JP3485981B2 - 回転角検出装置 - Google Patents

回転角検出装置

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JP3485981B2
JP3485981B2 JP26768394A JP26768394A JP3485981B2 JP 3485981 B2 JP3485981 B2 JP 3485981B2 JP 26768394 A JP26768394 A JP 26768394A JP 26768394 A JP26768394 A JP 26768394A JP 3485981 B2 JP3485981 B2 JP 3485981B2
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rotation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエンジンのスロ
ットルバルブの開閉角或いはステアリングの回転角等を
検出する回転角検出装置に係り、特に、分解能を犠牲に
せずに広範囲の回転角を検出できる回転角検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9は光位置検出素子による位置検出原
理を説明するための図で、(a)は光位置検出素子の等
価回路、(b)は光位置検出素子からのセンサ出力の取
り出し方法を説明する図である。以下、図を用いて説明
する。9は光の照射位置を検出する光位置検出素子(以
下、PSDと称す)で、セラミック基板上に一種のpi
nダイオードが構成されている。その等価回路はPSD
9の両端のアノードA1 、A2 間に抵抗Rが形成され、
光の照射によりフォトダイオードDが導通状態となると
共に、PSD9に対する光照射点がフォトダイオードD
と抵抗Rの接続点aに対応していると見做される。光の
照射により両アノードA1 、A2 にはアノード電流I1
、I2 が出力される(PSDの中央部に光が照射され
たときはI1 =I2 となる)。そして、検出回路でPS
D9の両端のアノードA1 、A2 から出力されたアノー
ド電流I1 、I2 を増幅し、式(1)により光の照射位
置x(PSD1の中央部からの変位)が算出される。
尚、LはPSDの有効長である。
【0003】 x=(L/2)×(I1 −I2 )÷(I1 +I2 ) ・・・・・ 式(1) 実際の回路では、PSD1のアノード出力I1 、I2 を
増幅器91、92に入力して増幅後、I1 +I2 を一定
となるようにして、両出力を差動増幅器93に入力して
I1 〜I2 の差に比例した電圧出力(以下、この出力を
センサ出力と称す)をアナログ/デジタル変換器94を
介して演算処理装置95へ送る。演算処理装置95はこ
の出力電圧に基づき回転角、角速度を演算する。
【0004】図10は従来の回転角検出装置の構造を示
す図で、(a)は機構部断面図、(b)は回転スリット
板の平面図、(c)はセンサ出力を示す図である。以
下、図を用いて説明する。6はアルミ板等で形成された
円板状のスリット板で、回転角θと回転中心からの距離
rがリニア関係にある位置に光透過部をもったスリット
部61と回転機構7に連結される軸孔63で構成され
る。7はスリット板6をその中心の周りに回転させる回
転機構である。通常はこの回転機構7にスロットルバル
ブ等の被測定物の回転軸が連結される。8はスリット板
6に対向して配設されたLED等の光源である。9はス
リット板6に対向して光源8と反対側に配設されたPS
Dで、スリット板6のスリット部61を透過した光の位
置に対応した電流が出力される。出力端子としてアノー
ドA1 、A2 及びカソードKが設けられている。尚、P
SD9は図10(b)のごとく回転機構7の回転方向に
対して直交(即ち、半径方向)するように配置されてい
る。
【0005】次に、回転角検出装置の動作について述べ
る。回転角θに対応してスリット板6が回転機構7によ
り回転されると、スリット板6に形成された回転角θと
回転中心からの距離rの関係を示すスリット部61も回
転する。従って、光源7からスリット部61を透過した
光は、PSD9上では回転角θ61に対応した回転中心か
らの距離r61の位置で照射される。この回転中心からの
距離r61に対応してPSD9ではアノード電流I1 、I
2 が出力され、前述の増幅器91,92及び差動増幅器
93を経由してセンサ出力V61が得られる。
【0006】ここで、前述のPSD9の中央部からの変
位xがセンサ出力V61に対応しており、回転中心からP
SD9の中央部までの距離をr0 とすると、スリット位
置rは式(2)により導かれる。 スリット位置r=r0 +x ・・・・・ 式(2) また、予めスリット部61は回転角θとスリット位置r
を対応させて形成しているので、図10(c)のごとく
センサ出力Vから回転角θが求められる。
【0007】また、回転角速度ωは時刻t1 における回
転角θ1 と時刻t2 における回転角θ2 をそれぞれ求め
て、式(3)により回転角速度を算出することができ
る。 回転角速度ω=(θ2 −θ1 )÷(t2 −t1 ) ・・・・・ 式(3) 尚、上記において、スリットの位置rはPSD9上でも
同じと見做している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、回転
角θはPSDの連続したリニア出力として得られるが、
回転角の分解能を決定するスリット部の半径方向の寸法
はPSDの有効長で制限される。近年、検出できる角度
をより広くしようとしているが、回転角の検出範囲を広
くすると、単位角度(例えば、1°)当たりのPSD半
径方向の変位が必然的に小さくなり、回転角の分解能が
低下するという問題がある。
【0009】また、回転中心からの距離rと回転角θの
関係から回転角θを直接求めることはできるが、回転角
速度ωを求めるには、回転角θを一定の時間間隔でサン
プリングして、回転角の差Δθ(即ち、θ2 −θ1 )を
時間Δt(即ち、t2 −t1)で除して求める必要があ
り演算処理が必要になる。また、回転角の検出範囲を広
くするとスリット板6上に形成するスリット部分が長く
なり、スリット板6の強度が低下するという問題があ
る。
【0010】本発明は、回転角の検出範囲が広くなった
場合にも、回転角の分解能を低下させずに(または、所
望の角度範囲のみ分解能を向上させて)回転角を検出す
るとともに、回転角速度も同時に測定できる回転角検出
装置を提供することを目的とする。また、回転角の検出
範囲が広くなっても、スリット板の強度が低下しないよ
うなスリット板の構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転角に対応して回転中心から隔てられた
位置に光透過スリットが設けられたスリット板と、駆動
軸に連動して前記スリット板を回転させる回転手段と、
前記スリット板に対向して配設された光源と、前記スリ
ット板に対向して前記光源の反対側に配設された前記ス
リット板の略半径方向に伸びた受光部を備え、該受光部
に光が照射されたとき、該受光部における光の照射位置
に応じた信号を出力する光位置検出素子とで構成されて
なる回転角検出装置において、前記スリット板に形成さ
れた光透過スリットは第1の所定の回転角の範囲に対し
て連続的に光透過部を有する第1の光透過スリット部
と、第2の所定の回転角の範囲に対して断続的に光透過
部を有する第2の光透過スリット部と、から構成されて
なることを特徴とするものである。
【0012】また、前記第1のスリット部における光透
過部の回転中心からの距離は回転角に対応して連続的に
変化するものであり、前記第2のスリット部における光
透過部の回転中心からの距離は互いに等しいものである
ことを特徴とするものである。また、前記第2の光透過
スリット部における光透過部は前記スリット板の円周方
向に対して斜めに設けられ、前記光透過部の一端と他端
とでは回転中心からの距離が互いに異なるものであるこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記第2の光透過スリット部におけ
る光透過部は回転中心からの距離が互いに異なる2種の
光透過部に分割され、所定の回転角毎に交互に設けられ
てなることを特徴とするものである。また、前記分割さ
れた2種の光透過部のうち一方の光透過部は前記スリッ
ト板の円周方向に対して平行に、他方の光透過部は前記
スリット板の円周方向に対して斜めに設けられてなり、
該光透過部の一端と他端とでは回転中心からの距離が互
いに異なるものであることを特徴とするものである。
【0014】また、回転角に対応して回転中心から隔て
られた位置に光透過スリットが設けられたスリット板
と、駆動軸に連動して前記スリット板を回転させる回転
手段と、前記スリット板に対向して配設された光源と、
前記スリット板に対向して前記光源の反対側に配設され
た前記スリット板の略半径方向に伸びた受光部を備え、
該受光部に光が照射されたとき、該受光部における光の
照射位置に応じた信号を出力する光位置検出素子とで構
成されてなる回転角検出装置において、前記スリット板
に形成された光透過スリットは第1の所定の回転角の範
囲に対して連続的に光透過部を有する第1の光透過スリ
ット部と、第2の所定の回転角の範囲に対して複数段の
鋸歯状の光透過部を有する第2の光透過スリット部と、
から構成されてなることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】回転角の分解能は使用対象の装置によっては、
特に精度が必要な角度範囲とモニターする程度のそれ程
分解能を必要としない角度範囲があり、全角度範囲にわ
たって必ずしも同じにする必要がない場合がある。本発
明によれば、第1の所定の回転角の範囲では、光源から
出た光はスリット板の回転により連続的に光透過部を有
する第1のスリット部を通過して、回転角に対応して回
転中心から異なった光位置検出素子上の位置に到達し
て、回転角に対応したアナログ出力が得られる。予め、
回転角と光透過部の位置関係が判っているので、回転角
が算出できる。また、第2の所定の回転角の範囲では、
光源から出た光はスリット板の回転により断続的に光透
過部を有する第2のスリット部を通過する毎に光位置検
出素子からはパルス出力が得られる。予め、回転角と光
透過部の数の関係が判っているので、このパルスを計数
することにより回転角が判る。
【0016】また、連続的に光透過部を有する第1のス
リット部からは回転角に対応した連続したアナログ出力
が得られ、アナログ出力から分解能のよい回転角が求め
られる。一方、回転中心を中心とする1つの円周上に断
続的に光透過部が設けられた第2の光透過部からは回転
角に対応した波高が一定のパルス出力が得られ、このパ
ルス数を計数することにより回転角が求められる。
【0017】また、第2の光透過スリット部には、回転
中心を中心とする円周上に複数の光透過部が前記スリッ
ト板の円周方向に対して斜めに設けられ、その光透過部
の一端と他端とでは回転中心からの距離が互いに異なっ
ているので、スリット板が回転すると、この1つの光透
過部からは立ち上がり、立ち下がりが非対称な楔形のパ
ルス出力が得られる。従って、非対称な楔形のパルスの
立ち上がりには高さの異なる2種類ができ、そのパルス
の立ち上がり部の高さの違いにより回転方向が判る。ま
た、この回転方向を加味してパルスの立ち上がり数を計
数することにより、常に回転方向が変化する場合にも回
転角が求められる。
【0018】また、第2の光透過スリット部には、回転
中心からの距離が互いに異なる円周上に分割されて2種
の光透過部が交互に設けられているので、スリット板が
回転すると、この2つの光透過部が交互に切り換わる毎
に回転角に対応したパルス出力が得られ、このパルス数
を計数することにより回転角が求められる。この場合、
パルスの上端、下端は光透過スリット板の回転中心から
2種の光透過部までの距離により決まるので、高さの安
定したパルスが得られる。
【0019】また、第2の光透過スリット部には、回転
中心からの距離が互いに異なる円周上に分割されて2種
の光透過部が交互に設けられているので、複数の光透過
部が前記スリット板の円周方向に対して斜めに設けら
れ、その光透過部の一端と他端とでは回転中心からの距
離が互いに異なっているので、スリット板が回転する
と、この2つの光透過部が交互に切り換わる毎に回転角
に対応したパルス出力が得られる。このパルスは一方の
光透過部が斜めに設けられているため、立ち上がり、立
ち下がりが非対称な楔形のパルス出力が得られる。従っ
て、非対称な楔形のパルスの立ち上がりには高さの異な
る2種類ができ、そのパルスの立ち上がり部の高さの違
いにより回転方向が判る。また、この回転方向を加味し
てパルスの立ち上がり数を計数することにより、常に回
転方向が変化する場合にも回転角が求められる。さら
に、パルスの上端、下端は光透過スリット板の回転中心
から2種の光透過部までの距離により決まるので、高さ
の安定したパルスが得られる。
【0020】第1の所定の回転角の範囲では光源から出
た光はスリット板の回転により連続的に光透過部を有す
る第1のスリット部を通過して、回転角に対応して回転
中心から異なった光位置検出素子上の位置に到達して、
回転角に対応したアナログ出力が得られ、予め、回転角
と光透過部の位置関係が判っているので、回転角が算出
できる。また、第2の所定の回転角の範囲では光源から
出た光はスリット板の回転により複数段の鋸歯状の光透
過部を有する第2のスリット部を通過すると鋸歯状波が
得られ、波形整形することによりパルス出力が得られ
る。予め、回転角と鋸歯の数の関係が判っているので、
この整形されたパルスを計数することにより回転角が判
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の回転角検出装
置の構造を示す図で、(a)は機構部断面図、(b)は
回転スリット板の平面図、(c)はセンサ出力を示す図
である。以下、図を用いて説明する。1はアルミ板等で
形成された円板状のスリット板で、本例では回転角0°
から180°までの範囲では回転角θ11と回転中心から
の距離r11がリニア関係にある位置に連続的に光透過部
をもった第1のスリット部11が設けられている。一
方、回転角180°から270°までの範囲では回転角
θの変化に関係なく回転中心からの距離がr12である円
周上に断続的に配設され、所定の角度毎に分割して配設
された複数のスリットからなる第2のスリット部12が
設けられている。回転角180°において、PSD9の
スリット11から光を受ける部分は、PSD9の光位置
を検出できる上限の部分であり、0°から180°まで
は、PSD9の光位置を検出できる最大の範囲で透過光
が移動できるようにしている。これにより、0°から1
80°までは分解能を最大にとり得ることができる。ま
た、180°から270°においてPSD9のスリット
12から光(あるいは無光)を受ける部分はPSD9が
光位置を検出できる上限の部分に対応している。そして
スリット板1には回転機構7に連結される軸孔13が設
けられている。7はスリット板1をその中心の周りに回
転させる回転機構である。通常はこの回転機構7にスロ
ットルバルブ等の被測定物の回転軸が連結される。8は
スリット板1に対向して配設されたLED等の光源であ
る。上述したPSD9はスリット板1に対向して光源8
の反対側に配設され、両スリット部11,12を透過し
た光の位置に対応した電圧が出力される。また、無光
時、つまり光を受けないときはPSD9は一定の電圧
(後述するバイアス電圧V10を出力するようになってい
る。尚、PSD9は図1(b)のごとく回転機構7の回
転方向に対して直交(即ち、半径方向)するように配置
されている。また、PSD9の構造、周辺の回路構成及
び動作原理は従来と全く同じであるため詳細な説明は省
略する。
【0022】次に、本発明の第1の実施例の回転角検出
装置の動作について述べる。回転角θに対応してスリッ
ト板1が回転機構7により回転されると、スリット板1
上に形成されたスリット部11,12を透過した光はP
SD9上に照射される。この照射に対応してPSD9の
アノード電流I1 、I2 が出力される。この出力は図9
(b)に示されるように、2つの増幅器91、92によ
りそれぞれ増幅された電圧として出力され、さらに、差
動増幅器93に入力されて両者の差の電圧に比例したセ
ンサ出力として取り出される。
【0023】ここで、本例の連続した第1のスリット部
11に光が照射されると、その部分からは回転角θ11に
対応して電圧V11が出力される。一方、スリット板1が
回転角が増加する方向に回転している時に、分割された
第2のスリット部12に光が照射されると、その部分か
らは回転角θに関係なくスリット部では電圧V12、遮光
部では電圧V10(バイアス電圧)のパルス波形が出力さ
れる。その結果、回転角θと電圧(センサ出力)Vの関
係は図1(c)のごとくなり、リニアなアナログ成分が
回転角0°〜180°に対応し、波高の一定なパルス成
分が回転角180°〜270°に対応している。
【0024】演算処理装置(マイクロコンピュータ等)
により回転角0°〜180°の範囲では、アナログ値か
ら電圧V11に対応する回転角θ11が算出される。また、
回転角180°〜270°の範囲では、単位角度当たり
の分割されたスリット数が予め判っているので、パルス
計測により回転角が算出される。尚、本方法ではパルス
出力部分の回転角はスリットの間隔によりデジタル的に
決まり分解能は若干低下するが、逆に、アナログ出力部
分では0°〜180°の範囲、即ち、PSD9の有効長
を180°で分割しているので、従来法に比べて分解能
は向上している(従来法では、PSDの有効長を270
°で分割)。
【0025】回転角速度ωを求めるには、パルス出力部
分では、単位時間(秒,分等)当たりのパルス数を計数
することにより、また、アナログ出力部分では、従来通
り回転角の差Δθをその間の時間Δtで除して求めるこ
とができる。次に、本例の演算処理装置の制御フローに
ついて、図2を用いて説明する。本例では、主に一方的
に回転角が大きくなっていく場合について適用されるも
のとする。
【0026】ステップS1では、AD値を取り込む。つ
まり、PSD検出回路から取得されたアナログ電圧はA
/D変換器によりデジタル値に変換されるが、この処理
は該デジタル値(AD値)を入力し、ランダム・アクセ
ス・メモリに一時記憶するものである。ステップS2で
は、立ち上がりエッジ(V10→V12)が検出されたか否
かを判断する。即ち、図1(c)で出力電圧がアナログ
出力領域(0°〜180°の範囲)かパルス出力領域
(180°〜270°の範囲)を判断する。パルス領域
ならばパルスの立ち上がりV10→V12が検出される。検
出されるとステップS6に移り、検出されなければステ
ップS3に移る。
【0027】ステップS3では、パルスカウント値
(K)が0であるか否かを判断する。このパルスカウン
ト値(K)は180°を過ぎてパルスの立ち上がりエッ
ジが検出される毎に1つずつ加算される。このK値が0
であるか否かを判断するのは、パルス出力領域でも例え
ばセンサ出力がV10の値にあるようなパルスの上限と下
限のフラットな部分では、立ち上がりエッジ(V10→V
12)が検出されないので、アナログ出力領域(例えばV
10に相当する値130°)と誤認する恐れがある。そこ
で、K値が0ならば一度もパルスの立ち上がりがなかっ
たので、未だアナログ出力領域であり、0でなければす
でにパルス出力領域であると判断できる。K値が0であ
れば、ステップS4に移り、0でなければステップS7
に移る。
【0028】ステップS4では、角度を抽出する。即
ち、出力電圧はアナログ出力領域であり、電圧と角度は
比例関係にあるので電圧に対応する角度(回転角)を求
め、ステップS5に移る。ステップS5では、回転角速
度ωを算出する。即ち、従来例と同様に時刻t2 におけ
る回転角θ2 と、時刻t1 における回転角θ1 から式
(3)により算出する。
【0029】ステップS6では、K+1をKと置き換え
る。即ち、ステップS2で検出されたパルスを加算す
る。ステップS7では、加算されたパルス数から角度を
算出する。例えば、図1(c)の例では、パルス出力領
域(180°〜270°の範囲)には6サイクルのパル
ス(本実施例では、回転方向は1方向に限定されるの
で、立ち上がりエッジ検出V10→V12は6パルス)があ
り、従って、1立ち上がりエッジ検出当たりの角度
(α)が15°に相当する。算出式θ=180°+15
°×Kにより回転角(θ)を算出する。
【0030】以上のように、本例のスリット板において
は、連続したスリットが形成されているのは0°〜18
0°の範囲で、残りの部分はスリットが分割されている
のでスリット板の強度は低下しない。尚、本例では、0
から180°までのスロットルバルブの閉側において、
細かな制御が必要であり、高分解能が要求されるため、
回転角0°〜180°の範囲をアナログ出力、180°
〜270°の範囲はパルス出力としている。また、他の
センサ等でこれとは異なる範囲で分解能が要求されてい
るときは、スリットの配置を変更すればよい。例えば、
スリット板の外周に近い側を回転の基準(0°)にとる
ことにより、回転角0°〜90°の範囲をパルス出力、
高分解能が要求される回転角90°〜270°の範囲を
アナログ出力とすることも可能である。さらに、分解能
を必要とする角度範囲に第1のスリット部を設けること
により、任意の角度範囲の分解能を高く設定し、その両
側に分割された第2のスリット部を設けることも可能で
ある。また、複数のスリットの代わりに複数のピンホー
ル(孔)を形成しても同様の効果が得られる。
【0031】以上のように本実施例では、回転角θに対
応してスリット板1の中心からの距離rにある第1のス
リット部11からは分解能のよい回転角が検出でき、ま
た、円周上に分割された第2のスリット部からはパルス
数を計数することにより回転角が検出できるので回転角
の計測範囲が広がる。また、連続したスリットが形成さ
れている部分が狭くでき、残りの部分はスリットが分割
されているのでスリット板の強度を保持できる。
【0032】図2は本発明の第2の実施例の回転角検出
装置の構造を示す図で、(a)は機構部断面図、(b)
は回転スリット板の平面図、(c)はセンサ出力を示す
図である。以下、図を用いて説明する。2はアルミ板等
で形成された円板状のスリット板で、本例では回転角0
°から180°までの範囲では回転角θ21と回転中心か
らの距離r21がリニア関係にある位置に連続的に光透過
部をもった第1のスリット部21が設けられている。一
方、回転角180°から270°までの範囲では回転角
θの変化に関係なく回転中心からの距離がr23からr22
にわたって斜めに所定の角度毎に断続的に配設された複
数のスリットからなる第3のスリット部22が設けられ
ている。回転角180°において、PSD9のスリット
21から光を受ける部分は、PSD9の光位置を検出で
きる上限の部分であり、0°から180°までは、PS
D9の光位置を検出できる最大の範囲で透過光が移動で
きるようにしている。これにより、0°から180°ま
では分解能を最大にとり得ることができる。また、18
0°から270°においてPSD9のスリット部22か
ら光を受ける部分はPSD9が光位置を検出できる上限
の部分(r22)に対応している。そしてスリット板2に
は回転機構7に連結される軸孔23が設けられている。
7はスリット板2をその中心の周りに回転させる回転機
構である。通常はこの回転機構7にスロットルバルブ等
の被測定物の回転軸が連結される。8はスリット板2に
対向して配設されたLED等の光源である。上述したP
SD9はスリット板2に対向して光源8の反対側に配設
され、両スリット部21,22を透過した光の位置に対
応した電圧が出力される。また、無光時、つまり光を受
けないときはPSD9は一定の電圧(後述するバイアス
電圧V20を出力するようになっている。尚、PSD9は
図3(b)のごとく回転機構7の回転方向に対して直交
(即ち、半径方向)するように配置されている。また、
PSD9の構造、周辺の回路構成及び動作原理は従来と
全く同じであるため詳細な説明は省略する。
【0033】次に、本発明の第2の実施例の回転角検出
装置の動作について述べる。回転角θに対応してスリッ
ト板2が回転機構7により回転されると、スリット板2
上に形成されたスリット部21,22を透過した光はP
SD9上に照射される。この照射に対応してPSD9の
アノード電流I1 、I2 が出力される。この出力は図9
(b)に示されるように、2つの増幅器91、92によ
りそれぞれ増幅された電圧として出力され、さらに、差
動増幅器93に入力されて両者の差の電圧に比例したセ
ンサ出力として取り出される。
【0034】ここで、本例の連続した第1のスリット部
21に光が照射されると、その部分からは回転角θ21に
対応して電圧V21が出力される。一方、分割された第3
のスリット部22に光が照射されると、1つのスリット
が半径方向に対して斜めに配置されているので、スリッ
ト板2の回転(回転角が増加する方向に)とともに光は
外周の方へ移動する。そして、その部分からは回転角θ
に関係なくスリット部では立上り電圧V22、立下り電圧
V23、遮光部では電圧V20(バイアス電圧)の非対称の
パルス波形が出力される。その結果、回転角θとセンサ
出力Vの関係は図3(c)のごとくなり、リニアなアナ
ログ成分が回転角0°〜180°に対応し、非対称のパ
ルス成分が回転角180°〜270°に対応している。
【0035】演算処理装置により回転角0°〜180°
の範囲では、アナログ値から出力電圧V21に対応する回
転角θ21が算出される。また、180°〜270°の範
囲では、単位角度当たりの分割されたスリット数が予め
判っているので、パルス計測により回転角が算出され
る。尚、本方法ではパルス出力部分の回転角はスリット
の間隔によりデジタル的に決まり分解能は若干低下する
が、逆に、アナログ出力部分では0°〜180°の範
囲、即ち、PSDの有効長を180°で分割しているの
で、従来法に比べて分解能は向上している。
【0036】回転角速度を求めるには、パルス出力部分
では、単位時間当たりのパルス数を計数することによ
り、また、アナログ出力部分では、従来通り回転角の差
Δθをその間の時間Δtで除して求める。次に、本例の
演算処理装置の制御フローについて、図4,図5を用い
て説明する。本例では、スリット板の回転方向を判断し
ているので、回転角が大きくなったり、小さくなったり
する場合(正逆回転)についても適用できる。以下、図
を用いて詳細に説明する。
【0037】ステップS11では、AD値を取り込む。
つまり、PSD検出回路から取得されたアナログ電圧は
A/D変換器によりデジタル値に変換されるが、この処
理は該デジタル値(AD値)を入力し、ランダム・アク
セス・メモリに一時記憶するものである。AD値を取り
込む。つまり、PSD検出回路から取得したアナログ電
圧をデータ処理装置で処理するためにデジタル値に変換
する。
【0038】ステップS12では、立ち上がりエッジ
(V20→V23)が検出されたか否かを判断する。即ち、
図3(c)で出力電圧がアナログ出力領域(0°〜18
0°の範囲)か、パルス出力領域(180°〜270°
の範囲)を判断すると同時に、回転角が増加する方向か
否かを判断している。即ち、図3(b)のごとく、第3
のスリット部22が斜めに設けられているので、1つの
スリットの両端部の位置r23,r22が異なるために端部
では、図5のごとく、立ち上がりエッジ(V20→V2
3)と立ち上がりエッジ(V20→V22)の2種類の立
ち上がりパルスが出力される。従って、図5の回転方向
の判別方法により、回転角が増加する場合は電圧変化が
(V20→V23)であり、回転角が減少する場合は出力電
圧変化が(V20→V22)であることより判断できる。立
ち上がりエッジV20→V23が検出されるとステップS
17に移り、検出されなければステップS13に移る。
【0039】ステップS13では、立ち上がりエッジ
(V20→V22)が検出されたか否かを判断する。即ち、
図3(c)で出力電圧がアナログ出力領域(0°〜18
0°の範囲)か、パルス出力領域(180°〜270°
の範囲)を判断すると同時に、回転角が減少する方向か
否かを判断している。図5の回転方向の判別方法によ
り、回転角が減少する場合は出力電圧変化が(V20→V
22)であることより判断できる。パルスの立ち上がりV
20→V22が検出されるとステップS18に移り、検出さ
れなければステップS14に移る。
【0040】ステップS14では、パルスカウント値
(K)が0であるか否かを判断する。このパルスカウン
ト値(K)は180°を過ぎて立ち上がりエッジV20
→V23が検出される毎に1つずつ増加され、立ち上がり
エッジV20→V22が検出される毎に1つずつ減少され
る。このK値が0であるか否かを判断するのは、パルス
出力領域でもパルスの下限のフラットな部分では、立ち
上がりエッジ(V10→V12)が検出されず、また、パル
スの上方の傾斜部分でも、立ち上がりエッジ(V10→V
12)が検出されず、アナログ出力領域と誤認する恐れが
ある。そこで、K値が0ならば一度もパルスの立ち上が
りがなかった(立ち上がりがあっても増加と減少が同数
の場合を含む)ので、アナログ出力領域であり、0でな
ければパルス出力領域であると判断できる。K値が0で
あれば、ステップS15に移り、0でなければステップ
S19に移る。
【0041】ステップS15では、角度を抽出する。即
ち、出力電圧はアナログ出力領域であり、電圧と角度は
比例関係にあるので電圧に対応する角度(回転角)を求
め、ステップS16に移る。ステップS16では、回転
角速度ωを算出する。即ち、従来例と同様に時刻t2 に
おける回転角θ2 と、時刻t1 における回転角θ1 から
式(3)により算出する。
【0042】ステップS17では、K+1をKと置き換
える。即ち、ステップS12で検出された立ち上がりエ
ッジV20→V23が検出される毎に+1を加算する。こ
れは回転角が増加する方向にスリット板が回転している
ことを示している。また、ステップS18では、K−1
をKと置き換える。即ち、ステップS13で検出された
立ち上がりエッジV20→V22が検出される毎に−1を
加算する。これは回転角が減少する方向にスリット板が
回転していることを示している。
【0043】ステップS19では、Kの上下限を設定す
る。即ち、加算または減算により算出されたパルス数の
上限は、例えば、図3(c)の例では、パルス出力領域
(180°〜270°の範囲)には6サイクルのパルス
(回転方向により加減されたパルス数)があるので、K
値は当然0〜6の範囲にある。この範囲になければ、立
ち上がりエッジ、または、立ち上がりエッジの検出
に誤りがあったと判断し、K値を0あるいは6に固定す
る。
【0044】ステップS20では、加減されたパルス数
から角度を算出する。例えば、図3(c)の例では、パ
ルス出力領域(180°〜270°の範囲)には6サイ
クルのパルスがあり、従って、加減された1エッジ検出
当たりの角度(α)が15°に相当する。算出式θ=1
80°+15°×Kにより回転角(θ)を算出する。以
上のように、本例のスリット板においては、連続したス
リットが形成されているのは0°〜180°の範囲で、
残りの部分はスリットが分割されているのでスリット板
の強度は低下しない。
【0045】尚、本例では、0から180°までのスロ
ットルバルブの閉側において、細かな制御が必要であ
り、高分解能要求されるため、回転角0°〜180°の
範囲をアナログ出力、180°〜270°の範囲はパル
ス出力としている。また、他のセンサ等でこれとは異な
る範囲で分解能が要求されているときは、スリットの配
置を変更すればよい。例えば、スリット板の外周に近い
側を回転の基準(0°)にとることにより、回転角0°
〜90°の範囲をパルス出力、高分解能が要求される回
転角90°〜270°の範囲をアナログ出力とすること
も可能である。さらに、分解能を必要とする角度範囲に
第1のスリット部を設けることにより、任意の角度範囲
の分解能を高く設定し、その両側に分割された第3のス
リット部を設けることも可能である。
【0046】以上のように本実施例では、回転角θに対
応してスリット板2の中心からの距離rにある第1のス
リット部21からは分解能のよい回転角が検出でき、ま
た、円周上に分割された第3のスリット部からはパルス
波形の立ち上がり状態(立ち上がりまたはのいずれ
か)を検出するにより回転方向が判断できるので、回転
が一方向の場合だけでなく、回転方向が(正逆方向に)
変化する場合でも回転角が検出できる。
【0047】また、連続したスリットが形成されている
部分が狭くでき、残りの部分はスリットが分割されてい
るのでスリット板の強度を保持できる。図6は本発明の
第3の実施例の回転角検出装置の構造を示す図で、
(a)は機構部断面図、(b)は回転スリット板の平面
図、(c)はセンサ出力を示す図である。以下、図を用
いて説明する。
【0048】3はアルミ板等で形成された円板状のスリ
ット板で、本例では回転角0°から180°までの範囲
では回転角θ31と回転中心からの距離r31がリニア関係
にある位置に連続的に光透過部をもった第1のスリット
部31が設けられている。一方、回転角180°から2
70°までの範囲では回転角θの変化に関係なく回転中
心からの距離がr32,r33である2つの円周上に断続的
に所定の角度毎に分割して交互に配設された複数のスリ
ットからなる第4のスリット部32が設けられている。
回転角180°において、PSD9のスリット31から
光を受ける部分は、PSD9の光位置を検出できる上限
の部分であり、0°から180°までは、PSD9の光
位置を検出できる最大の範囲で透過光が移動できるよう
にしている。これにより、0°から180°までは分解
能を最大にとり得ることができる。また、180°から
270°においてPSD9のスリット32から光(ある
いは無光)を受ける部分はPSD9が光位置を検出でき
る上限の部分に対応している。そしてスリット板1には
回転機構7に連結される軸孔33が設けられている。7
はスリット板3をその中心の周りに回転させる回転機構
である。通常はこの回転機構7にスロットルバルブ等の
被測定物の回転軸が連結される。8はスリット板3に対
向して配設されたLED等の光源である。上述したPS
D9はスリット板3に対向して光源8の反対側に配設さ
れ、両スリット部31,32を透過した光の位置に対応
した電圧が出力される。尚、PSD9は図6(b)のご
とく回転機構7の回転方向に対して直交(即ち、半径方
向)するように配置されている。また、PSD9の構
造、周辺の回路構成及び動作原理は従来と全く同じであ
るため詳細な説明は省略する。
【0049】次に、本発明の第3の実施例の回転角検出
装置の動作について述べる。回転角θに対応してスリッ
ト板3が回転機構7により回転されると、スリット板3
上に形成されたスリット部31,32を透過した光はP
SD9上に照射される。この照射に対応してPSD9の
アノード電流I1 、I2 が出力される。この出力は図9
(b)に示されるように、2つの増幅器91、92によ
りそれぞれ増幅された電圧として出力され、さらに、差
動増幅器93に入力されて両者の差の電圧に比例したセ
ンサ出力として取り出される。
【0050】ここで、本例の連続した第1のスリット部
31に光が照射されると、その部分からは回転角θ31に
対応して電圧V31が出力される。一方、2列の分割され
た第4のスリット部32に光が照射されると、回転中心
からの距離がr32,r33である円周上にそれぞれスリッ
トが設けられているので、スリット板3の回転(回転角
が増加する方向に)とともに光は回転中心からの距離r
32,r33上を交互に移動する。そして、その部分からは
回転角θに関係なく、回転中心からの距離r32に対応し
て電圧V32,距離r33に対応して電圧V33のパルス波形
が出力される。その結果、回転角θとセンサ出力Vの関
係は図6(c)のごとくなり、リニアなアナログ成分が
回転角0°〜180°に対応し、パルス成分が回転角1
80°〜270°に対応している。
【0051】演算処理装置により回転角0°〜180°
の範囲では、アナログ値から出力電圧V31に対応する回
転角θ31が算出される。また、180°〜270°の範
囲では、単位角度当たりの分割されたスリット数が予め
判っているので、パルス計測により回転角が算出され
る。また、本方法ではパルス出力部分の回転角はスリッ
トの間隔によりデジタル的に決まり分解能は若干低下す
るが、逆に、アナログ出力部分では0°〜180°の範
囲、即ち、PSDの有効長を180°で分割しているの
で、従来法に比べて分解能は向上している。
【0052】また、本実施例の出力パルスは第1の実施
例の出力パルスと高さが異なる他は同じである。パルス
の上端は第1の実施例,本実施例ともにスリットの半径
で決まり同じである(r12=r32なのでV12=V32)
が、パルスの下端は第1の実施例ではV10(バイアス電
圧)となり、本実施例では内側のスリットの半径r33で
決まりV33である。即ち、第1の実施例ではパルス出力
はバイアス電圧で調整でき、本実施例ではパルス出力は
内側のスリットの半径を変えることにより調整できる。
しかし、回転角検出装置の温度依存性を考慮すると、パ
ルスの上端,下端ともにPSDの出力から得る方が安定
である。
【0053】回転角の詳細な求め方は、第1の実施例の
フローチャート(図2)と同じため省略する。回転角速
度ωを求めるには、パルス出力部分では、単位時間当た
りのパルス数を計数することにより、また、アナログ出
力部分では、従来通り回転角の差Δθをその間の時間Δ
tで除して求める。本例では、主に一方的に回転角が大
きくなっていく場合について適用されるものとする。
【0054】また、本例のスリット板においては、連続
したスリットが形成されているのは0°〜180°の範
囲で、残りの部分はスリットが分割されているのでスリ
ット板の強度は低下しない。尚、本例では、0から18
0°までのスロットルバルブの閉側において、細かな制
御が必要であり、高分解能要されるため、回転角0°〜
180°の範囲をアナログ出力、180°〜270°の
範囲はパルス出力としている。また、他のセンサ等でこ
れとは異なる範囲で分解能が要求されているときは、ス
リットの配置を変更すればよい。例えば、スリット板の
外周に近い側を回転の基準(0°)にとることにより、
回転角0°〜90°の範囲をパルス出力、高分解能が要
求される回転角90°〜270°の範囲をアナログ出力
とすることも可能である。さらに、分解能を必要とする
角度範囲に第1のスリット部を設けることにより、任意
の角度範囲の分解能を高く設定し、その両側に分割され
た第4のスリット部を設けることも可能である。
【0055】以上のように本実施例では、回転角θに対
応してスリット板3の中心からの距離rにある第1のス
リット部31からは分解能のよい回転角が検出でき、ま
た、円周上に分割された第2のスリット部32からはパ
ルス数を計数することにより回転角が検出できるので回
転角の計測範囲が広がる。また、連続したスリットが形
成されている部分が狭くでき、残りの部分はスリットが
分割されているのでスリット板の強度を保持できる。し
かも、バイアスがスリット側で決定できるので、温度に
よるバイアス値の変化があまりない。
【0056】図7は本発明の第4の実施例の回転角検出
装置の構造を示す図で、(a)は機構部断面図、(b)
は回転スリット板の平面図、(c)はセンサ出力を示す
図である。以下、図を用いて説明する。4はアルミ板等
で形成された円板状のスリット板で、本例では回転角0
°から180°までの範囲では回転角θ41と回転中心か
らの距離r41がリニア関係にある位置に連続的に光透過
部をもった第1のスリット部41が設けられている。一
方、回転角180°から270°までの範囲では回転角
θの変化に関係なく2列に断続的に第5のスリット部4
2が配設されている。第5のスリット部42の内側の複
数のスリットはスリット板4の円周方向に平行に半径方
向の距離r44の位置に、外側の複数のスリットはスリッ
ト板4の円周方向に対して半径方向の距離r43,r42に
わたって斜めに設けられている。回転角180°におい
て、PSD9のスリット部41から光を受ける部分は、
PSD9の光位置を検出できる上限の部分であり、0°
から180°までは、PSD9の光位置を検出できる最
大の範囲で透過光が移動できるようにしている。これに
より、0°から180°までは分解能を最大にとり得る
ことができる。また、180°から270°においてP
SD9のスリット部42から光を受ける部分はPSD9
が光位置を検出できる上限の部分(r42)に対応してい
る。そしてスリット板4には回転機構7に連結される軸
孔43が設けられている。7はスリット板4をその中心
の周りに回転させる回転機構である。通常はこの回転機
構7にスロットルバルブ等の被測定物の回転軸が連結さ
れる。8はスリット板4に対向して配設されたLED等
の光源である。上述したPSD9はスリット板4に対向
して光源8の反対側に配設され、両スリット部41,4
2を透過した光の位置に対応した電圧が出力される。
尚、PSD9は図7(b)のごとく回転機構7の回転方
向に対して直交(即ち、半径方向)するように配置され
ている。また、PSD9の構造、周辺の回路構成及び動
作原理は従来と全く同じであるため詳細な説明は省略す
る。
【0057】次に、本発明の第4の実施例の回転角検出
装置の動作について述べる。回転角θに対応してスリッ
ト板4が回転機構7により回転されると、スリット板4
上に形成されたスリット部41,42を透過した光はP
SD9上に照射される。この照射に対応してPSD9の
アノード電流I1 、I2 が出力される。この出力は図9
(b)に示されるように、2つの増幅器91、92によ
りそれぞれ増幅された電圧として出力され、さらに、差
動増幅器93に入力されて両者の差の電圧に比例したセ
ンサ出力として取り出される。
【0058】ここで、本例の連続した第1のスリット部
41に光が照射されると、その部分からは回転角θ41に
対応して電圧V41が出力される。一方、第5のスリット
部42の2列の複数のスリットに光が照射されると、内
側のスリットが回転中心からの距離r42の円周上に配置
され、外側のスリット回転中心からの距離r43,r44の
円周上に跨がって斜めに配置されているので、スリット
板4の回転角θに関係なく、外側のスリットからは回転
中心からの距離r43に対応して立上り電圧V43,距離r
42に対応して立下り電圧V42、内側のスリットからは距
離r44に対応して平坦部電圧V44のパルス波形が周期的
に出力される。その結果、回転角θとセンサ出力の関係
は図7(c)のごとくなり、リニアなアナログ成分が回
転角0°〜180°に対応し、パルス成分が回転角18
0°〜270°に対応している。
【0059】演算処理装置により回転角0°〜180°
の範囲では、アナログ値から出力電圧V41に対応する回
転角θ41が算出される。また、180°〜270°の範
囲では、単位角度当たりの分割されたスリット数が予め
判っているので、パルス計測により回転角が算出され
る。また、本方法ではパルス出力部分の回転角はスリッ
トの間隔によりデジタル的に決まり分解能は若干低下す
るが、逆に、アナログ出力部分では0°〜180°の範
囲、即ち、PSDの有効長を180°で分割しているの
で、従来法に比べて分解能は向上している。
【0060】また、本実施例の出力パルスは第2の実施
例の出力パルスと同様に、立ち上がりエッジV44→V
43、または、立ち上がりエッジV44→V42のいずれで
あるかを検出しているので、スリット板5の回転方向が
判る。処理方法は第2の実施例と全く同様であるので説
明は省略する。回転角速度を求めるには、パルス出力部
分では、単位時間当たりのパルス数を計数することによ
り、また、アナログ出力部分では、従来通り回転角の差
Δθをその間の時間Δtで除して求める。
【0061】また、本例のスリット板においては、連続
したスリットが形成されているのは0°〜180°の範
囲で、残りの部分はスリットが分割されているのでスリ
ット板の強度は低下しない。尚、本例では、0から18
0°までのスロットルバルブの閉側において、細かな制
御が必要であり、高分解能が要求されるため、回転角0
°〜180°の範囲をアナログ出力、180°〜270
°の範囲はパルス出力としている。また、他のセンサ等
でこれとは異なる範囲で分解能が要求されているとき
は、スリットの配置を変更すればよい。例えば、スリッ
ト板の外周に近い側を回転の基準(0°)にとることに
より、回転角0°〜90°の範囲をパルス出力、高分解
能が要求される回転角90°〜270°の範囲をアナロ
グ出力とすることも可能である。さらに、分解能を必要
とする角度範囲に第1のスリット部を設けることによ
り、任意の角度範囲の分解能を高く設定し、その両側に
分割された第5のスリット部を設けることも可能であ
る。
【0062】以上のように本実施例では、回転角θに対
応してスリット板4の中心からの距離rにある第1のス
リット部41からは分解能のよい回転角が検出でき、ま
た、円周上に分割された第5のスリット部42からはパ
ルス数を計数することにより回転角が検出できるので回
転角の計測範囲が広がる。また、連続したスリットが形
成されている部分が狭くでき、残りの部分はスリットが
分割されているのでスリット板の強度を保持できる。ま
た、回転方向が変化する場合でも検出できる。しかも、
バイアスがスリット側で決定できるので、温度によるバ
イアス値の変化があまりない。
【0063】図8は本発明の第5の実施例の回転角検出
装置の構造を示す図で、(a)は機構部断面図、(b)
は回転スリット板の平面図、(c)はセンサ出力を示す
図である。以下、図を用いて説明する。5はアルミ板等
で形成された円板状のスリット板で、本例では回転角0
°から180°までの範囲では回転角θ51と回転中心か
らの距離r51がリニア関係にある位置に連続的に光透過
部をもった第1のスリット部51が設けられている。一
方、回転角180°から270°までの範囲では回転角
θと回転中心からの距離rがリニア関係をもった線上に
重畳された鋸歯状のスリットが所定の角度毎に周期的に
位置しているスリットからなる第6のスリット部52が
配設されている。このリニア関係をもった線は第1のス
リット部の傾斜よりも緩やかになるようにされている。
従って、0°から180°まではPSD9の光位置を検
出できる範囲は広く、180°から270°までは、P
SD9の光位置を検出できる範囲は狭い。これにより、
0°から180°までは分解能は高く、180°から2
70°までは分解能は低くなる。そしてスリット板5に
は回転機構7に連結される軸孔53が設けられている。
7はスリット板5をその中心の周りに回転させる回転機
構である。通常はこの回転機構7にスロットルバルブ等
の被測定物の回転軸が連結される。8はスリット板5に
対向して配設されたLED等の光源である。上述したP
SD9はスリット板5に対向して光源8の反対側に配設
され、両スリット部51,52を透過した光の位置に対
応した電圧が出力される。尚、PSD9は図8(b)の
ごとく回転機構7の回転方向に対して直交(即ち、半径
方向)するように配置されている。また、PSD9の構
造、周辺の回路構成及び動作原理は従来と全く同じであ
るため詳細な説明は省略する。
【0064】次に、本発明の第5の実施例の回転角検出
装置の動作について述べる。回転角θに対応してスリッ
ト板5が回転機構7により回転されると、スリット板5
上に形成されたスリット部51,52を透過した光はP
SD9上に照射される。この照射に対応してPSD9の
アノード電流I1 、I2 が出力される。この出力は図9
(b)に示されるように、2つの増幅器91、92によ
りそれぞれ増幅された電圧として出力され、さらに、差
動増幅器93に入力されて両者の差の電圧に比例したセ
ンサ出力として取り出される。
【0065】ここで、本例の連続した第1のスリット部
51に光が照射されると、その部分からは回転角θ51に
対応して電圧V51が出力される。一方、複数の鋸歯状の
第6のスリット部52に光が照射されると、回転角θと
回転中心からの距離rがリニア関係をもった線上に重畳
された鋸歯状のスリットが所定の角度毎に周期的に位置
しているので、スリット板5の回転とともに光は回転中
心からの距離r52,r54,r53間を連続的に移動する。
そして、その部分からは回転中心からの距離r52に対応
して立上りV52,距離r53に対応して立下り電圧V53,
距離r54に対応してピーク部分が電圧V54の鋸歯状波形
が周期的に出力される。その結果、回転角θとセンサ出
力Vの関係は図8(c)のごとくなり、リニアなアナロ
グ成分が回転角0°〜180°に対応し、傾斜した鋸歯
状波形が回転角180°〜270°に対応している。
【0066】演算処理装置により回転角0°〜180°
の範囲では、アナログ値から出力電圧V51に対応する回
転角θ51が算出される。また、180°〜270°の範
囲では、出力電圧からアナログ電圧分を分離して回転角
速度に応じた交流出力を抽出し、鋸歯状信号を波高の一
定なパルスに変換する。このパルス出力がパルス計測器
に入力される。単位角度当たりの鋸歯状のスリット数が
予め判っているので、パルス数を計測することにより回
転角が算出される。尚、本方法ではパルス出力部分で
は、鋸歯状スリットの間隔により分解能が低下するが、
逆に、アナログ出力部分0°〜180°では、従来法に
比べて分解能は向上している。
【0067】また、本実施例の出力パルスが第1〜4の
実施例の出力パルスと異なるのは、出力波形が傾斜する
アナログ波形に重畳された鋸歯状波形にある。この分離
されたアナログ成分が増加、または、減少方向にあるか
によって、個々の鋸歯状波の立ち上がり状態を検出しな
くても、スリット板5の回転方向が容易に判別できる。
【0068】回転角速度を求めるには、鋸歯状波出力部
分では、パルスに変換した後、単位時間当たりのパルス
数を計数することにより、また、アナログ出力部分で
は、従来通り回転角の差Δθをその間の時間Δtで除し
て求める。尚、本例では、0から180°までのスロッ
トルバルブの閉側において、細かな制御が必要であり、
高分解能が要求されるため、回転角0°〜180°の範
囲をアナログ出力、180°〜270°の範囲は鋸歯状
波出力としている。また、他のセンサ等でこれとは異な
る範囲で分解能が要求されているときは、スリットの配
置を変更すればよい。例えば、スリット板の外周に近い
側を回転の基準(0°)にとることにより、回転角0°
〜90°の範囲を鋸歯状波出力、高分解能が要求される
回転角90°〜270°の範囲をアナログ出力とするこ
とも可能である。さらに、分解能を必要とする角度範囲
に第1のスリット部を設けることにより、任意の角度範
囲の分解能を高く設定し、その両側に第6のスリット部
を設けることも可能である。
【0069】以上のように本実施例では、回転角θに対
応してスリット板5の中心からの距離rにある第1のス
リット部51からは分解能のよい回転角が検出でき、ま
た、円周上に分割された第6のスリット部52からは鋸
歯状波から変換されたパルス数を計数することにより回
転角が検出できるので回転角の計測範囲が広がる。しか
も、バイアスがスリット側で決定できるので、温度によ
るバイアス値の変化があまりない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スリット板の回転角に対応して複数のスリットを形成し
て、アナログ出力部分とパルス出力部分の信号出力とし
て取り出すことにより、分解能のよい回転角度と回転角
速度が得られ、装置全体として回転角と出力の関係の設
定の自由度が増え、分解能を犠牲にせずに計測角度範囲
が拡げられる。
【0071】また、計測範囲は拡がっても、連続された
スリット部は増加しないのでスリット板の強度は保持さ
れる。しかも、回転方向が変化する場合でも回転角が
検出できる、温度変化によるバイアス変動があまりな
く、設計が容易になるという効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回転角検出装置示す図
で、(a)機構部、(b)回転スリット板、(c)セン
サ出力を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の処理フローチャートで
ある。
【図3】本発明の第2の実施例の回転角検出装置示す図
で、(a)機構部、(b)回転スリット板、(c)セン
サ出力を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例の処理フローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2の実施例の回転方向判別を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の第3の実施例の回転角検出装置示す図
で、(a)機構部、(b)回転スリット板、(c)セン
サ出力を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例の回転角検出装置示す図
で、(a)機構部、(b)回転スリット板、(c)セン
サ出力を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例の回転角検出装置示す図
で、(a)機構部、(b)回転スリット板、(c)セン
サ出力を示す図である。
【図9】光位置検出素子の動作原理を説明するための図
である。
【図10】従来の回転角検出装置を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1,2,3,4,5・・・スリット板 7・・・回転機構 8・・・光源 9・・・光位置検出素子(PSD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−204121(JP,A) 特開 平2−176521(JP,A) 特開 昭60−259909(JP,A) 特開 昭55−26469(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/26 - 5/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角に対応して回転中心から隔てられ
    た位置に光透過スリットが設けられたスリット板と、駆
    動軸に連動して前記スリット板を回転させる回転手段
    と、前記スリット板に対向して配設された光源と、前記
    スリット板に対向して前記光源の反対側に配設された前
    記スリット板の略半径方向に伸びた受光部を備え、該受
    光部に光が照射されたとき、該受光部における光の照射
    位置に応じた信号を出力する光位置検出素子とで構成さ
    れてなる回転角検出装置において、 前記スリット板に形成された光透過スリットは第1の所
    定の回転角の範囲に対して連続的に光透過部を有する第
    1の光透過スリット部と、第2の所定の回転角の範囲に
    対して断続的に光透過部を有する第2の光透過スリット
    部と、から構成されてなることを特徴とする回転角検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスリット部における光透過部
    の回転中心からの距離は回転角に対応して連続的に変化
    するものであり、前記第2のスリット部における各光透
    過部の回転中心からの距離は互いに等しいものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転角検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の光透過スリット部における光
    透過部は前記スリット板の円周方向に対して斜めに設け
    られ、前記光透過部の一端と他端とでは回転中心からの
    距離が互いに異なるものであることを特徴とする請求項
    1ないし2記載の回転角検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の光透過スリット部における光
    透過部は回転中心からの距離が互いに異なる2種の光透
    過部に分割され、所定の回転角毎に交互に設けられてな
    ることを特徴とする請求項1ないし2記載の回転角検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記分割された2種の光透過部のうち一
    方の光透過部は前記スリット板の円周方向に対して平行
    に、他方の光透過部は前記スリット板の円周方向に対し
    て斜めに設けられてなり、該光透過部の一端と他端とで
    は回転中心からの距離が互いに異なるものであることを
    特徴とする請求項4記載の回転角検出装置。
  6. 【請求項6】 回転角に対応して回転中心から隔てられ
    た位置に光透過スリットが設けられたスリット板と、駆
    動軸に連動して前記スリット板を回転させる回転手段
    と、前記スリット板に対向して配設された光源と、前記
    スリット板に対向して前記光源の反対側に配設された前
    記スリット板の略半径方向に伸びた受光部を備え、該受
    光部に光が照射されたとき、該受光部における光の照射
    位置に応じた信号を出力する光位置検出素子とで構成さ
    れてなる回転角検出装置において、 前記スリット板に形成された光透過スリットは第1の所
    定の回転角の範囲に対して連続的に光透過部を有する第
    1の光透過スリット部と、第2の所定の回転角の範囲に
    対して複数段の鋸歯状の光透過部を有する第2の光透過
    スリット部と、から構成されてなることを特徴とする回
    転角検出装置。
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