JP3484462B2 - フローティングsoi−mosfetの寿命を予測する方法 - Google Patents
フローティングsoi−mosfetの寿命を予測する方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOSFETにおけ
るホットキャリア劣化によるトランジスタ寿命を予測す
る方法に関し、特に、フローティングSOI−MOSF
ETの寿命を予測する方法に関するものである。
るホットキャリア劣化によるトランジスタ寿命を予測す
る方法に関し、特に、フローティングSOI−MOSF
ETの寿命を予測する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バルクのMOSFETにおいては、基板
電流Isubを測定することによって、ホットキャリア
劣化によるトランジスタ寿命を予測することができる。
電流Isubを測定することによって、ホットキャリア
劣化によるトランジスタ寿命を予測することができる。
【0003】図21は、典型的なバルクのNチャネル型
MOSFETの断面構造を概略的に示している。図21
のMOSFETにおいては、半導体基板1の一主面にソ
ース2およびドレイン3が形成されている。ソース2と
ドレイン3との間において、基板1上にゲート絶縁膜4
を介してゲート電極5が形成されている。基板1とソー
ス2はアースに接続され、ドレイン3にはドレイン電圧
Vdが印加され、そしてゲート電極5にはゲート電圧V
gが印加される。
MOSFETの断面構造を概略的に示している。図21
のMOSFETにおいては、半導体基板1の一主面にソ
ース2およびドレイン3が形成されている。ソース2と
ドレイン3との間において、基板1上にゲート絶縁膜4
を介してゲート電極5が形成されている。基板1とソー
ス2はアースに接続され、ドレイン3にはドレイン電圧
Vdが印加され、そしてゲート電極5にはゲート電圧V
gが印加される。
【0004】このようなバルクのMOSFETにおい
て、ソース2からドレイン3に向かってチャネル領域を
通して電子eが流れるとき、ドレイン3の近傍で星印で
表わされているようなインパクトイオン化を起こし得
る。インパクトイオン化は、高エネルギを有するホット
キャリアである電子eと正孔hのペアを生じる。その正
孔hは基板1内を拡散し、基板電極(またはウェル電
極)を通して基板電流Isubとして基板1から出てい
く。この基板電流Isubは、図21に示されているよ
うな電流計Aを用いて測定することができる。
て、ソース2からドレイン3に向かってチャネル領域を
通して電子eが流れるとき、ドレイン3の近傍で星印で
表わされているようなインパクトイオン化を起こし得
る。インパクトイオン化は、高エネルギを有するホット
キャリアである電子eと正孔hのペアを生じる。その正
孔hは基板1内を拡散し、基板電極(またはウェル電
極)を通して基板電流Isubとして基板1から出てい
く。この基板電流Isubは、図21に示されているよ
うな電流計Aを用いて測定することができる。
【0005】他方、ホットキャリアの電子eはゲート絶
縁膜4内へ突入し、そこでトラップされたり、チャネル
領域とゲート絶縁膜との間に界面準位を生じ得る。この
ようなホットキャリアがトランジスタ特性を劣化させる
のである。
縁膜4内へ突入し、そこでトラップされたり、チャネル
領域とゲート絶縁膜との間に界面準位を生じ得る。この
ようなホットキャリアがトランジスタ特性を劣化させる
のである。
【0006】以上からわかるように、基板電流はドレイ
ン近傍におけるインパクトイオン化によるホットキャリ
アが原因となって生じるので、基板電流とホットキャリ
アとの間には密接な相関関係が存在する。したがって、
基板電流を測定することによって、ホットキャリア劣化
によるトランジスタ寿命を予測することが可能となる。
ン近傍におけるインパクトイオン化によるホットキャリ
アが原因となって生じるので、基板電流とホットキャリ
アとの間には密接な相関関係が存在する。したがって、
基板電流を測定することによって、ホットキャリア劣化
によるトランジスタ寿命を予測することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図22は、典型的なS
OI−MOSFETの断面構造を概略的に示している。
このSOI−MOSFETにおいては、半導体基板1上
に埋込絶縁層6と半導体層1Aがその順序で積層されて
いる。SOI−MOSFETにおいて、半導体層1Aは
埋込絶縁層6によって基板1から分離されており、半導
体層1Aは図21におけるバルクのMOSFETにおけ
る基板1に対応する。半導体層1A内には、ソース2と
ドレイン3が形成されている。半導体層1Aのうち、ソ
ース2とドレイン3を除く領域はボディ領域1Bと呼ば
れる。ソース2とドレイン3との間において、半導体層
1A上にはゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が形成
されている。ソース2はアースに接続され、ドレイン3
にはドレイン電圧Vdが印加され、そしてゲート電極5
にはゲート電圧Vgが印加される。
OI−MOSFETの断面構造を概略的に示している。
このSOI−MOSFETにおいては、半導体基板1上
に埋込絶縁層6と半導体層1Aがその順序で積層されて
いる。SOI−MOSFETにおいて、半導体層1Aは
埋込絶縁層6によって基板1から分離されており、半導
体層1Aは図21におけるバルクのMOSFETにおけ
る基板1に対応する。半導体層1A内には、ソース2と
ドレイン3が形成されている。半導体層1Aのうち、ソ
ース2とドレイン3を除く領域はボディ領域1Bと呼ば
れる。ソース2とドレイン3との間において、半導体層
1A上にはゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が形成
されている。ソース2はアースに接続され、ドレイン3
にはドレイン電圧Vdが印加され、そしてゲート電極5
にはゲート電圧Vgが印加される。
【0008】図22からわかるように、一般にSOI−
MOSFETにおいては基板電極なるものが存在しな
い。したがって、一般にSOI−MOSFETにおい
て、ホットキャリア劣化によるトランジスタ寿命を基板
電流から予測することはできない。
MOSFETにおいては基板電極なるものが存在しな
い。したがって、一般にSOI−MOSFETにおい
て、ホットキャリア劣化によるトランジスタ寿命を基板
電流から予測することはできない。
【0009】また、図22からわかるように、ボディ領
域1Bが埋込絶縁層6によって基板1から分離されてい
るので、インパクトイオン化で生じたホールhはボディ
領域1B内に蓄積される傾向にあり、そのボディ領域の
電位を上昇させる。ボディ領域1Bの電位が上昇すれ
ば、ソース2,ボディ領域1B,およびドレイン3によ
って形成されるN−P−Nバイポーラトランジスタがオ
ン状態になって、ソース2とドレイン3との間の電流が
さらに増大する(寄生バイポーラ効果)。このような寄
生バイポーラ効果によって増大した電流がホットキャリ
アの生成を増大させ、このことがトランジスタ特性の劣
化を加速させるという複雑な問題が生じる。すなわち、
この寄生バイポーラ効果も、ホットキャリア劣化による
SOI−MOSFETの寿命を予測することを難しくし
ている。
域1Bが埋込絶縁層6によって基板1から分離されてい
るので、インパクトイオン化で生じたホールhはボディ
領域1B内に蓄積される傾向にあり、そのボディ領域の
電位を上昇させる。ボディ領域1Bの電位が上昇すれ
ば、ソース2,ボディ領域1B,およびドレイン3によ
って形成されるN−P−Nバイポーラトランジスタがオ
ン状態になって、ソース2とドレイン3との間の電流が
さらに増大する(寄生バイポーラ効果)。このような寄
生バイポーラ効果によって増大した電流がホットキャリ
アの生成を増大させ、このことがトランジスタ特性の劣
化を加速させるという複雑な問題が生じる。すなわち、
この寄生バイポーラ効果も、ホットキャリア劣化による
SOI−MOSFETの寿命を予測することを難しくし
ている。
【0010】図23は、図22に示されているようなS
OI−MOSFETの寿命を測定した結果を示すグラフ
である。このグラフにおいて、横軸はドレイン電流の逆
数1/Vd(1/V)を表わし、縦軸はトランジスタ寿
命τ(sec)を対数目盛で表わしている。測定された
SOI−MOSFETは0.3μmのチャネル長さLを
有し、ホットキャリアストレス条件として、0.7Vの
ゲート電圧Vgが印加された。図23からわかるよう
に、ドレイン電圧Vdの大きな領域(グラフの左側)に
おいてトランジスタ寿命が急激に低下している。このよ
うに、トランジスタ寿命のプロットが直線にならないの
で、SOI−MOSFETの正確な寿命を予測すること
が困難となっている。たとえば、SOI−MOSFET
が10年の寿命を有するために許容されるドレイン電圧
Vdをグラフの左側の2つの測定点から予測すれば3.
13V以下であればよいことになるが、グラフの右側の
4つの測定点から予測すれば1.96V以下でなければ
ならないことになる。比較的小さなドレイン電圧領域に
おいてはトランジスタ寿命のプロットは良好な直線性を
示すが、その範囲でトランジスタ寿命を測定するために
は約104 〜106 秒の長いストレス試験を必要とし、
簡便な寿命予測方法を得ることができなかった。
OI−MOSFETの寿命を測定した結果を示すグラフ
である。このグラフにおいて、横軸はドレイン電流の逆
数1/Vd(1/V)を表わし、縦軸はトランジスタ寿
命τ(sec)を対数目盛で表わしている。測定された
SOI−MOSFETは0.3μmのチャネル長さLを
有し、ホットキャリアストレス条件として、0.7Vの
ゲート電圧Vgが印加された。図23からわかるよう
に、ドレイン電圧Vdの大きな領域(グラフの左側)に
おいてトランジスタ寿命が急激に低下している。このよ
うに、トランジスタ寿命のプロットが直線にならないの
で、SOI−MOSFETの正確な寿命を予測すること
が困難となっている。たとえば、SOI−MOSFET
が10年の寿命を有するために許容されるドレイン電圧
Vdをグラフの左側の2つの測定点から予測すれば3.
13V以下であればよいことになるが、グラフの右側の
4つの測定点から予測すれば1.96V以下でなければ
ならないことになる。比較的小さなドレイン電圧領域に
おいてはトランジスタ寿命のプロットは良好な直線性を
示すが、その範囲でトランジスタ寿命を測定するために
は約104 〜106 秒の長いストレス試験を必要とし、
簡便な寿命予測方法を得ることができなかった。
【0011】以上のような先行技術における課題に鑑
み、本発明の目的は、フローティングSOI−MOSF
ETの寿命を簡便にかつ精度よく予測し得る方法を提供
することである。
み、本発明の目的は、フローティングSOI−MOSF
ETの寿命を簡便にかつ精度よく予測し得る方法を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
れば、フローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法は、そのフローティングSOI−MOSFE
Tにおけるドレイン電流Id f を測定し、ボディ固定S
OI−MOSFETにおけるドレイン電流Id t と基板
電流Isubとを測定し、近似式Ih f ≒(Id f /Id
t )に基づいてホットキャリヤストレス条件のもとでフ
ローティングSOI−MOSFETのホール電流Ih f
を推定し、そしてその推定されたホール電流Ih f を用
いてフローティングSOI−MOSFETの寿命を予測
することを特徴としている。 本発明のもう一つの態様に
よれば、フローティングSOI−MOSFETの寿命を
予測する方法は、ホディ固定SOI−MOSFETに関
して、ホットキャリアストレス試験によって、少なくと
も2通りのストレス条件S1とS2にそれぞれ対応して基
板電流Isub1とIsub2,ドレイン電流Id1 tとI
d2 t,およびトランジスタ寿命τ1 tとτ2 tを求めるステ
ップと、少なくともIsub1,Isub2,Id1 t,I
d2 t,τ1 tおよびτ2 tを用いて、ボディ固定SOI−M
OSFETのチャネル幅Wtを含む次式(2)における
定数AとBを決定するステップと、
れば、フローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法は、そのフローティングSOI−MOSFE
Tにおけるドレイン電流Id f を測定し、ボディ固定S
OI−MOSFETにおけるドレイン電流Id t と基板
電流Isubとを測定し、近似式Ih f ≒(Id f /Id
t )に基づいてホットキャリヤストレス条件のもとでフ
ローティングSOI−MOSFETのホール電流Ih f
を推定し、そしてその推定されたホール電流Ih f を用
いてフローティングSOI−MOSFETの寿命を予測
することを特徴としている。 本発明のもう一つの態様に
よれば、フローティングSOI−MOSFETの寿命を
予測する方法は、ホディ固定SOI−MOSFETに関
して、ホットキャリアストレス試験によって、少なくと
も2通りのストレス条件S1とS2にそれぞれ対応して基
板電流Isub1とIsub2,ドレイン電流Id1 tとI
d2 t,およびトランジスタ寿命τ1 tとτ2 tを求めるステ
ップと、少なくともIsub1,Isub2,Id1 t,I
d2 t,τ1 tおよびτ2 tを用いて、ボディ固定SOI−M
OSFETのチャネル幅Wtを含む次式(2)における
定数AとBを決定するステップと、
【0013】
【数4】
【0014】ボディ固定SOI−MOSFETに関して
基板電流のストレス条件依存性Isub(S)とドレイ
ン電流のストレス条件依存性Idt (S)を測定によっ
て求めるとともに、フローティングSOI−MOSFE
Tのドレイン電流のストレス条件依存性Idf (S)を
測定によって求めるステップと、A,B,Isub
(S),Idt (S)およびIdf (S)を用いて、フ
ローティングSOI−MOSFETの既知のチャネル幅
Wf を含む次式(5)によって、
基板電流のストレス条件依存性Isub(S)とドレイ
ン電流のストレス条件依存性Idt (S)を測定によっ
て求めるとともに、フローティングSOI−MOSFE
Tのドレイン電流のストレス条件依存性Idf (S)を
測定によって求めるステップと、A,B,Isub
(S),Idt (S)およびIdf (S)を用いて、フ
ローティングSOI−MOSFETの既知のチャネル幅
Wf を含む次式(5)によって、
【0015】
【数5】
【0016】任意のストレス条件におけるフローティン
グSOI−MOSFETの寿命τf (S)を求めるステ
ップを含んでいることを特徴としている。
グSOI−MOSFETの寿命τf (S)を求めるステ
ップを含んでいることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明によるSOI−MOSFE
Tの寿命を予測する方法は、次のような原理に基づいて
いる。
Tの寿命を予測する方法は、次のような原理に基づいて
いる。
【0018】前述のように、図21に示されているよう
なバルクのMOSFETにおいては、ドレイン近傍で起
こるインパクトイオン化で生じたホールによる基板電流
Isubを測定することによって、ホットキャリアスト
レス劣化によるトランジスタ寿命(以下、「HC寿命」
とも称する)を予測することができる。他方、図22に
示されているようなフローティングSOI−MOSFE
Tにおいては基板電流Isubが存在しないが、ドレイ
ン近傍で起こるインパクトイオン化で生じたホールによ
る電流Ihf を推定できるならば、バルクのMOSFE
Tと同様にHC寿命を予測することができる。
なバルクのMOSFETにおいては、ドレイン近傍で起
こるインパクトイオン化で生じたホールによる基板電流
Isubを測定することによって、ホットキャリアスト
レス劣化によるトランジスタ寿命(以下、「HC寿命」
とも称する)を予測することができる。他方、図22に
示されているようなフローティングSOI−MOSFE
Tにおいては基板電流Isubが存在しないが、ドレイ
ン近傍で起こるインパクトイオン化で生じたホールによ
る電流Ihf を推定できるならば、バルクのMOSFE
Tと同様にHC寿命を予測することができる。
【0019】本発明者は、研究の結果、このホール電流
Ihf が次式(1)によって近似し得ることを見出し
た。
Ihf が次式(1)によって近似し得ることを見出し
た。
【0020】
Inf ≒(Idf /Idt )Isub (1)
ここで、Idf はフローティングSOI−MOSFET
におけるドレイン電流を表わし、Idt とIsubはそ
れぞれボディ固定SOI−MOSFETにおけるドレイ
ン電流と基板電流を表わしている。すなわち、ボディ領
域が一定電位に固定されたSOI−MOSFETの寿命
を予測する式におけるIsubの代わりに式(1)のI
hf を用いることによってフローティングSOI−MO
SFETの寿命を予測することができる。
におけるドレイン電流を表わし、Idt とIsubはそ
れぞれボディ固定SOI−MOSFETにおけるドレイ
ン電流と基板電流を表わしている。すなわち、ボディ領
域が一定電位に固定されたSOI−MOSFETの寿命
を予測する式におけるIsubの代わりに式(1)のI
hf を用いることによってフローティングSOI−MO
SFETの寿命を予測することができる。
【0021】図1は、ボディ固定SOI−MOSFET
の一例を示す概略的な上面図である。図1に示されてい
るように、ゲート電極5をH型に形成することによっ
て、ゲート電極5に隣接したボディ電極1Bを設けるこ
とができる。このボディ電極1Bを用いれば、SOI−
MOSFETにおいても基板電流Isubを測定するこ
とができる。したがって、この基板電流Isubを用い
れば、バルクのMOSFETの場合と同様に、ボディ固
定されたSOI−MOSFETのHC寿命を予測するこ
とができる。ただし、本発明によって予測しようとして
いるのは図1に示されているようなボディ固定SOI−
MOSFETの寿命ではなく、図22に示されているよ
うなフローティングSOI−MOSFETの寿命であ
る。
の一例を示す概略的な上面図である。図1に示されてい
るように、ゲート電極5をH型に形成することによっ
て、ゲート電極5に隣接したボディ電極1Bを設けるこ
とができる。このボディ電極1Bを用いれば、SOI−
MOSFETにおいても基板電流Isubを測定するこ
とができる。したがって、この基板電流Isubを用い
れば、バルクのMOSFETの場合と同様に、ボディ固
定されたSOI−MOSFETのHC寿命を予測するこ
とができる。ただし、本発明によって予測しようとして
いるのは図1に示されているようなボディ固定SOI−
MOSFETの寿命ではなく、図22に示されているよ
うなフローティングSOI−MOSFETの寿命であ
る。
【0022】本発明の第1の実施の形態においては、ま
ず第1のステップとして、図1に示されているようなボ
ディ固定SOI−MOSFETに関して、ホットキャリ
アストレス試験によって、少なくとも2通りのストレス
条件S1 とS2 に対応して、基板電流Isub1 とIs
ub2 ,およびドレイン電流Id1 t とId2 t が2つ
の電流計Aによってそれぞれ測定される。そして、その
ような少なくとも2通りのストレス条件S1 とS2 の下
で、ボディ固定SOI−MOSFETのHC寿命τt が
求められる。
ず第1のステップとして、図1に示されているようなボ
ディ固定SOI−MOSFETに関して、ホットキャリ
アストレス試験によって、少なくとも2通りのストレス
条件S1 とS2 に対応して、基板電流Isub1 とIs
ub2 ,およびドレイン電流Id1 t とId2 t が2つ
の電流計Aによってそれぞれ測定される。そして、その
ような少なくとも2通りのストレス条件S1 とS2 の下
で、ボディ固定SOI−MOSFETのHC寿命τt が
求められる。
【0023】図2は、ボディ固定SOI−MOSFET
のHC寿命τt を決定する方法を示すグラフである。こ
のグラフにおいて、横軸はホットキャリアストレス時間
(sec)を表わし、縦軸はトランジスタパラメータの
シフト量として|ΔIdt /Id0 t |(%)を表わし
ている。このトランジスタパラメータのシフト量とし
て、しきい値電圧のシフト量ΔVthを用いてもよい。
図2に示されているようなグラフにおいて、トランジス
タパラメータが予め定められた割合(基準)までシフト
したときがトランジスタ寿命τt として決定される。た
とえば、図2に示されているように、ドレイン電流Id
t の低下量ΔIdt が初期ドレイン電流Id0 t の15
%に達したときが寿命τt として決定される。このよう
にして、前述の少なくとも2通りのストレス条件S1 と
S2 に対応する寿命τ1 t とτ2 tが決定される。
のHC寿命τt を決定する方法を示すグラフである。こ
のグラフにおいて、横軸はホットキャリアストレス時間
(sec)を表わし、縦軸はトランジスタパラメータの
シフト量として|ΔIdt /Id0 t |(%)を表わし
ている。このトランジスタパラメータのシフト量とし
て、しきい値電圧のシフト量ΔVthを用いてもよい。
図2に示されているようなグラフにおいて、トランジス
タパラメータが予め定められた割合(基準)までシフト
したときがトランジスタ寿命τt として決定される。た
とえば、図2に示されているように、ドレイン電流Id
t の低下量ΔIdt が初期ドレイン電流Id0 t の15
%に達したときが寿命τt として決定される。このよう
にして、前述の少なくとも2通りのストレス条件S1 と
S2 に対応する寿命τ1 t とτ2 tが決定される。
【0024】第2のステップでは、第1のステップで得
られるボディ固定SOI−MOSFETに関するドレイ
ン電流Idt ,基板電流Isub,およびHC寿命τt
を用いて、図3に示されているようなグラフが描かれ
る。図3のグラフにおいて、横軸はIsub/Idt を
表わし、縦軸はτt ・Idt /Wt を表わしている。な
お、Wt はボディ固定SOI−MOSFETの既知のチ
ャネル幅を表わす。図3においては、3通りのストレス
条件における測定結果がプロットされている。図3のグ
ラフにおける直線に次式(2)がフィットするように定
数AとBが決定される(IEEE Transaction on Electron
Devices, Vol.ED-32, No.2, 1955, pp.375- 385参
照)。
られるボディ固定SOI−MOSFETに関するドレイ
ン電流Idt ,基板電流Isub,およびHC寿命τt
を用いて、図3に示されているようなグラフが描かれ
る。図3のグラフにおいて、横軸はIsub/Idt を
表わし、縦軸はτt ・Idt /Wt を表わしている。な
お、Wt はボディ固定SOI−MOSFETの既知のチ
ャネル幅を表わす。図3においては、3通りのストレス
条件における測定結果がプロットされている。図3のグ
ラフにおける直線に次式(2)がフィットするように定
数AとBが決定される(IEEE Transaction on Electron
Devices, Vol.ED-32, No.2, 1955, pp.375- 385参
照)。
【0025】
【数6】
【0026】第3のステップでは、図1のトランジスタ
において基板電流のドレイン電圧依存性Isub(V
d)が測定される。図4のグラフは、この測定結果の一
例を示している。すなわち、このグラフにおいて、横軸
はドレイン電圧Vd(V)を表わし、縦軸は基板電流I
sub(V)を表わしている。図4の測定において、ゲ
ート電圧Vgは一定に維持され、ドレイン電圧Vdt が
0Vから4Vまで変化させられる。この図4の測定は、
前述のステップ1における異なるストレス条件下におけ
る基板電流Isub1 やIsub2 を求める測定を兼ね
ることができる。
において基板電流のドレイン電圧依存性Isub(V
d)が測定される。図4のグラフは、この測定結果の一
例を示している。すなわち、このグラフにおいて、横軸
はドレイン電圧Vd(V)を表わし、縦軸は基板電流I
sub(V)を表わしている。図4の測定において、ゲ
ート電圧Vgは一定に維持され、ドレイン電圧Vdt が
0Vから4Vまで変化させられる。この図4の測定は、
前述のステップ1における異なるストレス条件下におけ
る基板電流Isub1 やIsub2 を求める測定を兼ね
ることができる。
【0027】同様に、図1のトランジスタにおけるドレ
イン電流のドレイン電圧依存性Id t (Vd)が測定さ
れる。この場合にも、図4の場合と同じくVgが一定に
維持されてVdが0Vから4Vまで変化させられる。図
5は、この測定結果として、Idt とVdとの関係を示
している。
イン電流のドレイン電圧依存性Id t (Vd)が測定さ
れる。この場合にも、図4の場合と同じくVgが一定に
維持されてVdが0Vから4Vまで変化させられる。図
5は、この測定結果として、Idt とVdとの関係を示
している。
【0028】さらに、フローティングSOI−MOSF
ETを用いて、ドレイン電流のドレイン電圧依存性Id
f (Vd)が測定される。この測定には、図6に示され
ているようにボディ端子を有さないフローティングSO
I−MOSFETを用いてもよいし、図7に示されてい
るようなホディ端子1Bがフローティング状態にされて
測定されてもよい。この測定においても、図4の場合と
同じくゲート電圧Vgが一定に維持され、ドレイン電圧
Vdが0Vから4Vまで変化させられる。図8は、この
ような測定結果の一例としてのIdf とVdとの関係を
示している。
ETを用いて、ドレイン電流のドレイン電圧依存性Id
f (Vd)が測定される。この測定には、図6に示され
ているようにボディ端子を有さないフローティングSO
I−MOSFETを用いてもよいし、図7に示されてい
るようなホディ端子1Bがフローティング状態にされて
測定されてもよい。この測定においても、図4の場合と
同じくゲート電圧Vgが一定に維持され、ドレイン電圧
Vdが0Vから4Vまで変化させられる。図8は、この
ような測定結果の一例としてのIdf とVdとの関係を
示している。
【0029】最後の第4のステップでは、以上のステッ
プで求められたA,B,Isub(Vd),Id(V
d)およびIdf (Vd)を用いて、次式(3)によっ
て、
プで求められたA,B,Isub(Vd),Id(V
d)およびIdf (Vd)を用いて、次式(3)によっ
て、
【0030】
【数7】
【0031】フローティングSOI−MOSFETのH
C寿命τf (Vd)を予測することができる。
C寿命τf (Vd)を予測することができる。
【0032】図9は、フローティングSOI−MOSF
ETにおいて実測されたHC寿命と本発明の第1の実施
の形態によって予測されたHC寿命との関係を示すグラ
フである。白丸印は実測されたHC寿命を表わし、破線
の曲線は本発明の第1の実施の形態によって予測された
HC寿命を表わしている。図9から明らかなように、実
測されたトランジスタ寿命と本発明によって予測された
トランジスタ寿命は高Vd側(グラフの左側)と低Vd
側(グラフの右側)の双方において良好に一致している
ことがわかる。すなわち、ボディ固定SOI−MOSF
ETのHC寿命を測定するだけで、フローティングSO
I−MOSFETのHC寿命を精度よく予測することが
できる。
ETにおいて実測されたHC寿命と本発明の第1の実施
の形態によって予測されたHC寿命との関係を示すグラ
フである。白丸印は実測されたHC寿命を表わし、破線
の曲線は本発明の第1の実施の形態によって予測された
HC寿命を表わしている。図9から明らかなように、実
測されたトランジスタ寿命と本発明によって予測された
トランジスタ寿命は高Vd側(グラフの左側)と低Vd
側(グラフの右側)の双方において良好に一致している
ことがわかる。すなわち、ボディ固定SOI−MOSF
ETのHC寿命を測定するだけで、フローティングSO
I−MOSFETのHC寿命を精度よく予測することが
できる。
【0033】図10は、上述の第1の実施の形態による
フローティングSOI−MOSFETの寿命を予測する
手順を示すフロー図である。この図によって、式(3)
を利用してフローティングSOI−MOSFETの寿命
を予測する方法の手順が、視覚的により明らかに理解さ
れよう。
フローティングSOI−MOSFETの寿命を予測する
手順を示すフロー図である。この図によって、式(3)
を利用してフローティングSOI−MOSFETの寿命
を予測する方法の手順が、視覚的により明らかに理解さ
れよう。
【0034】上述のトランジスタ寿命の予測方法は、基
板またはウェルがフローティング状態にされているバル
クのMOSFETにも適用し得ることが理解されよう。
また、同様に、ボディ電極を有さないTFT(薄膜トラ
ンジスタ)のHC寿命の予測にも適用し得る。
板またはウェルがフローティング状態にされているバル
クのMOSFETにも適用し得ることが理解されよう。
また、同様に、ボディ電極を有さないTFT(薄膜トラ
ンジスタ)のHC寿命の予測にも適用し得る。
【0035】本発明の第2の実施の形態においても、第
1と第2のステップは、第1の実施の形態における第1
と第2のステップと同様に行なわれる。
1と第2のステップは、第1の実施の形態における第1
と第2のステップと同様に行なわれる。
【0036】しかし、第3のステップにおいては、図1
に示されているようなボディ固定SOI−MOSFET
を用いて、基板電流のゲート電圧依存性Isub(V
g)が測定される。たとえば、ドレイン電圧Vdが一定
にされ、ゲート電圧Vgが0Vから3.0Vまで変化さ
せられる。この測定結果の一例が、図11に示されてい
る。
に示されているようなボディ固定SOI−MOSFET
を用いて、基板電流のゲート電圧依存性Isub(V
g)が測定される。たとえば、ドレイン電圧Vdが一定
にされ、ゲート電圧Vgが0Vから3.0Vまで変化さ
せられる。この測定結果の一例が、図11に示されてい
る。
【0037】同様に、図1に示されているようなボディ
固定SOI−MOSFETを用いて、ドレイン電流のゲ
ート電圧依存性Idt (Vg)が測定される。このと
き、図11の場合と同じくドレイン電圧Vdが一定電圧
に設定され、ゲート電圧Vgが0Vから3.0Vまで変
化させられる。この測定結果の一例が、図12において
示されている。
固定SOI−MOSFETを用いて、ドレイン電流のゲ
ート電圧依存性Idt (Vg)が測定される。このと
き、図11の場合と同じくドレイン電圧Vdが一定電圧
に設定され、ゲート電圧Vgが0Vから3.0Vまで変
化させられる。この測定結果の一例が、図12において
示されている。
【0038】さらに、図9または図10に示されている
ようなフローティングSOI−MOSFETを用いて、
ドレイン電流のゲート電圧依存性Idf (Vg)が測定
される。このときも、図11の場合と同じくドレイン電
圧Vdが一定電圧に設定され、ゲート電圧Vgが0Vか
ら3.0Vまで変化させられる。この測定結果の一例
が、図13に示されている。
ようなフローティングSOI−MOSFETを用いて、
ドレイン電流のゲート電圧依存性Idf (Vg)が測定
される。このときも、図11の場合と同じくドレイン電
圧Vdが一定電圧に設定され、ゲート電圧Vgが0Vか
ら3.0Vまで変化させられる。この測定結果の一例
が、図13に示されている。
【0039】第4ステップにおいては、以上のステップ
によって得られたA,B,Isub(Vg),Id
t (Vg),およびIdf (Vg)を用いて、次式
(4)に従ってフローティングSOI−MOSFETの
寿命が予測される。
によって得られたA,B,Isub(Vg),Id
t (Vg),およびIdf (Vg)を用いて、次式
(4)に従ってフローティングSOI−MOSFETの
寿命が予測される。
【0040】
【数8】
【0041】図14は、このようにして得られたフロー
ティングSOI−MOSFETの寿命のゲート電圧依存
性τf (Vg)を示しており、この図から、どのような
ゲート電圧VgにおいてフローティングSOI−MOS
FETの寿命が最も短くなるかを容易に知ることができ
る。
ティングSOI−MOSFETの寿命のゲート電圧依存
性τf (Vg)を示しており、この図から、どのような
ゲート電圧VgにおいてフローティングSOI−MOS
FETの寿命が最も短くなるかを容易に知ることができ
る。
【0042】図15は、上述のような第2の実施の形態
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(4)を利用してフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(4)を利用してフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
【0043】本発明の第3の実施の形態においては、第
1および第2の実施の形態における第4のステップの代
わりに、次式(5)を用いることができる。
1および第2の実施の形態における第4のステップの代
わりに、次式(5)を用いることができる。
【0044】
【数9】
【0045】式(5)におけるSは、所定のストレス条
件を表わしている。第1の実施の形態においては、この
SはVdに対応し、第2の実施の形態においては、Sは
Vgに対応している。しかし、このストレス条件とし
て、ソース電圧Vsや埋込酸化膜6下の基板1の電圧V
backを用いることもできる。
件を表わしている。第1の実施の形態においては、この
SはVdに対応し、第2の実施の形態においては、Sは
Vgに対応している。しかし、このストレス条件とし
て、ソース電圧Vsや埋込酸化膜6下の基板1の電圧V
backを用いることもできる。
【0046】なお、測定に用いられるボディ固定SOI
−MOSFETにおけるチャネル幅Wt が大きくなれ
ば、ボディ領域を一定電位に固定する効果が低下するの
で、図16に示されているようなチャネル長Lt とチャ
ネル幅Wt は、Wt /Lt ≦15の関係を満たすことが
望ましい。たとえば、チャネル長がLt =0.35μm
であれば、チャネル幅はWt ≦5μmに設定される。し
かし、フローティングSOI−MOSFETにおいて
は、チャネル幅Wf が大きくても構わない。
−MOSFETにおけるチャネル幅Wt が大きくなれ
ば、ボディ領域を一定電位に固定する効果が低下するの
で、図16に示されているようなチャネル長Lt とチャ
ネル幅Wt は、Wt /Lt ≦15の関係を満たすことが
望ましい。たとえば、チャネル長がLt =0.35μm
であれば、チャネル幅はWt ≦5μmに設定される。し
かし、フローティングSOI−MOSFETにおいて
は、チャネル幅Wf が大きくても構わない。
【0047】図17は、上述のような第3の実施の形態
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(5)を利用してフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(5)を利用してフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
【0048】本発明の第4の実施の形態においては、式
(5)における(Isub/Idt)の代わりにm(I
sub/Idt )が用いられる。すなわち、本発明者ら
の研究の結果、フローティングSOI−MOSFETに
おけるホール電流Ihf は次式(6)によってさらに精
度よく表わされることがわかった。
(5)における(Isub/Idt)の代わりにm(I
sub/Idt )が用いられる。すなわち、本発明者ら
の研究の結果、フローティングSOI−MOSFETに
おけるホール電流Ihf は次式(6)によってさらに精
度よく表わされることがわかった。
【0049】
Ihf =m(Idf /Idt )Isub (6)
ここで、mはデバイスシミュレーションによって求める
ことができ、一般には0.8〜1.0の範囲内の値であ
り、典型的なSOI−MOSFETにおいてはm=0.
9程度の定数であることがわかった。このような係数m
を用いた次式(7)によって、フローティングSOI−
MOSFETの寿命をより正確に求めることができる。
ことができ、一般には0.8〜1.0の範囲内の値であ
り、典型的なSOI−MOSFETにおいてはm=0.
9程度の定数であることがわかった。このような係数m
を用いた次式(7)によって、フローティングSOI−
MOSFETの寿命をより正確に求めることができる。
【0050】
【数10】
【0051】なお、上述の第1から第3の実施の形態
は、m=1と仮定した場合に対応している。
は、m=1と仮定した場合に対応している。
【0052】図18は、上述のような第4の実施の形態
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(7)を利用するフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(7)を利用するフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法の手順が、視覚的に
より明らかに理解されよう。
【0053】本発明の第5の実施の形態においては、前
述の式(5)を利用して、ストレス条件が周期的に変動
するACストレス条件におけるフローティングSOI−
MOSFETの寿命が予測される。IC回路中に組込ま
れたSOI−MOSFETにおけるゲート電圧Vgとド
レイン電圧Vdが時間の関数Vg(t)とVd(t)で
与えられるとき、SOI−MOSFETの劣化は、たと
えば(ΔId/Id0)=C1 tn またはΔVth=C
2 tn で表わされ得る。ここで、C1 とC2 は定数を表
わし、tは時間を表わしている。一般に、このようなト
ランジスタパラメータの劣化を次式(8)で表わせば、
IC回路中のフローティングSOI−MOSFETのA
Cストレスによる寿命は、次式(9)で求められる。
述の式(5)を利用して、ストレス条件が周期的に変動
するACストレス条件におけるフローティングSOI−
MOSFETの寿命が予測される。IC回路中に組込ま
れたSOI−MOSFETにおけるゲート電圧Vgとド
レイン電圧Vdが時間の関数Vg(t)とVd(t)で
与えられるとき、SOI−MOSFETの劣化は、たと
えば(ΔId/Id0)=C1 tn またはΔVth=C
2 tn で表わされ得る。ここで、C1 とC2 は定数を表
わし、tは時間を表わしている。一般に、このようなト
ランジスタパラメータの劣化を次式(8)で表わせば、
IC回路中のフローティングSOI−MOSFETのA
Cストレスによる寿命は、次式(9)で求められる。
【0054】
Δ=Ctn (8)
【0055】
【数11】
【0056】ここで、Cは定数を表わし、Tcは時間変
動するストレス条件S(t)の変化の周期を表わす。ま
た、nは式(8)中のトランジスタパラメータΔの時間
依存性を測定することによって求めることができる。
動するストレス条件S(t)の変化の周期を表わす。ま
た、nは式(8)中のトランジスタパラメータΔの時間
依存性を測定することによって求めることができる。
【0057】図19は、周期的なストレス条件S(t)
の一例として、ゲート電圧の時間依存性Vg(t)とド
レイン電圧の時間依存性Vd(t)を示している。この
ようなストレス条件がフローティングSOI−MOSF
ETに与えられるとき、SOI−MOSFETのHC寿
命は、微小時間におけるストレス条件によるトランジス
タパラメータのシフト量を1周期にわたって平均するこ
とによって求めることができる。
の一例として、ゲート電圧の時間依存性Vg(t)とド
レイン電圧の時間依存性Vd(t)を示している。この
ようなストレス条件がフローティングSOI−MOSF
ETに与えられるとき、SOI−MOSFETのHC寿
命は、微小時間におけるストレス条件によるトランジス
タパラメータのシフト量を1周期にわたって平均するこ
とによって求めることができる。
【0058】なお、IC回路中のSOI−MOSFET
における周期的なストレス条件であるVd(t)やVg
(t)を回路シミュレーションによって求めることがで
きる。この回路シミュレーションの代わりに、単純な波
形、たとえばsin関数や矩形波で近似してもよい。
における周期的なストレス条件であるVd(t)やVg
(t)を回路シミュレーションによって求めることがで
きる。この回路シミュレーションの代わりに、単純な波
形、たとえばsin関数や矩形波で近似してもよい。
【0059】図20は、上述のような第5の実施の形態
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(9)を利用するフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法が、視覚的により明
らかに理解されよう。
によるフローティングSOI−MOSFETの寿命を予
測する方法における手順を示すフロー図である。この図
によって、式(9)を利用するフローティングSOI−
MOSFETの寿命を予測する方法が、視覚的により明
らかに理解されよう。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ホット
キャリアストレスによるフローティングSOI−MOS
FETの寿命を比較的容易にかつ精度よく予測し得る方
法を提供することができる。
キャリアストレスによるフローティングSOI−MOS
FETの寿命を比較的容易にかつ精度よく予測し得る方
法を提供することができる。
【図1】 本発明によるフローティングSOI−MOS
FETの寿命を予測する方法における測定のために用い
られるボディ固定SOI−MOSFETの一例を示す概
略的な上面図である。
FETの寿命を予測する方法における測定のために用い
られるボディ固定SOI−MOSFETの一例を示す概
略的な上面図である。
【図2】 ホットキャリアストレスによるSOI−MO
SFETの寿命を決定するための一例を示すグラフであ
る。
SFETの寿命を決定するための一例を示すグラフであ
る。
【図3】 ボディ固定SOI−MOSFETにおいて測
定されたIsub/Idt とτt ・Idt /Wt との関
係を示すグラフである。
定されたIsub/Idt とτt ・Idt /Wt との関
係を示すグラフである。
【図4】 ボディ固定SOI−MOSFETにおけるド
レイン電圧Vdと基板電流Isubとの関係を示すグラ
フである。
レイン電圧Vdと基板電流Isubとの関係を示すグラ
フである。
【図5】 ボディ固定SOI−MOSFETにおけるド
レイン電圧Vdとドレイン電流Idt との関係を示すグ
ラフである。
レイン電圧Vdとドレイン電流Idt との関係を示すグ
ラフである。
【図6】 フローティングSOI−MOSFETの一例
を示す概略的な上面図である。
を示す概略的な上面図である。
【図7】 フローティングSOI−MOSFETのもう
1つの例を示す概略的な上面図である。
1つの例を示す概略的な上面図である。
【図8】 フローティングSOI−MOSFETにおけ
るドレイン電圧Vdとドレイン電流Idf との関係を示
すグラフである。
るドレイン電圧Vdとドレイン電流Idf との関係を示
すグラフである。
【図9】 フローティングSOI−MOSFETにおけ
るドレイン電圧の逆数1/VdとHC寿命τf との関係
を示すグラフである。
るドレイン電圧の逆数1/VdとHC寿命τf との関係
を示すグラフである。
【図10】 本発明の第1の実施の形態によるフローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法の手
順を示すフロー図である。
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法の手
順を示すフロー図である。
【図11】 ボディ固定SOI−MOSFETにおける
ゲート電圧Vgと基板電流Isubとの関係を示すグラ
フである。
ゲート電圧Vgと基板電流Isubとの関係を示すグラ
フである。
【図12】 ボディ固定SOI−MOSFETにおける
ゲート電圧Vgとドレイン電流Idt との関係を示すグ
ラフである。
ゲート電圧Vgとドレイン電流Idt との関係を示すグ
ラフである。
【図13】 フローティングSOI−MOSFETにお
けるゲート電圧Vgとドレイン電流Idf との関係を示
すグラフである。
けるゲート電圧Vgとドレイン電流Idf との関係を示
すグラフである。
【図14】 フローティングSOI−MOSFETにお
けるゲート電圧VgとHC寿命τf との関係を示すグラ
フである。
けるゲート電圧VgとHC寿命τf との関係を示すグラ
フである。
【図15】 本発明の第2の実施の形態によるフローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
【図16】 SOI−MOSFETにおけるチャネル長
さLt とチャネル幅Wt との関係を示す概略的な上面図
である。
さLt とチャネル幅Wt との関係を示す概略的な上面図
である。
【図17】 本発明の第3の実施の形態によるフローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態によるフローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
【図19】 IC内に組込まれたSOI−MOSFET
における周期的なストレス条件の一例を示すグラフであ
る。
における周期的なストレス条件の一例を示すグラフであ
る。
【図20】 本発明の第5の実施の形態によるフローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法にお
ける手順を示すフロー図である。
【図21】 従来のバルクのMOSFETの寿命予測を
説明するための概略的な断面図である。
説明するための概略的な断面図である。
【図22】 フローティングSOI−MOSFETにお
けるインパクトイオン化によるホットキャリアの挙動を
示す概略的な断面図である。
けるインパクトイオン化によるホットキャリアの挙動を
示す概略的な断面図である。
【図23】 フローティングSOI−MOSFETにお
ける寿命を予測する従来の方法を示すグラフである。
ける寿命を予測する従来の方法を示すグラフである。
1 半導体基板、2 ソース、3 ドレイン、4 ゲー
ト絶縁膜、5 ゲート電極、6 埋込絶縁層、1A 半
導体層、1B ボディ領域、A 電流計。
ト絶縁膜、5 ゲート電極、6 埋込絶縁層、1A 半
導体層、1B ボディ領域、A 電流計。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H01L 29/786
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/66
G01R 31/26
H01L 21/336
H01L 29/78
H01L 29/786
Claims (9)
- 【請求項1】 フローティングSOI−MOSFETの
寿命を予測する方法であって、 前記フローティングSOI−MOSFETにおけるドレ
イン電流Id f を測定し、 ボディ固定SOI−MOSFETにおけるドレイン電流
Id t と基板電流Isubとを測定し、 近似式Ih f ≒(Id f /Id t )に基づいてホットキャ
リヤストレス条件のもとで前記フローティングSOI−
MOSFETのホール電流Ih f を推定し、そして 前記推定されたホール電流Ih f を用いて前記フローテ
ィングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法。 - 【請求項2】 フローティングSOI−MOSFETの
ホール電流Ih f 推定する方法であって、 前記フローティングSOI−MOSFETにおけるドレ
イン電流Id f を測定し、 ボディ固定SOI−MOSFETにおけるドレイン電流
Id t と基板電流Isubとを測定し、 近似式Ih f ≒(Id f /Id t )に基づいてホットキャ
リヤストレス条件のもとで前記フローティングSOI−
MOSFETのホール電流Ih f を推定する方法。 - 【請求項3】 ホディ固定SOI−MOSFETに関し
て、ホットキャリアストレス試験によって、少なくとも
2通りのストレス条件S1とS2にそれぞれ対応して、基
板電流Isub1とIsub2,ドレイン電流Id1 tとI
d2 t,およびトランジスタ寿命τ1 tとτ2 tを求めるステ
ップと、 少なくとも前記Isub1,Isub2,Id1 t,I
d2 t,τ1 tおよびτ2 tを用いて、前記ボディ固定SOI
−MOSFETの既知のチャネル幅Wtを含む次式
(2)における定数AとBを決定するステップと、 【数1】 前記ボディ固定SOI−MOSFETに関して基板電流
のストレス条件依存性Isub(S)とドレイン電流の
ストレス条件依存性Idt(S)を測定によって求める
とともに、フローティングSOI−MOSFETのドレ
イン電流のストレス条件依存性Idf(S)を測定によ
って求めるステップと、 前記A,B,Isub(S),Idt(S)およびIdf
(S)を用いて、前記フローティングSOI−MOSF
ETの既知のチャネル幅Wfを含む次式(5)によっ
て、 【数2】 任意のホットキャリアストレス条件における前記フロー
ティングSOI−MOSFETの寿命τf(S)を求め
るステップを含むことを特徴とするフローティングSO
I−MOSFETの寿命を予測する方法。 - 【請求項4】 前記ボディ固定SOI−MOSFETに
関する基板電流のストレス条件依存性Isub(S)と
ドレイン電流のストレス条件依存性Idt(S)はそれ
ぞれドレイン電圧Vdの関数Isub(Vd)とIdt
(Vd)で表わされ、前記フローティングSOI−MO
SFETのドレイン電流のストレス条件依存性Id
f(S)もドレイン電圧Vdの関数Idf(Vd)で表わ
されることを特徴とする請求項3に記載のフローティン
グSOI−MOSFETの寿命を予測する方法。 - 【請求項5】 前記ボディ固定SOI−MOSFETに
関する基板電流のストレス条件依存性Isub(S)と
ドレイン電流のストレス条件依存性Idt(S)はそれ
ぞれゲート電圧Vgの関数Isub(Vg)とId
t(Vg)で表わされ、前記フローティングSOI−M
OSFETのドレイン電流のストレス条件依存性Idf
(S)もゲート電圧Vgの関数Idf(Vg)で表わさ
れることを特徴とする請求項3に記載のフローティング
SOI−MOSFETの寿命を予測する方法。 - 【請求項6】 前記式(5)におけるIsub(S)/
Idt(S)の値は0.8〜1.0の範囲内にある係数
mを掛けることによって修正されることを特徴とする請
求項3に記載のフローティングSOI−MOSFETの
寿命を予測する方法。 - 【請求項7】 所定のトランジスタパラメータのシフト
量Δを測定して、定数Cと時間tを含む次式(8)から
nを求めるステップをさらに含み、 Δ=Ctn (8) 前記式(5)におけるストレス条件Sとして周期Tcで
変動する時間の関数S(t)を与えるステップと、前記
式(5)から得られるτf(S(t))と前記式(8)
から得られるnを用いて次式(9)によって、 【数3】 周期Tcで変動する交流ストレス条件下におけるトラン
ジスタ寿命を求めるステップをさらに含むことを特徴と
する請求項3から6のいずれかの項に記載のフローティ
ングSOI−MOSFETの寿命を予測する方法。 - 【請求項8】 前記トランジスタパラメータシフト量Δ
は(ΔId/Id0)と(ΔVth)から選択された1
つであり、ここで、Id0は初期ドレイン電流,ΔId
はドレイン電流のシフト量,そしてΔVthはしきい値
電圧のシフト量を表わすことを特徴とする請求項7に記
載のフローティングSOI−MOSFETの寿命を予測
する方法。 - 【請求項9】 前記時間変動するストレス条件S(t)
として、所定の近似波形を有するドレイン電圧Vd
(t)とゲート電圧Vg(t)の少なくとも一方が印加
されることを特徴とする請求項7または8に記載のフロ
ーティングSOI−MOSFETの寿命を予測する方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08915696A JP3484462B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | フローティングsoi−mosfetの寿命を予測する方法 |
US08/709,079 US6173235B1 (en) | 1996-04-11 | 1996-09-06 | Method of estimating lifetime of floating SOI-MOSFET |
KR1019970001562A KR100257424B1 (ko) | 1996-04-11 | 1997-01-21 | 플로우팅 soi-mosfet의 수명 예측 방법 |
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