JPH07167840A - 車軸の斜角探傷方法 - Google Patents

車軸の斜角探傷方法

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JPH07167840A
JPH07167840A JP5343735A JP34373593A JPH07167840A JP H07167840 A JPH07167840 A JP H07167840A JP 5343735 A JP5343735 A JP 5343735A JP 34373593 A JP34373593 A JP 34373593A JP H07167840 A JPH07167840 A JP H07167840A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車軸と車輪との嵌め合い部分における圧入エ
コーが発生し易い部位での欠陥エコーと圧入エコーとの
確実な識別を可能とする。 【構成】 この斜角探傷方法は、被検材である車軸10
0に対して、超音波探触子1を走査することにより、車
軸100内部を探傷するものである。そして、探触子1
の車軸100のスラスト方向に対する変位とこの探触子
1の発する超音波の到達距離即ちビーム路程とを座標軸
とする座標平面に、探触子1が検出した車軸のスラスト
方向に沿った各位置でのビーム路程値をプロットするこ
とによって座標点の分布状態を得る。この座標におい
て、他の車軸から予め知得した、欠陥等の有無及び車輪
の嵌めあいの有無によって顕著に異なる、夫々の座標点
の分布状態の類型と、被検材である車軸100から得た
上記座標点の分布状態とを、比較することによって欠陥
等の有無の判別を行うものであるため、簡単で正確にい
ずれのエコーか識別することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、鉄道車両に用いられ
る車軸の斜角探傷方法に関し、詳しくは、車軸表面或い
は、中ぐり車軸の場合はその内面から、超音波斜角探傷
法により、探触子を走査することによって探傷を行う場
合において、車輪座などの車軸と車輪との嵌め合い部分
における圧入エコーが発生し易い部位での欠陥エコーと
圧入エコーとの分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両に設けられる車輪を保持
する車軸の交番試験等において、超音波探傷がなされて
いた。特に中ぐり車軸においては、軸表面上、軸周方向
に走る傷が出来やすく、この傷のみを検出するには、車
軸表面に近傍に探傷ゲートを設定する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車軸の超音
波探傷検査において、車軸の車輪との嵌め合い部分の内
部探傷の際に、圧入エコーが発生し、実際の欠陥エコー
の検出を困難なものとしていた。圧入エコーとは、車輪
等が車軸に圧入されることに起因して発生する傷とは関
係のないエコーである。この圧入エコーは、大部分の疲
労傷の発生箇所である車輪圧入部位に発生するので、超
音波探傷に際し、大きな障害となっていたのである。こ
の圧入エコーの発生原因について、従来より幾つかの試
験が行われたが、未だ解明されていないのが現状であ
る。現時点では、幾つかの現象が重複して、発生原因と
なっていると考えられている。中ぐり車軸を内部から探
傷する場合においても、この圧入エコーの存在が、欠陥
エコーの検出を困難なものとしていたのである。例え
ば、最近の新幹線は、軽量化のために中ぐり車軸が採用
されているのであるが、車軸表面の疲労傷を車軸内面よ
り超音波を用いて探傷する場合、欠陥エコーとその他の
エコーの判別には、S/N比が十分にあるものとし、欠
陥が発生するビーム路程位置に測定域(ゲート)を設
け、その中に入るエコーの高さ情報を得ることによっ
て、対処してきたのであった。しかし、このような工夫
によっても、小欠陥が存在する場合など、確実な探傷が
遂行されるものではなく、中実、中ぐりの何れを問わ
ず、実用的な判定が行える更なる改良が望まれていたの
であった。本願発明は、上記課題の解決を目的とし、特
に検査を行う者が、熟練を要することなく、簡単且つ高
精度に欠陥の検出を行うことを可能とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る車
軸の斜角探傷方法は、被検材が中実車軸の場合車軸10
0の外周面にて、被検材が中ぐり車軸の場合車軸100
の外周面或いは内周面にて、超音波探触子1を走査する
ことにより、車軸100内部を探傷するものであり、下
記の工程を採用する。即ち、探触子1の車軸100のス
ラスト方向に対する変位とこの探触子1の発する超音波
の到達距離即ちビーム路程とを座標軸とする座標平面
に、探触子1が検出した車軸のスラスト方向に沿った各
位置でのビーム路程値をプロットすることによって座標
点の分布状態を得るものとする。そして、他の車軸から
予め知得した、欠陥等の有無及び車輪の嵌めあいの有無
によって異なる、夫々の座標点の分布状態の類型と、被
検材である車軸100から得た上記座標点の分布状態と
を、比較することによって欠陥等の有無の判別を行うも
のである。
【0005】本願第2の発明に係る車軸の斜角探傷方法
は、上記第1の発明にあって、被検材となる車軸100
から探触子1が検出したエコー高さの違いを区別するこ
とが可能なように、エコー高さの違いによって、異なる
大きさの座標点或いは異なる色の座標点を上記座標上に
プロットするものである。
【0006】本願第3の発明に係る車軸の斜角探傷方法
は、上記第1或いは第2の発明にあって、上記欠陥の有
無の判別による欠陥検出後、別途調整されたモニター等
適宜表示手段を用いて、探触子1の車軸100のスラス
ト方向に対する変位と車軸100のラジアル方向に対す
る変位とこの探触子1の検出したエコー高さとを座標軸
とする座標空間へ、車軸100の内部欠陥の検出位置に
おける探触子1のビームの広がり範囲内のエコー高さを
表示するものである。
【0007】本願第4の発明に係る中車軸の斜角探傷方
法は、上記第3の発明にあって、上記座標図形を上記モ
ニター等適宜表示手段を用いて表示し、表示された上記
座標上の上記座標空間にて表示されるエコー高さを、探
触子1のビームの中心からの遠近によって、ビーム範囲
の各部の色が異なるように表示するものである。
【0008】
【作用】本願第1の発明に係る車軸の斜角探傷方法は、
探触子1の車軸100のスラスト方向に対する変位とこ
の探触子1の発する超音波の到達距離即ちビーム路程と
を座標軸とする座標平面において、探触子1が検出した
車軸のスラスト方向に沿った各位置でのビーム路程値を
プロットすると、車輪の嵌めあいによる圧入エコー、透
過性エコー、欠陥エコーは、夫々顕著に異なる一定の分
布のパターンを示すことを利用するものである。このよ
うなパターンを他の欠陥等の有無が分かっている車軸か
ら得ておき、被検材である車軸100から得た分布をこ
のパターンと比較することによって、何れのエコーが生
じているのか、簡単且つ正確に識別することが可能であ
る。従って、上記方法を採用することにより、即ち車輪
等の嵌め合い部位の探傷の際、車軸長手方向の探傷ゲー
トの手前においてエコーの検出を行うことにより、圧入
エコーと欠陥エコーとの識別が可能となった。
【0009】本願第2の発明に係る車軸の斜角探傷方法
は、上記第1の発明にあって、上記平面座標上にプロッ
トされた各座標点が、エコー高さについて異なる大きさ
或いは異なる色を持つものであるため、データの識別性
の一層の向上を図ることが可能となった。
【0010】本願第3の発明に係る車軸の斜角探傷方法
は、上記第1或いは第2の発明によって、欠陥を検出し
た後、更に、欠陥の特徴を具体的なイメージとして、表
示することが可能であり、その高精度な認識が可能とな
った。
【0011】本願第4の発明に係る車軸の斜角探傷方法
は、上記第3の発明にあって、上記モニター等適宜表示
手段の設定により、上記座標空間にて、表示されたエコ
ー高さを、探触子1のビームの中心からの遠近によっ
て、ビーム範囲の各部の色が異なるものとして、視覚化
或いは画像情報化するものであるため、ビームのどの位
置で捕らえた欠陥の表示か、容易に識別が可能であり、
より正確な認識が行えるようになった。
【0012】
【実施例】以下、図面を基に本願発明の実施例を具体的
に説明する。図1に、中ぐり車軸を探傷する場合を例に
採り、本願発明を実施するに最適な装置の一例を示す。
先ず車輪101が圧入された状態の中ぐりの車軸100
の一端から、探触子保持体2が、車軸内部へ配される。
この探触子保持体2は、フレキシブルチューブ4の一端
に設けられている。このフレキシブルチューブ4は、探
触子保持体2が、車軸100内のどの位置に入り込んで
も、充分追従できる長さを有するものである。
【0013】このフレキシブルチューブ4の他端側は、
車軸の外部へ設けられたプーリー等の巻取り手段5へ繋
がれている。40は、フレキシブルチューブ4の摺動方
向を変えるためのプーリーを示している。この巻取り手
段5により、フレキシブルチューブ4を巻き取ることに
よって、探触子保持体2は、図1の右側に移動し、フレ
キシブルチューブ4を巻き解くことによって、探触子保
持体2は、図1の左側に移動する。そしてこのフレキシ
ブルチューブ4は、車軸取付け部7に挿通された状態に
配されている。車軸取付け部7は、車軸100の端部に
固定され、フレキシブルチューブ4の摺動位置を検出し
て、探傷位置の情報を得る位置センサ70を備える。上
記巻取り手段5において、フレキシブルチューブ4の最
後端部は、回転用モーター等の探触子回転手段3に接続
されている。正確には、後述するフレキシブルシャフト
41の後端が、この回転手段3に接続されている。巻取
り手段5は、移動が容易なようにキャスター50等の移
動手段を備えたものであれば、装置の重量等に係わら
ず、作業環境に応じて迅速な設置位置の移動が行え、便
利である。
【0014】フレキシブルチューブ4自身は、内部に超
音波探触子1a,1b及び探触子保持体2から送られて
くる情報を伝達するための配線がなされており、巻取り
手段5から、これら情報は、探傷器8やコンピューター
9に転送される。データの処理に応じて、蓄積されたデ
ータ或いはリアルタイムに得たデータを打ち出すための
プリンタ90を接続して実施することも可能である。
【0015】図2を用いて上記探触子保持体2側の構成
について、説明する。この探触子保持体2の後部は、フ
レキシブルチューブ4の先端側と接続され、前部には、
斜角探傷用の超音波探触子1が、設けられた回転ヘッド
部10が接続されている。この超音波探触子1は、二つ
の超音波探触子1a,1bによって構成されている。
【0016】回転ヘッド部10は、軸13を介して探触
子保持体2内部に設けられたロータリーコネクター12
へ回転自在に軸止されている。ロータリーコネクター1
2自身は、回転ヘッド10からの信号の伝達を行うもの
である。軸13の外部は、直接回転ヘッド部10に固着
された管状体14内に内包された状態に置かれている。
管状体14は、内部に超音波探触子1a,1bの超音波
の媒介となるオイルの給油管15が設けられ、探触子保
持体2の給油管16と接続されている。この接続は、回
転継ぎ手の組み込みによりなされる(図示しない)。そ
してこの管状体14の後方外部にはギア44が設けられ
ている。
【0017】探触子保持体2の後方内部において、フレ
キシブルチューブ4が内包するフレキシブルシャフト4
1と接続するギア42が設けられている。このギア42
は、前述の回転モーター3の回転によって回転するフレ
キシブルシャフト41の回転を受けて回転するものであ
り、探触子保持体2が備える回転位置検出器6に軸止さ
れている。ギア42の回転は、両端にギア42とギア4
4に係合する歯車が設けられたシャフト43を介して、
ギア44に伝達される。これにより、回転モーター3の
回転を受けて回転ヘッド部10が回転するのである。
【0018】回転ヘッド部10は、超音波探触子1即ち
2つの超音波探触子1a,1bが背中合わせの状態で、
固定されている。11は探触子1a,1bが得た検出信
号をフレキシブルチューブ4を介して探傷器8へ送るた
めの信号線を示している。
【0019】2つの超音波探触子1a,1bは、その向
きが、夫々車軸100の中ぐり部内周面を臨むように回
転ヘッド部10に固定されている。探触子1a,1b間
には、発条18が設けられており、両探触子1a,1b
は、夫々車軸100の中ぐり部内周面へ付勢される。フ
レキシブルチューブ4の探触子保持体2への固定金具に
は、軸方向位置検出用ワイヤ17が設けられている。
【0020】このような装置を用いて、例えば図2の矢
印AZに示す方向へスパイラル状に探触子を走査する場
合、回転モーター3の回転により、矢印AY方向へ回転
ヘッド部10を回転させ、巻取り手段5のフレキシブル
チューブ4の巻き解き動作により、フレキシブルチュー
ブ4を摺動してAX方向へ探触子保持体2と共に回転ヘ
ッド部10を移送する。これにより、中ぐり車軸100
の内部を内側からスパイラル状に探傷することができる
のである。又矢印AZと逆方向への探傷を行う場合は、
巻取り手段5の巻取り動作により、AX方向と逆方向へ
探触子保持体2と共に回転ヘッド部10を移送する。こ
のとき、必要に応じて、回転モーターを上記とは、逆回
転させて、回転ヘッド部10を矢印AYと逆方向へ回転
させれば、完全に逆方向へのスパイラル走査が行える。
但し、走査の確実を期すため、通常の走査の場合上記A
X方向とは逆の方向に、即ち巻取り手段5が巻き取る動
作によって移動する方向に、探触子保持体2及び回転ヘ
ッド部10を移送して、探傷を行うのが好ましい。
【0021】尚斜角探触子1a,1bのビームの範囲
は、図1の斜線部V,Wに示す通りである(後に、図3
を用いて詳述する)。又探傷の際、既述のコンピュータ
ー9により、探触子の走査、探傷器8の操作、感度校
正、探傷データの処理、探傷結果の出力(プリンター1
0の打ち出し或いはコンピューター9のモニターへの画
像出力)等の制御を行えば、探傷の自動化に功を奏する
ものである。
【0022】上述のような装置を使用することにより、
中ぐり車軸の内部の検査を行う者が車軸の近傍におい
て、嵩張る探傷装置を操作する必要がなくなり、車軸外
部の操作環境に左右されることなく、自動的に超音波探
触子を走査することができることとなる。
【0023】次に、このような装置を用いて実施する本
願発明に係る方法について説明する。先ず中ぐり車軸の
超音波探傷におけるエコーについて述べる。
【0024】図3の102は、前述の車輪101、10
1が圧入された部分を示している(以下圧入部102と
いう)。又103は、中ぐり車軸100の中空部分を示
している。超音波探触子1aが発するビームVは、車軸
100の左側コーナー部A付近が探傷可能な方向性を有
するものである。逆に超音波探触子1bが発するビーム
Wは、車軸100の右側コーナー部B付近が探傷可能な
方向性を有するものである。両超音波探触子1a,1b
は、機能・構成は、同様のものを用いる。
【0025】いまこの超音波探触子1bが、図3の右方
の車輪101の圧入部102を探傷していく場合を例に
とって説明する。この例において、超音波探触子1b
は、スパイラル状に移動するのであるが、ここでは、超
音波探触子1bの車軸長手方向への変位に従って、即ち
超音波探触子1bの図4に示す矢印E方向への移動成分
に従って、得られるエコーについて考察する。この図4
に示すように超音波探触子1bが発するビームWは、中
心ビームWaから、Wbに示す範囲を持って広がってい
る。
【0026】図4の、圧入部102における位置Ga
に、即ち上記中心ビームWaの圧入部102における反
射位置に、探傷ゲートGを設定した際得られるエコー
は、スコープ上図5に示す通りS/N比が悪く(低
く)、この位置Gaに欠陥が存在する場合、その欠陥エ
コーHは、圧入エコーJによってその検出を阻害され
る。尚、上記図5及び図6の縦軸は、反射エコーの高さ
(dB)を示しており、横軸は、車軸長手方向Eへの変
位を示している。
【0027】車軸長手方向即ち図4のE方向へ超音波探
触子1bを移動した際の軌跡を観察すると、図6に示す
通り、移動中欠陥エコーHは、1回転毎に現れ、ビーム
Wの広がりWbにより、欠陥エコーHbとして検出され
る。図6中Hxは、上記欠陥エコーHの移動軌跡を示し
ている。又位置Cにおいて欠陥エコーHは、中心ビーム
Waにより、欠陥の最大エコーHpとして現れる。ここ
で、後述する平面座標へ1回転中に得られるピークエコ
ーの高さを丸(プロット)で表現すると、図9のように
なる。車輪間に発生する圧入エコーJは、図7に示すよ
うな挙動を示す。即ち1回転のピークエコーのビーム路
程の挙動変化は少く、ピークエコーは軸外面付近に表れ
る。この場合も、後述する平面座標へ1回転中に得られ
るピークエコーの高さを丸(プロット)で表現すると、
図11のようになる。車輪表面外での嵌め合い物から反
射してくるエコー(透過性エコー)Kの場合は、図8へ
示すように、最大エコーの位置が軸表面位置までの距離
より少し遠くなるため、1回転ごとの挙動分布が図中右
方向へずれる。平面座標(E方向変位−ビーム路程座
標)へ1回転中に得られるピークエコーの高さを丸(プ
ロット)で表現すると、図10のようになる。
【0028】本願発明は、特に、検査を行う者(判定
者)が視認により上記欠陥エコーHと圧入エコーJを確
実且つ迅速に判定可能なように、下記の工程を採る。即
ち、探触子1が検出したデータは、判定者が視認できる
ように、探傷器8が検出したデータをモニター或いはプ
リンタ等の表示手段にて、表示する。この表示手段は、
直接、探傷器8が有するモニター或いはプリンタにて外
部に出力するものであっても、コンピューター9を介
し、より視認し易いように適当な画像処理がなされたも
のを探傷器8が有するモニター或いはプリンタにて外部
に出力するものであってもよい。更には、コンピュータ
ー9が備えるモニター或いはプリンターにて外部へ出力
されるものであってもよい。又探傷結果をリアルタイム
に表示するものであってもよいし、一旦コンピューター
9等に記録された後、後に表示のための出力を行うもの
としても実施可能である。
【0029】コンピューター9のモニターへ出力する場
合を例に採って説明すると、図9、図10及び図11に
示すように、探触子1の車軸100のスラスト方向に対
する変位を横軸Xで示し探触子1の発する超音波の到達
距離即ちビーム路程を縦軸Fで示す座標平面を表示し、
探触子1が検出したデータをこの座標に表示可能に設定
する。各図において、横軸Xのある高さが、車軸100
の外周面位置と対応している。又、s1は第1象限、s
2は第2象限、s3は第3象限、そしてs4が第4象限
を示している。
【0030】このような座標を用いて、事前に探触子1
が検出したデータを分析したところ、欠陥が存在する場
合、その付近を走査して検出した各エコーは、図9に示
すように、第1象限s1と第3象限s3へ斜めに分布す
る。欠陥が存在しない場合、その付近を走査して検出し
た各エコーは、図10に示すように、斜めに分布する
も、第1象限s1にのみ現れている。車輪の嵌め合い位
置にあっては、その付近を走査して検出した各圧入エコ
ーは、図11へ示すように、横軸Xに沿って、水平に分
布している。
【0031】このように、欠陥の有無、圧入エコーによ
る場合、各エコーは、上記の通り、3つのパターンに類
型化が可能である。従って、このように予め得た類型か
ら、下記の判断が行えるのである。即ち図12へ示すよ
うに、探触子1の車軸100のスラスト方向に対する変
位を横軸Xで示し、ビーム路程を縦軸Fで示す座標平面
において、第1象限s1と第3象限s3へ斜めに走るゾ
ーンSSにエコーが分布する場合、車輪の嵌め合いによ
るものではないこと、そして、このゾーンSSにおい
て、第1象限s1内にのみエコーが分布するときは、そ
のエコーは透過性エコーと考えられ、欠陥は存在しない
と判定することができる。ゾーンSSにおいて、第1象
限s1と第3象限s3へ斜めに分布する場合、即ち第3
象限s3へ顕著な分布が確認された場合、欠陥エコーに
よるものと判定することができるのである。
【0032】ここで、それではゾーンSSなどという領
域の設定を行わず、単に第3象限s3に分布が確認され
れば、欠陥エコーであると判定することが可能ではない
かと考えることができる。これは、探傷装置の高精度化
や座標のスケールの細分化によって可能かもしれない
が、既存の前記探傷装置を用いる場合、任意のスケール
で確実に判定を行おうとすれば正確な圧入エコーとの分
別が必要となる。そこで、圧入エコーについては、図1
2へ示すように、上記座標上、横軸Xを含み水平方向に
伸びるゾーンSTを設定し、この領域での分布が顕著な
場合、それは、圧入エコーによるものと判断することが
可能である。
【0033】どのゾーンに分布するかというのは、見方
を変えれば、どのような傾向即ちどのような相関関係を
呈するかを、先ず判断するということである。従ってゾ
ーンSSと、ゾーンSTのいずれの傾向を示すかの判断
を行うことによって、圧入エコーか否かの判断を行う。
そして、ゾーンSSに分布するものであれば、圧入エコ
ーでないと判断して、欠陥の有無の判定を行えばよい。
いずれのゾーンにも属しないものは、雑エコーである。
【0034】尚、ビーム路程を示す縦軸Fが横軸Xと交
差する位置は、任意の、車軸100のスラスト方向に対
する走査変位の基準位置であり、必要に応じて変更可能
である。従って上記の各象限の設定も、第1象限と第2
象限とは区別せずに、まとめて上象限とし、同じく第3
象限と第4象限とは区別せずにまとめて下象限とするこ
とが可能である(図示しない)。この設定の場合、圧入
エコーは、これら上象限と下象限の境界(横軸X)に沿
って分布し、欠陥エコーは、斜めに上象限と下象限の境
界(横軸X)を横切って分布するものとして判定を行え
ばよいのである。
【0035】既述の通り、上記座標上のプロットが、そ
の点の大きさ(丸の大きさ)或いは表示色によって探触
子1が検出したエコー高さを表示するようにすれば、判
別が更に行い易いものとなるため、効果的である(図
9、図10)。以上の工程では、探傷器8或いはコンピ
ューター9が、適宜表示手段に設定されたモニターへ自
動的にプロットを行って表示するものが最も適当であ
る。しかし、少量の被検材について判定を行う場合等、
判定の精度のみを重要視し、処理効率を問題としない場
合、探傷器8等は、探傷データの上記座標位置を示す数
値のみを外部へ出力するものとし、判定者自身が、その
出力を基に、紙等に描かれた上記座標にプロットを行
い、その出来上がった分布を見て、類型化されたデータ
との比較を行うものとしても十分に実施可能である(但
し、次の精密探傷は、モニターやプリンターへの表示が
前提となる)。
【0036】上記の高速探傷による欠陥の有無の判別に
よる欠陥検出後、下記の精密探傷を行うことによって、
更に、高精度な探傷を行うことが可能である。詳述する
と、別途調整されたモニター等適宜表示手段或いはコン
ピューター等の適宜演算手段を用いて(これは、装置と
して新たに別のものを用意する場合だけでなく、既述の
コンピューター9及びそのモニターはそのまま使用する
ものとし、これら装置の手順(プログラム)を変更する
ことによって、対応するものとしても可能である。)、
新たな座標設定を行うものである。図13へ示すよう
に、探触子1の車軸100のスラスト方向に対する変位
をX−Y平面の横軸Xにて表示するものとし、車軸10
0のラジアル方向に対する変位をX−Y平面の縦軸Yに
て表示するものとする。そして、X−Y平面へ垂直な軸
Zは、探触子1の検出したエコー高さを表示する。この
ような座標空間へ、前述の高速探傷にて検出した欠陥エ
コーを表出することによって更に精密な検査を行うこと
が可能である。この図13へ示すように、モニター表示
された座標上に、車軸100内周面の欠陥検出位置にお
ける探触子1のビームの広がり範囲内のエコー高さが表
示される。これによって、欠陥等の状態の視覚化或いは
画像情報への変換を行うものであり、より高精度な欠陥
の探傷を行うことが可能である。
【0037】図14へ示すように、実際に欠陥CKを検
出探触子1が発する超音波は、ビームの広がりがあるた
め、ここで更に、視認が行い易いように、下記の構成を
採るのが望ましい。これは、図15に示すようなカラー
バーに従って、ビームの中心位置Ceからの広がりによ
るビームの中心位置からの遠近の色分けを行うのであ
る。例えば、この図15に示すカラーバーの右側へ寄る
に従ってビームの手前位置に寄る(ビームの中心からは
遠ざかる)ものとし、左側に寄るに従ってビームの遠方
側へ寄る(ビーム中心位置Ceから遠ざかる)ものとす
る。そして、ビーム中心位置Ce付近ccを黄色にて表
示し、上記ビームの手前側付近crを赤色にて表示し、
上記ビームの遠方側付近cfを白色にて表示するように
すれば(各色分けは、夫々の領域を示すものが異なるよ
うに表示されるのであれば、このような配色に限定する
ものではなく、適宜変更可能である。)、上記欠陥エコ
ーの立体的表示に加えて、ビームとの位置関係を加味し
た判別が行え、更にその精度の向上が図れるものである
(図16)。上記表示手段を採ることによって、例えば
圧入エコーのような車軸表面に集まるエコーの場合は、
図17へ示すように、ビームの挙動が中心位置Ce付近
ccの黄色に集中し、圧入エコーの分布と判断し易い。
又、図18へ示すように、形状面からは、欠陥エコーの
ような画像が得られても、表示される色が白色であれ
ば、車軸表面外からの反射エコーと判断することができ
る。
【0038】このように、モニター等適宜表示手段或い
はコンピューター等適宜演算手段の設定により、上記座
標空間にて、表示されたエコー高さを、探触子1のビー
ムの中心からの遠近によって、ビーム範囲の各部の色が
異なるものとして、視覚化或いは画像情報化して、高精
度な探傷を可能とするのである。
【0039】上述した実施例においては、中ぐり車軸の
探傷に適した装置構成を示したが、、中実車軸の探傷に
適した装置の構成についても同様の探傷を行うことが可
能である。以下に中実車軸の探傷に適した装置の例を掲
げておく。図19へ示すように、車軸100は、車軸1
00に嵌められた車輪101を支持すると共に回転させ
るローラ51…に、乗せられている。この図19におい
て、上記ローラ51は、2つしか見えないが、左右の車
輪101の一つに対して、2つのローラ51が一組とな
って、左右二組のローラ対、即ち合計4つのローラ51
…が車輪101,101を支持をするようにすれば、確
実な車輪101の保持が行え適当である。
【0040】このような車軸100の近傍には、門型フ
レーム52が設置される。このフレーム52は、探触子
1を保持するものである。詳述すると、フレーム52に
は、車軸100の外周面107より、車軸100内部を
探傷する探触子1xを備える。図19中、108は、車
軸100に設けられたギアボックスを示している。
【0041】探触子1xは、アクチュエータ20を備
え、各位置にて、車軸100表面に押圧されている。ア
クチュエータ20は、エアーや油圧等の適宜流体圧或い
はその他の機械的手段によって、探触子を車軸100表
面に押しつけることが可能なものである。
【0042】探触子1xは、車軸100の外周面107
より車軸100内部を探傷するものであり、車軸100
の少なくともスラスト方向eに沿って探触子1xを摺動
することが可能な摺動手段53が備わっている。図示し
たものについて説明すると、この摺動手段53は、周面
が螺刻されたシャフト54と、この一端に設けられたモ
ーター55と、シャフト54に螺合する治具56とを有
するものである。シャフト54は、車軸100のスラス
ト方向eに対し平行に配設されており、このシャフト5
4に治具56が螺合している。治具56には、探触子1
xのアクチュエータ20が固定されている。上記モータ
ー55の回転によって、シャフト54が回動し、シャフ
ト54に螺合している治具56は、シャフト54の長手
方向に摺動するのである。この結果探触子1xは、車軸
100のスラスト方向eに沿って摺動するのである。
【0043】摺動手段53は、どのような構成を採るも
のであっても実施可能であり、図示したものに限定する
ものではない。このような摺動と共に前述のローラ51
からの回動を受けることによって、探触子1xは、少な
くとも車軸100の外周面107をスパイラル状に走査
することになる。
【0044】上述してきた各実施例では、中ぐり車軸及
び中実車軸のいずれの車軸に対しても、探触子1をスパ
イラル状に走査するものとしたが、このような走査方法
に限定するものではなく、探触子1が車軸に対して他の
軌道を描くように走査して実施することも可能である。
例えば、探触子1が車軸のスラスト方向に沿って1ピッ
チを直線的に移動し、この移動後車軸が周方向に回転
し、このような動作を1過程として、この過程を適宜回
数繰り返すものとしても実施可能である。
【0045】
【発明の効果】本願第1の発明に係る車軸の斜角探傷方
法によって、超音波斜角探傷法により、車軸の欠陥をス
パイラル状に走査することによって探傷を行う際、車輪
座などの車軸と車輪との嵌め合い部分における圧入エコ
ーが発生し易い部位での比較的微小な欠陥エコーと圧入
エコーとの識別が確実に行え、欠陥検出の精度の向上、
判別の容易さの向上に功を奏するものである。又、迅速
に欠陥検出を行うことが可能な点でも有利である。本願
第2の発明に係る車軸の斜角探傷方法によって、上記第
1の発明にあって、識別性の一層の向上を図ることが可
能となった。更に、本願第3の発明に係る車軸の斜角探
傷方法によって、上記第1或いは第2の発明の効果に加
えて、迅速に検出された欠陥に対し、より具体的な視覚
情報を得ることが可能であり、高精度の識別が可能とな
り、より万全な検査を実現した。又更に、本願第4の発
明に係る車軸の斜角探傷方法によって、上記第3の発明
にあって、ビーム範囲の各部の色が異なるものとして、
視覚化或いは画像情報化するため、ビームのどの位置で
捕らえた欠陥の表示か、容易に識別が可能であり、欠陥
の状態について、極めて正確に把握することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例の装置の略全体正面図であ
る。
【図2】本願発明の上記実施例の装置の要部略断面図で
ある。
【図3】本願発明による探傷状態を示す説明図である。
【図4】本願発明による探傷状態を示す要部説明図であ
る。
【図5】通常の探傷により得られた波形を示す説明図で
ある。
【図6】通常の探傷により得られた波形を示す説明図で
ある。
【図7】通常の探傷により得られた波形を示す説明図で
ある。
【図8】通常の探傷により得られた波形を示す説明図で
ある。
【図9】本願発明の探傷のため、事前に得られた波形を
示す説明図である。
【図10】本願発明の探傷のため、事前に得られた波形
を示す説明図である。
【図11】本願発明の探傷のため、事前に得られた波形
を示す説明図である。
【図12】本願発明の欠陥判別のパターンを示す説明図
である。
【図13】本願発明による表示状態を示す説明図であ
る。
【図14】車軸中の超音波の進行状態を示す説明図であ
る。
【図15】本願発明の一実施例の欠陥検出に用いるカラ
ーバーを示す説明図である。
【図16】上記カラーバーに従ってカラー表示を行った
状態を示す本願発明の一実施例の説明図である。
【図17】上記カラーバーに従ってカラー表示を行った
状態を示す本願発明の一実施例の説明図である。
【図18】上記カラーバーに従ってカラー表示を行った
状態を示す本願発明の一実施例の説明図である。
【図19】本願発明の実施に用いる装置の他の実施例の
略全体正面図である。
【符号の説明】
1 超音波探触子 2 探触子保持体 3 探触子回転手段 4 フレキシブルチューブ 5 巻取り手段 6 回転位置検出器 100 車軸 102 圧入部 103 中空部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検材が中実車軸の場合車軸(100) の外
    周面にて、被検材が中ぐり車軸の場合車軸(100) の外周
    面は或いは内周面にて、超音波探触子(1) を走査するこ
    とにより、車軸(100) 内部を探傷するものである車軸の
    斜角探傷方法において、 探触子(1) の車軸(100) のスラスト方向に対する変位と
    この探触子(1) の発する超音波の到達距離即ちビーム路
    程とを座標軸とする座標平面に、探触子(1) が検出した
    車軸のスラスト方向に沿った各位置でのビーム路程値を
    プロットすることによって座標点の分布状態を得るもの
    とし、 他の車軸から予め知得した、欠陥等の有無及び車輪の嵌
    めあいの有無によって異なる、夫々の上記座標点の分布
    状態の類型と、 被検材である車軸(100) から得た上記座標点の分布状態
    とを、 比較することによって欠陥等の有無の判別を行うもので
    あることを特徴とする車軸の斜角探傷方法。
  2. 【請求項2】 被検材となる車軸(100) から探触子(1)
    が検出したエコー高さの違いを区別することが可能なよ
    うに、エコー高さの違いによって、異なる大きさの座標
    点或いは異なる色の座標点を上記座標上にプロットする
    ものであることを特徴とする請求項1記載の車軸の斜角
    探傷方法。
  3. 【請求項3】 上記欠陥の有無の判別による欠陥検出
    後、別途調整されたモニター等適宜表示手段を用いて、 探触子(1) の車軸(100) のスラスト方向に対する変位と
    車軸(100) のラジアル方向に対する変位とこの探触子
    (1) の検出したエコー高さとを座標軸とする座標空間
    へ、 車軸(100) の内部欠陥の検出位置における探触子(1) の
    ビームの広がり範囲内のエコー高さを表示することを特
    徴とする請求項1又は2記載の車軸の斜角探傷方法。
  4. 【請求項4】 上記座標図形を上記モニター等適宜表示
    手段を用いて表示し、表示された上記座標上の上記座標
    空間にて表示されるエコー高さを、探触子(1) のビーム
    の中心からの遠近によって、ビーム範囲の各部の色が異
    なるように表示することを特徴とする請求項3記載の車
    軸の斜角探傷方法。
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