JP3487000B2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

Info

Publication number
JP3487000B2
JP3487000B2 JP01368295A JP1368295A JP3487000B2 JP 3487000 B2 JP3487000 B2 JP 3487000B2 JP 01368295 A JP01368295 A JP 01368295A JP 1368295 A JP1368295 A JP 1368295A JP 3487000 B2 JP3487000 B2 JP 3487000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed column
screw
column
fixed
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01368295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08201155A (ja
Inventor
和三 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP01368295A priority Critical patent/JP3487000B2/ja
Publication of JPH08201155A publication Critical patent/JPH08201155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3487000B2 publication Critical patent/JP3487000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Force In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はロバーバル機構を持つ電
子天びんに関し、特にそのロバーバル機構の平行度を調
整するための機構に関する。 【0002】 【従来の技術】電子天びんは図5に示すように固定柱7
1に対して可動柱72をロバーバル機構と呼ばれるリン
ク81で連結し、上皿85に載せられた試料によって可
動柱72にかかる荷重を支点84に支えられた平衡ビー
ム83を用いて電磁平衡部82とバランスさせることに
よって荷重を測定する。このロバーバル機構は上下の平
行ガイド73と74が正確に平行でなければならないの
でそれを平行に調整するための機構が設けられている。
図6は上下の平行ガイドを平行にするための調整機構の
従来例である。固定柱71は割り71cによって固定部
71aと可動部71bに分けられており、可動部71b
の上端面71dが引きネジ76と押しネジ77によって
固定部71aに対して上下に変位するようになってい
る。その上端面71dの変位に応じて、板バネ75を介
して上端面71dに固定された上の平行ガイド73が上
下に動かされ、下の平行ガイド74と平行に調整される
ようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来例では図6に例示
したように固定柱の上部だけの変形によって上下の平行
ガイドの平行度を調整するため、固定柱と平行ガイドを
連結する板バネのひずみが変形させた部位側のみに発生
し、トルク(回転力)として可動柱を通じて電磁平衡部
に作用する。このため平行度の調整のたびに重量測定値
のゼロ点変化が生じる。また固定柱の上下の端面におけ
る構造が対称的でないので、周囲温度の変化による影響
を考えると、バネの弾性率の変化、熱膨張による作用点
の変化が上下で同じにはならず、重量測定値の温度ドリ
フトが発生する。本発明は平行ガイドの平行度調整時に
ゼロ点変化を生じさせず、重量測定値の温度ドリフトの
小さい電子天びんを提供することが目的である。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、軸方向に荷重を受ける可動柱を、これと略
平行に配置された固定柱に、平行ガイドと板バネからな
るロバーバル機構を介して支持するようにした電子天び
んにおいて、前記固定柱の略中央部に、この固定柱の両
端面を同時に等量だけ逆方向に変形させるネジ機構を設
けた。 【0005】 【作用】固定柱と可動柱と上下の平行ガイドを板バネで
連結したロバーバル機構で、固定柱の上下両端面を同時
に等量だけ逆方向に変形させると、それにつれて固定柱
の上下の端と上下の平行ガイドを連結している板バネが
それぞれ等量だけ逆方向にたわみ、上の板バネと下の板
バネの間の距離が変わる。一方可動柱側につけられた可
動柱と平行ガイドを連結する上下板バネ間の距離は変わ
らないので、固定柱側の上下の板バネ間の距離を調節す
ることによって、上下の平行ガイドの平行度を調節する
ことができる。 【0006】上下の平行ガイドの平行度を調節したとき
に、上下の板バネのたわみはほぼ等しくなるので重量測
定値のゼロ点変化は起こらず、また固定柱の上下端の構
造が対称的なので周囲の温度が変化した場合でもその影
響は上下の板バネに対してほぼ等しくなって互いに相殺
し、温度変化によるドリフトは少ない。 【0007】 【実施例】図1は本発明の一実施例である電子天びんの
ロバーバル機構21を示す図である。固定柱1と可動柱
2の間を2本の平行ガイド(上)3と平行ガイド(下)
4で連結する構造となっており、上下の平行ガイドと固
定柱の間は板バネ5と6で連結され、また上下の平行ガ
イドと可動柱の間も板バネ7と8で連結されている。図
では省略しているが、測定対象試料は可動柱2の上に設
けられた上皿に載せられその荷重は可動柱の軸方向にか
かる。その荷重が図では省略されている電磁平衡部と釣
り合うことによって試料の重量が測定される。重量を正
確に、さらに上皿への試料の載せる位置にかかわって発
生するいわゆる偏置誤差(四隅誤差ともいう)がないよ
うに重量を測定するためには、上下の平行ガイドが正確
に平行でなければならない。 【0008】本実施例では上下の平行ガイドを平行にな
るように調整するために、固定柱1を支持壁9に対して
引っ張るための引きネジ10と、引きネジ10に対して
その回りから固定柱1を押すための押しネジ11が設け
られている。押しネジ11の外周に切られた雄ネジ部は
支持壁9に切られた雌ネジに螺合され、引きネジ10の
外周に切られた雄ネジ部は固定柱1に切られた雌ネジに
螺合される。図2は調整の機構を説明する図である。固
定柱1は支持壁9に対してその中央部が引きネジ10に
よって引っ張られることによって変形し、図2に示すよ
うに上下の端面が傾斜する。それに伴って平行ガイド
(上)3の左端は下に押し下げられ、平行ガイド(下)
4の左端は上に押し上げられる。上下の平行ガイドの可
動柱側の端は可動柱2に固定されているのでその距離は
一定であり、上下の平行ガイドの固定柱側の両者間の距
離lを固定柱1の変形によって変化させることで上下の
平行ガイド間の平行度を調整することができる。この調
整は距離lが小さくなる方向にしかできないので、固定
柱1の長さは可動柱2の長さよりやや長くあらかじめ設
計しておく必要がある。 【0009】支持壁9には固定柱がはまりこむ溝を設け
れば固定柱の横ずれが起こらず好都合である。また固定
柱の押しネジが当たる部分には押しネジの先端がはまり
込む溝または穴を設けてもよい。 【0010】図2に示すように、固定柱上端の傾斜角を
θ1 、固定柱下端の傾斜角をθ2 、固定柱の中央から上
端または下端までの距離をa、固定柱の中心線から板バ
ネ5の中央までの距離をb、固定柱中央部の左右方向の
変位をd、板バネ5の上下方向の変位をe1 、板バネ6
の上下方向の変位をe2 とする。固定柱1はその中央部
が引きネジ10によって引かれているので、変形は上下
対称である。したがってθ1 =θ2 であるから、e1 =
e2 であり、さらに上下の平行ガイドにかかるトルクを
T1 とT2 とするとT1 =T2 である。またe1 はほぼ
(b/a)・dに等しい。したがって上下の平行ガイド
の平行度を調整する際に重量測定値のゼロ点変化は起こ
らない。また固定柱1の上下端の構造は互いに同等であ
り、板バネ5および板バネ6のたわみもほぼ等しいの
で、周囲温度が変わった場合の板バネの伸びや弾性率の
変化も同等なので、その影響は互いに相殺される。 【0011】図3は他の実施例のロバーバル機構部であ
り、固定柱の両端面を同時に等量だけ逆方向に変形させ
るネジ機構の他の例を示す。固定柱31はおよそコの字
形をしており、上下にナットおさえ孔32と33があけ
られている。上側には右ネジが切ってあり下側には左ネ
ジが切ってあるネジ34とそれぞれのネジに螺合する右
ネジナット37と左ネジナット38が組み合わされて、
前記ナットおさえ孔32と33に横からはめ込まれてい
る。固定柱31とネジ34、ナット37および38が組
み合わされた状態でネジ34を回転すると、固定柱31
の上端面39と下端面40が押し離されたり引き縮めら
れたりする。そうすることによって固定柱31の上端面
39と下端面40に板バネ5と6を介して連結された上
下の平行ガイド3と4の平行度を調整することができ
る。 【0012】図4はさらに他の実施例であり、固定柱の
両端面を同時に等量だけ逆方向に変形させるネジ機構の
他の例である。この図ではそのネジ機構のみを取り出し
て描いている。固定柱51は中央部バー52と、上端面
57を含む上部バー53と、下端面58を含む下部バー
54に分かれており、上部バーと下部バーは割り55と
56によって上下にたわむことができ、それにつれてロ
バーバル機構の平行ガイドを板バネ5と6を介して取り
付けてある上端面57と下端面58も上下するようにな
っている。図の右方にあるネジ59は中央部バー52の
右端に螺合しており、そのネジ59をねじ込むことによ
ってテーパブロック60が上部バー53と下部バー54
に作られている斜めの面を押し、両者を互いに離れるよ
うに押し広げる。一方、押圧ネジ61は上部バー53と
中央部バー52を貫通して下部バー54に螺合してお
り、その押圧ネジ61をねじ込むことによって上部バー
53と下部バー54を互いに近付ける。また押圧ネジ6
1の頭と上部バー53との間にはバネ62が入れてあ
り、ネジ59による押し広げる力と押圧ネジ61による
押し縮める力の緩衝材の役割を果たす。以上のような機
構によって固定柱51の上端面57と下端面58に板バ
ネ5と6を介して連結された上下の平行ガイド3と4の
平行度を調整することができる。 【0013】上述したいくつかの実施例の図では明示さ
れていないが、固定柱は通常2本あり、並べて配置され
た2本の固定柱の間の空間に電磁平衡部などが配置され
ている。2本の固定柱と1本の可動柱は平面図がおよそ
V字形の平行ガイドによって連結されている。上述した
平行度の調節機構は2本の固定柱それぞれに設けられて
いるものである。 【0014】 【発明の効果】上下の平行ガイドの平行度の調整を、上
または下の片方の板バネを変形させて行うのではなく、
上下の板バネの調整すなわち変形をひとつの操作で対称
的に同時に行うので、上下の板バネの変形量は同じであ
る。したがって板バネの変形によって可動柱にかかるト
ルクは互いに相殺され、重量測定値のゼロ点変化は生じ
ない。また固定柱の上下の端面における構造が対称的な
ので、周囲温度の変化による影響を考えると、バネの弾
性率の変化、熱膨張による作用点の変化が上下で同じに
なり、重量測定値の温度ドリフトが発生しない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の主要部であるロバーバル機
構である。 【図2】本発明の実施例の作用を示す図である。 【図3】本発明の他の実施例を示す図である。 【図4】本発明のさらに他の実施例を示す図である。 【図5】従来の電子天びんの概略図である。 【図6】従来の平行度調整の機構の一例である。 【符号の説明】 1…固定柱 2…可動柱 3…
平行ガイド(上) 4…平行ガイド(下) 5…板バネ 6…
板バネ 7…板バネ 8…板バネ 9…
支持壁 10…引きネジ 11…押しネジ 21
…ロバーバル機構 31…固定柱 32…ナットおさえ孔 33
…ナットおさえ孔 34…ネジ 35…右ネジボルト 36
…左ネジボルト 37…右ネジナット 38…左ネジナット 39
…上端面 40…下端面 51…固定柱 52…中央部バー 53
…上部バー 54…下部バー 55…割り 56
…割り 57…上端面 58…下端面 59
…ネジ 60…テーパブロック 61…押圧ネジ 62
…バネ 71…固定柱 72…可動柱 73
…平行ガイド(上) 74…平行ガイド(下) 75…板バネ 76
…引きネジ 77…押しネジ 81…ロバーバル機構 82…電磁平衡部 83
…平衡ビーム 84…支点 85…上皿
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 21/24 G01G 23/01 G01L 1/22 G01G 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 軸方向に荷重を受ける可動柱を、これと
    略平行に配置された固定柱に、平行ガイドと板バネから
    なるロバーバル機構を介して支持するようにした電子天
    びんにおいて、前記固定柱の略中央部に、この固定柱の
    両端面を同時に等量だけ逆方向に変形させるネジ機構を
    設けたことを特徴とする電子天びん。
JP01368295A 1995-01-31 1995-01-31 電子天びん Expired - Fee Related JP3487000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01368295A JP3487000B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電子天びん

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01368295A JP3487000B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電子天びん

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08201155A JPH08201155A (ja) 1996-08-09
JP3487000B2 true JP3487000B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=11839964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01368295A Expired - Fee Related JP3487000B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電子天びん

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3487000B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3670648B2 (ja) 2003-02-07 2005-07-13 新光電子株式会社 荷重測定機構
EP2120023B1 (de) * 2008-05-15 2012-04-18 Mettler-Toledo AG Gekapselte Wägezelle mit Eckenlasteinstellung
CN102928058B (zh) * 2011-08-10 2014-11-05 河南恒昌计量自控设备有限公司 一种秤斗内壁清理装置
JP7093074B2 (ja) * 2018-04-02 2022-06-29 株式会社デジアイズ 四隅調整機構、計量センサ及び計量装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08201155A (ja) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI74812C (fi) Kraftmaetanlaeggning.
JP2521358B2 (ja) バランス用荷重検出要素
TW294780B (ja)
JPS61270622A (ja) 質量及び力計測装置
JP3487000B2 (ja) 電子天びん
US4522066A (en) Temperature-compensated extensometer
US4732228A (en) Precision balance
JP2000088678A (ja) 力測定装置用過負荷保護装置
US7612304B2 (en) Load measuring mechanism
US4653600A (en) Electronic balance having parallel rod guides and having a scale on top
US4881607A (en) Platform scale
US4723615A (en) Precision balance
US4883095A (en) Connecting construction for sidestay of heald frame and transverse beam
US4611678A (en) Heavy duty weighing machine having high precision and resolution features
JP3175468B2 (ja) 荷重検出器および張力検出器
US4697658A (en) Toggle-type adjustable mounting for weighing scale flexures
JPH023123B2 (ja)
JPS6111625Y2 (ja)
JP2587011Y2 (ja) 天びん
JPH0239222Y2 (ja)
JP2001091349A (ja) ロードセル式秤
US5742011A (en) Load cell having a neutral plane spaced from a top surface thereof by a distance greater than from a bottom surface thereof
JP2539434Y2 (ja) 電子天びん
JP3134732B2 (ja) 上皿はかり
JP2500299Y2 (ja) 電子はかりの過負荷保護機構

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees