JP3482240B2 - ファン - Google Patents

ファン

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JP3482240B2
JP3482240B2 JP12023694A JP12023694A JP3482240B2 JP 3482240 B2 JP3482240 B2 JP 3482240B2 JP 12023694 A JP12023694 A JP 12023694A JP 12023694 A JP12023694 A JP 12023694A JP 3482240 B2 JP3482240 B2 JP 3482240B2
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典雄 仙洞田
濱田靖夫
赤松克志
橋本俊明
佐藤昭助
内田孝志
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Calsonic Kansei Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータの
冷却として、あるいはトイレの脱臭を行ない得る程度の
微風を発生せしめ得る所謂、層流ファン構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の層流ファン構造として
は、例えば図1に示す如き構造のものである。すなわ
ち、1は中央部に吸気口2を有する上枠、3は下枠であ
ってこの上枠1と下枠3との間はスペーサ4によって適
宜の間隔に隔設されている。5は上下の枠間に位置され
るファン本体であって、このファン本体5は、中央に流
通孔6を設けてなる例えばドーナッツ形状であるプラス
チック製の単一形状円盤7の多数枚を、同心軸上であり
かつ例えば0.5〜1mmの厚さであるスペーサ8を円
盤7と交互に介在せしめて積層構造としたものである。
またこのファン本体5は、モータ9により円盤7と平行
方向に回転されるものである。
【0003】そしてそのモータ9の駆動力にファン本体
5が回転されると各円盤7の隙間に位置されている空気
(粘性空気)は、その遠心力で気流が生じ、吸気口2か
ら吸入される空気aはb,b方向へ吐出され、その結果
微風である吐出風が得られるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる従来の
層流ファン構造にあっては、ファン本体5の回転によっ
て生じる気体の吐出方向bが吸気方向aに対して直交方
向であるために、例えば従来の層流ファンを使用して、
吸気方向と同方向に発生空気を吐出せしめたい場合に不
便が生じる。
【0005】換言するならば従来の層流ファン構造で
は、該ファンの吸気方向と同方向の吐出気流を生ぜしめ
ることが不可能であるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、回転層流ファン本体を
回転させる構造となしさらにその回転層流ファン本体の
外径形状と、該回転層流ファン本体を回転自在に収容す
るファンケースの形状を新規構造となして、層流ファン
における吸気流方向と吐出方向が平行であるようにし、
しかも吐出空気の吐出ロスを最少限に抑制して送風効率
に優れた層流ファンを提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図2及び図3に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
【0008】11は回転層流ファン本体、12はこの回
転層流ファン本体を回転自在に内装するファンケースで
あって、その回転層流ファン本体11の構成は、環状
(ドーナッツ形状)に形成された例えば0.5〜1mm
程度の厚さである多数枚の環状円盤11−1と、各環状
円盤11−1相互間に介在される例えば1mm程度の厚
さであるスペーサ11−2を交互に重ね合せて積層し、
筒形状の回転層流ファン本体11を構成している。さら
にこの筒状である回転層流ファン本体11の内径は、そ
の軸方向に沿って同径であるが、その外径は、吸気側A
より吐気側Bに向って漸次小さくなるように各環状円盤
11−1の大きさが設定されている。すなわち回転層流
ファン本体11を構成する各環状円盤11−1の面積
(大きさ)は、吐気側Bより吸気側Aに向って次第に大
きくなるように設定されているものである。
【0009】ファンケース12は、互いに平行配置され
る吸気側壁板12−1と吐気側壁板12−2を有し、そ
の吸気側壁板12−1の中央部には前記回転層流ファン
本体11の内孔に通じる吸気口13が穿設されており、
また吐気側壁板12−2の中央部にはモータ14の取付
部15が形成され、この取付部15の周囲には環状の吐
出口16が形成されている。17は吐気側壁板12−2
の外周部と前記取付部15を連結している連結部を示
す。
【0010】次に本実施例のモータ14構造について、
図4、図5を基にして具体的に述べる。
【0011】14−1はファンケース12の側面に形成
されている取付部15に固定される機台であって、この
機台14−1の中央部には、水平方向の軸受筒14−2
が突設して、その機台14−1と一体形成されており、
その軸受筒14−2内には、回転軸14−3が、ベアリ
ング14−4を介して回転可能に支持されている。軸受
筒14−2の外周囲方向には、複数対の磁極14−6が
形成され、それらの磁極には、ボビン14−12を介し
て励磁コイル14−5が巻回されている。上記励磁コイ
ル14−5は、機台14−1に固定されている回路板1
4−7上の駆動回路14−8に接続されている。
【0012】14−9は椀形状をしたロータであって、
この椀状ロータの中央部は、前記回転軸14−3の上端
部に固定支持されて、その回転軸14−3により回転可
能に保持されている。この椀状ロータ14−9の内周面
には、磁気ケース14−10を介して前記磁極14−6
に対応する環状マグネット14−11が固定されてお
り、さらにこの椀状ロータ14−9の外側面には、前記
スペーサ11−2を介して、前記の回転層流ファン本体
11の図2において左端に位置されている環状円板11
−1が固定されているものである。
【0013】従って駆動回路14−8により励磁コイル
14−5に駆動電流(励磁電流)が印加されれば、各磁
極14−6には回転磁界が生じ、この結果ロータ14−
9が回転し、このロータ14−9の回転力で回転層流フ
ァン本体11が回転されるものである。
【0014】前記モータ14の駆動軸は回転層流ファン
本体11に固定されて該モータ14により回転層流ファ
ン本体11を回転させるものである。18は前記の吸気
側壁板12−1と吐気側壁板12−2とを結合する周壁
であって、この周壁18の内径は、吸気側壁板12−1
側より吐気側壁板12−2側に向って広くなるようなテ
ーパー形状となしているものである。
【0015】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、モータ14の駆動によって、回
転層流ファン本体11を回転させると、吸気口13より
吸入されたエアーは回転層流ファン本体11の遠心力に
より放射方向へ放出されるが、この放出エアーはテーパ
ー形状の周壁18内面に吹き突って変向し吐出口16よ
り吹き出されるものである。
【0016】このように本実施例にあっては、回転層流
ファン本体の回転により、その回転層流ファン本体の周
面から放出されるエアーは、テーパー形状の周壁18に
案内されて吸気方向と同方向に吹き出される。またその
回転層流ファン本体の外周面は、吸気口側より吐出口側
に沿って外形が次第に小さく形成されていることから、
回転層流ファン本体11の軸方向吸気側では比較的強力
なエアー放出力が生じ、また吐出側では比較的弱力なエ
アー放出力となるが、その放出エアーを案内する周壁1
8の内壁面は、吐出口側に向って漸次広くなるように形
成されていることから、吐出口16の半径方向に沿った
エアー吹き出し分布は、略均一となり、この層流ファン
構造によれば、吸気方向と同方向の吐気流が得られ、か
つその吐気流はファンケースに設けられている吐出口の
全面より略均一分布である放出エアーが得られるもので
ある。
【0017】また上記ファン構造にあっては、ファンケ
ース12の内部に回転層流ファン本体11をケース12
と同軸に配置し、この回転層流ファン本体11の端部
に、該回転層流ファン本体を回転せしめるためのモータ
14を設けたものであるから、そのファンの外径は、回
転層流ファン本体11の外径よりやや大きい内径である
ケース12の外径に設定することができ、さらにその回
転層流ファン本体11の内径は、エアー通路を確保する
口径に作成することができるので、そのファンの全体形
状を小型に構成することができ、例えばコンピュータ等
の狭まい空間で設備使用するファンとして有利である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、吸気側壁板12
−1と、吐気側壁板12−2との間に回転層流ファン本
体11をモータ14にて回転自在に収容するファンケー
ス12を備えたファンにおいて、前記回転層流ファン本
体の回転軸線上に、その軸線と直交するようにして開口
する吸気口13を吸気側壁板に設け、上記吸気口13と
平行し、かつ上記軸線を中心として形成される環状の吐
出口16を吐気側壁板12−2に設け、さらに上記吸気
側壁板12−1と吐気側壁板12−2との間を、内径が
吸気側壁板より吐気側壁板に向って広径となるテーパー
形状の周壁板18を設け、該ファンケース12内で回転
自在に保持される回転層流ファン本体11は、その外径
が吸気側壁板より吐気側壁板に向って漸次小径となるよ
うに形成せしめた層流ファンであるから、これによれば
またその回転層流ファン本体の外周面は、吸気口側より
吐出口側に沿って外形が小さく形成されていることか
ら、回転層流ファン本体11の軸方向吸気側では比較的
強力なエアー放出力が生じ、また吐出側では比較的弱力
なエアー放出力となるが、その放出エアーを案内する周
壁18の内壁面は、吐出口側に向って漸次広くなるよう
に形成されていることから、吐出口16の半径方向に沿
ったエアー吹き出し分布は、略均一となり、この層流フ
ァン構造によれば、吸気方向と同方向の吐気流が得ら
れ、かつその吐気流はファンケースに設けられている吐
出口の全面より略均一分布である放出エアーが得られる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の層流ファンの構造説明図
【図2】本発明実施例の層流ファンの構造説明図。
【図3】本発明実施例のファンケースの吐出面を示した
説明図。
【図4】モータの内部構造を示した断面図。
【図5】モータの内部構造を示した側断面図。
【符号の説明】
11…回転層流ファン本体 11−1…環状円盤 11−2…スペーサ 12…ファンケース 12−1…吸気側壁板 12−2…吐気側壁
板 13…吸気口 14…モータ 14−1…機台 14−2…軸受筒 14−3…回転軸 14−4…ベアリン
グ 14−5…励磁コイル 14−6…磁極 14−7…回路板 14−8…駆動回路 14−9…ロータ 14−10…磁気ケ
ース 14−11…マグネット 14−12…ボビン 14…取付部 16…吐出口 17…連結部 18…周壁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤松克志 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 橋本俊明 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株 式会社カンセイ内 (72)発明者 佐藤昭助 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株 式会社カンセイ内 (72)発明者 内田孝志 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株 式会社カンセイ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 25/08 F04D 17/10 F04D 17/16 F04D 17/08 F04D 23/00 F04D 1/00 F04D 1/08 F04D 5/00 F04D 29/44 F04D 29/28 F04D 29/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気側壁板(12−1)と、吐気側壁板
    (12−2)との間に回転層流ファン本体(11)をモ
    ータ(14)にて回転自在に収容するファンケース(1
    2)を備えたファンにおいて、前記回転層流ファン本体
    の回転軸線上に、その軸線と直交するようにして開口す
    る吸気口(13)を吸気側壁板に設け、上記吸気口(1
    3)と平行し、かつ上記軸線を中心として形成される環
    状の吐出口(16)を吐気側壁板(12−2)に設け、
    さらに上記吸気側壁板(12−1)と吐気側壁板(12
    −2)との間を、内径が吸気側壁板より吐気側壁板に向
    って広径となるテーパー形状の周壁板(18)を設け、
    該ファンケース(12)内で回転自在に保持される回転
    層流ファン本体(11)は、その外径が吸気側壁板より
    吐気側壁板に向って漸次小径となるように形成せしめた
    ことを特徴とするファン。
  2. 【請求項2】 前記モータ(14)は、機台に環状配置
    された複数個の励磁コイル(14−5)と、該励磁コイ
    ル(14−5)を包囲するようにその周囲に回転可能に
    配設されかつ内面にマグネット(14−11)が固定さ
    れると共に回転層流ファン本体(11)に結合された椀
    状ロータ(14−9)とを有することを特徴とする請求
    項1記載のファン。
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