JP3484852B2 - 太陽電池の製造方法 - Google Patents
太陽電池の製造方法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/541—CuInSe2 material PV cells
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Description
つ高効率な薄膜太陽電池に関する。
膜太陽電池を用いたものが最も高い変換効率(17%以
上)を示す可能性が示されている。これらの技術につい
ては、たとえば、Blossらによる解説(progress in pho
tovoltaic, 3(1995) p3)に詳しく述べられている。通
常、薄膜太陽電池の場合、図4に示した透明導電膜5の
位置から明らかなように、基板を通して光を入射させる
構造(スーパーストレイト型(b))とそうでないもの
(サブストレイト型(a))がある。実際、a−Siや
CdTe薄膜太陽電池においては、前者のスーパースト
レイト型構造においてより高い変換効率が得られてい
る。一方、CuInSe2系薄膜太陽電池においては、
サブストレイト型構造においてより高い変換効率を得る
ことができる。この理由としては、光吸収層の作製プロ
セス温度や接合の構造に関係している。たとえば、Cd
Te薄膜太陽電池の作製プロセスでは、最も望ましい接
合であるCdS薄膜とCdTe薄膜は、CdTe薄膜を
作製する温度の600℃程度では、若干の相互拡散があ
るが、大きくお互いの膜品質を損なうものではない。む
しろ、その接合部にCdTeとCdSの混晶薄膜が若干
あるほうが望ましい。一方、電極上にCdTe薄膜を6
00℃程度の温度で形成しても、CdTe薄膜とよいオ
ーミック性を保ちながらかつCdTe薄膜の膜質を損な
わない導電性薄膜材料としてすぐれたものが現在のとこ
ろ開発されていない。これらのことが、CdTe薄膜太
陽電池において、ガラス基板/透明導電膜(たとえば、
SnO2)/窓層(たとえば、CdS)/CdTe/裏
面電極(たとえば、グラファイトなど)のスーパースト
レイト構造が高い変換効率を示している理由である。C
uInSe2薄膜太陽電池における事情は、CdTe薄
膜太陽電池とまったく逆である。高品質なCu(In,
Ga)Se2やCuIn(S,Se)2などのCuInS
e2系薄膜を作製するためには、プロセス温度として5
00℃以上の温度が必要である。この温度での接合の相
手であるCdS薄膜は、CuInSe2系薄膜からの主
にCuの拡散が生じ、良好な接合ができないのに対し、
Mo電極との間においてはCuInSe2系薄膜とのオ
ーミック性やCuInSe2系薄膜の膜品質を損なわな
い。その結果、CuInSe2系薄膜太陽電池では、ガ
ラス/裏面電極(Mo)/CuInSe2系薄膜/Cd
S/透明導電膜(たとえば、ZnO:Alなど)のよう
なサブストレイト型構造において高い変換効率が得られ
ている。
CuInSe2系薄膜太陽電池は、サブストレイト型構
造で17%以上の変換効率が実現されており、薄膜太陽
電池としては最も高性能な太陽電池である。しかし、太
陽電池が、野外での携帯用電気機器あるいは宇宙用の電
源として要求される仕様は、高性能でかつ軽量であるこ
とである。サブストレイト型構造の太陽電池の重さは、
基板そのものの重さでほとんどきまってしまうと考えて
よい。上記に述べた仕様をCuInSe2系薄膜太陽電
池において実現するためには、高性能化ができるサブス
トレイト型太陽電池の製造方法を保持しながらいかに軽
量化を図るかが本発明の解決しようとする課題である。
1の基板上に第1の薄膜を設ける工程と、導電性薄膜を
設ける工程と、ABC2(A=Cu,Agのうちの少な
くとも1元素、B=In,Ga,Alのうちの少なくと
も1元素、C=S,Se,Teのうちの少なくとも1元
素)薄膜を設ける工程と、前記ABC2薄膜と電気的接
合を形成できる窓層を設ける工程と、透明導電膜を設け
る工程と、前記透明導電膜上の一部に外部との電気接続
用パッドを設ける工程を順次行った後、第2の基板(透
光性)と前記までの工程を施した第1の基板とを透明な
接着剤で接着する工程と、第1の基板のみを第1の薄膜
を除去することによって分離する工程とからなることを
特徴とする太陽電池の製造方法によって解決することが
できる。このとき、前記第1の薄膜を設ける工程と導電
性薄膜を設ける工程の間に分離促進層を設けることが好
ましい。
ける工程と導電性薄膜を設ける工程とABC2(A=C
u,Agのうちの少なくとも1元素、B=In,Ga,
Alのうちの少なくとも1元素、C=S,Se,Teの
うちの少なくとも1元素)薄膜を設ける工程と前記AB
C2薄膜と電気的接合を形成できる窓層を設ける工程と
透明導電膜を設ける工程と外部との電気接続用パッドを
設ける工程と第2の基板と前記までの工程を設けた第1
の基板とを透明な接着剤で接着する工程と前記接着され
た基板を前記低融点薄膜が融解する温度まで加熱して第
1の基板を分離する工程とからなることを特徴とする太
陽電池の製造方法によっても以上に述べた課題を解決す
ることができる。この時、前記低融点薄膜を設ける工程
と導電性薄膜を設ける工程の間に分離促進層を設けるこ
とがより望ましい。
膜たとえば、SiO2やAl2O3であるか、もしくは1
00ミクロン以下の厚さのマイクロシートガラスである
ことが好適であり、前記第1の薄膜が、Al,In,G
aのいずれかからなること、及び前記記低融点薄膜が、
In,Ga,Sn,Teのいずれかからなることが望ま
しい。
ら図3までを用いて説明する。
膜2を約1ミクロン程度の厚さで蒸着する。(図2(a)
参照)その上に下部電極であるMo電極を約1ミクロン
の厚さで蒸着する。(図2(b)参照)この時、分離促進
層4としてSiO2薄膜あるいはAl2O3を約1ミクロ
ン程度の厚さでスパッター蒸着するか100ミクロン以
下好ましくは50ミクロン程度の厚さのマイクロシート
ガラスをAl薄膜に接着しておいても良い。(図2
(b)’参照)以下図面では分離促進層4を省略して示
す。光吸収層であるたとえば、Cu(In,Ga)Se
2薄膜5は、基板温度550℃程度で蒸着によって約2
ミクロン程度の厚さで形成する。もちろんプロセスは、
蒸着に限ることはない。さらに、光吸収層との電気的接
合を形成するために窓層6を蒸着や化学的析出法によっ
て形成する。最も適した構成は、CdSを化学析出法で
形成(約0.05ミクロン厚)した後、蒸着などのPVD法
によってZnO薄膜を形成(約0.1-0.3ミクロン)する
ことである。透明導電膜6は、ITOあるいは、III族
元素(たとえば、B,Al,Gaなど)をドープしたZ
nO薄膜をスパッター蒸着などのPVD法によって形成
する。シート抵抗として10オーム程度になるようにぞ
れぞれの膜厚を調整する。たとえば、ITOでは、0.
1ミクロン程度、ドープされたZnO薄膜では、1ミク
ロン程度である。(図2(c)参照)以上の工程で太陽電
池のセルが完成するが、外部との電極端子の取り出しの
ために、機械的な加工によって下部電極3(Mo)の一
部を露出させ、外部電極取り出しパッド(NiCr/Au)を蒸
着によって形成する。(図2(d)参照)第2の基板11
として100ミクロン以下の厚さ好ましくは50ミクロ
ン程度のマイクロシートガラスに予め外部取り出し電極
9及び9’(スクリーン印刷等で厚さ10ミクロン以上
のもの)を形成しておき、樹脂性の透明接着剤10によ
って基板1上に作製した太陽電池デバイスを接着する。
(図2(e)参照)NaOHなどのアルカリ性の水溶液に
よって、Al薄膜2を溶かし、ガラス基板1から作製し
た太陽電池セルを分離し、マイクロシートガラス基板1
1を基板とするスーパーストレイト型の太陽電池セルを
得る。(図1参照)薄膜材料2は、Alに限ることはな
く、In、Gaなどの金属薄膜や最後の分離の工程を除
くすべての工程がドライプロセスの場合は、水溶性の薄
膜たとえば、NaClやKbrなどのI-VII族のイオン
性の材料を用いてもよい。
膜2を約1ミクロン程度の厚さで蒸着する。(図2(a)
参照)その上に下部電極であるMo電極を約1ミクロン
の厚さで蒸着する。(図2(b)参照)この時、分離促進
層4としてSiO2薄膜あるいはAl2O3を約1ミク
ロン程度の厚さでスパッター蒸着しておくか100ミク
ロン以下好ましくは50ミクロン程度の厚さのマイクロ
シートガラスをIn薄膜に熔着して用いてもよい。(図
2(b)’参照)以下図面では分離促進層4を省略して示
す。光吸収層であるたとえば、Cu(In,Ga)Se
2薄膜5は、基板温度550℃程度で蒸着によって約2
ミクロン程度の厚さで形成する。もちろんプロセスは、
蒸着に限ることはない。さらに、光吸収層との電気的接
合を形成するために窓層6を蒸着や化学的析出法によっ
て形成する。最も適した構成は、CdSを化学析出法で
形成(約0.05ミクロン厚)した後、蒸着などのPVD法
によってZnO薄膜を形成(約0.1-0.3ミクロン)する
ことである。透明導電膜6は、ITOあるいは、III族
元素(たとえば、B,Al,Gaなど)をドープしたZ
nO薄膜をスパッター蒸着などのPVD法によって形成
する。シート抵抗として10オーム程度になるようにぞ
れぞれの膜厚を調整する。たとえば、ITOでは、0.
1ミクロン程度、ドープされたZnO薄膜では、1ミク
ロン程度である。(図2(c)参照)以上の工程で太陽電
池のセルが完成するが、外部との電極端子の取り出しの
ために、機械的な加工によって下部電極3(Mo)の一
部を露出させ、外部電極取り出しパッド(NiCr/Au)を蒸
着によって形成する。(図2(d)参照)第2の基板11
として100ミクロン以下の厚さ好ましくは50ミクロ
ン程度のマイクロシートガラスに予め外部取り出し電極
9及び9’(スクリーン印刷等で厚さ10ミクロン以上
のもの)を形成しておき、樹脂性の透明接着剤10によ
って基板1上に作製した太陽電池デバイスを接着する。
(図2(e)参照)最後に、200℃に昇温したステージ
上に上記の接着された基板を置いてIn薄膜2を溶か
し、ガラス基板1から作製した太陽電池セルを分離し、
マイクロシートガラス基板11を基板とするスーパース
トレイト型の太陽電池セルを得る。(図1参照)薄膜材
料2は、Inに限ることはなく、Ga、Snなどの低融
点金属薄膜などのを用いてもよい。
いは2の工程によって図2(d)に示したように太陽電
池セルを複数個完成させた後、あらかじめ第2の基板1
1として100ミクロン以下の厚さ好ましくは50ミク
ロン程度のマイクロシートガラスに予め外部取り出し電
極9、9’及び複数個のセル(たとえば、d1、d2、
d3)を直列接続するための電極9''(スクリーン印刷
等で厚さ10ミクロン以上のもの)を形成しておき、樹
脂性の透明接着剤10によって基板1上に作製した太陽
電池セルd1、d2、d3を接着する。(図3参照)、
その後、また同様に実施の形態1及び2のいずれかの方
法によって、基板1を取り除き太陽電池モジュールを得
る。もちろん、上記に示した複数個の太陽電池は、同一
基板1上に一定のピッチで配置したものでもよい。
かつ軽量化が可能な薄膜太陽電池および太陽電池モジュ
ールを実現することができる。
製造工程の説明図
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の基板上に低融点薄膜を設ける工程
と導電性薄膜を設ける工程とABC2(A=Cu,Ag
のうちの少なくとも1元素、B=In,Ga,Alのう
ちの少なくとも1元素、C=S,Se,Teのうちの少
なくとも1元素)薄膜を設ける工程と前記ABC2薄膜
と電気的接合を形成できる窓層を設ける工程と透明導電
膜を設ける工程と外部との電気接続用パッドを設ける工
程を順次行った後、第2の基板と前記パットを設ける工
程までを施した第1の基板とを透明な接着剤で接着する
工程と、前記接着された基板を前記低融点薄膜が融解す
る温度まで加熱して第1の基板を分離する工程とからな
ることを特徴とする太陽電池の製造方法。 - 【請求項2】 低融点薄膜を設ける工程と導電性薄膜を
設ける工程の間に分離促進層を設けることを特徴とする
請求項1に記載太陽電池の製造方法。 - 【請求項3】 前記分離促進層が、絶縁性薄膜であるこ
とを特徴とする請求項2に記載の太陽電池の製造方法。 - 【請求項4】 前記絶縁性薄膜がSiO2、Al2O3の
いずれかであることを特徴とする請求項3に記載の太陽
電池の製造方法。 - 【請求項5】 前記分離促進層が、100ミクロン以下
の厚さのマイクロシートガラスであることを特徴とする
請求項2に記載の太陽電池の製造方法。 - 【請求項6】 前記低融点薄膜が、In,Ga,Sn,
Biのいずれかからなることを特徴とする請求項1又は
2に記載の太陽電池の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2の基板に予め外部接続用電極を
設けたものを用いることを特徴とする請求項1から6の
何れかに記載の太陽電池の製造方法。 - 【請求項8】 請求項5に示した第1の基板上に外部と
の電気接続用パッドを設ける工程までを経た複数個のセ
ルを予め第2基板上に設けた外部接続電極によって直列
接続できるように配置し、第2の基板と前記までの工程
を設けた第1の基板とを透明な接着剤で接着する工程と
前記接着された基板を前記低融点薄膜が融解する温度ま
で加熱して第1の基板を分離する工程とからなることを
特徴とする太陽電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00455196A JP3484852B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 太陽電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00455196A JP3484852B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 太陽電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09199737A JPH09199737A (ja) | 1997-07-31 |
JP3484852B2 true JP3484852B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=11587193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP00455196A Expired - Fee Related JP3484852B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 太陽電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3484852B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6411259B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2018-10-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 太陽電池の製造方法 |
WO2019214061A1 (zh) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 北京汉能光伏投资有限公司 | 太阳能电池组件、太阳能光电幕墙 |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP00455196A patent/JP3484852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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