JP3485124B2 - 像形成装置の現像装置 - Google Patents
像形成装置の現像装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フルカラーの電子写
真装置などのように複数の現像器を有する像形成装置の
現像装置に関する。 【0002】一成分現像器などにおいては、現像器に寿
命があるので一定の使用回数が経過したら現像器を交換
する必要があり、交換の際には現像器とトナーホッパの
離脱と再接続を行う必要がある。しかし、フルカラーの
電子写真装置等のように現像器が複数あると、そのよう
な作業が面倒になりがちである。 【0003】 【従来の技術】図10と図11は、従来のフルカラー電
子写真装置の現像装置を示しており、感光ドラム91の
表面に面して配置された四つの現像器、即ちイエロート
ナー現像器92Y、マゼンタトナー現像器92M、シア
ントナー現像器92C、ブラックトナー現像器92Bの
各々に、各色用トナーホッパ93Y,93M,93C,
93Bから延出したトナー搬送ホース94Y,94M,
94C,94Bが、図10に示されるように上方から、
又は図11に示されるように背面から接続されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】現像器92Y,92
M,92C,92Bを交換する場合には、各現像器92
Y,92M,92C,92Bを側方、即ち紙面の手前側
に引き出すが、その前に、トナー搬送ホース94Y,9
4M,94C,94Bを各々現像器92Y,92M,9
2C,92Bから外し、新しい現像器を取り付けたら、
それに再びトナー搬送ホース94Y,94M,94C,
94Bを取り付けなければならない。 【0005】しかし、4本のトナー搬送ホース94Y,
94M,94C,94Bを装置の奥まった位置で一つ一
つ現像器92Y,92M,92C,92Bに着脱するの
は作業がはなはだ面倒である。 【0006】しかも、トナー搬送ホース内にはトナーが
入っているうえ、トナー搬送ホース内部には全長にわた
ってトナー搬送用のスクリューが配置されているので、
トナー搬送ホースは曲がり難くてあまり自由度がなく、
着脱動作は非常にやりにくい。 【0007】そこで本発明は、複数設けられた現像器を
交換する際に、現像器とトナーホッパの離脱と再接続を
容易に行うことができる像形成装置の現像装置を提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の像形成装置の現像装置は、実施例を説明す
るための図1に示されるように、筐体10内に配置され
た像形成体1の表面に形成された潜像を現像するための
トナーを収容して上記像形成体1の表面に面し且つ上記
像形成体1と平行に側方に挿脱自在に配置された複数の
現像器4Y…と、上記現像器4Y…に補給するためのト
ナーを収容して上記現像器4Y…とは別に配置されたト
ナーホッパ7Y…と、上記現像器4Y…の挿脱動作に伴
って上記現像器4Y…と接続及び離脱されるように上記
現像器4Y…の挿脱方向と反対側の側面に面して上記筐
体10に対して動かないように配置されたトナー搬送中
継体8Y…と、上記トナーホッパ7Y…から上記トナー
搬送中継体8Y…にトナーを搬送するための第1のトナ
ー搬送手段23Y…と、上記トナー搬送中継体8Y…か
ら上記現像器4Y…にトナーを搬送するための第2のト
ナー搬送手段25Y…とを設けたことを特徴とする。 【0009】なお、上記現像器4Y…と上記トナー搬送
中継体8Y…とを接続することにより、上記現像器4Y
…内のトナーを攪拌するための駆動源28Y…から上記
第2のトナー搬送手段25Y…に駆動力が与えられるよ
うにするとよく、また、上記第1のトナー搬送手段23
Y…のトナー通路を可撓性のあるホース21Y…によっ
て形成して、トナーが上記第1のトナー搬送手段23Y
…のトナー出口から落下して上記トナー搬送中継体8Y
…内に入るように構成してもよい。 【0010】 【作用】現像器4Y…を側方に移動させて筐体10から
引き出すと、その動作に伴って現像器4Y…とトナー搬
送中継体8Y…とが離脱され、新しい現像器4Y…を筐
体10に差し込むと、その動作に伴って現像器4Y…と
トナー搬送中継体8Y…とが接続される。 【0011】トナーは、トナーホッパ7Y…からトナー
搬送中継体8Y…に第1のトナー搬送手段23Y…によ
って搬送され、トナー搬送中継体8Y…から現像器4Y
…に対して第2のトナー搬送手段25Y…によって搬送
される。 【0012】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
本発明が適用されるフルカラーの電子写真式プリンタを
示している。 【0013】図2において、筐体10内に支持されて一
定速度Aで矢印方向に回転駆動される感光ドラム1の周
囲には、まず、感光ドラム1の表面を予め一定の電位に
帯電させるための前帯電器2と、感光ドラム1に画像光
を照射して感光ドラム1の表面に静電潜像を形成するた
めの露光器3が配置されている。 【0014】露光器3からの画像光照射は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B)の4色のトナーによる現像に対応させて、4回に
分けて感光ドラム1の一回転毎に一色分ずつ行われる。 【0015】感光ドラム1の周囲にはその次に、感光ド
ラム1上の潜像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(B)の4色のトナーにより別々
に現像を行うために、四つの現像器4Y,4M,4C,
4Bが感光ドラム1の表面に面して並んで配置されてい
る。これらの各現像器4Y,4M,4C,4Bは、各々
手前側に、即ち感光ドラム1と平行に側方に挿脱自在に
配置されている。 【0016】図3は、一つの現像器4を拡大して示して
おり、ここではイエロートナー現像用の現像器4Yを例
にとって示してある。他の現像器4M,4C,4Bも、
トナーの色が異なる以外は同様の構成である。 【0017】現像器4Yのケース41Y内には、キャリ
アを含まないいわゆる一成分の非磁性のイエロートナー
が収容されており、それをケース内で攪拌、搬送するた
めのアジテータ42Y及びパドル43Yが、回転駆動さ
れる。 【0018】トナーを感光ドラム1に搬送する現像ロー
ラ44Yは、ケース41Yから少し出っ張って配置され
ており、現像ローラ44Y表面のトナー層厚を規制する
ためのブレード45Yが、現像ローラ44Yに圧接して
配置されている。 【0019】46Yは、ケース41Y内のトナーを現像
ローラ44Yの表面に運ぶと共に、感光ドラム1に移ら
ずに現像ローラ44Yに付着したまま戻ってきたトナー
を、ケース41Y内に回収するための回収ローラであ
る。 【0020】図2に戻って、5は、感光ドラム1上のト
ナー像を記録紙100に転写するための転写器、6は、
記録紙100に転写されずに感光ドラム1上に残ったト
ナーを除去するためのクリーナーであり、各々が感光ド
ラム1の周囲に順に配置されている。 【0021】記録紙100は、薄いシート状であり、用
紙カセット11内から繰り出されて、転写器5と感光ド
ラム1との間で感光ドラム1に接するように、図示され
ていない搬送ローラによって搬送される。 【0022】そして、4色のトナーによる現像が行われ
る間は、図示されていない用紙パス制御装置によって、
破線の矢印で示されるように同じ記録紙100が4回繰
り返して転写部を通過するように回送される。 【0023】4色目のトナー像の転写が済むと、その記
録紙100は用紙搬送ベルト12によって定着器20へ
搬送され、そこでトナー像が加熱定着された記録紙10
0は、スタッカ15に送り出される。 【0024】図1は、上記フルカラープリンタの、現像
器4Y…にトナーを補給するための装置部分を示してお
り、7Y…は、各色トナーを収容して現像器4Y…から
離れて筐体10内に配置された四つのトナーホッパであ
る。 【0025】また、8Y…は、トナーホッパ7Y…から
現像器4Y…に送られるトナーを中継するために、各現
像器4Y…の奥側の側面に当接するように配置された四
つのトナー搬送中継体8Y…である。 【0026】トナーホッパ7Y…とトナー搬送中継体8
Y…との間は、トナーを通すためのトナー搬送ホース2
1Y…で接続されている。そして、そのトナー搬送ホー
ス21Y…内には、トナーホッパ7Y…側に配置された
駆動モータ22Y…によって回転駆動されてトナー搬送
ホース21Y…内でトナーを搬送する螺旋状の線材から
なる螺旋スクリュー23Y…が、全長にわたって配置さ
れている。 【0027】図4は、イエロートナー中継のためのトナ
ー搬送中継体8Yの周辺部分の参考例(実施例に非ず)
を示しており、この図では、現像器4Yが少し手前(図
の下方)に引き出されて、トナー搬送中継体8Yから離
脱した状態が示されている。なお、他の三色のトナー中
継のためのトナー搬送中継体8M,8C,8Bも同様の
構成である。 【0028】図4に示されるように、トナー搬送中継体
8Yは筐体10側のフレーム19に固定された筒状体で
あり、現像器4Yに面する側の面が開放されていて、現
像器4Yの挿脱動作に伴って、現像器4Yのケース41
Yに開口形成されたトナー補給口47Yに嵌合接続及び
離脱される。 【0029】トナー搬送中継体8Y内には、螺旋スクリ
ュー23Yの回転によってトナーホッパ7Yからトナー
搬送ホース21Y内を搬送されてきたトナーを現像器4
Yに送り出すためのスクリュー25Yが、回転自在に配
置されている。 【0030】スクリュー25Yは、棒状の軸の回りに螺
旋状の羽根を突設して形成されており、トナー搬送中継
体8Y外に突出した部分に取り付けられたギア26Y
を、モータ駆動されるタイミングベルト27Yで回転さ
せることにより、スクリュー25Yが回転駆動される。
このようにして、トナーがトナーホッパ7Yから現像器
4Yへ、トナー搬送中継体8Yで中継されて送り込まれ
る。 【0031】図5は、本発明の実施例を示しており、現
像器4Yとトナー搬送中継体8Yを接続することによ
り、トナー搬送中継体8Yのスクリュー25Yと現像器
4Yのアジテータ42Yとが連結されて、アジテータ4
2Yの回転運動がスクリュー25Yに与えられるように
したものである。 【0032】図5に示されるように、アジテータ42Y
は、タイミングベルト29Yを介して現像ローラ44Y
等と同じモータ28Yによって駆動され、図6に拡大図
示されるように、スクリュー25Yの軸に突設されたピ
ン30Yがアジテータ42Yの軸に形成されたスリット
31Y内に係合することによって、モータ28Yの回転
運動がアジテータ42Yを介してスクリュー25Yに与
えられる。 【0033】図7は、本発明の第2の実施例を示してお
り、トナー搬送ホース21Yの出口側端部の側面に形成
したトナー出口孔32Yを、トナー搬送中継体8Yの上
面に開口接続したものである。 【0034】このようにレイアウトすると、トナー搬送
ホース21Y内を搬送されてきたトナーがトナー搬送中
継体8Y内に上方から落下するので、トナー搬送ホース
21Y内でトナーが詰まるような現象を防ぐことができ
る。 【0035】図8は、本発明の第3の実施例を示してお
り、現像器4Yとトナー搬送中継体8Yとを離脱する際
に、現像器4Y内からトナーがこぼれないように、現像
器4Yのトナー補給口47Yにシャッタ48Yを設けた
ものである。 【0036】この場合、例えば図9に示されるように、
トナー補給口47Yは六角形に形成されて、シャッタ4
8Yは、六枚でトナー補給口47Yを塞ぐような三角形
に形成されている。 【0037】そして、図8に示されるように、六枚の各
シャッタ48Yが挿入されて来るトナー搬送中継体8Y
との接触摩擦力で回動されて開き、バネ49Yの付勢力
によって閉じるように構成されている。 【0038】 【発明の効果】本発明によれば、トナーホッパからのト
ナー搬送を中継するトナー搬送中継体が、現像器の挿脱
動作に伴って現像器と接続及び離脱されるので、現像器
の交換作業を非常に簡単に行うことができ、しかもトナ
ーは、トナーホッパからトナー搬送中継体に第1のトナ
ー搬送手段によって搬送され、トナー搬送中継体から現
像器に第2のトナー搬送手段によって搬送されるので、
トナーホッパから現像器に対して安定した状態でトナー
補給を行うことができる。 【0039】そして、現像器内のトナーを攪拌するため
の駆動源から第2のトナー搬送手段に駆動力を与えられ
るようにすれば、構造も非常にシンプルになり、また、
トナーが第1のトナー搬送手段のトナー出口から落下し
て、トナー搬送中継体内に入るようにすれば、第1のト
ナー搬送手段部分におけるトナー詰まりの発生を防ぐこ
とができる。
真装置などのように複数の現像器を有する像形成装置の
現像装置に関する。 【0002】一成分現像器などにおいては、現像器に寿
命があるので一定の使用回数が経過したら現像器を交換
する必要があり、交換の際には現像器とトナーホッパの
離脱と再接続を行う必要がある。しかし、フルカラーの
電子写真装置等のように現像器が複数あると、そのよう
な作業が面倒になりがちである。 【0003】 【従来の技術】図10と図11は、従来のフルカラー電
子写真装置の現像装置を示しており、感光ドラム91の
表面に面して配置された四つの現像器、即ちイエロート
ナー現像器92Y、マゼンタトナー現像器92M、シア
ントナー現像器92C、ブラックトナー現像器92Bの
各々に、各色用トナーホッパ93Y,93M,93C,
93Bから延出したトナー搬送ホース94Y,94M,
94C,94Bが、図10に示されるように上方から、
又は図11に示されるように背面から接続されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】現像器92Y,92
M,92C,92Bを交換する場合には、各現像器92
Y,92M,92C,92Bを側方、即ち紙面の手前側
に引き出すが、その前に、トナー搬送ホース94Y,9
4M,94C,94Bを各々現像器92Y,92M,9
2C,92Bから外し、新しい現像器を取り付けたら、
それに再びトナー搬送ホース94Y,94M,94C,
94Bを取り付けなければならない。 【0005】しかし、4本のトナー搬送ホース94Y,
94M,94C,94Bを装置の奥まった位置で一つ一
つ現像器92Y,92M,92C,92Bに着脱するの
は作業がはなはだ面倒である。 【0006】しかも、トナー搬送ホース内にはトナーが
入っているうえ、トナー搬送ホース内部には全長にわた
ってトナー搬送用のスクリューが配置されているので、
トナー搬送ホースは曲がり難くてあまり自由度がなく、
着脱動作は非常にやりにくい。 【0007】そこで本発明は、複数設けられた現像器を
交換する際に、現像器とトナーホッパの離脱と再接続を
容易に行うことができる像形成装置の現像装置を提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の像形成装置の現像装置は、実施例を説明す
るための図1に示されるように、筐体10内に配置され
た像形成体1の表面に形成された潜像を現像するための
トナーを収容して上記像形成体1の表面に面し且つ上記
像形成体1と平行に側方に挿脱自在に配置された複数の
現像器4Y…と、上記現像器4Y…に補給するためのト
ナーを収容して上記現像器4Y…とは別に配置されたト
ナーホッパ7Y…と、上記現像器4Y…の挿脱動作に伴
って上記現像器4Y…と接続及び離脱されるように上記
現像器4Y…の挿脱方向と反対側の側面に面して上記筐
体10に対して動かないように配置されたトナー搬送中
継体8Y…と、上記トナーホッパ7Y…から上記トナー
搬送中継体8Y…にトナーを搬送するための第1のトナ
ー搬送手段23Y…と、上記トナー搬送中継体8Y…か
ら上記現像器4Y…にトナーを搬送するための第2のト
ナー搬送手段25Y…とを設けたことを特徴とする。 【0009】なお、上記現像器4Y…と上記トナー搬送
中継体8Y…とを接続することにより、上記現像器4Y
…内のトナーを攪拌するための駆動源28Y…から上記
第2のトナー搬送手段25Y…に駆動力が与えられるよ
うにするとよく、また、上記第1のトナー搬送手段23
Y…のトナー通路を可撓性のあるホース21Y…によっ
て形成して、トナーが上記第1のトナー搬送手段23Y
…のトナー出口から落下して上記トナー搬送中継体8Y
…内に入るように構成してもよい。 【0010】 【作用】現像器4Y…を側方に移動させて筐体10から
引き出すと、その動作に伴って現像器4Y…とトナー搬
送中継体8Y…とが離脱され、新しい現像器4Y…を筐
体10に差し込むと、その動作に伴って現像器4Y…と
トナー搬送中継体8Y…とが接続される。 【0011】トナーは、トナーホッパ7Y…からトナー
搬送中継体8Y…に第1のトナー搬送手段23Y…によ
って搬送され、トナー搬送中継体8Y…から現像器4Y
…に対して第2のトナー搬送手段25Y…によって搬送
される。 【0012】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
本発明が適用されるフルカラーの電子写真式プリンタを
示している。 【0013】図2において、筐体10内に支持されて一
定速度Aで矢印方向に回転駆動される感光ドラム1の周
囲には、まず、感光ドラム1の表面を予め一定の電位に
帯電させるための前帯電器2と、感光ドラム1に画像光
を照射して感光ドラム1の表面に静電潜像を形成するた
めの露光器3が配置されている。 【0014】露光器3からの画像光照射は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B)の4色のトナーによる現像に対応させて、4回に
分けて感光ドラム1の一回転毎に一色分ずつ行われる。 【0015】感光ドラム1の周囲にはその次に、感光ド
ラム1上の潜像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(B)の4色のトナーにより別々
に現像を行うために、四つの現像器4Y,4M,4C,
4Bが感光ドラム1の表面に面して並んで配置されてい
る。これらの各現像器4Y,4M,4C,4Bは、各々
手前側に、即ち感光ドラム1と平行に側方に挿脱自在に
配置されている。 【0016】図3は、一つの現像器4を拡大して示して
おり、ここではイエロートナー現像用の現像器4Yを例
にとって示してある。他の現像器4M,4C,4Bも、
トナーの色が異なる以外は同様の構成である。 【0017】現像器4Yのケース41Y内には、キャリ
アを含まないいわゆる一成分の非磁性のイエロートナー
が収容されており、それをケース内で攪拌、搬送するた
めのアジテータ42Y及びパドル43Yが、回転駆動さ
れる。 【0018】トナーを感光ドラム1に搬送する現像ロー
ラ44Yは、ケース41Yから少し出っ張って配置され
ており、現像ローラ44Y表面のトナー層厚を規制する
ためのブレード45Yが、現像ローラ44Yに圧接して
配置されている。 【0019】46Yは、ケース41Y内のトナーを現像
ローラ44Yの表面に運ぶと共に、感光ドラム1に移ら
ずに現像ローラ44Yに付着したまま戻ってきたトナー
を、ケース41Y内に回収するための回収ローラであ
る。 【0020】図2に戻って、5は、感光ドラム1上のト
ナー像を記録紙100に転写するための転写器、6は、
記録紙100に転写されずに感光ドラム1上に残ったト
ナーを除去するためのクリーナーであり、各々が感光ド
ラム1の周囲に順に配置されている。 【0021】記録紙100は、薄いシート状であり、用
紙カセット11内から繰り出されて、転写器5と感光ド
ラム1との間で感光ドラム1に接するように、図示され
ていない搬送ローラによって搬送される。 【0022】そして、4色のトナーによる現像が行われ
る間は、図示されていない用紙パス制御装置によって、
破線の矢印で示されるように同じ記録紙100が4回繰
り返して転写部を通過するように回送される。 【0023】4色目のトナー像の転写が済むと、その記
録紙100は用紙搬送ベルト12によって定着器20へ
搬送され、そこでトナー像が加熱定着された記録紙10
0は、スタッカ15に送り出される。 【0024】図1は、上記フルカラープリンタの、現像
器4Y…にトナーを補給するための装置部分を示してお
り、7Y…は、各色トナーを収容して現像器4Y…から
離れて筐体10内に配置された四つのトナーホッパであ
る。 【0025】また、8Y…は、トナーホッパ7Y…から
現像器4Y…に送られるトナーを中継するために、各現
像器4Y…の奥側の側面に当接するように配置された四
つのトナー搬送中継体8Y…である。 【0026】トナーホッパ7Y…とトナー搬送中継体8
Y…との間は、トナーを通すためのトナー搬送ホース2
1Y…で接続されている。そして、そのトナー搬送ホー
ス21Y…内には、トナーホッパ7Y…側に配置された
駆動モータ22Y…によって回転駆動されてトナー搬送
ホース21Y…内でトナーを搬送する螺旋状の線材から
なる螺旋スクリュー23Y…が、全長にわたって配置さ
れている。 【0027】図4は、イエロートナー中継のためのトナ
ー搬送中継体8Yの周辺部分の参考例(実施例に非ず)
を示しており、この図では、現像器4Yが少し手前(図
の下方)に引き出されて、トナー搬送中継体8Yから離
脱した状態が示されている。なお、他の三色のトナー中
継のためのトナー搬送中継体8M,8C,8Bも同様の
構成である。 【0028】図4に示されるように、トナー搬送中継体
8Yは筐体10側のフレーム19に固定された筒状体で
あり、現像器4Yに面する側の面が開放されていて、現
像器4Yの挿脱動作に伴って、現像器4Yのケース41
Yに開口形成されたトナー補給口47Yに嵌合接続及び
離脱される。 【0029】トナー搬送中継体8Y内には、螺旋スクリ
ュー23Yの回転によってトナーホッパ7Yからトナー
搬送ホース21Y内を搬送されてきたトナーを現像器4
Yに送り出すためのスクリュー25Yが、回転自在に配
置されている。 【0030】スクリュー25Yは、棒状の軸の回りに螺
旋状の羽根を突設して形成されており、トナー搬送中継
体8Y外に突出した部分に取り付けられたギア26Y
を、モータ駆動されるタイミングベルト27Yで回転さ
せることにより、スクリュー25Yが回転駆動される。
このようにして、トナーがトナーホッパ7Yから現像器
4Yへ、トナー搬送中継体8Yで中継されて送り込まれ
る。 【0031】図5は、本発明の実施例を示しており、現
像器4Yとトナー搬送中継体8Yを接続することによ
り、トナー搬送中継体8Yのスクリュー25Yと現像器
4Yのアジテータ42Yとが連結されて、アジテータ4
2Yの回転運動がスクリュー25Yに与えられるように
したものである。 【0032】図5に示されるように、アジテータ42Y
は、タイミングベルト29Yを介して現像ローラ44Y
等と同じモータ28Yによって駆動され、図6に拡大図
示されるように、スクリュー25Yの軸に突設されたピ
ン30Yがアジテータ42Yの軸に形成されたスリット
31Y内に係合することによって、モータ28Yの回転
運動がアジテータ42Yを介してスクリュー25Yに与
えられる。 【0033】図7は、本発明の第2の実施例を示してお
り、トナー搬送ホース21Yの出口側端部の側面に形成
したトナー出口孔32Yを、トナー搬送中継体8Yの上
面に開口接続したものである。 【0034】このようにレイアウトすると、トナー搬送
ホース21Y内を搬送されてきたトナーがトナー搬送中
継体8Y内に上方から落下するので、トナー搬送ホース
21Y内でトナーが詰まるような現象を防ぐことができ
る。 【0035】図8は、本発明の第3の実施例を示してお
り、現像器4Yとトナー搬送中継体8Yとを離脱する際
に、現像器4Y内からトナーがこぼれないように、現像
器4Yのトナー補給口47Yにシャッタ48Yを設けた
ものである。 【0036】この場合、例えば図9に示されるように、
トナー補給口47Yは六角形に形成されて、シャッタ4
8Yは、六枚でトナー補給口47Yを塞ぐような三角形
に形成されている。 【0037】そして、図8に示されるように、六枚の各
シャッタ48Yが挿入されて来るトナー搬送中継体8Y
との接触摩擦力で回動されて開き、バネ49Yの付勢力
によって閉じるように構成されている。 【0038】 【発明の効果】本発明によれば、トナーホッパからのト
ナー搬送を中継するトナー搬送中継体が、現像器の挿脱
動作に伴って現像器と接続及び離脱されるので、現像器
の交換作業を非常に簡単に行うことができ、しかもトナ
ーは、トナーホッパからトナー搬送中継体に第1のトナ
ー搬送手段によって搬送され、トナー搬送中継体から現
像器に第2のトナー搬送手段によって搬送されるので、
トナーホッパから現像器に対して安定した状態でトナー
補給を行うことができる。 【0039】そして、現像器内のトナーを攪拌するため
の駆動源から第2のトナー搬送手段に駆動力を与えられ
るようにすれば、構造も非常にシンプルになり、また、
トナーが第1のトナー搬送手段のトナー出口から落下し
て、トナー搬送中継体内に入るようにすれば、第1のト
ナー搬送手段部分におけるトナー詰まりの発生を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトナー補給装置部分の構成図である。
【図2】実施例のフルカラープリンタの全体構成図であ
る。 【図3】実施例の現像器の構成図である。 【図4】参考例の構成図である。 【図5】第1の実施例の構成図である。 【図6】第1の実施例の部分斜視図である。 【図7】第2の実施例の略示図である。 【図8】第3の実施例の略示図である。 【図9】第3の実施例の部分正面図である。 【図10】従来例の構成図である。 【図11】従来例の構成図である。 【符号の説明】 1 感光ドラム(像形成体) 4Y… 現像器 7Y… トナーホッパ 8Y… トナー搬送中継体 10 筐体 23Y… 螺旋スクリュー 25Y… スクリュー
る。 【図3】実施例の現像器の構成図である。 【図4】参考例の構成図である。 【図5】第1の実施例の構成図である。 【図6】第1の実施例の部分斜視図である。 【図7】第2の実施例の略示図である。 【図8】第3の実施例の略示図である。 【図9】第3の実施例の部分正面図である。 【図10】従来例の構成図である。 【図11】従来例の構成図である。 【符号の説明】 1 感光ドラム(像形成体) 4Y… 現像器 7Y… トナーホッパ 8Y… トナー搬送中継体 10 筐体 23Y… 螺旋スクリュー 25Y… スクリュー
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(56)参考文献 特開 平3−61958(JP,A)
特開 平4−107471(JP,A)
特開 平4−299374(JP,A)
実開 平3−129968(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03G 15/01 - 15/01 117
G03G 15/08 - 15/095
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】筐体内に配置された像形成体の表面に形成
された潜像を現像するためのトナーを収容して上記像形
成体の表面に面し且つ上記像形成体と平行に側方に挿脱
自在に配置された複数の現像器と、 上記現像器に補給するためのトナーを収容して上記現像
器とは別に配置されたトナーホッパと、 上記現像器の挿脱動作に伴って上記現像器と接続及び離
脱されるように上記現像器の挿脱方向と反対側の側面に
面して上記筐体に対して動かないように配置されたトナ
ー搬送中継体と、 上記トナーホッパから上記トナー搬送中継体にトナーを
搬送するためのトナー搬送手段と、 上記トナー搬送中継体から上記現像器にトナーを搬送す
るために上記トナー搬送中継体内に回転自在に配置され
たスクリューとを有し、 上記現像器を上記トナー搬送中継体に接続すると、上記
現像器内においてトナーを攪拌、搬送するためのアジテ
ータの軸と上記トナー搬送中継体内のスクリューの軸と
が直接連結されて上記アジテータの回転運動が上記スク
リューに与えられ、上記現像器を上記トナー搬送中継体
から離脱させると、上記アジテータの軸と上記スクリュ
ーの軸との連結が外れるようにした ことを特徴とする像
形成装置の現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10423094A JP3485124B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 像形成装置の現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10423094A JP3485124B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 像形成装置の現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07319248A JPH07319248A (ja) | 1995-12-08 |
JP3485124B2 true JP3485124B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=14375169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10423094A Expired - Fee Related JP3485124B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 像形成装置の現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485124B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP10423094A patent/JP3485124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07319248A (ja) | 1995-12-08 |
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