JP3483547B2 - 通信システムおよび通信制御装置 - Google Patents

通信システムおよび通信制御装置

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JP3483547B2
JP3483547B2 JP2002229337A JP2002229337A JP3483547B2 JP 3483547 B2 JP3483547 B2 JP 3483547B2 JP 2002229337 A JP2002229337 A JP 2002229337A JP 2002229337 A JP2002229337 A JP 2002229337A JP 3483547 B2 JP3483547 B2 JP 3483547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、お
よび複数の子装置のポーリング通信を制御する親装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より情報機器のデータ通信の方式に
は、大別してコンテンション方式とポーリング/セレク
ティング方式が知られている。
【0003】このうちコンテンション方式は、システム
の拡張性に富むが、送信権を獲得したり通信が衝突した
ときの回復処理を行ったりしなければならず、ハードウ
ェアやプロトコルに複雑なものが要求される。しかも衝
突時には通信データが失われるので、伝送効率が低下す
るという欠点を有する。
【0004】一方、ポーリング/セレクティング方式で
は、通信フローは制御ノード(親ノード)が集中的に管
理するので、送信権や衝突時の回復などの煩わしい処理
が不要であり、比較的簡単なハードウェア、プロトコル
で実現することができる。
【0005】ところで、ポーリング/セレクティング方
式では、親ノードは、子ノードに対して定期的に、デー
タの有無を確認するメッセージを送信し続けなければな
らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポーリング/
セレクティング方式では、親ノードが子ノードからのデ
ータを待ち受ける以外の仕事がない場合でも、親ノード
は作動し続けなければならず、無駄な動作を消費してし
まうという欠点があった。
【0007】すなわち、ポーリング/セレクティング方
式を採る通信システムでは、待ち受けするデータがある
場合に、親ノードはスリープ状態(CPUがHALT
(一旦休止)し、主電源がオフの状態)に入ることが不
可能であった。
【0008】また、子ノード側においても、常に親ノー
ドからポーリングされるため、親ノードに伝送すべきデ
ータを持ち合わせていないにもかかわらず、スリープ状
態に入ることが妨げられていた。すなわち、通信システ
ム全体として無駄な電力を消費してしまっていた。
【0009】本発明は、システムや装置の消費電力を低
減することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の通信装
置と、上記通信装置との間でポーリング通信制御を行う
通信制御装置とを有する通信システムにおいて、上記通
信制御装置は、上記通信制御装置からの第1のメッセー
ジを受信した通信装置が通信権を得るポーリング通信を
行う第1の通信モードにおいて通信する第1の通信手段
と、上記第1の通信モードから上記通信制御装置が電力
節約を行う電力節約モードに移行する場合に、上記電力
節約モードに移行することを示すメッセージであり、上
記第1のメッセージを受信しなくても上記通信装置から
メッセージ送信ができる第2の通信モードに上記通信装
置を移行させる第2のメッセージを上記複数の通信装置
に送信してから上記電力節約モードに移行する電力節約
手段と、上記電力節約手段によって電力節約モードに移
行した後に、上記第2の通信モードに移行した通信装置
との間で通信を開始する場合に、上記第2の通信モード
の他の通信装置を上記第1の通信モードに移行させる第
3のメッセージを送信する送信手段とを有し、上記通信
装置は、上記第1の通信モードにおいて動作中に、上記
第2のメッセージを受信すると、上記第2の通信モード
に移行し、上記第2の通信モードに移行した後に、第3
のメッセージを受信すると、上記第1の通信モードに移
行する移行手段を有することを特徴とする通信システム
を提供する。
【0011】 また、本発明は、複数の通信装置と、上
記通信装置との間でポーリング通信制御を行う通信制御
装置とを有する通信システムで使用される通信制御装置
において、上記通信制御装置からの第1のメッセージを
受信した通信装置が通信権を得るポーリング通信を行う
第1の通信モードにおいて通信する第1の通信手段と、
上記第1の通信モードから上記通信制御装置が電力節約
を行う電力節約モードに移行する場合に、上記電力節約
モードに移行することを示すメッセージであり、上記第
1のメッセージを受信しなくても上記通信装置からメッ
セージ送信ができる第2の通信モードに上記通信装置を
移行させる第2のメッセージを上記複数の通信装置に送
信してから上記電力節約モードに移行する電力節約手段
と、上記電力節約手段によって電力節約モードに移行し
た後に、上記第2の通信モードに移行した通信装置との
間で通信を開始する場合に、上記第2の通信モードの他
の通信装置を上記第1の通信モードに移行させる第3の
メッセージを送信する送信手段とを有することを特徴と
する通信制御装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の実
施例における通信システムの接続形態を示すブロック図
である。
【0013】この通信システムは、ポーリング/セレク
ティング方式の制御を司る親ノード10と、この親ノー
ド10に最大N個まで接続可能な子ノード1〜4とから
構成されている。なお、各子ノード1〜4の番号は、そ
のままその子ノードのアドレスに対応している。また、
親ノード10のアドレスは1〜N以外の適当な番号でよ
い。
【0014】各ノード間は、一対のケーブルでバス状に
配線されている。なお、より詳しくは、親ノードの出力
が全ての子ノードの入力に、また全ての子ノードの出力
が親ノードの入力に接続されている。
【0015】そして、親ノード10と任意の子ノードと
の間で、全二重通信が可能となっている。この通信は、
メッセージを単位とするパケット通信により行われ、こ
のメッセージには、データの他、相手先のアドレスや送
り元のアドレス、伝送の成否を検査するためのチェック
シーケンス(例えばCRCコードなど)の情報が付加さ
れる。
【0016】親ノード10は、通信制御を行う通信コン
トローラと、データ処理、ノード全体の制御等を行うC
PUおよびROM、RAMを含むメモリ等を有する。通
信コントローラは、CPUの指示に従って、各種のメッ
セージを送信するとともに、受信したメッセージを解析
して、結果をCPUにわたす。親ノード10のメモリに
含まれるRAMには、子局の状態が格納される。また、
各子ノード1〜Nの構成も、親ノード10と同様であ
る。
【0017】図2は、本発明の第1実施例における通信
動作を示す模式図である。なお、ここでは通信システム
は既に親ノード10、子ノード1、2によって立上げら
れており、そこに子ノード3を新規に接続する場合につ
いて述べる。
【0018】まず、親ノード10と子ノード2が通信状
態にあり、子ノード2はコマンドメッセージ20に対し
てレスポンスメッセージ21を返す。データの伝送が1
回のメッセージの送受では完了しなかったので、親ノー
ド10は引き続きコマンドメッセージ23を発行し、子
ノード2は、それに対してレスポンスメッセージ24を
返送する。この時、ほぼ同時に子ノード3が接続、かつ
立上げられ、親ノード10に対して子ノード3は新規に
接続されたことを報知する第1の特定メッセージ25を
発行する。
【0019】親ノード10は、レスポンスメッセージ2
4と第1の特定メッセージ25が重なって受信されるの
で、結果としてブロークンメッセージと解釈される。な
お、ブロークンであるか否かは、メッセージ中のチェッ
クシーケンスのエラーにより判断することができる。
【0020】そして、親ノード10は、上述したような
ブロークンメッセージを受取った場合に、新規子ノード
が第1の特定メッセージを発行したものと判断する。そ
して、親ノード10は、第1の特定メッセージ25を受
領したことを報知するために、第3の特定メッセージ2
6を発行する。この際、親ノード10は、どの番号の子
ノードが新規接続されたのかについては未知であるの
で、第3の特定メッセージ26は、全ての子ノードに対
する同報メッセージ(すなわちマルチキャストアドレ
ス)として報知される。
【0021】次に親ノード10は、変更された通信シス
テムの構成要素を判定すべく、1からNまでの子ノード
に対し、1からNまでを相手先アドレスとする個別メッ
セージとして第2の特定メッセージ27、29、31を
順次発行する。各子ノードは該メッセージを受領した場
合、それに対するレスポンスメッセージ28、30、3
2を発行する。
【0022】ここで親ノード10は、図2には図示しな
い4〜Nまでの子ノードにも第2の特定メッセージを発
行する。そして、親ノード10は、一定時間を経てもそ
れに対するレスポンスメッセージが返って来ない場合、
それらの子ノードが実際には接続されていない、あるい
は動作していないと判断する。
【0023】このような第2の特定メッセージと、それ
に対するレスポンスメッセージを送受することにより、
ある番号の子ノードが接続されているか否かを知ること
ができる。さらに、レスポンスメッセージにノードの種
別など、そのノードに固有の属性情報を付加することに
より、親ノード10がそれらの情報を併せて把握するこ
とが可能となる。
【0024】以上述べてきた一連の動作を通じて、親ノ
ード10は、システムの変更後の構成要素を知り、新た
な設定を行う。そしてこの後、親ノード10は中断され
た処理を再開する。この場合、上述したレスポンスメッ
セージ24は、第1の特定メッセージ25との重畳によ
り失われてしまっているので、具体的には図2にあるよ
うに、コマンドメッセージ23からの処理を再開する。
【0025】ところで、図2の場合、親ノード10は、
子ノード1、2が既に接続されているのを知っているの
で、子ノード1、2への第2の特定メッセージの発行を
必ずしも必要でない。しかし、子ノード1あるいは2を
別の装置に取替えて立上げられることも考えられる。こ
の場合にも第1の特定メッセージが発行されるので、こ
れに対処するために1からNまでの子ノードに順次第2
の特定メッセージを発行する。
【0026】以上、第1の特定メッセージ25が他の通
信と重なってしまった場合について説明したが、親ノー
ド10が通信状態になく、第1の特定メッセージ25を
そのままの形で受信可能な場合には、より簡単な処理で
事足りる。
【0027】図3は、その場合の通信動作を示す模式図
である。
【0028】親ノード10は、子ノード3からの第1の
特定メッセージ25を受信した場合に、第1の特定メッ
セージ内の送り元アドレスの情報からそれが子ノード3
から到来したものであることを知る。そして、特定メッ
セージ25を受領した旨を子ノード3に向けて報知する
ため、第2の特定メッセージ33を発行する。
【0029】この第2の特定メッセージ33に対するレ
スポンスメッセージ34は必ずしも必要でない。ただ
し、前述したノードの属性情報も併せて把握する場合に
は、返答するようにする。そして、この後、親ノード1
0は、子ノード3を加えた新しい通信システムの設定を
行う。
【0030】次に、以上説明した特定メッセージの送受
に関する動作を図4および図5のフローチャートにより
説明する。
【0031】図4は、親ノード10の動作を示してい
る。まず、S100において、メッセージの到来を待
つ。次に、親ノード10は、S101において、受信し
たメッセージがブロークンであるか否かを判定する。正
常である場合には、親ノード10は、受信したメッセー
ジが第1の特定メッセージであるか否かを判定する(S
102)。そして、受信したメッセージが第1の特定メ
ッセージでない場合には、そのメッセージは通常の通信
のものであるので、親ノード10は、S120におい
て、それぞれのメッセージに応じた処理を行う。
【0032】また、受信したメッセージが第1の特定メ
ッセージである場合には、親ノード10は、S103に
おいて、受信したメッセージ内の送り元アドレスから、
どの番号の子ノードが新規に接続されたのかを認知し、
その子ノードに向けて第2の特定メッセージを発行す
る。そして、親ノード10は、S104、S105にお
いて、一定時間にわたって該メッセージに対するレスポ
ンスメッセージを待つ。親ノード10は、S106にお
いて、レスポンスメッセージ内のデータから当該子ノー
ドの属性情報を知り、S107において、新規ノードを
加えた新しい通信システムで設定を行う。
【0033】また、上記S101において、受信したメ
ッセージがブロークンであった場合には、親ノード10
は、第3の特定メッセージをブロードキャストアドレス
で発行する(S108)。次に、親ノード10は、S1
09でアドレスを1にセットし、S110で当該アドレ
スを相手先として第2の特定メッセージを発行し、S1
11、S112で一定時間にわたって当該第2の特定メ
ッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0034】そして、時間内にレスポンスメッセージが
返答された場合には、親ノード10は、S113におい
て、当該アドレス番号の子ノードが接続されていること
を認知し、かつ該ノードの属性情報を把握する。一方、
時間内にレスポンスメッセージが返答されなかった場合
は、親ノード10は、S114において、当該アドレス
番号の子ノードが接続されていないことを認知する。
【0035】次に、S115において、親ノード10
は、アドレスを+1だけ更新し、S116において、そ
れがNを越えていなければ、S110からの動作を繰り
返す。すなわちS110からS115までの動作がN回
繰り返される。その後、S107において、親ノード1
0は、認知した新しい構成要素で通信システムの設定を
行う。
【0036】図5は、子ノード側の動作を示している。
まず、子ノードは立上がり時には、S200において、
親ノード10に向けて第1の特定メッセージを発行す
る。そして、S201、S202において、一定時間に
わたって第2の特定メッセージあるいは第3の特定メッ
セージの受信を待ち、時間内にいずれのメッセージも到
来しなかった場合は、S200に戻る。
【0037】また、時間内に到来したメッセージが第2
の特定メッセージである場合は、子ノードはS203で
該メッセージに対するレスポンスメッセージを発行して
S204へ進み、第3の特定メッセージの場合は、その
ままS204に進む。
【0038】そして、S204では、子ノードは新たな
メッセージの到来を待ち、S205において、そのメッ
セージが第3の特定メッセージである場合は、何もせず
にS204へ戻る。この場合、受信した第3の特定メッ
セージは、他のノードが発した特定メッセージに対応し
たものであるから無視してよい。
【0039】また、S204で受信したメッセージが第
2の特定メッセージである場合は、S206において、
このメッセージに対するレスポンスメッセージを発行す
る。また、S204で受信したメッセージがその他のメ
ッセージである場合には、このメッセージは通常の通信
のものであるから、子ノードはS210でそれぞれのメ
ッセージに対応した処理を行う。なお、以降は、S20
4以降の動作を繰り返し実行する。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
通信システムの変更に即応してその構成要素を自動的に
設定することが可能である。しかも、設定に関わる一連
の動作は、システムの変更が行われた時に実施されるだ
けであるから、実効的な通信速度をほとんど低下させず
に済むという効果がある。
【0041】なお、通信システム全体を立上げるときに
は、親ノードを一番最後に立上げる。このように動作す
ることで、上述した一連の動作を1〜2回に押さえるこ
とが可能である。
【0042】また、親ノードのメッセージにより子ノー
ドの主電源をオン/オフできるようにすることが考えら
れる。
【0043】この場合、オフメッセージを受信しても、
子ノードは全ての電源をオフしてしまうのではなく、少
なくとも通信に関する部分の回路には電源を投じてお
く。そして、次に親ノードからオンメッセージが発せら
れたときに、他の部分の電源を回復し、完全な動作状態
に復帰する。この際、オンメッセージによるオン時に
は、いわゆる立上げ時(完全な電源オフ状態からオンさ
れる時やハードウェアリセット時など)とは異なり、特
定メッセージを発行しない。
【0044】このように親ノードからのリモートでのオ
ン/オフを可能にしておけば、子ノードをオンするたび
に、一連の動作が実行されることはなく、直ちに安定的
な状態が得られる。しかもこの場合には、各子ノードが
離散的に配置されていても、それらの電源スイッチをい
ちいち入れて回る必要がない。
【0045】なお、オフメッセージを受信したときと同
様の電源制御を子ノード側のスイッチ等で実施できるよ
うにしてももちろんよい。
【0046】また、前述の第1実施例では、バス状の通
信路を例に説明を行ったが、本発明は、これに限定され
るわけではなく、スター状、デージーチェーンなど、他
のトポロジーの通信路においても同様に実施可能であ
る。
【0047】また、全二重ではなく半二重の通信路にお
いても本発明を実施できる。この場合、親ノードが送信
中の間、特定メッセージは親ノードに届かないのである
が、図5のフローチャートにもあるように、新規ノード
は親ノードから第2または第3の特定メッセージが発行
されるまで第1の特定メッセージの発行を繰り返す。従
って次に親ノードが受信状態になった時に、確実に(少
なくともブロークンの形で)特定メッセージを親ノード
に届けることが可能である。
【0048】そして、親ノードは特定メッセージあるい
はブロークンメッセージを受信したら、直ちに第2ある
いは第3の特定メッセージを発行する。この第2あるい
は第3の特定メッセージが正規の通信を行っている子ノ
ードの発するメッセージと重なってしまうことも考えら
れる。しかしながら、当該子ノードは、かかるメッセー
ジを発行し終えれば受信状態となる。したがって、親ノ
ードは第2あるいは第3の特定メッセージの発行の後、
再び受信状態に入り、再度の特定メッセージの到来のな
いことを確認してから(もし、再到来した場合は、以上
の動作を繰り返す)、以後の動作を行う。このように動
作すれば、親ノードと新規ノードのハンドシェイクが堂
々めぐりになることはない。
【0049】図6は、本発明の第2実施例における通信
動作を示す模式図である。なお、本実施例の通信システ
ムの接続形態は、図1と共通であるものとする。
【0050】親ノード10は、いずれかの子ノードから
のデータを待ち受ける以外の仕事がなくなった時、子ノ
ードに向けて、同報メッセージ(すなわちマルチキャス
ト・アドレス)で第1の特定メッセージ120を報知す
る。第1の特定メッセージ120を受領した後、子ノー
ドは親ノード10のポーリング/セレクティングの動作
なしにメッセージの発行ができるようになる。特定メッ
セージ120を発行した後、親ノード10はCPUをホ
ールトにしてスリープ状態に入る。
【0051】さて、この後、子ノード2は、親ノード1
0にデータを伝送すべき事象(例えばFAXモデムに着
呼があった等)が発生した時に、親ノード10に対して
第2の特定メッセージ121を発行する。
【0052】第2の特定メッセージ121の到来を検知
した親ノード10は、CPUのホールトを解除し、スリ
ープ状態から復帰する。そして、親ノード10は第2の
特定メッセージ121に対するレスポンスメッセージ1
22を発行する。
【0053】該レスポンスメッセージ122は、子ノー
ド2に対しては、第2の特定メッセージ121の受領を
通知するものであるが、他の子ノードに対しては、親ノ
ード10のポーリング/セレクティングの動作なしにメ
ッセージの発行ができる期間の終了を告げるものであ
る。従って、同報メッセージで報知される。
【0054】親ノード10は、レスポンスメッセージ1
22を発行した後、通常の動作に戻り、子ノード2のデ
ータを取り込むべくコマンドメッセージ123を発行す
る。このコマンドメッセージに対して子ノード2はレス
ポンスメッセージ124を発行して伝送すべきデータを
親ノード10に送信する。
【0055】ところで、第2の特定メッセージ121に
は、送り元の子ノードのアドレスとその原因、すなわち
どのような事象が発生して第2の特定メッセージ121
を発行したのかについての情報がデータ部に包含され
る。これにより親ノード10は、第2の特定メッセージ
121を受領した後、どの子ノードにどのようなコマン
ドメッセージを発行すればよいかを判定する。
【0056】次に、親ノード10がCPUをホールト
し、またホールトから解除される仕組みについて、詳し
く説明する。
【0057】図7は、本実施例における親ノード10の
ブロック図である。
【0058】CPU31は、マイクロプロセッサ等で構
成され、割込制御回路が内包されているものである。通
信コントローラ32は、少なくとも受信データがあった
場合に、CPU31に対して割込要求信号を出力するよ
うになっている。
【0059】メモリ33は、ROM/RAMからなり、
ROM部にはCPU31のプログラムなどが格納され、
RAM部はプログラム動作時のワーク領域などとして使
用される。
【0060】周辺回路部34は、本実施例では特定しな
いが、例えば表示装置、入力装置、二次記憶装置などで
ある。通常は、これらの装置群からもCPU31に対し
て割込要求信号が出力されることが多いが、本実施例の
必須の構成要素ではないので省略する。
【0061】電源制御部35は、CPU31がホールト
時に、CPU31の命令によりその他の周辺回路部34
への電源を投入・切断するものである。CPU31、通
信コントローラ32、メモリ33へは常に電源が投入さ
れる。ただし、ホールト時に動作時電圧よりも低い電圧
を印加可能なマイクロプロセッサをCPU31として採
用する場合には、CPU31への電圧切換制御回路が電
源制御部35に含まれる。以上の構成要素は共通のバス
線36で互いに接続されている。
【0062】さて、親ノード10では、まずCPU31
は周辺回路部34への電源を切断するよう電源制御部3
5をコントロールし、次いで第1の特定メッセージ12
0を発行するように通信コントローラ32に指示する。
【0063】次に、CPU31はホールト命令を実行し
て動作を停止する。この時点で、CPU31はクロック
を停止し、メモリ33にも読み書きの動作は為されな
い。従って動作状態にあるのは、通信コントローラ32
だけであり、親ノード10全体としての消費電力はごく
わずかなものとなる。
【0064】さて、いずれかの子ノードから第2の特定
メッセージ121が発行されると、通信コントローラ3
2は、これを検知してCPU31に対して割込要求信号
を出力する。該割込要求信号によりCPU31はホール
トを解除し、クロックも発振を開始して、動作を再開す
る。
【0065】まず、CPU31は上記割込要求信号に対
応した割込処理を実行する。この処理の中で、CPU3
1は第2の特定メッセージ121を受領し、次いで第2
の特定メッセージに対するレスポンスメッセージ122
を発行するように通信コントローラ32に指示する。
【0066】CPU31は、さらに周辺回路部34への
電源を再投入するよう電源制御部35をコントロールす
る。その後、メイン処理に戻りコマンドメッセージ12
3を発行する以降の処理を実行する。
【0067】ところで、以上説明してきたのは単一の子
ノートが第2の特定メッセージ121を発行した場合に
ついてであるが、実際には複数の子ノードがほぼ同時に
第2の特定メッセージを発行してしまう事態も考えられ
る。このような場合、親ノード10には、ブロークンの
メッセージが受信されてしまい、どの子ノードから第2
の特定メッセージが送られてきたのか判定できない。
【0068】この事態に対処するには、親ノード10が
第2の特定メッセージに対するレスポンスメッセージを
発行するまで第2の特定メッセージを発行した子ノード
は該メッセージの発行を繰り返し実行する。この際、複
数の子ノードの発行する第2の特定メッセージの重量が
連続して起こることがないように、繰り返しの時間間隔
をランダムにするか、ノードごとに異なった時間間隔を
設定する。
【0069】すなわち、親ノード10は、正規の第2の
特定メッセージを受領するまで、第2の特定メッセージ
に対するレスポンスを発行せず、また子ノードは、該レ
スポンスメッセージを受領するまで第2の特定メッセー
ジを繰り返し発行する。
【0070】図8および図9は、以上述べてきた第1の
特定メッセージ120および第2の特定メッセージ12
1の送受に関わる動作を示すフローチャートである。
【0071】図8は、親ノード10の動作を示してい
る。まず、CPU31は、S300において、周辺回路
部34への電源を切断するように電源制御部35を制御
し、S301において第1の特定メッセージ120を発
行するように通信コントローラ32に指示する。
【0072】そして、S302において、CPU31は
ホールト命令を実行する。この後、CPU31は通信コ
ントローラ32から割込要求信号が出力されるまでは動
作を停止する。
【0073】さて、いずれかの子ノードが第2の特定メ
ッセージ121を発行すると、通信コントローラ32か
らの割り込み要求信号により、CPU31はホールトを
解除し、S303において、そのメッセージを受領す
る。
【0074】次に、S304において、CPU31は、
この受領したメッセージが第2の特定メッセージ120
であるか否かを判定する。そして、第2の特定メッセー
ジ120でない場合には、通信ラインや割り込み要求信
号のラインにノイズが混入するなど、過った原因でホー
ルトが解除されてしまったので、CPU31は、S30
2でホールト命令を再実行する。
【0075】また、受領したメッセージが第2の特定メ
ッセージ121の場合は、CPU31は、S305で第
2の特定メッセージに対するレスポンスメッセージ12
2を発行するように通信コントローラ32に指示し、S
306で周辺回路部34への電源を再投入するように電
源制御部35を制御する。この際、周辺回路部34のな
かに再初期化を必要とするものがあれば、CPU32は
初期化の処理も併せて実行する。
【0076】さて、前述したとおり第2の特定メッセー
ジ121には、これを発行した子ノードのアドレスと原
因の情報が含まれている。これらの情報に基づき、CP
U31は、S307において、対応する子ノードへ上記
原因に対処するコマンドメッセージ123を発行するよ
うに、通信コントローラ32に指示する。そして、CP
U31は、S308で、子ノードからのレスポンスメッ
セージ124を待ち受ける。
【0077】この時、通信ラインでの伝送誤り等により
上記コマンドメッセージが相手子ノードに届かなかった
り、過って伝送されてしまうことも考えられる。そこ
で、CPU31は、S309で一定時間の経過を判定
し、一定時間内はS308へ戻り、レスポンスメッセー
ジの到来を待ち受ける。ここで、一定時間を過ぎた場合
には、CPU31はS307に戻り、コマンドメッセー
ジを再送する。
【0078】さらに、S310において、CPU31は
到来したレスポンスメッセージがS307で発行したコ
マンドメッセージ123に対応したものであるか否かを
判定する。そして、対応していない場合は、S307へ
戻りコマンドメッセージを再送する。また、対応してい
る場合は、CPU31は、S311において、適宜に対
応した処理を実行する。これ以後、親ノードは通常の動
作処理を続行する。
【0079】図9は、子ノードの動作を示している。ま
ず、S400において、第1の特定メッセージを受領し
た後、S401において、事象の発生(例えばモデムへ
の着呼)を判定する。そして、事象が発生していない場
合には、S402でメッセージの到来を判定する。そし
て、メッセージが到来した場合は、親ノードがスリープ
状態から通常動作状態に復帰したので、以降、通常の動
作処理を続行する。また、メッセージが到来していない
場合には、S401に戻る。
【0080】さて、S401で、事象が発生した場合に
は、S403において第2の特定メッセージ121を発
行し、S404、405において一定時間(あるいは前
述のとおりランダムの時間)、第2の特定メッセージに
対するレスポンスメッセージを待ち受ける。そして、到
来しない場合は、S403へ戻って第2の特定メッセー
ジ121を再送し、また到来した場合は、以後、通常動
作処理を続行する。
【0081】以上説明してきた通り、本実施例によれ
ば、通信プロトコルにポーリング/セレクティング方式
という簡便な方法を採用していながら、親ノードが子ノ
ードからのデータを待ち受ける以外の仕事がない場合
に、親ノードはスリープ状態に入ることができるので、
無駄な電力の消費を防ぐことができる。
【0082】なお、低消費電力の観点からは、子ノード
もスリープ状態に入れるのが望ましい。本実施例では、
親ノードがスリープ状態になると、子ノードがポーリン
グ動作を受け続けることがない。従って、子ノードもス
リープ状態に移行することが可能である。
【0083】図10は、この場合の子ノードのブロック
図である。図中、CPU41、通信コントローラ42、
メモリ43、周辺部回路44、電源制御部45およびバ
ス線46は、図7に示す親ノードの各要素31〜36と
同様のものである。また、モデム47は、不図示の公衆
回線を通じて遠隔地の装置とデータのやりとりを行うも
のである。
【0084】図7の親ノードと異なる点は、CPU41
への割込み要求信号が、通信コントローラ42からだけ
でなくモデム47から出力されていること、また常に電
源が投入される要素にCPU41、通信コントローラ4
2、メモリ43に加えてモデム47が追加されることで
ある。モデム47は、着呼があった場合に、CPU41
に対して割込み要求信号を出力する。
【0085】さて、CPU41は所定時間親ノード10
からメッセージの到来がない場合あるいは親ノード10
からの第1の特定メッセージ120を受領した場合に、
その他の周辺回路部44への電源を切断するよう電源制
御部45をコントロールし、次にホールト命令を実行し
て動作を停止する。
【0086】ホールトが解除されるのは、割込み要求信
号が出力された時であるが、図10に示した通り、CP
U41へは2つの割込み要求信号が接続されている。従
って、CPU41のホールトが解除されるのは、通信コ
ントローラ42が親ノード10からのメッセージを検知
した時、あるいはモデム47が着呼を検知した時であ
る。
【0087】ホールト解除後の処理動作は、ホールト前
の状態(すなわち、所定時間の経過でホールトしたのか
第1の特定メッセージの受信でホールトしたのか)と、
どちらの割込み要求信号でホールトが解除されたかによ
って異なる。
【0088】まず、所定時間の経過、あるいは第1の特
定メッセージの受信でホールトし、親ノード10からの
メッセージの到来でホールトを解除した場合は、メッセ
ージを受領し、次いで周辺部回路44への電源を投入
し、以後は通常の動作処理を行う。
【0089】一方、所定時間の経過でホールトし、着呼
でホールト解除した場合は、モデム47からのデータを
受信する処理を行い、次いで周辺部回路44への電源を
投入し、以後は通常の動作処理を行う。
【0090】また、第1の特定メッセージの受信でホー
ルトし、着呼でホールト解除した場合は、モデム47か
らのデータを受信し、周辺部回路44への電源を投入し
た後、第2の特定メッセージを発行する。そして、親ノ
ードからの第2の特定メッセージに対するレスポンスメ
ッセージを待ち受け、該レスポンスメッセージを受領し
た後、通常の動作処理を行う。
【0091】図11は、以上の動作を整理したフローチ
ャートである。CPU41は、S320でメッセージの
到来を判定する。到来していない場合は、S324にお
いて前回のメッセージが到来してから所定時間が経過し
たか否かを判定する。この判定は、メモリ43の所定の
カウンタ領域をチェックすることにより行う。
【0092】そして、所定時間が経過していない場合
は、CPU41はS320で親ノードからのメッセージ
を待ち受け、所定時間が経過している場合は、CPU4
1は、S324へ至る。
【0093】また、S320でメッセージが到来した場
合は、CPU41はS321で該メッセージが第1の特
定メッセージ120であるか否かを判定する。そして、
第1の特定メッセージである場合は、S324へ至る。
また、それ以外のメッセージである場合は、CPU41
はS322で当該メッセージに対応した処理を行い、以
後はS320に戻って次のメッセージを待ち受ける。
【0094】さて、S324では、CPU41は時間あ
るいは特定メッセージのいずれでホールトすることにな
ったのか、その原因をメモリ43に記憶しておく。そし
て、S325でCPU41は、周辺部回路44への電源
を切断し、次いでS326においてホールト命令を実行
し、動作を停止する。
【0095】次に、ホールト解除後の処理動作について
説明する。まず、親ノード10から何らかのメッセージ
が到来し、通信コントローラ42でこれが検知され、そ
の結果として出力された割込み要求信号でホールトが解
除された場合は、CPU41は、S327で当該メッセ
ージを受領し、次いでS328で周辺部回路44への電
源を再投入する。そして、それ以後は通常の動作処理、
すなわち前述したS320からの処理を実行する。
【0096】一方、モデム47への着呼があり、その結
果として出力された割込み要求信号でホールトが解除さ
れた場合は、CPU41は、S329において、当該着
呼に対応して為される受信処理を行い、S330で周辺
部回路44への電源を再投入する。
【0097】次に、S330で今解除されたホールト
が、S323の所定時間の経過あるいはS321の第1
の特定メッセージ120の受信のどちらの原因で起こっ
たのかを判定する。なお、これらの原因は、S324に
おいてメモリ43上に記憶されている。そして、所定時
間の経過によりホールトした場合はS320に戻り、以
後通常の動作処理を行う。また、第1の特定メッセージ
の受信によりホールトした場合は、S403へ至る。
【0098】S403〜405は、前述図9で説明した
S403〜405と同一の処理を行うものである。従っ
て、CPU41はS403において第2の特定メッセー
ジを発行し、S404、405において一定時間(ある
いはランダム時間)にわたり第2の特定メッセージに対
するレスポンスメッセージを待ち受ける。そして、到来
しない場合は、CPU41はS403で第2の特定メッ
セージを再送し、また到来した場合は、S320へ戻
り、以後、通常動作処理を続行する。
【0099】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、親ノード10が子ノードからのデータを待ち受ける
以外の仕事がない場合に、そのデータが発生するまでの
間、親ノードだけでなく子ノードもスリープ状態に移行
するようにしたので、通信システム全体として無駄な電
力の消費を防ぐことができる。しかも、本実施例におい
ては、親ノードからのポーリング/セレクティング動作
が長時間なかった場合にも子ノードはスリープ状態へ移
行するため、より一層の低消費電力を実現し得るもので
ある。
【0100】ところで、以上の説明では、バス状の通信
路を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるわ
けではなく、スター状、デージーチェーンなど、他のト
ポロジーの通信路においても実施可能である。また全二
重でなく半二重の通信路においても実施可能である。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、第1の通信モードにお
いてポーリング通信の制御を行う通信制御装置は、通信
制御装置からのメッセージを受信しなくても通信装置側
からメッセージ送信ができる第2の通信モードに通信装
置を移行させてから、電力節約モードに移行するので、
通信ができなくなることを防止しつつ電力節約モードに
移行することができ、また、通信装置が第2の通信モー
ドに移行した後に、通信制御装置と通信装置との間で通
信を開始する場合は、第2の通信モードの他の通信装置
を、第1の通信モードに再び移行させるので、ポーリン
グ通信システム、装置の消費電力を低減することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1実施例における親ノードと子ノー
ドとのメッセージのやりとりを示す第1の模式図であ
る。
【図3】上記第1実施例における親ノードと子ノードと
のメッセージのやりとりを示す第2の模式図である。
【図4】上記第1実施例における親ノードの動作を示す
フローチャートである。
【図5】上記第1実施例における子ノードの動作を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例における親ノードと子ノー
ドとのメッセージのやりとりを示す模式図である。
【図7】上記第2実施例における親ノードの構成を示す
ブロック図である。
【図8】上記第2実施例における親ノードの動作を示す
フローチャートである。
【図9】上記第2実施例における子ノードの第1の動作
を示すフローチャートである。
【図10】上記第2実施例における子ノードの構成を示
すブロック図である。
【図11】上記第2実施例における子ノードの第2の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…親ノード、 1〜4…子ノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂川 伸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 長崎 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−173816(JP,A) 特開 昭63−70317(JP,A) 特開 昭63−262995(JP,A) 特開 昭51−74187(JP,A) 特開 昭63−73315(JP,A) 特開 平4−100134(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 - 12/46 H04L 29/00 G06F 1/00 330

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信装置と、上記通信装置との間
    でポーリング通信制御を行う通信制御装置とを有する通
    信システムにおいて、上記通信制御装置は、 上記通信制御装置からの第1のメッセージを受信した通
    信装置が通信権を得るポーリング通信を行う第1の通信
    モードにおいて通信する第1の通信手段と; 上記第1の通信モードから上記通信制御装置が電力節約
    を行う電力節約モードに移行する場合に、上記電力節約
    モードに移行することを示すメッセージであり、上記第
    1のメッセージを受信しなくても上記通信装置からメッ
    セージ送信ができる第2の通信モードに上記通信装置を
    移行させる第2のメッセージを上記複数の通信装置に送
    信してから上記電力節約モードに移行する電力節約手段
    と; 上記電力節約手段によって電力節約モードに移行した後
    に、上記第2の通信モードに移行した通信装置との間で
    通信を開始する場合に、上記第2の通信モードの他の通
    信装置を上記第1の通信モードに移行させる第3のメッ
    セージを送信する送信手段と; を有し、 上記通信装置は、 上記第1の通信モードにおいて動作中に、上記第2のメ
    ッセージを受信すると、上記第2の通信モードに移行
    し、上記第2の通信モードに移行した後に、第3のメッ
    セージを受信すると、上記第1の通信モードに移行する
    移行手段を有する ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記通信制御装置は、上記 電力節約モードでは、一部の
    回路への電力を切断することを特徴とする通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記複数の通信装置は、上記通信制御装置からのメッセ
    ージを所定時間受信しないと、 電力節約モードになり、
    送信すべきデータが生じたときに、または、上記通信制
    御装置からのメッセージを受信すると、該電力節約モー
    ドを解除することを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の通信装置と、上記通信装置との間
    でポーリング通信制御を行う通信制御装置とを有する通
    信システムで使用される通信制御装置において、 上記通信制御装置からの第1のメッセージを受信した通
    信装置が通信権を得るポーリング通信を行う第1の通信
    モードにおいて通信する第1の通信手段と; 上記第1の通信モードから上記通信制御装置が電力節約
    を行う電力節約モードに移行する場合に、上記電力節約
    モードに移行することを示すメッセージであり、上記第
    1のメッセージを受信しなくても上記通信装置からメッ
    セージ送信ができる第2の通信モードに上記通信装置を
    移行させる第2のメッセージを上記複数の通信装置に送
    信してから上記電力節約モードに移行する電力節約手段
    と; 上記電力節約手段によって電力節約モードに移行した後
    に、上記第2の通信モードに移行した通信装置との間で
    通信を開始する場合に、上記第2の通信モードの他の通
    信装置を上記第1の通信モードに移行させる第3のメッ
    セージを送信する送信手段と; を有することを特徴とする通信制御装置。
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