JP3484886B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP3484886B2
JP3484886B2 JP19402696A JP19402696A JP3484886B2 JP 3484886 B2 JP3484886 B2 JP 3484886B2 JP 19402696 A JP19402696 A JP 19402696A JP 19402696 A JP19402696 A JP 19402696A JP 3484886 B2 JP3484886 B2 JP 3484886B2
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動している帯状
の対象物に対して、粘性物を塗布して間欠的に塗布部を
形成する塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリ、たとえばリチウムイオン電池
のようなバッテリは、正極や負極を有しており、これら
の正極や負極は、バッテリ原反に対して塗料のような粘
性物を塗布することがある。このバッテリの原反は、た
とえばその幅が100mm〜1300mmであって、そ
の厚さが5〜50μmの銅箔、あるいはアルミニウム
箔、あるいは銅やアルミニウムのシートである。このよ
うなシートなどの上には、塗料を間欠的に塗布して塗布
部を形成するのであるが、これらの塗布部の厚みは50
〜200μm程度である。このようにシート上に塗布部
を形成するのは、バッテリの電極を作るためであり、塗
料としては、炭素材料、又はリチウム含有複合酸化物等
が用いられる。これまで用いられている塗布装置は、1
つの塗布用のヘッドを有しており、この1つの塗布ヘッ
ドが、移動している帯状のシートに対して、間欠的に塗
料を塗布していく。図8は、そのシート1に対して塗布
された塗布部2の一例を示している。塗布部2は、ヘッ
ドに接続されたバルブを間欠的に開くことにより、シー
ト1上に塗布部2を形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘッドに対
して塗料を供給するバルブを開いてシート1に対して塗
布部2を形成するのであるが、このバルブを開いてその
所定の長さの塗布部2を形成した後にバルブを時点t1
で閉じてもすぐには塗料の供給は停止できないので、塗
布部2は、バルブを閉じた時点t1から更に余計な長さ
L1分形成されてしまう。しかも、バルブを閉じた状態
から再びバルブを開く時点t2においてバルブが開いて
も、直ぐにはヘッドから塗料がシート1に対して供給で
きないので、塗料供給遅れ時間T1が生じてしまう。従
って、シート1の上の前側の塗布部2の終端2aから、
次の塗布部2の始端2bまでの未塗布部3の長さL2
は、たとえば20mmであり、その時間は60msとな
ってしまう。
【0004】図9は、シート1の送り速度、すなわち塗
布スピードと、図8の未塗布部3の制御時間の関係を示
しており、斜線で囲んだ領域は、塗料供給遅れ時間T1
を示している。この塗料供給遅れ時間T1は、ノズルの
形状等の特性により定まるものである。現状において
は、シート1の塗布スピード、すなわちシート1の送り
速度を上げていくと、ヘッドから塗料が出てシート1に
到達するまでの塗料供給遅れ時間T1が図9のように未
塗布部3の時間(制御時間という)に一致し、さらにシ
ート1の塗布スピードを上げると塗料供給遅れ時間T1
が未塗布部3の長さよりも長くなる。従ってシート1を
速く送って、シート1に対して所定の長さの塗布部2を
間欠的に形成していくことができない。そこで本発明は
上記課題を解消し、移動している帯状の対象物に対して
間欠的に粘性物を塗布していく場合であっても、塗布ス
ピードを上げることができる塗布装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、移動している帯状の対象物に対して、粘性物を
間欠的に塗布する塗布装置において、移動している対象
物上に粘性物を間欠的に吐出して塗布するための第1の
吐出手段と、第1の吐出手段が対象物上に間欠的に粘性
物を塗布して形成した塗布部間に、粘性物を対象物に間
欠的に塗布して塗布部を形成するための第2の吐出手段
と、を少なくとも備える塗布装置により、達成される。
移動している帯状の対象物に対して粘性物を間欠的に塗
布する際に、第1の吐出手段は、移動している対象物上
に粘性物を間欠的に吐出して塗布する。また第2の吐出
手段は、第1の吐出手段が対象物に間欠的に吐出して塗
布した塗布部間に、粘性物を対象物に間欠的に吐出して
塗布して、別の塗布部を形成する。このように、少なく
とも第1の吐出手段と第2の吐出手段が交互に移動して
いる対象物に対して粘性物を間欠的に塗布することによ
り、対象物の移動速度を約2倍にしても対象物上におけ
る塗布部の間欠的な塗布が安定して行える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明の塗布装置の好ましい実施の形態を
示している。図1の塗布装置10は、図2と図3に示す
ように、帯状の対象物であるシートSに対して塗布部2
00と未塗布部500を交互に形成していく、すなわち
塗布部200をシートS上に間欠的に塗布できる装置で
ある。図1の塗布装置10は、第1の吐出手段20、第
2の吐出手段30、制御装置100、シート送り手段1
50等を有している。シート送り手段150は、帯状の
シートSを、送り出しロール151から巻き取りロール
152に送るようになっており、送り出しロール151
は制御装置100の指令によりモータM1を作動してシ
ートSを送り出し、巻き取りロール152は制御装置1
00の指令によりモータM2を作動してシートSを巻き
取ることができる。このシートSは、たとえばリチウム
イオン電池のようなバッテリの原反用のシートであり、
そのシートSの幅はたとえば100〜1300mm、厚
さが5〜50μmである。シートは、銅あるいはアルミ
ニウム等である。このシートSに対しては、図2と図3
に示すような塗布部200が形成されるのであるが、こ
の塗布部200は、たとえば炭素材料、リチウム含有複
合酸化物のような材料であり、その塗布部200の厚み
はたとえば50〜200μmである。
【0007】図1の第1の吐出手段20は、次のような
要素を有している。第1の吐出手段20は、ヘッド3、
第1の長さ検出センサ18、ニップロール16,17、
ロール4およびバルブ12、塗料供給タンク88等を備
えている。塗料供給タンク88は、供給管11、バルブ
12を介してヘッド3に接続されている。このヘッド3
は、塗料88をシートSの上面に間欠的に塗布するノズ
ルを有している。ヘッド3の下部には、シートSを挟む
ようにしてロール4が配置されている。ニップロール1
6,17は、シートSを挟み込むロールである。ロール
4は、塗布の厚みを一定にするためのバックアップロー
ルの役割を果たし、ニップロール16,17は、シート
を一定速度で走行させるためのニップロールの役割を果
たす。ニップロール16は、パルスジェネレータ15に
より、ニップロール16の回転に伴い、シートSの送り
量パルスPSを、制御部100に対して送ることができ
る。従って、このニップロール16による送り量パルス
PSのパルス数は、送り方向FSに送られているシート
Sの送り長さに対応している。
【0008】次に、第2の吐出手段30は、ヘッド5、
第2の長さ検出センサ19、別のセンサ7、バルブ1
4、供給管13および塗料供給タンク89などを有して
いる。塗料供給タンク89は、供給管13、バルブ14
を介してヘッド5に接続されており、このヘッド5は、
シートSの上面に対して塗布部200を間欠的に塗布す
るノズルを有している。
【0009】センサ7は、ヘッド3によりシートS上に
形成された塗布部200を検出する。このセンサ7が塗
布部200の始端を検出すると、退避手段400がロー
ル6およびヘッド5をシートSから退避させるようにし
ている。これにより、すでにシートS上に形成されてい
る塗布部200が、ヘッド5に接触してしまいヘッド5
のノズルに付着することを防ぐことができる。
【0010】第1の長さ検出センサ18は、ヘッド3に
よりシートS上に塗布された塗布部200の長さを検出
する。同様に第2の長さ検出センサ19は、ヘッド5に
よりシートSの上に塗布された塗布部200の長さを検
出する。上述したパルスジェネレータ15は、送り量パ
ルスPSを制御装置100に送るのであるが、この送り
量パルスの数に基づいて制御装置100がバルブ12の
開閉動作タイミングを制御する。しかも、センサ7が、
ヘッド3によりシートS上に塗布した塗布部200の始
端を検出すると、送り量パルスPSをカウントすること
で、制御部100はバルブ14の開閉動作タイミングの
制御をも行うことができる。
【0011】図4は、図1の塗布装置10におけるバル
ブ12およびバルブ14の開閉のタイミングと、形成さ
れる塗布部200の一例を示している。図4のタイムチ
ャートでは、シートSの塗布スピード(送り速度)はた
とえば40m/分であり、バルブ12は、時点t10で
閉じた状態から開いた状態となり、時点t11で開いた
状態から閉じる。バルブ14は時点t12で閉じた状態
から開いた状態になり、時点t13において開いた状態
から閉じた状態となる。
【0012】図4において、図1の制御装置100の指
令により、バルブ12が時点t10において閉じた状態
から開くと、所定の塗料供給遅れ時間T1分(たとえば
40ms)遅れて、図1のヘッド3がシートS上に塗布
部200を形成していく。そしてバルブ12が時点t1
1において開いた状態から閉じると、所定の遅れを伴
い、塗布部200の終端200bが形成される。このよ
うにして一番目の塗布部200は、始端200aから終
端200bまで形成されることになる。
【0013】一方バルブ14は、時点t12において、
閉じた状態から開く。時点t12でバルブ14が開く
と、所定の塗料供給遅れ時間T1後に、次の塗布部20
0の始端200aが始まり、塗布部200が形成されて
いく。そしてバルブ14が時点t13において開いた状
態から閉じた状態になると、所定の遅れ時間を伴って、
終端200bが形成される。このようにして、バルブ1
2とバルブ14を制御部100が開閉操作することによ
り、シートS上には塗布部200,200が未塗布部5
00をあけて間欠的に形成される。そして塗布部20
0,200の間の未塗布部500の長さL5がたとえば
20mmであり、その未塗布部500の形成時間は30
msである。
【0014】このシートSの塗布スピードと未塗布部の
長さに対する時間の一例を図7に示している。図7にお
いて、未塗布部500の長さをたとえば20mmとして
おり、この場合に、塗布スピードが20m/分であると
時間は60msである。同様にして塗布スピードが30
m/分であると時間は40msで、塗布スピードが40
m/分であると時間は30msであり、塗布スピードが
50m/分であると時間が24ms、塗布スピードが6
0m/分であると時間は20msとなる。
【0015】次に、上述した塗布装置の塗布動作例を説
明する。図5と図6は塗布装置10による塗布動作例を
示している。なお、各塗布部200は区別をつけるため
に200−1,200−2‥‥とする。図5(A)で
は、制御装置100の指令によりバルブ12が開くと、
ヘッド3には塗料供給タンク88から塗料が供給され
て、シートSの送り方向FSの移動により、塗布部20
0−1が形成されていく。シートSの移動によりパルス
ジェネレータ15がシートSの送り量パルスPSを制御
装置100に送っている。
【0016】図5(A)の塗布部200−1が図5
(B)のように第1の長さ検出センサ18の下を通る
と、第1の長さ検出センサ18は検出信号を制御装置1
00に送るので、制御装置100は、第1の長さ検出セ
ンサ18から検出信号をうけている間送り量パルスPS
をカウントする。これにより制御装置100は第1の長
さ検出センサ18の検出信号と送り量パルスPSに基づ
いて塗布部200−1の長さを検出できる。図5(A)
〜図5(B)のように、制御装置100の指令によりバ
ルブ12が閉じてヘッド3からのシートSへの塗料の供
給を停止すると、塗布部200−1の形成が終わる。そ
して1つ目の塗布部200−1から2つ目の塗布部20
0−2の間に所定の長さのスペースSPを設けるように
して、ヘッド3が塗布部200−2を形成する。この塗
布部200−2も塗布部200−1と同様にして長さを
検出する。このスペースSPの長さは、第1の長さ検出
センサ18がスペースSPを検出する間、制御装置10
0が送り量パルスPSの数をカウントすることにより、
検出することができる。このようにして制御装置100
は、塗布部200−1、塗布部200−2等の長さやス
ペースSPの長さを、送り量パルスPSに対応して得る
ことができる。
【0017】塗布ヘッド3は、塗布部200を一枚飛ば
しする要領でシートSの上面に対して塗布していくこと
ができる。そして制御装置100が第1の長さ検出セン
サ18で得た塗布部200−1や200−2等の長さお
よびスペースSPの長さに基づいて、制御装置100
は、塗布部200の長さとスペースSPの長さの補正量
を決定してバルブ12の開閉タイミングを微調整して、
次に形成する際の塗布部200の長さとスペースSPの
長さを所定値に正しく設定することができる。
【0018】次に図5(B)において、センサ7が1つ
目の塗布部200−1の始端200a−1を検出するこ
とで、図1の退避手段400,400がヘッド5とロー
ル5をシートSから退避させる。これによりヘッド5の
ノズルに対して塗布部200−1が接触しないようにす
る。接触を回避することでヘッド5のノズル部分の閉鎖
を防ぐことができる。しかもセンサ7は、1番目の塗布
部200−1の始端200a−1を検出して制御装置1
00に対して検出信号を送るので、制御装置100はそ
のタイミングによりバルブ14の切換えの開始準備をす
る。
【0019】図5(C)はこのようにヘッド5がシート
Sの塗布部200−1から退避している状態を示してい
る。そして図6(A)のように、次段のヘッド5は塗料
をシートSの上面に塗布することで、1番目の塗布部2
00−1と2番目の塗布部200−2の間のスペースS
Pの所定の位置に対して、塗布部200−3を塗布す
る。この塗布部200−3の塗布を始めるタイミングと
塗布長さは、図1の送り量パルスPSに基づいて、制御
装置9がバルブ14の開閉を行うことで実施できる。
【0020】そして図6(B)のように、塗布部200
−3が第2の長さ検出センサ19に近づくと、第2の長
さ検出センサ19が塗布部200−3の検出信号を制御
装置100に送る。制御装置100は、この第2の長さ
検出センサ19が検出している間送り量パルスPSをカ
ウントすることにより、塗布部200−3の長さを知る
ことができる。しかも塗布部200−3と前後の塗布部
200−1,200−2の間の未塗布部500,500
の長さも、この第2の長さ検出センサ19の検出信号を
基にして、制御装置100が送り量パルスPSをカウン
トすることで知ることができる。未塗布部500の長さ
と塗布部200−3の長さに基づいて、制御装置100
は、未塗布部500の長さおよび塗布部200−3の長
さが所定の値になるようにフィードバックをかけてバル
ブ14の開閉タイミングを微調整して補正することがで
きる。図6(C)では、塗布部200−2と塗布部20
0−4の間に塗布部200−5を、ヘッド5が形成して
いる。
【0021】以上のようにして、1番目のヘッド3が塗
布部200−1,200−2,200−4,200−6
というように順次間欠的にシートS上に形成していき、
かつもう1つのヘッド5が塗布部200−1,200−
2の間に塗布部200−3を形成し、塗布部200−2
と200−4の間に塗布部200−5を形成していくと
いった様にして、形成していく。この結果、形成された
塗布部200−1,200−3,200−2,200−
5,200−4,・・・の間には未塗布部500が形成
でき、形成された塗布部と未塗布部は図2と図3のよう
な様子になる。このように、2つのヘッド3,5をシー
トSの流れ方向に間隔をおいて配置して、1番目のヘッ
ド3が形成した塗布部の間に第2のヘッドが別の塗布部
を形成することから、シートに対する間欠的な塗布部の
形成生産能力が、約2倍に上昇する。つまり、2つのヘ
ッドで交互に余裕を持って塗布できるという理由からで
ある。
【0022】ところで、塗布スピード、すなわちシート
Sの送り速度は、たとえば好ましくは10〜50m/分
であるのが好ましい。この塗布スピードが10m/分よ
り小さいと、生産性が低くなる理由により好ましくな
い。また未塗布部の長さは、20mm〜100mmの間
で安定して塗布することが好ましい。未塗布部の長さが
20mmよりも小さいと、製品スペックの要求から好ま
しくない。また未塗布部の長さが100mmよりも長い
と、製品スペックの要求から好ましくない。
【0023】シートSを送り方向FSに送っていく時
に、第1の長さ検出センサ18、第2の長さ検出センサ
19およびセンサ7を用いて、制御装置100がバルブ
12,14の開閉動作の同期を取ることにより、塗布部
の長さおよび未塗布部の長さを、たとえばプラスマイナ
ス0.5mm以内の精度に止めることができる。
【0024】また図1のセンサ7が各塗布部200の始
端を検知することにより2つ目のヘッド5とロール6を
退避手段400が退避させるので、ヘッド5が塗布部に
より損傷を受けたり塗布部が付着してしまうというトラ
ブルを防ぐことができる。第1の長さ検出センサ18と
第2の長さ検出センサ19が、塗布部の長さおよび未塗
布部の長さを非接触で検出して制御装置100に対して
知らせる時に、制御装置100が送り量パルスPSのカ
ウントによりその塗布部と未塗布部の長さをそれぞれ知
ることができるので、制御装置100はバルブ12,1
4の開閉タイミングを微妙にコントロールして塗布部と
未塗布部の長さを所定の値に近づけたりあるいは合致さ
せることが可能である。上述した実施の形態では、バッ
テリの原反用のシートに対して塗料を塗布する例を挙げ
ている。このように塗料を間欠的に塗布するのは、次の
理由からである。つまり未塗布部にリード線を付けて、
塗布部と未塗布部の1組のパターンの電極シートごとに
切断するためである。そして、この電極シートはさらに
数本に細く分割されて、未塗布部と電極と塗布部を有す
る細い電極シートが出来る。この細い電極シートはリチ
ウムイオン電池の正極や負極として用いる。本発明は、
これに限らず、他の分野において移動するシート上の対
象物に対して塗料以外の粘性物を間欠的に付着する場合
にも用いることができる。また、本発明の図示の実施の
形態は、第1の吐出手段と第2の吐出手段を有するが、
第1〜第3の吐出手段以上を備えるようにしてもよい。
なお、退避手段400としては、カム機構あるいはシリ
ンダのような装置を用いることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動している帯状の対象物に対して間欠的に粘性物を塗
布していく場合であっても、塗布スピードを上げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布装置の一例を示す図。
【図2】図1の塗布装置のシートに対して形成された塗
布部と未塗布部の一例を示す図。
【図3】図2のシートと塗布部および未塗布部を示す側
面図。
【図4】本発明における2つのバルブの開閉タイミング
と塗布部および未塗布部の一例を示す図。
【図5】第1の吐出手段と第2の吐出手段による塗布部
の形成状態を示す図。
【図6】第1の吐出手段と第2の吐出手段による塗布部
および未塗布部の形成していく状態を示す図。
【図7】塗布スピードと未塗布部の時間の一例を示す
図。
【図8】従来の塗布装置におけるバルブの開閉に伴う塗
布部の形成例を示す図。
【図9】図8の従来例における塗料供給遅れ時間の一例
を示す図。
【符号の説明】
S・・・シート(対象物)、3,5・・・ヘッド、7・
・・センサ、10・・・塗布装置、12,14・・・バ
ルブ、18・・・第1の長さ検出センサ、19・・・第
2の長さ検出センサ、20・・・第1の吐出手段、30
・・・第2の吐出手段、100・・・制御装置、200
・・・塗布部、400・・・退避手段、500・・・未
塗布部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/02 H01M 4/04 H01M 10/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動している帯状の対象物に対して、粘
    性物を間欠的に塗布する塗布装置において、 移動している対象物上に粘性物を間欠的に吐出して塗布
    するための第1の吐出手段と、 第1の吐出手段が対象物上に間欠的に粘性物を塗布して
    形成した塗布部間に、粘性物を対象物に間欠的に塗布し
    て塗布部を形成するための第2の吐出手段と、を少なく
    とも備えることを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 第2の吐出手段は、 第1の吐出手段で塗布された塗布部に第2の吐出手段の
    要素が接触するのを防ぐために、第1の吐出手段で塗布
    された塗布部を検出するセンサと、 センサにより第1の吐出手段で塗布された塗布部を検出
    すると、第2の吐出手段の要素を対象物から退避させる
    退避手段と、を備える請求項1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 第2の吐出手段の要素は、 第2の吐出手段の塗布用のヘッドと、対象物を送るため
    のロールを含む請求項1に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 第1の吐出手段により塗布された塗布部
    と、第2の吐出手段により塗布された塗布部との間に
    は、未塗布部が形成されており、 対象物は、バッテリの金属箔シートである請求項1に記
    載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 第1の吐出手段は、 第1の吐出手段が対象物に塗布した塗布部の塗布長さを
    検出する第1の長さ検出センサを備え、 第2の吐出手段は、 第2の吐出手段が対象物に塗布した塗布部の塗布長さ
    と、未塗布部の長さを検出する第2の長さ検出センサを
    備え、 第1の長さ検出センサからの長さ検出信号に基づいて第
    1の吐出手段による次回の塗布部の塗布長さを調整して
    所定長さにするとともに、第2の長さ検出センサからの
    長さ検出信号に基づいて第2の吐出手段による次回の塗
    布部の塗布長さを調整して所定長さにするための制御装
    置と、を備える請求項4に記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 制御装置は、対象物の移動量を測定する
    移動量測定手段からの出力パルスと第1の長さ検出セン
    サの検出信号と又は第2の長さ検出センサの検出信号に
    より各塗布部の長さと未塗布部の長さを測定する請求項
    5に記載の塗布装置。
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