JP4475392B2 - ワークホルダ - Google Patents
ワークホルダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4475392B2 JP4475392B2 JP2004055806A JP2004055806A JP4475392B2 JP 4475392 B2 JP4475392 B2 JP 4475392B2 JP 2004055806 A JP2004055806 A JP 2004055806A JP 2004055806 A JP2004055806 A JP 2004055806A JP 4475392 B2 JP4475392 B2 JP 4475392B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- rotation
- holding
- work holder
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
また、特許文献2に記載のワークホルダにおいても同様の問題がある。このワークホルダにおいては、保持部材がラックの移動により直線移動させられるため、被保持部の大きさが異なる複数種類のワークピースを保持しようとすれば、ラックを長くして保持部材の移動距離を大きくすることとなり、ワークホルダが大形となることを避け得ないのである。
本発明は、以上の事情を背景としてなされたものであり、大形化を回避しつつ、大きさが異なる複数種類のワークピースを保持することができるワークホルダを提供することを課題とする。
複数の平行四辺形リンクの各一対のレバーが駆動装置により一斉に回動させられ、連結部材が本体部材に対して接近,離間させられ、複数の保持部が互いに接近,離間させられてワークピースを保持,解放する。
レバーの長さ、すなわちレバーの本体部材に対する回動軸線と連結部材に対する回動軸線との距離と、レバーの回動角度との少なくとも一方の設定により、複数の保持部の最大接近・離間距離を変えることができる。特に、レバー比、すなわちレバーの長さと、レバーの回動軸線と駆動装置の駆動力が作用する部分との距離との比が大きいほど、保持部を大きく移動させることができる。したがって、レバーを、保持部に、大きさが異なる複数種類のワークピースを保持可能な移動量を与えることができる長さを有するものとするとともに、レバー比をできるだけ大きく設定し、ワークピースの被保持部の大きさに応じてレバーの回動角度を設定することにより、保持部を被保持部の大きさに応じた距離、移動させ、大きさが異なる複数種類のワークピースを容易に保持させることができる。被保持部が大きいワークピースを保持する際にはレバーの回動角度が大きくされて保持部が対称軸から大きく離間させられるが、ワークピースを保持しない場合には、レバーを本体部材側へ回動させ、閉じておくことができ、被保持部が小さい場合には回動角度は小さく、常時、大きいスペースを要するわけではなく、ワークホルダが大形となることを回避しつつ、大きさが異なる複数種類のワークピースを保持し得るワークホルダが得られる。
また、保持部は平行四辺形リンクの連結部材に設けられているため、レバーの回動角度が異なっても、保持部の本体部材に対する姿勢は変わらず、被保持部の大きさが異なる複数種類のワークピースを同じ姿勢で保持することができる。
さらに、トルクリミッタが設けられているため、複数の保持部がワークピースを保持した状態から更に、回転軸が回転させられても、設定値を超える回転トルクは第一ねじ部材に伝達されない。そのため、例えば、回転軸の回転角度制御に誤差があっても、ワークピースを破損することなく、保持することができる。また、保持部が摩耗しても、複数の保持部の接近・離間距離の不足を回避し、確実にワークピースが保持される。
さらにまた、運動変換装置が第一,第二ねじ部材を含むことにより容易になる回転軸の回転角度制御が、さらに容易になる。回転軸の回転角度が大きくても、トルクリミッタにより第一ねじ部材への設定値を超える回転トルクの伝達が阻止され、ワークピースの破損が回避されるからである。
その本体部材と、その本体部材に回動可能に保持された一対のレバーと、それら一対のレバーの自由端部同士を連結する連結部材とから成る平行四辺形リンクが、対称軸に対して軸対称に複数、本体部材上に構成された平行四辺形リンク群と、
その平行四辺形リンク群を、前記対称軸に対して軸対称の状態を保って一斉に作動させる駆動装置と
前記複数の連結部材の各々に設けられ、互いに共同してワークピースを保持する複数の保持部と
を含むワークホルダ。
(2)前記平行四辺形リンク群が3つの平行四辺形リンクから成る (1)項に記載のワークホルダ。
本項のワークホルダは保持部を3つ備えることとなり、ワークピースを3箇所において安定して保持することができる。例えば、被把持面の横断面形状が円形であるワークピースを心出しして保持することができ、ワークピースの保持に適切である。
(3)前記一対のレバーの各々の前記本体部材に対する相対回動軸線2本を含む平面と、それら一対のレバーの自由端部の各々の前記連結部材に対する相対回軸線2本を含む平面とが、共に前記対称軸に平行でありかつ互いに平行である (1)項または (2)項に記載のワークホルダ。
本項のワークホルダにおいては、平行四辺形リンク群が駆動装置によって作動させられるとき、連結部材が対称軸に平行な姿勢を保って移動させられる。したがって、例えば、被保持部が対称軸に平行なワークピースであれば、大きさが異なっても連結部材の各々に設けられる保持部を常に同じ状態で被保持部に係合させることができる。
回転軸が回転させられることにより運動変換装置を介してレバーが回動させられ、保持部がワークピースを保持・解放する。
運動変換装置は、例えば、(6)項に記載のワークホルダのように、互いに螺合された第一,第二ねじ部材を含む装置とされ、あるいは、カムおよびカムフォロワを含む装置とされる等、種々の構成が採用可能である。後者の運動変換装置は、回転軸と共にカムを回転させるとともに、カムにより与えられるカムフォロワの運動によって複数の平行四辺形リンクのレバーを直接回動させる装置とされる。
(5)前記回転軸が加工機械の主軸に取り外し可能に取り付けられ、前記本体部材が加工機械の非回転部と係合させられる (4)項に記載のワークホルダ。
本項のワークホルダは、加工機械に取り付けられて、例えば、加工機械において加工されるワークホルダのワーク取付部に対する取付け,取外しに用いられる。本体部材は非回転部との係合により回転を阻止され、回転軸が主軸により回転させられてレバーが回動させられる。工作機械の主軸の回転を利用してレバーが回動させられ、ワークピースの保持・解放が容易にかつ安価に行われる。
(6)前記運動変換装置が、
前記回転軸と共に回転する第一ねじ部材と、
前記本体部材に相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に保持され、前記第一ねじ部材と螺合された第二ねじ部材と
を含み、第二ねじ部材の前記本体部材に対する軸方向の相対移動を前記一対のレバーの回動に変換するものである (4)項または (5)項に記載のワークホルダ。
第一ねじ部材および第二ねじ部材は、回転軸と同軸に配設してもよく、異なる軸線上に配設してもよい。例えば、第一,第二ねじ部材を回転軸の軸線を含む一平面内に位置し、回転軸の軸線と平行な軸線上に配設してもよい。この場合、例えば、第一ねじ部材と回転軸との間に、回転軸の回転を第一ねじ部材に伝達する回転伝達装置が設けられ、第一ねじ部材が回転軸と共に回転するようにされる。
本項のワークホルダにおいては、回転軸が回転させられ、第一ねじ部材が回転させられることにより、第一ねじ部材に螺合された第二ねじ部材が軸方向に移動させられ、複数の平行四辺形リンクの各一対のレバーが一斉に回動させられ、複数の保持部が一斉に移動させられてワークピースを保持・解放する。第一ねじ部材は、ワークピースを保持する場合と解放する場合とにおいて互いに逆向きに回転させられ、複数対の保持部が一斉にワークピース保持方向あるいは解放方向に回動させられる。
本ワークホルダによれば、回転軸の回転を利用して保持部にワークピースを保持,解放させるのであるが、回転軸の回転角度、すなわち回転軸を回転させる回転軸駆動装置の回転角度の制御を容易に行うことができる。第一,第二ねじ部材のねじのリード角を小さくすれば、第一ねじ部材の同じ回転角度に対する第二ねじ部材の軸方向の移動距離を短くすることができ、回転軸の実際の回転角度がワークピースの保持に必要な角度より多少大きくても、第二ねじ部材の軸方向の移動距離の増大が小さくて済む。したがって、ワークピースを保持,解放するための回転軸の回転角度が、保持に適した角度よりやや大きめになっても、ワークピースに過大な保持力を加えて破損することなく、確実に保持することができ、回転軸の回転角度制御の精度を低くすることができ、制御が容易になる。
また、本ワークホルダは、被保持部の大きさが異なる複数種類のワークピースの保持に適している。回転軸および第一ねじ部材の回転角度を大きくすれば保持部の移動距離が大きくなるため、複数種類の被保持部の寸法に合わせて、それらを保持,解放するための回転軸の回転角度範囲(保持角度と解放角度との間の角度範囲)を複数種類設定することにより、被保持部の大きさの違いに対応することが容易なのである。
(7)前記第一ねじ部材が前記本体部材に相対回転可能に保持されており、その第一ねじ部材と前記回転軸との間に、設定値以下のトルクは伝達するが設定値を超えるトルクは伝達しないトルクリミッタが設けられた (6)項に記載のワークホルダ。
ワークピースを保持する際、2つの係合部材がワークピースに係合し、保持した状態から更に回転軸が回転させられ、第一ねじ部材が回転させられれば、保持部がワークピースを保持する力が過大になり、ワークピースと保持部との少なくとも一方が破損する恐れがある。それに対し、トルクリミッタが設けられていれば、複数の保持部がワークピースを保持した状態から更に、回転軸が回転させられても、設定値を超える回転トルクは第一ねじ部材に伝達されない。そのため、例えば、回転軸の回転角度制御に誤差があっても、ワークピースを破損することなく、保持することができる。また、保持部が摩耗しても、複数の保持部の接近・離間距離の不足を回避し、確実にワークピースが保持される。
さらに、前述のように、運動変換装置が第一,第二ねじ部材を含むことにより容易になる回転軸の回転角度制御が、さらに容易になる。回転軸の回転角度が大きくても、トルクリミッタにより第一ねじ部材への設定値を超える回転トルクの伝達が阻止され、ワークピースの破損が回避されるからである。
(8)前記トルクリミッタが、
常に前記第一ねじ部材と共に回転する第一リミッタ部材と、
常に前記回転軸と共に回転する第二リミッタ部材と、
それら第一リミッタ部材と第二リミッタ部材との一方にその一方の回転軸線を中心とする一円周上に複数設けられた第一係合部と、第一リミッタ部材と第二リミッタ部材との他方に保持されて前記第一係合部と弾性的に係合する第二係合部とであって、第一リミッタ部材と第二リミッタ部材との相対回転トルクが前記設定値以下である場合は第二係合部が弟一係合部から外れず、前記設定値を超える場合は外れるものと
を含む (7)項に記載のワークホルダ。
第一ねじ部材と第一リミッタ部材および第二ねじ部材と第二リミッタ部材とは、それぞれ同軸に配設されてもよく、異なる軸線上に配設されてもよい。
第一リミッタ部材と第二リミッタ部材とは、相対回転トルクが設定値を超えれば相対回転するが、第一係合部が複数設けられているため、回転軸が停止したとき、第一,第二リミッタ部材の位相を問わず、第一係合部と第二係合部とが互いに係合し、トルクリミッタが、設定値以下のトルクは伝達するが、設定値を超えるトルクは伝達しない状態に自動的に復帰し易い。そのため、例えば、ワークピースの保持後、ワークピースを解放する際に作業者が第一,第二係合部を互いに係合させて回転軸の回転が第一ねじ部材に伝達されるようにしなくて済むことが多い。
(9)前記第一係合部と第二係合部とが軸方向において互いに対向する (8)項に記載のワークホルダ。
第一リミッタ部材と第二リミッタ部材とは、一方を他方の内側あるいは外側に相対回転可能に嵌合し、第一係合部と第二係合部とが、回転軸線と直交する方向において互いに対向するようにすることも可能である。しかし、第一係合部と第二係合部とを軸方向において互いに対向させれば、トルクリミッタをコンパクトに構成することができる。
(10)前記第一係合部が、前記一円周に沿って連続的に形成された波形の凹凸部の一部分ずつにより構成された (8)項または (9)項に記載のワークホルダ。
波形の凹凸部の、回転軸が停止した際に第二係合部と係合する部分が第一係合部を構成
し、回転軸の回転停止時における第一係合部と第二係合部との相対位相のいかんを問わず、第一,第二係合部が係合し、トルクリミッタとして機能する状態が得られる。
(11)前記第二係合部が、
前記第一リミッタ部材と第二リミッタ部材との前記他方に設けられた収容凹部と、
その収容凹部の先端開口から少なくとも一部が外部に突出可能に保持されたボールと、
前記収容凹部内に配設され、前記ボールを突出方向に付勢する弾性部材と
を備えた (8)項ないし(10)項のいずれかに記載のワークホルダ。
相対回転トルクが設定値以下の状態では、ボールは第一,第二リミッタ部材の一方に係合した状態を保ち、両リミッタ部材を一体的に回転させる。相対回転トルクが設定値を超えたならば、ボールは弾性部材の付勢力に抗して収容凹部内に引っ込み、第一,第二リミッタ部材の相対回転を許容し、トルクの伝達が遮断される。
相対回転トルクの設定値は、弾性部材の弾性力に応じた大きさに設定される。第二係合部が複数設けられる場合、その数は、複数の弾性部材の弾性力に応じた相対回転トルクのの和が設定値となるように選定される。
(12)前記第一リミッタ部材が前記第一ねじ部材と同軸に設けられた (8)項ないし(11)項のいずれかに記載のワークホルダ。
第一リミッタ部材を第一ねじ部材とは、異なる軸上に設けてもよい。この場合、例えば、第一リミッタ部材と第一ねじ部材との間に回転伝達装置を設けて第一リミッタ部材の回転が第一ねじ部材に伝達され、共に回転するようにする。本項のワークホルダによれば、例えば、ワークホルダを、回転軸の回転軸線と交差する方向においてコンパクトに構成することができる。
(13)前記第一ねじ部材が前記回転軸と同軸に配設された(6)項ないし(12)項のいずれかに記載のワークホルダ。
本項のワークホルダによれば、例えば、ワークホルダを、回転軸の回転軸線と交差する方向に関してコンパクトに構成することができる。
(14)前記運動変換装置が、前記本体部材に前記対称軸に平行な方向に移動可能に保持され、第一係合部を有する可動部材と、
前記一対のレバーの一方に設けられ、前記第一係合部と係合する第二係合部と
を含み、それら第一係合部と第二係合部とが、前記可動部材の移動を前記一対のレバーの一方の回動に変換可能な状態で係合する (4)項ないし(13)項のいずれにか記載のワークホルダ。
第一係合部は2つの第二係合部に共通に一つ設けられても、第二係合部の各々に対応して1つずつ設けられてもよい。
(15) (1)項ないし(14)項のいずれかに記載のワークホルダと、
先端部に加工工具を着脱可能に保持する工具保持装置を備えて回転する工具主軸と、
前記加工工具により加工されるべきワークピースが取り付けられるワーク取付部と、
それら工具主軸とワーク取付部とを相対移動させて、工具主軸の工具保持装置に保持された前記ワークホルダに、前記ワークピースを保持させて前記ワーク取付部に取り付けさせるとともに、そのワークホルダの代わりに工具保持装置に保持された加工工具に、ワーク取付部に取り付けられたワークピースを加工させる相対移動装置と
を含む加工機械。
工具主軸,工具保持装置および相対移動装置を利用してワークホルダにワーク取付部へのワークピースの取付けを行わせることができる。ワークホルダを専用の相対移動装置により移動させ、ワーク取付部へのワークピースの取付けを行わせる場合に比較して、加工機械を簡易にかつ安価に構成することができる。また、ワークホルダを、加工工具用の収容装置に収容するようにすれば、専用の収容スペースも不要となる。
工具主軸の工具保持装置に保持されているワークホルダを加工工具と交換し、あるいは加工工具をワークホルダと交換する自動交換機能は、相対移動装置とは別に設けられた自動工具交換装置が果たすようにすることも可能である。しかし、相対移動装置が自動交換機能の少なくとも一部を果たすようにすることも可能であり、そうすれば構成を一層単純化し得る。
図1および図2には本請求可能発明の実施例である加工機械が概略的に図示されている。本加工機械はマシニングセンタであり、ワークピース10を始めとする種々のワークピースが加工される。ワークピース10は、その一面であって、軸線に直角な外面である端面12に開口する開口14を備えている。開口14は、本実施例では横断面形状が円形を成し、内側面16は円筒面であり、端面12と直交する。ワークピース10は、例えば、自動車のトランスミッションのハウジングである。
ワークホルダ20は、本実施例では、図3に示すように、本体部材としてのケーシング78,相対回転阻止装置ないし係合装置80,平行四辺形リンク群82,後述するように平行四辺形リンクのリンクにより構成される複数、例えば、3つの保持部材,駆動装置86およびトルクリミッタ88を含む。駆動装置86は回転軸90および運動変換装置92を含む。ケーシング78は、回転軸90を複数の軸受94を介してその鉛直な軸線まわりに相対回転可能にかつ軸方向に相対移動不能に保持する。回転軸90は、そのケーシング78からの突出部に、突出端ほど直径が直線的に減少するシャンク部96が設けられており、シャンク部96において工具主軸22の先端部に設けられたテーパ状の嵌合孔97に嵌合され、シャンク部96に突設された図示を省略するプルスタッドがドローバーにより引っ張られ、工具主軸22内に引き込まれて保持される。また、工具主軸22の先端に設けられた複数の係合突起98がそれぞれ、シャンク部96の基端部に設けられた複数の係合凹部100に嵌入させられ、互いに係合させられることにより、回転軸90の工具主軸22に対する回転が阻止され、回転軸90が工具主軸22に共に回転可能に取り付けられる。係合突起98および係合凹部100はそれぞれ、係合部ないし回転伝達部を構成し、両者が回転伝達装置を構成している。回転軸90は、ドローバーによるプルスタッドの保持を解除した状態で、工具主軸22から抜け出す方向に移動させることにより、工具主軸22から取り外すことができる。
ワークホルダ20は、図示を省略するロボットから未加工のワークピース10を受け取ってワーク保持治具24に保持させ、加工後、ワーク保持治具24から加工済みのワークピース10を受け取ってロボットに渡す。そのため、加工に先立ってワークホルダ20が工具主軸22に取り付けられる。工具主軸22は工具主軸移動装置26により工具等収容装置27へ移動させられ、自動工具交換装置28により、工具主軸22が保持した加工工具62が工具等収容装置27へ戻され、工具等収容装置27に収容されているワークホルダ20が工具主軸22の工具保持装置に保持される。この際、前述のように、ワークホルダ20の回転軸90がシャンク部96において工具主軸22の嵌合孔97に嵌合され、係合突起98と係合凹部100との嵌合により相対回転を阻止されるとともに、ケーシング78が係合装置80により主軸ハウジング50に相対回転不能に係合させられて、回転軸90が工具主軸22と共に回転可能とされる。回転軸90は回転するが、ケーシング78は回転せず、平行四辺形リンク群82,雌ねじ部材182も回転しない。ワークホルダ20が工具等収容装置27に収容された状態では、雌ねじ部材182が後退端位置ないし上昇端位置に位置し、3つの平行四辺形リンク130は、図7に1つを代表的に示すように、いずれも、レバー132,134およびリンク136が、長手方向が回転軸90の回転軸線とほぼ平行になり、溝138内に収納された収納位置に位置させられている。また、レバー132に設けられた突部200は、レバー132の軸140の軸線を含み、平行四辺形リンク130の鉛直な回動平面に直角な一平面である水平面に対して、軸140の軸線より後方側(工具主軸22側)の原位置に位置している。この収納位置は、非保持位置ないし解放位置でもあり、ワークホルダ20は3つの平行四辺形リンク130が収納位置に位置する状態で工具主軸22に取り付けられる。
持部176の係合面172が内側面16に係合した後も更に回転させられる。本ワークホルダ20においては、雄ねじ部材180がリード角が小さいものとされており、工具主軸22の単位回転角度に対する雌ねじ部材182の移動距離、ひいては保持部176の移動距離が短く、工具主軸22の回転停止位置に誤差が生じた場合でも、保持部176の停止位置誤差が小さくて済み、工具主軸22の回転角度の制御精度が低くてよく、制御を容易に行うことができる。
Claims (2)
- 本体部材と、
その本体部材と、その本体部材に回動可能に保持された一対のレバーと、それら一対のレバーの自由端部同士を連結する連結部材とから成る平行四辺形リンクが、対称軸に対して軸対称に複数、本体部材上に構成された平行四辺形リンク群と、
前記本体部材に相対回転可能に保持された回転軸と、その回転軸の本体部材に対する相対回転を前記一対のレバーの回動に変換する運動変換装置とを含み、前記平行四辺形リンク群を、前記対称軸に対して軸対称の状態を保って一斉に作動させる駆動装置と、
前記複数の連結部材の各々に設けられ、互いに共同してワークピースを保持する複数の保持部と
を含み、前記運動変換装置が、
前記本体部材に相対回転可能に保持され、前記回転軸と共に回転する第一ねじ部材と、
前記本体部材に相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に保持され、前記第一ねじ部材と螺合された第二ねじ部材と
を含んで第二ねじ部材の前記本体部材に対する軸方向の相対移動を前記一対のレバーの回動に変換するものであり、かつ、
前記第一ねじ部材と前記回転軸との間に、設定値以下のトルクは伝達するが設定値を超えるトルクは伝達しないトルクリミッタが設けられ、
前記回転軸が加工機械の主軸に取り外し可能に取り付けられ、前記本体部材が加工機械の非回転部と係合させられることを特徴とするワークホルダ。 - 前記平行四辺形リンク群が3つの平行四辺形リンクから成ることを特徴とする請求項1に記載のワークホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055806A JP4475392B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | ワークホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055806A JP4475392B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | ワークホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005246487A JP2005246487A (ja) | 2005-09-15 |
JP4475392B2 true JP4475392B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=35027467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004055806A Expired - Fee Related JP4475392B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | ワークホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4475392B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5563355B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2014-07-30 | ティーエス プレシジョン株式会社 | 超仕上げユニット |
CN113146785A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-07-23 | 陶珠琳 | 一种适用于不同尺寸竹木玩具的碳化装置 |
-
2004
- 2004-03-01 JP JP2004055806A patent/JP4475392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005246487A (ja) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59500462A (ja) | 工作機械 | |
CN108526970B (zh) | 机床 | |
JPH0460777B2 (ja) | ||
US5702336A (en) | Tool magazine having grips capable of maintaining tool gripping force regardless of orientation of magazine disk | |
KR20130061716A (ko) | 자동으로 결합될 수 있는 척 | |
JP5385432B2 (ja) | 工具授受システム | |
KR20170116122A (ko) | 공작 기계의 절삭 공구대 | |
EP2316598A1 (en) | Turret tool post | |
US20190217396A1 (en) | Holder and machine tool | |
JPH0349683B2 (ja) | ||
US4550922A (en) | Workholder | |
JPH05285766A (ja) | 工作機械の自動工具交換装置 | |
US4700442A (en) | Tool changing apparatus for a machine tool | |
JP4475392B2 (ja) | ワークホルダ | |
JP4475394B2 (ja) | ワークホルダ | |
JP4475393B2 (ja) | ワークホルダ | |
EP0564296A1 (en) | Main spindle apparatus of machine tool | |
KR101796791B1 (ko) | 자동 공구교환 장치 | |
US4685687A (en) | Workholder | |
JP5760483B2 (ja) | 搬送装置のチャック装置 | |
JP2003181736A (ja) | 工作機械のワーク把持工具 | |
JP4278467B2 (ja) | 工作機械 | |
WO2017094651A1 (ja) | ワーク移送装置 | |
JP3407900B2 (ja) | 主軸アタッチメントツールの割出し装置 | |
EP0218756B1 (en) | Improved workholder |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100302 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |