作によって暗証番号を入力す
ると(ステップ922)、これとユーザカードに記憶さ
れている暗証番号とがユーザカード内で照合され(ステ
ップ923)、これらが一致したとき、入退室端末機は
出入口の解錠を行なわせる(ステップ924)。
両者が一致しなければ、メツセージを出力してカードを
排出する。
しかる後、大退室端末機では、このユーザカードが使用
されたことの履歴情報がメモリに書き込まれ、また、ユ
ーザカードには、この大退室端末機で解錠を行なったこ
との履歴情報が履歴情報領域(第3図(e))に書き込
まれる(ステップ925)。
(第8図のステップ810の詳細) このステップ810は大退室端末機の入退室条件をゲー
トカードで変更するためのものであり、以下、第10図
によって説明する。
この場合のゲートカードのフォーマットは第4図と同様
である。
ゲートカードには暗証番号が記憶されており、端末機に
キーボード操作によって暗証番号が入力されると(ステ
ップ1000)、  これとゲートカードから読み出さ
れた暗証番号とが比較され(ステップ1001)、 こ
れらが不一致のときには、メツセージを出力して(ステ
ップ1005)ゲートカードを排出する(第8図のステ
ップ816)。
上記暗証番号が一致したときには、ゲートカードの第4
図に示す領域でこの大退室端末機で設定されているゲー
ト端末Noをサーチしくステップ1002)、このゲー
ト端末Noがあるときには(ステップ1003)、これ
に対する入退室条件の情報を読み出してこの大退室端末
機のメモリで書き換える(ステップl 004)。これ
により、この大退室端末機では、新たな入退室条件が設
定される。サーチによってこのゲート端末Noが見出せ
ないときには、メツセージを出力して(ステップ100
5)カードを排出する(第8図のステップ816)。
(第8図のステップ811の詳細) このステップ811はアラームカードで入退室端末機に
事故カードを登録する処理であり、以下、第11図によ
って説明する。
、アラームカードにも暗証番号が記憶されており、第1
0図と同様に暗証番号の照合が行なわれる(ステップ1
100.1101)。暗証番号が−致すれば、入退室端
末機は、アラームカードの見出し領域(第6図(a))
から事故カード登録件数を読み出しくステップ1102
)、この件数が0か否か判定する(ステップ1103)
、0のときには、メツセージを出力して(ステップ11
12)カードを排出する(第8図のステップ816) 
事故カードの登録件数がOでないときには、アラームカ
ードの第6図(b)で示した領域から事故カードNoを
読み出しくステップ1104)、これに対する第6図(
c)の領域から、このアラームカードが装着されている
入退室端末機に対する登録フラグを読み出しくステップ
1105)、この登録フラグが1か3かまたはそれ以外
かを判定する(ステ2ンプ1106)。登録フラグが1
のときには、大退室端末機に上記事故カードNoを登録
しくステップ1107)、また、登録フラグが3のとき
には、入退室端末機でのユーザカードの事故カードとし
ての登録を解除しくステップ1108)、夫々アラーム
カードでの第6図(C)に示した領域での対応する登録
フラグを2にする。
登録フラグが1.3以外のときには、直接ステップ11
10に進む。
しかる後、カウント(11!Nを1だけインクリメント
シ(ステップ1110)、この値Nが事故カード登録件
数と一致しなければ(ステップ1111)、次の事故カ
ードNoを読み出して再び同様の処理を行なう、そして
、全ての事故カードについての登録が終ると、カードは
排出される。
(第8図のステップ812の詳1!り このステップ812は、入退室端末機の履歴情報をデー
タカードに読み取る処理を行なうものであり、以下、第
12図によって説明する。
データカードも暗証番号を有しており、まず、先の各カ
ードと同様に、暗証番号の照合が行なわれる(ステップ
1200.1201)。次に、データカードの見出し領
域(第5図(a))からこれに記憶されている履歴情報
数、大退室端末機の数を読み出し、このデータカードが
使用できるが否かを判定する(ステップ1201)。使
用不可であれば、メツセージを出して(ステップ120
9)カードを排出する(第8図のステップ816) 。
データカードが使用可能であれば、この大退室端末機に
記憶されている履歴情報を読み出しくステップ1203
)、データカードに書き込む(ステップ1204)。そ
して、データカードに書き込まれたBe情報の全数が3
80になったか(ステップ1205)、この大退室端末
機の履歴情報が全てデータカードに書き込まれたか(ス
テップ1206)を夫々判定し、これらのいずれかが満
たされたとき、入退室端末機の数をインクリメントしく
ステ゛ンブ1207)、これとデータカードでの履歴情
報数とをこのデータカードの第5図(a)に示す領域に
書き込む。また、この大退室端末機のゲート端末No、
これから収集したffJff情報数も同時にこのデータ
カードに書き込む(ステップ1208)。
〔発明の効果〕
以と説明したように、本発明によれば、各端末機および
ICカードはツリー構造上で位置づけられる区分位置に
応じてレベル付けされ、これらレベルの比較によって出
入口の解錠の可、不可を判定するものであるから、端末
機での必要な情報量を小さ、くできて使用可能なlCカ
ードの数に制限がなくなるし、該端末機でレベルの比較
、解錠の可、不可の判定ができて、オフラインでの処理
が可能となり、システムの設置、端末機の増設や設置位
置の変更などが極めて簡単となる。
また、ICカードでの指定により、ツリー構造に拘束さ
れることなく、任意の端末機に対して出入口の解錠を可
とすることもでき、必要なエリアでの出入りを最小のI
Cカードでもって可能とするという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるICカード入退室管理システムの
一実施例を示す構成図、第2図はエリアを区分するツリ
ー構造の一具体例を示す図、第3図は第1図におけるユ
ーザカードのフォーマットの一具体例を示す図、第4図
は第1図におけるシステムカードとしてのゲートカード
のフォーマットの一具体例を示す図、第5図は第1図に
おけるシステムカードとしてのデータカードのフォーマ
ットの一見体例を示す図、第6図は第1図におけるシス
テムカードとしてのアラームカードのフォーマットの一
具体例を示す図、第7図は第1図における大退室端末機
の入退室条件設定動作を示すフローチャート、第8図は
第1図における大退室端末機の使用動作を示すフローチ
ャート、第9図は第8図におけるユーザカード処理ステ
ップの詳細を示すフローチャート、第10図は第8図に
おけるゲートカード処理ステップの詳細を示すフローチ
ャート、第11図は第8図におけるアラームカード処理
ステップの詳細を示すフローチャート、第12図は第8
図におけるデータカード処理ステップの詳細を示すフロ
ーチャートである。 1・・・・・・・・・ホスト、2・・・・・・・・・シ
ステムカード、3・・・・・・・・・ユーザカード、4
a、4b・・・・・・・・・入退室端末機、5・・・・
・・・・・電気錠コントローラ、6・・・・・・・・・
電気錠、7・・・・・・・・・オートドアコントローラ
、8・・・・・・・・・オートドア。 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各エリアの出入口毎に該出入口の解錠手段に連結
    した端末機を設置し、該端末機へのICカードの装着に
    よつて該出入口の解錠を可能とするシステムであつて、
    該エリアを、相互関連、セキュリティの高低に応じて、
    ツリー構造状に区分し、該端末機をこれが設置されるエ
    リアの該ツリー構造での区分位置に応じてレベル付けす
    るとともに、該ICカードも該ツリー構造の任意の区分
    位置に対応づけて該区分位置に応じたレベルを付し、該
    端末機のレベルとこれに装着された該ICカードとのレ
    ベル照合により、出入口の解錠の可、不可を判定するよ
    うにしたことを特徴とするICカード入退室管理システ
    ム。
  2. (2)請求項(1)において、前記端末機は、それが設
    置されるエリアの前記ツリー構造での区分位置に対して
    前記ツリー構造の同一枝で上位にランクされる前記IC
    カードの装着によつて前記出入口の解錠を可能とするこ
    とを特徴とするICカード入退室管理システム。
  3. (3)請求項(2)において、前記ICカードに対して
    前記ツリー構造上同一枝で下位にランクされる任意の前
    記エリアの出入口の解錠を不可とする設定が可能とした
    ことを特徴とするICカード入退室管理システム。
  4. (4)請求項(1)において、前記ツリー構造上前記I
    Cカードと同一区分位置に位置づけられた前記エリアの
    前記端末機は、このICカードによつてこのエリアの出
    入口の解錠を可、不可いずれか一方にすることを任意に
    設定可能としたことを特徴とするICカード入退室管理
    システム。
  5. (5)請求項(1)において、前記ツリー構造上前記I
    Cカードとは異なる枝の区分位置に位置づけられた前記
    エリアの前記端末機は、このICカードにこの区分位置
    指定するときのみ、このICカードによつてこのエリア
    の出入口の解錠を可能としたことを特徴とするICカー
    ド入退室管理システム。
JP63238831A 1988-09-26 1988-09-26 Icカード入退室管理システム Pending JPH0288859A (ja)

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Cited By (5)

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