JP3484031B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

超音波探傷装置

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JP3484031B2
JP3484031B2 JP01138097A JP1138097A JP3484031B2 JP 3484031 B2 JP3484031 B2 JP 3484031B2 JP 01138097 A JP01138097 A JP 01138097A JP 1138097 A JP1138097 A JP 1138097A JP 3484031 B2 JP3484031 B2 JP 3484031B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
    • G01N2291/269Various geometry objects
    • G01N2291/2696Wheels, Gears, Bearings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電車の車
軸等の軸の非破壊検査を行う超音波探傷装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のこの種の車軸超音波探傷
装置を示す図である。図12において、1は検査対象と
なる電車の車軸、2aは上記車軸1の欠陥検出のための
従来の探触子、3aは上記探触子2aを実装している従
来の探触子ヘッド、4は上記探触子ヘッド3aがX軸方
向、Y軸方向、Z軸方向への移動及び車軸1の円周方向
への回転を行う機構装置、5は上記機構装置4及び給油
ユニット27に動作指令を行うための操作制御部、7a
は上記探触子2aに超音波の送信と反射エコーを受信す
る従来の超音波探傷器、9は上記超音波探傷器7aの出
力を表示する表示部、27は上記探触子ヘッド3aと車
軸1の端面の間のギャップに油の充填を行う給油ユニッ
ト、Xは車軸1の端面に対して左右方向のX軸方向、Y
は車軸1の軸長方向であるY軸方向、Zは車軸1の端面
に対して上下方向のZ軸方向である。
【0003】図13(a)、図13(c)は電車の車軸
1の端面の側面図、図13(b)、図13(d)は端面
を正面から見た図である。図において、N0は車輪を削
る車輪旋盤のセンタ位置決め用のセンタ穴、N1は速度
発電機等の部品を取り付けるためのネジ穴、Kは後ぶた
等の部品を固定するためのキー溝である。図14(a)
は欠陥の無い標準波形、図14(b)は欠陥のある欠陥
波形の例を示す図であり、図14においてSは表面エコ
ー、Bは底面エコー、Fは欠陥エコー、Hはコーナーエ
コーである。
【0004】次に動作について説明する。車軸1の端面
に探触子ヘッド3aを接触させるために、操作制御部5
より探触子ヘッド3aをZ軸方向に動作させるスイッチ
を押すと、操作制御部5より機構装置4に制御信号が送
られ、機構装置4によって探触子ヘッド3aがZ軸方向
に動作する。探触子ヘッド3aのX軸方向、Y軸方向の
動作もZ軸方向と同様に、操作制御部5よりX軸方向ま
たはY軸方向に動作させるスイッチを押すことにより、
機構装置4によって探触子ヘッド3aがX軸方向または
Y軸方向に動作する。以上の操作を行うことにより、探
触子ヘッド3aを車軸1の端面の中心に接触させる。も
う片端の探触子ヘッド3aも同様の操作により、車軸1
の端面の中心に接触させる。探触子ヘッド3aを車軸1
の両端面に接触させた後、操作制御部5より給油の操作
を行う。給油操作が行われると、操作制御部5より給油
ユニット27に制御信号が送られ、機構装置4、探触子
ヘッド3aを経由して、車軸1の端面と探触子ヘッド3
aの間に油が充填される。次に、超音波探傷器7aを操
作し、探触子ヘッド3aに組み込まれた探触子2aに超
音波の送信指示を行い、その後、探触子ヘッド3aに組
み込まれた探触子2aからの超音波の反射エコーを超音
波探傷器7aが受信し、上記反射エコーは、表示部9に
伝送され、表示部9によって図14(a)、図14
(b)のように表示される。
【0005】次に操作制御部5により、探触子ヘッド3
aを車軸1の円周方向に回転させるスイッチを押すと、
操作制御部5より機構装置3に制御信号が送られ、機構
装置3によって探触子ヘッド3aが回転動作を行い、表
示部9に表示される反射エコーの波形をオペレータが目
視により確認し、図14(a)の標準波形と異なる図1
4(b)に示すような欠陥波形が現れたときに、操作制
御部5から探触子ヘッド3aの回転動作を停止させる。
探触子ヘッド3aが停止後、表示部9に表示されている
図14(b)の波形を見て、欠陥と判断した場合には、
車軸1の端面から欠陥までの距離を表示部9を見て記録
する。また、車軸1の反対側の端面も、機構装置4と探
触子ヘッド3aを操作して上記と同様に探傷を行う。
【0006】ところで、車軸1を端面から見た場合に図
13(a)から図13(d)に示すように、車軸端面に
ネジ穴N1やキー溝Kが加工されているために、上記ネ
ジ穴N1やキー溝K部を探触子ヘッド3aが通過すると
きに、探触子2aが車軸1の端面に均一に接触できなく
なり、表示波形(表面エコーS、底面エコーB、欠陥エ
コーF、コーナーエコーH)が乱れて、探傷を行うこと
はできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の車軸超音波探傷
装置は以上のように構成されているので、給油ユニット
及び配管設備等を設置するための広いスペースが必要と
なったり、コストの増大を招く。また、検査終了後に油
が車軸端面のボルト穴等に付着するために、油の除去作
業等の後処理が必要となり、油により作業現場を清潔に
保つことができない等の多くの問題があった。
【0008】また、端面にキー溝やネジ穴のある車軸に
おいて、キー溝部やネジ穴上では探触子が車軸端面に十
分に接触できず、探傷できない領域が発生するという問
題があった。
【0009】また、探触子ヘッドを車軸の端面の中心に
接触させるとき、オペレータが手動操作で位置合わせす
るために、位置決め精度のばらつきが大きく、探傷結果
の再現性が悪くなるという問題があった。
【0010】また、手動操作、目視による探傷結果の判
断や記録を行っているために、同じ車軸を何回か探傷し
たときに、探傷結果の再現性が悪く、前回の検査結果と
比較するときに探傷の開始点が不明確なために、探傷結
果を比較するのが困難であった。また、目視による判断
のため、欠陥の判断にオペレータの熟練度が必要となる
などの問題があった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、検査を自動化すると共に、
検査結果の再現性を向上させ、且つオペレータの熟練度
に左右されない探傷結果を得る探傷装置を得ることを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明における超音波
探傷装置においては、給油ユニットや配管設備を不用と
するために、軸端面と探触子との音響結合を行うための
接触媒体としてシリコンゴム等の成形品からなるキャッ
プを前面に配置した探触子を備え、キャップにより超音
波が減衰するのを補うために、探触子の探傷信号をパル
ス圧縮探傷処理等の高感度探傷処理可能な信号処理部を
有した超音波探傷器を備えたものである。
【0013】また、この発明は、端面にキー溝やネジ穴
のある軸において、探傷部位の全周を探傷するために、
一探触子法の第1の斜角探触子と、探触子ヘッド回転中
心から同心円上に第1の斜角探触子と90度の位置に配
置した二探触子法のための第2の斜角探触子と、第2の
斜角探触子と180度の位置に配置した二探触子法のた
めの第3の斜角探触子とを備えたものである。
【0014】この発明は、探触子ヘッドを軸の端面に接
触させるときに、探触子ヘッドの回転中心部と軸端面の
センタ穴の中心の位置合わせを容易にするために、探触
子ヘッド回転中心部に軸端面のセンタ穴に入り込むセン
タピンと、探触子ヘッドを軸端面に接触させたときに探
触子ホルダに自由度をもたせるために上記X軸方向とZ
軸方向を中心軸としたジンバル機構部と、上記X軸方向
とZ軸方向へのスライド機構部とを備えたものである。
【0015】また、この発明は、探傷結果の再現性を向
上させ、前回の検査結果との比較をする際に車軸の軸周
において同じ位置の探傷図形との比較を行うために、探
触子ヘッド回転中心部に車軸端面のセンタ穴に入り込む
センタピンと、探触子ホルダの前面部に渦流センサなど
のギャップ検出センサを配置したシューと、探触子ホル
ダに対してシューを上記Y軸方向へ自由に移動可能とす
るスライド機構部とを備えたものである。
【0016】この発明は、オペレータが探傷図形の目視
判断により欠陥を判断するという熟練を要する作業を不
用とするために、探傷図形を指定回転角度に対応して記
憶する波形記憶部と、判定範囲及び判定レベルを任意に
設定可能で且つ同一判定範囲内に複数の判定レベルをも
つ複数の欠陥検出ゲートを記憶するゲート記憶部と、探
傷図形とゲートを比較して欠陥とその他のエコーを判別
し軸の良・不良の度合いを判定する判定処理部とを備え
たものである。
【0017】また、この発明は、オペレータが探傷図形
の前回と今回等の比較が容易にできるように、前回の波
形と今回の波形を表示できるようにしたものである。
【0018】この発明は、オペレータが探傷図形の前回
と今回等の比較が容易にできるように、前回の波形と今
回の波形を合成して表示するようにしたものである。
【0019】また、この発明は、欠陥判定方法を前回の
波形と今回の波形の同一探傷場所でのエコー高さを比較
し、一定レベル以上の差があった場合、欠陥として扱う
ようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1(a)はこの発明の実施の形態1を
示す超音波探傷装置の全体を示すブロック図である。図
において1は検査対象である車軸、2は欠陥検出のため
の探触子、3は探触子2を備えた探触子ヘッド、4は探
触子ヘッド3をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向への移動
及び車軸1の円周方向への回転を行う機構装置、5は機
構装置4を操作し制御するための操作制御部、6はパル
ス圧縮探傷等の高感度探傷を行うための処理をする信号
処理部、7は探触子2の送受信を行う超音波探傷器、8
は操作制御部5に動作指示や超音波探傷器7に送信指示
を出したり探傷図形や探傷結果の保存、呼出を行う演算
処理部、9は探傷図形や探傷結果を表示する表示部、X
は車軸1の端面に対して左右方向のX軸方向、Yは車軸
1の軸長方向であるY軸方向、Zは車軸1の端面に対し
て上下方向のZ軸方向である。図1(b)は探触子3の
拡大図で、Cは探触子3の前面に配置したシリコンゴム
等の成形品からなるキャップである。
【0021】上記のように構成された超音波探傷装置に
おいては、車軸1の端面に探触子ヘッド3を接触させる
ために、操作制御部5より機構装置4を動作させる制御
信号が送られ、探触子ヘッド3をX軸方向、Y軸方向、
Z軸方向へ移動させて、車軸1の端面の中心と探触子ヘ
ッド3の回転中心が一致するように接触させる。次に、
超音波探傷器7から探触子ヘッド3に組み込まれた探触
子2に送信指示を行い、探触子2から超音波が送信され
る。送信された超音波は、探触子2の前面に配置したキ
ャップCを接触媒体として車軸1の内部へ入射される。
車軸1の内部からの反射エコーは、探触子2の前面に配
置したキャップC内で大きく減衰するが、探触子2にて
受信された後に超音波探傷器7にて増幅され、表示部に
探傷図形として表示される。探触子ヘッド3は操作制御
部5からの制御信号により、車軸1の円周方向に回転さ
せることで、探触子2を車軸1の端面上を移動させて、
車軸内部の全円周方向の探傷を行う。
【0022】上記の機構装置4を動作させるための制御
信号は、オペレータの手動操作によるマニュアル制御、
または演算処理部8からの指令によるシーケンス制御に
より行われる。
【0023】上記の探触子2の前面に配置されたキャッ
プCは、車軸1の端面に接触させ探傷を行ったときに、
超音波の減衰度が低く、且つ耐久性を兼ね備えたものと
して、厚さを0.5mm程度とした低硬度のシリコンゴ
ム、ウレタンゴム、及び内部にオイルを含んだオイルブ
レード性ゴムによる成形品であるため、車軸1の端面と
探触子2間の空気層を追い出し、車軸1の端面と探触子
2がキャップCを介して密着して超音波の伝播が行われ
る。
【0024】上記の超音波探傷器7では、探触子2の前
面に配置されたキャップCにて減衰した反射エコーを増
幅して、白色ノイズとのS/Nが十分に確保されるよう
に、信号処理部6に、例えば特開平4−289453、
特公平7−85077、特公平7−85076、特公平
7−81995、特公昭4−9656、特公平7−96
57、特公平7−81994、特公平7−81993、
特公平7−81992等に開示されているパルス圧縮の
技術を使ったパルス圧縮探傷処理や、送信波の波数を1
波、2波、3波、4波等に自由に変化可能なバースト波
送信機能を有しているため、送信波や受信波を信号処理
することにより超音波エネルギーを向上させ、高感度探
傷を可能としている。
【0025】上記の探触子ヘッド3の回転動作は、探触
子2の前面に配置したキャップCの摩耗を最低限度に防
ぐために、車軸1の端面に探触子ヘッドを接触させて探
傷を行った後に、探触子ヘッド3は車軸1の端面から一
度離れて、車軸の円周方向に例えば10度ピッチ回転さ
せて、再び探触子ヘッド3を車軸1の端面に接触させて
探傷を行うことを繰り返しながら、車軸1の円周方向の
全てを探傷する。
【0026】同様にして操作制御部5からの制御信号に
より機構装置4を動作させ、探触子ヘッド3を車軸1の
端面に接触させた後に、探触子ヘッド3に組み込まれた
探触子2にて超音波を送受信し超音波探傷を実施する。
【0027】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す探触子ヘッド3の正面図である。図3(a)
と図3(b)は探触子ヘッド3を車軸1の端面に接触さ
せ、車輪座内ボス部に対して一探触子法により超音波の
送受信を行っているイメージ図を示し、図3(a)はX
軸方向からの側面図で、図3(b)はZ軸方向からの側
面図である。図4(a)と図4(b)は探触子ヘッド3
を車軸1の端面に接触させ、車輪座内ボス部に対して二
探触子法により超音波の送受信を行っているイメージ図
で、図4(a)はX軸方向からの側面図で、図4(b)
はZ軸方向からの側面図である。図において3は探触子
ヘッド、10は車軸1の端面のセンタ穴に入り込むセン
タピン、11は一探触子法にて探傷を行う第1の斜角探
触子、12は二探触子法にて探傷を行う第2の斜角探触
子、13は二探触子法にて探傷を行う第3の斜角探触
子、14は第1の斜角探触子による超音波送受信経路、
15は第2の斜角探触子による超音波送信経路、16は
第3の斜角探触子による超音波受信経路である。
【0028】上記のように構成された超音波探傷装置用
の探触子ヘッド3においては、端面にキー溝Kが加工さ
れている車軸1を探傷するときに、探触子ヘッド3に組
み込まれている第1の斜角探触子11により、車軸1の
中心軸を横切る方向に超音波を送信し、一探触子法にて
探傷を行う。探触子ヘッド3が車軸1の円周方向に回転
して、第1の斜角探触子11が車軸1の端面のキー溝K
上に位置した場合に、第1の斜角探触子11と車軸1は
接触不良となり超音波が車軸1の内部に入射されず、探
傷できない領域が生じる。また、探触子ヘッド3に組み
込まれている第2の斜角探触子12により、車軸1の中
心軸とねじれた方向に超音波を送信して、第3の斜角探
触子13にて反射エコーを受信する二探触子法にて探傷
を行う。探触子ヘッド3が円周方向に回転して、第2の
斜角探触子12と第3の斜角探触子13が、車軸1の端
面のキー溝K上に位置した場合に、第2の斜角探触子1
2及び第3の斜角探触子13と車軸1は接触不良となり
超音波は車軸1の内部に入射されず、探傷できない領域
が生じる。ここで、第2の斜角探触子12は探触子ヘッ
ド3の回転中心から同心円上に第1の斜角探触子11と
90度の位置に配置され、第3の斜角探触子13は第2
の斜角探触子12と180度の位置に配置されているた
めに、第1の斜角探触子11による一探触子法にて探傷
不能領域と、第2の斜角探触子12と第3の斜角探触子
13による二探触子法にて探傷不能領域は90度ずれて
いるので、それぞれの探触子により探傷可能な領域を組
み合わせることで全周の探傷が可能となる。
【0029】また、車軸1の端面にネジ穴が加工してあ
る場合も同様に、第1の斜角探触子11と第2の斜角探
触子12と第3の斜角探触子13により探傷可能な領域
を組み合わせることで、全周の探傷が可能となる。
【0030】実施の形態3.図5(a)、図5(b)、
図5(c)はこの発明の実施の形態3を示す探触子ヘッ
ド3の正面図で、図5(a)はY軸方向から見た正面図
で、図5(b)はZ軸方向における断面図で、図5
(c)はX軸方向における断面図である。図において2
は探触子、10はセンタピン、17は探触子2を固定す
る探触子ホルダ、18は探触子ホルダ17をX軸を中心
とする回転とX軸方向への移動を可能とするX軸ジンバ
ル/スライド機構部、19は探触子ホルダ17をZ軸を
中心とする回転とZ軸方向への移動を可能とするZ軸ジ
ンバル/スライド機構部である。
【0031】上記のように構成された超音波探傷装置用
の探触子ヘッド3においては、オペレータの手動操作に
よるマニュアル制御、または演算処理部8からの指令に
よるシーケンス制御により、探触子ヘッド3を機構装置
4によりX軸方向、Z軸方向の位置決めを行った後に、
Y軸方向に移動させて車軸1の端面に接近させると、セ
ンタピン10が車軸1の端面のセンタ穴N0に入り込
み、探触子ヘッド3の位置決め精度が悪い場合や、車軸
1がY軸に対して傾いて固定してある場合に、探触子ヘ
ッド3をさらにY軸方向に移動させることでX軸ジンバ
ル/スライド機構部18と、Z軸ジンバル/スライド機
構部19が作動して、車軸1の端面に対し探触子ホルダ
17に固定してある探触子2の接触面が常に平行にな
り、機構的に位置決め補正が行われ、探触子ヘッド3の
回転中心と車軸1の端面の中心の位置決めを精度良く行
うことが可能となり、高精度の探傷がオペレータの技術
や制御精度によることなく再現性よく容易に行うことが
可能になる。
【0032】実施の形態4.図6(a)、図6(b)、
図6(c)はこの発明の実施の形態4を示す探触子ヘッ
ド3の構成断面図で、図6(a)は車軸1の端面に非接
触時における断面図で、図6(b)は軸周原点検出時に
おける断面図で、図6(c)は探傷時における断面図で
ある。図において1は車軸、2は探触子、10はセンタ
ピン、17は探触子ホルダ、20は車軸1の端面に加工
した軸周原点穴を検出するためのギャップ検出センサ、
21はギャップ検出センサ20を固定し車軸1の端面に
面接触するためのシュー、22はシュー21をY軸方向
に移動可能とするY軸スライド機構部である。
【0033】上記のように構成された超音波探傷装置用
の探触子ヘッド3においては、検査前に車軸1の端面に
探触子ヘッド3のギャップ検出センサ20に対応する位
置に、例えばφ4mm程度の大きさで深さ1mm程度の
軸周原点穴を加工しておき、探触子ヘッド3を機構装置
4によりX軸方向、Z軸方向の位置決めを行った後に、
Y軸方向に移動させて、センタピン10を車軸1の端面
のセンタ穴N0に入り込ませ、シュー21が車軸1の端
面に面接触した状態でY軸方向の移動を停止させる。こ
の状態では探触子2は車軸1の端面に非接触の状態であ
る。次に探触子ヘッド3を車軸1の円周方向に回転させ
て、軸周原点穴の位置をシュー21に固定してあるギャ
ップ検出センサ20にて検出する。次に探触子ヘッド3
をY軸方向に前進させると、Y軸スライド機構部22の
機構的な作用によりシュー21がスライドして、探触子
2が車軸1の端面に接触した状態となり、この状態で探
傷を行う。
【0034】上記のギャップ検出センサ20は、車軸1
の端面に加工した軸周原点穴を近距離にて検出可能な、
渦流センサや空中超音波センサを用いる。
【0035】上記のように各車軸1において固有の軸周
原点を決めることにより、全般検査や重要部検査等で同
じ車軸1を再び探傷する場合に、精密に前回と同じ軸周
位置における探傷図形の比較が可能となり正確な履歴管
理が可能となる。
【0036】上記のようにY軸スライド機構部22を用
いることで、軸周原点検出時において、ギャップ検出セ
ンサ20と車軸1の端面との距離が一定に保たれ、安定
して軸周原点穴を検出可能となり、探触子2の前面のキ
ャップCが磨耗を防ぐことができる。
【0037】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5を示す演算処理部8のブロック図である。図8
(a)と図8(b)は探傷図形に対してゲートを設定し
た場合のイメージ図で、図8(a)は健全部の探傷図形
で、図8(b)は欠陥が存在していた場合の探傷図形で
ある。図において6は信号処理部、7は超音波探傷器、
8は演算処理部、9は表示部、23は探傷図形を一時的
に記憶する波形記憶部、24は軸種毎に設定する複数の
ゲートを記憶するゲート記憶部、25は探傷図形とゲー
トとを比較して探傷した車軸1の不良レベルを判定する
判定処理部、26は探傷図形や判定結果等のデータを管
理するデータ管理部、Sは表面エコー、Fは欠陥エコ
ー、Hはコーナーエコー、G1は第1のゲート、G2は
第2のゲート、G3は第3のゲートである。
【0038】上記のように構成された超音波探傷装置用
の演算処理部8においては、探触子2を車軸1の端面に
接触させた状態で探傷したときに、探触子ヘッド3の指
定回転角度毎に、超音波探傷器7の信号処理部6で受信
した探傷図形を、波形記憶部23にて記憶し、判定処理
部25にてゲート記憶部24の複数設定ゲートG1、G
2、G3と比較を行い、反射エコーがどのゲートG1、
G2、G3まで達しているかを判断して、車軸1の不良
レベルを判定処理する。探傷図形や判定結果等の探傷デ
ータはデータ管理部26に保存され、表示部9で波形記
憶部23にて指定角度毎に記憶した探傷図形や、車軸1
の不良レベルや、判定結果である良好軸甲、良好軸乙、
不良軸等の表示を行う。
【0039】上記のゲート記憶部24においては、検査
前に健全な車軸を用いて軸種毎に、探傷図形を確認して
表面エコーSやコーナーエコーHに対し、ゲートG1、
G2、G3の範囲から外した設定や、コーナーエコーH
が存在する位置におけるゲートレベルを高くした設定を
行い、欠陥エコーとの判別を可能にする。さらに、欠陥
エコーのレベルにより欠陥の大きさを推測し、車軸1の
不良レベルを判定するために、上記のように設定した第
1のゲートG1に対して、レベルを変えた複数のゲー
ト、例えば第2のゲートG2、第3のゲートG3を設定
可能とする。
【0040】上記の表示部においては、演算処理部8の
データ管理部26にて保存されている過去の判定結果や
探傷図形を確認が可能となる。
【0041】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6を示す表示部に表示された探傷図形(グラフ表示)
を示す図である。図において、F1、F2は過去に探傷
した基準波形等の波形1の探傷エコー、F1’、F2’
は今回探傷した波形2の探傷エコーである。
【0042】表示部9から表示する波形1、波形2の軸
番号と基準波形、今回探傷波形等の波形の種類を指定す
る。指定された条件はデータ管理部26に転送される。
データ管理部26は保存された探傷図形のなかから、対
応する探傷図形のデータを表示部9に転送する。表示部
9では、データ管理部26から転送されたデータから図
9に示すように、上半分に波形1として指定した基準波
形を、下半分に波形2として指定した今回波形を表示す
る。
【0043】表示した探傷図形は、表示部からの操作に
より、拡大、縮小や探傷場所の指定ができる。
【0044】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7を示す表示部に表示された探傷図形(波形合成)
を示す図である。図において、F1、F2は過去に探傷
した基準波形等の波形1の探傷エコー、F1’、F2’
は今回探傷した波形2の探傷エコーである。
【0045】表示部9から表示する波形1、波形2の軸
番号と基準波形、今回探傷波形等の波形の種類及び波形
合成を指定する。指定された条件はデータ管理部26に
転送される。データ管理部26は保存された探傷図形の
なかから、対応する探傷図形のデータを表示部9に転送
する。表示部9では、データ管理部26から転送された
データから図9に示すように、上半分に波形1として指
定した基準波形を実線等で、波形2として指定した今回
波形を破線等で表示する。下半分には波形2として指定
した今回波形を実線等で、波形1として指定した基準波
形を破線等で表示する。
【0046】表示した探傷図形は、表示部からの操作に
より、拡大、縮小や探傷場所の指定ができる。
【0047】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8を示す波形比較判定を示す図である。図におい
て、FHは波形1と波形2の同一探傷位置で欠陥判定レ
ベル以下であっても、探傷エコーの差が一定レベル以上
の時、報知するための警告判定レベルである。
【0048】表示部9から表示する波形1、波形2の軸
番号と基準波形、今回探傷波形等の波形の種類及び波形
合成を指定する。指定された条件はデータ管理部26に
転送される。データ管理部26は保存された探傷図形の
なかから、対応する探傷図形のデータを表示部9に転送
するとともに、波形1と波形2同一探傷位置の波形比較
を行い、図11に示すように探傷エコーの差が警告判定
レベル以上の時、警告データを表示部9に転送する。表
示部9では、データ管理部26から転送されたデータか
ら図9に示すように、上半分に波形1として指定した基
準波形を実線等で、波形2として指定した今回波形を破
線等で表示する。下半分には波形2として指定した今回
波形を実線等で、波形1として指定した基準波形を破線
等で表示するとともに、警告判定レベルの警告を表示す
る。
【0049】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0050】この発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0051】この発明によれば、軸端面と探触子との音
響結合を行うための接触媒体としてシリコンゴム等の成
形品からなるキャップを前面に配置した探触子を備え、
キャップにより超音波が減衰するのを補うために、探触
子の探傷信号をパルス圧縮探傷処理等の高感度探傷処理
可能な信号処理部を有した超音波探傷器を備えている。
よって、従来装置のような給油ユニットや配管設備は不
用となり、装置のコストを低下させることができるだけ
でなく、容易に装置を小型化でき設置スペースが狭くて
も検査を実施でき、装置を台車に乗せて可搬性をもたす
ことも可能である。また、検査終了後に油が軸端面のボ
ルト穴等に付着することも無いために、油の除去作業等
の後処理が不要となり、油により作業現場や装置を汚す
こともなくなり、現場周囲を清潔に保つことができる。
【0052】この発明によれば、一探触子法の第1の斜
角探触子と、探触子ヘッド回転中心から同心円上に第1
の斜角探触子と90度の位置に配置した二探触子法のた
めの第2の斜角探触子と、第2の斜角探触子と180度
の位置に配置した二探触子法のための第3の斜角探触子
とを備えているので、端面にキー溝やネジ穴の有無に関
わらず全ての車軸において、特定の探傷部位の全周を探
傷することが可能になる。
【0053】この発明によれば、探触子ヘッド回転中心
部に軸端面のセンタ穴に入り込むセンタピンと、探触子
ヘッドを軸端面に接触させたときに探触子ホルダに自由
度をもたせるために上記X軸ジンバル/スライド機構部
と、Z軸ジンバル/スライド機構部を備えているため
に、オペレータが探触子ヘッドを軸の端面に接触させる
ときに、手動、自動を問わず、探触子ヘッド回転中心部
と軸端面のセンタ穴の中心の位置合わせが容易になり、
作業時間の短縮ができる。また、オペレータの技術差に
よる位置決め誤差も無くなるために、検査結果の信頼性
も向上する。
【0054】この発明によれば、探触子ヘッド回転中心
部に軸端面のセンタ穴に入り込むセンタピンと、探触子
ホルダの前面部に渦流センサなどのギャップ検出センサ
を配置したシューと、探触子ホルダに対してシューを上
記Y軸方向へ自由に移動可能とするスライド機構部とを
備えているために、探傷結果の再現性を向上させ、前回
の検査結果との比較をする際に軸の軸周において同じ位
置の探傷図形との比較を行うことが可能となる。
【0055】この発明によれば、探傷図形を指定回転角
度に対応して記憶する波形記憶部と、判定範囲及び判定
レベルを任意に設定可能で、且つ同一判定範囲内に複数
の判定レベルをもつ複数の欠陥を検出するゲートを記憶
するゲート記憶部と、欠陥とその他のエコーを判別し軸
の不良レベルを判定する判定処理部とを備えているため
に、オペレータが探傷図形の目視判断により欠陥を判断
するという熟練を要する作業が不用となる。また、過去
の探傷結果等のデータを管理するデータ管理部により、
前回の探傷図形との比較ができて精密検査が可能とな
り、各軸における履歴管理も容易になる。
【0056】この発明によれば、演算処理部のデータ管
理部に保存された探傷図形を比較できるように、表示部
に探傷波形の前回の波形と今回の波形を同時に表示する
ようにしたので、基準波形と今回波形等の比較が容易に
行うことができる。
【0057】この発明によれば、演算処理部のデータ管
理部に保存された探傷図形を比較できるように、表示部
に探傷波形の前回の波形と今回の波形を合成して表示す
るようにしたので、基準波形と今回波形等の比較が容易
に行うことができる。
【0058】この発明によれば、演算処理部のデータ管
理部に保存された探傷図形の前回の波形と今回の波形の
同一探傷場所でのエコー高さを比較し、一定レベル以上
の差があった場合、報知するよにしたので、欠陥判定レ
ベル以下のエコーであっても異常波形として報知するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す超音波探傷装
置の全体を示すブロック図、及び探触子の拡大図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す探触子ヘッド
の正面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す探触子ヘッド
を車軸端面に接触させた状態で、一探触子法により超音
波の送受信を行っているX軸、Z軸方向からのイメージ
図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す探触子ヘッド
を車軸端面に接触させた状態で、二探触子法により超音
波の送受信を行っているX軸、Y軸方向からのイメージ
図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す探触子ヘッド
の構成を示すY軸、Z軸、X軸方向からの正面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す非接触時の探
触子ヘッドの断面図、軸周原点検出時の探触子ヘッドの
断面図、及び探傷時の探触子ヘッドの断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す演算処理部の
ブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す探傷図形(欠
陥無しと欠陥有り)に対してゲートを設定した場合のイ
メージ図である。
【図9】 この発明の実施の形態6を示す表示部に表示
された探傷図形(グラフ表示)を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7を示す表示部に表
示された探傷図形(波形合成)を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8を示す波形比較判
定を示す図である。
【図12】 従来の車軸超音波探傷装置の全体を示すブ
ロック図である。
【図13】 車軸の端面部分を拡大した図である。
【図14】 表示部に表示された探傷図形(欠陥無しと
欠陥有り)を示す図である。
【符号の説明】
2 探触子、3 探触子ヘッド、4 機構装置、5 操
作制御部、6 信号処理部、7 超音波探傷器、8 演
算処理部、9 表示部、10 センタピン、11 第1
の斜角探触子、12 第2の斜角探触子、13 第3の
斜角探触子、17 探触子ホルダ、18 X軸ジンバル
/スライド機構部、19 Z軸ジンバル/スライド機構
部、20 ギャップ検出センサ、21 シュー、22
Y軸スライド機構部、23 波形記憶部、24 ゲート
記憶部、25 判定処理部、26データ管理部、27
給油ユニット、C キャップ、G1 第1のゲート、G
2 第2のゲート、G3 第3のゲート、F1 波形1
の探傷エコー1、F2波形1の探傷エコー2、F1’
波形2の探傷エコー1、F2’ 波形2の探傷エコー
1、FH 警告判定レベル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 幸夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 本多 隆一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−294778(JP,A) 実開 昭53−69287(JP,U) 実開 昭61−42464(JP,U) 実開 昭59−122552(JP,U) 特公 平7−81994(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ穴が形成された端面を有する
    を探傷する超音波探傷装置において、上記軸の端面に
    対応して設けられ、上記軸端面と探触子との音響結合
    を行うための接触媒体として低硬度のシリコンゴム、ウ
    レタンゴム、又はオイルブレード性ゴムの成形品からな
    るキャップを前面に配置した探触子と、上記探触子を備
    えた探触子ヘッドと、上記軸の長手方向をY軸方向とし
    上記Y軸方向と直交し且つお互いが直交した向きのX軸
    方向とZ軸方向に上記探触子ヘッドを移動させる可動手
    段と上記軸端面に設けられたセンタ穴を中心として上
    記探触子ヘッドを軸の円周方向に回転させる可動手段と
    を備えた機構部と、上記可動手段を操作制御する操作制
    御部と、上記探触子を上記軸端面に接触させた状態で探
    触子の探傷信号のキャップによる減衰を補うためパルス
    圧縮探傷処理を行う信号処理部と、上記探傷信号から欠
    陥エコーを判定する演算処理部と、上記演算処理部で判
    定した結果を表示する表示部とを具備し、上記探触子ヘッドは、車軸の端面に接触され探傷を行っ
    た後に、上記車軸の端面から一度離れて、車軸の円周方
    向に回転されて、再び車軸の端面に接触されて探傷を行
    ことを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 【請求項2】 探触子ヘッドは、上記探触子ヘッドの回
    転中心部に上記軸端面のセンタ穴に入り込むセンタピ
    ンと、上記軸の探傷部位を探傷する一探触子法の第1
    の斜角探触子と、上記探触子ヘッドの回転中心から同心
    円上に上記第1の斜角探触子と90度の位置に配置した
    二探触子法のための第2の斜角探触子と、上記第2の斜
    角探触子と180度の位置に配置した二探触子法のため
    の第3の斜角探触子とを具備したことを特徴とする請求
    項1記載の超音波探傷装置。
  3. 【請求項3】 探触子ヘッドは、上記探触子ヘッドの回
    転中心部に軸端面のセンタ穴に入り込むセンタピン
    と、欠陥検出のための探触子と、上記探触子を固定する
    探触子ホルダと、上記探触子ヘッドを上記軸端面に接
    触させたときに上記探触子ホルダを上記X軸方向を中心
    軸として自由に回転可能なX軸ジンバル機構部と、上記
    X軸方向に自由に移動可能なX軸スライド機構部と、上
    記探触子ホルダを上記Z軸方向を中心軸として自由に回
    転可能なZ軸ジンバル機構部と、上記Z軸方向に自由に
    移動可能なZ軸スライド機構部とを具備したことを特徴
    とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  4. 【請求項4】 探触子ヘッドは、上記探触子ヘッドの回
    転中心部に上記軸端面のセンタ穴に入り込むセンタピ
    ンと、欠陥検出のための探触子と、上記探触子を固定す
    る探触子ホルダと、軸周原点として上記軸端面に加
    工された穴を検出するための渦流センサ又は空中超音波
    センサによるギャップ検出センサと、上記探触子ホルダ
    の前面部に位置し上記ギャップ検出センサを配置したシ
    ューと、上記探触子ホルダに対して上記シューを上記Y
    軸方向へ自由に移動可能なY軸スライド機構部とを具備
    したことを特徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  5. 【請求項5】 演算処理部は、上記探触子を上記軸端
    面に接触させた状態で上記探触子ヘッドを回転させたと
    きに得られる探傷図形を指定回転角度に対応して記憶す
    る波形記憶部と、判定範囲及び判定レベルを任意に設定
    可能で且つ同一判定範囲内に複数の判定レベルをもつ複
    数の欠陥検出ゲートを記憶するゲート記憶部と、欠陥と
    その他のエコーを上記欠陥検出ゲートにより判定し上記
    軸の不良レベルを判定する判定処理部と、上記探傷図
    形や判定結果データを管理するデータ管理部とを具備
    したことを特徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  6. 【請求項6】 演算処理部のデータ管理部に保存された
    探傷図形を比較できるように、表示部に過去と今回の探
    傷波形を表示するようにしたことを特徴とする請求項5
    記載の超音波探傷装置。
  7. 【請求項7】 演算処理部のデータ管理部に保存された
    探傷図形を比較できるように、表示部に過去と今回の探
    傷波形を合成して表示するようにしたことを特徴とする
    請求項5記載の超音波探傷装置。
  8. 【請求項8】 演算処理部のデータ管理部に保存された
    過去と今回の探傷図形の同一探傷場所でのエコー高さを
    比較し、一定レベル以上の差があった場合、報知するよ
    うにしたことを特徴とする請求項5記載の超音波探傷装
    置。
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