JP3484153B2 - 建物の外殻構造 - Google Patents

建物の外殻構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建物本体の屋外側
の外面に沿って並設される日除けや防水等用の膜体と剛
性パネルとを備えた建物の外殻構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記建物の外殻には、近時、次のように
構成されたものがある。
【0003】即ち、上記建物の外殻が、建物本体の屋外
側の外面に沿って互いに並設される膜体および剛性パネ
ルと、上記膜体の端縁部を上記建物本体側に着脱自在に
固定させる固定具と、上記膜体の端縁部に上記外面に沿
った方向で対向する上記剛性パネルの端縁部を上記建物
本体側に着脱自在に支持させる支持具と、上記固定具と
支持具との間の隙間を閉じるよう建物本体側に取り付け
られるアルミ製の板金製部材とを備えている。
【0004】従来より、上記膜体と剛性パネルとは、そ
れぞれの製造方法が互いに全く異なっており、また、近
時に至るまで、上記膜体と剛性パネルとはそれぞれ利用
される分野も互いに異なっていた。このため、上記膜体
およびその固定具と、剛性パネルおよびその支持具と
は、それぞれの業種毎で別個に製造されている。
【0005】よって、上記建物の建設時に、その建物本
体に上記膜体と剛性パネルとを取り付ける作業をする場
合には、膜体の製造に係る作業者により、上記膜体を固
定具によって建物本体に固定させる作業が行われる一
方、この作業とは干渉し合わないよう、剛性パネルの製
造に係る他の作業者により、上記剛性パネルを支持具に
よって上記建物本体に支持させる作業が行われ、つま
り、上記各作業は互いに干渉し合わないよう個別に行わ
れていた。
【0006】このため、上記各作業がそれぞれなされた
後には、上記固定具と支持具との間には隙間が生じるこ
ととなっており、そこで、前記したように上記隙間を閉
じる板金製部材が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術における建物の外殻は、膜体およびその固定具と、
剛性パネルおよびその支持具という主体の外に、更に上
記板金製部材が設けられていて部品点数が多いことか
ら、上記建物の外殻の構成が複雑になっている。また、
建物本体側への上記板金製部材の取り付け作業が必要に
なる分、建物本体への上記外殻の取り付け作業が煩雑に
なっている。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、建物の外殻を簡単な構成にさせると共
に、建物本体への上記外殻の取り付け作業が容易にでき
るようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の建物の外殻構造は、次の如くである。
【0010】請求項1の発明は、全図に例示するよう
に、建物本体3の屋外OUT側の外面に沿って互いに並
設される膜体9および剛性パネル10と、上記膜体9の
端縁部9aを上記建物本体3側に着脱自在に固定させる
固定具11と、上記膜体9の端縁部9aに上記外面に沿
った方向で対向する上記剛性パネル10の端縁部10a
を上記建物本体3側に着脱自在に支持させる支持具12
とを備えた建物の外殻において、
【0011】上記固定具11と支持具12とを互いに結
合させたものである。
【0012】また、上記支持具12が、上記固定具11
と互いに結合されると共に建物本体3側に固定されて上
記剛性パネル10の端縁部10aの屋内IN側に配設さ
れる固定側部材25と、この固定側部材25に屋外OU
T側から着脱自在に固着されて上記剛性パネル10の端
縁部10aの屋外OUT側に配設される外側部材27と
を備え、上記固定側部材25と外側部材27との間に上
記剛性パネル10の端縁部10aが挟まれて上記建物本
体3側に支持されるようにしたものである。
【0013】請求項の発明は、図3に例示するよう
に、請求項1の発明に加えて、上記剛性パネル10の端
縁部10aと直交するこの剛性パネル10の他の端縁部
10bを上記建物本体3側に支持させる他の支持具37
を上記支持具12に固着させたものである。
【0014】請求項の発明は、図に例示するよう
に、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記建物本
体3側に対し上記支持具12を締結具21によって固定
し、上記支持具12に上記固定具11を他の締結具44
によって結合したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0016】(第1の実施の形態)
【0017】図1,2は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0018】図において、符号1は建物で、この建物1
は、地面等の基台2上に設置される建物本体3と、この
建物本体3の屋外OUT側の外面に沿って設けられ日除
けや防水等に用いられる外殻4とを備えている。
【0019】上記建物本体3は、上記基台2上に設置さ
れる円形パイプ製の枠組構造物6と、この枠組構造物6
の屋外OUT側の外面部に支持されるブラケット7とを
備えている。
【0020】上記外殻4は、上記建物本体3の外面に沿
って延びる膜体9および剛性パネル10と、上記膜体9
の端縁部9aを上記ブラケット7側に着脱自在に固定さ
せる固定具11と、上記膜体9の端縁部9aに上記外面
に沿った方向で対向する上記剛性パネル10の端縁部1
0aを上記ブラケット7側に着脱自在に支持させる支持
具12とを備えている。上記固定具11と支持具12と
は、その各構成部品のうち、少なくともそれぞれ一部の
構成部品同士が互いに一体的に結合され、もしくは、互
いに別体として締結等により互いに結合される。
【0021】上記膜体9はそのほぼ全体を構成する可撓
性の樹脂製シート14と、このシート14の外端縁に沿
って延び、この外端縁に固着される断面円形状の可撓性
のロープ15とを備え、このロープ15の外径寸法は上
記シート14の厚さよりもかなり大きくされている。
【0022】上記剛性パネル10は上記外面に沿った方
向で複数枚が並設されており、それぞれ互いに同形同大
の矩形とされている。上記各剛性パネル10は、互いに
重ねられて互いに結合させられた複数枚(2枚)の透明
なガラスパネル17,17と、これらの間に挟みつけら
れた薄板状の太陽電池18とを備え、電線である導電体
19の一端部が上記太陽電池18に接続され、他端部が
上記剛性パネル10の端縁部10aの端面から外側方に
向って延出している。
【0023】上記固定具11は、その構成部品として、
上記ブラケット7側に締結具21により着脱自在に締結
されるアルミ等金属製の固定具本体22と、上記ブラケ
ット7と固定具本体22との間に挟み付けられるゴム製
板状の一対の弾性体23,23とを備えている。これら
弾性体23,23の間に膜体9の端縁部9aが挟み付け
られて、この端縁部9aが上記ブラケット7側に着脱自
在に固定される。この場合、上記膜体9の端縁部9aが
上記固定具11の両弾性体23,23の間から抜け落ち
ることは、上記ロープ15によって防止される。
【0024】上記支持具12は、その構成部品として、
上記固定具11の固定具本体22に一体的に結合されて
上記ブラケット7側に固定され上記剛性パネル10の端
縁部10aの屋内IN側に配設されるアルミ等金属製の
固定側部材25と、この固定側部材25に上記固定具本
体22を介し固着具26により着脱自在に固着されて上
記剛性パネル10の端縁部10aの屋外OUT側に配設
されるアルミ等金属製の外側部材27と、上記固定側部
材25と外側部材27の互いの対向面にそれぞれ接する
ように設けられる弾性のシール材28,28とを備えて
いる。これらシール材28,28を介し、上記固定側部
材25と外側部材27との間に上記剛性パネル10の端
縁部10aが挟み付けられて、この剛性パネル10が上
記建物本体3側に支持されている。また、29はコーキ
ング材である。
【0025】上記固着具26は、上記固定側部材25に
上記固定具本体22を介し上記外側部材27の一部分2
7aを係脱自在に係止させる係止具31と、上記固定側
部材25に上記固定具本体22を介し上記外側部材27
の他部分27bを着脱自在に締結させる締結具32とを
備えている。
【0026】上記固定具本体22および固定側部材25
と、上記一部分27aおよび他部分27bを含む上記外
側部材27とで囲まれた部分は、上記導電体19を収納
させて、上記建物1の所定位置まで導く密閉状の収納空
間34とされている。
【0027】上記構成によれば、建物1の外殻4が、建
物本体3の屋外OUT側の外面に沿って互いに並設され
る膜体9および剛性パネル10と、上記膜体9の端縁部
9aを上記建物本体3側に着脱自在に固定させる固定具
11と、上記膜体9の端縁部9aに上記外面に沿った方
向で対向する上記剛性パネル10の端縁部10aを上記
建物本体3側に着脱自在に支持させる支持具12とを備
えている。この外殻4において、上記固定具11と支持
具12の各構成部品のうち、少なくともそれぞれ一部の
部品同士を互いに一体的に結合させ、かつ、上記固定具
11と支持具12の外側部材27とを固着具26による
固着で互いに結合させている。
【0028】このため、上記固定具11と支持具12と
の間には従来のような隙間が生じないことから、この隙
間を閉じるための板金製部材は不要である。
【0029】よって、上記した従来の板金製部材が不要
となる分、上記建物1の外殻4の構成部品の数が少なく
なって、この外殻4が簡単な構成となり、また、建物本
体3側への上記板金製部材の取り付け作業が不要である
分、建物本体3側への上記外殻4の取り付け作業はより
容易にできる。
【0030】また、前記したように、支持具12は、上
記固定具11と互いに結合されると共に建物本体3側に
固定されて上記剛性パネル10の端縁部10aの屋内I
N側に配設される固定側部材25と、この固定側部材2
5に屋外OUT側から着脱自在に固着されて上記剛性パ
ネル10の端縁部10aの屋外OUT側に配設される外
側部材27とを備えている。また、上記固定側部材25
と外側部材27との間に上記剛性パネル10の端縁部1
0aが挟まれて上記建物本体3側に支持されている。
【0031】ここで、上記建物本体3側に対し固定具1
1により上記膜体9の端縁部9aを固定させる固定作業
をする場合、上記膜体9は一般に面積が広いものであっ
て、この膜体9は、これが受ける風圧やこれの自重によ
って大きく撓みがちとなる。このため、上記固定作業は
容易にはできないことから、この固定作業をする場合に
は、より広い作業空間が確保できるようにすることが望
ましい。
【0032】そこで、上記建物本体3に膜体9と剛性パ
ネル10を取り付ける作業をするときには、まず、上記
建物本体3側に固定具11によって膜体9の端縁部9a
を固定させる固定作業をする。すると、その後に上記剛
性パネル10を支持させるべき空間が上記膜体9の端縁
部9aの固定作業のために利用でき、その分、上記膜体
9の端縁部9aの固定作業が容易にできる。
【0033】次に、上記支持具12の固定側部材25
に、上記剛性パネル10の端縁部10aの屋内IN側の
面を対向させる。次に、この剛性パネル10の端縁部1
0aの屋外OUT側の面に、上記支持具12の外側部材
27を対向させて、この外側部材27を上記固定側部材
25に固着具26により固着させ、上記固定側部材25
と外側部材27との間にシール材28を介し上記剛性パ
ネル10の端縁部10aを挟み付ける。すると、上記剛
性パネル10の端縁部10aが上記支持具12によって
建物本体3側に支持される。
【0034】そして、上記の場合、固定側部材25への
外側部材27の固着作業は屋外OUT側からできて、こ
の固着作業は、上記建物本体3に邪魔されないでできる
ことから、その分、上記建物本体3側に支持具12によ
って剛性パネル10を取り付ける作業は容易にできる。
【0035】即ち、建物本体3側への上記外殻4の取り
付け作業が容易にできる。
【0036】なお、以上は図示の例によるが、建物1は
天蓋のようなものであってもよい。また、建物1は、鉛
直方向に延びる壁だけのものであってもよく、この場
合、この壁で仕切られた一方の空間を屋外OUT側、他
方の空間を屋内IN側と考えればよい。また、上記剛性
パネル10はガラスや樹脂製の透明、不透明板であって
もよい。また、上記太陽電池18や導電体19はなくて
もよい。
【0037】以下の各図は、第2,3の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用効果において多くの点で共通している。
そこで、これら共通するものについては、図面に共通の
符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につ
き主に説明する。また、これら各実施の形態における各
部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々
組み合せてもよい。
【0038】(第2の実施の形態)
【0039】図3は、第2の実施の形態を示している。
【0040】これによれば、上記固定具11の固定具本
体22と、支持具12の固定側部材25とは互いに別体
とされている。これら固定具本体22と固定側部材25
は両弾性体23,23と共に互いに重ね合わされて、締
結具21により上記ブラケット7側に共締めされてい
る。もって、上記固定具11の弾性体23と、上記支持
具12の固定側部材25とが互いに直接に接合させら
れ、この状態で結合させられている。上記外殻4は、上
記剛性パネル10の端縁部10aと直交するこの剛性パ
ネル10の他の端縁部10bを上記建物本体3側に支持
させる他の支持具37を備え、この他の支持具37は上
記支持具12に固着され、これら支持具12と他の支持
具37は上記剛性パネル10用のサッシを形成してい
る。
【0041】上記構成によれば、剛性パネル10は上記
支持具12と他の支持具37によって建物本体3側に支
持されるため、上記支持具12だけによるよりも、上記
剛性パネル10の支持は強固になされる。
【0042】また、上記他の支持具37は支持具12に
固着されるため、上記他の支持具37を建物本体3側に
別途に固着させることは必要ではなく、よって、その
分、上記剛性パネル10の強固な支持は簡単な構成で達
成される。
【0043】(第3の実施の形態)
【0044】図4は、第3の実施の形態を示している
【0045】れによれば、上記建物本体3側に対し上
記支持具12の固定側部材25が締結具21によって固
定されている。また、上記建物本体3側に支持具12の
固定側部材25が接合させられ、この固定側部材25に
固定具11の弾性体23が直接に接合させられ、上記建
物本体3側と支持具12の固定側部材25とに、上記固
定具11の固定具本体22と弾性体23が他の締結具4
4によって着脱自在に結合させられている。
【0046】ここで、上記膜体9は剛性パネル10に比
べて寿命の短いものであり、他の新しいものに交換する
ことが上記剛性パネル10よりも多く求められる。
【0047】そこで、上記のように構成したのであり、
これによれば、建物本体3側に対し上記固定具11によ
って膜体9の端縁部9aを着脱させる作業は、上記建物
本体3側に対し支持具12と締結具21とによって剛性
パネル10を支持させた状態のままで、単に、上記他の
締結具44を捻回操作することによりでき、つまり、上
記剛性パネル10の取り外し作業はしないで済む。
【0048】よって、古くなったり損傷した膜体9を上
記固定具11によって他の新しいものに交換する作業
は、上記剛性パネル10にかかわらずに、容易にするこ
とができる。
【0049】なお、上記固定具11は、上記支持具12
の固定側部材25のみに対し、上記他の締結具44によ
って着脱自在に結合させてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0051】請求項1の発明は、建物本体の屋外側の外
面に沿って互いに並設される膜体および剛性パネルと、
上記膜体の端縁部を上記建物本体側に着脱自在に固定さ
せる固定具と、上記膜体の端縁部に上記外面に沿った方
向で対向する上記剛性パネルの端縁部を上記建物本体側
に着脱自在に支持させる支持具とを備えた建物の外殻に
おいて、
【0052】上記固定具と支持具とを互いに結合させて
ある。
【0053】このため、上記固定具と支持具との間には
従来のような隙間が生じないことから、この隙間を閉じ
るための板金製部材は不要である。
【0054】よって、上記した従来の板金製部材が不要
となる分、上記建物の外殻の構成部品の数が少なくなっ
て、この外殻が簡単な構成となり、また、建物本体側へ
の上記板金製部材の取り付け作業が不要である分、建物
本体側への上記外殻の取り付け作業はより容易にでき
る。
【0055】また、上記支持具が、上記固定具と互いに
結合されると共に建物本体側に固定されて上記剛性パネ
ルの端縁部の屋内側に配設される固定側部材と、この固
定側部材に屋外側から着脱自在に固着されて上記剛性パ
ネルの端縁部の屋外側に配設される外側部材とを備え、
上記固定側部材と外側部材との間に上記剛性パネルの端
縁部が挟まれて上記建物本体側に支持されるようにして
ある。
【0056】ここで、上記建物本体側に対し固定具によ
り上記膜体の端縁部を固定させる固定作業をする場合、
上記膜体は一般に面積が広いものであって、この膜体
は、これが受ける風圧やこれの自重によって大きく撓み
がちとなる。このため、上記固定作業は容易にはできな
いことから、この固定作業をする場合には、より広い作
業空間が確保できるようにすることが望ましい。
【0057】そこで、上記建物本体に膜体と剛性パネル
を取り付ける作業をするときには、まず、上記建物本体
側に固定具によって膜体の端縁部を固定させる固定作業
をする。すると、その後に上記剛性パネルを支持させる
べき空間が上記膜体の端縁部の固定作業のために利用で
き、その分、上記膜体の端縁部の固定作業が容易にでき
る。
【0058】次に、上記支持具の固定側部材に、上記剛
性パネルの端縁部の屋内側の面を対向させる。次に、こ
の剛性パネルの端縁部の屋外側の面に、上記支持具の外
側部材を対向させて、この外側部材を上記固定側部材に
固着させ、上記固定側部材と外側部材との間に上記剛性
パネルの端縁部を挟み付ける。すると、上記剛性パネル
の端縁部が上記支持具によって建物本体側に支持され
る。
【0059】そして、上記の場合、固定側部材への外側
部材の固着作業は屋外側からできて、この固着作業は、
上記建物本体に邪魔されないでできることから、その
分、上記建物本体側に支持具によって剛性パネルを取り
付ける作業は容易にできる。
【0060】即ち、建物本体側への上記外殻の取り付け
作業が容易にできる。
【0061】請求項の発明は、上記剛性パネルの端縁
部と直交するこの剛性パネルの他の端縁部を上記建物本
体側に支持させる他の支持具を上記支持具に固着させて
ある。
【0062】このため、上記剛性パネルは上記支持具と
他の支持具によって建物本体側に支持されるため、上記
支持具だけによるよりも、上記剛性パネルの支持は強固
になされる。
【0063】また、上記他の支持具は支持具に固着され
るため、上記他の支持具を建物本体側に別途に固着させ
ることは必要ではなく、よって、その分、上記剛性パネ
ルの強固な支持は簡単な構成で達成される。
【0064】請求項の発明は、上記建物本体側に対し
上記支持具を締結具によって固定し、上記支持具に上記
固定具を他の締結具によって結合してある。
【0065】ここで、上記膜体は剛性パネルに比べて寿
命の短いものであり、他の新しいものに交換することが
上記剛性パネルよりも多く求められる。
【0066】そこで、上記のように構成したのであり、
これによれば、建物本体側に対し上記固定具によって膜
体の端縁部を着脱させる作業は、上記建物本体側に対し
支持具と締結具とによって剛性パネルを支持させた状態
のままで、単に、上記他の締結具を捻回操作することに
よりでき、つまり、上記剛性パネルの取り外し作業はし
ないで済む。
【0067】よって、古くなったり損傷した膜体を上記
固定具によって他の新しいものに交換する作業は、上記
剛性パネルにかかわらずに、容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図2の1‐1線矢視断面
部分破断図である。
【図2】第1の実施の形態で、建物の斜視図である。
【図3】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図4】第3の実施の形態で、図1に相当する図であ
【符号の説明】
1 建物 3 建物本体 4 外殻 9 膜体 9a 端縁部 10 剛性パネル 10a 端縁部 10b 他の端縁部 11 固定具 12 支持具 21 締結具 22 固定具本体 25 固定側部材 26 固着具 27 外側部材 37 他の支持具 44 他の締結具 OUT 屋外 IN 屋内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の屋外側の外面に沿って互いに
    並設される膜体および剛性パネルと、上記膜体の端縁部
    を上記建物本体側に着脱自在に固定させる固定具と、上
    記膜体の端縁部に上記外面に沿った方向で対向する上記
    剛性パネルの端縁部を上記建物本体側に着脱自在に支持
    させる支持具とを備えた建物の外殻において、 上記固定具と支持具とを互いに結合させ 記支持具が、上記固定具と互いに結合されると共に建
    物本体側に固定されて上記剛性パネルの端縁部の屋内側
    に配設される固定側部材と、この固定側部材に屋外側か
    ら着脱自在に固着されて上記剛性パネルの端縁部の屋外
    側に配設される外側部材とを備え、上記固定側部材と外
    側部材との間に上記剛性パネルの端縁部が挟まれて上記
    建物本体側に支持されるようにした建物の外殻構造。
  2. 【請求項2】 上記剛性パネルの端縁部と直交するこの
    剛性パネルの他の端縁部を上記建物本体側に支持させる
    他の支持具を上記支持具に固着させた請求項1に記載の
    建物の外殻構造。
  3. 【請求項3】 上記建物本体側に対し上記支持具を締結
    具によって固定し、上記支持具に上記固定具を他の締結
    具によって結合した請求項1、もしくは2に記載の建物
    の外殻構造。
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