JP2000088678A - 力測定装置用過負荷保護装置 - Google Patents

力測定装置用過負荷保護装置

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JP2000088678A
JP2000088678A JP11234431A JP23443199A JP2000088678A JP 2000088678 A JP2000088678 A JP 2000088678A JP 11234431 A JP11234431 A JP 11234431A JP 23443199 A JP23443199 A JP 23443199A JP 2000088678 A JP2000088678 A JP 2000088678A
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    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • G01G23/005Means for preventing overload

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】省スペースかつ低組立てコストの力測定装置用
過負荷保護装置を提供する。 【解決手段】荷重受け部27は、測定しようとする力が
加わる第1の部分56と、その力を測定用トランスデュ
ーサに伝達する第2の部分57を有する。これら2つの
部分は、これらを連結している互いに平行に延びる第1
の案内部材58と第2の案内部材59とともに、細い線
状の切込みで形成された材料が除去された空間55によ
り互いに隔てられた単体(モノリシック)材料ブロック
の一部をなす。第2の部分57の空洞内には、第1の部
分56と第2の部分57を押圧して圧縮係合させる予圧
を加えた弾性要素78が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、力測定装置用過負荷保護装
置、特に秤用の過負荷保護装置に関する。秤は、2つの
部分を有する荷重受け部を備えている。第1の部分は、
測定しようとする力を力測定装置に加える機能を果た
す。第2の部分は、力を測定用トランスデューサに伝達
する機能を果たしており、2つの平行な案内部材によっ
て第1の部分に接続され、平行四辺形に似た構造をな
す。この平行四辺形の長辺は、力が加わる方向を横切っ
て延びている。平行な案内部材は、長手方向には剛性を
有するが、横方向には弾性を有しフレキシブルである。
過負荷保護装置は、第1の部分と第2の部分にそれぞれ
形成され、第1の係合区域と第2の係合区域を有してお
り、これらの係合区域で第1の部分と第2の部分を係合
させることにより、これらの部分が互いに対し力が加わ
る方向に変位することを防止できる。過負荷保護装置
は、さらに、測定しようとする力が第1の部分に加えら
れたとき、その力に抗して第1の部分と第2の部分を押
圧して接触させるための予圧を加えた弾性要素を備えて
いる。
【0002】この種類の過負荷保護装置、特に精密秤に
用いられる装置は、秤の定格負荷容量を著しく超える力
が加わった場合、その力に抗して、測定用トランスデュ
ーサと、測定しようとする力を測定用トランスデューサ
に伝達する部品を保護することを目的とする。悪影響を
及ぼすこのような力は、たとえば、秤の不正な使用法に
より、測定しようとする負荷が測定皿に乱暴に置かれた
場合などにより発生する。この場合、荷重受け部に瞬間
的に加わる力は、定格負荷容量を超える。停止部を設
け、荷重受け部が力が加わる方向に変位する量を制限し
ようとしても、動きが停止部に達するまで、荷重受け部
に過大な加速度がかかる。そのため、この加速度に対応
する大きさの慣性力が、測定用トランスデューサと、測
定しようとする力を測定用トランスデューサに伝達する
部品に加わる。あるいは、ピボットや継手に加わる引張
り応力や圧縮応力が一時的にピークに達する。秤は、定
格負荷容量に合わせて設計されているため、こういった
力に耐えられない。
【0003】前述した秤に設けられた公知の過負荷保護
装置(DE 28 30 345 C3 参照)では、過負荷保護装置の
2つの案内部材は、平らな原材料から三角形または不等
辺四辺形に形成され、第2の部分にはその長辺側に、第
1の部分にはその対向するコーナか短辺側に、締め付け
ボルトでそれぞれ取り付けられている。案内部材を取り
付けるため、第2の部分は、第1の部分から離れた側に
コンソールを備えている。コンソールは、第2の部分か
ら離れて位置し、2つの案内部材に対し横方向に延びて
いる。コンソールを支持する第2の部分の主部は、三角
形または不等辺四辺形内部の材料が除去された空間を貫
いて延びている。材料が除去された空間はシート状の材
料部分で制限されている。シート状の材料部分は、2つ
の部分の間を延びる三角形または不等辺四辺形の辺に沿
って延びる案内部材を形成する。しかし、このような過
負荷保護装置を構成するためには、かなり大きな空間を
必要とする。さらに、第1の部分と第2の部分と案内部
材を、締め付けボルトで組み立てるのは、相当コスト高
になる。
【0004】また、測定用トランスデューサに測定しよ
うとする力を加え伝達する部品を単体(モノリシック)
として成形するという方法(DE 41 19 734 A1 参照)
は、特に省スペース設計として公知である。しかし、こ
の構成には、荷重受け部の過負荷保護装置が含まれてい
ない。
【0005】
【発明の要約】本発明の目的は、上記の種類の過負荷保
護装置を、省スペースかつ低組立てコストで提供するこ
とにある。
【0006】本発明によれば、この問題の解決方法は、
2つの部分と2つの案内部材を単体(モノリシック)の
材料ブロックの一体に結合した材料部分として構成する
ことである。この構成において、案内部材は、材料ブロ
ックを横切る材料が除去された空間で互いに隔てられて
いる。
【0007】荷重受け部の2つの部分は、案内部材を介
して単一の部分となるよう接続されているため、本発明
の過負荷保護装置の組立てに要する労力は軽減され、2
つの部分をばねで押圧して互いに圧縮接触させるための
予圧を加えた弾性要素を挿入する動作だけが必要にな
る。さらに、2つの部分と2つの案内部材を互いに隔て
ている材料が除去された空間が材料ブロック内部に占め
る体積は小さくできるため、過負荷保護装置を設けるた
めに要するスペースも小さくなる。材料が除去された空
間を形成する方法としては、たとえば、フライス加工、
ドリル加工、放電加工およびこれらの組み合わせなど、
経済的な方法を用いることができる。特に適した方法
は、放電加工である。
【0008】予圧を加えた弾性要素が2つの部分を押圧
し、互いに接触させているかぎり、第1の部分と第2の
部分は互いに剛性をもって結合している。第1の部分に
加わる力は、第2の部分に伝えられ、測定用トランスデ
ューサに向かう。一方、第1の部分に加わる力が、弾性
要素の予圧に対応する接触力を超えた場合、第1の部分
は変位し、第2の部分に対して静止部に達するまで動
く。しかし、慣性力のうち予圧を超えた部分は、第2の
部分には伝わらない。したがって、測定用トランスデュ
ーサや、力を伝達する機能をもつ力測定装置の他の部品
には、慣性力の悪影響が及ばない。この場合、弾性要素
の予圧は、秤の定格負荷容量を超えない範囲で、2つの
部分を押圧して接触させておくのに適当な大きさとす
る。
【0009】本発明の他の実施例では、第1の係合区域
は、第1の部分を成す材料部分において第1の肩部で形
成される。第2の係合区域は、第2の部分を成す材料部
分において第2の肩部で形成される。それぞれの肩部
は、それぞれの対向する材料部分の方へ突出している。
第1の肩部が有する自由面は、第1の案内部材に面して
いる。すなわち、測定しようとする力が加わる方向と反
対方向を向いている。第2の肩部が有する自由面は、第
2の案内部材に面している。すなわち、測定しようとす
る力が加わる方向と同じ方向を向いている。第1の部分
と第2の部分を形成する材料部分は、予圧を加えた弾性
要素により、自由面同士で互いに押し付けられている。
第2の部分の肩部の自由面は力が加わる方向と同じ方
向、すなわちこの自由面の表面のベクトルは力が加わる
方向と同じ方向であり、一方、第1の部分の肩部の自由
面は力が加わる方向と逆の方向、すなわちこの自由面の
表面のベクトルは力が加わる方向と逆の方向である。そ
のため、第1の部分に力が加わると、第1の部分の肩部
の自由面と第2の部分の肩部の自由面は分離しやすく、
これにより、第1の部分は、第2の部分に対して力の加
わる方向へ変位する。しかし、この変位が起こるのは、
加わった力のほうが、加わった力に抗して2つの部分が
圧縮接触するように押圧している弾性要素の予圧より大
きいときだけである。
【0010】好ましい特徴として、2つの部分のいずれ
か一方の肩部は、力が加わる方向を横切る方向に、その
部分に対して変位しうるように設計されている。
【0011】測定しようとする力が荷重受け部に作用す
るとトルクが発生し、このトルクにより、たとえわずか
であっても荷重受け部に歪みが発生することは、知られ
ている。たとえば、長さ方向への偏心荷重として知られ
るこの問題は、荷重受け部で支持された計量皿の中心か
ら離れた位置に載せられる負荷の偏心量が大きいほど、
その影響がより大きくなる。長さ方向への偏心荷重によ
って歪みが発生すると、第1の部分と第2の部分の互い
に係合した肩部が互いにわずかな滑りを起こすことがあ
り、このときヒステリシスエラーが発生する。荷重受け
部の2つの部分の少なくとも一方で、力が加わる方向を
横切る方向に肩部が変位しうるように設けられていれ
ば、偏心荷重で発生した歪みに肩部がそれぞれ追従でき
るため、肩部の係合部分の滑りとそれに伴うヒステリシ
スの発生を防止できる。この目的を達成するためには、
第1または第2の部分の2つの肩部の一方を横向きに変
位可能に設ければ十分である。しかし、2つの肩部の両
方を力が加わる方向に対し横向きに変位可能に設けるこ
とも考えられる。
【0012】本発明の好ましい別の実施例では、肩部
は、材料部分に変位可能に形成されている。この材料部
分は、材料が除去された空間により制限され、変位可能
な肩部を成す部分に薄い部分で接続されている。この薄
い部分は、力が加わる方向を横切る方向に弾性をもって
曲がるように設計されている。この構成により、変位可
能な肩部をそれぞれの部分に、スペースをとらずにかつ
余計な組立費用をかけずに設けることができる。
【0013】また、予圧を加えた弾性要素は、縮設した
圧縮ばねとすれば実用的である。圧縮ばねに必要な予圧
量は圧縮変形によって与えられるため、ばねが占める空
間を小さくすることができる。
【0014】本発明の実施例では、圧縮ばねはつるまき
ばねとして構成されている。つるまきばねの一方の端部
は、第2の部分を形成する材料部分の上にある支持面を
押圧する。この支持面は、力が加わる方向に対向してい
る。つるまきばねの他方の端部は、ボルトの支持肩部の
面(力が加わる方向と同じ方向を向いている)を押圧し
ている。このボルトは、力が加わる方向に沿って第2の
部分の材料部分とつるまきばねを貫き、横向きに遊びを
残して軸方向に延びている。ボルトは、第1の部分に固
定され、第2の部分に対しては圧縮ばねの予圧に抗し軸
方向に移動可能である。この構成によって、第1の部分
に固定され、第2の部分を形成している材料部分に対し
て軸方向に移動可能であるボルトは、力が加わる方向と
平行な方向につるまきばねを貫いて、横向きに遊びを残
して延びている。横向きに遊びを残す目的は、第1の部
分が第2の部分に対して動くのを妨げないようにするこ
とにある。第2の部分を形成する材料部分は、力の加わ
る方向に対向した支持面を有する。この支持面は、つる
まきばねの一端を保持し、加えられた力に抗して圧縮ば
ねの端部を押圧する。圧縮ばねは、この支持面から始ま
り、ボルトの軸を横向きに遊びを残して取り巻き、ボル
トの支持肩部の方へ延びる。ボルトの支持肩部は、力が
加わる方向に面しており、つまり、第2の部分を形成す
る材料部分の支持面に対向している。定格負荷容量(圧
縮ばねの予圧の程度で決まる)を超えた力が第1の部分
に加わったとき、圧縮ばねはさらに圧縮され、ボルトの
支持肩部を第2の部分の支持面の方へ動かす。言い換え
れば、圧縮ばねは、第1の部分を、第2の部分に対し、
力が加わる方向へ変位させる。
【0015】これに関連して言えば、本発明の他の実施
例では、第2の部分の内部に空洞が設けられ、つるまき
ばねを収容している。この空洞は、単純に孔として形成
してもよい。この孔は、力が加わる方向と同じ軸方向に
延び、第2の部分を形成する材料部分と、この第2の部
分に力が加わる側で隣接する案内部材を部分的に横切っ
ている。この場合、空洞を形成している孔の底部は、つ
るまきばねの保持面の役目をしている。
【0016】また、他の実施例において、第2の部分を
形成する材料部分の空洞は、ボルトの軸方向への変位を
制限する停止部を備えている。この停止部は、たとえば
空洞を形成する盲孔の底部であってもよい。盲孔の底部
とボルトの力が加わる方向の端部との間に隙間を有し、
この隙間がボルトの端部の変位を止める静止位置とな
る。このストッパは、たとえば力測定装置の組み立て後
に、他の制限手段が得られないとき、ボルトの変位の範
囲を制限する。他の制限手段は、たとえば、計量皿支持
具の変位防止用接点を、秤の筐体上に設けた固定部に接
する荷重受け部に連結することで得られる。
【0017】また、他の実施例では、ボルトの力が加わ
る方向の端部は、材料ブロックの表面から突き出してい
る。この突出した端部は、秤の組み立て後に、秤の筐体
上に設けた固定部と協働して変位防止手段となる。
【0018】これに関連して言えば、力が加わる方向と
反対側のボルトの端部に、測定しようとする力を受ける
ための連結部を設けると都合がよい。この場合、ボルト
は、つるまきばねを案内すると同時に、第1の部分に加
えられる力を受ける役目をする。秤を使用するために
は、ボルトの連結部は、計量皿を載せる円錐状の支持用
ペグに形成することが望ましい。
【0019】以上に述べた実施例を、スペースを有効に
利用して構成するには、ボルトを荷重受け部の、2つの
案内部材の間を延びる部分に設ける。案内部材が占める
空間にボルトも収容すれば、必要なスペースを最小にで
きるという利点がある。
【0020】また、好ましくは、材料が除去された空間
は少なくともその一部を、材料ブロックを横切る細い線
状の切込みだけで形成する。細い線状の切込みの幅は、
過負荷がかかった時に第1の部分が第2の部分に対して
変位するための余地が十分ある範囲内で、最小の幅まで
小さくできる。このような細い線状の切込みは、放電加
工によって形成できるため、切込みの形状は、実質的に
何の制約も受けない。そのようにして得られる切込みの
幅は小さく、一ミリメートルの数十分の一程度しかな
い。材料ブロックに適した材質は、たとえばアルミニウ
ム合金であるが、たとえば鉄合金や複合材料を含む他の
多くの材質を用いることも考えられる。
【0021】本発明の有利な実施例は、互いに向かい合
う両側面に設けた2つの案内部材が細い線状の切込み部
分で区画されていることに特徴とする。薄いフレキシブ
ルな部分は、細い線状の切込み部分と、対向する外向き
の案内部材の側面の間で、各案内部材の各端部で制限さ
れる。このことにより、荷重受け部の第1の部分を案内
する平行四辺形機構が形成され、平行四辺形機構のコー
ナーは薄いフレキシブルな部分によって形成されてい
る。
【0022】上記の実施例の他の構成において、細い線
状の切込みは、第1の肩部の第1の部分に近い端から始
まり、第1の部分に近い端部近くで第1の案内部材を制
限している部分の終端部で終わる断面を有する。細い線
状の切込みは、さらに、第1の肩部の第2の部分に近い
端から始まり、第1の部分に近い端部近くで第2の案内
部材を制限している部分の終端部で終わる断面を有す
る。このことにより、肩部から案内部材の方へ延びる細
い線状の切込み部分は、力が加わる方向に対し横向きに
延びる肩部とともに、互いに向かい合う第1の部分と第
2の部分の輪郭の形状を画定する。このとき、第2の部
分を形成する材料部分は、2つの案内部材の間を延び、
第1の部分を形成する材料部分の方へ向かうようにす
る。この構成において、力が加わる方向に対し横向きに
延びる肩部は、第1の部分近くにある案内部材の薄いフ
レキシブル部分の間を延びる力伝達区域に位置してい
る。2つの肩部を押圧して互いに接触させる弾性部材
は、たとえば、荷重受け部の第1の部分から遠い側にあ
る肩部の近くに配置されている。
【0023】この構成のある構造において、案内部材を
区画する細い線状の切込み部分は、少なくともその一部
は、案内部材を区画する部分を連結する部分よりも幅が
広い。幅広の部分は、第1の部分が第2の部分に対して
変位する量をより大きくするように配置されている。
【0024】また、本発明の範囲において、第2の部分
を形成する材料部分は、2つの平行四辺形案内機構によ
り、力測定装置の固定部に対し平行に案内される。2つ
の平行四辺形案内機構は、測定しようとする力が加わる
方向に対し横向きに、長手方向に延びており、長手方向
には剛性を有し、横方向への曲げに対してフレキシブル
である。案内機構はそれぞれ、一方の端部が第2の部分
を形成する材料部分に連結され、反対側の端部が力測定
装置の固定部に連結されている。また、第2の部分を形
成する材料部分は、測定しようとする力を測定用トラン
スデューサに伝達する機構に連結されている。定格負荷
容量を超えていないかぎり、荷重受け部の第1の部分と
第2の部分は互いに剛体結合されたままであるため、荷
重受け部は、平行四辺形案内機構により案内され、力が
加わる方向に並進的に変位する。この並進的な変位は、
測定しようとしている力によって発生し、測定できない
ほど小さい変位か仮想変位である。この並進的な変位
は、測定しようとしている力を伝達するための伝達機構
によって伝達され、測定用トランスデューサに測定しよ
うとしている力が伝達されるようにしている。定格負荷
容量を超えた場合、第1の部分と第2の部分は結合を解
除され、力伝達機構と測定用トランスデューサが過剰な
慣性力から保護される。
【0025】この点で特に有利な実施例において、平行
四辺形案内機構と固定部は、材料ブロックの材料部分と
して形成されている。これらの材料部分は、第2の部分
に単体(モノリシック)として連結され、材料ブロック
を横切る材料が除去された空間により互いに隔てられて
いる。単体(モノリシック)構造をとることにより、過
負荷保護装置に関してだけでなく、測定の際に要求され
る荷重受け部の案内制限についても、利点がある。
【0026】設計上の選択によっては、この実施例にお
いて、平行四辺形案内機構の長手方向の終端部に、材料
が除去された空間で区画されたフレキシブルな部分を設
けてもよい。このとき、フレキシブルな部分を区画する
材料が除去された空間の少なくとも1つを、材料ブロッ
クの外側の境界へ開口し、その開口端から平行四辺形案
内機構の長手方向に正接するように近づくカーブを形成
する細い線状の切込みで形成すると、特に都合がよい。
【0027】この実施例のさらに他の構成において、力
伝達機構は、少なくとも1つのレバーを有する。このレ
バーのアームの1つは、第2の部分を形成する材料部分
に、連結部材により連結されている。この連結部材は、
力が加わる方向に延び、長手方向に剛性を有し、横向き
にフレキシブルである。測定しようとしている力は、荷
重受け部に加えられた後、少なくとも1つのレバーによ
って、測定トランスデューサに適当な大きさになるまで
減衰または増幅される。
【0028】この場合、連結部材とレバーが単体(モノ
リシック)として連結された材料部分として形成され、
2つの平行四辺形案内機構の間のスペースに達する固定
部の材料区域で材料が除去された空間につながっている
点に、一体構造をとる利点がある。また、必要なスペー
スを最小とし、測定しようとしている力が加わる力測定
装置の部品の強度を高めるという目的について言えば、
連結部材とレバーを区画している材料が除去された空間
の少なくとも一部を、材料ブロックを切り開いている細
い線状の切込みだけで形成すれば有利である。
【0029】本発明のすべての実施例の構成において、
材料ブロックはほぼ矩形のブロック形状をなし、その大
きい方の対をなす側面は、平行四辺形案内機構の長手方
向に延びている。この場合、材料が除去された空間は、
ブロックの大きい方の一方の側面から他方の側面へ、ブ
ロックの小さい方の境界面と平行な方向に横切ってい
る。その結果、全体としてコンパクトで突出した部分を
もたないブロック形状の構成が得られる。
【0030】
【実施の形態】図1は、ほぼ矩形のブロックである材料
ブロック1を、矩形の長辺側2から見たときの平面図で
ある。過負荷保護装置を備えた荷重受け部と、力測定装
置の他の部品が、この材料ブロック1に形成されてい
る。具体的には、力測定装置は、負荷の重量を測定する
秤を指す。
【0031】単体の材料ブロック1は、複数の部分に分
割され、これらの部分は材料ブロック1内部で、材料が
除去された(material-free) 空間によって互いに隔てら
れている。材料が除去された空間は、最大の面2から見
て図面の平面に対し直角に材料ブロック1を横切ってい
る。最大の面2は、図面の平面の裏側に離れて存在する
反対側の最大の面に対向している。材料ブロックの小さ
い側面同士が成す2つの対3、3’と4、4’は、2つ
の最大の面の間を図面の平面に対し直角に延び、材料ブ
ロック1の外側の境界を成している。材料が除去された
空間は、その大半が、最大の面2と平行に測った場合、
10分の数ミリメートル〜数ミリメートルの幅しかない
細い線状の切込みである。この空間は、たとえば放電ワ
イヤによる放電加工で形成される。
【0032】参照番号5、5’で示した2つの材料部分
は、それぞれ平行な小さい側面4、4に沿って延びてい
る。小さい側面4、4’は、これらの側面4、4’と直
交する一対の平行な小さい側面3、3’よりも(図面の
平面上で測った場合)長い。材料部分5、5’の内側の
境界は、平行な小さい側面4、4’から離れており、材
料部分5、5’の内側は材料が除去された空間6、6’
で制限されている。材料が除去された空間6、6’は、
端部を除き、小さい側面4、4’と平行に延びている。
【0033】材料が除去された空間は、放電加工ワイヤ
を挿入するための孔7から始まり、小さい側面4の方へ
凸状にカーブした終端部8を経て、小さい側面4と平行
に延びる主部9に達する。主部9に続く終端部10は、
小さい側面4の方へ凸状にカーブして、部分11に達す
る。部分11は、小さい側面4と直交する小さい側面3
とほぼ平行に延びる。
【0034】部分12は、小さい側面3と平行に延び、
さらに、材料が除去された空間6から垂れ下がった部分
11と平行に延び、材料が除去された空間6’に接続し
ている。部分11と12は、互いに平行にかつ小さい側
面3と平行に延び、端部において凸状にカーブした部分
同士が向かい合い、そのことによって2つの薄いフレキ
シブルな部分13、14が形成されている。薄いフレキ
シブルな部分13、14は、平行に延びる2つの部分1
1と12により区画された材料部分に接続している。
【0035】部分11は、薄い部分14の先の方まで延
び、薄い部分13より先で、材料が除去された空間6の
カーブした終端部10に接続している。一方、部分12
は、薄い部分13の先の方まで延び、薄い部分14より
先で、材料が除去された空間6’のカーブした終端部1
6に接続している。カーブした終端部16は、孔7の対
角線上に設けた孔17から、凸状にカーブしながら側面
4’の方へ向かい、小さな側面4’と平行に延びる材料
が除去された空間6’の主部9’につながり、終端部1
6と対向する終端部18に達し、さらに小さい側面4’
の方へ凸状にカーブしている。材料が除去された2つの
空間19、20は、材料が除去された空間6’の凸状に
カーブした終端部16、18に対向し、主部9’と平行
に延びる材料部分5’の長手方向の軸に対して、凸状に
カーブした終端部16、18の鏡像に近い関係を成して
いる。終端部19、20は、小さな側面4’から始まる
細い切込みとして形成されている。細い切込みは、終端
部19、20の間と材料部分5’の両端にある終端部1
6、18の間に、薄いフレキシブルな部分21、22を
形成している。同様に、材料部分5の両端にはそれぞ
れ、薄いフレキシブルな部分23、24が形成されてい
る。部分23、24は、一方の側が、材料が除去された
空間6の凸状にカーブした終端部8、10で制限され、
他方の側が、材料ブロック1に形成された弓状の凹部2
5、26で制限されている。弓状の凹部25、26は、
小さい側面4から始まり、材料部分5の長手方向の軸に
対して、材料が除去された空間6の凸状にカーブした終
端部8、10の鏡像に近い関係を成している。
【0036】材料部分5、5’は、平行案内機構の平行
四辺形ガイドを形成している。材料ブロック1の材料部
分27は、材料部分15に近接し、2つの薄い部分2
1、23を介して平行四辺形ガイド5、5’に接続して
いる。材料部分28は、薄い部分21、23のそれぞれ
に対向する端部に位置した薄い部分22、24を介して
平行四辺形ガイド5、5’に接続している。材料部分2
7は、材料部分28に対して変位する際、この平行四辺
形ガイドによって案内される。この場合、薄い部分2
1、22、23、24が平行四辺形のコーナーを形成す
るため、平行四辺形ガイド5、5’は横方向への曲げに
対してフレキシブルで、長手方向には剛性を有してい
る。材料部分28は、材料ブロック1をたとえば秤の固
定台板に載置する役を果たし、秤の固定部となる。材料
部分27は、材料部分28とは異なり、平行四辺形ガイ
ドがフレキシブルであるため平行移動が可能で、秤の荷
重受け部となる。測定しようとする力、つまり、秤の場
合、重量がかかる部分は、材料部分27である。このこ
とについては、以下に述べる。
【0037】固定部を形成する材料部分28は、平行四
辺形ガイド5、5’の間にある空間へ突出し、連続して
動作する2つのレバーを備えたレバー装置を支持する区
域を有する。2つのレバーは、材料ブロック1の材料部
分29、30から成り、材料が除去された空間で隔てら
れている。材料部分29は、平行四辺形ガイド5に面し
た側で、材料が除去された空間6で制限されるが、この
空間6は平行四辺形ガイド5も制限している。材料部分
29は、平行四辺形ガイド5と反対側で、材料が除去さ
れた空間31で制限されるが、この空間31は、いくつ
かの細い線状の切込みが連続する部分から成っている。
第1の部分32が始まる位置において、材料部分28に
最も近い側で材料部分15を制限する部分12が、薄い
フレキシブルな部分13を制限する凸状にカーブした部
分に入り込み、第1の部分32は凸状にカーブした部分
に対し鏡像に近い関係を成している。部分34の終端部
33は、第1の部分32と対向し、部分32の鏡像を成
すようにカーブしている。部分34は、平行四辺形ガイ
ド5、5’の長手方向に延びている。薄いフレキシブル
な部分35は、第1の部分32と終端部33で制限さ
れ、平行四辺形ガイド5、5’の長手方向に対しフレキ
シブルな部分13とほぼ同一線上にある。
【0038】部分34は、終端部33に続き、さらに直
線状に延び、材料が除去された空間9の主部6の方へ向
かってわずかに細くなりながら、孔36を経て孔37に
達する。2つの孔はいずれも、放電加工ワイヤを挿入す
るために用いてもよい。部分34は、孔37からさら
に、平行四辺形ガイド5、5’の長手方向に並んだ材料
部分30の孔38、39の周囲をカーブして延びてい
る。第1の想像線(直線)が、薄い部分22、24近傍
を、平行四辺形ガイド5、5’と直交する方向に延びて
いると想定した場合、部分34は、この第1の想像線に
達する前にカーブ41を形成し、カーブ41の凸状の側
は、第1の想像線に近づく。部分34は、カーブ41か
らさらに、第1の想像線の方向へ短い距離だけ延び、カ
ーブした終端部42を形成し、終端部42の凸状の側は
第1の想像線に近づく。カーブ41からカーブした終端
部42へ延びる部分34は、第1の想像線に対し鏡像を
成す。これに対向する細い線状の切込み部分43は、部
分34の鏡像部分とともに、第1の想像線上に位置する
2つのフレキシブルな部分44、45を形成する。
【0039】材料部分29は、材料が除去された空間6
と31に制限されてレバーを形成し、このレバーは、レ
バーの支点を成す薄いフレキシブルな部分35によって
材料部分28上に支持されている。材料部分15は、一
端が薄いフレキシブルな部分13を介し荷重受け部27
に近いレバー29の端部に接続され、他端が薄いフレキ
シブルな部分14を介し荷重受け部27に接続され、荷
重受け部27とレバー29を接続する連結部材となって
いる。
【0040】レバー29は、荷重受け部27から遠い方
の端部で材料部分30に接続され、材料部分30は、薄
い部分44と、薄い部分44、45の間に延びる材料部
分と、薄い部分45を介し、レバー装置の第2レバーを
形成している。
【0041】材料部分30で形成された第2レバーは、
孔37から終端部42まで延びる部分34の一部によっ
てレバー29から隔てられている。材料が除去された空
間46、47は、細い線状の切込みで形成され、材料部
分28に対する第2レバーを形成する材料部分30を制
限する。材料が除去された空間46は、孔37から始ま
り、平行四辺形ガイド5、5’の長手方向に対し直交す
る方向に延び、孔48に至り、さらに孔48を経て、平
行四辺形ガイド5、5’の長手方向に延び、カーブした
終端部49まで達する。終端部49の凸状の側は、平行
四辺形ガイド5、5’に直交する方向に延びる第2の想
像線に近づく。この第2の想像線は、狭い部分44、4
5で形成された第1の想像線に近い材料ブロック1の部
分で、最も近くにある小さい側面3’の方へ延びてい
る。材料が除去された空間47は、孔7から始まる細い
線状の切込みを形成し、材料が除去された空間46の凸
状にカーブした終端部49の方へ延びる。この空間46
では、材料が除去された空間47の終端部51が、第2
の想像線に対して終端部49の鏡像となっている。終端
部49、51の間に薄いフレキシブルな部分52が形成
されており、この部分52では、第2のレバー30がそ
の支点を材料部分28上に有している。
【0042】この構成によって、測定しようとする力
は、測定用皿載せ部(図示せず)の円錐形支持用ペグ5
3へ、平行四辺形ガイド5、5’と直交する方向に加え
られ、力が加えられる方向と平行に延びる接続部材15
によって、レバー29に接続される。レバー29は、薄
い部分44、45の間に延びる材料部分によって第2レ
バー30に接続される。測定しようとする力を受ける測
定トランスデューサ(図示せず)が第2レバー30へ、
たとえば第2レバー30の孔38、39に取り付けられ
た力伝達部材(図示せず)を介して連結され、レバー2
9、30で減衰した後、測定される力が測定トランスデ
ューサ(図示せず)に伝わる。測定トランスデューサ
は、測定しようとする力の大きさに対応した測定信号を
発生するものであり、たとえば孔17ともう一つの孔5
4で固定部28に固定された支持部品(図示せず)によ
って支持することができる。
【0043】荷重受け部は、材料が除去された空間55
が材料ブロック1を横切っているため、第1の部分56
と第2の部分57に分割されている。第2の部分57を
形成する材料部分は、平行四辺形ガイドを形成する材料
部分5、5’に薄い部分21、23を介して接続され、
接続部材15を形成する材料部分に薄い部分14を介し
て接続されている。材料が除去された空間55は、大半
が細い線状の切込みで形成され、第1の部分56と第2
の部分57を平行四辺形に連結する2つの互いに平行な
案内部材58、59を形成している。案内部材58は、
案内部材59から遠い側で、材料が除去された空間55
に属する材料が除去された領域60で限定されている。
第1の部分56から第2の部分57に移るにつれて領域
60が次第に広がり、案内部材58に近い小さい側面4
につながると、領域60は材料ブロック1の外に開口し
ている。したがって、材料が除去された領域60は、小
さい側面4の表面部分61を切り離し、領域60と表面
部分61の間に荷重受け部分62を形成する。荷重受け
部分62は、第2の部分57の上に張り出し、部分62
から支持用ペグ53が上方に突き出している。案内部材
59は、案内部材58から遠い側で浅い凹部63で限定
されている。浅い凹部63は、材料ブロック1の支持用
ペグ53から反対側の小さい側面4’に形成されてい
る。案内部材59の両端部には、小さい側面4’に沿っ
て延びる細い線状の切込み64、64’が続いている。
【0044】放電加工ワイヤを挿入するための孔65
は、次第に幅広となる材料が除去された空間60によっ
て制限される案内部材58の近くに、かつ案内部材59
の反対側で第1の部分に近い案内部材58の端部の近く
に設けられ、この区域で互いに接している第1の部分5
6と第2の部分57を横切っている。細い線状の切込み
66は、孔65から始まり、材料が除去された空間60
が広がったときの狭い方の端部に近づくように延びてい
る。一方、もう一つの細い線状の切込み66’は、案内
部材58の長手方向に、第2の部分57に近い方の端部
に向かって延び、さらにその端部の近くで材料が除去さ
れた空間60に近づくように延びている。したがって、
細い線状の切込み66、66’は、それらの間に、かつ
案内部材59から遠い側で、案内部材58の両端で、薄
いフレキシブルな部分67、68を形成している。
【0045】材料が除去された空間55のもう一つの細
い線状の切込み69は、孔65から始まり、力が加わる
方向へ延び、その後、力が加わる方向に対し横向きに延
びる短い線状の切込み部分70に達する。線状の切込み
部分70は、線状の切込み部分69から遠い方の端部に
おいて、力が加わる方向へ延びた材料が除去された空間
55の細い線状の切込み部分71に達している。細い線
状の切込み部分71は、細い線状の切込み部分70の連
結部の一方の側に分岐部を有している。この分岐部は、
案内部分58の方へ延び、その終端部と細い線状の切込
み69の間で薄い部分72を形成している。薄い部分7
2は、力が加わる方向に対し横方向にフレキシブルであ
る。
【0046】細い線状の切込み部分71は、細い線状の
切込み部分70との連結部の他方の側にも分岐部を有し
ている。この分岐部は、支持用ペグ53と反対側の案内
部分59の方へ、初めから途中までは力が加わる方向と
平行に延び、続いて第2の部分57の方へある角度を成
して延び、案内部材58の反対側で案内部材59を形成
する細い線状の切込み部分73に合流する。このとき、
細い線状の切込み部分71は、第1の部分56に近い案
内部材59の端部で部分73に達している。案内部材5
9の長手方向に延びる線状の切込み部分73は、案内部
材59の両端部の近くで、浅い凹部63の細い線状の切
込み部分64、64’に近づく。このとき、細い線状の
切込み部分64、64’と線状の切込み部分73の終端
部の間において、2つの薄いフレキシブルな部分74、
75が案内部材59の両端部に形成される。
【0047】線状の切込み部分66’と73は、第1の
部分56に近い部分では、材料が除去された空間55の
残りの部分における細い線状の切込み部分71よりも幅
が広い。線状の切込み部分66’と73の幅は、均等
(パラレル)であってもよく、小さな側面3の方へテー
パ状に広がっていてもよい。
【0048】細い切込み部分70は、支持用ペグ53に
近い側において、力がかかる方向と直交する方向に細い
切込み部分69、71の間を延び、第2の部分を形成し
ている材料部分57に第2の肩部76を形成する。第2
の肩部76は、第1の部分56を形成する材料部分の方
へ突出し、その自由面は力が加わる方向と同じ側を向い
ている。また、細い切込み部分70は、案内部材59に
近い側において、第1の部分を形成している材料部分5
6に第1の肩部77を形成する。第1の肩部77は、第
2の部分57を形成する材料部分の方へ突出し、その自
由面は力が加わる方向と逆の側を向いている。
【0049】第1の肩部77と第2の肩部76は、係合
部として機能する。肩部の自由面は、予圧を加えた弾性
要素である予圧を加えた圧縮ばね(図面ではつる巻きば
ね)78によって押圧され、圧縮接触している。力が加
わる方向に面したつる巻きばね78の端部、すなわち支
持用ペグ53に近い方の端部は、材料ブロック1の案内
部材58、59の区域において力が加わる方向と同じ方
向に延びる盲孔内で、ボルト80の支持肩部79により
保持されている。この盲孔は、第1の部分を形成する材
料部分の荷重受け部62を横切り、荷重受け部62に続
く案内部材58を貫き、第2の部分57を形成する材料
部分に隣接する部分に達している。その結果、径方向に
閉鎖された空洞81が形成され、空洞81の直径は、圧
縮ばね78と、ボルト80の頭部82の支持肩部79を
含む部分を、径方向に隙間を残して収容するのに十分な
大きさである。空洞81の底部は、案内部材59から軸
方向に離れた第2の部分に存在し、力が加わる方向に面
する支持面83を形成する。この支持面83は、力が加
わる方向を指すつる巻きばね78の端部を保持する。盲
孔の直径は、案内部材58と荷重受け部62を貫く部分
で、ボルト80の頭部を収容できるように、空洞81に
比べ少し大きくなっている。盲孔は、荷重受け部62に
ねじ山を切った孔84を形成し、ボルト80のねじ山を
切った頭部82に対応する。そのため、ボルト80は、
第1の部分56にしっかり食い込む。
【0050】力が加わる方向を指すボルト80の端部8
5は、支持面83として機能する空洞81の底部に対
し、軸方向に少し離れて面している。このため、ボルト
80が軸方向へ移動する量が制限される。したがって、
第1の部分56が、第2の部分57に対し、力が加わる
方向へ移動する量も制限される。
【0051】ボルト80の反対側の端部において、頭部
82は、材料ブロック1から突出し、秤の計量皿が載る
円錐形の支持用ペグ53を支持する。このようにして、
測定しようとする力は、ボルト80を介し、荷重受け部
27の第1の部分56へ伝達される。第1の部分56
は、予圧を加えた圧縮ばね78により第2の部分57に
圧縮係合されているため、測定しようとする力は第2の
部分57まで伝達される。しかし、かかった力が圧縮ば
ね78の予圧を超えた場合、力の超過分は第2の部分5
7には伝達されず、第1の部分56は、計量皿が秤の筐
体(図示せず)上の固定された載せ台上で静止するま
で、第2の部分57に対して動く。
【0052】第2の肩部57を形成している材料部分の
中で第2の肩部76を含む材料部分が、薄い部分72に
達する細い線状の切込み71の分岐部によって制限さ
れ、この薄い部分72だけを介して第2の部分57とと
もに垂れ下がっている場合、第2の肩部76で形成され
た係合区域は、力がかかる方向に対し横方向に動きう
る。そのため、荷重が偏心して加わったために2つの部
分56、57が横方向に動いても、係合区域はその動き
にフレキシブルに追従できる。
【0053】図2は、単純化した実施例を示す。この実
施例は、図1の実施例における荷重受け部の第1の部分
と第2の部分の間にある係合区域が備えている横方向へ
の弾性のある柔軟性を有していない。この点を除けば、
図2の実施例は、図1の実施例とほぼ同一である。図2
に示す部品が図1と同じ場合には、同じ参照番号を与
え、再び説明することはしない。その場合、図1におけ
る説明が図2においてもあてはまる。
【0054】図2に示す放電加工ワイヤを挿入するため
の孔165は、図1とは異なり、支持用ペグ53の反対
側に位置する案内部材59の近くに設けられている。材
料が除去された空間55の細い線状の切込み173は、
孔165から始まり、小さな側面4’における材料ブロ
ック1の外周に少し近づき、その後、第2の部分57の
方へ平行に延びる。そこでは、線状の切込み173が、
小さな側面4’における材料ブロック1の外周との間
に、案内部材59の端部で薄いフレキシブルな部分17
4を形成している。線状の切込み部分173の次の部分
は、小さな側面4’から離れ、その後線状の切込み17
3と小さな側面4’の間に形成された案内部材59の長
手方向へ再び延びている。孔165と反対側の端部にお
いて、細い線状の切込み173は、小さな側面4’の方
へ延び、その後小さな側面と平行に延び、案内部材59
のこの側の端部において、薄い部分174に対応する薄
い部分175を形成する。材料が除去された空間55の
細い切込み部分166は、小さい側面4、4’と平行か
つ等距離を保って延びる平面に対し線状の切込み部分1
73の鏡像を形成し、それ自体と小さい側面4に、薄い
部分174、175にそれぞれ対応する薄い部分16
7、168と協働して案内部材58を形成している。
【0055】材料が除去された空間55は、さらに、線
状の切込み部分166、173を接続する線状の切込み
部分169を含む。線状の切込み部分169は、位置1
70から始まる。位置170では、案内部材58を制限
する線状の切込み部分166が、案内部材58の長手方
向に平行に延びるコースから進路を変え、第1の部分5
6の境界を成す薄い部分167の方へ向かっている。線
状の切込み部分169は、位置170から始まり、力が
加わる方向へ一直線に延びるが、案内部材59を制限す
る線状の切込み部分173に達する前に、力が加わる方
向に対して横向きに向きを変える。この横向きの部分1
71は、フレキシブルな部分167、168と174、
175の間で長手方向に測った場合、案内部材58、5
9とほぼ同じ長さを有する。線状の切込み部分169
は、部分171を経て、次に力が加わる方向へ延び、位
置172において線状の切込み部分173につながる。
この位置172で、線状の切込み部分173は案内部材
59の長手方向に平行な方向から離れ、第2の部分57
の境界となる薄い部分175の方へ延びる。したがっ
て、部分171は、案内部材58に面する側で、第2の
部分57の係合区域として機能する第2の肩部176を
形成し、案内部材59に面する側で、第1の部分56の
係合区域として機能する第1の肩部177を形成する。
【0056】図2の実施例は、図1の実施例における盲
孔の代わりに、材料ブロック1を貫通する孔を有する。
この孔の直径は、案内部材58と、第2の部分57を含
む材料部分の隣接する部分を横切る際に段階的に変化す
る。隣接する部分では、圧縮ばね78を収容する空洞8
1が形成されている。孔の直径は、案内部材59に近い
空洞の端部で次第に十分小さくなって、圧縮ばね78を
保持する支持面83を形成するが、ボルト80は径方向
に遊びをもって通過させる。孔は、さらに径が小さくな
って、第1の部分56を形成する材料部分を肩部177
から細い線状の切込み173まで横切っている。切込み
173は、案内部分59を第1の部分56から分離させ
ている。孔のこの部分は、ねじ山が切られた孔178を
形成している。孔178において、ボルト80は、適合
するねじ山を備えているため、第1の部分にしっかり固
定される。
【0057】孔は、直径が多段階に変化しながら、細い
線状の切込み173に隣接している案内部材59を通過
する。この区域において、力がかかる方向を指すボルト
80の終端部182は、案内部材59を遊びをもって貫
き、材料ブロック1の表面に突き出ている。秤は、終端
部182の反対側に、軸方向に小さな隙間を残した状態
で、力のかかる方向への荷重受け部27の変位を制限す
る静止載せ台(図示せず)を備えている。
【0058】図には、これまでに説明しなかったいくつ
かの孔が示されており、それらの中には、図面の平面に
対して平行に延びるものや直交するものがある。これら
の孔の一部は、放電加工の間、材料ブロック1を保持す
る目的だけに用いられる。また、秤の静止基板に固定部
28を取り付けるためのものもある。さらに、力測定装
置の別の部品を取り付けるために用いられるものもあ
る。しかし、これらの孔についての詳細な説明は、本発
明の理解に必要でないため、省略しうると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】過負荷保護装置を備えた力測定装置のモジュー
ルの側面図である。
【図2】図1の実施例より単純な実施例の側面図であ
る。
【符号の説明】 27 荷重受け部 56 第1の部分 57 第2の部分 58 第1の案内部材 59 第2の案内部材 76 第2の肩部 77 第1の肩部 78 圧縮ばね
フロントページの続き (71)出願人 591079948 CH−8606 Greifensee Sc hweiz (72)発明者 フェルディナント シュナイダー スイス ツェーハー 8400 ヴィンテルツ ールヴァルトシュトラーセ 21

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定しようとする力を力測定装置に加え
    る第1の部分と、 測定しようとする力を測定用トランスデューサに伝達す
    る第2の部分から成り、 第1の部分と第2の部分が、測定しようとする力が加わ
    る方向を横切る方向に互いに平行に延びる第1の案内部
    材と第2の案内部材により、平行四辺形に似た構造で互
    いに連結されており、 第1の案内部材と第2の案内部材が長手方向には剛性を
    有し、横方向には弾性を有しフレキシブルであり、 第1の部分に第1の係合区域が、第2の部分に第2の係
    合区域がそれぞれ形成され、これら2つの係合区域にお
    いて第1の部分と第2の部分が互いに係合することによ
    り、力が加わる方向にこれらの部分が互いに変位するの
    を防ぎ、さらに、 測定しようとする力が第1の部分に加えられたとき、こ
    れに抗して第1の部分と第2の部分を押圧して互いに接
    触させるための予圧を与えられた弾性部材を有する荷重
    受け部を備えた力測定装置用、特に秤用の過負荷保護装
    置において、 第1の部分と第2の部分と第1の案内部材と第2の案内
    部材が、単体(モノリシック)材料ブロックにおける一
    体に連結された材料部分として形成され、 第1の案内部材と第2の案内部材が、材料ブロックを横
    切る材料が除去された空間によって互いに隔てられてい
    ることを特徴とする力測定装置用過負荷保護装置。
  2. 【請求項2】 第1の係合区域が、第1の部分を成す材
    料部分において第1の肩部を形成し、 第2の係合区域が、第2の部分を成す材料部分において
    第2の肩部を形成し、 各肩部が、それぞれに対向する材料部分の方へ突出し、 第1の肩部が、第1の案内部材に面する自由面、すなわ
    ち測定しようとする力の方向と逆の方向を向いた自由面
    を有し、 第2の肩部が、第2の案内部材に面する自由面、すなわ
    ち測定しようとする力の方向と同じ方向を向いた自由面
    を有し、 第1の部分を形成する材料部分と第2の部分を形成する
    材料部分が、予圧を与えられた前記弾性要素により自由
    面において互いに押圧されることを特徴とする請求項1
    に記載の過負荷保護装置。
  3. 【請求項3】 2つの部分の肩部のうち少なくとも1つ
    において、測定しようとする力に対し横向きの方向に
    は、それぞれの部分に対する肩部の変位が可能になるよ
    うにした請求項2に記載の過負荷保護装置。
  4. 【請求項4】 変位可能な肩部が、材料部分に形成され
    た材料が除去された空間で区画され、さらにこの材料部
    分が、測定しようとする力に対し横方向に弾性をもって
    曲がる薄い部分によって、変位可能な肩部を有する部分
    に連結されている請求項3に記載の過負荷保護装置。
  5. 【請求項5】 予圧を加えた弾性要素が縮設した圧縮ば
    ねである請求項1に記載の過負荷保護装置。
  6. 【請求項6】 予圧を加えた弾性要素がつるまきばねで
    あり、 このつるまきばねの一端が、第2の部分に位置し測定し
    ようとする力の方向と逆の方向に面する支持面を押圧
    し、 このつるまきばねの他端が、測定しようとする力の方向
    と同じ方向に面する支持肩部を押圧し、 第2の部分とつるまきばねを、測定しようとする力の方
    向と同じ方向に延びるボルトが、横向きに遊びを残して
    軸方向に貫き、 支持肩部がこのボルト上に位置し、 このボルトが、圧縮ばねの予圧に抗して第2の部分に対
    し軸方向に可動になるように第1の部分に固定された請
    求項5に記載の過負荷保護装置。
  7. 【請求項7】 第2の部分を形成している材料部分の内
    部に設けた空洞につるまきばねを収容した請求項6に記
    載の過負荷保護装置。
  8. 【請求項8】 第2の部分を形成している材料部分の内
    部に設けた空洞が、ボルトの軸方向への変位を制限する
    停止部を有する請求項7に記載の過負荷保護装置。
  9. 【請求項9】 測定しようとする力と同じ方向を指すボ
    ルトの端部が材料ブロックの表面から突出している請求
    項7に記載の過負荷保護装置。
  10. 【請求項10】 測定しようとする力と反対の方向を指
    すボルトの端部が、測定しようとする力を受ける支持ペ
    グを有する請求項6に記載の過負荷保護装置。
  11. 【請求項11】 第1の案内部材と第2の案内部材の間
    を延びる荷重受け部の部分にボルトを設けた請求項6に
    記載の過負荷保護装置。
  12. 【請求項12】 材料が除去された空間の少なくともそ
    の一部が、材料ブロックを横切る細い線状の切込みだけ
    で形成されている請求項1に記載の過負荷保護装置。
  13. 【請求項13】 互いに向かい合う両側面に設けた第1
    と第2の案内部材が、それらの間を画する細い線状の切
    込み部分で区画され、細い線状の切込み部分と、第1と
    第2の案内部材の対向する外向きの側面の間で、薄いフ
    レキシブルな部分が各案内部材の各端部で形成されてい
    る請求項12に記載の過負荷保護装置。
  14. 【請求項14】 細い線状の切込みが、第1の部分に近
    い第1の肩部の端から始まり、第1の部分に近い端部近
    くで第1の案内部材を制限している部分の終端部で終わ
    る部分を有し、細い線状の切込みが、さらに第2の部分
    に近い第1の肩部の端から始まり、第1の部分に近い端
    部近くで第2の案内部材を制限している部分の終端部で
    終わる部分を有する請求項12に記載の過負荷保護装
    置。
  15. 【請求項15】 第1の案内部材と第2の案内部材を区
    画する細い線状の切込み部分の少なくともその一部が、
    第1の部分の肩部の端部から始まり、第1の案内部材と
    第2の案内部材を区画する部分の終端部で終わる部分よ
    りも幅広である請求項12に記載の過負荷保護装置。
  16. 【請求項16】 第2の部分を形成する材料部分が、2
    つの平行四辺形案内機構により、力測定装置の固定部に
    対し平行に案内され、 この2つの平行四辺形案内機構が、測定しようとする力
    が加わる方向に対し横向きに、長手方向に延びており、
    長手方向には剛性を有し、横方向への曲げに対してフレ
    キシブルであり、 平行四辺形案内機構はそれぞれ、一方の端部が第2の部
    分を形成する材料部分に連結され、反対側の端部が力測
    定装置の固定部に連結されており、 第2の部分を形成する材料部分が、測定しようとする力
    をトランスデューサに伝達する固定部で支持された機構
    に連結されている請求項1に記載の過負荷保護装置。
  17. 【請求項17】 平行四辺形案内機構と固定部が、材料
    ブロックの材料部分として形成され、材料部分が、第2
    の部分に単体(モノリシック)として連結され、材料ブ
    ロックを横切る材料が除去された空間により互いに隔て
    られている請求項16に記載の過負荷保護装置。
  18. 【請求項18】 平行四辺形案内機構が、その長手方向
    の終端部に、材料が除去された空間で区画されたフレキ
    シブルな部分を有する請求項16に記載の過負荷保護装
    置。
  19. 【請求項19】 フレキシブルな部分を区画している材
    料が除去された空間の少なくとも1つが、材料ブロック
    の外側の境界へ開口し、その開口端から平行四辺形案内
    機構の長手方向へ正接するように近づくカーブを形成し
    ている細い切込み部により形成されている請求項18に
    記載の過負荷保護装置。
  20. 【請求項20】 力伝達機構が、少なくとも1つのレバ
    ーを有し、 このレバーのアームの1つが、第2の部分
    を形成する材料部分に、連結部材により連結され、この
    連結部材が、力が加わる方向に延び、長手方向に剛性を
    有し、横向きにフレキシブルである請求項16に記載の
    過負荷保護装置。
  21. 【請求項21】 連結部材とレバーが、一体に連結され
    た材料部分として形成され、前記材料部分が2つの平行
    四辺形案内機構の間のスペースに達する固定部の材料区
    域で材料が除去された空間により形成されている請求項
    20に記載の過負荷保護装置。
  22. 【請求項22】 連結部材とレバーを区画している材料
    が除去された空間の少なくとも一部が、材料ブロックを
    切り開いている細い線状の切込みだけで形成されている
    請求項21に記載の過負荷保護装置。
  23. 【請求項23】 材料ブロックがほぼ矩形のブロック形
    状をなし、その大きい方の対をなす側面は、前記平行四
    辺形案内機構の長手方向に平行に延びている請求項1乃
    至22に記載の過負荷保護装置。
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