JPH10277463A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH10277463A
JPH10277463A JP9085320A JP8532097A JPH10277463A JP H10277463 A JPH10277463 A JP H10277463A JP 9085320 A JP9085320 A JP 9085320A JP 8532097 A JP8532097 A JP 8532097A JP H10277463 A JPH10277463 A JP H10277463A
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JP
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coating
sheet
head
electrode mixture
application
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JP9085320A
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Kazuo Takahashi
和雄 高橋
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Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布スピードを向上させても、高精度に塗布
剤を塗布し、高品質なバッテリー原反等を生産する塗布
装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る塗布装置は、被塗布物に対
向して配設され、被塗布物に塗布液を吐出するヘッド3
と、ヘッド3の内部に形成され、塗布液を滞留させる滞
留部10aと、滞留部10a内に配設され、上下動作す
ることにより塗布液を吐出させる可動部品11とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料を被塗布物に
塗布する塗布装置に関し、詳しくは、バッテリー原反等
のシート状の被塗布物に塗料を間欠塗布する塗布装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムマンガン二次電池は、LiMn
24を主体とした合剤をアルミ箔の表面に所定の厚さで
塗布した陽極板とLi箔やLiとAlとの合金箔等から
なる陰極板とが、絶縁体からなるセパレータを介して積
層巻きにされている。
【0003】陽極板の内周端部には、Alからなる陽極
リードが接続されており、この陽極リードは電池蓋に接
続されている。また、陰極板の外周端部には、Niから
なる陰極リードが接続されており、この陰極リードは電
池缶の底面に接続されている。
【0004】したがって、陽極板を長い帯状に連続的に
製造し、これを所定の長さに切って1枚の陽極板として
使用する場合は、合剤を塗布した塗布部と陽極リードを
接続するために合剤を塗布していない非塗布部とを順次
に形成する必要がある。
【0005】このように、塗布部と非塗布部とが形成さ
れた陽極板を製造する際には、図5に示すように、一対
の支持部材21間に配されたシャッタ部材22を有する
塗布装置20が使用されている。
【0006】このような塗布装置20によりリチウムマ
ンガン二次電池の陽極板を製造するには、先ず、滞留部
23に塗布剤24を滞留させる。
【0007】このように滞留部23に塗布剤24を滞留
させた状態で、Al箔25をA方向に送り出す。そし
て、Al箔25を一定速度でA方向へ送りながら、シャ
ッタ部材22をB方向へスライドさせて所定の位置で所
定時間だけ静止させ、次に、ドクターブレート26に当
接するまでシャッタ部材22をB方向へスライドさせて
所定時間静止させ、これらの動作を順次繰り返す。
【0008】シャッタ部材22をC方向にスライドさせ
ると、このシャッタ部材22とドクターブレート26と
が離間する。このため、滞留部23からAl箔25へ塗
布剤24が供給され、更にこの塗布剤24がドクターブ
レート26によって掻き取られて、塗布剤がAl箔25
に所定の厚さに塗布される。
【0009】また、シャッタ部材22をB方向にスライ
ドさせてドクターブレート26に当接させると、滞留部
23からAl箔25への塗布剤24の供給が止まり、塗
布剤24は、Al箔25には塗布されない。
【0010】したがって、シャッタ部材22をB方向及
びC方向へスライドさせる動作を繰り返すことにより、
Al箔25上に塗布剤24を間欠塗布することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高品質
な製品を安価に供給しようとすると、寸法当の正確さと
高速化が同時に要求され、上述したような塗布装置20
では、以下に述べるような種々の問題が生じている。
【0012】先ず、第1の問題としては、図6に示すよ
うに、生産の高速化を図り、生産スピードを高くする
と、一定の塗布領域を形成するためには、シャッター部
材22の開閉動作のスピードを速くする必要が生じてく
る。なお、図6は、縦軸にA方向における長さが20m
mの非塗布部を形成する時間[msec]を示し、横軸
に生産スピード[m/min]を示した図である。この
ように、シャッター部材22のスピードを速くすると、
シャッター部材22を駆動するモーター自体のイナーシ
ャが増えるので、あまりシャッター部材22のスピード
を速くすることができない。このようにシャッター部材
22は、生産スピードを向上させて塗布を行うと、図7
に示すように、生産スピードと比例して塗布する領域の
A方向における長さ寸法がばらついてしまう。
【0013】第2の問題としては、シャッタ部材22を
開閉動作する際において、高速でシャッタ部材22を動
作させると、塗布剤24が飛散が生じてしまう。すなわ
ち、この塗布装置20においては、塗布剤24自体の重
さで塗布剤24を吐出させているので、シャッタ部材2
2を高速で切ると、滞留部23内において塗布剤24の
上面が上下し、塗布剤24の吐出量が不安定になり塗布
する領域のA方向における塗布部及び非塗布部の長さ寸
法がばらついてしまう。したがって、塗布剤24を飛散
しているにも関わらずAl箔25上に塗布剤24を塗布
すると、品質的な向上を図ることが困難となる。
【0014】第3の問題としては、生産工程の高速化を
図り、塗布剤24の塗布スピードを向上させると、この
塗布スピードに比例して上述した塗布剤24の塗布され
る範囲のばらつきが大きくなってしまう。このことは、
塗布時における機械的な精度に起因するシャッター部材
22の動作のばらつきが塗布剤24の吐出量に影響を及
ぼすことによる。
【0015】本発明は、上述したような実情に鑑みて提
案されたものであり、塗布スピードを向上させても、高
精度に塗布剤を塗布し、高品質なバッテリー原反等を生
産する塗布装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明にかかる塗布装置は、被塗布物に対向して配設さ
れ、被塗布物に塗布液を吐出するヘッドと、ヘッドの内
部に形成され、塗布液を滞留させる滞留部と、滞留部内
に配設され、上下動作することにより塗布液を吐出させ
る可動部品とを有することを特徴とするものである。
【0017】なお、この塗布装置は、滞留部内の塗布液
に対して圧力を加える圧力印加手段を有することが望ま
しい。
【0018】また、この塗布装置は、塗布位置を検出す
るセンサーと、センサーにより検出した塗布位置と可動
部品の上下動作との同期をとりながら塗布液を塗布する
制御手段とを有することが望ましい。
【0019】また、この塗布装置は、被塗布物進行方向
における塗布部及び非塗布部の長さ寸法をセンサーで検
出し、フィードバックして塗布液を塗布する制御手段を
有することが望ましい。
【0020】また、可動部品は、ヘッドの外部に備えら
れている駆動手段により上下動作させても良い。
【0021】このように構成された塗布装置は、滞留部
内に配設され、上下動作することにより塗布液を吐出さ
せる可動部品を有しているので、可動部分の慣性モーメ
ントを小さくすることが可能であり、かつ、小さな駆動
力で可動部品を駆動させることができるので、機械的な
ばらつきを少なくし、塗布液の吐出量のばらつきを少な
くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる塗布装置に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】本発明に係る塗布装置は、図1に示すよう
に、例えば銅箔やアルミ箔等のシート上に所定の厚さで
電極となる電極合剤を間欠塗布する塗布装置に適用する
ことが可能である。
【0024】この塗布装置1は、図1に示すように、電
極となる電極合剤が塗布されるシート2に対向して配設
された塗布ヘッド3と、この塗布ヘッド3内部に圧力を
印加する圧力印加機構4と、塗布ヘッド3内部に電極合
剤を供給する電極合剤供給機構5と、電極合剤を間欠塗
布するように塗布ヘッド3を駆動させる塗布ヘッド駆動
機構6と、シート2を所定量だけ送るシート送り機構7
と、シート2の位置等を検出するセンサー8と、センサ
ー8からの信号が入力され、圧力印加機構4、電極合剤
供給機構5、塗布ヘッド駆動機構6、シート送り機構7
を制御する制御回路9とを有する。
【0025】シート2は、図2及び図3に示すように、
塗布ヘッド3により電極となる電極合剤が塗布されるも
のである。このシート2は、例えば銅やアルミ等からな
り、約100〜1300mm程度の幅寸法t1を有し、
約5〜50μm程度の厚さt2を有するように成形され
ている。そして、このシート2上には、電極合剤が塗布
される塗布部2aと電極合剤が塗布されない非塗布部2
bとがシート進行方向Aにおいて交互に形成される。ま
た、この非塗布部2bは、シート進行方向Aにおいて約
5〜100mm程度の長さ寸法t3で形成されている。
また、塗布部2aは、。厚さt4が約50〜200μm
程度に形成されている。
【0026】塗布ヘッド3は、シート2と対向して配設
されており、シート2に対して電極合剤を吐出するもの
である。この塗布ヘッド3は、図4に示すように、ブレ
ード10と、後述する塗布ヘッド駆動機構6により往復
動作される可動部品11と、ブレード10の上方に形成
された蓋体10cとを有する。
【0027】ブレード10は、電極合剤を滞留するとと
もに、空気が供給される滞留部10aを形成し、電極合
剤をシート2に吐出する吐出口10bを形成する。この
ブレード10は、シート2と同等の幅寸法を有するよう
に成形されている。また、このブレード10上には、蓋
体10cが配設され、この蓋体10c上に電極合剤供給
管5c及び空気供給管4bが配設され、電極合剤の塗布
時において、電極合剤及び空気が供給されるようになっ
ている。
【0028】可動部品11は、一方端がカムユニット6
bと接合され、他方端に吐出口10bを開閉させる開閉
弁11aを有する。この可動部品11は、電極合剤の塗
布時において上下方向Cに移動されることにより、滞留
部10aに滞留した電極合剤を吐出させる。この可動部
品11は、シート2上に塗布部2aを形成する場合には
上方に移動され、シート2上に非塗布部2bを形成する
場合には吐出部10bに当接するようになされている。
【0029】開閉弁11aは、ブレード10の吐出口1
0bを開閉するものである。この開閉弁11aは、シー
ト進行方向Aにおける幅が次第に小となされている。こ
のように、開閉弁11aは、シート進行方向Aにおける
幅が次第に小となされることにより、可動部品11が上
方に移動されると吐出口10bを開状態として電極合剤
を吐出させ、可動部品11が下方に移動されると吐出口
10bを閉状態として電極合剤を吐出させないようにす
る。
【0030】このような可動部品11は、滞留部10a
内に配設され、上下動作することにより電極合剤を吐出
させる構造となされているので、開閉弁10b及び図示
しない塗布ヘッド駆動機構により駆動される可動部品1
1の質量を小さくすることができる。したがって、この
可動部品11は、吐出口10bに対する慣性モーメント
を小さくすることができる。すなわち、慣性モーメント
は、吐出口10bの位置と開閉弁11aとの位置との距
離の値を2乗した値と、開閉弁11aとの質量との積に
より決定する。したがって、この開閉弁11aを小さく
することにより、慣性モーメントを小さくすることがで
きる。このように、慣性モーメントを小さくすることに
より、可動部品11を駆動させる駆動力を小さくするこ
とができ、電極合剤の塗布時においては、可動部品11
を高速で上下方向Cに駆動させても、機械的なばらつき
が大きくなってしまうようなことがなく、電極合剤の塗
布位置がばらつくようなことがない。
【0031】圧力印加機構4は、塗布ヘッド3の滞留部
10aに滞留している電極合剤の上面に圧力を印加する
ものである。この圧力印加機構4は、制御回路9からの
信号に応じて空気を供給する空気供給部4aと、この空
気供給部4aからの空気を塗布ヘッド3に導く空気供給
管4bとを有する。
【0032】この圧力印加機構4は、電極合剤の塗布時
において、制御回路9からの信号が入力され、空気供給
部4aにより空気が空気供給管4bへと供給される。そ
して、この空気供給管4bを通過した空気は、塗布ヘッ
ド3の滞留部10aに供給される。このように、空気が
塗布ヘッド3の滞留部10aに供給されることにより、
滞留部10a内に滞留している電極合剤の上面に圧力を
印加することができ、吐出口10bから吐出される電極
合剤を一定とすることができる。また、このような塗布
装置1は、圧力印加機構4により電極合剤の上面に圧力
を印加することにより、高速で可動部品11を上下方向
に動作させても、従来の塗布ヘッドのように電極合剤が
飛散するようなことがない。
【0033】電極合剤供給機構5は、塗布ヘッド3の滞
留部10aに電極合剤を供給するものである。この電極
合剤供給機構5は、電極合剤が蓄えられた電極合剤供給
部5aと、制御回路9からの信号が入力され、開閉動作
するバルブ5bと、塗布ヘッド3に連通された電極合剤
供給管5cとを有する。
【0034】このような電極合剤供給機構5において、
塗布ヘッド3に電極合剤を供給するときは、バルブ5b
を開き、電極合剤供給部5aに蓄えられた電極合剤を電
極供給管5cを通過させて塗布ヘッド3に供給する。ま
た、この電極合剤供給機構5において、塗布ヘッド3に
電極合剤を供給しないときは、バルブ5bを閉じ、電極
合剤供給部5aの電極合剤を電極合剤供給管5bに通過
させず、塗布ヘッド3に電極合剤を供給しない。
【0035】塗布ヘッド駆動機構6は、電極合剤を塗布
するように塗布ヘッド3を駆動させるものである。この
塗布ヘッド駆動機構6は、可動部品11が駆動する駆動
力を発生するサーボモーター6aと、このサーボモータ
ー6aが駆動することにより発生する駆動力を可動部品
11が上下方向Cに動作する方向の駆動力に変換するカ
ムユニット6bとを有する。
【0036】サーボモーター6aは、制御回路9からの
信号が入力されて、例えばモーターが回転駆動すること
により駆動力を発生させるものである。そして、カムユ
ニット6bは、サーボモーター6aが駆動することによ
り発生した駆動力が伝達され、可動部品11が上下方向
Cに動作する方向の駆動力に変換するものである。ここ
で、カムユニット6bには、塗布ヘッド3の内部から連
通している可動部品11の一方端が接続されている。し
たがって、このカムユニット6bは、サーボモーター6
aの駆動力を変換して可動部品11を上下方向Cに動作
させることができる。
【0037】このような塗布ヘッド駆動機構6におい
て、可動部品11の先端に形成されている開閉弁11a
を上下方向Cに動作させるには、制御回路9からの信号
がサーボモーター6aに入力され、サーボモーター6a
を駆動させて可動部品11を動作させるように駆動力を
発生させる。次に、このサーボモーター6aにより発生
した駆動力をカムユニット6bに伝達して、このカムユ
ニット6bによりサーボモーター6aの駆動力を可動部
品11が上下方向Cに駆動するような方向の駆動力に変
換する。そして、カムユニット6bに接続されている可
動部品11の一方端に駆動力を伝達することにより可動
部品11を上下方向Cに動作させる。
【0038】シート送り機構7は、入力される制御信号
に応じてシート2を所定量だけ送るものである。このシ
ート送り機構7は、シート2を所定量だけ移動させる駆
動力を発生する一対のニップロール7aと、このニップ
ロール7aを駆動させるパルスジェネレーター(以下、
PG7bと称する。)7bと、シート2を介して塗布ヘ
ッド3と対向するように配設されるバックアップロール
7cとを有する。
【0039】ニップロール7aは、例えば一対のローラ
からなり、シート2を挟持してシート進行方向Aに移動
させるものである。このニップロール7aは、入力され
る信号に応じて動作し、例えば制御信号が入力されるこ
とにより、約10m〜100m/min程度の速度で移
動させることが可能である。
【0040】PG7bは、制御回路9からの信号が入力
され、上述のニップロール7aを駆動させるものであ
る。このPG7bには、電極合剤を間欠塗布する場合に
おいて、制御回路9から例えば塗布部2a及び非塗布部
2bのシート進行方向Aにおける長さ寸法等の信号が入
力されるとともに、実際にニップロール7aがシート2
を送っている長さを送り量パルスとして制御回路9にフ
ィードバックさせている。ここで、PG7bは、シート
2が0.1mm進む毎に1パルスを発生させる。
【0041】バックアップロール7cは、シート2を介
して塗布ヘッド3と対向して配設され、シート2と接触
して配設される。このように、バックアップロール7c
は、シート2と接触して配設されることにより、塗布ヘ
ッド3から電極合剤を塗布しても、シート2が上下方向
に振動して、塗布位置がばらついてしまうようなことが
ない。
【0042】このようなシート送り機構7によりシート
2を移動させる際においては、先ず、制御回路9からシ
ート2を送る速度や、間欠塗布を行う場合においては塗
布部2a及び非塗布部2bのシート進行方向Aにおける
長さ寸法等の制御信号がPG7bに入力される。そし
て、このPG7bに入力された制御信号に応じてニップ
ロール7aを駆動させて、シート2を送る。このとき、
シート送り機構7により移動させたシート2の送り量を
送り量パルスとしてPG7bにより検出し、この送り量
パルスを制御回路9にフィードバックさせてシート送り
量の誤差を補正している。
【0043】センサー8は、電極合剤が塗布された位置
を検出することにより、シート2上に形成された塗布部
2a及び非塗布部2bのシート進行方向Aの長さ寸法を
検出するものである。
【0044】このセンサー8は、電極合剤が塗布された
シート2上の塗布部2aを検出することにより、電極合
剤を塗布する塗布位置を検出する。そして、このセンサ
ー8は、塗布位置を検出してこの検出結果を制御回路9
に入力する。そして、この制御回路9は、センサー8に
より検出された塗布位置と塗布ヘッド3との同期をとり
ながら塗布を行う。このように、センサー8は、塗布位
置を検出して、この塗布位置と塗布ヘッド3との同期を
とりながら塗布を行うことにより、高い精度で塗布部2
a及び非塗布部2bを形成することができる。
【0045】このように、センサー8は、塗布部2aの
塗布位置を検出するとともに、シート2上に形成された
塗布部2a及び非塗布部2bのシート進行方向Aの長さ
寸法を検出して制御回路9に検出結果を入力することに
より、シート2上に形成される塗布部2a及び非塗布部
2bのシート進行方向Aにおける長さ寸法を補正させる
ことができる。
【0046】制御回路9は、センサー8からの信号が入
力されるとともに、塗布ヘッド駆動機構6、シート送り
機構7に制御信号を出力することにより、制御を行うも
のである。
【0047】この制御回路9は、電極合剤を塗布する際
において、センサー8により検出された塗布部2a及び
非塗布部2bのシート進行方向Aにおける長さ寸法に誤
差がある場合には、塗布ヘッド3を駆動させるヘッド駆
動機構6へ入力する制御信号やシート2を送るシート送
り機構7へ入力する制御信号等を補正することにより、
補正量をフィードバックさせる。このように、フィード
バックを行い、塗布部2a及び非塗布部2bのシート進
行方向Aにおける長さ寸法に対して補正を行うことによ
り、シート進行方向Aにおける塗布部2a及び非塗布部
2bの長さ寸法を一定として塗布を行うことができる。
【0048】このように構成された塗布装置1は、シー
ト進行方向Aにおける幅が次第に小となされている開閉
弁11aと、上下動作することにより吐出口10bを開
閉する可動部品11を有するので、可動部品11の吐出
口に対する慣性モーメントを小さくすることが容易にで
きる。したがって、この塗布装置1によれば、可動部品
11の慣性モーメントを小さくすることにより、電極合
剤の塗布時においては、可動部品11を高速で上下方向
Cに駆動させても、大きな駆動力を必要とせず、機械的
なばらつきが大きくなってしまうようなことがなく、電
極合剤の塗布位置がばらつくようなことがない。したが
って、この塗布装置1によれば、高速で塗布を行って
も、機械的なばらつきが少なく、塗布位置がばらつくよ
うなことがない。したがって、この塗布装置1によれ
ば、生産スピードを向上させても、高品質なシート2を
提供することが可能である。
【0049】このように構成された塗布装置1によりシ
ート2上に電極合剤を間欠塗布する際には、先ず、制御
回路9からの制御信号によりバルブ5bが開かれ、電極
合剤が電極合剤供給部5aから電極合剤供給管5cを通
過して塗布ヘッド3に供給される。
【0050】次に、シート送り機構7を駆動させ、この
シート送り機構7によりシート進行方向Aに送られるシ
ート2の送り量をPG7bにより送り量パルスに変換す
る。そして、この送り量パルスを制御回路9に入力し、
制御回路9により塗布部2a及び非塗布部2bのシート
進行方向Aにおける長さ寸法に応じた生産設定値をサー
ボモーター6aに入力する。そして、このサーボモータ
ー6aは、入力された生産設定値により駆動し、カムユ
ニット6bを介して塗布ヘッド3の内部に連通する可動
部品11を上下方向Cに駆動させるような駆動力を発生
する。
【0051】ここで、開閉弁11aは、サーボモーター
6aの回転運動をカムユニット6bにより上下方向Cに
変換された駆動力により往復運動を行い、塗布ヘッド3
の滞留部10aに滞留している電極合剤の間欠吐出を行
うように動作する。
【0052】このとき、センサー8は、間欠塗布された
シート2の塗布部2aのシート進行方向Aにおける長さ
寸法を検出する。そして、このセンサー8により検出さ
れたシート2の塗布部2a及び非塗布部2bのシート進
行方向Aにおける長さ寸法を、制御回路9に入力して、
後の塗布部2a及び非塗布部2bを形成する際において
補正を行う。このように、センサー8で検出した塗布部
2aのシート進行方向Aにおける長さ寸法を制御回路9
に入力し、フィードバック制御して補正を行うことによ
り、例えば塗布部2a及び非塗布部2bのシート進行方
向Aにおける長さ寸法に生産設定値と誤差が生じていた
場合には、この誤差を補正するような補正量をフィード
バックして塗布を行う。
【0053】このように構成された塗布装置は、センサ
ー8により塗布部2aのシート進行方向Aにおける長さ
寸法を検出して、塗布位置の補正量をサーボモーター6
aにフィードバックさせながら塗布を行うので、塗布部
2a及び非塗布部2bのシート進行方向Aにおける長さ
寸法がずれてしまうようなことがない。したがって、こ
の塗布装置1は、例えば100m/min程度の速度で
シート2を送り、非塗布部2bのシート進行方向Aにお
ける長さ寸法を5mm〜100mm程度としても、安定
して電極合剤が塗布された高品質なシート2を作製する
ことができる。
【0054】なお、以上説明した塗布装置1では、例え
ばアルミ箔や銅箔等からなるシート2上に電極となる電
極合剤を間欠塗布する塗布装置について説明したが、本
発明を適用した塗布装置は、これに限られず、あらゆる
塗布装置に適用することが可能であることは勿論であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる塗布装置は、被塗布物に対向して配設され、被塗布
物に塗布液を吐出するヘッドと、上下動作することによ
り塗布液を吐出させる可動部品とを有しという構造を有
しているので、可動部品の小型化を容易に図ることがで
きる。したがって、この塗布装置によれば、可動部品の
慣性モーメントを小さくすることができ、塗布液を塗布
する際、可動部品を上下動作させるために大きな駆動力
を必要とせず、機械的なばらつきを小さくすることが可
能である。したがって、この塗布装置によれば、高速で
被塗布物を移動させながら間欠塗布を行っても、高精度
に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した塗布装置の一例を示す構成図
である。
【図2】電極合剤が間欠塗布されたシートの一例を示す
平面図である。
【図3】電極合剤が間欠塗布されたシートの一例を示す
側面図である。
【図4】電極合剤を塗布する塗布ヘッドの一例を示す断
面図である。
【図5】従来の塗布装置を示す斜視図である。
【図6】従来の塗布装置における非塗布部を形成する時
間と生産スピードとの関係を示す図である。
【図7】従来の塗布装置における塗布剤が塗布された塗
布部のばらつきと生産スピードとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布装置、2 シート、3 塗布ヘッド、4 圧力
印加機構、5 電極合剤供給機構、6 塗布ヘッド駆動
機構、7 シート送り機構、8 センサー、10a 滞
留部、10b 吐出口、11 可動部品、11a 開閉

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗布物に対向して配設され、被塗布物
    に塗布液を吐出するヘッドと、 上記ヘッドの内部に形成され、塗布液を滞留させる滞留
    部と、 上記滞留部内に配設され、上下動作することにより塗布
    液を吐出させる可動部品とを有することを特徴とする塗
    布装置。
  2. 【請求項2】 上記滞留部内の塗布液に対して圧力を加
    える圧力印加手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 塗布位置を検出するセンサーと、 上記センサーにより検出した塗布位置と可動部品の上下
    動作との同期をとりながら塗布液を塗布する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 被塗布物進行方向における塗布部及び非
    塗布部の長さ寸法を上記センサーで検出し、フィードバ
    ックして塗布液を塗布する制御手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 上記可動部品は、上記ヘッドの外部に備
    えられている駆動手段により上下動作されることを特徴
    とする請求項1記載の塗布装置。
JP9085320A 1997-04-03 1997-04-03 塗布装置 Withdrawn JPH10277463A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024854A (ja) * 2001-07-16 2003-01-28 Kawakami Tekkosho:Kk コーティング装置
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JP2015026471A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 塗工ヘッド及びこれを用いた塗工装置

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