JP3485589B2 - 被動式工作用回転装置 - Google Patents
被動式工作用回転装置Info
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Description
作機械を使用して、傾斜面を含む多面の加工面を有する
ワークを1回の段取りによって面直加工する多面加工方
法に用いられる被動式工作用回転装置に関する。
部が傾斜面となったワークを加工する場合、一つの面を
加工して取付面にしてパレットに固定し、パレットをタ
ンーテーブルに装着すると、ワーク前面と両側面とはタ
ーンテーブルの回転によってツールに対して面直角に設
定し、順次加工することができる。
がターンテーブルの回転面に垂直な特別の場合を除い
て、ターンテーブルをどのように回転させてもツールに
対する面直角を得ることができない。そこで適宜な治具
を用いてパレットに対するワークの取付角度を変えて、
面直角を得るという段取り替えを行う必要がある。この
段取り替えの回数が増えると共に、ワークの加工精度は
低下していく。
っては、1回の段取りで加工出来る範囲は、ワークの前
面とターンテーブルを利用して左右両側面に限定され、
当然の事ながら前面のY軸方向斜面、上下両側面全域及
び左右側面からの上下方向傾斜穿孔加工等は不可能であ
った。これが為、面直加工が要求されるワークにあって
は、再度ワークを段取りし直し、上下両側面を加工した
り、必要により堅型工作機械テーブル上にサインバー治
具等をセットして該治具上に再々段取り替えして全斜面
等を面直加工するのが普通である。従って、被加工物の
精度は数回の段取り替えによる累積エラーを含んだ範囲
を越えられず、同時に長い工期と多大の加工費を要し
た。
を用いると、多面を段取り替えを経ることなく順次加工
できる。しかし5軸工作機械は高価で大きな設置場所を
必要とし、相当の加工量の確保できないと、導入できな
い。したがって、横型又は竪型の汎用工作機械を使用
し、段取り替えを無くし、多面を加工できるとことが好
ましい。そのため、例えば堅型工作機械テーブル上に垂
直面に回転するロータリー治具(割り出しテーブル)を
設置して、手動又は該工作機械の主軸の送りや回転を利
用して該治具を回転させ、垂直方向から加工する方法も
知られている。
割り出しテーブルのうち、主軸の回転を利用する形式
は、回転角度検知のための特別の装置を必要とし、正転
及び逆転の2種類の係合軸(主軸に対する)を有してお
り、その為作動のためのプログラムが複雑になるという
問題点を有していた。また、主軸の送りを利用する形式
のものは、送りによる押し込み動作の一回毎に一定量の
回転角度しか得られず、所望の角度に至るまでに長時間
を要するという問題点を有していた。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、汎用工作機械と被動式工作用回転装置の組み合
わせにより該装置上に1回ワークを段取して、後は任意
に回転させることにより、複雑形状のワークであっても
所要の面直切削面や穿孔角度を得て加工し、以下順次ワ
ークの露出面全域を加工することにより、高精度の加工
を高効率のうちに得る多面加工方法の被動式工作用回転
装置を提供することにある。
明の被動式工作用回転装置は、回転可能なターンテーブ
ルと主軸とを有し、主軸とターンテーブルの相対位置関
係が3軸以上の方向に可変である汎用工作機械に取り付
けられる被動式工作用回転装置であって、前記ターンテ
ーブルに対する取付面を有する治具本体と、該治具本体
に回転自在に保持され前記取付面と平行な軸を有して軸
方向摺動自在な作動軸と、該作動軸の一端に固設されパ
レット等が装着自在なロータリテーブルと、前記作動軸
の他端に設けられ、前記主軸に装着されたツールが係合
する旋回レバーと、前記作動軸と前記治具本体との間に
設けられ軸方向復原力を有する接続手段であって、関節
部材を凹凸摺動部を介して相互に屈曲自在に嵌合連結
し、当接部を介してなされる関節部材の屈伸運動による
屈伸差分だけ軸方向移動可能であり、ばねで伸長方向に
付勢されたトグルジョイント機構である接続手段とを備
えてなり、前記旋回レバーの係合部と前記関節部材の前
記当接部とは前記ツールに対して係合と当接とが順に行
われるように配設されており、前記ツールが前記旋回レ
バーに係合するとともに、前記間接部材を屈曲させ、前
記作動軸が接続手段の復元力に抗して軸方向に押される
と、ロータリテーブルが治具本体から離れ、更に前記ツ
ールが前記主軸と前記ターンテーブルの2軸方向の連係
作動による円弧運動を描くことにより、前記旋回レバー
と共に前記作動軸が回転するように構成したものであ
る。
を有し、主軸とターンテーブルの相対位置関係が3軸以
上の方向に可変である汎用工作機械に取り付けられる被
動式工作用回転装置であって、前記ターンテーブルに対
する取付面を有する治具本体と、該治具本体に回転自在
に保持され前記取付面と平行な作動軸を有しパレット等
が装着自在なロータリテーブルと、該ロータリテーブル
と治具本体に対するカップリング手段と、前記作動軸に
設けられ、前記主軸に装着されたツールが係合する旋回
レバーと、前記カップリング手段と旋回レバーとの間に
設けられ軸方向復原力を有する接続手段であって、関節
部材を凹凸摺動部を介して相互に屈曲自在に嵌合連結
し、当接部を介しての関節部材の屈伸運動による屈伸差
分だけ軸方向移動可能であり、ばねで伸長方向に付勢さ
れたトグルジョイント機構である接続手段とを備え、前
記旋回レバーの係合部と前記関節部材の前記当接部とは
前記ツールに対して係合と当接とが順に行われるように
配設されており、前記ツールが前記旋回レバーに係合す
るとともに、前記間接部材を屈曲させ、前記作動軸が接
続手段の復元力に抗して軸方向に押されるとカップリン
グ手段が開放され、更に前記ツールが前記主軸と前記タ
ーンテーブルの2軸方向の連係作動による円弧運動を描
くことにより、前記旋回レバーと共にロータリテーブル
が回転する被動式工作用回転装置であってもよい。
のY軸方向スライド移動及びターンテーブルのX軸方向
スライド移動の予めプログラムされた連係作動によるX
−Y面での円弧軌跡を得てターンテーブルに対して垂直
なロータリテーブル(被動式工作用回転装置における)
を360度全範囲で回転させ、更に汎用工作機械標準装
備のターンテーブルを360度全範囲で回転させること
により、ロータリテーブル及びターンテーブルの合成角
度がもたらす球面の任意の加工角度を得て、段取り替え
を経ることなく、ワークの取付面以外の全面の加工を汎
用工作機械で行うものである。
しつつ説明する。図1は本発明の被動式工作用回転装置
の断面図、図2は本発明の被動式工作用回転装置の作動
図、図3はトグルジョイント機構の分解斜視図である。
まず、図1〜図3により、被動式工作用回転装置を説明
した後、該装置を用いた多面加工法を説明する。
は、治具本体2と、作動軸3と、ロータリテーブル4
と、旋回レバー5と、接続手段6とを主要部分として成
っている。また、Pはパレット、Wはワークである。
は横型汎用工作機械に装着されており、治具本体2はタ
ーンテーブル7に取り付けられ、旋回レバー5が主軸8
と対面可能となっている。ここで、主軸8は図示のよう
に+Y←→−Yの上下スライド移動、及び+Z←→−Z
の進退移動が可能であり、ターンテーブル7は図示のよ
うに+X←→−Xの前後スライド移動、及び+θ←→−
θの360度回転が可能である。
取付面11と、取付面11と平行な軸12を有するブッ
シュ13と、取付面11に垂直な面内に埋設されたカー
ビックカップリングの一方のリング14aとを有してい
る。作動軸3はブッシュ13に回転且つ摺動自在に嵌挿
されており、一端にロータリテーブル4が固定板15を
介して固定され、他端に旋回レバー5が固設されてい
る。ロータリーテーブル4は作動軸3と共に回転し、そ
の裏面にカービックカップリングの他方のリング14b
が埋設され、その表面の4隅にピボット付締結装置16
が設けられている。この締結装置16はパレットPのカ
ップリング17に対するものであり、止め治具18を介
してワークWを固定したパレットPがロータリーテーブ
ルに対して着脱自在となっている。
部分が旋回レバー5の四角穴20に嵌まり、エンドプレ
ート21とロックボルト22及びナット23で軸方向の
間隔が可変に固設される。この旋回レバー5にはツール
用穴24を有している。更に、作動軸3と治具本体2と
の間の接続手段を説明する。この接続手段は、関節部材
としての作動レバー25と中間トグル26とターニング
トグル27と、バネホルダー28及びバネ29とからな
るトグルジョイント機構である。作動レバー25は、旋
回レバー5の凹摺動部30に対する凸摺動部31と、旋
回レバー5のツール用穴24に対向する当接部32と、
凹摺動部33を有している。中間トグル26は作動レバ
ー25の凹摺動部33に対する凸摺動部34と、凸摺動
部35とを有している。ターニングドクル27はブッシ
ュ13に嵌挿され、中間トグル26の凸摺動部35に対
する凹摺動部36を有している。また、バネホルダ28
は旋回レバー5にボルト37を介して固定され、作動レ
バー25の当接部32背面とバネホルダ28との間にバ
ネ29が介装され、作動レバー25の当接部32はツー
ル用穴24に向かって付勢される。
がツール用穴24に当たっている状態では、中間ドグル
26は略水平姿勢であり、突っ張った状態となって作動
軸3及びロータリテーブル4は治具本体2に引き寄せら
れ、カービックカップリング14は噛み合った固定状態
となる。そして図2のように、主軸8のツール9が旋回
レバー5の穴24に嵌まり、ツール9の先端が作動レバ
ー25の当接部32を押すと、作動レバー25及び中間
トグル26は屈曲し、屈曲差に相当する距離だけ、作動
軸3が押され、治具本体2とロータリーテーブル4との
間のカービックカップリングが遊離状態となる。そして
次ぎに述べる主軸8とターンテーブルの2軸(Y,Z)
方向の連係作動により、旋回レバー5と作動軸3とロー
タリテーブル4は回転する。また、ツール8が穴24か
ら退出すると、バネ29によって作動レバー25及び中
間トグル26は図1の状態に復元する。
ト機構を内蔵した装置1は、汎用工作機械のターンテー
ブル7上に設置され、汎用工作機械の主軸8に装着した
駆動用ツール9を介して、トグルジョイント機構を所定
距離迄屈折させ、その状態を保持しつつ主軸8とターン
テーブル7を連係作動させる事で、垂直面の円弧軌跡を
得てトグルジョイント機構全体が被動回転する機能を有
する。また、治具本体2に内蔵されたトグルジョンイト
機構は作動軸3に連結され、トグルジョンイト機構の作
動に同期して屈折差分の長さだけ前進し、上述方法によ
ってロータリテーブル4を回転させた後にトグルジョイ
ント機構をほぼ復元させる事により、治具本体2とロー
タリーテーブル4とはカービックカップリング14によ
って角度保持され、更にトグルジョイント機構の中心が
一直線に揃う迄復元させる時に発生する押圧力は、作動
軸3側から見れば引込用の張力となる。従ってロータリ
ーテーブル4の背面は、作動軸3に働く張力によってカ
ービックカップリング14の当接面に強く引きつけられ
固定される。
動式工作用回転装置1を用いた多面加工法を説明する。
図4において、2は治具本体、4はロータリーテーブ
ル、7はターンテーブル、8は主軸、9はツール、Pは
パレット、Wはワークである。同図(a)において、ロ
ータリープレート4は治具本体1に組み込まれ、被動式
工作用回転装置1として工作機械のターンテーブル5上
に据付芯出し後固定される。他方同図(f)(g)のよ
うに基準側の面切削と固定用穴明け加工されたワークW
を止め治具18を介してパレットPに外段取りで取付け
し、同図(h)のようにパレットPを玉掛作業によって
搬送する。そして同図(b)のように、パレットPを回
転装置1のロータリーテーブル4の垂直方向から接近接
触させ、ロータリーテーブル4に内蔵されたピボット付
締結装置14aとパレットPのカップリング14bによ
って位置決め後締結される。
のように、ターンテーブル7の回転装置1及びワークW
はそのまま後ろ向きの状態で主軸8側へ向かうa方向へ
と送り込まれる。主軸8には回転装置1を作動させる専
用の駆動用ツール9が自動装着され、主軸8を−Z方向
へ送り出すと駆動用ツール9の先端は、旋回レバー5の
ツール穴24を通過して図外の作動レバーに当たる。
向へ送り出すと駆動用ツール9の先端は、図外の作動レ
バーを傾倒させ始める。すると図2のようにトグルジョ
イント機構がが屈折し始めトグルジョイント機構に旋回
レバー5を介して連結された作動軸3はブッシュ13に
案内されてトグルジョイント機構の屈折差分だけ右方
(−Z方向)へ移動する。この時治具本体2とロータリ
ーテーブル2間に向かい合って取りつけられ相互に噛合
し保定し合っていた一対のカービックカップリング14
はトグルジョイント機構の屈折差分だけ遊離しロータリ
ーテーブル4は開放状態となる。
に、主軸8を−Y方向へ、ターンテーブル5を−X軸方
向へ連係作動させると、主軸8に装備中の駆動用ツール
9は見掛け上円弧軌跡を描く。即ち駆動用ツール9の側
方は図2の状態のまま旋回レバー5のツール穴24の側
面を円弧軌跡方向へ押し続け旋回レバー5を回転させる
ことになる。従って、旋回レバー5に連結された作動軸
3はブッシュ13内でトグルジョイント機構と共に同期
回転し、同時にロータリーテーブル4、パレットP及び
ワークWも回転する。
ーテーブル4を回転させた後、主軸8を+Z方向へ除々
に後退させる。すると図1のように作動レバー25は、
バネホルダー28に組み込んだバネ29のバネ圧によっ
て直立し始める。同時に遊離していた一対のカービック
カップリング14は再び相互に噛合し、所望の角度は維
持され始める。更に主軸を+Z方向へ後退させると、ツ
ール9の先端が作動レバー25から離れ、作動レバー2
5はバネ圧によって旋回レバー5をストッパーにして完
全に直立し、トグルジョイント機構の中心は一直線上に
揃う。この時トグルジョイント機構の各関節部材間には
強烈な押圧力が発生し、同時に旋回レバー5に連結され
た作動軸3には反力として張力が発生する。この作動軸
3を引きつけることによって、ロータリーテーブル4の
背面に組み込まれた片方のカービックカップリング14
aは治具本体2側の相方のカービックカップリング14
bに強く噛合し固定状態となる。
方向の回転作動を終えると、図5(e)のようにワーク
Wの目標加工面が主軸8に対し面直になる所定角度迄タ
ーンテーブル7を矢印b方向に水平回転させる。その後
は主軸8に刃物やドリル等を換装し、ワークWの目標加
工面に必要な加工を行う。目標加工面の加工を終える
と、一旦ターンテーブル7を治具本体2を主軸8に対し
後ろ向きの初期状態迄回転させ、主軸9に再びツールを
再装着し、前述の同図(c)〜(d)の手順でロータリ
ーテーブル4を作動させて、所望する面直切削面や穿孔
角度を得ては加工し、以下順次ワークWの露出面全域を
任意に全方向から加工して全ての加工を完了させる。そ
の後パレットPごと取り外し、加工ワンサイクルは終了
する。
えは一回で済み、横型汎用工作機械が本来有する機能
(X,Y,Z軸の相対移動とターンテーブルの回転移
動)により、ワークWの露出面全域を任意に全方向から
加工できる。なお、横型汎用工作機械に限らず、竪型汎
用工作機械でも回転装置1の姿勢を図示例のまま、又は
作動軸が垂直になる方向にして使用できる。
転装置1に対する駆動源は、手動もしくは電動,油圧,
空圧等の動力機器を内蔵した自動装置のいずれの範疇に
も属さない被動式、すなわち前述の通り当該工作機械の
主軸を唯一の駆動源として作動するものである。回転装
置1に必要な開放、回転そして固定の3機能については
トグルジョイント機構と該機構に連結された作動軸を以
下の通り機械的に作動させて、その機能を創製する事が
出来るようになっている。
作動レバー25と中間トグル26を屈折させ、該ジョイ
ント機構に連結された作動軸を屈折差分だけ前進させ、
先ず開放状態をつくる第1機能を有する。つぎに、その
状態を維持させながら回転方向の力を受けると、作動軸
3を中心にトグルジョイント機構全体が回転する第2機
能を有する。つぎに、関節部材を伸長復元させると、各
トグルジョイント機構内には強烈な押圧力が発生し、同
時に該トグルジョイント機構に連結された作動軸3には
反力として張力が発生する、この張力を固定に必要な引
きつけ力に利用する第3機能を有する。この3つの機能
を受けて、作動軸3にアタッチメントとしてのロータリ
ーテーブル4を組み込んでワークWを固定するに必要な
部分を構築すれば、工作用回転装置の機能は完結する。
以上は回転装置の作用であるが、これに汎用工作機械に
標準装備されるターンテーブル7の動きを合成させる
と、工作用回転装置1上のワークWに対し、全半球面の
任意の方向から面直角度が得られる。従って汎用該工作
機械に5軸機能を付加することができる。
面図であり、長尺物の加工に適したものである。ターン
テーブル7の上には、長尺ワークW′の一方を止める固
定治具40と他方を止める回転装置1′とが固定されて
いる。回転装置1′のロータリテーブル4′に長尺ワー
クW′が固定されるため、ロータリテーブル4′を押し
出すことができない。そこでスラスター41を介してロ
ータリテーブル4′を回転自在に治具本体2′に取り付
け、治具本体2′とロータリテーブル4′と作動軸3′
回りのロックリング43とに3箇所で噛み合うスリーピ
ースカービックカップリング44を埋設し、ロックリン
グ43と旋回レバー5′の間に接続手段としてのトグル
ジョイント機構6′を配設したものである。なおこのト
グルジョイント機構6′の各関節部材はピン連結されて
いる。
穴24′を通り、作動レバー25′を押すと、ピン連結
されたトグルジョンイト機構6′が屈曲し、スリーピー
スカービックカップリング44がストロークSだけ離れ
た開放状態となる。この状態で旋回レバー5′、作動軸
3′及びロータリテーブル4′が所定角度回転する。こ
のようにロータリテーブル4′が軸方向に移動しないの
で、図示の如き長尺ワークW′を図4及び図5と同様に
加工できる。
又は竪型汎用工作機械のターンテーブルに据付固定する
だけで、後は主軸及びターンテーブルを唯一の駆動源と
して該回転装置の全ての機能を作動させるものであり、
特にロータリテーブルの所望の回転角度は、例えは主軸
Y軸とターンテーブルX軸の連係作動により円弧軌跡を
創製し、この軌跡に添って旋回レバーを回転させ、作動
軸の伝達を経てロータリテーブルを回転させることがで
きる。加えてこの装置は、被動式のみならず機械的に作
動させるトグルジョイント機構故に製作し易く、ジョイ
ント面となる凹凸摺動面の摩耗以外故障の原因は少な
く、又機構が簡単であるので装置全体はコンパクトに収
まりその分だけ剛性が多くとれ、以てワークスペースが
広く高くとれるという数々の利点を有する。
る。
る。
ある。
ング手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 回転可能なターンテーブルと主軸とを有
し、主軸とターンテーブルの相対位置関係が3軸以上の
方向に可変である汎用工作機械に取り付けられる被動式
工作用回転装置であって、 前記 ターンテーブルに対する取付面を有する治具本体
と、 該治具本体に回転自在に保持され前記取付面と平行な軸
を有して軸方向摺動自在な作動軸と、 該作動軸の一端に固設されパレット等が装着自在なロー
タリテーブルと、 前記作動軸の他端に設けられ、前記主軸に装着されたツ
ールが係合する旋回レバーと、 前記作動軸と前記治具本体との間に設けられ軸方向復原
力を有する接続手段であって、関節部材を凹凸摺動部を
介して相互に屈曲自在に嵌合連結し、当接部を介してな
される関節部材の屈伸運動による屈伸差分だけ軸方向移
動可能であり、ばねで伸長方向に付勢されたトグルジョ
イント機構である接続手段とを備えてなり、前記旋回レバーの係合部と前記関節部材の前記当接部と
は前記ツールに対して係合と当接とが順に行われるよう
に配設されており、 前記ツールが前記旋回レバーに係合するとともに、前記
間接部材を屈曲させ、 前記作動軸が接続手段の復元力に
抗して軸方向に押されると、ロータリテーブルが治具本
体から離れ、更に前記ツールが前記主軸と前記ターンテ
ーブルの2軸方向の連係作動による円弧運動を描くこと
により、前記旋回レバーと共に前記作動軸が回転するよ
うに構成した被動式工作用回転装置。 - 【請求項2】 回転可能なターンテーブルと主軸とを有
し、主軸とターンテーブルの相対位置関係が3軸以上の
方向に可変である汎用工作機械に取り付けられる被動式
工作用回転装置であって、 前記 ターンテーブルに対する取付面を有する治具本体
と、 該治具本体に回転自在に保持され前記取付面と平行な作
動軸を有しパレット等が装着自在なロータリテーブル
と、 該ロータリテーブルと治具本体に対するカップリング手
段と、 前記作動軸に設けられ、前記主軸に装着されたツールが
係合する旋回レバーと、 前記カップリング手段と旋回レバーとの間に設けられ軸
方向復原力を有する接続手段であって、関節部材を凹凸
摺動部を介して相互に屈曲自在に嵌合連結し、当接部を
介しての関節部材の屈伸運動による屈伸差分だけ軸方向
移動可能であり、ばねで伸長方向に付勢されたトグルジ
ョイント機構である接続手段とを備え、前記旋回レバーの係合部と前記関節部材の前記当接部と
は前記ツールに対して係合と当接とが順に行われるよう
に配設されており、 前記ツールが前記旋回レバーに係合するとともに、前記
間接部材を屈曲させ、 前記作動軸が接続手段の復元力に
抗して軸方向に押されるとカップリング手段が開放さ
れ、更に前記ツールが前記主軸と前記ターンテーブルの
2軸方向の連係作動による円弧運動を描くことにより、
前記旋回レバーと共にロータリテーブルが回転する被動
式工作用回転装置。
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JP04726193A JP3485589B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 被動式工作用回転装置 |
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JPH06238536A JPH06238536A (ja) | 1994-08-30 |
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CN109571050A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-05 | 重庆程顺汽车配件制造有限公司 | 一种汽车配件翻转定位装置 |
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