JP3484671B2 - 緩衝装置付き折りたたみ自転車フレーム - Google Patents
緩衝装置付き折りたたみ自転車フレームInfo
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Description
たたみ自転車用フレームに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の折りたたみ自転車フレームとして
は、特公昭63−24869号および特公昭62−48
639号公報に開示されているような構造、すなわち、
フレームの構成パイプを多くのジョイント部分すなわ
ち、軸とこの軸を受けるブラケットで構成し一部の固定
を解除することによって折りたためる構造のフレームが
知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
折りたたみ自転車フレームにおいては、多くのジョイン
ト部分を有するが、これらのジョイント部は折りたたみ
の機能を実現するためだけに使用されているので、乗車
時に、ジョイント部の撓みや捩じれによって、ジョイン
トの多い構造が剛性不足の原因になるものであった。そ
して、後車輪の振動を緩衝する緩衝機構を設けると、さ
らに剛性不足を招くと考えられ、後車輪の緩衝機構は提
供されておらず、乗り心地が悪いものであった。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め本発明はジョイント部を折りたたみのための機構と、
ジョイント部が回転自在であることを利用し後車輪から
の振動の緩衝機構と兼用させ快適な乗り心地を提供する
ためになされたもので、前端をヘッドパイプに軸着し、
後端をシートチューブの上部に軸着している上ステイ
と、前端をヘッドチューブに固着し、後端に主軸を固着
しているメインチューブと、前部の上端を前記シートチ
ューブの下端に軸着し、前部の下端にブラケット付きハ
ンガーを固着しているリヤステーとの四者と、前記ハン
ガーのブラケットにメインチューブの後端の主軸を軸着
連結して自転車フレームの四節限定連鎖フレームの前半
部を構成し、この四節限定連鎖フレームの前半部のメイ
ンチューブの後端寄り中間位置と、リヤステーの前部ま
たはシートチューブの下端との間に緩衝装置を連結固定
して前記四節限定連鎖フレームを所要に規制し、リヤス
テーと接続する自転車フレームの後半部に取付けた後輪
からの振動を減衰すると共に、緩衝装置の固定を解除す
ることによってメインチューブの後端の主軸を中心にし
て自転車フレームの後半部を四節限定連鎖フレームの前
半部のメインチューブの下側に回転させ、これに連結し
ている四節限定連鎖フレームの前半部を折りたたむこと
を特徴とする緩衝装置付き折りたたみ自転車フレームに
ある。 【0005】 【発明の実施の形態】前端をヘッドパイプに軸着し、後
端をシートチューブの上部に軸着している上ステイと、
前端をヘッドチューブに固着し、後端に主軸を固着して
いるメインチューブと、前部の上端を前記シートチュー
ブの下端に軸着し、前部の下端にブラケット付きハンガ
ーを固着しているリヤステーとの四者と、前記ハンガー
のブラケットにメインチューブの後端の主軸を軸着連結
して自転車フレームの四節限定連鎖フレームの前半部を
構成し、この四節限定連鎖フレームの前半部のメインチ
ューブの後端寄り中間位置と、リヤステーの前部の下端
との間に緩衝装置を連結固定して前記四節限定連鎖フレ
ームを所要に規制し、リヤステーと接続する自転車フレ
ームの後半部に取付けた後輪からの振動を減衰すると共
に、緩衝装置の固定を解除することによってメインチュ
ーブの後端の主軸を中心にして自転車フレームの後半部
を四節限定連鎖フレームの前半部のメインチューブの下
側に回転させ、これに連結している四節限定連鎖フレー
ムの前半部を折りたたむことを特徴とする緩衝装置付き
折りたたみ自転車フレーム。 【0006】 【実施例】以下、本発明の緩衝装置付き折りたたみ自転
車フレームの実施例を図面に基づいて説明すると、自転
車フレーム1の四節限定連鎖フレームの前半部1aの一
部を構成するメインチューブ2の前端にハンドルポスト
やフロントホークを保持するヘッドパイプ3を固着し、
後端に主軸4を設ける。 【0007】ハンガーパイプ5、チェーンステー6、シ
ートスティ7、リヤステー8、後ツメ9で自転車フレー
ム1の後半部1bを設ける。前記チェーンステー6とシ
ートスティ7は、そのいずれか一方を省略してもよいも
のである。 【0008】前記ハンガーパイプ5には、ハンガーブラ
ケット10を設け、このハンガーブラケット10の先端
を前記主軸4に嵌合してメインチューブ2と回転自在に
軸着する。 【0009】リヤステー8の上部にシートブラケット1
1を設け、このシートブラケット11に支軸12と主軸
13を上下に配し、シートチューブ14の下端を支軸1
2に軸着し、緩衝装置15の一方端を前記支軸13に軸
着し、シートチューブ14と緩衝装置15の一方端を回
転自在に軸着する。この時のサドルに乗った乗員の体重
が緩衝装置15を圧縮するようにシートブラケット11
の支軸12とメインチューブ2の主軸4の位置を決め
る。実施例の図面では、シートチューブ14とリヤステ
ー8の前部との軸線が前後に近接している。 【0010】緩衝装置15の他方端はメインチューブ2
に設けられた緩衝装置受ブラケット16にカムで締付固
定が出来るクイックレバー17で軸着される。緩衝装置
受ブラケット16には切り溝18があり、この切り溝1
8の方向はガイド19に導かれるクイックレバー17の
軌跡に合わせる。 【0011】上スティ20の前端と後端には軸受け21
と22を設け、その前端の軸受け21をメインチューブ
2の前端に設けたフロントブラケット23の軸24に嵌
合し、その後端の軸受け22をシートチューブ14の上
端に設けたリヤブラケット25の軸26に嵌合し、上ス
ティ20をメインチューブ2およびシートチューブ14
に対して回転自在に軸着する。 【0012】シートチューブ14の上端にはシートポス
トを固定するためのシートピン27を具える。メインチ
ューブ2、リヤステー8、シートチューブ14、上ステ
ィ20の四者にて自転車フレーム1の四節限定連鎖フレ
ームの前半部1aを構成する。この四節限定連鎖フレー
ムの前半部1aはメインチューブ2とリヤステー8とに
緩衝装置15を接続して、所要に規制する。緩衝装置1
5とメインチューブ2の接続はメインチューブ2上の緩
衝装置受ブラケット16に固定される。緩衝装置15と
リヤステー8の接続は、シートチューブ14としてもよ
いものである。 【0013】この緩衝装置15と緩衝装置受ブラケット
16の固定解除をすることによって主軸4を中心にして
自転車フレーム1の後半部1bを、自転車フレーム1の
四節限定連鎖フレームの前半部1aのメインチューブ2
の下側に回転させ、これに連結している自転車フレーム
1の四節限定連鎖フレームの前半部1aを図2のように
折りたたむことができる。この時にクイックレバー17
で固定を解除された緩衝装置15がメインチューブ2上
の緩衝装置受ブラケット16の切り溝18にうまく誘導
されるようにガイド19を設ける。このガイド19はメ
インチューブ2にガイド受け28によって回転自在に取
付けられる。 【0014】前記緩衝装置15は、無負荷時は両端を所
要伸張寸法を維持する。そして両端に圧力を受けると縮
小して緩衝するものである。 【0015】 【発明の効果】本発明の緩衝装置付き折りたたみ自転車
フレームは、その四節限定連鎖フレーム・前半部の各部
の全ての軸を中心に折りたたむための機構だけでなく、
路面から振動を吸収するための機構にも利用しているの
で簡単な構造で、各部の強度を大きく取る必要がなく、
車体重量も軽量にできる。 【0016】乗員が座りサドルに体重をかけて走行した
時と、サドルには座らず立ち漕ぎした時では緩衝装置に
入力される圧縮力が異なり、さらにこの圧縮力の差も設
定できるので、サドルに座っての走行では緩衝装置のバ
ネ強さを柔らかくしたのと同様の効果になり小さな振動
でも緩衝装置が十分に沈み込むようにでき、サドルに座
らずに立ち漕ぎした時は緩衝装置のバネ強さを固くした
のと同様の効果になり立ち漕ぎで体重を掛けてペダルを
踏んでも緩衝装置のよけいな沈み込みを防止できるので
ペダル踏力のロスを抑えながら、快適な乗り心地を提供
することができるのである。 【0017】また緩衝装置の一個所の固定を解除するだ
けで、簡単に自転車フレームの展開と折りたたみを行う
ことができ、取扱いが便利である。
面図。 【図2】同じく、その折りたたんだ状態の正面図。 【符号の説明】 1 自転車フレーム 1a 四節限定連鎖フレームの前半部 1b 後半部 2 メインチューブ 3 ヘッドパイプ 4 主軸 5 ハンガーパイプ 6 チェーンステー 7 シートスティ 8 リヤステー 9 後ツメ 10 ハンガーブラケット 11 シートブラケット 12 支軸 13 支軸 14 シートチューブ 15 緩衝装置 16 緩衝装置受ブラケット 17 クイックレバー 18 切り溝 19 ガイド 20 上スティ 21 軸受け 22 軸受け 23 フロントブラケット 24 軸 25 リヤブラケット 26 軸 27 シートピン 28 ガイド受け
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前端をヘッドパイプに軸着し、後端をシ
ートチューブの上部に軸着している上ステイと、前端を
ヘッドチューブに固着し、後端に主軸を固着しているメ
インチューブと、前部の上端を前記シートチューブの下
端に軸着し、前部の下端にブラケット付きハンガーを固
着しているリヤステーとの四者と、前記ハンガーのブラ
ケットにメインチューブの後端の主軸を軸着連結して自
転車フレームの四節限定連鎖フレームの前半部を構成
し、この四節限定連鎖フレームの前半部のメインチュー
ブの後端寄り中間位置と、リヤステーの前部またはシー
トチューブの下端との間に緩衝装置を連結固定して前記
四節限定連鎖フレームを所要に規制し、リヤステーと接
続する自転車フレームの後半部に取付けた後輪からの振
動を減衰すると共に、緩衝装置の固定を解除することに
よってメインチューブの後端の主軸を中心にして自転車
フレームの後半部を四節限定連鎖フレームの前半部のメ
インチューブの下側に回転させ、これに連結している四
節限定連鎖フレームの前半部を折りたたむことを特徴と
する緩衝装置付き折りたたみ自転車フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11011999A JP3484671B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 緩衝装置付き折りたたみ自転車フレーム |
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JP2000302078A JP2000302078A (ja) | 2000-10-31 |
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ID=14527527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11011999A Expired - Fee Related JP3484671B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 緩衝装置付き折りたたみ自転車フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3484671B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105216938A (zh) * | 2015-10-27 | 2016-01-06 | 温州卓达运动健身器材有限公司 | 一种新型折叠车架 |
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CN103332250B (zh) * | 2013-07-12 | 2016-04-20 | 广州市银三环机械有限公司 | 一种四连杆车架制造方法 |
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-
1999
- 1999-04-16 JP JP11011999A patent/JP3484671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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