JP3482581B2 - 側溝用蓋 - Google Patents
側溝用蓋Info
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Description
溝の蓋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】鉄道線路沿いに布設される通信、信号用
等のケーブルは線路沿いに設置されているコンクリート
製のU字形側溝内に収納されて布設されているが、この
側溝の上面開口の上に載せられて開口を覆う蓋は、従来
はコンクリート製の蓋が多く用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のコンクリート製
の側溝用蓋は重量が大であるためにケーブルの点検や追
加工事等の際に蓋を側溝開口上から取り外したり再び載
置する作業や運搬が容易でなく作業の迅速化を妨げとな
っていた。またコンクリート製の蓋は脆いので、側溝開
口上から取り外す際にバール等でこじ開ける時や運搬時
にひび割れや欠損を生じ易い欠点があった。 【0004】本発明は、運搬時には軽量であり、しかも
列車高速通過時の気流により浮き上がりや飛ばされるお
それがなく、かつ割れや欠損を生じないように構成した
鉄道線路沿いに布設される側溝用の蓋を提供することを
目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明の側溝用蓋は、長方形偏平箱状の合成樹脂製
の蓋体1の上板部2と底板部3の間に、底板部3の多数
箇所の板部分を凹陥させて上板部2に一体に接合した形
状の内部空所が蓋体1全体に連通する多数の中空リブ部
6を設け、この中空リブ部6内に、蓋体の重量調整材を
入れる重量調整材装填用中空部7を形成し、前記底板部
3と上板部2の一体接合板部に貫通する通気孔8を設
け、蓋体1の端面に前記中空部7に通ずる重量調整材投
入口10を設け、蓋体1の両端部に把手部12を設けた
ことを特徴とするものである。 【0006】前記のように構成した本発明の側溝用蓋
は、鉄道線路沿いに布設されるケーブル収納用のU字溝
やトラフ等の側溝の上面開口の上に載置する蓋として使
用される。蓋体1は柔軟性のある合成樹脂製であるか
ら、従来のコンクリート製蓋のように運搬中や取扱作業
中にひび割れや欠損が生じない。また、中空リブ部6
は、柔軟性のある合成樹脂製の蓋がU字形側溝上端開口
内に凹陥しないように補強リブとなる。蓋は合成樹脂製
で中空部が形成されているため軽量であるから多数個で
も一括運搬が容易である。 【0007】また、蓋が軽量であると、側溝の傍の線路
を高速で列車が走行する際にその列車走行に伴う風圧に
より蓋が飛ばされる危険性があるが、重量調整材装填用
中空部7の内部に重量調整材たとえば水、砂、水ガラ
ス、コンクリート破砕屑やその他の廃棄物破砕屑等を入
れて蓋の重量を増加することにより、前記の風圧で蓋が
飛ばされるおそれがない。この重量調整材は重量調整材
投入口から前記中空部7内に入れる。 【0008】また、列車が高速で通過すると通過時に側
溝蓋上が真空状になって蓋が浮き上がり飛ばされる危険
があるが、通気孔8が設けてあることにより、蓋の上面
側が通気孔8を通して下面側の側溝内大気圧に連通する
ことができ、蓋の上面側が速やかに側溝内気圧と同圧に
なるので列車が高速通過しても蓋の浮き上がりは生じな
い。 【0009】把手部12は、U字形側溝の上端開口上に
蓋を載せ、または側溝上に設置された蓋を外す際に手を
掛けて蓋を持つ把手となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明の側溝用蓋の1実施の形態
の上面を示し、図2はその裏面を示し、図3はその側面
を示し、図4はその端面を示す。また図5は図2のA−
A線における断面を示し、図6はB−B線における断面
を示し、図7はA−A線で破断した斜視図である。この
図7は蓋体1を裏返して図1の上板部2を下側にし図2
の底板部3を上側にした状態で図示してある。図8は重
量調整材投入口と把手部を斜視図で示す。本発明の側溝
用蓋は、長方形の偏平な箱形の蓋体1を、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のやや柔軟な合成樹脂で成型し、
長方形の上板部2(図1)と長方形の底板部3(図2)
と上下両板部2、3の周縁間の側板部4(図3)とによ
り密閉された偏平な箱形に形成する。図5の図2A−A
線断面図はこの偏平な箱形状を示している。図1に示し
た16は上板部2の表面に多数設けた小突起パターンで
あり、これは鉄道線路沿いの側溝の蓋の上を作業員が歩
くときの滑り防止になる。 【0011】前記の長方形箱形の蓋体1の底板部3は、
図2とそのA−A線断面図の図5および図7の斜視図に
示したように、底板体の多数箇所を上板部2に向け細長
い小さな長方形に凹陥させてその凹陥底板体部分を上板
部2に一体に接合した細長小長方形の凹陥部5を底板部
3全面にわたって多数設ける。図7の破断斜視図は、こ
のように形成した凹陥部5を示し、3aは底板3部分を
上板部分2aに向けて凹陥させて上板部分2aに一体に
接合した凹陥板部分を示す。図6と図7に示したように
前記のように形成した多数の各凹陥部5、5の間にはそ
れぞれ、凹陥部5の両側壁3b、3bがリブ板部になる
中空リブ部6が形成される。7はこの中空リブ部6内の
中空部であり、この中空部7は蓋体1内全体にわたって
連通して形成され、蓋体1内に重量調整材を装填する中
空部となる重量調整材装填用中空部7を形成する。 【0012】前記の蓋体1の内部に設けた重量調整材装
填用中空部7には、蓋体1を側溝上に設置する作業時
に、軽量の合成樹脂製蓋体1本体の重量を適宜の重さに
なるように調整するための重量調整材を、後記の重量調
整材投入口10から入れる。この重量調整材としては
水、砂、水ガラス等を用い、またはコンクリート破砕屑
や産業廃棄物破砕屑その他の廃棄物破砕屑等を利用す
る。 【0013】前記の凹陥板部分3aと上板部分2aの一
体接合板部には貫通する孔8を設けて、蓋体1の上板部
2と底板部3を貫通する通気孔8を形成する。この通気
孔8は図1と図2に示したように蓋体1の全面にわたっ
て多数設ける。 【0014】前記蓋体1の一方の端面(図1の下端面)
には、図1、図2と図8に示したように、凹部9を形成
しこの凹部9における側板部4aに、前記の中空部7に
連通する短管部を突設して中空部7内に重量調整材を投
入するための重量調整材投入口10を設ける。11はこ
の投入口10に被せるキャップであり、蓋体1と同じ合
成樹脂製で投入口10に嵌着型またはねじ込み型に形成
する。 【0015】前記の蓋体1の両端部(図1、図2の上、
下各端部)には、蓋体1の取扱の際に手を掛けるための
把手部12を設ける。この把手部12は、図2と図8に
示したように上端部と下端部の各々の中央部における底
板部3と側板部4に凹部13を形成し、この凹部13の
開口端に把手梁部14を設け、この凹部13における上
板部2に図1に示したように横長の方形孔15を設けて
構成する。 【0016】前記のように構成した本発明の側溝用蓋
は、鉄道線路沿いに設けられているケーブル収納布設用
のコンクリート製U字形側溝の上面開口の上に載置して
開口を覆う蓋となるが、その取扱時には把手部12に手
を掛けることができるので取扱作業が容易である。蓋体
1を鉄道線路沿いの作業現場に運搬する際には、蓋体1
内に設けた重量調整材装填用中空部7には重量調整材を
入れずに中空にして軽量にしておき、蓋体1を側溝上に
設置する作業時に、重量調整材投入口10から重量調整
材装填用中空部7に重量調整材を入れて、軽量な合成樹
脂製蓋体1本体の重量を列車走行時の風圧により蓋体1
が飛ばされないように重くする。これにより列車走行時
の風圧で蓋が飛ばされたり移動する事故が防止される。 【0017】前記のように上下面を貫通する通気孔8を
設けた本発明の蓋体1を鉄道線路沿いの側溝上に載置す
ると、高速列車の通過直後に側溝蓋上が真空状になって
も、蓋体1の上面側が通気孔8を通して下面側の側溝内
大気圧に連通するので蓋体1の上面側が速やかに側溝内
気圧と同圧になり、したがって前記の蓋体1が浮き上が
る事故は防止される。 【0018】 【発明の効果】前記のように本発明の側溝用蓋は、合成
樹脂製蓋体に多数の中空リブ部を設けたので、軽量であ
るから多数個の運搬が容易で、把手部により取扱容易と
なり、かつ中空であってもリブ部により機械的強度は充
分であり、従来のコンクリート蓋のように運搬中や取扱
作業中にひび割れや欠損が生ずることがない。 【0019】また、蓋体内部に重量調整材装填用中空部
を設けるとともに重量調整材投入口を設け、鉄道線路沿
いの側溝上に載置した蓋体内に重量調整材を入れて蓋の
重量を増加するようにしたので、列車走行時の風圧を受
けても蓋が飛ばされるおそれがない。 【0020】また、蓋体に貫通する通気孔8を設けたの
で、高速列車の通過直後に側溝蓋上が真空状になっても
蓋体下面側の側溝内大気圧に速やかに連通することがで
き、蓋の浮き上がりや飛ばされるおそれがない。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】長方形偏平箱状の合成樹脂製蓋体の上板部
と底板部の間に、底板部の多数箇所の板部分を凹陥させ
て上板部に一体に接合した形状の内部空所が蓋体全体に
連通する多数の中空リブ部を設け、前記中空リブ部内
に、蓋体の重量調整材を入れる重量調整材装填用中空部
を形成し、前記底板部と上板部の一体接合板部に貫通す
る通気孔を設け、蓋体の端面に前記中空部に通ずる重量
調整材投入口を設け、蓋体の両端部に把手部を設けたこ
とを特徴とする側溝用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34781095A JP3482581B2 (ja) | 1995-12-16 | 1995-12-16 | 側溝用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34781095A JP3482581B2 (ja) | 1995-12-16 | 1995-12-16 | 側溝用蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09312922A JPH09312922A (ja) | 1997-12-02 |
JP3482581B2 true JP3482581B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=18392745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34781095A Expired - Fee Related JP3482581B2 (ja) | 1995-12-16 | 1995-12-16 | 側溝用蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482581B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5019658B2 (ja) * | 2010-11-19 | 2012-09-05 | 古河電気工業株式会社 | ピット蓋 |
JP5480178B2 (ja) | 2011-02-07 | 2014-04-23 | 古河電気工業株式会社 | ピット蓋の敷設構造、製造方法、および敷設方法 |
JP6948664B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2021-10-13 | 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 | 側溝蓋 |
-
1995
- 1995-12-16 JP JP34781095A patent/JP3482581B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09312922A (ja) | 1997-12-02 |
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