JP3485031B2 - 無停電電源装置の警報処理方法,無停電電源装置および無停電電源装置の警報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

無停電電源装置の警報処理方法,無停電電源装置および無停電電源装置の警報処理プログラムを記録した記録媒体

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JP3485031B2
JP3485031B2 JP18335999A JP18335999A JP3485031B2 JP 3485031 B2 JP3485031 B2 JP 3485031B2 JP 18335999 A JP18335999 A JP 18335999A JP 18335999 A JP18335999 A JP 18335999A JP 3485031 B2 JP3485031 B2 JP 3485031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無停電電源装置の
警報処理方法,無停電電源装置および無停電電源装置の
警報処理プログラムを記録した記録媒体に関し、特に商
用電源を直送するバイパス給電を待機系として備え、常
時はインバータから負荷に交流電力を供給する無停電電
源装置の警報処理方法,無停電電源装置および無停電電
源装置の警報処理プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無停電電源装置は、イン
バータによる運転時に、無停電電源装置の負荷として接
続される装置の入力電源を投入した時、インバータ出力
には一定時間通常運転中の負荷電流(定格負荷電流)に
比べ、数倍から数十倍もの大きな突入電流が発生する。
このような場合、従来の無停電電源装置においては、イ
ンバータの許容負荷電流を超える過電流(一般的には、
インバータの定格負荷容量に対し300%程度の値に設
定されている場合が多い)を検出することにより、負荷
への電力供給を瞬時にインバータ出力からバイパス給電
(商用電源からの直接供給)に切り換えるとともに、警
報処理(ブザーの鳴動,警告ランプの点灯または警告信
号による上位装置への報告等)を行い、一定時間経過後
は自動的に負荷への電力供給を、商用電源から再びイン
バータ出力からの供給に戻した後、上述した警報処理を
終了して通常運転に復帰するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術においては、負荷装置の起動時に一定時間発生す
る突入電流に対しても、過電流と判断して無条件に警報
処理を行っていたため、無停電電源装置としては正常処
理を行っているにも拘わらず、利用者にはシステムの異
常または故障発生ととられてしまうという問題があっ
た。
【0004】本発明は、この問題を解決する無停電電源
装置の警報処理方法,無停電電源装置および無停電電源
装置の警報処理プログラムを記録した記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の無停電電
源装置の警報処理方法は、商用電源を直送するバイパス
給電を待機系として備え、常時はインバータから負荷に
交流電力を供給する無停電電源装置の警報処理方法であ
って、負荷電流が予め設定された第1の電流値以上であ
った場合に、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電
に切り換えた後、負荷電流を前記第1の電流値より大き
い第2の電流値と比較し、この負荷電流が前記第2の電
流値以上であった場合、または、この負荷電流が前記第
2の電流値より小さかった場合は、一定時間経過後に再
度負荷電流を測定してこの負荷電流が前記第1の電流値
以上であった場合、に過電流状態を知らせる警報処理を
行うことを特徴とする。
【0006】本発明の第2の無停電電源装置の警報処理
方法は、商用電源を直送するバイパス給電を待機系とし
て備え、常時はインバータから負荷に交流電力を供給す
る無停電電源装置の警報処理方法であって、前記負荷に
供給される負荷電流を測定する第1のステップと、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
第2のステップと、前記第2のステップに引き続き、負
荷電流を測定して前記第1の電流値より大きい第2の電
流値と比較する第3のステップと、前記第3のステップ
において、測定された負荷電流が前記第2の電流値より
小さかった場合、一定時間経過後に負荷電流を測定して
前記第1の電流値と比較する第4のステップと、前記第
4のステップにおいて、測定された負荷電流が前記第1
の電流値より小さかった場合、過電流状態を知らせる警
報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を前記イ
ンバータからの供給に切り換える第5のステップと、前
記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前記
第2の電流値以上であった場合、または、前記第4のス
テップにおいて、測定された負荷電流が前記第1の電流
値以上であった場合には、前記負荷への電力供給を停止
するとともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う第
6のステップとを有することを特徴とする。
【0007】本発明の第3の無停電電源装置の警報処理
方法は、商用電源を直送するバイパス給電を待機系とし
て備え、常時はインバータから負荷に交流電力を供給す
る無停電電源装置の警報処理方法であって、前記負荷に
供給される負荷電流を測定する第1のステップと、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
とともに、バイパス給電に切り換わったことを音声によ
り通知する第2のステップと、前記第2のステップに引
き続き、負荷電流を測定して前記第1の電流値より大き
い第2の電流値と比較する第3のステップと、前記第3
のステップにおいて、測定された負荷電流が前記第2の
電流値より小さかった場合、一定時間経過後に負荷電流
を測定して前記第1の電流値と比較する第4のステップ
と、前記第4のステップにおいて、測定された負荷電流
が前記第1の電流値より小さかった場合、過電流状態を
知らせる警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供
給を前記インバータからの供給に切り換える第5のステ
ップと、前記第3のステップにおいて、測定された負荷
電流が前記第2の電流値以上であった場合、または、前
記第4のステップにおいて、測定された負荷電流が前記
第1の電流値以上であった場合には、前記負荷への電力
供給を停止するとともに、過電流状態を知らせる警報処
理を行う第6のステップとを有することを特徴とする。
【0008】本発明の第4の無停電電源装置の警報処理
方法は、商用電源を直送するバイパス給電を待機系とし
て備え、常時はインバータから負荷に交流電力を供給す
る無停電電源装置の警報処理方法であって、前記負荷に
供給される負荷電流を測定する第1のステップと、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
とともに、バイパス給電中であることを表示するランプ
を点灯させる第2のステップと、前記第2のステップに
引き続き、負荷電流を測定して前記第1の電流値より大
きい第2の電流値と比較する第3のステップと、前記第
3のステップにおいて、測定された負荷電流が前記第2
の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に負荷電
流を測定して前記第1の電流値と比較する第4のステッ
プと、前記第4のステップにおいて、測定された負荷電
流が前記第1の電流値より小さかった場合、過電流状態
を知らせる警報処理を行うことなく、前記負荷への電力
供給を前記インバータからの供給に切り換えるととも
に、前記バイパス給電中表示ランプを滅灯させる第5の
ステップと、前記第3のステップにおいて、測定された
負荷電流が前記第2の電流値以上であった場合、また
は、前記第4のステップにおいて、測定された負荷電流
が前記第1の電流値以上であった場合には、前記負荷へ
の電力供給を停止するとともに、過電流状態を知らせる
警報処理を行う第6のステップとを有することを特徴と
する。
【0009】本発明の第1の無停電電源装置は、商用電
源を直送するバイパス給電を待機系として備え、常時は
インバータから負荷に交流電力を供給する無停電電源装
置であって、前記負荷に供給される負荷電流を測定し、
この負荷電流が予め設定された第1の電流値以上であっ
た場合に、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に
切り換えた後、負荷電流を前記第1の電流値より大きい
第2の電流値と比較し、この負荷電流が前記第2の電流
値以上であった場合は、前記負荷への電力供給を停止す
るとともに、過電流状態を知らせる警報処理を行い、こ
の負荷電流が前記第2の電流値より小さかった場合は、
一定時間経過後に再度負荷電流を測定してこの負荷電流
が前記第1の電流値以上であった場合は、前記負荷への
電力供給を停止するとともに前記警報処理を行い、前記
第1の電流値より小さかった場合は、前記負荷への電力
供給を前記インバータからの供給に切り換えることを特
徴とする。
【0010】本発明の第2の無停電電源装置は、本発明
の第1の無停電電源装置において、前記負荷への電力供
給を前記バイパス給電に切り換えたときに、バイパス給
電に切り換わったことを音声により通知することを特徴
とする。
【0011】本発明の第3の無停電電源装置は、本発明
の第1の無停電電源装置において、前記バイパス給電時
は、バイパス給電中であることを表示するランプを点灯
させることを特徴とする。
【0012】本発明の第4の無停電電源装置は、商用電
源を直送するバイパス給電を待機系として備え、常時は
インバータから負荷に交流電力を供給する無停電電源装
置であって、前記負荷に供給される負荷電流を測定する
負荷電流検出手段と、前記負荷電流検出手段から取得し
た負荷電流が予め設定された第1の電流値以上であった
場合に、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切
り換えるようACスイッチ手段に指示した後、負荷電流
を前記第1の電流値より大きい第2の電流値と比較し、
この負荷電流が前記第2の電流値以上であった場合は、
前記負荷への電力供給を停止させるための切断スイッチ
を動作させるよう前記ACスイッチ手段に指示するとと
もに、過電流状態であることを警報手段に通知し、この
負荷電流が前記第2の電流値より小さかった場合は、一
定時間経過後に再度前記負荷電流検出手段から負荷電流
を取得してこの負荷電流が前記第1の電流値以上であっ
た場合は、前記負荷への電力供給を停止させるための切
断スイッチを動作させるよう前記ACスイッチ手段に指
示するとともに、過電流状態であることを前記警報手段
に通知し、前記第1の電流値より小さかった場合は、前
記負荷への電力供給を前記インバータからの供給に切り
換えるよう前記ACスイッチ手段に指示する制御手段
と、前記インバータまたは前記バイパス給電に切り換え
るための切り換えスイッチと、前記負荷への電力供給を
停止する切断スイッチとを備え、前記制御手段から指示
されて、前記負荷への電力供給を前記インバータまたは
前記バイパス給電に前記切り換えスイッチにより切り換
えるとともに、前記制御手段から前記負荷への電力供給
を停止する指示を受けた場合は前記切断スイッチを動作
させるACスイッチ手段と、前記制御手段から過電流状
態であることを通知されると、ブザー,スピーカ等によ
り警報表示する警報手段と、前記制御手段から指示され
て、前記一定時間を計時するタイマ手段とを有すること
を特徴とする。
【0013】本発明の第1の記録媒体は、商用電源を直
送するバイパス給電を待機系として備え、常時はインバ
ータから負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の警
報処理プログラムを記録した記録媒体であって、前記負
荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理と、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
第2の処理と、前記第2の処理に引き続き、負荷電流を
測定して前記第1の電流値より大きい第2の電流値と比
較する第3の処理と、前記第3の処理において、測定さ
れた負荷電流が前記第2の電流値より小さかった場合、
一定時間経過後に負荷電流を測定して前記第1の電流値
と比較する第4の処理と、前記第4の処理において、測
定された負荷電流が前記第1の電流値より小さかった場
合、過電流状態を知らせる警報処理を行うことなく、前
記負荷への電力供給を前記インバータからの供給に切り
換える第5の処理と、前記第3の処理において、測定さ
れた負荷電流が前記第2の電流値以上であった場合、ま
たは、前記第4の処理において、測定された負荷電流が
前記第1の電流値以上であった場合には、前記負荷への
電力供給を停止するとともに、過電流状態を知らせる警
報処理を行う第6の処理と、をコンピュータに実行させ
るための無停電電源装置の警報処理プログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0014】本発明の第2の記録媒体は、商用電源を直
送するバイパス給電を待機系として備え、常時はインバ
ータから負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の警
報処理プログラムを記録した記録媒体であって、前記負
荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理と、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
とともに、バイパス給電に切り換わったことを音声によ
り通知する第2の処理と、前記第2の処理に引き続き、
負荷電流を測定して前記第1の電流値より大きい第2の
電流値と比較する第3の処理と、前記第3の処理におい
て、測定された負荷電流が前記第2の電流値より小さか
った場合、一定時間経過後に負荷電流を測定して前記第
1の電流値と比較する第4の処理と、前記第4の処理に
おいて、測定された負荷電流が前記第1の電流値より小
さかった場合、過電流状態を知らせる警報処理を行うこ
となく、前記負荷への電力供給を前記インバータからの
供給に切り換える第5の処理と、前記第3の処理におい
て、測定された負荷電流が前記第2の電流値以上であっ
た場合、または、前記第4の処理において、測定された
負荷電流が前記第1の電流値以上であった場合には、前
記負荷への電力供給を停止するとともに、過電流状態を
知らせる警報処理を行う第6の処理と、をコンピュータ
に実行させるための無停電電源装置の警報処理プログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【0015】本発明の第3の記録媒体は、商用電源を直
送するバイパス給電を待機系として備え、常時はインバ
ータから負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の警
報処理プログラムを記録した記録媒体であって、前記負
荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理と、測定
された負荷電流が第1の電流値以上であった場合には、
前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換える
とともに、バイパス給電中であることを表示するランプ
を点灯させる第2の処理と、前記第2の処理に引き続
き、負荷電流を測定して前記第1の電流値より大きい第
2の電流値と比較する第3の処理と、前記第3の処理に
おいて、測定された負荷電流が前記第2の電流値より小
さかった場合、一定時間経過後に負荷電流を測定して前
記第1の電流値と比較する第4の処理と、前記第4の処
理において、測定された負荷電流が前記第1の電流値よ
り小さかった場合、過電流状態を知らせる警報処理を行
うことなく、前記負荷への電力供給を前記インバータか
らの供給に切り換えるとともに、前記バイパス給電中表
示ランプを滅灯させる第5の処理と、前記第3の処理に
おいて、測定された負荷電流が前記第2の電流値以上で
あった場合、または、前記第4の処理において、測定さ
れた負荷電流が前記第1の電流値以上であった場合に
は、前記負荷への電力供給を停止するとともに、過電流
状態を知らせる警報処理を行う第6の処理と、をコンピ
ュータに実行させるための無停電電源装置の警報処理プ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0017】最初に、本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の構成(インバータによる通常運転時)を示す
ブロック図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態
の構成(商用電源によるバイパス給電時)を示すブロッ
ク図である。図1または図2には、無停電電源装置2の
交流入力電源である商用電源1と、本発明の無停電電源
装置2と、無停電電源装置2の出力側に接続された負荷
装置3とが示されている。
【0018】本発明の無停電電源装置2は、図1または
図2に示すように、無停電電源装置2自身または負荷装
置3の短絡故障発生時等の過大電流発生時のACライン
保護用開閉装置であるメインブレーカ201と、交流の
商用電源1を直流電力に変換する整流器202と、整流
器202の出力である直流電力をスイッチング後フィル
タリングし、安定化した交流電力に変換するインバータ
203と、主制御部206からの指示によりインバータ
203または商用電源1のいずれかの出力を切り換えて
負荷装置3に供給するACスイッチ204と、負荷装置
3の消費電流を計測する電流検出回路205と、主制御
部206と、主制御部206に指示されて一定時間の計
時を行うタイマ回路207と、システム運用者または操
作者に対し無停電電源装置2の稼動状態または異常発生
を報告するための警報回路208と、DCスイッチ20
9と、充電器210と、バッテリ211とを備えてい
る。
【0019】主制御部206は、ファームウエアまたは
ソフトウエアを含むマイクロプロセッサ回路と入出力回
路で構成(図示省略)され、電流検出回路205による
負荷装置3の消費電流の計測値が一定値より小さけれ
ば、インバータ203の出力を負荷装置3に供給し、負
荷装置3の消費電流が一定値以上であった場合には、瞬
時にインバータ203から商用電源1の電力供給に切り
換えるようACスイッチ204を制御する。
【0020】なお、DCスイッチ209,充電器210
およびバッテリ211は、商用電源1が停電した時にバ
ッテリ211に充電された電力を利用して、負荷装置3
に一定時間電力を供給し続けるよう主制御部206の制
御により動作する一般的な無停電電源装置の回路である
ため、詳細な説明は省略する。
【0021】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明
の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【0022】まず、メインブレーカ201をオンにする
と、商用電源1(通常AC100VまたはAC200
V)が無停電電源装置2に入力される。商用電源1は無
停電電源装置2の整流器202によりDC400V前後
の直流電源に変換され、インバータ203に入力され
る。インバータ203は、整流器202の出力であるD
C400Vをスイッチング後フィルタリングし、安定化
した交流電力(AC100Vまたは200V)に変換
し、ACスイッチ204を介して負荷装置3に供給す
る。商用電源1とインバータ203の出力側とを切り換
えて負荷装置3に接続するACスイッチ204は、通常
はインバータ203の出力側と負荷装置3とを接続して
いる。このインバータ203の出力側から負荷装置3に
電力が供給されている状態、すなわち図1に示す状態を
通常(インバータ)運転と称する(図3のステップS
1)。
【0023】負荷装置3の消費電流は電流検出回路20
5にて監視,測定されており(ステップS2)、主制御
部206は、電流検出回路205から測定電流値を取得
して予め設定された過電流設定値Aと比較する。ここ
で、過電流設定値Aは、インバータ203内の半導体素
子の破損を防止するための許容電流値であり、一般的に
はインバータ203の定格出力容量の3倍程度に設定さ
れる(ステップS3)。
【0024】ステップS3による比較の結果、負荷装置
3の消費電流が過電流設定値Aより小さかった場合は、
ステップS1の通常(インバータ)運転に戻る。
【0025】しかし、無停電電源装置2に接続される負
荷装置3には、一般的に起動直後の一定時間に定常電流
の数倍から数十倍の突入電流が流れ、このようなときに
は、ステップS3による比較の結果、負荷装置3の消費
電流が過電流設定値A以上となってしまう。また、一時
的な過負荷状態が発生した場合も同様である(ステップ
S4)。
【0026】主制御部206は、負荷装置3の消費電流
が過電流設定値A以上であった場合、負荷装置3への電
力供給を、インバータ203から商用電源1の電力供給
に切り換えるようACスイッチ204に指示する。AC
スイッチ204は、主制御部206の指示によりインバ
ータ203から商用電源1の電力供給に切り換える。な
お、この商用電源1から負荷装置3への直接供給の状
態、すなわち図2に示す状態ををバイパス(商用)給電
と称する(ステップS5)。
【0027】ステップS5に引き続き、主制御部206
は、電流検出回路205から測定電流値を取得して予め
設定された過電流設定値Bと比較する。ここで、過電流
設定値Bは、負荷装置3を停止させる必要がある状態に
おける電流値、例えば負荷装置3の短絡による異常電流
値等を想定し、上述した過電流設定値Aより大きい値に
設定されている(ステップS6→S7)。
【0028】測定電流値が過電流設定値Bより小さかっ
た場合は、主制御部206は、タイマ回路207により
時間監視をさせ(ステップS8)、例えば数十秒位の予
め設定した一定時間が経過すると(ステップS9)、電
流検出回路205から測定電流値を取得して(ステップ
S10)、過電流設定値Aと再度比較する(ステップS
11)。
【0029】ステップS11による比較の結果、負荷装
置3の消費電流が過電流設定値Aより小さかった場合
は、主制御部206は、負荷装置3への電力供給を、商
用電源1からインバータ203の電力供給に切り換える
ようACスイッチ204に指示する。ACスイッチ20
4が、主制御部206の指示により商用電源1からイン
バータ203の電力供給に切り換えることにより、ステ
ップS1の通常(インバータ)運転に戻る(ステップS
12)。
【0030】ステップS7において、測定電流値が過電
流設定値B以上の値であった場合、または、ステップS
11において、測定電流値が過電流設定値A以上の値で
あった場合には、主制御部206は、負荷装置3に異常
または故障が発生していると判断し、(ステップS1
3)、無停電電源装置2から負荷装置3への電力供給を
停止させる。具体的には、ACスイッチ204内の商用
電源/インバータ切り換えスイッチと負荷装置3との間
にある負荷装置切断用スイッチ(図示せず)を動作させ
るよう、主制御部206からACスイッチ204に指示
し、ACスイッチ204が負荷装置切断用スイッチ(図
示せず)を動作させることにより、無停電電源装置2か
ら負荷装置3への電力供給を停止させている(ステップ
S14)。
【0031】また、ステップS13における異常発生に
より、ステップS14による負荷装置3の停止を行うと
ともに、主制御部206は、警報回路208に指示し
て、ブザーを鳴動させる等の警報処理を行う。なお、ブ
ザーの鳴動の代わりに、異常ランプの点灯や、スピーカ
による音声表示,上位装置への異常信号の伝達等を行う
ようにしてもよいし、警報回路208を無停電電源装置
2の外部に設けるようにしてもよい(ステップS1
5)。
【0032】なお、以上の動作において、図3のフロー
チャートのステップS5でバイパス(商用)給電に切り
換えたときに、例えば、「突入電流が発生したため、約
X秒間商用電源に切り換えて運転していますが、異常で
はありません。」等の内容を音声により報告する処理を
追加してもよい。この場合、警報回路208にスピーカ
と合成音声,録音音声等の生成部または記憶部とを備
え、ステップS5でバイパス(商用)給電に切り換えた
ときに、主制御部206がその旨を警報回路208に通
知し、警報回路208が音声による報告を行う。これに
より、利用者,操作者等に対して、より詳しい情報を提
供することができ、無用な不安を抱かせることを回避す
ることができる。
【0033】また、警報回路208に、バイパス(商
用)給電中であることを表示するためのランプ等の手段
を設け、図3のフローチャートのステップS5でバイパ
ス(商用)給電に切り換えたときから、ステップS12
のオートリターン処理迄の間、バイパス(商用)給電中
表示を行う処理を追加してもよい。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0035】図4は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、コンピュータ4と、記録媒体
5とから構成される。コンピュータ4の構成は、図1の
本発明の第1の実施の形態で説明した主制御部206と
基本的に同じであり、コンピュータ4以外の構成は図1
の無停電電源装置2と同じである。記録媒体5は、無停
電電源装置の警報処理プログラムを記録している。この
記録媒体5は、磁気ディスク,光記録ディスク,半導体
メモリその他の記録媒体であってもよい。無停電電源装
置の警報処理プログラムは、記録媒体5からコンピュー
タ4に読み込まれ、本発明の第1の実施の形態と同様の
動作を制御する。
【0036】
【発明の効果】本発明は、負荷装置の起動時等に一時的
に発生する突入電流が無停電電源装置のインバータの電
力供給能力を上回っても、警報処理を行うことなくバイ
パス給電(商用電源からの直接供給)への切り換えを行
い、一定時間後に再び通常のインバータによる運転に自
動的に切り換えるようにしたため、突入電流による不要
な警報処理が行われず、システム運用者,操作者等に無
用な不安を与えることがなくなるとともに、誤ってシス
テムを緊急停止する等のリスクも回避できるという効果
がある。
【0037】また、本発明は、バイパス給電に切り換え
たときに、その旨音声で通知するようにしたため、シス
テム運用者,操作者等に対して、より詳しい情報を提供
することができるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成(インバータ
による通常運転時)を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成(商用電源に
よるバイパス給電時)を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 無停電電源装置 201 メインブレーカ 202 整流器 203 インバータ 204 ACスイッチ 205 電流検出回路 206 主制御部 207 タイマ回路 208 警報回路 209 DCスイッチ 210 充電器 211 バッテリ 3 負荷装置 4 コンピュータ 5 記録媒体

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置の警報処理方法であって、 負荷電流が予め設定された第1の電流値以上であった場
    合に、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り
    換えた後、負荷電流を前記第1の電流値より大きい第2
    の電流値と比較し、この負荷電流が前記第2の電流値以
    上であった場合、または、この負荷電流が前記第2の電
    流値より小さかった場合は、一定時間経過後に再度負荷
    電流を測定してこの負荷電流が前記第1の電流値以上で
    あった場合、 に過電流状態を知らせる警報処理を行うことを特徴とす
    る無停電電源装置の警報処理方法。
  2. 【請求項2】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置の警報処理方法であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1のステッ
    プと、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    える第2のステップと、 前記第2のステップに引き続き、負荷電流を測定して前
    記第1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3
    のステップと、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に
    負荷電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の
    ステップと、 前記第4のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知ら
    せる警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を
    前記インバータからの供給に切り換える第5のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値以上であった場合、または、前記第4の
    ステップにおいて、測定された負荷電流が前記第1の電
    流値以上であった場合には、前記負荷への電力供給を停
    止するとともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う
    第6のステップとを有することを特徴とする無停電電源
    装置の警報処理方法。
  3. 【請求項3】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置の警報処理方法であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1のステッ
    プと、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    えるとともに、バイパス給電に切り換わったことを音声
    により通知する第2のステップと、 前記第2のステップに引き続き、負荷電流を測定して前
    記第1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3
    のステップと、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に
    負荷電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の
    ステップと、 前記第4のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知ら
    せる警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を
    前記インバータからの供給に切り換える第5のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値以上であった場合、または、前記第4の
    ステップにおいて、測定された負荷電流が前記第1の電
    流値以上であった場合には、前記負荷への電力供給を停
    止するとともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う
    第6のステップとを有することを特徴とする無停電電源
    装置の警報処理方法。
  4. 【請求項4】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置の警報処理方法であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1のステッ
    プと、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    えるとともに、バイパス給電中であることを表示するラ
    ンプを点灯させる第2のステップと、 前記第2のステップに引き続き、負荷電流を測定して前
    記第1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3
    のステップと、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に
    負荷電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の
    ステップと、 前記第4のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知ら
    せる警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を
    前記インバータからの供給に切り換えるとともに、前記
    バイパス給電中表示ランプを滅灯させる第5のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて、測定された負荷電流が前
    記第2の電流値以上であった場合、または、前記第4の
    ステップにおいて、測定された負荷電流が前記第1の電
    流値以上であった場合には、前記負荷への電力供給を停
    止するとともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う
    第6のステップとを有することを特徴とする無停電電源
    装置の警報処理方法。
  5. 【請求項5】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定し、この負荷電流
    が予め設定された第1の電流値以上であった場合に、前
    記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換えた
    後、負荷電流を前記第1の電流値より大きい第2の電流
    値と比較し、この負荷電流が前記第2の電流値以上であ
    った場合は、前記負荷への電力供給を停止するととも
    に、過電流状態を知らせる警報処理を行い、この負荷電
    流が前記第2の電流値より小さかった場合は、一定時間
    経過後に再度負荷電流を測定してこの負荷電流が前記第
    1の電流値以上であった場合は、前記負荷への電力供給
    を停止するとともに前記警報処理を行い、前記第1の電
    流値より小さかった場合は、前記負荷への電力供給を前
    記インバータからの供給に切り換えることを特徴とする
    無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷への電力供給を前記バイパス給
    電に切り換えたときに、バイパス給電に切り換わったこ
    とを音声により通知することを特徴とする請求項5記載
    の無停電電源装置。
  7. 【請求項7】 前記バイパス給電時は、バイパス給電中
    であることを表示するランプを点灯させることを特徴と
    する請求項5記載の無停電電源装置。
  8. 【請求項8】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する負荷電流検出
    手段と、 前記負荷電流検出手段から取得した負荷電流が予め設定
    された第1の電流値以上であった場合に、前記負荷への
    電力供給を前記バイパス給電に切り換えるようACスイ
    ッチ手段に指示した後、負荷電流を前記第1の電流値よ
    り大きい第2の電流値と比較し、この負荷電流が前記第
    2の電流値以上であった場合は、前記負荷への電力供給
    を停止させるための切断スイッチを動作させるよう前記
    ACスイッチ手段に指示するとともに、過電流状態であ
    ることを警報手段に通知し、この負荷電流が前記第2の
    電流値より小さかった場合は、一定時間経過後に再度前
    記負荷電流検出手段から負荷電流を取得してこの負荷電
    流が前記第1の電流値以上であった場合は、前記負荷へ
    の電力供給を停止させるための切断スイッチを動作させ
    るよう前記ACスイッチ手段に指示するとともに、過電
    流状態であることを前記警報手段に通知し、前記第1の
    電流値より小さかった場合は、前記負荷への電力供給を
    前記インバータからの供給に切り換えるよう前記ACス
    イッチ手段に指示する制御手段と、 前記インバータまたは前記バイパス給電に切り換えるた
    めの切り換えスイッチと、前記負荷への電力供給を停止
    する切断スイッチとを備え、前記制御手段から指示され
    て、前記負荷への電力供給を前記インバータまたは前記
    バイパス給電に前記切り換えスイッチにより切り換える
    とともに、前記制御手段から前記負荷への電力供給を停
    止する指示を受けた場合は前記切断スイッチを動作させ
    るACスイッチ手段と、 前記制御手段から過電流状態であることを通知される
    と、ブザー,スピーカ等により警報表示する警報手段
    と、 前記制御手段から指示されて、前記一定時間を計時する
    タイマ手段とを有することを特徴とする無停電電源装
    置。
  9. 【請求項9】 商用電源を直送するバイパス給電を待機
    系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力を
    供給する無停電電源装置の警報処理プログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理
    と、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    える第2の処理と、 前記第2の処理に引き続き、負荷電流を測定して前記第
    1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3の処
    理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に負荷
    電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の処理
    と、 前記第4の処理において、測定された負荷電流が前記第
    1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知らせる
    警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を前記
    インバータからの供給に切り換える第5の処理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値以上であった場合、または、前記第4の処理
    において、測定された負荷電流が前記第1の電流値以上
    であった場合には、前記負荷への電力供給を停止すると
    ともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う第6の処
    理と、 をコンピュータに実行させるための無停電電源装置の警
    報処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 商用電源を直送するバイパス給電を待
    機系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力
    を供給する無停電電源装置の警報処理プログラムを記録
    した記録媒体であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理
    と、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    えるとともに、バイパス給電に切り換わったことを音声
    により通知する第2の処理と、 前記第2の処理に引き続き、負荷電流を測定して前記第
    1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3の処
    理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に負荷
    電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の処理
    と、 前記第4の処理において、測定された負荷電流が前記第
    1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知らせる
    警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を前記
    インバータからの供給に切り換える第5の処理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値以上であった場合、または、前記第4の処理
    において、測定された負荷電流が前記第1の電流値以上
    であった場合には、前記負荷への電力供給を停止すると
    ともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う第6の処
    理と、 をコンピュータに実行させるための無停電電源装置の警
    報処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 商用電源を直送するバイパス給電を待
    機系として備え、常時はインバータから負荷に交流電力
    を供給する無停電電源装置の警報処理プログラムを記録
    した記録媒体であって、 前記負荷に供給される負荷電流を測定する第1の処理
    と、 測定された負荷電流が第1の電流値以上であった場合に
    は、前記負荷への電力供給を前記バイパス給電に切り換
    えるとともに、バイパス給電中であることを表示するラ
    ンプを点灯させる第2の処理と、 前記第2の処理に引き続き、負荷電流を測定して前記第
    1の電流値より大きい第2の電流値と比較する第3の処
    理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値より小さかった場合、一定時間経過後に負荷
    電流を測定して前記第1の電流値と比較する第4の処理
    と、 前記第4の処理において、測定された負荷電流が前記第
    1の電流値より小さかった場合、過電流状態を知らせる
    警報処理を行うことなく、前記負荷への電力供給を前記
    インバータからの供給に切り換えるとともに、前記バイ
    パス給電中表示ランプを滅灯させる第5の処理と、 前記第3の処理において、測定された負荷電流が前記第
    2の電流値以上であった場合、または、前記第4の処理
    において、測定された負荷電流が前記第1の電流値以上
    であった場合には、前記負荷への電力供給を停止すると
    ともに、過電流状態を知らせる警報処理を行う第6の処
    理と、 をコンピュータに実行させるための無停電電源装置の警
    報処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
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