JP3487003B2 - バイアス電圧発生回路 - Google Patents
バイアス電圧発生回路Info
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Description
に係り、特にECLレベルのバイアス電圧発生回路に関
する。近年、携帯電話等の普及により、高速LSIに対
しても電池バックアップ等を実現するために低消費電力
化が要求されるようになっており、動作時と非動作時と
を総合した時の低消費電力化を図る手法が有効となって
いる。
を外部から制御することが行われており、このバイアス
電圧発生回路についても低消費電力化が要望されてい
る。
報にも示される従来のバイアス電圧発生回路を説明する
ための回路図である。図9は、バイアス電圧発生回路の
基本的構成を説明するものであり、PNP型バイポーラ
トランジスタT101 、複数のNPN型バイポーラトラン
ジスタT102〜T109 、及び複数の抵抗器R101 〜R
108 を備えている。
のベースがバイアス電圧制御信号入力端子PS に、エミ
ッタ(ノードn1 )は抵抗器R101 を介して高電位電源
VCCに、そしてコレクタは低電位電源VEEにそれぞれ接
続されている。トランジスタT102 は、コレクタが抵抗
器R102 を介してトランジスタT102のエミッタとトラ
ンジスタT103,T108 各ベースに、エミッタは低電位電
源VEEに、そしてベースはトランジスタT104,T105,T
106 の各コレクタと共に、抵抗器R103 を介して低電位
電源VEEにそれぞれ接続されている。
電位電源VCCに、またエミッタは抵抗器R104 を介して
トランジスタT102 のベースに接続されている。トラン
ジスタT104,T105,T106 は、その各ベースが抵抗器R
106 を介してトランジスタR109 のコレクタ及びベース
に共通接続され、また各エミッタは抵抗器R105 を介し
て低電位電源VEEに接続されている。
ースが接続され、抵抗器R107 を介して高電位電源VCC
に接続されている。また、エミッタはトランジスタT
108 のコレクタに接続されている。トランジスタT108
は、そのエミッタがバイアス電圧出力端子VCS、及び抵
抗器R108 を介してトランジスタT109 のベース及びコ
レクタに接続され、このトランジスタT109 のエミッタ
は低電位電源VEEに接続されている。
において、待機(スタンバイ)時には、バイアス電圧制
御信号PS を立ち下げてPNP型バイポーラトランジス
タT 101 をオンさせることにより、ノードn1 のレベル
を立ち下げて出力電圧VCSを低電位にする。これにより
待機時において、該バイアス電圧が供給されるECL回
路の消費電力を低減させる。
ードn1 (基準レベル)のレベルを立ち下げることによ
り、出力電VCSを低電位にするようになっているが、抵
抗器R101 の抵抗値は、動作時にトランジスタT102 の
コレクタ電流を供給することになるため、それほど高く
設定することができない。その結果、抵抗器R101 に流
れる電流は、トランジスタT101 のエミッタ電流として
待機時にも残存することになる。そのため、抵抗器R
101 に流れる電流は、回路定数にも依存するが、例えば
100μA程度となり、バッテリバックアップを行う携
帯電話等においてはその消費電力は大きなものである。
を低く抑えることで、消費電力を更に小さくするもので
あり、バイアス電圧制御信号PS によってスイッチング
制御されるNMOSトランジスタN201 を備えている。
本バイアス電圧発生回路は、NMOSトランジスタN
201 を備える以外は、前述した図9のバイアス電圧発生
回路とほぼ同様な構成であり、PNP型バイポーラトラ
ンジスタT201 、複数のNPN型バイポーラトランジス
タT202 〜T209、及び複数の抵抗器R201 〜R208 を
有している。
りスイッチング制御されるNMOSトランジスタN201
を有するバイアス電圧発生回路によれば、待機時にはN
MOSトランジスタN201 がオフ状態になり、電流経路
が遮断されるため、待機時に流れる電流を抑えることが
できる。
イアス電圧発生回路において、待機時に流れる電流を抑
えるためには、抵抗器R201 の抵抗値を数MΩという高
抵抗にすることが条件となる。しかしながら、数MΩの
高抵抗を集積度の高い回路上に作り込むことは、精度
面、及び面積面から容易なことではない。
も、数μAまでは電流を減少させることができるもの
の、それ以下にすることはできない。更に、基準レベル
n1 がPNP型バイポーラトランジスタT201 にて制御
されていることから、このトランジスタT201 のhFEの
影響を受けると共に、バイアス電圧制御信号PS の端子
のIIL電流が存在するため、低消費電力化の妨げとな
っている。
1 は、トランジスタT201 のベース,エミッタ間の電圧
VBE、即ち0.8〔V〕以下にすることができず、上記
の如く基準レベルn1 より低電位電源VEEには電流が流
れているため、やはり消費電力に悪影響を及ぼす。ま
た、図10のバイアス電圧発生回路において、バイアス
電圧制御信号PS の“H”(ハイ)レベルは、バイアス
電圧VCSとNPN型トランジスタT208 のV BEとNMO
SトランジスタN201 のVTHとを併せた電圧、約2.6
〔V〕が必要であり、例えば高電位電源VCCとして2.
7〔V〕程度の低い電圧を使用するような場合に電圧マ
ージンが少ないという問題もある。
要することなく待機時に流れる電流をほぼ皆無にするこ
とを目的としている。
の本発明は、バイアス電圧制御信号Ps に応じて、動作
時には所定電位のバイアス電圧VCSを出力し、且つ待機
時には該バイアス電圧VCSを立ち下げて当該バイアス電
圧VCSが供給されるECL回路の消費電力を低減するよ
うに構成したバイアス電圧発生回路であって、高電位電
源VCCと低電位電源VEEとの間に直列接続され、前記前
記バイアス電圧制御信号Ps が直接入力される共通のゲ
ートを有するPMOSトランジスタP1 及びNMOSト
ランジスタN1 とからなるC−MOSインバータIN1
を有し、前記バイアス電圧制御信号Ps によって前記P
MOSトランジスタP1 とNMOSトランジスタN1 の
オンオフ制御を行い、前記バイアス電圧VCSにおける基
準レベルAを制御することを特徴としている。
れば、バイアス電圧制御信号Ps によって、C−MOS
インバータIN1 を構成するPMOSトランジスタP1
及びNMOSトランジスタN1 のいずれか一方がオン状
態、他方がオフ状態になる。
ー)レベルから“H”(ハイ)レベルに切り換え待機状
態にした場合、高電位電源VCC側に接続されるPMOS
トランジスタP1 がオフ状態で、低電位電源VEE側に接
続されるNMOSトランジスタN1 がオン状態となり電
流は遮断される。このためC−MOSインバータIN1
の出力部の基準レベルAはほぼ0〔V〕となり、バイア
ス電圧VCSも0〔V〕付近まで低下し、接続されるEC
L回路等は非動作状態となる。尚、抵抗器R1 は回路に
より決定される値で例えば20KΩ程度である。
における消費電力をほぼ皆無にすることが可能となる。
詳細に説明する。図1は本発明のバイアス電圧発生回路
の第1実施例を説明するための回路図であり、バイアス
電圧制御信号PS を入力するC−MOSインバータIN
1 を構成するPMOSトランジスタP1 とNMOSトラ
ンジスタN1 、バイアス部B1 を構成する複数のNPN
型バイポーラトランジスタT1 〜T8 、及び複数の抵抗
器R2 〜R8 を備え、その出力信号(バイアス電圧)V
CSは図示していないがECL回路に入力される。
位電源VCCに接続され、ドレインは抵抗器R1 を介して
NMOSトランジスタN1 のソースに接続されている。
また、NMOSトランジスタN1 のドレインは低電位電
源VEEに接続されている。バイポーラトランジスタT1
のコレクタは抵抗器R2 を介してC−MOSインバータ
IN1 の出力部(基準レベル)Aに接続され、この基準
レベルAはトランジスタT2,T7 の各ベースに接続され
ている。そしてトランジスタT1 のエミッタは低電位電
源VEEに接続され、ベースはトランジスタT3,T4,T5
の各コレクタに接続されると共に、抵抗器R3 を介して
低電位電源VEEに接続されている。
VCCに接続され、エミッタは抵抗器R4 を介してトラン
ジスタT1 のベースに接続されている。トランジスタT
3,T4,T5 の各ベースはそれぞれ接続され、抵抗器R6
を介してトランジスタT8 のコレクタ及びベースに共通
接続され、各エミッタはそれぞさ接続されると共に抵抗
器R5 を介して低電位電源VEEに接続されている。
ベースに接続されると共に、抵抗器R7 を介して高電位
電源VCCに接続され、エミッタはトランジスタT7 のコ
レクタに接続されている。トランジスタT7 のエミッタ
は、バイアス電圧VCSの出力部(バイアス電圧出力端子
VCS)に接続されると共に、抵抗器R8 を介してトラン
ジスタT8 のコレクタに接続され、トランジスタT8 の
エミッタは低電位電源VEEに接続されている。
イアス電圧制御信号PS が“L”(ロー)レベルでバイ
アス電圧VCSが出力される動作状態、“H”(ハイ)レ
ベルでパワーセーブ(待機)状態となる。まず、バイア
ス電圧制御回路PS が“L”レベルの場合、高電位電源
VCCに接続されるPMOSトランジスタP1 がオン状
態、低電位電源VEEに接続されるNMOSトランジスタ
N1 がオフ状態となる。従ってC−MOSインバータI
N1の出力部、即ち基準レベルAには高電位電源VCCか
ら所定の電流が流れ、“H”レベルとなるため、バイア
ス部B1 が動作しバイアス電圧VCSが出力されることに
よって、これに接続されるECL回路が動作する。
(ハイ)レベルとなった場合、PMOSトランジスタP
1 がオフ状態、NMOSトランジスタN1 がオン状態と
なるため、高電位電源VCCからの電流は遮断され、C−
MOSインバータIN1 の出力部の基準レベルAは、低
電位電源VEEとほぼ同電位(0〔V〕)となり、“L”
レベルとなる。
まで低下して、これに接続されるECL回路は非動作状
態となり、電力は消費されない。尚、抵抗器R1 は、本
回路により規定される抵抗値を有するもので、PMOS
トランジスタP1 をスイッチング用としてのみ使用して
必要とされる抵抗値を与えるものである。
により規定される抵抗値に相当するオン抵抗をもたせる
ことにより、抵抗器R1 を省くことも可能である。 図2
は本発明のバイアス電圧発生回路の第2実施例を説明す
るための回路図であり、C−MOSインバータを一段追
加することにより、入力信号に対する出力信号の論理を
反転させたものである。
ンジスタN2 とにより構成される1段目のC−MOSイ
ンバータIN2 を付加した以外は、第1実施例と同様な
構成であり、同一符号を付してその説明は省略する。本
第2実施例においては、以下に説明するようにバイアス
電圧制御信号PS が“H”レベルとなった時にバイアス
電圧VCSが出力される。
の時、PMOSトランジスタP2 がオフ、NMOSトラ
ンジスタN2 がオン状態になるため、1段目のC−MO
Sインバータ出力部IN2 は、低電位電源VEEとほぼ同
じ電位となり、“L”レベルとなる。PMOSトランジ
スタP1 及びNMOSトランジスタN1 のゲートにはこ
の“L”レベルが入力され、PMOSトランジスタP1
がオン、NMOSトランジスタN1 がオフ状態となる。
N1 の出力部には、高電位電源VCCより所定の電流が流
れるため、基準レベルAは“H”レベルとなり、バイア
ス電圧VCSが出力される。図3は、第2実施例のバイア
ス電圧発生回路における基準レベルAの動作波形図であ
り、バイアス電圧制御信号PS に対する基準レベルAの
変化を示すものである。
〔V〕の電圧を印加すると共に、高電位電源VCCを3
〔V〕、低電位電源VEEを0〔V〕にしている。図3に
示すように、バイアス電圧制御信号PS を“L”レベル
より、3〔V〕の電圧が印加される“H”レベルにする
と、基準レベルAは徐々にその電位を上げていき、抵抗
器R1 の抵抗値等によって決定される電圧、例えば1.
8〔V〕に到達する。このように基準レベルAが上昇す
ることにより、バイアス電圧VCSが出力され、これに接
続されるECL回路が動作する。
バイアス電圧制御信号PS を“L”レベルにすると、基
準レベルAは下がり、ほぼ0〔V〕となる。尚、図10
に示す従来のバイアス電圧発生回路における基準レベル
n1 の動作波形図を点線で示している。図10の回路の
場合、本発明が解決しようとする課題の項でも述べたと
おり、バイポーラトランジスタT1 を使用していること
から、バイポーラトランジスタのベース,エミッタ間に
発生している電圧VBEによって、待機中であっても基準
レベルn1 は図3に示すように0.8〔V〕以下にする
ことができない。
スタを用いることなく、C−MOSインバータIN1 に
よって基準レベルAを制御しているため、NMOSトラ
ンジスタN1 がオン状態となれば、基準レベルAは、低
電位電源VEEと同レベル、即ち0〔V〕となり、電流も
流れないため、待機時における消費電力は極めて低くな
る。
の動作を説明したが、第1実施例のバイアス電圧発生回
路においても、バイアス電圧制御信号PS が“L”レベ
ルの時に基準レベルAが“H”レベルと論理が反転する
他は、第2実施例の場合と全く同じ動作を行うため、第
1実施例でも待機時の基準レベルAは、やはり0〔V〕
で消費電力は低い。
適用されるECL回路の一例を示す回路図であり、基本
的なECL回路を示すものである。同図に示すECL回
路はトランジスタT31〜T37、及び抵抗器R31〜R35で
構成されている。図1、図2に示す本発明のバイアス電
圧発生回路の出力(バイアス電圧)VCSは、様々なEC
L回路に供給されることになるが、例えば図4に示され
るようなECL回路に供給され、各トランジスタT35,
T36,T37のベースに供給されている。
電圧発生回路によりバイアス電圧V CSは立ち下げられる
ため、このECL回路における消費電力を低減すること
ができる。図5は、本発明の第3実施例を説明するため
の回路図であり、C−MOSインバータIN11を構成す
るPMOSトランジスタP11とNMOSトランジスタN
11、及び抵抗器R11、更にC−MOSインバータの出力
点AとNMOSトランジスタN11との間にゲートとソー
スが接続されるNMOSトランジスタN12を備えてい
る。
あるのでその具体的構成は省略している。本実施例で
は、第1実施例同様、バイアス電圧制御信号PS が
“L”レベルの時に基準レベルAが“H”レベルとなり
バイアス電圧VCSが出力され、逆にバイアス電圧制御信
号PS が“H”レベルで待機状態となるが、NMOSト
ランジスタN12が存在することにより、以下のような特
徴を有している。
レベルの時、基準レベルAの電位がNMOSトランジス
タのしきい電圧Vthの分だけ高くなっているため、この
待機状態からバイアス電圧発生信号PS を“L”レベル
にした場合、バイアス電圧発生までの復帰時間を早くす
ることができる。この場合、電流は流れていないため、
基準レベルAの電位が高くなっても消費電力には影響を
及ぼさない。
N12に代えて、ダイオードやショットキーダイオードを
設けても同様に、待機状態からバイアス電圧発生状態へ
の復帰時間を早くすることができる。但し、ショットキ
ーダイオードの場合には、その特性からNMOSトラン
ジスタN12やダイオードに比べ、バイアス電圧制御信号
PS が“H”の時の基準レベルAの電位は低くなるた
め、適宜選択して使用する必要がある。
めの回路図であり、C−MOSインバータIN21を構成
するPMOSトランジスタP21とNMOSトランジスタ
N21、及び抵抗器R21、更にC−MOSインバータIN
21の出力点AとNMOSトランジスタN21との間にも抵
抗器R22を備えている。バイアス部B1 はやはり第1実
施例と同様であるのでその具体的構成は省略する。
側の抵抗器R22の抵抗値を選定することによって、AC
的な基準レベルAの“L”レベルを任意の値に設定する
ことができるため、回路設計が容易となる。尚、DC的
なレベルは第1実施例とほぼ同様なものとなる。図7
は、本発明の第5実施例を説明するための図であり、図
7(a)はバイアス電圧発生回路の回路図、図7(b)
は本回路の電圧特性図を示している。
(a)に示すように、C−MOSインバータIN31を構
成するPMOSトランジスタP31とNMOSトランジス
タN31、及び抵抗器R31、更にC−MOSインバータI
N31の出力点AとNMOSトランジスタN31との間に、
ゲート信号を外部端子より入力されるNMOSトランジ
スタN32を備えている。
と同様であるため省略している。本実施例の回路によれ
ば、外部端子aに入力される信号によりNMOSトラン
ジスタN32を制御することで、基準レベルAの“L”レ
ベルを設定することが可能となっている。図7(b)
は、図7(a)の回路における基準レベルAの電圧VA
及びNMOSトランジスタN32のゲートに入力される外
部端子aの電圧Va の特性を示すグラフである。
の回路においては、外部端子aの電圧が低いと基準レベ
ルAの電圧は高く、逆に外部端子aの電圧が低いと基レ
ベルAの電圧が低くなる。従って、外部端子aに印加す
る電圧により基準レベルAを制御することができる。以
上のように外部端子aの信号によって、基準レベルAの
“L”レベルが設定可能であるため、システムによる復
帰時間のチューニングを行うことができる。
を外部端子aの信号によって制御したが、PMOSトラ
ンジスタでも基準レベルAと外部端子aの電圧特性が逆
転するだけで、同様な効果を得ることが可能である。図
8は、本発明の第6実施例を説明するための回路図であ
り、C−MOSインバータIN41を構成するPMOSト
ランジスタP41とNMOSトランジスタN41、及びC−
MOSインバータIN41の出力点CとNMOSトランジ
スタN41との間に2段のダイオードD1 、更にC−MO
SインバータIN41の出力点Cがベースに接続されてい
るPNP型バイポーラトランジスタT41、抵抗器R41を
備えている。
抵抗器R41を介して高電位電源に接続されると共に、コ
レクタはバイアス部B1 に接続されている。本実施例の
バイアス電圧発生回路において、バイアス電圧制御信号
PS が“L”レベルの時、PMOSトランジスタP41は
オン、NMOSトランジスタN41はオフ状態となる。従
って、C−MOSインバータIN41の出力部Cは、
“H”レベルとなり、バイポーラトランジスタT41はオ
フ状態になる。
R41、及びバイポーラトランジスタT41を介して基準レ
ベルAには電流は流れないため、バイアス部B1 は非動
作状態となる。この時、消費される電流はなく、基準レ
ベルAは“H”レベルと“L”レベルの中間レベルにな
っている。
レベルの時、PMOSトランジスタP41はオフ、NMO
SトランジスタN41はオン状態となる。従って、C−M
OSインバータIN41の出力部Cは、ほぼ2VBE、即ち
1.5〔V〕程度となり、バイポーラトランジスタT41
がオン状態となる。バイポーラトランジスタT41がオン
状態となれば、バイアス部B1 に電流が供給され、バイ
アス電圧発生状態となる。
時に、基準レベルAの電位を0〔V〕或いはそれに近い
“L”レベルに保持する回路であったのに対して、本実
施例では、パワーセーブ時に高電位電源からバイアス部
B1 への電流経路を切断するものである。本実施例で
は、PNP型バイポーラトランジスタT41を使用してい
るが、パワーセーブ電流はPNP型バイポーラトランジ
スタT41のhFEには影響されないため、パワーセーブ時
の消費電流はほぼ皆無であり、抵抗器R41も数十KΩで
良いため、製造上の支障もない。
よれば、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタ
とからなるC−MOSインバータをバイアス電圧制御信
号によって制御しているため、パワーセーブ(待機)時
には電源からバイアス部への電流経路が遮断されること
によって、バイアス電圧の出力が停止される。
ることなく、待機時における消費電力を極めて小さくす
ることが可能となり、電源の寿命が長くなるため、電池
駆動で且つ小型化される携帯電話等には極めて有効であ
る。
示す回路図である。
示す回路図である。
る。
CL回路の一例を示す回路図である。
図である。
図である。
回路図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 バイアス電圧制御信号(Ps )に応じ
て、動作時には所定電位のバイアス電圧(VCS)を出力
し、且つ待機時には該バイアス電圧(VCS)を立ち下げ
て当該バイアス電圧(VCS)が供給されるECL回路の
消費電力を低減するように構成したバイアス電圧発生回
路であって、 高電位電源(VCC)と低電位電源(VEE)との間に直列
接続され、前記バイアス電圧制御信号(Ps )が直接入
力される共通のゲートを有するPMOSトランジスタ
(P1 )及びNMOSトランジスタ(N1 )とからなる
C−MOSインバータ(IN1 )を有し、前記バイアス
電圧制御信号(Ps )によって前記PMOSトランジス
タ(P1 )とNMOSトランジスタ(N1 )のオンオフ
制御を行い、前記バイアス電圧(VCS)における基準レ
ベル(A)を制御することを特徴とするバイアス電圧発
生回路。 - 【請求項2】 前記高電位電源(VCC)側に接続される
MOSトランジスタ(P1 )と直列に接続され、回路に
より規定される抵抗値に相当する抵抗値を有する抵抗器
(R1 )を具備し、前記MOSトランジスタ(P1 )を
スイッチング用としてのみ使用して必要とされる抵抗値
は該抵抗器(R1 )により与えるようにしたことを特徴
とする請求項1記載のバイアス電圧発生回路。 - 【請求項3】 前記高電位電源(VCC)側に接続される
MOSトランジスタ(P1 )は、前記回路により規定さ
れる抵抗値に相当するオン抵抗を有することを特徴とす
る請求項1記載のバイアス電圧発生回路。 - 【請求項4】 前記高電位電源(VCC)側に接続される
MOSトランジスタ(P1 )は、ゲート長を長くするこ
とによって、前記回路により規定される抵抗値に相当す
るオン抵抗を有するようにしたことを特徴とする請求項
3記載のバイアス電圧発生回路。 - 【請求項5】 前記C−MOSインバータ(IN1 )の
前段にPMOSトランジスタ(P2 )及びNMOSトラ
ンジスタ(N2 )とからなるC−MOSインバータ(I
N2 )を付加してなることを特徴とする請求項1記載の
バイアス電圧発生回路。 - 【請求項6】 前記低電位電源(VEE)側に接続される
MOSトランジスタ(N1 )と直列に接続され、ローレ
ベル時の前記基準レベル(A)の電位を上昇させるため
の所定しきい値(Vth)を有する素子(N12)を具備す
ることを特徴とする請求項1記載のバイアス電圧発生回
路。 - 【請求項7】 前記低電位電源(VEE)側に接続される
MOSトランジスタ(N1 )と直列に接続され、ローレ
ベル時の前記基準レベル(A)の電位を任意値に設定す
る所定の抵抗値を有する抵抗器(R22)を具備すること
を特徴とする請求項1記載のバイアス電圧発生回路。 - 【請求項8】 前記低電位電源(VEE)側に接続される
MOSトランジスタ(N1 )と直列に接続され、ゲート
に接続される外部端子(a)からの信号により制御され
るMOSトランジスタ(N32)を具備し、該MOSトラ
ンジスタ(N 32)によりローレベル時の前記基準レベル
(A)の電位を任意値に設定することを特徴とする請求
項1記載のバイアス電圧発生回路。 - 【請求項9】 PMOSトランジスタ(P41)及びNM
OSトランジスタ((N41)とからなるC−MOSイン
バータ(IN41)の出力部(C)にベースが接続され、
エミッタが抵抗器(R41)を介して高電位電源に接続さ
れると共に、コレクタがバイアス部(B1 )に入力され
る基準レベル(A)に接続されるPNP型バイポーラト
ランジスタ(T41)を具備していることを特徴とする請
求項1記載のバイアス電圧発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02063695A JP3487003B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | バイアス電圧発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02063695A JP3487003B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | バイアス電圧発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223025A JPH08223025A (ja) | 1996-08-30 |
JP3487003B2 true JP3487003B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=12032725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02063695A Expired - Lifetime JP3487003B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | バイアス電圧発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3487003B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP02063695A patent/JP3487003B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH08223025A (ja) | 1996-08-30 |
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